二級ボイラー技士 全分野の一問一答
📖 二級ボイラー技士「全分野」の全319問と解説(一覧)
二級ボイラー技士の全分野に関する一問一答(全319問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.二級ボイラー技士は、伝熱面積25m2以上のボイラーの取扱作業主任者となることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。二級ボイラー技士が取扱作業主任者となれるのは伝熱面積の合計が25m2未満のボイラーに限られる(25〜500m2未満は一級、500m2以上は特級)。なお取扱い(操作)自体はボイラー技士であれば伝熱面積に関係なく行え、25m2の制限は作業主任者の選任範囲である。
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問2.小規模ボイラーの取扱いには、ボイラー技士免許は不要である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。小規模ボイラー(胴の内径750mm以下かつ長さ1,300mm以下の蒸気ボイラー、伝熱面積3m2以下の蒸気ボイラー、伝熱面積14m2以下の温水ボイラー等)はボイラー取扱技能講習の修了者が取り扱える。ボイラー技士免許は不要(特別教育で足りるのは小型ボイラー)。
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問3.ボイラー取扱作業主任者は、ボイラー技士免許を受けた者の中から選任する。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー(小型ボイラーを除く)の取扱作業主任者は、ボイラー技士免許を持つ者から選任しなければなりません。
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問4.ボイラー技士免許には有効期限があり、定期的に更新する必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー技士免許に有効期限はなく、一度取得すれば生涯有効です。更新手続きは不要です。
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問5.ボイラーの設置届は、設置工事完了後30日以内に届け出る。
正解:×(誤り)
解説:誤り。設置届は「設置工事開始の30日前まで」(完了後ではない)に所轄労働基準監督署長へ届出。
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問6.ボイラーの落成検査は、都道府県労働局長が行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラーの落成検査は、所轄労働基準監督署長が行います。構造検査は登録製造時等検査機関が行います。
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問7.ボイラーの性能検査は、3年以内ごとに1回受ければよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。性能検査は「1年以内ごとに1回」(3年ではない)。検査証の有効期間は1年。
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問8.ボイラー検査証を受けていないボイラーは使用してはならない。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー(小型ボイラーを除く)は、有効なボイラー検査証がなければ使用してはなりません。
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問9.ボイラー室の出入口は、1か所あれば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー室には「2以上の出入口」が必要(緊急時の避難経路確保のため)。
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問10.ボイラー室には、関係者以外の者がみだりに立ち入ることを禁止する表示をする。
正解:○(正しい)
解説:事業者はボイラー室に関係者以外の立入禁止の表示を行い、安全を確保する義務があります。
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問11.ボイラーの安全弁は、最高使用圧力を超えても作動しないように調整する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全弁は「最高使用圧力以下で作動」するよう調整(超過時に蒸気放出して圧力を抑える)。
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問12.ボイラーの水面計は、蒸気ボイラーに1個あれば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水面計は蒸気ボイラーに「2個以上」取付け(水位確認の冗長化)。
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問13.ボイラーの自動制御装置は、定期的に点検する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:自動制御装置(水位制御、圧力制御、燃焼制御等)は定期点検により正常に作動することを確認します。
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問14.事業者は、ボイラーの取扱いに関する定期的な教育を行う義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。事業者は労働安全衛生法に基づき、ボイラー取扱い作業者に対して必要な安全衛生教育を行う義務があります。
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問15.ボイラーの附属品の管理は、ボイラー取扱作業主任者の職務に含まれる。
正解:○(正しい)
解説:取扱作業主任者は、圧力計・水面計・安全弁等の附属品の機能保持に関する管理を行う職務を担います。
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問16.ボイラーに異常が発生した場合の処置は、取扱作業主任者の職務である。
正解:○(正しい)
解説:取扱作業主任者は、ボイラーに異常を認めた場合の必要な措置を講じることが職務として定められています。
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問17.小型ボイラーには、ボイラー検査証が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。小型ボイラーは「検査証不要」(より小規模なものは届出制)。
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問18.ボイラーの変更届は、変更工事開始後に届け出ればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラーの変更届は変更工事開始前に所轄労働基準監督署長に届け出なければなりません。
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問19.二級ボイラー技士試験の受験には、3年以上の実務経験が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。二級ボイラー技士試験は「実務経験不要」で受験可能(合格後の免許取得時に実務経験等の要件あり)。
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問20.ボイラーの清掃・修繕を行うときは、ボイラーの内部を冷却し圧力を大気圧にする。
正解:○(正しい)
解説:清掃や修繕時には、火傷や蒸気噴出の危険を防ぐため、十分に冷却し圧力を大気圧にしてから作業します。
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問21.鋼製ボイラーの構造規格は、労働安全衛生法に基づいて定められている。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー及び圧力容器安全規則、ボイラー構造規格は労働安全衛生法に基づく法令です。
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問22.ボイラーを休止しようとするときは、届出が必要である。
正解:○(正しい)
解説:ボイラーを休止しようとする場合は、ボイラー検査証とともに休止報告を所轄労働基準監督署長に提出します。
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問23.使用を廃止したボイラーについても、ボイラー検査証は返還しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。廃止時は「検査証を返還」する義務(労働安全衛生規則)。
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問24.ボイラー取扱作業主任者の選任は、所轄労働基準監督署長に届け出なければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー取扱作業主任者の選任については、所轄労働基準監督署長への届出義務はありません。作業主任者の氏名等を掲示する義務はあります。
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問25.蒸気ボイラーの最高使用圧力は、安全弁・圧力計・水面計等の性能を基に定められる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。最高使用圧力はボイラー本体の構造(材料の許容応力・板厚・胴の径等)から算定されます。附属品の性能ではありません。
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問26.ボイラー取扱作業主任者は、ボイラーの最大使用圧力に応じた級の免許が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー取扱作業主任者に必要な免許の級は、最大使用圧力ではなく伝熱面積の合計に応じて決まります。
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問27.簡易ボイラーは、ボイラー及び圧力容器安全規則の適用対象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。簡易ボイラーは「ボイラー及び圧力容器安全規則の適用を受けない」小規模機器。
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問28.ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、性能検査を受けなければならない。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー検査証の有効期間の更新には、登録性能検査機関による性能検査を受ける必要があります。
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問29.ボイラーの据付位置を変更した場合でも、落成検査を受ける必要はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラーの据付位置を変更した場合は、落成検査を受ける必要があります。設置場所の変更は安全に関わる重要な変更です。
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問30.移動式ボイラーは、必ず固定のボイラー室に設置しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。移動式ボイラーは「ボイラー室への設置義務は適用されない」(移動性確保のため)。
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問31.ボイラー室の天井の高さは、ボイラー最上部から0.5m以上で足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー室天井は最上部から「1.2m以上」(0.5mではない)。
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問32.構造検査は、ボイラーの製造段階で行われる検査である。
正解:○(正しい)
解説:構造検査はボイラーの製造時に登録製造時等検査機関が行う検査で、溶接・材料・構造が規格に適合しているか確認します。
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問33.一級ボイラー技士免許があれば、すべてのボイラーの取扱作業主任者になることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。一級ボイラー技士は伝熱面積500m2未満のボイラーの取扱作業主任者になれますが、500m2以上は特級ボイラー技士が必要です。
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問34.ボイラーの溶接による変更工事を行った場合は、変更検査を受けなければならない。
正解:○(正しい)
解説:ボイラーの溶接による変更工事を行った場合は、所轄労働基準監督署長による変更検査を受ける必要があります。
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問35.給水装置は、ボイラーごとに独立して設けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。複数のボイラーに共通の給水装置を設けることが認められています。ただし各ボイラーへの給水が確実に行える構造でなければなりません。
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問36.ボイラー取扱作業主任者には、最低水位の保持に関する義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。主任者は「最低水位の保持」に注意する義務あり(労働安全衛生法)。
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問37.ボイラーの燃焼室を変更する場合、変更届を提出する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:燃焼室はボイラーの主要部分であり、変更する場合は変更届の提出と変更検査が必要です。
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問38.貫流ボイラーのうち一定の規模以下のものは、小型ボイラーに該当する場合がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。貫流ボイラーで伝熱面積5m²以下(気水分離器を有するものは、その内径200mm以下かつ内容積0.02m³以下)でゲージ圧力1MPa以下のものは小型ボイラーに該当する。
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問39.ボイラー室内には、必要のない引火しやすいものを持ち込んではならない。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー室内に不要な引火性物質を持ち込むことは火災・爆発の危険があるため、法令で禁止されています。
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問40.温水ボイラーの返り管は、凍結しない措置を講じなければならない。
正解:○(正しい)
解説:温水ボイラーの返り管が凍結するとボイラー水の循環が停止し危険なため、凍結防止の措置が必要です。
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問41.ボイラー技士の免許は、本籍地の都道府県労働局長から交付される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー技士の免許は本籍地に関係なく、都道府県労働局長から交付されます。住所地を管轄する都道府県労働局長に申請します。
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問42.蒸気ボイラーの安全弁は、ボイラー本体の容易に検査できる位置に直接取り付ける。
正解:○(正しい)
解説:安全弁はボイラー本体に直接取り付け、容易に検査・調整ができる位置でなければなりません。弁と胴の間にバルブを設けてはなりません。
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問43.ボイラーの吹出し装置は、最大蒸発量が毎時30kg以下のボイラーでは省略できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吹出し装置の設置はボイラーの規模に関わらず必要です。ボイラー水中の不純物を排出するために吹出し管・弁を設けなければなりません。
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問44.伝熱面積の算定に含まれないものはどれか。
- ア.煙管の外面
- イ.エコノマイザの伝熱面
- ウ.水管の外面
- エ.炉筒の伝熱面
正解:イ.エコノマイザの伝熱面
解説:エコノマイザ(節炭器)の伝熱面はボイラーの伝熱面積の算定に含まれません。煙管・水管・炉筒の伝熱面は算入されます。
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問45.ボイラー取扱作業主任者の職務として、法令で定められていないものはどれか。
- ア.圧力・水位・燃焼状態の監視
- イ.安全弁の機能の保持
- ウ.排出されるばい煙の測定
- エ.ボイラー室の清掃と整理整頓
正解:ウ.排出されるばい煙の測定
解説:ばい煙の測定は大気汚染防止法に基づく義務であり、ボイラー取扱作業主任者の職務として安衛法で定められたものではありません。
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問46.ボイラーの検査に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.落成検査は登録製造時等検査機関が行う
- イ.性能検査は所轄労働基準監督署長が行う
- ウ.構造検査は所轄労働基準監督署長が行う
- エ.性能検査は登録性能検査機関が行う
正解:エ.性能検査は登録性能検査機関が行う
解説:性能検査は登録性能検査機関が行います。構造検査は登録製造時等検査機関、落成検査は所轄労働基準監督署長が行います。
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問47.ボイラーの設置に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.ボイラー室は必ず建物の最上階に設ける
- イ.ボイラーの胴の最上部からは天井まで1.2m以上確保する
- ウ.ボイラー室には2以上の出入口を設ける
- エ.ボイラーの外壁から壁までの距離は0.45m以上とする
正解:ア.ボイラー室は必ず建物の最上階に設ける
解説:ボイラー室の設置階についてそのような規定はありません。ボイラーは地下や1階等に設置されることが一般的です。
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問48.次のうち、ボイラーの定期自主検査について正しいものはどれか。
- ア.定期自主検査は3年以内ごとに1回行う
- イ.定期自主検査は1月以内ごとに1回行う
- ウ.定期自主検査の記録は1年間保存する
- エ.定期自主検査は性能検査で代替できる
正解:イ.定期自主検査は1月以内ごとに1回行う
解説:事業者はボイラーについて1月以内ごとに1回、定期自主検査を行い、その記録を3年間保存しなければなりません。
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問49.ボイラーの附属品の管理について、正しいものはどれか。
- ア.圧力計の目盛盤に最高使用圧力の表示は不要である
- イ.水面計は1個設置すれば法的要件を満たす
- ウ.温水ボイラーには安全弁または逃がし弁を取り付ける
- エ.吹出し管は2基以上のボイラーで共用してよい
正解:ウ.温水ボイラーには安全弁または逃がし弁を取り付ける
解説:温水ボイラーには安全弁または逃がし弁を取り付けなければなりません。圧力計には最高使用圧力を赤線で表示し、水面計は原則2個以上必要です。
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問50.二級ボイラー技士が取扱作業主任者になれるボイラーの伝熱面積の合計として、正しいものはどれか。
- ア.10m2未満
- イ.500m2未満
- ウ.50m2未満
- エ.25m2未満
正解:エ.25m2未満
解説:二級ボイラー技士は伝熱面積の合計が25m2未満のボイラーの取扱作業主任者に選任されることができます。25m2以上は一級以上が必要です。
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問51.落成検査は、ボイラーの設置工事が完了したときに所轄労働基準監督署長が行う検査である。
正解:○(正しい)
解説:落成検査はボイラーの設置後、使用開始前に所轄労働基準監督署長が行う検査で、設置状態の適合性や安全弁の作動試験等を確認します。
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問52.性能検査に合格しても、ボイラー検査証の有効期間は更新されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。性能検査合格で「検査証の有効期間が更新」されます(1年延長)。
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問53.変更検査は、ボイラーの溶接による変更工事を行った場合に所轄労働基準監督署長が行う検査である。
正解:○(正しい)
解説:変更検査はボイラーの胴・鏡板・管板・炉筒・火室等の溶接による変更工事を行った後に、所轄労働基準監督署長が行う検査です。
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問54.使用検査は、外国から輸入したボイラーを国内で使用する際に必要な検査である。
正解:○(正しい)
解説:使用検査は構造検査を受けていないボイラー(輸入品や他の用途から転用するもの等)を使用する際に、都道府県労働局長が行う検査です。
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問55.ボイラーの安全弁の吹出し圧力は、最高使用圧力の1.05倍以下に調整する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全弁の吹出し圧力はボイラーの最高使用圧力以下に調整しなければなりません。1.05倍ではなく、最高使用圧力そのものが上限です。
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問56.蒸気ボイラーに2個の安全弁を設ける場合、両方とも最高使用圧力の20%増以下で作動させる。
正解:×(誤り)
解説:2個の安全弁は「1個は最高使用圧力以下、もう1個は3%増以下」で作動(20%増は誤り)。
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問57.ボイラーの水面計のガラスが破損した場合は、直ちにボイラーの使用を停止しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水面計が2個以上設置されている場合、1個のガラスが破損しても他方で水位を確認できるため、直ちに使用停止の義務はありません。ただし速やかに修理する必要があります。
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問58.圧力計の目盛盤の大きさは、圧力計の見やすい位置に取り付けた場合に最大目盛の数値を確認できる大きさでなければならない。
正解:○(正しい)
解説:圧力計は見やすい位置に取り付け、目盛盤の大きさは使用位置から最大目盛を確認できる十分な大きさが必要です。
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問59.ボイラーには、最大蒸発量より少ない吹出し量の安全弁を設ければ足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全弁は「最大蒸発量以上の吹出し量」のものを設ける必要あり(少ないと圧力放出不足)。
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問60.定期自主検査の記録は、1年間保存すれば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。定期自主検査記録は「3年間」保存(1年ではない)。
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問61.ボイラー取扱作業主任者は、ボイラー室に掲示しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:事業者はボイラー取扱作業主任者を選任したときは、その氏名をボイラー室の見やすい場所に掲示しなければなりません。
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問62.ボイラーの外壁から壁・配管等までの距離は、最低0.1m確保すれば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。外壁からの距離は「最低0.45m以上」(0.1mではない)。点検・整備のため。
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問63.胴の内径が1500mm以下で長さが2000mm以下のボイラーは、小規模ボイラーに該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。小規模ボイラーは「胴内径750mm以下・長さ1300mm以下」(1500mm・2000mmは大きすぎ)。
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問64.ボイラーの性能検査を受ける際は、ボイラー検査証を提出しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:性能検査を受ける際には、ボイラー検査証を登録性能検査機関に提出する必要があります。合格後に有効期間が更新されて返還されます。
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問65.ボイラー水の吹出し管は、他のボイラーの吹出し管と共用してはならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。複数のボイラーの吹出し管は共通の排出管に接続できますが、各ボイラーの吹出し弁は独立して設ける必要があります。排出先の共用は認められています。
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問66.ボイラーの検査証の有効期間の延長は、整備状況が良好であると認められた場合に行われることがある。
正解:○(正しい)
解説:ボイラーの整備状況が良好で安全に使用できると認められた場合、登録性能検査機関はボイラー検査証の有効期間を最長2年まで延長できます。
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問67.ボイラー室の床面積は、ボイラーの伝熱面積に応じて最低面積が規定されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー室の床面積について伝熱面積に応じた最低面積の規定はありません。ただし、ボイラーの外壁から壁や配管までの距離、天井の高さなどの寸法規定があります。
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問68.ボイラーの開放検査は、性能検査の一部として行われることがある。
正解:○(正しい)
解説:性能検査では必要に応じてボイラーの内部を開放して検査が行われます。水圧試験や内部の腐食・スケールの状態確認などが含まれます。
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問69.事業者は、ボイラーを設置したときは遅滞なく設置報告書を提出しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラーの設置届は設置工事開始の30日前までに提出する必要があります。設置後ではなく事前届出です。小型ボイラーは設置後に設置報告書を提出します。
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問70.ボイラーの据付基礎工事は、設置届の添付書類としてボイラー据付位置図が必要である。
正解:○(正しい)
解説:ボイラーの設置届には、ボイラー明細書、ボイラー室及びその周囲の状況を示す図面(据付位置図)などの書類を添付する必要があります。
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問71.自動給水調整装置を有するボイラーでは、給水装置の作動状態の監視を省略できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。自動装置でも「給水装置の作動状態監視は省略不可」(故障時の対応のため)。
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問72.ボイラーの検査の種類と実施者の組合せとして、正しいものはどれか。
- ア.構造検査 ─ 所轄労働基準監督署長
- イ.落成検査 ─ 登録製造時等検査機関
- ウ.変更検査 ─ 都道府県労働局長
- エ.性能検査 ─ 登録性能検査機関
正解:エ.性能検査 ─ 登録性能検査機関
解説:性能検査は登録性能検査機関が行います。構造検査は登録製造時等検査機関、落成検査と変更検査は所轄労働基準監督署長が行います。
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問73.安全弁の規格に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.安全弁と胴の間にバルブを設けて検査時に閉止できるようにする
- イ.吹出し量の合計はボイラーの最大蒸発量以上とする
- ウ.安全弁の排気は屋外の安全な場所に導く
- エ.吹出し圧力は最高使用圧力以下に調整する
正解:ア.安全弁と胴の間にバルブを設けて検査時に閉止できるようにする
解説:安全弁と胴との間にはバルブやコックを設けてはなりません。安全弁が常時作動できる状態を確保するためです。
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問74.ボイラー取扱作業主任者の職務に含まれないものはどれか。
- ア.圧力・水位・燃焼状態の監視
- イ.ボイラーの構造検査への立ち会い
- ウ.1日1回以上の水面計の機能試験
- エ.安全弁の機能の保持
正解:イ.ボイラーの構造検査への立ち会い
解説:構造検査はボイラーの製造段階で登録製造時等検査機関が行うものであり、取扱作業主任者の職務とは関係ありません。取扱作業主任者は運転中の監視・管理が主な職務です。
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問75.ボイラーの法定検査に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.性能検査は2年に1回受ければよい
- イ.構造検査は使用開始後に行われる
- ウ.落成検査に合格するとボイラー検査証が交付される
- エ.変更検査は登録性能検査機関が行う
正解:ウ.落成検査に合格するとボイラー検査証が交付される
解説:落成検査に合格すると所轄労働基準監督署長からボイラー検査証が交付され、ボイラーを使用できるようになります。性能検査は原則1年以内ごとに受けます。
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問76.ボイラーの伝熱面積の算定に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.過熱器の伝熱面は算入する
- イ.エコノマイザの伝熱面は算入する
- ウ.空気予熱器の伝熱面は算入する
- エ.水管や煙管の燃焼ガスに触れる面を算入する
正解:エ.水管や煙管の燃焼ガスに触れる面を算入する
解説:ボイラーの伝熱面積は、火炎や燃焼ガスに触れる面の水管・煙管・炉筒等の面積を算入します。エコノマイザ、空気予熱器、過熱器は伝熱面積に算入しません。
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問77.ボイラーの定期自主検査に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.労働基準監督署への報告が義務付けられている
- イ.記録を3年間保存する
- ウ.1月以内ごとに1回行う
- エ.ボイラー本体、燃焼装置、自動制御装置等を検査する
正解:ア.労働基準監督署への報告が義務付けられている
解説:定期自主検査の結果を労働基準監督署に報告する義務はありません。事業者が自主的に検査を実施し、記録を3年間保存する義務があります。
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問78.ボイラー室の設置基準に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.ボイラー室には窓を設ける義務がある
- イ.ボイラーの最上部から天井まで1.2m以上確保する
- ウ.出入口は1か所あれば法的要件を満たす
- エ.ボイラー室は必ず耐火構造にしなければならない
正解:イ.ボイラーの最上部から天井まで1.2m以上確保する
解説:ボイラーの最上部からボイラー室の天井や配管等までの距離は1.2m以上確保する必要があります。出入口は2以上必要です。
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問79.ボイラー技士免許に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.二級ボイラー技士試験には実務経験が必要である
- イ.一級ボイラー技士は伝熱面積500m2以上のボイラーの取扱作業主任者になれる
- ウ.特級ボイラー技士は伝熱面積に関わらずすべてのボイラーの取扱作業主任者になれる
- エ.ボイラー技士免許は5年ごとに更新が必要である
正解:ウ.特級ボイラー技士は伝熱面積に関わらずすべてのボイラーの取扱作業主任者になれる
解説:特級ボイラー技士は伝熱面積に制限なくすべてのボイラーの取扱作業主任者になれます。一級は500m2未満、二級は25m2未満が上限です。免許に有効期限はなく更新不要です。
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問80.次のうち、ボイラーの変更届が必要な変更工事に該当しないものはどれか。
- ア.胴の溶接による修繕
- イ.鏡板の取替え
- ウ.管板の溶接による変更
- エ.安全弁のばね交換
正解:エ.安全弁のばね交換
解説:安全弁のばね交換は附属品の整備であり、ボイラー本体の溶接による変更工事には該当しないため変更届は不要です。胴・鏡板・管板の溶接工事は変更届と変更検査が必要です。
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問81.丸ボイラーは、水管ボイラーに比べて一般に保有水量が少ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。丸ボイラーは保有水量が「多い」(胴のサイズ大、水容量大)。少ないのは水管ボイラー(特に貫流式)。
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問82.水管ボイラーは、丸ボイラーに比べて高圧・大容量に適している。
正解:○(正しい)
解説:水管ボイラーは細い水管内に水を通す構造のため、高圧に耐えやすく、大容量の蒸気発生に適しています。
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問83.炉筒煙管ボイラーは、水管と煙管を組み合わせた水管ボイラーである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。炉筒煙管ボイラーは「炉筒と煙管を組み合わせた丸ボイラー」(水管ボイラーではない)。
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問84.鋳鉄製ボイラーは、蒸気ボイラーとして広く使用されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋳鉄製ボイラーは主に温水ボイラーとして暖房用に使用されます。鋳鉄は脆いため高圧蒸気には適しません。
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問85.貫流ボイラーは、ドラムを2つ持つ二胴形のボイラーである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。貫流ボイラーは「ドラムを持たず」管の一端から給水し他端から蒸気を取り出す(二胴形ではない)。
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問86.ボイラーの伝熱面積とは、火炎や燃焼ガスに触れる面の面積をいう。
正解:○(正しい)
解説:伝熱面積は、燃焼ガス等に触れて熱を水や蒸気に伝える面の面積で、ボイラーの大きさを表す基準の一つです。
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問87.水管ボイラーの水管内には燃焼ガスが通る。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水管ボイラーの水管内には水・蒸気が通ります。燃焼ガスは水管の外側を通過して熱を伝えます。
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問88.煙管ボイラーの煙管内には燃焼ガスが通る。
正解:○(正しい)
解説:煙管ボイラーでは、煙管の内側を燃焼ガスが通り、外側の水に熱を伝えます。水管ボイラーとは逆の構造です。
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問89.エコノマイザは、燃焼用空気の予熱装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。エコノマイザは「給水を予熱」する装置。空気予熱は「空気予熱器」。
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問90.空気予熱器は、給水を予熱する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空気予熱器は「燃焼用空気を予熱」する装置(給水予熱はエコノマイザ)。
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問91.過熱器は、ボイラーで発生した過熱蒸気を冷却して飽和蒸気にする装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。過熱器は「飽和蒸気を加熱して過熱蒸気にする」装置(冷却ではない)。
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問92.ボイラーの胴の周方向の継手は、長手方向の継手より大きな強度が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。応力(フープ応力)は周方向に2倍かかるため、「長手方向継手」がより強度必要。記述が逆。
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問93.安全弁は、ボイラー内の圧力が所定の値を超えた場合に自動的に蒸気を放出する装置である。
正解:○(正しい)
解説:安全弁はボイラーの過圧防止のため、設定圧力を超えると自動的に開いて蒸気を逃がし、圧力を下げます。
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問94.圧力計は、ボイラーの蒸気部分に直接取り付けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力計はサイホン管(水柱管)を介して取り付け、高温の蒸気が直接ブルドン管に触れないようにします。
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問95.水面計は、ボイラー内の水位を外部から確認するための装置である。
正解:○(正しい)
解説:水面計はボイラーの水位を外部から監視するための計器で、蒸気ボイラーには2個以上の取り付けが原則です。
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問96.吹出し装置は、ボイラー水中に空気を送り込むために使用する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吹出し装置は「ボイラー水中の不純物・スラッジを排出」する装置(空気を送り込むのではない)。
-
問97.ボイラーの水位が高すぎると、蒸気に水滴が混入するキャリオーバが発生しやすい。
正解:○(正しい)
解説:水位が高いと蒸気室の空間が不足し、水滴が蒸気に混入するキャリオーバ(プライミング)が起こりやすくなります。
-
問98.ステーは、燃焼ガスの流路を制御するために使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ステーは「平板部分の補強」に使われる構造部材(燃焼ガス制御ではない)。
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問99.自然循環式水管ボイラーでは、ポンプを用いて水を強制循環させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。自然循環式は「水と蒸気の密度差」で循環(ポンプ強制ではない、それは強制循環式)。
-
問100.強制循環式水管ボイラーは、循環ポンプを用いてボイラー水を循環させる。
正解:○(正しい)
解説:強制循環式は、循環ポンプにより水管内のボイラー水を強制的に循環させる方式です。
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問101.ボイラーに使用する鋼材は、温度が高くなるほど引張強さが増加する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋼材は約350℃を超えると引張強さが低下し始め、高温になるほど強度が落ちます。クリープ現象にも注意が必要です。
-
問102.膨張タンクは、蒸気ボイラーの蒸気の体積膨張を吸収するために設ける。
正解:×(誤り)
解説:誤り。膨張タンクは「温水ボイラーの温水の体積膨張」を吸収(蒸気ではない)。
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問103.ブルドン管圧力計は、断面が楕円形の管が圧力により変形することを利用して圧力を測定する。
正解:○(正しい)
解説:ブルドン管は断面楕円の金属管をC字型に曲げたもので、内部の圧力変化で管が変形する量から圧力を読み取ります。
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問104.逃がし弁は、蒸気ボイラーにおいて安全弁に代えて使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逃がし弁は「温水ボイラー」の安全弁代替(蒸気ボイラーは安全弁が必須)。
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問105.給水逆止め弁は、ボイラー水が給水管側に逆流するのを防ぐ装置である。
正解:○(正しい)
解説:給水逆止め弁はボイラー内の圧力が給水圧力より高くなった場合に、ボイラー水の逆流を防止します。
-
問106.立てボイラーは、狭い場所に設置できるという利点がある。
正解:○(正しい)
解説:立てボイラーは縦型の構造で据付面積が小さく、狭い場所への設置に適しています。
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問107.水管ボイラーの起動時間は、丸ボイラーに比べて一般に長い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水管ボイラーは「起動時間が短い」(保有水量が少なく短時間で蒸気発生)。丸ボイラーは長い。
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問108.鋳鉄製ボイラーは、セクションを組み合わせて構成されるため、伝熱面積の増減が容易である。
正解:○(正しい)
解説:鋳鉄製ボイラーはセクション(鋳鉄片)をボルト等で組み合わせた構造で、セクション数を変えることで能力を調整できます。
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問109.炉筒煙管ボイラーのウェットバック構造は、後部煙室が水に囲まれていない構造である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ウェットバックは「後部煙室が水に囲まれた構造」(囲まれていないのはドライバック)。
-
問110.多管式貫流ボイラーは、保有水量が極めて少ないため、起動時間が非常に短い。
正解:○(正しい)
解説:貫流ボイラーはドラムを持たず保有水量が極めて少ないため、起動から蒸気発生まで数分程度と非常に短時間です。
-
問111.ボイラーの管ステーは、平板の補強のため管板に植え込んで使用する。
正解:○(正しい)
解説:管ステーは煙管の一部をステーの役割も兼ねるもので、管板を内圧に対して補強します。
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問112.水側連絡管は、上部ドラムと下部ドラム(ヘッダ)を連結し蒸気を流すための管である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水側連絡管は降水管とも呼ばれ、上部ドラムから下部ドラムへボイラー水を導くための管です。蒸気ではなく水が流れます。
-
問113.蒸気配管中のドレン(凝縮水)を自動的に排出する装置はどれか。
- ア.減圧弁
- イ.安全弁
- ウ.蒸気トラップ
- エ.逆止め弁
正解:ウ.蒸気トラップ
解説:蒸気トラップは蒸気配管中のドレンを自動的に排出し、蒸気は通さずに凝縮水だけを分離排出する装置です。減圧弁は圧力調整、安全弁は過圧防止、逆止め弁は逆流防止の装置です。
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問114.水柱管は、給水を蓄える装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水柱管は「水面計・圧力計・水位検出器を取り付ける」管(給水蓄積ではない)。
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問115.減圧弁は、蒸気の圧力を必要な低い圧力に調整して供給するための装置である。
正解:○(正しい)
解説:減圧弁は高圧の蒸気を使用先に合わせた低い圧力に自動的に調整して供給する装置です。
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問116.ボイラーの胴板には、一般に炭素鋼が使用される。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー用材料として、胴板や鏡板にはSB材(ボイラー用炭素鋼板)やSM材が一般に使用されます。
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問117.インジェクタは、空気の力を利用して給水する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。インジェクタは「蒸気の力」を利用して給水する装置(空気ではない)。
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問118.リターンスタッドボルトは、鏡板の補強のために使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スタッドボルト(棒ステー)は平板部分の補強に使われますが、リターンスタッドボルトという用語は正式にはなく、ステーボルトやガセットステーが正しい呼称です。
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問119.飽和蒸気は、一定の圧力のもとで沸騰している水から発生する蒸気である。
正解:○(正しい)
解説:飽和蒸気はその圧力における飽和温度の蒸気で、水分を含まない乾き飽和蒸気と、微細な水滴を含む湿り蒸気があります。
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問120.比エンタルピとは、蒸気1m³あたりの保有熱量のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比エンタルピは「1kgあたり」の保有熱量(m³ではない)。
-
問121.圧力が高くなるほど、飽和蒸気の蒸発潜熱は大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力が高くなるほど飽和温度が上がり、蒸発潜熱(蒸発の比エンタルピ)はむしろ小さくなります。臨界圧力ではゼロになります。
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問122.ボイラーのドラム内に設ける気水分離器は、蒸気と水滴を分離して乾き度の高い蒸気を得るための装置である。
正解:○(正しい)
解説:気水分離器はドラム内に設置され、遠心力やバッフル板などにより蒸気から水滴を分離し、質の良い蒸気を取り出します。
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問123.平形反射式水面計は、ガラス板の反射・透過の違いを利用して水位を判別する。
正解:○(正しい)
解説:反射式水面計はガラス板の裏面に溝を刻み、水部では光が透過して暗く見え、蒸気部では光が反射して白く見えることで水位を判別します。
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問124.次のうち、丸ボイラーに分類されるものはどれか。
- ア.自然循環式水管ボイラー
- イ.貫流ボイラー
- ウ.強制循環式水管ボイラー
- エ.炉筒煙管ボイラー
正解:エ.炉筒煙管ボイラー
解説:炉筒煙管ボイラーは、胴の内部に炉筒と煙管を配置した丸ボイラーの代表的な形式です。他の選択肢はすべて水管ボイラーまたは貫流ボイラーに分類されます。
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問125.ボイラーの水循環について、正しいものはどれか。
- ア.水管ボイラーの水循環は、水と蒸気の密度差または循環ポンプにより行われる
- イ.強制循環式では水と蒸気の密度差のみで循環する
- ウ.自然循環式では循環ポンプが必要である
- エ.丸ボイラーには水循環は発生しない
正解:ア.水管ボイラーの水循環は、水と蒸気の密度差または循環ポンプにより行われる
解説:水管ボイラーの水循環は、自然循環式では水と蒸気の密度差を利用し、強制循環式では循環ポンプを使用します。
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問126.ボイラーの安全弁について、誤っているものはどれか。
- ア.蒸気ボイラーには安全弁を2個以上取り付ける
- イ.安全弁の排気は屋内に放出してよい
- ウ.安全弁の吹出し量はボイラーの最大蒸発量以上とする
- エ.安全弁は最高使用圧力以下で作動するよう調整する
正解:イ.安全弁の排気は屋内に放出してよい
解説:安全弁の排気は安全な場所に導き、屋外の安全な方向に放出しなければなりません。屋内への放出は危険です。
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問127.ボイラーに設けるスケールの付着防止対策として、適切でないものはどれか。
- ア.軟水器による給水の軟化処理
- イ.清缶剤の投入
- ウ.空気予熱器の設置
- エ.ブローの実施
正解:ウ.空気予熱器の設置
解説:空気予熱器は排ガスの熱で燃焼用空気を予熱する装置であり、スケール防止とは関係ありません。軟水器・清缶剤・ブローがスケール対策です。
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問128.次のうち、ボイラーの附属設備でないものはどれか。
- ア.エコノマイザ
- イ.過熱器
- ウ.空気予熱器
- エ.ターニングベーン
正解:エ.ターニングベーン
解説:ターニングベーンは空調ダクトの曲がり部に設ける整流板であり、ボイラーの附属設備ではありません。エコノマイザ・過熱器・空気予熱器はボイラーの効率向上のための附属設備です。
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問129.ボイラーの圧力計に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.圧力計は毎年1回以上の校正が義務づけられている
- イ.圧力計の目盛盤には最高使用圧力を示す位置に赤い線を入れる
- ウ.サイホン管を取り付けて蒸気が直接ブルドン管に入らないようにする
- エ.ブルドン管圧力計が一般に使用される
正解:ア.圧力計は毎年1回以上の校正が義務づけられている
解説:圧力計の校正について、法令上「毎年1回以上」の校正義務は明示されていません。ただし性能検査時等に精度の確認は求められます。
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問130.温水ボイラーに関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.温水ボイラーには安全弁を必ず取り付ける
- イ.開放型温水ボイラーには逃がし管を設ける
- ウ.温水ボイラーに膨張タンクは不要である
- エ.温水ボイラーの温水温度に制限はない
正解:イ.開放型温水ボイラーには逃がし管を設ける
解説:開放型温水ボイラーには、膨張した温水を逃がすための逃がし管を設けます。密閉型では膨張タンクや逃がし弁が必要です。
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問131.熱貫流率とは、隔壁を通して高温側から低温側へ熱が伝わる度合いを示す値であり、値が大きいほど伝熱性能が良い。
正解:○(正しい)
解説:熱貫流率(総括伝熱係数)Kは、伝熱面の両側の流体間で熱が伝わる総合的な能力を表し、値が大きいほど単位面積あたりの伝熱量が多くなります。
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問132.放射伝熱は、物体間の温度差がなくても生じる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。放射伝熱(輻射伝熱)は物体の温度に応じた電磁波の放射によって熱が伝わる現象で、温度差がなければ正味の熱移動は生じません。高温側から低温側へ放射の差分で伝わります。
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問133.水管ボイラーの水管は、丸ボイラーの胴に比べて管径が大きく低圧用に向く。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水管ボイラーの水管は「管径が小さく高圧に耐えやすい」(記述が逆)。
-
問134.丸ボイラーは水管ボイラーに比べて起動から蒸気発生までの時間が短い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。丸ボイラーは保有水量が多いため、起動してから全体の水が沸騰温度に達するまでに時間がかかります。水管ボイラーの方が保有水量が少なく起動時間が短いです。
-
問135.二胴形水管ボイラーは、上部ドラムと下部ドラム(またはヘッダ)を水管で連結した構造である。
正解:○(正しい)
解説:二胴形水管ボイラーは蒸気ドラム(上部)と水ドラム(下部)を多数の水管で連結し、水管内で水を加熱・蒸発させる構造です。
-
問136.炉筒煙管ボイラーのドライバック構造では、後部煙室がボイラー水で囲まれている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ドライバック構造は「後部煙室がボイラー水に接していない」(囲まれているのはウェットバック)。
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問137.曲管式水管ボイラーは、水管を曲げて配置することで伝熱面積を増大させている。
正解:○(正しい)
解説:曲管式水管ボイラーは水管を曲げて配置することで、同じスペースでも多くの伝熱面積を確保し、高い蒸気発生量を得ることができます。
-
問138.過熱器は燃焼ガスの温度が最も高い部分に設置するのが一般的である。
正解:○(正しい)
解説:過熱器は飽和蒸気をさらに加熱するため、燃焼ガス温度の高い部分(炉の出口付近や第一煙道など)に設置して高温の過熱蒸気を得ます。
-
問139.エコノマイザを設置すると、排ガス温度が低下しボイラー効率が向上する。
正解:○(正しい)
解説:エコノマイザは排ガスの余熱で給水を予熱するため、排ガスの持ち去る熱量が減少し、ボイラー全体の熱効率が向上します。
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問140.空気予熱器は、エコノマイザよりもボイラー排ガスの流れの上流側に設置する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。一般にエコノマイザの方が排ガス温度の高い側(上流側)に、空気予熱器は排ガス温度の低い側(下流側)に設置されます。空気予熱器の方が低温域で効果的だからです。
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問141.再生式空気予熱器は、蓄熱体を回転させて排ガスの熱を燃焼用空気に伝える方式である。
正解:○(正しい)
解説:再生式(回転式)空気予熱器は回転する蓄熱体が交互に排ガスと燃焼用空気に接触し、熱を蓄えて放出することで空気を予熱します。ユングストローム式が代表的です。
-
問142.ボイラーの伝熱面にスケールが付着すると、管壁温度が上昇して過熱損傷の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:スケールは熱伝導率が低いため伝熱を妨げ、スケール下の管壁が燃焼ガスの熱を水側に逃がせず過熱状態となり、膨出や破裂の原因になります。
-
問143.鋳鉄製ボイラーは、鋼製ボイラーに比べて腐食に弱い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋳鉄製は鋼製より「腐食に強い」(鋳鉄表面の保護皮膜による)。耐熱衝撃には弱い。
-
問144.安全弁の吹下がり圧力とは、安全弁が開いてから再び閉じるときの圧力降下量をいう。
正解:○(正しい)
解説:吹下がり圧力(ブローダウン)は、安全弁が開放する吹出し圧力と、再び閉止する吹止まり圧力との差のことで、安全弁の重要な性能指標です。
-
問145.ばね安全弁の調整ボルトを締め込むと、吹出し圧力は低下する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ばね安全弁の調整ボルトを締め込むとばねの圧縮力が増し、弁体を押さえる力が強くなるため、吹出し圧力は上昇します。
-
問146.二色水面計は、蒸気部を赤色、水部を緑色に表示して水位を確認する装置である。
正解:○(正しい)
解説:二色水面計は照明光の屈折率の違いを利用し、蒸気部を赤色、水部を緑色に表示することで、離れた場所からでも水位を容易に確認できます。
-
問147.遠隔指示水面計は、水面計の設置が困難な場所でボイラー水位を確認するために使用する。
正解:○(正しい)
解説:遠隔指示水面計は差圧式やフロート式などで水位を電気信号に変換し、離れた場所の指示計や制御盤で水位を監視できるようにする装置です。
-
問148.逃がし管の途中には、バルブやコックを取り付けてはならない。
正解:○(正しい)
解説:逃がし管は開放型温水ボイラーの安全装置であり、途中にバルブやコックを設けると閉塞の危険があるため取り付けてはなりません。
-
問149.蒸気トラップのうち、バケット式は機械式トラップに分類される。
正解:○(正しい)
解説:バケット式蒸気トラップはドレンと蒸気の密度差によりバケットが浮沈して弁を開閉する機械式(フロート式)トラップに分類されます。
-
問150.給水内管は、ボイラー胴内に設置し、給水がボイラー水と直接混合する前に予熱する役割がある。
正解:○(正しい)
解説:給水内管はボイラー胴内に設けた多孔管で、冷たい給水を胴内のボイラー水で予熱してから混合させ、熱応力の発生を防止します。
-
問151.管寄せ(ヘッダ)は、多数の水管を集合して蒸気や水を集配するための管である。
正解:○(正しい)
解説:管寄せ(ヘッダ)は多数の水管の端部を一か所に集合させ、水や蒸気の流れを集めたり分配したりするための太い管です。
-
問152.ボイラーの伝熱に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.対流伝熱は真空中でも生じる
- イ.放射伝熱は媒体を必要としない
- ウ.伝導伝熱は流体の移動により生じる
- エ.対流伝熱は固体内部で生じる
正解:イ.放射伝熱は媒体を必要としない
解説:放射伝熱(輻射伝熱)は電磁波によるエネルギー移動であり、真空中でも媒体なしに生じます。対流伝熱は流体の運動が必要で、伝導伝熱は物質内部の分子振動により生じます。
-
問153.水管ボイラーと丸ボイラーの比較として、誤っているものはどれか。
- ア.水管ボイラーは高圧・大容量に適している
- イ.丸ボイラーは保有水量が多く負荷変動に強い
- ウ.丸ボイラーは水管ボイラーより破裂時の被害が小さい
- エ.水管ボイラーは起動時間が短い
正解:ウ.丸ボイラーは水管ボイラーより破裂時の被害が小さい
解説:丸ボイラーは保有水量が多いため、万一破裂した場合には大量の高温水が一気に蒸気化し、水管ボイラーよりも被害が大きくなる可能性があります。
-
問154.過熱器に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.飽和蒸気を加熱して過熱蒸気にする
- イ.過熱蒸気はタービン駆動に適している
- ウ.対流過熱器と放射過熱器がある
- エ.過熱器管内にはボイラー水が流れる
正解:エ.過熱器管内にはボイラー水が流れる
解説:過熱器管内を流れるのはボイラー水ではなく蒸気です。飽和蒸気が過熱器管内を通る間に燃焼ガスの熱でさらに加熱され、過熱蒸気となります。
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問155.エコノマイザに関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.エコノマイザにより給水温度が上昇しボイラー効率が向上する
- イ.エコノマイザは燃焼室内に設置する
- ウ.エコノマイザ内で蒸気を過熱する
- エ.エコノマイザは排ガス温度を上昇させる
正解:ア.エコノマイザにより給水温度が上昇しボイラー効率が向上する
解説:エコノマイザは煙道に設置され、排ガスの余熱で給水を予熱することで給水温度を上昇させます。排ガスの持ち去る熱量が減少し、ボイラー効率が3〜5%程度向上します。
-
問156.安全弁に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.安全弁の吹出し圧力は最高使用圧力の1.5倍に設定する
- イ.過熱器用安全弁はボイラー本体の安全弁より先に作動するよう調整する
- ウ.安全弁と胴の間にはバルブを設けてもよい
- エ.安全弁の吹出し量はボイラーの最大蒸発量の半分以上あればよい
正解:イ.過熱器用安全弁はボイラー本体の安全弁より先に作動するよう調整する
解説:過熱器用安全弁はボイラー本体の安全弁より先に(低い圧力で)作動するよう調整します。これにより過熱器内に常に蒸気の流れを確保し、過熱器管の過熱損傷を防止します。
-
問157.ボイラーの水面測定装置に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.ガラス水面計には丸形と平形がある
- イ.二色水面計は蒸気部と水部を異なる色で表示する
- ウ.遠隔指示水面計があればガラス水面計は不要である
- エ.水面計は原則として蒸気ボイラーに2個以上設ける
正解:ウ.遠隔指示水面計があればガラス水面計は不要である
解説:遠隔指示水面計を取り付けても、ガラス水面計(直接見える水面計)を省略することはできません。ガラス水面計は最も基本的な水位確認装置として必ず設置が必要です。
-
問158.ボイラーの胴と鏡板に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.鏡板は平形のものが最も強度に優れる
- イ.胴の周方向の継手は長手方向の継手より強度が必要である
- ウ.胴の板厚は内径に反比例する
- エ.全半球形鏡板は同一板厚の場合、皿形鏡板より高い圧力に耐えられる
正解:エ.全半球形鏡板は同一板厚の場合、皿形鏡板より高い圧力に耐えられる
解説:全半球形鏡板は応力が均一に分布するため、同じ板厚であれば皿形鏡板や半だ円体形鏡板より高い圧力に耐えることができます。長手方向継手の方が強度が必要です。
-
問159.貫流ボイラーの特徴として、誤っているものはどれか。
- ア.負荷変動に対して圧力変動が小さい
- イ.起動時間が非常に短い
- ウ.保有水量が極めて少ない
- エ.ドラムを持たない
正解:ア.負荷変動に対して圧力変動が小さい
解説:貫流ボイラーは保有水量が極めて少ないため、負荷変動に対して圧力が変動しやすい欠点があります。丸ボイラーのように大量の保有水で圧力変動を吸収することができません。
-
問160.空気予熱器の種類に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.再生式は伝熱管で排ガスと空気を隔てて熱交換する
- イ.再生式の代表例にユングストローム式がある
- ウ.伝熱式は蓄熱体を回転させて熱交換する
- エ.伝熱式は再生式よりも空気への排ガス漏れが多い
正解:イ.再生式の代表例にユングストローム式がある
解説:再生式空気予熱器の代表例はユングストローム式で、回転する蓄熱体が排ガスと空気に交互に接触して熱交換します。伝熱式は管やプレートで隔てて熱交換する方式です。
-
問161.重油は、液体燃料の一つで、A重油・B重油・C重油に分類される。
正解:○(正しい)
解説:重油はJIS規格でA重油(1種)、B重油(2種)、C重油(3種)に分類され、C重油が最も粘度が高くなります。
-
問162.灯油は重油よりも引火点が高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。灯油の引火点は約40℃で、A重油の引火点(60℃以上)より低くなります。引火点が低いほど引火しやすくなります。
-
問163.燃料の発熱量には、高発熱量と低発熱量がある。
正解:○(正しい)
解説:高発熱量(総発熱量)は水蒸気の凝縮熱を含み、低発熱量(真発熱量)は含みません。ボイラーの効率計算には通常低発熱量を使用します。
-
問164.気体燃料は、液体燃料に比べて一般に燃焼管理が困難である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気体燃料は「燃焼管理が容易」(混合性が良く、空気と均一混合できる)。困難なのは固体燃料。
-
問165.完全燃焼させるためには、理論空気量だけの空気を供給すればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。実際には燃料と空気の混合が不完全なため、理論空気量より多い空気(過剰空気)を供給する必要があります。
-
問166.空気比(空気過剰係数)とは、実際空気量を理論空気量で割った値である。
正解:○(正しい)
解説:空気比=実際空気量÷理論空気量で、完全燃焼に必要な過剰空気の度合いを示します。通常1.1〜1.3程度です。
-
問167.空気比が大きすぎても、ボイラー効率には影響しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空気比が大きいと「排ガス温度上昇+排ガス量増加」でボイラー効率「低下」。影響あり。
-
問168.不完全燃焼では、一酸化炭素(CO)が発生する。
正解:○(正しい)
解説:空気量が不足して不完全燃焼になると、炭素が完全に酸化されず有害な一酸化炭素(CO)が発生します。
-
問169.燃料中の硫黄分が燃焼すると、二酸化窒素(NO2)になる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硫黄分は燃焼で「二酸化硫黄(SO2)」になる(NO2は窒素酸化物、別物質)。
-
問170.噴霧式バーナは、液体燃料を微粒化して燃焼させるバーナである。
正解:○(正しい)
解説:噴霧式(アトマイザ式)バーナは、液体燃料を霧状に噴霧して空気と混合させ、効率的に燃焼させます。
-
問171.圧力噴霧式バーナは、空気の力で燃料を霧化する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力噴霧式は「油に高圧をかけてノズルから噴射」(空気力ではない、それは気流噴霧)。
-
問172.蒸気噴霧式バーナは、蒸気の力を利用して液体燃料を微粒化する。
正解:○(正しい)
解説:蒸気噴霧式は高圧蒸気のエネルギーで油を微粒化するバーナで、比較的粘度の高い重油にも使用できます。
-
問173.ガスバーナには、拡散燃焼方式と予混合燃焼方式がある。
正解:○(正しい)
解説:拡散燃焼はガスと空気を別々に供給して燃焼し、予混合燃焼はあらかじめガスと空気を混合してから燃焼させます。
-
問174.通風とは、燃焼に必要な空気を燃焼室に送り、排ガスを煙突から排出することである。
正解:○(正しい)
解説:通風は燃焼用空気の供給と排ガスの排出を行う空気の流れで、自然通風と強制通風(機械通風)があります。
-
問175.強制通風は、誘引ファンで排ガスを吸い出す方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。強制通風は「押込みファンで空気を押し込む」方式(誘引ファンで排ガス吸出は誘引通風)。
-
問176.誘引通風は、押込みファンで空気を送り込む方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。誘引通風は「煙道出口側のファンで排ガスを引き出す」方式(押込みは強制通風)。
-
問177.液体燃料の予熱は、粘度を下げて噴霧しやすくするために行う。
正解:○(正しい)
解説:C重油などの粘度が高い燃料は予熱して粘度を下げ、良好な噴霧状態を得ます。適正な噴霧粘度は20cSt程度です。
-
問178.固体燃料の燃焼方式には、噴霧燃焼と予混合燃焼がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。固体燃料は「火格子燃焼・微粉炭燃焼・流動層燃焼」等。噴霧・予混合は液体・気体燃料の方式。
-
問179.燃焼ガス中のCO2濃度が高いほど、完全燃焼に近い状態である。
正解:○(正しい)
解説:適正な空気比で完全燃焼するほどCO2濃度は高くなります。ただしCO2最大値を超えると不完全燃焼になります。
-
問180.燃焼室の温度が高すぎると、不完全燃焼の原因となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。燃焼室温度が「低すぎる」と不完全燃焼(COやばいじん発生)。高温は完全燃焼促進。
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問181.ばいじんとは、燃料の燃焼に伴い発生する固体の微粒子のことである。
正解:○(正しい)
解説:ばいじんは燃焼により発生するすすや灰などの固体微粒子で、大気汚染の原因となるため排出規制があります。
-
問182.NOx(窒素酸化物)は、低温で空気中の窒素と酸素が結合して生成される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。NOxは「高温」(1300℃以上)で生成(サーマルNOx)。低温では生成されにくい。
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問183.ボイラーの排ガス温度は低いほどよく、制限なく下げてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。排ガス温度を下げすぎると、露点以下になって硫酸による低温腐食が発生します。適正な排ガス温度の管理が必要です。
-
問184.ダンパは、燃料の流量を調節する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ダンパは「通風量(空気・排ガス)」を調節(燃料流量は別の装置)。
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問185.油だき(重油燃焼)ボイラーの点火には、電気火花や点火用バーナが使用される。
正解:○(正しい)
解説:油だきボイラーの点火には、イグナイタ(電気火花点火装置)やパイロットバーナ(点火用小型バーナ)が使用されます。
-
問186.液体燃料の引火点とは、燃料の表面に火炎を近づけたとき、瞬間的に引火するのに必要な最低温度である。
正解:○(正しい)
解説:引火点は液体燃料の表面から十分な可燃性蒸気が発生し、火源を近づけたとき一瞬引火する最低温度です。
-
問187.着火温度(発火点)は、引火点と同じ温度を指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。着火温度は「点火源なしに燃焼開始する温度」(引火点は火源近接で引火する温度)。両者は別概念で着火温度>引火点。
-
問188.A重油は、C重油よりも引火点が高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。A重油は「C重油より引火点が低い」(軽質で揮発性高い)。重質ほど引火点高い。
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問189.天然ガスの主成分はメタン(CH4)である。
正解:○(正しい)
解説:天然ガスの主成分はメタン(CH4)で、都市ガス13Aの原料にも使用されています。発熱量が大きく、硫黄分をほとんど含みません。
-
問190.LPG(液化石油ガス)は、空気より軽いため天井付近に滞留しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。LPG(プロパン・ブタン)は空気より重いため、漏洩すると低い場所に滞留しやすく、換気に注意が必要です。
-
問191.平衡通風は、煙突の自然通風のみで燃焼を管理する方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。平衡通風は「押込みファンと誘引ファン併用」(自然通風のみではない)。炉内圧をほぼ大気圧に保つ。
-
問192.自然通風は、煙突内の燃焼ガスと外気との温度差による密度差を利用した通風方式である。
正解:○(正しい)
解説:自然通風は煙突内の高温ガスが軽く上昇する力(ドラフト)を利用する方式で、煙突が高いほど通風力が大きくなります。
-
問193.戻り油式圧力噴霧バーナは、ターンダウン比が大きい。
正解:○(正しい)
解説:戻り油式圧力噴霧バーナは余分な燃料をタンクに戻す構造のため、燃焼量の調整範囲(ターンダウン比)が大きく、負荷変動に対応しやすくなります。
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問194.低空気比燃焼は、NOxの発生量を増加させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。低空気比燃焼は「NOx抑制」効果あり(酸素濃度低下で熱発生抑制、ピーク温度低下)。
-
問195.二段燃焼法は、燃焼用空気を一括投入する方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。二段燃焼法は「燃焼用空気を分割供給」(一段目で還元燃焼、二段目で完全燃焼)。NOx低減効果。
-
問196.排ガス再循環法(EGR)は、排ガスを完全に大気放出する方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。EGRは「排ガスの一部を燃焼用空気に混合」(NOx低減のため)。完全放出ではない。
-
問197.回転式バーナ(ロータリバーナ)は、高速回転するカップの遠心力で燃料を微粒化する。
正解:○(正しい)
解説:回転式バーナは回転カップの遠心力により燃料を薄膜状に拡げて微粒化するため、油圧が低くても良好な霧化が得られます。
-
問198.燃焼ガスの露点とは、燃焼ガスの最高温度のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。露点は「水蒸気が凝縮し始める温度」(最高温度ではない)。露点以下で低温腐食。
-
問199.燃料の着火遅れ時間が長いと、異常燃焼を起こしやすい。
正解:○(正しい)
解説:着火遅れ時間が長いと、その間に噴霧された未燃燃料が蓄積し、着火時に一気に燃焼して異常燃焼(後燃え)を起こす原因となります。
-
問200.高圧気流噴霧式バーナは、空気や蒸気の高速気流で燃料を微粒化する。
正解:○(正しい)
解説:高圧気流噴霧式バーナは圧縮空気や蒸気を利用して油を微粒化するバーナで、粘度の高い重油でも良好な噴霧が可能です。
-
問201.理論空気量とは、燃料を完全燃焼させるために理論的に必要な最小の空気量である。
正解:○(正しい)
解説:理論空気量は燃料の化学組成から計算される完全燃焼に必要な最小限の空気量で、実際にはこれより多くの空気(過剰空気)を供給します。
-
問202.液体燃料の動粘度が高いほど、噴霧式バーナでの微粒化が容易になる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。動粘度が高い(粘い)と噴霧しにくくなり、微粒化が困難になります。適正な粘度になるまで予熱して粘度を下げてから噴霧します。
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問203.燃料の完全燃焼に必要な条件として、適切でないものはどれか。
- ア.適切な空気比の維持
- イ.排ガス中のCO2濃度をゼロにする
- ウ.炉内温度を十分に高く保つ
- エ.燃料と空気の十分な混合
正解:イ.排ガス中のCO2濃度をゼロにする
解説:完全燃焼するとCO2が生成されるため、CO2濃度がゼロになることはありません。むしろ完全燃焼に近いほどCO2濃度は高くなります。
-
問204.燃料の性質に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.灯油はA重油より引火点が低い
- イ.液体燃料の発熱量は一般に固体燃料より大きい
- ウ.気体燃料は液体燃料より発熱量が大きい
- エ.C重油はA重油より動粘度が高い
正解:ウ.気体燃料は液体燃料より発熱量が大きい
解説:気体燃料は単位体積あたりの発熱量は液体燃料より小さいのが一般的です。単位質量あたりの場合も液体燃料の方が大きいことが多いです。
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問205.油だきボイラーの自動制御に用いるフレームアイ(火炎検出器)について、正しいものはどれか。
- ア.火炎の温度を測定する装置である
- イ.燃料の流量を測定する装置である
- ウ.排ガス中のO2濃度を測定する装置である
- エ.火炎の有無を検出して安全な燃焼を確保する装置である
正解:エ.火炎の有無を検出して安全な燃焼を確保する装置である
解説:フレームアイは紫外線や赤外線を検出して火炎の有無を監視する安全装置で、消火を検出した場合は燃料の供給を自動的に遮断します。
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問206.通風に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.自然通風は押込みファンを使用する
- イ.誘引通風は炉内が負圧となる
- ウ.平衡通風は炉内をほぼ大気圧に保つ
- エ.押込通風は炉内が正圧となる
正解:ア.自然通風は押込みファンを使用する
解説:自然通風は煙突によるドラフトを利用した通風方式で、ファンを使用しません。押込みファンを使うのは強制通風(押込通風)です。
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問207.燃焼効率を上げるための方法として、適切でないものはどれか。
- ア.空気比を適正に保つ
- イ.排ガス温度を高くする
- ウ.炉内温度を高く保つ
- エ.燃料と空気の混合を良くする
正解:イ.排ガス温度を高くする
解説:排ガス温度が高いと排ガスへの熱損失が増加し、ボイラー効率が低下します。排ガス温度は低温腐食が起こらない範囲で低く保つことが望ましいです。
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問208.燃料の燃焼に関する計算で、正しいものはどれか。
- ア.空気比が1.0のとき完全燃焼する
- イ.空気比が1.0未満のとき最も効率がよい
- ウ.ボイラー効率は低発熱量を基準に算出する
- エ.ボイラー効率は高発熱量を基準に算出する
正解:ウ.ボイラー効率は低発熱量を基準に算出する
解説:ボイラー効率は通常、低発熱量(真発熱量)を基準に算出します。低発熱量は水蒸気の潜熱を含まない実質的な利用可能熱量です。
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問209.重油の加熱に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.重油の予熱温度は引火点以上にしなければならない
- イ.C重油は50℃以上に予熱すれば十分である
- ウ.B重油は予熱が不要である
- エ.A重油は常温でも噴霧できるため予熱は不要である
正解:エ.A重油は常温でも噴霧できるため予熱は不要である
解説:A重油は常温でも粘度が低く、加熱しなくても噴霧式バーナで良好な霧化が得られるため予熱は不要です。B・C重油は粘度が高いため予熱が必要です。
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問210.ばいじんやNOxの排出抑制に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.炉内滞留時間を長くすると未燃分が減少する
- イ.高温燃焼はNOxの低減に有効である
- ウ.空気比を極力大きくするとNOxが減る
- エ.ばいじんの排出量は燃料の種類に関係しない
正解:ア.炉内滞留時間を長くすると未燃分が減少する
解説:炉内滞留時間を長くすることで燃料が完全燃焼しやすくなり、未燃焼分(すす・CO)が減少します。高温燃焼はNOxを増やし、空気比増大も効果的ではありません。
-
問211.燃焼室の形状や大きさは、燃料の種類や燃焼方式に応じて設計される。
正解:○(正しい)
解説:燃焼室は使用する燃料の種類(気体・液体・固体)や燃焼方式に応じて、適切な炉内容積・形状・寸法が設計されます。燃焼室が小さすぎると不完全燃焼になります。
-
問212.燃焼室の炉内熱負荷とは、燃焼室の単位容積あたりの発生熱量をいう。
正解:○(正しい)
解説:炉内熱負荷(炉内容積熱負荷)は燃焼室の単位容積あたりの燃焼熱量(W/m3)で表され、値が大きすぎると局所過熱や不完全燃焼の原因となります。
-
問213.液体燃料の噴霧角度が大きいほど、火炎が長くなり燃焼効率が向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。噴霧角度が大きすぎると「火炎が炉壁接触」して損傷の原因。適切な角度設定が必要。
-
問214.ボイラーの燃焼効率とは、発生した有効熱量を燃料の発熱量で除した値である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。燃焼効率は燃料が実際に燃焼した割合を示し、未燃分の損失を考慮します。有効熱量を燃料の発熱量で除した値はボイラー効率(熱効率)です。燃焼効率とボイラー効率は異なる指標です。
-
問215.重油中の残留炭素分が多いと、ばいじんの発生量が増加する。
正解:○(正しい)
解説:残留炭素分(コンラドソン残留炭素)は燃焼しにくい重質成分を示し、この値が大きいほどすすやばいじんの発生量が増加します。C重油は残留炭素分が多い特徴があります。
-
問216.重油中の水分は、噴霧時にバーナチップの摩耗や燃焼不安定の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:重油中の水分はバーナチップ(ノズル)の局部腐食を促進し、また水の蒸発により噴霧が不均一になって燃焼が不安定になる原因となります。
-
問217.都市ガス(13A)の主成分はメタンであり、空気より軽い。
正解:○(正しい)
解説:都市ガス13Aの主成分はメタン(CH4)で比重は約0.65と空気より軽いため、漏洩した場合は天井付近に滞留します。LPGとは逆の性質です。
-
問218.予混合燃焼方式は、拡散燃焼方式に比べて逆火の危険性が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。予混合は「逆火の危険性が高い」(燃料と空気を予め混合するため、火炎が混合管内に伝播する)。
-
問219.高圧気流噴霧式バーナは、圧力噴霧式バーナに比べてターンダウン比が大きい。
正解:○(正しい)
解説:高圧気流噴霧式バーナは補助媒体(蒸気や空気)の流量で霧化を制御できるため、油量の調整範囲(ターンダウン比)が圧力噴霧式より大きくなります。
-
問220.ガンタイプバーナは、ファン・バーナ・点火装置を一体にした小型バーナである。
正解:○(正しい)
解説:ガンタイプバーナは送風機・噴霧ノズル・点火装置・制御装置を一体化した小型バーナで、小型ボイラーに広く使用されています。
-
問221.排ガス中のCO濃度が高い場合は、空気量を増やして完全燃焼に近づける必要がある。
正解:○(正しい)
解説:CO(一酸化炭素)は不完全燃焼の指標であり、CO濃度が高い場合は空気不足が考えられるため、空気量を増やして完全燃焼に近づける必要があります。
-
問222.排ガス中のO2濃度を測定することで、空気比の適正を判断できる。
正解:○(正しい)
解説:排ガス中のO2濃度は供給した空気の過剰分に対応しており、O2濃度から空気比を計算・推定できるため、燃焼管理の重要な指標として利用されます。
-
問223.重油の硫黄分が多いほど、排ガスの酸露点温度は高くなる。
正解:○(正しい)
解説:硫黄分が多いと排ガス中のSO3濃度が高くなり、水蒸気と結合して硫酸が生成される酸露点温度が上昇します。このため低温腐食の危険温度域が広がります。
-
問224.エアヒータ(空気予熱器)の低温腐食を防ぐためには、空気予熱器入口の空気温度を高くする方法がある。
正解:○(正しい)
解説:空気予熱器の金属温度が排ガスの酸露点以下になると低温腐食が発生するため、入口空気の温度を上げて金属温度を酸露点以上に保つ方法が有効です。蒸気コイルで空気を予熱する方法があります。
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問225.微粉炭燃焼は、石炭を50〜100μm程度に粉砕して噴射燃焼させる方式である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。微粉炭燃焼は石炭を細かく(おおむね200メッシュ=約75μm以下を主体に)粉砕し、空気とともにバーナから噴射して燃焼させる方式です。表面積が大きく燃焼効率が高い一方、設備が大型になります。
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問226.流動層燃焼は、石灰石を混ぜた砂層中で石炭を燃焼させる方式で、低温燃焼によりNOxが少ない。
正解:○(正しい)
解説:流動層燃焼は砂と石灰石の混合層を空気で流動化させながら燃焼する方式で、約800〜900℃の低温燃焼でNOxが少なく、石灰石がSO2を吸収するため脱硫効果もあります。
-
問227.燃料の高発熱量と低発熱量の差は、燃料中の水素分と水分に関係する。
正解:○(正しい)
解説:高発熱量と低発熱量の差は、燃焼により生じる水蒸気の凝縮潜熱に相当します。水素の燃焼で水蒸気が生成されるため、水素分と燃料中の水分が多いほどその差が大きくなります。
-
問228.通風力はファンの回転数に直接比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。通風圧(静圧)は「回転数の2乗に比例」(送風機の特性曲線)。直接比例ではない。
-
問229.煙突の通風力は、煙突の高さが高いほど大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:煙突の自然通風力は煙突高さと、煙突内ガスと外気の密度差に比例します。煙突が高いほどガス柱が長くなり、大きな通風力が得られます。
-
問230.押込通風方式では、燃焼室が正圧となるため燃焼ガスの炉外への漏れに注意が必要である。
正解:○(正しい)
解説:押込通風は炉内が正圧(大気圧以上)になるため、炉壁やダクトの隙間から高温の燃焼ガスが外部に漏れる危険があり、気密性の確保が重要です。
-
問231.排ガス再循環法では、排ガスを20〜30%程度燃焼用空気に混合するのが一般的である。
正解:○(正しい)
解説:排ガス再循環法(EGR)は一般に排ガスの15〜30%程度を燃焼用空気に混合し、酸素濃度を下げて燃焼温度を低下させることでNOxの発生を抑制します。
-
問232.燃焼室の構造に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.燃焼室の容積は小さいほど燃焼効率がよい
- イ.燃焼室の温度は低いほど完全燃焼しやすい
- ウ.燃焼室の炉壁は耐火材で内張りされている
- エ.燃焼室は通常ステンレス鋼で構成される
正解:ウ.燃焼室の炉壁は耐火材で内張りされている
解説:燃焼室の炉壁は高温に耐えるために耐火材(耐火れんが、キャスタブル耐火物など)で内張りされています。容積が小さすぎると不完全燃焼、温度は高い方が完全燃焼に有利です。
-
問233.液体燃料のバーナに関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.圧力噴霧式はオイルポンプで高圧にして噴射する
- イ.蒸気噴霧式は蒸気の力で油を微粒化する
- ウ.回転式はカップの遠心力で油を微粒化する
- エ.ガンタイプバーナは大型ボイラー専用のバーナである
正解:エ.ガンタイプバーナは大型ボイラー専用のバーナである
解説:ガンタイプバーナはファン・バーナ・点火装置を一体化した小型バーナで、小型ボイラーに広く使用されています。大型ボイラー専用ではありません。
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問234.NOx低減対策として、適切でないものはどれか。
- ア.空気比の大幅な増加
- イ.排ガス再循環法
- ウ.低空気比燃焼
- エ.二段燃焼法
正解:ア.空気比の大幅な増加
解説:空気比を大幅に増加させると、過剰な酸素が供給されて燃焼温度が部分的に上昇し、サーマルNOxが増加する場合があります。低空気比燃焼・二段燃焼・排ガス再循環がNOx低減に有効です。
-
問235.排ガスの低温腐食に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.低温腐食は燃料の窒素分によって生じる
- イ.排ガス温度を酸露点以下にしないことで防止できる
- ウ.低温腐食は高温部で発生する
- エ.低温腐食は気体燃料で最も発生しやすい
正解:イ.排ガス温度を酸露点以下にしないことで防止できる
解説:低温腐食は燃料中の硫黄分から生成されるSO3が水蒸気と結合して硫酸となり、金属面が酸露点以下に冷却されたときに凝縮して腐食する現象です。排ガス温度を酸露点以上に保つことで防止します。
-
問236.通風に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.自然通風は大型ボイラーに最適である
- イ.押込通風は炉内が負圧になる
- ウ.誘引通風ではファンが高温ガスにさらされるため耐久性に注意が必要である
- エ.平衡通風では押込みファンのみを使用する
正解:ウ.誘引通風ではファンが高温ガスにさらされるため耐久性に注意が必要である
解説:誘引通風は煙道の出口側にファンを設けるため、ファンが高温の排ガスに直接さらされます。そのため耐熱性の高い材質が必要で、ファンの保守管理にも注意が必要です。
-
問237.燃料の発熱量に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.高発熱量は水蒸気の凝縮潜熱を含まない
- イ.低発熱量は高発熱量より大きい
- ウ.気体燃料の発熱量は体積基準で表せない
- エ.ボイラー効率の計算には通常低発熱量を使用する
正解:エ.ボイラー効率の計算には通常低発熱量を使用する
解説:ボイラー効率は通常低発熱量(真発熱量)を基準に算出します。排ガス中の水蒸気が凝縮して潜熱を回収することは実際にはほとんどないため、低発熱量が実用的な指標です。
-
問238.排ガス分析に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.SO2濃度が高いほどボイラー効率がよい
- イ.CO2濃度が高いほど完全燃焼に近い
- ウ.CO濃度が高い場合は空気不足が考えられる
- エ.O2濃度から空気比を推定できる
正解:ア.SO2濃度が高いほどボイラー効率がよい
解説:SO2濃度は燃料中の硫黄分に起因するもので、ボイラー効率とは関係ありません。SO2は大気汚染物質であり、低減すべき排出物です。O2・CO2・COは燃焼状態の判断に使用します。
-
問239.重油の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.A重油はC重油より動粘度が高い
- イ.B重油はA重油とC重油の中間の性状である
- ウ.C重油は予熱なしで良好に噴霧できる
- エ.重油の発熱量は灯油より小さい
正解:イ.B重油はA重油とC重油の中間の性状である
解説:B重油はA重油とC重油の中間の性状(粘度、引火点、残留炭素分等)を持ちます。A重油が最も軽質でC重油が最も重質です。C重油は予熱が必要で、A重油よりC重油の方が動粘度が高くなります。
-
問240.ボイラーの燃焼における空気比に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.空気比1.0で完全燃焼が保証される
- イ.空気比が大きいほどボイラー効率は向上する
- ウ.空気比が小さすぎるとCOが発生しやすい
- エ.空気比は燃料の種類に関わらず一定である
正解:ウ.空気比が小さすぎるとCOが発生しやすい
解説:空気比が小さすぎると空気不足により不完全燃焼となり、一酸化炭素(CO)が発生しやすくなります。空気比1.0では理論上完全燃焼ですが実際には混合不良で不完全燃焼になり、空気比が大きすぎると排ガス損失が増えます。
-
問241.ボイラーの点火前には、水面計の機能を確認する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:点火前に水面計で水位を確認し、正常に作動することを確かめることは安全運転の基本です。
-
問242.ボイラーの点火時は、燃焼室・煙道のプレパージは省略してよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。プレパージ(換気)は爆発防止のため「必須」(点火前に十分な換気が義務)。
-
問243.ボイラーの圧力上昇中は、空気抜き弁を閉じておく。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力上昇の初期段階では空気抜き弁を開けておき、ボイラー内の空気を排出します。蒸気が出始めたら閉めます。
-
問244.ボイラー水の水位は、常用水位に保つように制御する。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水位は常用水位(標準水位)を中心に一定の範囲内に保つことが安全運転の基本です。
-
問245.ボイラー水位が安全低水面以下に低下したら、直ちに給水して水位を回復させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。低水位時の急激な給水は「禁止」(鋼板への急冷で熱衝撃・割れ等の危険)。直ちに燃焼停止が原則。
-
問246.キャリオーバには、プライミングとフォーミングがある。
正解:○(正しい)
解説:プライミングはボイラー水が蒸気に同伴して飛び出す現象、フォーミングはボイラー水面が泡立つ現象で、両方ともキャリオーバの一種です。
-
問247.ブロー(吹出し)は、ボイラーの停止時のみ行う必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。間欠ブローはボイラー停止時または安全な状態で実施するが、連続ブローは「運転中」も行う。
-
問248.ボイラーの急速な負荷増加は避けるべきである。
正解:○(正しい)
解説:急激な負荷変動はボイラーの圧力変動や水位変動を引き起こし、安全装置の作動や事故の原因となります。
-
問249.ボイラー水の濃縮が進むと、スケールやスラッジが発生しやすくなる。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水が蒸発・濃縮すると溶解物質の濃度が上がり、スケール(水垢)やスラッジが管壁に付着しやすくなります。
-
問250.スケールが伝熱面に付着すると、ボイラーの効率が向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スケールは熱伝導率が低いため、伝熱面に付着すると熱の伝わりが悪くなり、ボイラー効率が低下します。過熱の原因にもなります。
-
問251.ボイラー水のpHは、一般に酸性に保つ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイラー水は「アルカリ性(pH 11前後)」に保つ(酸性は腐食促進)。
-
問252.脱酸素剤の使用は、ボイラー水中の溶存酸素による腐食を防ぐ方法の一つである。
正解:○(正しい)
解説:脱酸素剤(亜硫酸ナトリウム、ヒドラジンなど)はボイラー水中の溶存酸素を除去し、酸素腐食を防止します。
-
問253.ボイラーの停止時は、燃焼を止めた後すぐに給水弁と蒸気弁を閉じる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。停止直後にすべてを閉じるのではなく、圧力の変化に応じて段階的に操作し、急激な温度変化を避けます。
-
問254.間欠ブローは、スラッジを含むボイラー水を短時間に排出する方法である。
正解:○(正しい)
解説:間欠ブローは吹出しコックを短時間開いてスラッジなどの沈殿物を排出する方法で、定期的に実施します。
-
問255.連続ブローは、ボイラー水の不純物濃度を一定以下に保つために連続的に行うブローである。
正解:○(正しい)
解説:連続ブローはボイラー水を少量ずつ連続的に排出し、ボイラー水の濃縮度を一定に管理する方法です。
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問256.ボイラーのたき始めは、大きな火力で急速に昇圧するのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。たき始めは弱火で徐々に温度を上げます。急激な加熱はボイラー各部に熱応力が生じ、損傷の原因となります。
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問257.水面計の機能試験は、3日に1回以上行う必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水面計の機能試験は「毎日1回以上」(3日ではない)。
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問258.安全弁が作動した場合、手動で強制的に閉じてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安全弁が作動した場合は、まずボイラーの圧力を下げる措置を取ります。圧力が吹止まり圧力以下になれば自動的に閉じます。
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問259.ボイラーの運転中に異常を発見した場合は、直ちにボイラー技士に報告する。
正解:○(正しい)
解説:異常を発見した場合は、直ちに関係者に報告し、必要に応じて緊急停止などの措置を講じます。
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問260.給水装置の故障で給水できなくなった場合、しばらく様子を見て自動復旧を待つ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。給水不能時は「直ちに燃焼停止」(過熱・空焚き防止)。
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問261.ボイラー水の吹出しは、最高使用圧力の状態で行うのがよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ブローは低圧時に行うのが安全です。高圧時にブローを行うと、配管や弁への負担が大きくなります。
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問262.ガラス水面計の破損を防ぐため、急冷や急加熱を意図的に行うべきである。
正解:×(誤り)
解説:ガラス水面計は「急冷・急加熱を避ける」(熱衝撃で破損)。意図的に行うのは誤り。
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問263.清缶剤は、ボイラー水中のスケール成分を軟質化させるために使用する。
正解:○(正しい)
解説:清缶剤はボイラー水中の硬度成分をスラッジ化して軟質にし、伝熱面への硬いスケール付着を防止します。
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問264.酸洗浄は、ボイラー内面のスケールを増加させる方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。酸洗浄は「スケールを除去」する方法(増加ではない)。塩酸・硫酸等で化学的除去。
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問265.ボイラーの休止中は、内部の腐食を防ぐための保存処理を行う。
正解:○(正しい)
解説:休止中のボイラーは乾燥保存法または満水保存法により、内部の腐食(休止腐食)を防止します。
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問266.ボイラーのたき始めは、ファンを運転して炉内および煙道のプレパージを行った後に点火する。
正解:○(正しい)
解説:たき始めにはまず炉内と煙道を十分に換気(プレパージ)し、残留ガスを排出してから点火します。換気不十分で点火すると爆発の危険があります。
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問267.蒸気圧力が設定圧力に達したら、送気弁を急に全開にして送気する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。送気弁は「徐々に開く」(急開はウォーターハンマー・配管損傷の原因)。
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問268.ウォーターハンマーは、蒸気配管が乾燥した状態で発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ウォーターハンマーは配管中に「ドレン(水)が溜まった状態」で蒸気を送ると発生(乾燥状態では発生しない)。
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問269.二基以上のボイラーが連絡している場合、使用するボイラーの蒸気弁を先に開いてから燃焼を開始する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。他のボイラーと連絡している場合、圧力が十分に上昇するまで蒸気弁は閉じておき、圧力が合流先と同程度になってから蒸気弁を開きます。
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問270.ボイラー水の電気伝導率が低いことは、溶解固形物が多いことを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。電気伝導率が「高い」と溶解固形物が多い(イオン濃度高)。低いほど純度高い。
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問271.ボイラー水の硬度が高いと、スケールが付着しやすくなる。
正解:○(正しい)
解説:硬度成分(カルシウム、マグネシウムの化合物)はボイラー内で加熱されるとスケールとして伝熱面に付着します。
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問272.軟水器は、給水中の塩化物イオンを除去する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。軟水器は「硬度成分(Ca・Mg)」をイオン交換樹脂で除去(塩化物イオンは別装置)。
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問273.ボイラー水のシリカ濃度が高いと、硬質のスケールが発生しやすい。
正解:○(正しい)
解説:シリカ(二酸化ケイ素)は伝熱面に硬くて除去困難なスケールを形成します。シリカスケールは熱伝導率が非常に低いため過熱の原因となります。
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問274.フォーミングが発生すると、水面計の水位が確認しにくくなる。
正解:○(正しい)
解説:フォーミング(泡立ち)が発生するとボイラー水面が泡で覆われ、水面計の水位が正確に読み取れなくなります。
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問275.単純軟化装置では、給水中の溶存酸素を除去することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。単純軟化装置は硬度成分の除去のみを行い、溶存酸素の除去はできません。溶存酸素の除去には脱気器や脱酸素剤が必要です。
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問276.ボイラー停止時の乾燥保存法は、長期休止する場合に適している。
正解:○(正しい)
解説:乾燥保存法はボイラー内部を完全に乾燥させて腐食を防ぐ方法で、長期間(1ヶ月以上)の休止に適しています。
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問277.ボイラーの満水保存法では、保存水に脱酸素剤を添加する。
正解:○(正しい)
解説:満水保存法は、ボイラー内部を清浄な水で満たし、脱酸素剤や防錆剤を添加して腐食を防ぐ方法です。短期間の休止に適しています。
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問278.ボイラーの水圧試験は、最高使用圧力の0.5倍の圧力で行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水圧試験は最高使用圧力の0.5倍ではなく、最高使用圧力が0.43MPa以下なら2倍(最低0.2MPa)、0.43MPa超なら1.3倍+0.3MPaの圧力で行います。
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問279.ボイラー給水中の溶存酸素は、給水管や伝熱面の孔食(ピッティング)の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:溶存酸素はボイラー内の金属表面に局部的な腐食(孔食)を引き起こし、伝熱面を損傷させます。
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問280.水面計のブロー操作は、蒸気コック→水コック→ドレンコックの順に閉じて行う。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水面計のブロー操作の手順は、蒸気コックを閉じ→ドレンコックを開き→水コックを閉じて蒸気側を吹出し、その後水側も同様に確認します。操作手順が異なります。
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問281.吹出し弁には、仕切弁またはコックが使用される。
正解:○(正しい)
解説:吹出し弁にはスラッジの排出に適した仕切弁(Y形弁)やコックが使用されます。玉形弁はスラッジが詰まりやすいため不適です。
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問282.ボイラー水の管理項目として、pH・電気伝導率・塩化物イオン濃度がある。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水の水質管理では、pH、電気伝導率、塩化物イオン濃度、りん酸イオン濃度、シリカ濃度などを定期的に測定・管理します。
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問283.ディスク形蒸気トラップは、蒸気とドレンの流速差を利用してドレンを排出する。
正解:○(正しい)
解説:ディスク形蒸気トラップはドレンと蒸気(フラッシュ蒸気)の流速差によりディスクが開閉し、ドレンのみを排出する構造です。
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問284.ボイラー水位が異常に低下した場合の措置として、正しいものはどれか。
- ア.直ちに大量の給水を行い水位を回復させる
- イ.蒸気弁を全開にして圧力を下げる
- ウ.燃焼を停止し、自然冷却させた後に原因を調査する
- エ.安全弁を手動で開放する
正解:ウ.燃焼を停止し、自然冷却させた後に原因を調査する
解説:水位が異常に低下した場合は、直ちに燃焼を停止し、自然冷却させます。過熱面に急に給水すると急激な蒸気発生で爆発の恐れがあります。
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問285.ボイラーのブロー操作に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.連続ブローは水面付近から行い、間欠ブローは底部付近から行う
- イ.ブロー弁を開く前にブロー管の先に人がいないことを確認する
- ウ.2個のブロー弁が直列に設けられている場合は、ボイラーに近い弁を先に開く
- エ.間欠ブローは最高使用圧力時に行うのが最も効果的である
正解:エ.間欠ブローは最高使用圧力時に行うのが最も効果的である
解説:間欠ブローは低圧時に行うのが安全です。高圧時にブローを行うと配管への負荷が大きく危険です。
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問286.キャリオーバの原因として、適切でないものはどれか。
- ア.給水温度が低い
- イ.蒸気負荷が過大である
- ウ.水位が常用水位より高い
- エ.ボイラー水中の不純物濃度が高い
正解:ア.給水温度が低い
解説:給水温度の高低はキャリオーバの直接的な原因ではありません。キャリオーバは水の不純物濃度の上昇、過大な蒸気負荷、水位の異常上昇などが原因で発生します。
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問287.ボイラーの自動制御装置に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.オンオフ制御は、操作量を連続的に変化させる制御方式である
- イ.比例制御は、偏差に比例した操作量で制御する方式である
- ウ.フィードバック制御は、外乱を検出して制御する方式である
- エ.微分動作は、偏差の積算値に比例した操作量を出す
正解:イ.比例制御は、偏差に比例した操作量で制御する方式である
解説:比例制御(P制御)は、目標値と現在値の偏差に比例した操作量を出力する制御方式です。オンオフ制御は全開・全閉の二段階制御です。
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問288.ボイラー水の腐食を防ぐ方法として、適切でないものはどれか。
- ア.給水を脱気して溶存酸素を除去する
- イ.脱酸素剤を使用する
- ウ.ボイラー水のpHを弱酸性に保つ
- エ.防食剤を添加する
正解:ウ.ボイラー水のpHを弱酸性に保つ
解説:ボイラー水のpHはアルカリ性(pH11〜11.8程度)に保つことで腐食を防止します。酸性にすると腐食が促進されます。
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問289.ボイラーに使用する給水の処理方法として、正しいものはどれか。
- ア.逆浸透膜装置は硬度成分のみを除去できる
- イ.凝集沈殿法は溶解性のシリカ除去に最も有効である
- ウ.イオン交換樹脂は溶存酸素の除去に使用する
- エ.脱気器は給水中の溶存ガスを除去する装置である
正解:エ.脱気器は給水中の溶存ガスを除去する装置である
解説:脱気器は給水を加熱し、溶存酸素や二酸化炭素などの溶存ガスを除去する装置です。逆浸透膜は各種イオンを除去でき、イオン交換は硬度成分除去に使います。
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問290.ボイラーの点検・整備に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.水管内面のスケールは定期的に除去する必要がある
- イ.煙管の外面に付着したすすは伝熱を向上させる
- ウ.安全弁の検査は性能検査時のみ行えばよい
- エ.圧力計のサイホン管は年に一度交換が義務づけられている
正解:ア.水管内面のスケールは定期的に除去する必要がある
解説:水管内面に付着したスケールは熱伝導率が低く、伝熱を妨げるとともに過熱による損傷の原因となるため、定期的に除去する必要があります。
-
問291.ボイラーの点火操作において、ファンによるプレパージの時間は通常5秒程度で十分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。プレパージは炉内の残留ガスを確実に排出するため、通常は炉内容積の4〜5倍以上の換気量で十分な時間(数十秒〜数分)行う必要があります。5秒では不十分です。
-
問292.軟化装置のイオン交換樹脂は、再生剤として食塩水(塩化ナトリウム水溶液)を用いて再生する。
正解:○(正しい)
解説:Na型陽イオン交換樹脂は、カルシウムやマグネシウムを吸着して能力が低下したら、食塩水(NaCl)を通して再生し、繰り返し使用します。
-
問293.脱気器による脱酸素処理では、給水を加熱して溶存酸素を放出させる。
正解:○(正しい)
解説:脱気器は給水を蒸気で加熱して沸点近くまで温度を上げることで、ヘンリーの法則により溶存酸素やCO2などの溶存ガスを水から放出させて除去します。
-
問294.ヒドラジンは、分解すると硫酸塩を残す脱酸素剤である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ヒドラジンは「固形物を残さない」脱酸素剤(高圧ボイラー向け)。硫酸塩を残すのは亜硫酸ナトリウム。
-
問295.亜硫酸ナトリウムは脱酸素剤として使用されるが、分解により硫酸塩を生じるため高圧ボイラーには不向きである。
正解:○(正しい)
解説:亜硫酸ナトリウム(Na2SO3)は溶存酸素と反応して硫酸ナトリウム(Na2SO4)を生じ、ボイラー水中の固形物濃度を上昇させるため、高圧ボイラーには不適です。
-
問296.連続ブローは、ボイラー水面付近から行うのが効果的である。
正解:○(正しい)
解説:連続ブローは溶解した不純物の濃度管理が目的であり、不純物濃度が高い水面付近から連続的に少量ずつ排出するのが効果的です。
-
問297.間欠ブローは、ボイラー底部から行いスラッジを排出するのが効果的である。
正解:○(正しい)
解説:間欠ブローはボイラー底部に沈殿したスラッジ(泥状沈殿物)を排出するのが主な目的であるため、ボイラーの最底部に設けたブロー管から行います。
-
問298.オンオフ制御は、操作量を連続的に調整する制御方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。オンオフ制御は「全開・全閉の二位置切替」(連続調整は連続制御・PID等)。
-
問299.PID制御のI動作(積分動作)は、急激な外乱に対する応答を抑制する働きがある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。I動作は「比例制御で生じるオフセット(残留偏差)解消」が目的(外乱応答抑制ではない)。
-
問300.PID制御のD動作(微分動作)は、定常状態での偏差を解消する働きがある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。D動作は「偏差の変化速度に応じて応答を速める」(定常偏差解消はI動作)。
-
問301.フィードフォワード制御は、外乱を検出して制御量が変動する前に修正動作を行う制御方式である。
正解:○(正しい)
解説:フィードフォワード制御は外乱(負荷変動など)を先に検出し、制御量が変動する前に先回りして操作量を変え、変動を最小限に抑える制御方式です。
-
問302.ボイラー水中の塩化物イオン濃度が高いと、腐食が促進される。
正解:○(正しい)
解説:塩化物イオン(Cl-)は金属表面の不動態膜を破壊し、孔食や応力腐食割れを促進します。ボイラー水質管理で塩化物イオン濃度を規定値以下に保つことが重要です。
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問303.りん酸ナトリウムは、ボイラー水中の硬度成分をりん酸カルシウムとして沈殿させる清缶剤である。
正解:○(正しい)
解説:りん酸ナトリウム(Na3PO4)はカルシウムイオンと反応してりん酸カルシウムの軟質スラッジを生成し、硬いスケールの付着を防止する清缶剤です。
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問304.ボイラーの酸洗浄後は、洗浄液を排出してから中和防錆処理を行う。
正解:○(正しい)
解説:酸洗浄後は洗浄液を排出し、アルカリ液による中和処理と防錆剤による防錆処理を行い、酸による金属面の二次腐食を防止します。
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問305.ボイラーの満水事故が発生した場合は、給水弁を閉じて燃焼量を増加させる。
正解:×(誤り)
解説:満水事故が発生した場合は、給水弁を閉じるとともに燃焼を弱め、ブローにより水位を正常に戻します。燃焼量を増加させるのは誤りで、蒸気管への水の持ち込みを悪化させます。
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問306.ボイラーの缶水試験(水質分析)は、定期的に行って水処理の適否を確認する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー水の水質はpH、電気伝導率、塩化物イオン、りん酸イオン、シリカ等を定期的に分析し、水処理が適切に行われているか確認する必要があります。
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問307.逆浸透膜装置(RO装置)は、給水中の固形物しか除去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。RO装置は「ほぼすべてのイオン成分も除去」できます(高度な水処理)。
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問308.三要素式水位制御は、ドラム水位・蒸気流量・給水流量の三つの信号で給水量を制御する方式である。
正解:○(正しい)
解説:三要素式水位制御はドラム水位を主要素とし、蒸気流量と給水流量の信号を加えて制御することで、負荷変動時にも安定した水位制御を実現します。
-
問309.シュリンケージ現象は、負荷が急増した際にドラム水位が低下する現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。シュリンケージは「負荷急減」時に水位が「一時的に低下」する現象(急増ではない)。
-
問310.スウェリング現象は、負荷が急減した際にドラム水位が上昇する現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スウェリングは「負荷急増」時に水位が「一時的に上昇」する現象(急減ではない)。
-
問311.ボイラーのアルカリ腐食は、高濃度の苛性ソーダがボイラー金属を溶解する現象である。
正解:○(正しい)
解説:アルカリ腐食(苛性脆化)は、局部的にボイラー水が濃縮されて苛性ソーダ(NaOH)の濃度が極端に高くなった部分で金属が溶解する現象です。
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問312.ボイラーの水処理に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.軟化装置は溶存酸素を除去する目的で使用する
- イ.清缶剤はボイラー水のpHを酸性に調整するために使用する
- ウ.脱気器は給水を加熱して溶存ガスを除去する装置である
- エ.イオン交換樹脂は再生不要で半永久的に使用できる
正解:ウ.脱気器は給水を加熱して溶存ガスを除去する装置である
解説:脱気器は給水を蒸気で加熱して溶存酸素や二酸化炭素を除去する装置です。軟化装置は硬度成分除去用、清缶剤はアルカリ性調整やスケール防止用で、イオン交換樹脂は定期的に再生が必要です。
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問313.ボイラーの自動制御方式に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.オンオフ制御は偏差に応じて操作量を連続的に変化させる
- イ.比例制御ではオフセットが生じない
- ウ.微分動作は定常偏差を解消する
- エ.PID制御は比例・積分・微分の三つの動作を組み合わせた制御である
正解:エ.PID制御は比例・積分・微分の三つの動作を組み合わせた制御である
解説:PID制御は比例動作(P)、積分動作(I)、微分動作(D)を組み合わせた制御方式です。Pで偏差に比例した出力、Iでオフセット解消、Dで応答改善を行います。
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問314.ボイラー水中の不純物に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.りん酸イオン濃度が高いほどスケールが付着しやすい
- イ.塩化物イオンは腐食を促進する
- ウ.溶存酸素は孔食の原因となる
- エ.シリカはガラス質の硬いスケールを形成する
正解:ア.りん酸イオン濃度が高いほどスケールが付着しやすい
解説:りん酸イオンは清缶剤としてボイラー水に添加される成分で、硬度成分と反応して軟質スラッジを形成しスケール付着を防止します。りん酸イオン自体はスケールの原因ではありません。
-
問315.ボイラーの水位制御に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.二要素式水位制御はドラム水位と給水温度で制御する
- イ.単要素式水位制御はドラム水位のみで給水量を制御する
- ウ.三要素式は負荷変動が少ないボイラーに使用する
- エ.水位制御にフィードフォワード制御は使用できない
正解:イ.単要素式水位制御はドラム水位のみで給水量を制御する
解説:単要素式水位制御はドラム水位のみを検出して給水弁を操作する最も単純な方式です。二要素式は水位と蒸気流量、三要素式は水位・蒸気流量・給水流量を使用し、負荷変動が大きいボイラーに適しています。
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問316.ボイラーの休止保存法に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.乾燥保存法は長期休止に適している
- イ.満水保存法は短期休止に適している
- ウ.乾燥保存法ではボイラー内部を水で満たす
- エ.満水保存法では脱酸素剤を添加する
正解:ウ.乾燥保存法ではボイラー内部を水で満たす
解説:乾燥保存法はボイラー内部を完全に乾燥させ、乾燥剤(シリカゲルなど)を入れて密閉する方法です。水で満たすのは満水保存法です。
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問317.キャリオーバの防止対策として、適切でないものはどれか。
- ア.ボイラー水の不純物濃度を適正に管理する
- イ.ブローを適切に行い水質を維持する
- ウ.急激な負荷変動を避ける
- エ.水位を常用水位より高めに保つ
正解:エ.水位を常用水位より高めに保つ
解説:水位を高くすると蒸気室の空間が減少し、水滴の蒸気への同伴が起こりやすくなりキャリオーバの原因となります。水位は常用水位に適正に保つことが重要です。
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問318.ボイラーの腐食に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.酸素腐食は溶存酸素によって引き起こされる
- イ.アルカリ腐食はpHが低いときに発生する
- ウ.低温腐食はボイラー水側で発生する
- エ.応力腐食割れは硬度成分によって発生する
正解:ア.酸素腐食は溶存酸素によって引き起こされる
解説:酸素腐食はボイラー水中の溶存酸素が金属面と反応して孔食などの局部腐食を引き起こす現象です。アルカリ腐食は高pH時、低温腐食は排ガス側で発生し、応力腐食割れは苛性ソーダ等による腐食と引張応力の複合作用で発生します。
-
問319.ボイラーの酸洗浄に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.スケールを化学的に溶解除去する方法である
- イ.酸洗浄は運転中のボイラーに対して行う
- ウ.抑制剤(インヒビタ)を添加して母材の腐食を防ぐ
- エ.洗浄後は中和防錆処理を行う
正解:イ.酸洗浄は運転中のボイラーに対して行う
解説:酸洗浄はボイラーを停止し冷却した状態で行います。運転中に酸性溶液を注入すると金属面の腐食や事故の原因となるため、必ず停止後に実施します。