二級ボイラー技士「燃料及び燃焼に関する知識」の一問一答
📖 二級ボイラー技士「燃料及び燃焼に関する知識」の全80問と解説(一覧)
二級ボイラー技士の燃料及び燃焼に関する知識に関する一問一答(全80問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.重油は、液体燃料の一つで、A重油・B重油・C重油に分類される。
正解:○(正しい)
解説:重油はJIS規格でA重油(1種)、B重油(2種)、C重油(3種)に分類され、C重油が最も粘度が高くなります。
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問2.灯油は重油よりも引火点が高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。灯油の引火点は約40℃で、A重油の引火点(60℃以上)より低くなります。引火点が低いほど引火しやすくなります。
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問3.燃料の発熱量には、高発熱量と低発熱量がある。
正解:○(正しい)
解説:高発熱量(総発熱量)は水蒸気の凝縮熱を含み、低発熱量(真発熱量)は含みません。ボイラーの効率計算には通常低発熱量を使用します。
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問4.気体燃料は、液体燃料に比べて一般に燃焼管理が困難である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気体燃料は「燃焼管理が容易」(混合性が良く、空気と均一混合できる)。困難なのは固体燃料。
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問5.完全燃焼させるためには、理論空気量だけの空気を供給すればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。実際には燃料と空気の混合が不完全なため、理論空気量より多い空気(過剰空気)を供給する必要があります。
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問6.空気比(空気過剰係数)とは、実際空気量を理論空気量で割った値である。
正解:○(正しい)
解説:空気比=実際空気量÷理論空気量で、完全燃焼に必要な過剰空気の度合いを示します。通常1.1〜1.3程度です。
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問7.空気比が大きすぎても、ボイラー効率には影響しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空気比が大きいと「排ガス温度上昇+排ガス量増加」でボイラー効率「低下」。影響あり。
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問8.不完全燃焼では、一酸化炭素(CO)が発生する。
正解:○(正しい)
解説:空気量が不足して不完全燃焼になると、炭素が完全に酸化されず有害な一酸化炭素(CO)が発生します。
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問9.燃料中の硫黄分が燃焼すると、二酸化窒素(NO2)になる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硫黄分は燃焼で「二酸化硫黄(SO2)」になる(NO2は窒素酸化物、別物質)。
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問10.噴霧式バーナは、液体燃料を微粒化して燃焼させるバーナである。
正解:○(正しい)
解説:噴霧式(アトマイザ式)バーナは、液体燃料を霧状に噴霧して空気と混合させ、効率的に燃焼させます。
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問11.圧力噴霧式バーナは、空気の力で燃料を霧化する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力噴霧式は「油に高圧をかけてノズルから噴射」(空気力ではない、それは気流噴霧)。
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問12.蒸気噴霧式バーナは、蒸気の力を利用して液体燃料を微粒化する。
正解:○(正しい)
解説:蒸気噴霧式は高圧蒸気のエネルギーで油を微粒化するバーナで、比較的粘度の高い重油にも使用できます。
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問13.ガスバーナには、拡散燃焼方式と予混合燃焼方式がある。
正解:○(正しい)
解説:拡散燃焼はガスと空気を別々に供給して燃焼し、予混合燃焼はあらかじめガスと空気を混合してから燃焼させます。
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問14.通風とは、燃焼に必要な空気を燃焼室に送り、排ガスを煙突から排出することである。
正解:○(正しい)
解説:通風は燃焼用空気の供給と排ガスの排出を行う空気の流れで、自然通風と強制通風(機械通風)があります。
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問15.強制通風は、誘引ファンで排ガスを吸い出す方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。強制通風は「押込みファンで空気を押し込む」方式(誘引ファンで排ガス吸出は誘引通風)。
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問16.誘引通風は、押込みファンで空気を送り込む方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。誘引通風は「煙道出口側のファンで排ガスを引き出す」方式(押込みは強制通風)。
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問17.液体燃料の予熱は、粘度を下げて噴霧しやすくするために行う。
正解:○(正しい)
解説:C重油などの粘度が高い燃料は予熱して粘度を下げ、良好な噴霧状態を得ます。適正な噴霧粘度は20cSt程度です。
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問18.固体燃料の燃焼方式には、噴霧燃焼と予混合燃焼がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。固体燃料は「火格子燃焼・微粉炭燃焼・流動層燃焼」等。噴霧・予混合は液体・気体燃料の方式。
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問19.燃焼ガス中のCO2濃度が高いほど、完全燃焼に近い状態である。
正解:○(正しい)
解説:適正な空気比で完全燃焼するほどCO2濃度は高くなります。ただしCO2最大値を超えると不完全燃焼になります。
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問20.燃焼室の温度が高すぎると、不完全燃焼の原因となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。燃焼室温度が「低すぎる」と不完全燃焼(COやばいじん発生)。高温は完全燃焼促進。
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問21.ばいじんとは、燃料の燃焼に伴い発生する固体の微粒子のことである。
正解:○(正しい)
解説:ばいじんは燃焼により発生するすすや灰などの固体微粒子で、大気汚染の原因となるため排出規制があります。
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問22.NOx(窒素酸化物)は、低温で空気中の窒素と酸素が結合して生成される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。NOxは「高温」(1300℃以上)で生成(サーマルNOx)。低温では生成されにくい。
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問23.ボイラーの排ガス温度は低いほどよく、制限なく下げてよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。排ガス温度を下げすぎると、露点以下になって硫酸による低温腐食が発生します。適正な排ガス温度の管理が必要です。
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問24.ダンパは、燃料の流量を調節する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ダンパは「通風量(空気・排ガス)」を調節(燃料流量は別の装置)。
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問25.油だき(重油燃焼)ボイラーの点火には、電気火花や点火用バーナが使用される。
正解:○(正しい)
解説:油だきボイラーの点火には、イグナイタ(電気火花点火装置)やパイロットバーナ(点火用小型バーナ)が使用されます。
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問26.液体燃料の引火点とは、燃料の表面に火炎を近づけたとき、瞬間的に引火するのに必要な最低温度である。
正解:○(正しい)
解説:引火点は液体燃料の表面から十分な可燃性蒸気が発生し、火源を近づけたとき一瞬引火する最低温度です。
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問27.着火温度(発火点)は、引火点と同じ温度を指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。着火温度は「点火源なしに燃焼開始する温度」(引火点は火源近接で引火する温度)。両者は別概念で着火温度>引火点。
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問28.A重油は、C重油よりも引火点が高い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。A重油は「C重油より引火点が低い」(軽質で揮発性高い)。重質ほど引火点高い。
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問29.天然ガスの主成分はメタン(CH4)である。
正解:○(正しい)
解説:天然ガスの主成分はメタン(CH4)で、都市ガス13Aの原料にも使用されています。発熱量が大きく、硫黄分をほとんど含みません。
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問30.LPG(液化石油ガス)は、空気より軽いため天井付近に滞留しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。LPG(プロパン・ブタン)は空気より重いため、漏洩すると低い場所に滞留しやすく、換気に注意が必要です。
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問31.平衡通風は、煙突の自然通風のみで燃焼を管理する方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。平衡通風は「押込みファンと誘引ファン併用」(自然通風のみではない)。炉内圧をほぼ大気圧に保つ。
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問32.自然通風は、煙突内の燃焼ガスと外気との温度差による密度差を利用した通風方式である。
正解:○(正しい)
解説:自然通風は煙突内の高温ガスが軽く上昇する力(ドラフト)を利用する方式で、煙突が高いほど通風力が大きくなります。
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問33.戻り油式圧力噴霧バーナは、ターンダウン比が大きい。
正解:○(正しい)
解説:戻り油式圧力噴霧バーナは余分な燃料をタンクに戻す構造のため、燃焼量の調整範囲(ターンダウン比)が大きく、負荷変動に対応しやすくなります。
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問34.低空気比燃焼は、NOxの発生量を増加させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。低空気比燃焼は「NOx抑制」効果あり(酸素濃度低下で熱発生抑制、ピーク温度低下)。
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問35.二段燃焼法は、燃焼用空気を一括投入する方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。二段燃焼法は「燃焼用空気を分割供給」(一段目で還元燃焼、二段目で完全燃焼)。NOx低減効果。
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問36.排ガス再循環法(EGR)は、排ガスを完全に大気放出する方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。EGRは「排ガスの一部を燃焼用空気に混合」(NOx低減のため)。完全放出ではない。
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問37.回転式バーナ(ロータリバーナ)は、高速回転するカップの遠心力で燃料を微粒化する。
正解:○(正しい)
解説:回転式バーナは回転カップの遠心力により燃料を薄膜状に拡げて微粒化するため、油圧が低くても良好な霧化が得られます。
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問38.燃焼ガスの露点とは、燃焼ガスの最高温度のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。露点は「水蒸気が凝縮し始める温度」(最高温度ではない)。露点以下で低温腐食。
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問39.燃料の着火遅れ時間が長いと、異常燃焼を起こしやすい。
正解:○(正しい)
解説:着火遅れ時間が長いと、その間に噴霧された未燃燃料が蓄積し、着火時に一気に燃焼して異常燃焼(後燃え)を起こす原因となります。
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問40.高圧気流噴霧式バーナは、空気や蒸気の高速気流で燃料を微粒化する。
正解:○(正しい)
解説:高圧気流噴霧式バーナは圧縮空気や蒸気を利用して油を微粒化するバーナで、粘度の高い重油でも良好な噴霧が可能です。
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問41.理論空気量とは、燃料を完全燃焼させるために理論的に必要な最小の空気量である。
正解:○(正しい)
解説:理論空気量は燃料の化学組成から計算される完全燃焼に必要な最小限の空気量で、実際にはこれより多くの空気(過剰空気)を供給します。
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問42.液体燃料の動粘度が高いほど、噴霧式バーナでの微粒化が容易になる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。動粘度が高い(粘い)と噴霧しにくくなり、微粒化が困難になります。適正な粘度になるまで予熱して粘度を下げてから噴霧します。
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問43.燃料の完全燃焼に必要な条件として、適切でないものはどれか。
- ア.適切な空気比の維持
- イ.排ガス中のCO2濃度をゼロにする
- ウ.炉内温度を十分に高く保つ
- エ.燃料と空気の十分な混合
正解:イ.排ガス中のCO2濃度をゼロにする
解説:完全燃焼するとCO2が生成されるため、CO2濃度がゼロになることはありません。むしろ完全燃焼に近いほどCO2濃度は高くなります。
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問44.燃料の性質に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.灯油はA重油より引火点が低い
- イ.液体燃料の発熱量は一般に固体燃料より大きい
- ウ.気体燃料は液体燃料より発熱量が大きい
- エ.C重油はA重油より動粘度が高い
正解:ウ.気体燃料は液体燃料より発熱量が大きい
解説:気体燃料は単位体積あたりの発熱量は液体燃料より小さいのが一般的です。単位質量あたりの場合も液体燃料の方が大きいことが多いです。
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問45.油だきボイラーの自動制御に用いるフレームアイ(火炎検出器)について、正しいものはどれか。
- ア.火炎の温度を測定する装置である
- イ.燃料の流量を測定する装置である
- ウ.排ガス中のO2濃度を測定する装置である
- エ.火炎の有無を検出して安全な燃焼を確保する装置である
正解:エ.火炎の有無を検出して安全な燃焼を確保する装置である
解説:フレームアイは紫外線や赤外線を検出して火炎の有無を監視する安全装置で、消火を検出した場合は燃料の供給を自動的に遮断します。
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問46.通風に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.自然通風は押込みファンを使用する
- イ.誘引通風は炉内が負圧となる
- ウ.平衡通風は炉内をほぼ大気圧に保つ
- エ.押込通風は炉内が正圧となる
正解:ア.自然通風は押込みファンを使用する
解説:自然通風は煙突によるドラフトを利用した通風方式で、ファンを使用しません。押込みファンを使うのは強制通風(押込通風)です。
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問47.燃焼効率を上げるための方法として、適切でないものはどれか。
- ア.空気比を適正に保つ
- イ.排ガス温度を高くする
- ウ.炉内温度を高く保つ
- エ.燃料と空気の混合を良くする
正解:イ.排ガス温度を高くする
解説:排ガス温度が高いと排ガスへの熱損失が増加し、ボイラー効率が低下します。排ガス温度は低温腐食が起こらない範囲で低く保つことが望ましいです。
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問48.燃料の燃焼に関する計算で、正しいものはどれか。
- ア.空気比が1.0のとき完全燃焼する
- イ.空気比が1.0未満のとき最も効率がよい
- ウ.ボイラー効率は低発熱量を基準に算出する
- エ.ボイラー効率は高発熱量を基準に算出する
正解:ウ.ボイラー効率は低発熱量を基準に算出する
解説:ボイラー効率は通常、低発熱量(真発熱量)を基準に算出します。低発熱量は水蒸気の潜熱を含まない実質的な利用可能熱量です。
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問49.重油の加熱に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.重油の予熱温度は引火点以上にしなければならない
- イ.C重油は50℃以上に予熱すれば十分である
- ウ.B重油は予熱が不要である
- エ.A重油は常温でも噴霧できるため予熱は不要である
正解:エ.A重油は常温でも噴霧できるため予熱は不要である
解説:A重油は常温でも粘度が低く、加熱しなくても噴霧式バーナで良好な霧化が得られるため予熱は不要です。B・C重油は粘度が高いため予熱が必要です。
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問50.ばいじんやNOxの排出抑制に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.炉内滞留時間を長くすると未燃分が減少する
- イ.高温燃焼はNOxの低減に有効である
- ウ.空気比を極力大きくするとNOxが減る
- エ.ばいじんの排出量は燃料の種類に関係しない
正解:ア.炉内滞留時間を長くすると未燃分が減少する
解説:炉内滞留時間を長くすることで燃料が完全燃焼しやすくなり、未燃焼分(すす・CO)が減少します。高温燃焼はNOxを増やし、空気比増大も効果的ではありません。
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問51.燃焼室の形状や大きさは、燃料の種類や燃焼方式に応じて設計される。
正解:○(正しい)
解説:燃焼室は使用する燃料の種類(気体・液体・固体)や燃焼方式に応じて、適切な炉内容積・形状・寸法が設計されます。燃焼室が小さすぎると不完全燃焼になります。
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問52.燃焼室の炉内熱負荷とは、燃焼室の単位容積あたりの発生熱量をいう。
正解:○(正しい)
解説:炉内熱負荷(炉内容積熱負荷)は燃焼室の単位容積あたりの燃焼熱量(W/m3)で表され、値が大きすぎると局所過熱や不完全燃焼の原因となります。
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問53.液体燃料の噴霧角度が大きいほど、火炎が長くなり燃焼効率が向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。噴霧角度が大きすぎると「火炎が炉壁接触」して損傷の原因。適切な角度設定が必要。
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問54.ボイラーの燃焼効率とは、発生した有効熱量を燃料の発熱量で除した値である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。燃焼効率は燃料が実際に燃焼した割合を示し、未燃分の損失を考慮します。有効熱量を燃料の発熱量で除した値はボイラー効率(熱効率)です。燃焼効率とボイラー効率は異なる指標です。
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問55.重油中の残留炭素分が多いと、ばいじんの発生量が増加する。
正解:○(正しい)
解説:残留炭素分(コンラドソン残留炭素)は燃焼しにくい重質成分を示し、この値が大きいほどすすやばいじんの発生量が増加します。C重油は残留炭素分が多い特徴があります。
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問56.重油中の水分は、噴霧時にバーナチップの摩耗や燃焼不安定の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:重油中の水分はバーナチップ(ノズル)の局部腐食を促進し、また水の蒸発により噴霧が不均一になって燃焼が不安定になる原因となります。
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問57.都市ガス(13A)の主成分はメタンであり、空気より軽い。
正解:○(正しい)
解説:都市ガス13Aの主成分はメタン(CH4)で比重は約0.65と空気より軽いため、漏洩した場合は天井付近に滞留します。LPGとは逆の性質です。
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問58.予混合燃焼方式は、拡散燃焼方式に比べて逆火の危険性が低い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。予混合は「逆火の危険性が高い」(燃料と空気を予め混合するため、火炎が混合管内に伝播する)。
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問59.高圧気流噴霧式バーナは、圧力噴霧式バーナに比べてターンダウン比が大きい。
正解:○(正しい)
解説:高圧気流噴霧式バーナは補助媒体(蒸気や空気)の流量で霧化を制御できるため、油量の調整範囲(ターンダウン比)が圧力噴霧式より大きくなります。
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問60.ガンタイプバーナは、ファン・バーナ・点火装置を一体にした小型バーナである。
正解:○(正しい)
解説:ガンタイプバーナは送風機・噴霧ノズル・点火装置・制御装置を一体化した小型バーナで、小型ボイラーに広く使用されています。
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問61.排ガス中のCO濃度が高い場合は、空気量を増やして完全燃焼に近づける必要がある。
正解:○(正しい)
解説:CO(一酸化炭素)は不完全燃焼の指標であり、CO濃度が高い場合は空気不足が考えられるため、空気量を増やして完全燃焼に近づける必要があります。
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問62.排ガス中のO2濃度を測定することで、空気比の適正を判断できる。
正解:○(正しい)
解説:排ガス中のO2濃度は供給した空気の過剰分に対応しており、O2濃度から空気比を計算・推定できるため、燃焼管理の重要な指標として利用されます。
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問63.重油の硫黄分が多いほど、排ガスの酸露点温度は高くなる。
正解:○(正しい)
解説:硫黄分が多いと排ガス中のSO3濃度が高くなり、水蒸気と結合して硫酸が生成される酸露点温度が上昇します。このため低温腐食の危険温度域が広がります。
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問64.エアヒータ(空気予熱器)の低温腐食を防ぐためには、空気予熱器入口の空気温度を高くする方法がある。
正解:○(正しい)
解説:空気予熱器の金属温度が排ガスの酸露点以下になると低温腐食が発生するため、入口空気の温度を上げて金属温度を酸露点以上に保つ方法が有効です。蒸気コイルで空気を予熱する方法があります。
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問65.微粉炭燃焼は、石炭を50〜100μm程度に粉砕して噴射燃焼させる方式である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。微粉炭燃焼は石炭を細かく(おおむね200メッシュ=約75μm以下を主体に)粉砕し、空気とともにバーナから噴射して燃焼させる方式です。表面積が大きく燃焼効率が高い一方、設備が大型になります。
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問66.流動層燃焼は、石灰石を混ぜた砂層中で石炭を燃焼させる方式で、低温燃焼によりNOxが少ない。
正解:○(正しい)
解説:流動層燃焼は砂と石灰石の混合層を空気で流動化させながら燃焼する方式で、約800〜900℃の低温燃焼でNOxが少なく、石灰石がSO2を吸収するため脱硫効果もあります。
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問67.燃料の高発熱量と低発熱量の差は、燃料中の水素分と水分に関係する。
正解:○(正しい)
解説:高発熱量と低発熱量の差は、燃焼により生じる水蒸気の凝縮潜熱に相当します。水素の燃焼で水蒸気が生成されるため、水素分と燃料中の水分が多いほどその差が大きくなります。
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問68.通風力はファンの回転数に直接比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。通風圧(静圧)は「回転数の2乗に比例」(送風機の特性曲線)。直接比例ではない。
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問69.煙突の通風力は、煙突の高さが高いほど大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:煙突の自然通風力は煙突高さと、煙突内ガスと外気の密度差に比例します。煙突が高いほどガス柱が長くなり、大きな通風力が得られます。
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問70.押込通風方式では、燃焼室が正圧となるため燃焼ガスの炉外への漏れに注意が必要である。
正解:○(正しい)
解説:押込通風は炉内が正圧(大気圧以上)になるため、炉壁やダクトの隙間から高温の燃焼ガスが外部に漏れる危険があり、気密性の確保が重要です。
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問71.排ガス再循環法では、排ガスを20〜30%程度燃焼用空気に混合するのが一般的である。
正解:○(正しい)
解説:排ガス再循環法(EGR)は一般に排ガスの15〜30%程度を燃焼用空気に混合し、酸素濃度を下げて燃焼温度を低下させることでNOxの発生を抑制します。
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問72.燃焼室の構造に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.燃焼室の容積は小さいほど燃焼効率がよい
- イ.燃焼室の温度は低いほど完全燃焼しやすい
- ウ.燃焼室の炉壁は耐火材で内張りされている
- エ.燃焼室は通常ステンレス鋼で構成される
正解:ウ.燃焼室の炉壁は耐火材で内張りされている
解説:燃焼室の炉壁は高温に耐えるために耐火材(耐火れんが、キャスタブル耐火物など)で内張りされています。容積が小さすぎると不完全燃焼、温度は高い方が完全燃焼に有利です。
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問73.液体燃料のバーナに関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.圧力噴霧式はオイルポンプで高圧にして噴射する
- イ.蒸気噴霧式は蒸気の力で油を微粒化する
- ウ.回転式はカップの遠心力で油を微粒化する
- エ.ガンタイプバーナは大型ボイラー専用のバーナである
正解:エ.ガンタイプバーナは大型ボイラー専用のバーナである
解説:ガンタイプバーナはファン・バーナ・点火装置を一体化した小型バーナで、小型ボイラーに広く使用されています。大型ボイラー専用ではありません。
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問74.NOx低減対策として、適切でないものはどれか。
- ア.空気比の大幅な増加
- イ.排ガス再循環法
- ウ.低空気比燃焼
- エ.二段燃焼法
正解:ア.空気比の大幅な増加
解説:空気比を大幅に増加させると、過剰な酸素が供給されて燃焼温度が部分的に上昇し、サーマルNOxが増加する場合があります。低空気比燃焼・二段燃焼・排ガス再循環がNOx低減に有効です。
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問75.排ガスの低温腐食に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.低温腐食は燃料の窒素分によって生じる
- イ.排ガス温度を酸露点以下にしないことで防止できる
- ウ.低温腐食は高温部で発生する
- エ.低温腐食は気体燃料で最も発生しやすい
正解:イ.排ガス温度を酸露点以下にしないことで防止できる
解説:低温腐食は燃料中の硫黄分から生成されるSO3が水蒸気と結合して硫酸となり、金属面が酸露点以下に冷却されたときに凝縮して腐食する現象です。排ガス温度を酸露点以上に保つことで防止します。
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問76.通風に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.自然通風は大型ボイラーに最適である
- イ.押込通風は炉内が負圧になる
- ウ.誘引通風ではファンが高温ガスにさらされるため耐久性に注意が必要である
- エ.平衡通風では押込みファンのみを使用する
正解:ウ.誘引通風ではファンが高温ガスにさらされるため耐久性に注意が必要である
解説:誘引通風は煙道の出口側にファンを設けるため、ファンが高温の排ガスに直接さらされます。そのため耐熱性の高い材質が必要で、ファンの保守管理にも注意が必要です。
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問77.燃料の発熱量に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.高発熱量は水蒸気の凝縮潜熱を含まない
- イ.低発熱量は高発熱量より大きい
- ウ.気体燃料の発熱量は体積基準で表せない
- エ.ボイラー効率の計算には通常低発熱量を使用する
正解:エ.ボイラー効率の計算には通常低発熱量を使用する
解説:ボイラー効率は通常低発熱量(真発熱量)を基準に算出します。排ガス中の水蒸気が凝縮して潜熱を回収することは実際にはほとんどないため、低発熱量が実用的な指標です。
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問78.排ガス分析に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.SO2濃度が高いほどボイラー効率がよい
- イ.CO2濃度が高いほど完全燃焼に近い
- ウ.CO濃度が高い場合は空気不足が考えられる
- エ.O2濃度から空気比を推定できる
正解:ア.SO2濃度が高いほどボイラー効率がよい
解説:SO2濃度は燃料中の硫黄分に起因するもので、ボイラー効率とは関係ありません。SO2は大気汚染物質であり、低減すべき排出物です。O2・CO2・COは燃焼状態の判断に使用します。
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問79.重油の性状に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.A重油はC重油より動粘度が高い
- イ.B重油はA重油とC重油の中間の性状である
- ウ.C重油は予熱なしで良好に噴霧できる
- エ.重油の発熱量は灯油より小さい
正解:イ.B重油はA重油とC重油の中間の性状である
解説:B重油はA重油とC重油の中間の性状(粘度、引火点、残留炭素分等)を持ちます。A重油が最も軽質でC重油が最も重質です。C重油は予熱が必要で、A重油よりC重油の方が動粘度が高くなります。
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問80.ボイラーの燃焼における空気比に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.空気比1.0で完全燃焼が保証される
- イ.空気比が大きいほどボイラー効率は向上する
- ウ.空気比が小さすぎるとCOが発生しやすい
- エ.空気比は燃料の種類に関わらず一定である
正解:ウ.空気比が小さすぎるとCOが発生しやすい
解説:空気比が小さすぎると空気不足により不完全燃焼となり、一酸化炭素(CO)が発生しやすくなります。空気比1.0では理論上完全燃焼ですが実際には混合不良で不完全燃焼になり、空気比が大きすぎると排ガス損失が増えます。