消防設備士 乙6の重要用語集【試験頻出100語】
消防設備士 乙種6類の試験で頻出する重要用語をカテゴリ別にまとめました。筆記試験・実技(鑑別)試験の両方で役立つ用語を網羅しています。試験直前の総チェックや、一問一答の副読本としてご活用ください。
この用語集の使い方
- カテゴリ別に整理し、関連用語をまとめて記憶
- 一問一答演習で出てきた用語を素早く再確認
- 試験前日・直前の知識整理に最適
目次
1. 消火器の種類に関する用語
- 粉末消火器
- リン酸アンモニウムなどの粉末を消火薬剤とする消火器。ABC全ての火災に適応し、最も普及している消火器です。
- 強化液消火器
- 炭酸カリウムの濃厚水溶液を消火薬剤とする消火器。冷却作用に加えて再燃防止効果があり、A火災・B火災(霧状)・C火災(霧状)に対応します。
- 機械泡消火器
- 水成膜泡や合成界面活性剤泡を使用する消火器。ノズル内で空気を吸入し発泡します。A火災・B火災に有効です。
- 化学泡消火器
- A剤(炭酸水素ナトリウム)とB剤(硫酸アルミニウム)の化学反応で泡を発生させる消火器。転倒式で操作します。
- 二酸化炭素消火器
- 液化した二酸化炭素を消火薬剤とする消火器。窒息作用で消火し、電気火災や油火災に有効です。密閉空間では酸欠に注意。
- ハロゲン化物消火器
- ハロン1301などのハロゲン化物を使用する消火器。負触媒作用で消火します。オゾン層保護の観点から新規製造は制限されています。
- 水消火器
- 水を消火薬剤とする消火器。冷却作用でA火災(普通火災)を消火します。電気火災・油火災には使用できません。
- 加圧式消火器
- 放射時にガス加圧用容器(加圧用ガスボンベ)のガスで薬剤を放射する方式。旧式の方式で、破裂事故の報告から現在は蓄圧式が主流です。
- 蓄圧式消火器
- あらかじめ本体容器内に圧力(窒素ガス等)を蓄えておく方式。指示圧力計で圧力を確認できます。
2. 消火器の構造・部品に関する用語
- 指示圧力計
- 蓄圧式消火器に取り付けられている圧力計。正常値は緑色範囲(0.7〜0.98MPa)で、使用圧力範囲を示します。
- 安全栓
- 消火器の誤作動を防ぐためのピン。使用時に引き抜いてから操作します。上方向へ引き抜く構造が標準です。
- 安全弁
- 容器内圧力が異常に上昇した際に作動し、内部圧力を逃がす装置。二酸化炭素消火器等に設置されています。
- サイホン管
- 消火薬剤を吸い上げて放出するための管。容器の底部まで伸びており、ホース・ノズルへと薬剤を送ります。
- ホーン(ホーン握り)
- 二酸化炭素消火器のノズル部分で、ラッパ状の形状。放射時に凍傷を防ぐため握り部分が絶縁材で覆われています。
- ノズル
- 消火薬剤を放射する先端部。粉末や泡、強化液などで形状が異なります。
- 加圧用ガス容器
- 加圧式消火器に内蔵される小型ボンベ。二酸化炭素または窒素ガスが充填されています。
- 使用温度範囲
- 消火器が正常に動作する温度範囲。化学泡は+5〜+40℃、他の消火器は−20〜+40℃などが規格値です。
- レバー(押し金具)
- 消火器を放射操作するための握り部分。安全栓を抜いた後にレバーを握って放射します。
- キャップ
- 消火器本体容器の上部を密閉する部品。消火薬剤の充填・点検時に開閉します。
3. 消火薬剤・消火作用に関する用語
- 冷却作用
- 可燃物から熱を奪い、燃焼温度以下に下げる消火作用。水や強化液が代表例です。
- 窒息作用
- 酸素供給を遮断して消火する作用。二酸化炭素消火器や泡消火器の主な消火原理です。
- 抑制作用(負触媒作用)
- 燃焼の連鎖反応(ラジカル)を化学的に抑制する作用。粉末消火器やハロゲン化物消火器に特有です。
- 除去作用
- 可燃物を取り除くことで消火する作用。ガスの元栓を閉めるなどが該当します。
- A火災(普通火災)
- 木材・紙・繊維などの普通可燃物による火災。白色表示で識別します。
- B火災(油火災)
- ガソリン・灯油・軽油など可燃性液体による火災。黄色表示で識別します。
- C火災(電気火災)
- 電気設備による火災。青色表示で識別します。水系消火器の棒状放射は使用不可です。
- リン酸アンモニウム
- ABC粉末消火器の主成分。淡紅色に着色されており、A・B・C全ての火災に適応します。
- 炭酸水素ナトリウム
- BC粉末消火器の主成分。白色の粉末で、B火災・C火災に有効です。
- 消火薬剤
- 消火器に充填されている火災を鎮圧するための物質。粉末・水・泡・ガスなど種類により性質が異なります。
4. 点検・整備に関する用語
- 機器点検
- 消火器の外形や表示、機能などを目視中心に6ヶ月に1回以上実施する点検。
- 総合点検
- 機器点検の内容に加え、放射試験等を含む1年に1回実施する点検。消火器の場合は特定条件で実施されます。
- 耐圧性能点検(耐圧試験)
- 製造から10年を経過した消火器に対して行う水圧試験。以後は3年ごとに実施します。
- 外形点検
- 消火器の本体容器・安全栓・指示圧力計などの外観を目視で確認する点検項目。
- 内部点検
- キャップを外して消火器内部の腐食・変形・消火薬剤の状態などを確認する点検。
- 放射試験
- 消火器の放射機能を実際に放射して確認する試験。抜取り方式で実施します。
- 抜取り方式
- 設置されている消火器の一部を抜き取って点検する方法。全数点検の代替として認められています。
- 一斉点検
- 設置されている消火器全てを対象に実施する点検方式。
- ロット
- 同一メーカー・同一種別・同一製造年の消火器のグループ。抜取り試験の単位となります。
- 銘板
- 消火器の型式・製造年月・充填量などを記載した表示板。本体容器に貼付されています。
5. 法令・規格に関する用語
- 消防法
- 火災予防・消火活動・危険物規制を定める法律。消防設備士の根拠法です。
- 消防法施行令
- 消防法を具体化した政令。消火器の設置義務や種類が定められています。
- 規格省令
- 「消火器の技術上の規格を定める省令」。消火器の性能・構造に関する基準を定めます。
- 型式承認
- 消火器の型式が規格に適合していることを総務大臣が承認する制度。承認なしに販売できません。
- 検定
- 消火器の個々の製品が型式承認を受けた型式と同一であることを確認する制度。
- 甲種消防設備士
- 消防用設備等の工事・整備・点検ができる資格。乙種は整備・点検のみ可能です。
- 乙種6類
- 消火器の整備・点検を行える消防設備士の区分。乙6とも呼ばれます。
- 防火対象物
- 消防法により消火器の設置が義務付けられる建築物・工作物。用途・面積により区分されます。
- 所要能力単位
- 防火対象物の用途・面積に応じて必要とされる消火器の能力単位数。設置基準の計算に用います。
- 能力単位
- 消火器1本あたりの消火能力を示す値。A-1、B-2 のように火災種別ごとに表示されます。
- 歩行距離
- 消火器設置基準の距離。各部分から消火器まで歩行距離20m以下(大型消火器は30m以下)とする必要があります。
- 設置高さ
- 床面から消火器上端までの高さ。1.5m以下に設置する必要があります。
- 大型消火器
- 能力単位がA10以上またはB20以上の消火器。指定可燃物を貯蔵する施設等に設置されます。
まとめ
消防設備士 乙6の試験では、消火器の種類・構造・消火作用・点検整備・法令に関する用語が幅広く問われます。本用語集を繰り返し確認し、実際の一問一答演習と組み合わせて記憶の定着を図りましょう。特に蓄圧式と加圧式の違い、消火作用の種類、点検周期は頻出ポイントです。
用語集の活用法・関連学習リソース
用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもご活用ください。
- 勉強法・参考書ガイド — 体系的な学習ロードマップ
- よくある質問・Q&A — 受験者の疑問を一括解決
- 過去問の頻出パターン — 用語が問題でどう問われるか確認
- 一問一答で用語を演習 — 用語の使い方を実戦形式で確認
用語をチェックしたら問題演習へ!
消防設備士 乙種6類 一問一答 →
消防設備士 乙種6類 一問一答 →
📚 関連資格の用語集【危険物・消防】
同じ危険物・消防の資格では用語が重複・関連することが多くあります。あわせて確認すると理解が深まります。
危険物取扱者 乙種1類の用語集 →
危険物取扱者 乙種2類の用語集 →
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