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消防設備士 乙種6類(乙6)「鑑別等(実技)」の一問一答

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📖 消防設備士 乙種6類(乙6)「鑑別等(実技)」の全45問と解説(一覧)

消防設備士 乙種6類(乙6)の鑑別等(実技)に関する一問一答(全45問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.指示圧力計が取り付けられている消火器は、蓄圧式である。

    正解:○(正しい)

    解説:蓄圧式は容器内に消火薬剤と圧縮ガスを一緒に充填しているため、圧力を確認する指示圧力計が必要である。加圧式(ガス加圧式)は使用時に加圧用ガス容器を破って加圧するので、通常は指示圧力計を付けない。

  2. 問2.二酸化炭素消火器には指示圧力計を設けなければならない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。二酸化炭素消火器は液化ガスを充填しており、温度が決まれば圧力が定まるため指示圧力計は不要である。ハロゲン化物消火器(ハロン1301)と化学泡消火器も指示圧力計を設けない。

  3. 問3.化学泡消火器は、外筒と内筒の薬剤を混合して反応させ、発生した二酸化炭素の圧力で放射する。

    正解:○(正しい)

    解説:外筒に炭酸水素ナトリウム(A剤)、内筒に硫酸アルミニウム(B剤)を入れ、転倒などで混合させると化学反応で二酸化炭素の泡が生じる。転倒式・破がい転倒式・開がい転倒式がある。

  4. 問4.粉末消火器の安全栓は、上方向に引き抜くリング状のもので、色は黄色に塗色されている。

    正解:○(正しい)

    解説:規格省令により安全栓は内径2cm以上のリング部を持ち、上方向に引き抜くよう装着し、黄色に塗色する。ただし押し金具をたたく一動作の消火器と手動ポンプ式の水消火器は除かれる。

  5. 問5.消火器の適応火災の表示は、普通火災用が青、電気火災用が白の円形で表す。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。普通火災(A火災)用は白地、油火災(B火災)用は黄地、電気火災(C火災)用は青地である。色の対応を取り違えないこと。現在は絵表示(炎・燃える物)で表示される。

  6. 問6.手さげ式の消火器のうち、粉末消火器で薬剤量が4kg以下のものにはホースを設けなくてもよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。粉末消火器でホースを省略できるのは消火剤の質量が「1kg以下」のものに限られる(消火器の技術上の規格を定める省令15条1項ただし書き)。したがって4kg以下でも1kgを超えるものにはホースが必要である。★「4kg未満」はハロゲン化物消火器の数値であって粉末の数値ではない。この2つを取り違えやすいので、粉末=1kg以下、ハロゲン化物=4kg未満と対で覚える。

    根拠: 消火器の技術上の規格を定める省令 第15条 (出典: e-Gov法令検索)

  7. 問7.消火器の能力単位は、A火災・B火災・C火災のそれぞれについて定められている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。能力単位が定められているのはA火災とB火災だけである。C火災(電気火災)については能力単位を定めず、適応するかどうかだけを表示する。

  8. 問8.床面上に据え置いた状態でノズル部分を持ちホースを延長して使う据置式の消火器には、運搬のための車輪を有するものも含まれる。

    正解:×(誤り)

    解説:規格省令5条1項により、据置式の消火器は「床面上に据え置いた状態でノズル部分を持ちホースを延長して使用できる消火器(車輪を有するものを除く)」。運搬のための車輪を有するものは車載式。

  9. 問9.二酸化炭素消火器とハロン1301消火器は、蓄圧式の消火器であっても指示圧力計を設けなくてよい。

    正解:○(正しい)

    解説:消火器の技術上の規格を定める省令第28条は、蓄圧式の消火器に指示圧力計を設けるよう定めていますが、二酸化炭素消火器とハロン1301消火器は除かれています。これらは容器の質量(充てん量)で点検します。

  10. 問10.加圧式の粉末消火器の内部には、粉上り防止用封板とサイホン管、加圧用ガス容器が備えられている。

    正解:○(正しい)

    解説:粉上り防止用封板はサイホン管の先端に付き、薬剤がサイホン管へ流れ込むのを防ぐ。加圧用ガス容器には二酸化炭素または窒素が充填されている。

  11. 問11.手さげ式の粉末消火器で消火剤の質量が1kgを超えるものは、押し金具をたたく操作で作動するものとすることができる。

    正解:×(誤り)

    解説:規格省令5条2項の表により、粉末消火器で消火剤の質量が1kgを超えるものの操作方法は「レバーを握る」に限られる。1kg以下のものは「押し金具をたたく」方法も認められる。

  12. 問12.二酸化炭素消火器の鋼製の容器の表面は、2分の1以上を緑色に塗色しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:二酸化炭素消火器の容器は高圧ガス容器で、容器保安規則10条1項1号の表により、液化炭酸ガスの容器は外面の見やすい箇所に表面積の2分の1以上を緑色に塗る。これとは別に、消火器として外面の25%以上を赤色仕上げとする(消火器の規格省令37条)。

  13. 問13.化学泡消火器の内筒には、充てんされた消火剤の液面を示す表示を設ける必要はない。

    正解:×(誤り)

    解説:規格省令34条1項2号により、化学泡消火器の内筒にも液面を示す簡明な表示をしなければならない。本体容器の内面の液面表示(18条)とあわせて、外筒・内筒の両方に液面表示がある。

  14. 問14.消火器の耐圧性能に関する点検(水圧試験)は、製造年から10年を経過したものについて行い、以後3年ごとに行う。

    正解:○(正しい)

    解説:本体容器の腐食による破裂事故を防ぐための点検である。所定の水圧をかけて漏れや変形がないかを確かめる。

  15. 問15.強化液消火薬剤は、凝固点が零下20度以下のアルカリ金属塩類等の水溶液でなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:消火器用消火薬剤の技術上の規格を定める省令3条1項による(アルカリ金属塩類の水溶液はアルカリ性反応を呈すること)。代表的なものは炭酸カリウムの濃厚な水溶液だが、中性の強化液もある。凝固点が低いので、使用温度範囲を零下20度まで拡大した強化液消火器もある(消火器の技術上の規格を定める省令10条の2)。

  16. 問16.二酸化炭素消火器は、地下街や換気について有効な開口部のない地階などに設置できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。消防法施行令10条2項1号ただし書と消防法施行規則11条により、二酸化炭素又はハロゲン化物(ハロン1301を除く)を放射する消火器は、地下街・準地下街と、換気について有効な開口部の面積が床面積の30分の1以下で、かつ床面積が20㎡以下の地階・無窓階・居室には設置できない。

  17. 問17.消火器のキャップ又はプラグと口金との間には、容易に外れないようにパッキンをはめ込まなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:規格省令13条1号による。パッキンは充てんされた消火剤に侵されないもので、使用温度範囲で機能に悪影響を与えないものでなければならない(同条5号)。

    根拠: 消防法施行令 第10条 / 消防法施行規則 第9条 (出典: e-Gov法令検索)

  18. 問18.消火器は、防火対象物の各階ごとに、階の各部分から一の消火器具に至る歩行距離が20m以下となるように配置する。

    正解:○(正しい)

    解説:消火器具は、防火対象物の階ごとに、各部分から一の消火器具に至る歩行距離が20メートル以下となるように配置する(消防法施行規則6条6項)。大型消火器は歩行距離30メートル以下である(消防法施行規則7条1項)。水平距離ではなく歩行距離、つまり実際に歩く道のりで測る点に注意する。

    根拠: 消防法施行規則 第6条 / 消防法施行規則 第7条 (出典: e-Gov法令検索)

  19. 問19.二酸化炭素消火器の放射管は、その周囲を熱の不良導体で被覆しなければならない。

    正解:○(正しい)

    解説:規格省令35条3項による。同条4項で、二酸化炭素消火器等の放射ホーンは非吸湿性で電気絶縁性のある強じんな材料で造るとされている。

  20. 問20.消火器の本体容器に表示する事項には、設置場所の名称と点検実施者の氏名が含まれる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。設置場所の名称や点検実施者の氏名は本体表示の項目ではない。表示するのは消火器の区別、使用方法、適応火災の絵表示、能力単位、放射時間・距離、製造年、製造番号、型式番号、使用温度範囲、耐圧試験圧力値などである。

  21. 問21.化学泡消火器の点検で内筒を取り出すときは、外筒液面表示より上まで薬剤を入れて確認する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。薬剤は液面表示のところまで入れる。表示より多くても少なくても正常に反応せず、規定の泡が得られない。化学泡消火器の内部及び機能の点検は設置後1年を経過したものに行う(点検要領)。

  22. 問22.ろ過網は、ノズルの詰まりを防ぐために粉末消火器のホース接続部に設けられる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。規格省令17条により、ろ過網は手動ポンプにより作動する水消火器、ガラスびんを使用する酸アルカリ消火器・強化液消火器、化学泡消火器の薬剤導出管の開口部に設ける。粉末消火器には設けない。目の最大径はノズルの最小径の4分の3以下、目の合計面積はノズル開口部の最小断面積の30倍以上。

  23. 問23.手さげ式の消火器は、一動作で容易に操作できるものでなければならず、二動作以内の操作は認められていない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。手さげ式は原則一動作だが、化学泡消火器は二動作以内、据置式および背負式は二動作以内、車載式は三動作以内で操作できればよいとされている。

  24. 問24.消火器の車載式とは、運搬のための車輪を有するもので、薬剤量の大きい大型消火器に多く用いられる。

    正解:○(正しい)

    解説:車載式の消火器は運搬のための車輪を有する消火器をいう(規格省令5条1項)。質量(保持装置・背負ひも・車輪を除く)が28kg以下は手さげ式・据置式・背負式、28kgを超え35kg以下は据置式・車載式・背負式、35kgを超えるものは車載式とする(同23条)。大型消火器かどうかは能力単位と薬剤量で決まる別の区分である。

  25. 問25.加圧式の水消火器・強化液消火器・機械泡消火器の放射能力の点検は、全数の10%以上について行う。

    正解:○(正しい)

    解説:点検要領(別添1)で、水・強化液・機械泡の加圧式は内部等を全数確認し、放射能力は全数の10%以上について行う。粉末消火器と蓄圧式は抜取り方式で、放射能力は抜取り数の50%以上。

  26. 問26.手さげ式の消火器の写真で、レバーの下に緑色の目盛のある丸い計器が付いていた。この消火器についていえることはどれか。

    • ア.蓄圧式である
    • イ.化学泡消火器である
    • ウ.二酸化炭素消火器である
    • エ.加圧式である

    正解:ア.蓄圧式である

    解説:丸い計器は指示圧力計で、蓄圧式の消火器に設ける(規格省令28条)。蓄圧式でも二酸化炭素消火器とハロン1301消火器には設けず、化学泡消火器は蓄圧式ではないので設けない。加圧式にも指示圧力計はない。

  27. 問27.キャップ又は口金に設けられ、消火剤の充てんなどのためにキャップを外す途中で本体容器内の圧力を逃がすためのものはどれか。

    • ア.安全弁
    • イ.粉上り防止用封板
    • ウ.減圧孔(減圧溝)
    • エ.使用済みの表示装置

    正解:ウ.減圧孔(減圧溝)

    解説:規格省令13条4号により、キャップ若しくはプラグ又は口金には、外す途中で本体容器内の圧力を完全に減圧できる減圧孔又は減圧溝を設ける。キャップは減圧が終わるまで内圧に耐えなければならない。安全弁は内圧の異常上昇時に作動するもの(24条)。

  28. 問28.車載式以外の消火器のノズルには、原則として開閉式及び切替式の装置を設けてはならない。例外として開閉式の装置を設けることができるものはどれか。

    • ア.手さげ式の粉末消火器
    • イ.手さげ式の強化液消火器
    • ウ.据置式の消火器及び背負式の消火器
    • エ.住宅用消火器

    正解:ウ.据置式の消火器及び背負式の消火器

    解説:規格省令16条1項により、車載式を除く消火器のノズルには開閉式・切替式の装置を設けてはならないが、据置式と背負式のノズルには開閉式の装置を設けることができる。

  29. 問29.指示圧力計を設けなくてよい消火器の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.二酸化炭素消火器(蓄圧式)・ハロン1301消火器(蓄圧式)・化学泡消火器(加圧式)
    • イ.二酸化炭素消火器(蓄圧式)・粉末消火器(加圧式)・強化液消火器(蓄圧式)
    • ウ.ハロン1301消火器(蓄圧式)・機械泡消火器(蓄圧式)・粉末消火器(加圧式)
    • エ.化学泡消火器(加圧式)・強化液消火器(蓄圧式)・機械泡消火器(蓄圧式)

    正解:ア.二酸化炭素消火器(蓄圧式)・ハロン1301消火器(蓄圧式)・化学泡消火器(加圧式)

    解説:規格省令28条は、蓄圧式の消火器に指示圧力計を設けることとし、二酸化炭素消火器とハロン1301消火器を除いている。この2つは充てんした消火剤自身の圧力で放射するので蓄圧式に当たる(1条の2第12号)が、除外により指示圧力計は要らない。化学泡消火器は薬剤の化学反応で生じる圧力で放射する加圧式(同条第11号)で、加圧式の粉末消火器も加圧用ガス容器の圧力を使うので、どちらも不要である。蓄圧式の強化液消火器・機械泡消火器には必要なので、これを含む組み合わせは誤りとなる。

    根拠: 消火器の技術上の規格を定める省令(昭和三十九年自治省令第二十七号) 第28条 / 消火器の技術上の規格を定める省令(昭和三十九年自治省令第二十七号) 第1条の2 (出典: e-Gov法令検索)

  30. 問30.蓄圧式消火器の指示圧力計に表示しなければならない事項の組合せとして、規格省令に定めるものはどれか。

    • ア.圧力検出部の材質、使用圧力範囲、(消)の記号
    • イ.耐圧試験圧力値、製造番号、(消)の記号
    • ウ.使用圧力範囲、製造年、安全弁の作動圧力値
    • エ.圧力検出部の材質、充てんガスの種類、製造年

    正解:ア.圧力検出部の材質、使用圧力範囲、(消)の記号

    解説:規格省令28条6号により、指示圧力計には圧力検出部の材質、使用圧力範囲(MPa)及び(消)の記号を表示する。同条7号で使用圧力の範囲を示す部分を緑色で明示する。

  31. 問31.加圧式粉末消火器で、サイホン管の先端に取り付けられ、ふだんは消火薬剤がサイホン管に入り込むのを防ぎ、放射時の圧力で破れて薬剤を通すものはどれか。

    • ア.逆流防止装置
    • イ.粉上り防止用封板
    • ウ.ろ過網
    • エ.減圧孔

    正解:イ.粉上り防止用封板

    解説:粉上り防止用封板はサイホン管の先端に付き、ふだんは粉末がサイホン管に入り込んで固まるのを防ぎ、放射時の圧力で破れて薬剤を通す。逆流防止装置はガス導入管の先端に付き、粉末がガス導入管へ逆流するのを防ぐもの。ろ過網は手動ポンプ式の水消火器・化学泡消火器などの薬剤導出管の開口部に設けるもの(規格省令17条)、減圧孔はキャップを外す途中で本体容器内の圧力を逃がすものである。

  32. 問32.設置できない場所がある消火器の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.粉末消火器と強化液消火器(いずれも蓄圧式のもの)
    • イ.二酸化炭素消火器とハロゲン化物消火器(ハロン1301を除く)
    • ウ.機械泡消火器と化学泡消火器(いずれも大型消火器を除く)
    • エ.水消火器と強化液消火器(いずれも棒状放射のもの)

    正解:イ.二酸化炭素消火器とハロゲン化物消火器(ハロン1301を除く)

    解説:消防法施行令10条2項1号ただし書と消防法施行規則11条により、二酸化炭素又はハロゲン化物(ハロン1301を除く)を放射する消火器は、地下街・準地下街と、換気について有効な開口部の面積が床面積の30分の1以下で、かつ床面積が20㎡以下の地階・無窓階・居室には設置できない。このただし書で設置が禁じられているのは二酸化炭素とハロゲン化物(ハロン1301を除く)の消火器だけで、粉末・強化液・泡・水の消火器は、蓄圧式か、棒状放射かなどにかかわらず対象外である。

    根拠: 消防法施行令 第10条 / 消防法施行規則 第11条 (出典: e-Gov法令検索)

  33. 問33.大型消火器に該当する条件として正しいものはどれか。

    • ア.A火災に適応するものは能力単位5以上、B火災に適応するものは10以上で、所定の消火剤量以上のもの
    • イ.A火災に適応するものは能力単位10以上、B火災に適応するものは20以上で、所定の消火剤量以上のもの
    • ウ.A火災に適応するものは能力単位10以上、B火災に適応するものは20以上で、消火剤量は問わないもの
    • エ.A火災に適応するものは能力単位5以上、B火災に適応するものは10以上で、消火剤量は問わないもの

    正解:イ.A火災に適応するものは能力単位10以上、B火災に適応するものは20以上で、所定の消火剤量以上のもの

    解説:消火器の技術上の規格を定める省令2条ただし書により、大型消火器の能力単位は、A火災に適応するものは10以上、B火災に適応するものは20以上でなければならない。さらに9条で、大型消火器に充てんする消火剤の量が、水・化学泡は80L以上、機械泡は20L以上、強化液は60L以上、ハロゲン化物は30kg以上、二酸化炭素は50kg以上、粉末は20kg以上と定められている。能力単位と消火剤の量の両方を満たす必要があり、消火剤量を問わないものは誤り。A火災5以上・B火災10以上では、大型消火器の能力単位に足りない。

    根拠: 消火器の技術上の規格を定める省令 第2条 / 消火器の技術上の規格を定める省令 第9条 (出典: e-Gov法令検索)

  34. 問34.加圧式の消火器で、加圧用ガス容器と本体容器との間に設け、容器から出る高圧のガスを所定の値まで減じて本体容器へ送る部品はどれか。

    • ア.指示圧力計
    • イ.圧力調整器
    • ウ.ガス導入管
    • エ.安全弁

    正解:イ.圧力調整器

    解説:規格省令27条に「加圧用ガス容器と本体容器との間に圧力調整器を有する消火器」とあり、圧力調整器はこの位置でガスを所定の圧力に調整して送る。圧力調整器の圧力計は、調整圧力の範囲を示す部分を緑色で明示する(26条3号)。指示圧力計は蓄圧式の消火器の本体容器の圧力を示すもの(28条)。

    根拠: 消防法施行令 第11条 / 消防法施行規則 第6条 (出典: e-Gov法令検索)

  35. 問35.蓄圧式粉末消火器の指示圧力計が緑色の範囲より下を指していた。考えられる原因として最も適切なものはどれか。

    • ア.過充填
    • イ.圧力漏れ
    • ウ.薬剤の入れすぎ
    • エ.指示圧力計の目盛違い

    正解:イ.圧力漏れ

    解説:指示圧力計の緑色の部分は使用圧力の範囲を示す(消火器の技術上の規格を定める省令第28条)。緑の範囲より下は圧力不足で、バルブやパッキンからの漏れが疑われる。上を指していれば過充填である。いずれも整備が必要になる。

  36. 問36.化学泡消火器の薬剤の詰め替えの周期として正しいものはどれか。

    • ア.3年ごと
    • イ.5年ごと
    • ウ.1年ごと
    • エ.10年ごと

    正解:ウ.1年ごと

    解説:化学泡消火器は薬剤が水溶液で劣化しやすいため1年ごとに詰め替える。内部および機能の点検も設置後1年を経過したものが対象となる。

  37. 問37.ホースを設けなくてもよい消火器として正しいものはどれか。

    • ア.薬剤量5Lの強化液消火器
    • イ.薬剤量4kgの二酸化炭素消火器
    • ウ.薬剤量1kg以下の粉末消火器
    • エ.薬剤量6kgの粉末消火器

    正解:ウ.薬剤量1kg以下の粉末消火器

    解説:ホースを省略できるのは、粉末消火器で消火剤の質量が1kg以下のものと、ハロゲン化物消火器で消火剤の質量が4kg未満のものだけである(消火器の技術上の規格を定める省令15条1項ただし書き)。強化液・二酸化炭素・機械泡などはこの例外に入らないため、量にかかわらずホースが必要。★粉末は「1kg以下」、ハロゲン化物は「4kg未満」で数値も言い回しも違うので取り違えないこと。

    根拠: 消火器の技術上の規格を定める省令 第15条 (出典: e-Gov法令検索)

  38. 問38.消火器の耐圧性能に関する点検の周期として正しいものはどれか。

    • ア.製造年から10年を経過したとき、以後5年ごと
    • イ.製造年から5年を経過したとき、以後3年ごと
    • ウ.製造年から10年を経過したとき、以後3年ごと
    • エ.設置後1年ごと

    正解:ウ.製造年から10年を経過したとき、以後3年ごと

    解説:本体容器の腐食による破裂を防ぐため、所定の水圧をかけて漏れや変形の有無を確認する。二酸化炭素消火器など高圧ガス容器を用いるものは容器再検査の対象となる。

  39. 問39.車載式消火器の内部及び機能の点検で、確認項目から除かれるものはどれか。

    • ア.消火薬剤の量
    • イ.本体容器の内面
    • ウ.放射能力
    • エ.加圧用ガス容器

    正解:ウ.放射能力

    解説:点検要領(別添1 第1 備考1)により、車載式の消火器は放射能力の確認を除く。

  40. 問40.強化液消火器(使用温度範囲を拡大していないもの)の使用温度範囲として、消火器の技術上の規格を定める省令に定めるものはどれか。

    • ア.5℃以上40℃以下
    • イ.0℃以上40℃以下
    • ウ.-20℃以上40℃以下
    • エ.-30℃以上50℃以下

    正解:イ.0℃以上40℃以下

    解説:規格省令10条の2により、使用温度範囲は化学泡消火器が5度以上40度以下、それ以外の消火器は0度以上40度以下。10度単位で拡大しても性能を発揮できるものは拡大した範囲となるので、強化液消火器には-20度まで拡大した製品がある。

  41. 問41.手さげ式消火器の操作の動作数について、正しいものはどれか。

    • ア.すべて一動作でなければならない
    • イ.動作数の定めはない
    • ウ.すべて三動作以内でよい
    • エ.化学泡消火器は二動作以内でよい

    正解:エ.化学泡消火器は二動作以内でよい

    解説:手さげ式は原則一動作だが、化学泡消火器は二動作以内、据置式・背負式は二動作以内、車載式は三動作以内でよいとされている。

  42. 問42.二酸化炭素消火器の本体容器の塗色について、正しいものはどれか。

    • ア.表面積の2分の1以上を青色にする
    • イ.表面積の2分の1以上をねずみ色にする
    • ウ.全面を赤色にする
    • エ.表面積の2分の1以上を緑色にする

    正解:エ.表面積の2分の1以上を緑色にする

    解説:二酸化炭素消火器の本体容器は高圧ガスの容器なので、容器保安規則により、液化炭酸ガスの塗色である緑色を表面積の2分の1以上に塗る。同規則の塗色は、酸素ガスが黒色、水素ガスが赤色、液化アンモニアが白色、液化塩素が黄色、アセチレンガスがかっ色、その他の高圧ガスがねずみ色で、青色はどの高圧ガスにも定められていない。これとは別に、消火器としては外面の25%以上を赤色仕上げとする(消火器の規格省令37条)が、緑色を2分の1以上に塗る必要があるので全面を赤色にはしない。

    根拠: 容器保安規則 第10条 / 消火器の技術上の規格を定める省令 第37条 (出典: e-Gov法令検索)

  43. 問43.機械泡消火器のノズルの特徴として正しいものはどれか。

    • ア.ホーンが付いており冷却効果を高める
    • イ.先端が細く霧状に放射する
    • ウ.ろ過網が内蔵されている
    • エ.空気吸入口があり放射時に空気を混ぜて発泡する

    正解:エ.空気吸入口があり放射時に空気を混ぜて発泡する

    解説:発泡ノズルの空気吸入口から空気を取り込み泡を作る。ホーン(ラッパ状のノズル)が付くのは二酸化炭素消火器で、放射時の冷却で凍傷を防ぐためホーン握りが設けられる。

  44. 問44.使用済み表示装置を設けなくてよい消火器として、正しいものはどれか。

    • ア.大型の粉末消火器
    • イ.加圧式の開閉バルブ付き粉末消火器
    • ウ.加圧式の強化液消火器
    • エ.指示圧力計のある蓄圧式消火器

    正解:エ.指示圧力計のある蓄圧式消火器

    解説:指示圧力計のある蓄圧式は圧力計で使用の有無が分かるため不要である。ほかにバルブを有しない消火器、手動ポンプにより作動する水消火器も不要とされている。

  45. 問45.消火器の本体容器に表示しなければならない事項として、規格省令に定めがないものはどれか。

    • ア.製造年
    • イ.能力単位
    • ウ.使用温度範囲
    • エ.設置場所の名称

    正解:エ.設置場所の名称

    解説:設置場所の名称は本体表示の項目ではない。表示事項は消火器の区別、使用方法、適応火災の絵表示、能力単位、放射時間・距離、製造年、製造番号、型式番号、使用温度範囲、耐圧試験圧力値などである。