二級ボイラー技士「ボイラーの構造に関する知識」の一問一答
📖 二級ボイラー技士「ボイラーの構造に関する知識」の全80問と解説(一覧)
二級ボイラー技士のボイラーの構造に関する知識に関する一問一答(全80問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.丸ボイラーは、水管ボイラーに比べて一般に保有水量が少ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。丸ボイラーは保有水量が「多い」(胴のサイズ大、水容量大)。少ないのは水管ボイラー(特に貫流式)。
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問2.水管ボイラーは、丸ボイラーに比べて高圧・大容量に適している。
正解:○(正しい)
解説:水管ボイラーは細い水管内に水を通す構造のため、高圧に耐えやすく、大容量の蒸気発生に適しています。
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問3.炉筒煙管ボイラーは、水管と煙管を組み合わせた水管ボイラーである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。炉筒煙管ボイラーは「炉筒と煙管を組み合わせた丸ボイラー」(水管ボイラーではない)。
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問4.鋳鉄製ボイラーは、蒸気ボイラーとして広く使用されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋳鉄製ボイラーは主に温水ボイラーとして暖房用に使用されます。鋳鉄は脆いため高圧蒸気には適しません。
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問5.貫流ボイラーは、ドラムを2つ持つ二胴形のボイラーである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。貫流ボイラーは「ドラムを持たず」管の一端から給水し他端から蒸気を取り出す(二胴形ではない)。
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問6.ボイラーの伝熱面積とは、火炎や燃焼ガスに触れる面の面積をいう。
正解:○(正しい)
解説:伝熱面積は、燃焼ガス等に触れて熱を水や蒸気に伝える面の面積で、ボイラーの大きさを表す基準の一つです。
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問7.水管ボイラーの水管内には燃焼ガスが通る。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水管ボイラーの水管内には水・蒸気が通ります。燃焼ガスは水管の外側を通過して熱を伝えます。
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問8.煙管ボイラーの煙管内には燃焼ガスが通る。
正解:○(正しい)
解説:煙管ボイラーでは、煙管の内側を燃焼ガスが通り、外側の水に熱を伝えます。水管ボイラーとは逆の構造です。
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問9.エコノマイザは、燃焼用空気の予熱装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。エコノマイザは「給水を予熱」する装置。空気予熱は「空気予熱器」。
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問10.空気予熱器は、給水を予熱する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。空気予熱器は「燃焼用空気を予熱」する装置(給水予熱はエコノマイザ)。
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問11.過熱器は、ボイラーで発生した過熱蒸気を冷却して飽和蒸気にする装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。過熱器は「飽和蒸気を加熱して過熱蒸気にする」装置(冷却ではない)。
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問12.ボイラーの胴の周方向の継手は、長手方向の継手より大きな強度が必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。応力(フープ応力)は周方向に2倍かかるため、「長手方向継手」がより強度必要。記述が逆。
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問13.安全弁は、ボイラー内の圧力が所定の値を超えた場合に自動的に蒸気を放出する装置である。
正解:○(正しい)
解説:安全弁はボイラーの過圧防止のため、設定圧力を超えると自動的に開いて蒸気を逃がし、圧力を下げます。
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問14.圧力計は、ボイラーの蒸気部分に直接取り付けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力計はサイホン管(水柱管)を介して取り付け、高温の蒸気が直接ブルドン管に触れないようにします。
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問15.水面計は、ボイラー内の水位を外部から確認するための装置である。
正解:○(正しい)
解説:水面計はボイラーの水位を外部から監視するための計器で、蒸気ボイラーには2個以上の取り付けが原則です。
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問16.吹出し装置は、ボイラー水中に空気を送り込むために使用する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吹出し装置は「ボイラー水中の不純物・スラッジを排出」する装置(空気を送り込むのではない)。
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問17.ボイラーの水位が高すぎると、蒸気に水滴が混入するキャリオーバが発生しやすい。
正解:○(正しい)
解説:水位が高いと蒸気室の空間が不足し、水滴が蒸気に混入するキャリオーバ(プライミング)が起こりやすくなります。
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問18.ステーは、燃焼ガスの流路を制御するために使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ステーは「平板部分の補強」に使われる構造部材(燃焼ガス制御ではない)。
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問19.自然循環式水管ボイラーでは、ポンプを用いて水を強制循環させる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。自然循環式は「水と蒸気の密度差」で循環(ポンプ強制ではない、それは強制循環式)。
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問20.強制循環式水管ボイラーは、循環ポンプを用いてボイラー水を循環させる。
正解:○(正しい)
解説:強制循環式は、循環ポンプにより水管内のボイラー水を強制的に循環させる方式です。
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問21.ボイラーに使用する鋼材は、温度が高くなるほど引張強さが増加する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋼材は約350℃を超えると引張強さが低下し始め、高温になるほど強度が落ちます。クリープ現象にも注意が必要です。
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問22.膨張タンクは、蒸気ボイラーの蒸気の体積膨張を吸収するために設ける。
正解:×(誤り)
解説:誤り。膨張タンクは「温水ボイラーの温水の体積膨張」を吸収(蒸気ではない)。
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問23.ブルドン管圧力計は、断面が楕円形の管が圧力により変形することを利用して圧力を測定する。
正解:○(正しい)
解説:ブルドン管は断面楕円の金属管をC字型に曲げたもので、内部の圧力変化で管が変形する量から圧力を読み取ります。
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問24.逃がし弁は、蒸気ボイラーにおいて安全弁に代えて使用できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逃がし弁は「温水ボイラー」の安全弁代替(蒸気ボイラーは安全弁が必須)。
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問25.給水逆止め弁は、ボイラー水が給水管側に逆流するのを防ぐ装置である。
正解:○(正しい)
解説:給水逆止め弁はボイラー内の圧力が給水圧力より高くなった場合に、ボイラー水の逆流を防止します。
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問26.立てボイラーは、狭い場所に設置できるという利点がある。
正解:○(正しい)
解説:立てボイラーは縦型の構造で据付面積が小さく、狭い場所への設置に適しています。
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問27.水管ボイラーの起動時間は、丸ボイラーに比べて一般に長い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水管ボイラーは「起動時間が短い」(保有水量が少なく短時間で蒸気発生)。丸ボイラーは長い。
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問28.鋳鉄製ボイラーは、セクションを組み合わせて構成されるため、伝熱面積の増減が容易である。
正解:○(正しい)
解説:鋳鉄製ボイラーはセクション(鋳鉄片)をボルト等で組み合わせた構造で、セクション数を変えることで能力を調整できます。
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問29.炉筒煙管ボイラーのウェットバック構造は、後部煙室が水に囲まれていない構造である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ウェットバックは「後部煙室が水に囲まれた構造」(囲まれていないのはドライバック)。
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問30.多管式貫流ボイラーは、保有水量が極めて少ないため、起動時間が非常に短い。
正解:○(正しい)
解説:貫流ボイラーはドラムを持たず保有水量が極めて少ないため、起動から蒸気発生まで数分程度と非常に短時間です。
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問31.ボイラーの管ステーは、平板の補強のため管板に植え込んで使用する。
正解:○(正しい)
解説:管ステーは煙管の一部をステーの役割も兼ねるもので、管板を内圧に対して補強します。
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問32.水側連絡管は、上部ドラムと下部ドラム(ヘッダ)を連結し蒸気を流すための管である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水側連絡管は降水管とも呼ばれ、上部ドラムから下部ドラムへボイラー水を導くための管です。蒸気ではなく水が流れます。
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問33.蒸気配管中のドレン(凝縮水)を自動的に排出する装置はどれか。
- ア.減圧弁
- イ.安全弁
- ウ.蒸気トラップ
- エ.逆止め弁
正解:ウ.蒸気トラップ
解説:蒸気トラップは蒸気配管中のドレンを自動的に排出し、蒸気は通さずに凝縮水だけを分離排出する装置です。減圧弁は圧力調整、安全弁は過圧防止、逆止め弁は逆流防止の装置です。
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問34.水柱管は、給水を蓄える装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水柱管は「水面計・圧力計・水位検出器を取り付ける」管(給水蓄積ではない)。
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問35.減圧弁は、蒸気の圧力を必要な低い圧力に調整して供給するための装置である。
正解:○(正しい)
解説:減圧弁は高圧の蒸気を使用先に合わせた低い圧力に自動的に調整して供給する装置です。
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問36.ボイラーの胴板には、一般に炭素鋼が使用される。
正解:○(正しい)
解説:ボイラー用材料として、胴板や鏡板にはSB材(ボイラー用炭素鋼板)やSM材が一般に使用されます。
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問37.インジェクタは、空気の力を利用して給水する装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。インジェクタは「蒸気の力」を利用して給水する装置(空気ではない)。
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問38.リターンスタッドボルトは、鏡板の補強のために使用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。スタッドボルト(棒ステー)は平板部分の補強に使われますが、リターンスタッドボルトという用語は正式にはなく、ステーボルトやガセットステーが正しい呼称です。
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問39.飽和蒸気は、一定の圧力のもとで沸騰している水から発生する蒸気である。
正解:○(正しい)
解説:飽和蒸気はその圧力における飽和温度の蒸気で、水分を含まない乾き飽和蒸気と、微細な水滴を含む湿り蒸気があります。
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問40.比エンタルピとは、蒸気1m³あたりの保有熱量のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比エンタルピは「1kgあたり」の保有熱量(m³ではない)。
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問41.圧力が高くなるほど、飽和蒸気の蒸発潜熱は大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。圧力が高くなるほど飽和温度が上がり、蒸発潜熱(蒸発の比エンタルピ)はむしろ小さくなります。臨界圧力ではゼロになります。
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問42.ボイラーのドラム内に設ける気水分離器は、蒸気と水滴を分離して乾き度の高い蒸気を得るための装置である。
正解:○(正しい)
解説:気水分離器はドラム内に設置され、遠心力やバッフル板などにより蒸気から水滴を分離し、質の良い蒸気を取り出します。
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問43.平形反射式水面計は、ガラス板の反射・透過の違いを利用して水位を判別する。
正解:○(正しい)
解説:反射式水面計はガラス板の裏面に溝を刻み、水部では光が透過して暗く見え、蒸気部では光が反射して白く見えることで水位を判別します。
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問44.次のうち、丸ボイラーに分類されるものはどれか。
- ア.自然循環式水管ボイラー
- イ.貫流ボイラー
- ウ.強制循環式水管ボイラー
- エ.炉筒煙管ボイラー
正解:エ.炉筒煙管ボイラー
解説:炉筒煙管ボイラーは、胴の内部に炉筒と煙管を配置した丸ボイラーの代表的な形式です。他の選択肢はすべて水管ボイラーまたは貫流ボイラーに分類されます。
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問45.ボイラーの水循環について、正しいものはどれか。
- ア.水管ボイラーの水循環は、水と蒸気の密度差または循環ポンプにより行われる
- イ.強制循環式では水と蒸気の密度差のみで循環する
- ウ.自然循環式では循環ポンプが必要である
- エ.丸ボイラーには水循環は発生しない
正解:ア.水管ボイラーの水循環は、水と蒸気の密度差または循環ポンプにより行われる
解説:水管ボイラーの水循環は、自然循環式では水と蒸気の密度差を利用し、強制循環式では循環ポンプを使用します。
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問46.ボイラーの安全弁について、誤っているものはどれか。
- ア.蒸気ボイラーには安全弁を2個以上取り付ける
- イ.安全弁の排気は屋内に放出してよい
- ウ.安全弁の吹出し量はボイラーの最大蒸発量以上とする
- エ.安全弁は最高使用圧力以下で作動するよう調整する
正解:イ.安全弁の排気は屋内に放出してよい
解説:安全弁の排気は安全な場所に導き、屋外の安全な方向に放出しなければなりません。屋内への放出は危険です。
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問47.ボイラーに設けるスケールの付着防止対策として、適切でないものはどれか。
- ア.軟水器による給水の軟化処理
- イ.清缶剤の投入
- ウ.空気予熱器の設置
- エ.ブローの実施
正解:ウ.空気予熱器の設置
解説:空気予熱器は排ガスの熱で燃焼用空気を予熱する装置であり、スケール防止とは関係ありません。軟水器・清缶剤・ブローがスケール対策です。
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問48.次のうち、ボイラーの附属設備でないものはどれか。
- ア.エコノマイザ
- イ.過熱器
- ウ.空気予熱器
- エ.ターニングベーン
正解:エ.ターニングベーン
解説:ターニングベーンは空調ダクトの曲がり部に設ける整流板であり、ボイラーの附属設備ではありません。エコノマイザ・過熱器・空気予熱器はボイラーの効率向上のための附属設備です。
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問49.ボイラーの圧力計に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.圧力計は毎年1回以上の校正が義務づけられている
- イ.圧力計の目盛盤には最高使用圧力を示す位置に赤い線を入れる
- ウ.サイホン管を取り付けて蒸気が直接ブルドン管に入らないようにする
- エ.ブルドン管圧力計が一般に使用される
正解:ア.圧力計は毎年1回以上の校正が義務づけられている
解説:圧力計の校正について、法令上「毎年1回以上」の校正義務は明示されていません。ただし性能検査時等に精度の確認は求められます。
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問50.温水ボイラーに関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.温水ボイラーには安全弁を必ず取り付ける
- イ.開放型温水ボイラーには逃がし管を設ける
- ウ.温水ボイラーに膨張タンクは不要である
- エ.温水ボイラーの温水温度に制限はない
正解:イ.開放型温水ボイラーには逃がし管を設ける
解説:開放型温水ボイラーには、膨張した温水を逃がすための逃がし管を設けます。密閉型では膨張タンクや逃がし弁が必要です。
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問51.熱貫流率とは、隔壁を通して高温側から低温側へ熱が伝わる度合いを示す値であり、値が大きいほど伝熱性能が良い。
正解:○(正しい)
解説:熱貫流率(総括伝熱係数)Kは、伝熱面の両側の流体間で熱が伝わる総合的な能力を表し、値が大きいほど単位面積あたりの伝熱量が多くなります。
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問52.放射伝熱は、物体間の温度差がなくても生じる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。放射伝熱(輻射伝熱)は物体の温度に応じた電磁波の放射によって熱が伝わる現象で、温度差がなければ正味の熱移動は生じません。高温側から低温側へ放射の差分で伝わります。
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問53.水管ボイラーの水管は、丸ボイラーの胴に比べて管径が大きく低圧用に向く。
正解:×(誤り)
解説:誤り。水管ボイラーの水管は「管径が小さく高圧に耐えやすい」(記述が逆)。
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問54.丸ボイラーは水管ボイラーに比べて起動から蒸気発生までの時間が短い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。丸ボイラーは保有水量が多いため、起動してから全体の水が沸騰温度に達するまでに時間がかかります。水管ボイラーの方が保有水量が少なく起動時間が短いです。
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問55.二胴形水管ボイラーは、上部ドラムと下部ドラム(またはヘッダ)を水管で連結した構造である。
正解:○(正しい)
解説:二胴形水管ボイラーは蒸気ドラム(上部)と水ドラム(下部)を多数の水管で連結し、水管内で水を加熱・蒸発させる構造です。
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問56.炉筒煙管ボイラーのドライバック構造では、後部煙室がボイラー水で囲まれている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ドライバック構造は「後部煙室がボイラー水に接していない」(囲まれているのはウェットバック)。
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問57.曲管式水管ボイラーは、水管を曲げて配置することで伝熱面積を増大させている。
正解:○(正しい)
解説:曲管式水管ボイラーは水管を曲げて配置することで、同じスペースでも多くの伝熱面積を確保し、高い蒸気発生量を得ることができます。
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問58.過熱器は燃焼ガスの温度が最も高い部分に設置するのが一般的である。
正解:○(正しい)
解説:過熱器は飽和蒸気をさらに加熱するため、燃焼ガス温度の高い部分(炉の出口付近や第一煙道など)に設置して高温の過熱蒸気を得ます。
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問59.エコノマイザを設置すると、排ガス温度が低下しボイラー効率が向上する。
正解:○(正しい)
解説:エコノマイザは排ガスの余熱で給水を予熱するため、排ガスの持ち去る熱量が減少し、ボイラー全体の熱効率が向上します。
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問60.空気予熱器は、エコノマイザよりもボイラー排ガスの流れの上流側に設置する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。一般にエコノマイザの方が排ガス温度の高い側(上流側)に、空気予熱器は排ガス温度の低い側(下流側)に設置されます。空気予熱器の方が低温域で効果的だからです。
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問61.再生式空気予熱器は、蓄熱体を回転させて排ガスの熱を燃焼用空気に伝える方式である。
正解:○(正しい)
解説:再生式(回転式)空気予熱器は回転する蓄熱体が交互に排ガスと燃焼用空気に接触し、熱を蓄えて放出することで空気を予熱します。ユングストローム式が代表的です。
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問62.ボイラーの伝熱面にスケールが付着すると、管壁温度が上昇して過熱損傷の原因となる。
正解:○(正しい)
解説:スケールは熱伝導率が低いため伝熱を妨げ、スケール下の管壁が燃焼ガスの熱を水側に逃がせず過熱状態となり、膨出や破裂の原因になります。
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問63.鋳鉄製ボイラーは、鋼製ボイラーに比べて腐食に弱い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鋳鉄製は鋼製より「腐食に強い」(鋳鉄表面の保護皮膜による)。耐熱衝撃には弱い。
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問64.安全弁の吹下がり圧力とは、安全弁が開いてから再び閉じるときの圧力降下量をいう。
正解:○(正しい)
解説:吹下がり圧力(ブローダウン)は、安全弁が開放する吹出し圧力と、再び閉止する吹止まり圧力との差のことで、安全弁の重要な性能指標です。
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問65.ばね安全弁の調整ボルトを締め込むと、吹出し圧力は低下する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ばね安全弁の調整ボルトを締め込むとばねの圧縮力が増し、弁体を押さえる力が強くなるため、吹出し圧力は上昇します。
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問66.二色水面計は、蒸気部を赤色、水部を緑色に表示して水位を確認する装置である。
正解:○(正しい)
解説:二色水面計は照明光の屈折率の違いを利用し、蒸気部を赤色、水部を緑色に表示することで、離れた場所からでも水位を容易に確認できます。
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問67.遠隔指示水面計は、水面計の設置が困難な場所でボイラー水位を確認するために使用する。
正解:○(正しい)
解説:遠隔指示水面計は差圧式やフロート式などで水位を電気信号に変換し、離れた場所の指示計や制御盤で水位を監視できるようにする装置です。
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問68.逃がし管の途中には、バルブやコックを取り付けてはならない。
正解:○(正しい)
解説:逃がし管は開放型温水ボイラーの安全装置であり、途中にバルブやコックを設けると閉塞の危険があるため取り付けてはなりません。
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問69.蒸気トラップのうち、バケット式は機械式トラップに分類される。
正解:○(正しい)
解説:バケット式蒸気トラップはドレンと蒸気の密度差によりバケットが浮沈して弁を開閉する機械式(フロート式)トラップに分類されます。
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問70.給水内管は、ボイラー胴内に設置し、給水がボイラー水と直接混合する前に予熱する役割がある。
正解:○(正しい)
解説:給水内管はボイラー胴内に設けた多孔管で、冷たい給水を胴内のボイラー水で予熱してから混合させ、熱応力の発生を防止します。
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問71.管寄せ(ヘッダ)は、多数の水管を集合して蒸気や水を集配するための管である。
正解:○(正しい)
解説:管寄せ(ヘッダ)は多数の水管の端部を一か所に集合させ、水や蒸気の流れを集めたり分配したりするための太い管です。
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問72.ボイラーの伝熱に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.対流伝熱は真空中でも生じる
- イ.放射伝熱は媒体を必要としない
- ウ.伝導伝熱は流体の移動により生じる
- エ.対流伝熱は固体内部で生じる
正解:イ.放射伝熱は媒体を必要としない
解説:放射伝熱(輻射伝熱)は電磁波によるエネルギー移動であり、真空中でも媒体なしに生じます。対流伝熱は流体の運動が必要で、伝導伝熱は物質内部の分子振動により生じます。
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問73.水管ボイラーと丸ボイラーの比較として、誤っているものはどれか。
- ア.水管ボイラーは高圧・大容量に適している
- イ.丸ボイラーは保有水量が多く負荷変動に強い
- ウ.丸ボイラーは水管ボイラーより破裂時の被害が小さい
- エ.水管ボイラーは起動時間が短い
正解:ウ.丸ボイラーは水管ボイラーより破裂時の被害が小さい
解説:丸ボイラーは保有水量が多いため、万一破裂した場合には大量の高温水が一気に蒸気化し、水管ボイラーよりも被害が大きくなる可能性があります。
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問74.過熱器に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.飽和蒸気を加熱して過熱蒸気にする
- イ.過熱蒸気はタービン駆動に適している
- ウ.対流過熱器と放射過熱器がある
- エ.過熱器管内にはボイラー水が流れる
正解:エ.過熱器管内にはボイラー水が流れる
解説:過熱器管内を流れるのはボイラー水ではなく蒸気です。飽和蒸気が過熱器管内を通る間に燃焼ガスの熱でさらに加熱され、過熱蒸気となります。
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問75.エコノマイザに関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.エコノマイザにより給水温度が上昇しボイラー効率が向上する
- イ.エコノマイザは燃焼室内に設置する
- ウ.エコノマイザ内で蒸気を過熱する
- エ.エコノマイザは排ガス温度を上昇させる
正解:ア.エコノマイザにより給水温度が上昇しボイラー効率が向上する
解説:エコノマイザは煙道に設置され、排ガスの余熱で給水を予熱することで給水温度を上昇させます。排ガスの持ち去る熱量が減少し、ボイラー効率が3〜5%程度向上します。
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問76.安全弁に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.安全弁の吹出し圧力は最高使用圧力の1.5倍に設定する
- イ.過熱器用安全弁はボイラー本体の安全弁より先に作動するよう調整する
- ウ.安全弁と胴の間にはバルブを設けてもよい
- エ.安全弁の吹出し量はボイラーの最大蒸発量の半分以上あればよい
正解:イ.過熱器用安全弁はボイラー本体の安全弁より先に作動するよう調整する
解説:過熱器用安全弁はボイラー本体の安全弁より先に(低い圧力で)作動するよう調整します。これにより過熱器内に常に蒸気の流れを確保し、過熱器管の過熱損傷を防止します。
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問77.ボイラーの水面測定装置に関する記述として、誤っているものはどれか。
- ア.ガラス水面計には丸形と平形がある
- イ.二色水面計は蒸気部と水部を異なる色で表示する
- ウ.遠隔指示水面計があればガラス水面計は不要である
- エ.水面計は原則として蒸気ボイラーに2個以上設ける
正解:ウ.遠隔指示水面計があればガラス水面計は不要である
解説:遠隔指示水面計を取り付けても、ガラス水面計(直接見える水面計)を省略することはできません。ガラス水面計は最も基本的な水位確認装置として必ず設置が必要です。
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問78.ボイラーの胴と鏡板に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.鏡板は平形のものが最も強度に優れる
- イ.胴の周方向の継手は長手方向の継手より強度が必要である
- ウ.胴の板厚は内径に反比例する
- エ.全半球形鏡板は同一板厚の場合、皿形鏡板より高い圧力に耐えられる
正解:エ.全半球形鏡板は同一板厚の場合、皿形鏡板より高い圧力に耐えられる
解説:全半球形鏡板は応力が均一に分布するため、同じ板厚であれば皿形鏡板や半だ円体形鏡板より高い圧力に耐えることができます。長手方向継手の方が強度が必要です。
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問79.貫流ボイラーの特徴として、誤っているものはどれか。
- ア.負荷変動に対して圧力変動が小さい
- イ.起動時間が非常に短い
- ウ.保有水量が極めて少ない
- エ.ドラムを持たない
正解:ア.負荷変動に対して圧力変動が小さい
解説:貫流ボイラーは保有水量が極めて少ないため、負荷変動に対して圧力が変動しやすい欠点があります。丸ボイラーのように大量の保有水で圧力変動を吸収することができません。
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問80.空気予熱器の種類に関する記述として、正しいものはどれか。
- ア.再生式は伝熱管で排ガスと空気を隔てて熱交換する
- イ.再生式の代表例にユングストローム式がある
- ウ.伝熱式は蓄熱体を回転させて熱交換する
- エ.伝熱式は再生式よりも空気への排ガス漏れが多い
正解:イ.再生式の代表例にユングストローム式がある
解説:再生式空気予熱器の代表例はユングストローム式で、回転する蓄熱体が排ガスと空気に交互に接触して熱交換します。伝熱式は管やプレートで隔てて熱交換する方式です。