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消防設備士 甲種3類「鑑別・製図」の一問一答

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📖 消防設備士 甲種3類「鑑別・製図」の全50問と解説(一覧)

消防設備士 甲種3類の鑑別・製図に関する一問一答(全50問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.貯蔵容器は消火剤を貯えておく容器で、その口金部には容器内圧を保持し放出時に開放される容器弁が取り付けられる。

    正解:○(正しい)

    解説:貯蔵容器は消火剤を貯える容器で、その口金部に容器弁を装着する。容器弁は起動用ガス等の作用で開放され、消火剤を配管側へ放出させる。

  2. 問2.選択弁は、一つの貯蔵容器群で複数の防護区画を受け持つ設備において、消火剤を放出する防護区画を選んで配管を開く弁である。

    正解:○(正しい)

    解説:選択弁は複数の防護区画を一つの貯蔵容器群で共用する場合に区画ごとに設け、放出先の区画へ通じる配管を開いて消火剤を導く。防護区画が二以上あるときに設ける。

  3. 問3.起動用ガス容器は、その中の加圧ガスによって容器弁や選択弁を開放し、設備を作動させるために設けられる小型の容器である。

    正解:○(正しい)

    解説:起動用ガス容器は内部の加圧ガスを操作管を通じて送り、容器弁・選択弁のピストン等を押して開放させ、設備の放出動作を起こす役割を持つ。

  4. 問4.定圧作動装置は不活性ガス消火設備の貯蔵容器に取り付けられ、容器内の圧力を常に一定に保つための減圧装置である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。定圧作動装置は粉末消火設備に用いる機器で、加圧用ガスにより容器内が所定の圧力に達したことを検知して放出弁を開き、粉末を安定して放出させるものである。不活性ガスの減圧装置ではない。

  5. 問5.安全装置(安全弁)は、貯蔵容器や配管の内圧が異常に上昇した場合に、圧力を逃がして容器や配管の破裂を防ぐために設けられる。

    正解:○(正しい)

    解説:安全弁(安全装置)は容器弁や配管等に設け、温度上昇などで内圧が許容値を超えたときに作動してガスを逃がし、機器の破損を防止する保安部品である。

  6. 問6.圧力調整器は、高圧の貯蔵容器や起動用ガスの圧力を、後続の配管や機器に適した所定の圧力まで下げて安定させるための機器である。

    正解:○(正しい)

    解説:圧力調整器は高圧側のガス圧を受けて二次側を一定の適正圧に減圧・調整する。起動用ガスや配管系の圧力を機器に見合った値に保つために用いる。

  7. 問7.令和4年の規則改正で二酸化炭素消火設備に義務づけられた閉止弁は、配管のうち貯蔵容器と選択弁の間、又は操作管に設けることとされている。

    正解:○(正しい)

    解説:閉止弁は貯蔵容器と選択弁の間の配管、又は起動用ガス容器と貯蔵容器の間の操作管に設ける(消防庁長官が定める基準に適合するもの)。工事・整備時の誤放出を防ぐための安全対策である。

  8. 問8.閉止弁は消火剤を勢いよく放射させるための弁であり、火災時に消火剤の流れを絞って噴射速度を高める目的で設けられる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。閉止弁は令和4年改正で二酸化炭素消火設備に義務づけられた安全用の弁で、工事・整備等の際に消火剤の流れを遮断し、誤放出による人身事故を防ぐために設けるものである。噴射速度を高める機器ではない。

  9. 問9.遅延装置は、火災の感知から消火剤の放出までに一定の時間差を設け、区画内の人が退避する時間を確保するための装置である。

    正解:○(正しい)

    解説:遅延装置は感知信号を受けてから放出までの間に時間遅れを与え、音響警報とともに区画内の人が避難する時間を確保する。二酸化炭素等では20秒以上の遅延時間が求められる。

  10. 問10.自動閉鎖装置は、全域放出方式において消火剤を放出する際に、防護区画の開口部を自動的に閉じてガスの流出を防ぐための装置である。

    正解:○(正しい)

    解説:全域放出方式では区画の気密が重要で、施行令上、噴射ヘッドを不燃材料で造った壁・柱・床・天井で区画し、開口部に自動閉鎖装置を設けることとされている。放出時に開口部を閉じ、消火濃度を保つ。

  11. 問11.定圧作動装置は不活性ガス消火設備と粉末消火設備の双方に共通して必須の機器である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。定圧作動装置は加圧式の粉末消火設備に特有の機器で、加圧用ガスで容器内が所定圧に達したことを受けて放出弁を開くもの。不活性ガス消火設備には用いない。

  12. 問12.貯蔵容器内の消火剤量の点検には、容器の総質量をはかる秤(はかり)が用いられ、規定量からの減少を確認する。

    正解:○(正しい)

    解説:二酸化炭素等の貯蔵量点検では、容器を含めた総質量を秤ではかり、規定の充てん量が保たれているか(漏えいによる減少がないか)を確認する。

  13. 問13.局所放出方式は、防護区画全体をガスで満たすのではなく、防護対象物に直接消火剤を放射して消火する方式である。

    正解:○(正しい)

    解説:局所放出方式は区画全体を満たすのではなく、火災のおそれのある防護対象物へ直接消火剤を放射する方式で、区画が困難な対象等に用いる。

  14. 問14.移動式のガス系消火設備は、煙が著しく充満するおそれのある場所に優先して設けることとされている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。移動式はホースを人が操作して消火するため、煙が著しく充満するおそれのある場所以外に設ける。人が近づいて操作する方式であることを踏まえた規定である。

  15. 問15.防護区画に必要な消火剤の量は、原則としてその区画の体積に所定の係数を乗じて求める考え方に基づく。

    正解:○(正しい)

    解説:全域放出方式で必要な消火剤量は、区画の体積(開口部の状況等も加味)に消火剤ごとの係数を乗じて算定する考え方に基づく。具体の係数は消火剤・条件で定められる。

  16. 問16.第3種粉末(リン酸アンモニウムを主成分とする粉末)はABC火災に有効で、色は白色である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第3種粉末はリン酸アンモニウムを主成分とし、普通火災を含むABC火災に有効な汎用型だが、その色は淡紅色(ピンク)である。白色は第1種粉末である。

  17. 問17.第1種粉末は炭酸水素ナトリウムを主成分とし、その色は白色である。

    正解:○(正しい)

    解説:第1種粉末は炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を主成分とし白色で、油火災・電気火災(BC火災)に有効である。

  18. 問18.起動方式には手動起動と自動起動があり、常時人がいる場所では原則として自動起動としなければならない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。手動起動と自動起動を切り替えられるが、常時人がいる場所では誤放出による危険を避けるため原則として手動起動とする。人がいない場所等で自動起動が用いられる。

  19. 問19.二酸化炭素消火設備で、防護区画の出入口等に消火剤が放出された旨を知らせる表示灯を設けることは、令和4年改正で強化された安全対策の一つである。

    正解:○(正しい)

    解説:令和4年改正では、防護区画の出入口等の見やすい箇所に消火剤が放出された旨を表示する表示灯を設けることが求められた。誤って区画に立ち入る事故を防ぐための対策である。

  20. 問20.ハロゲン化物消火設備および粉末消火設備の全域・局所放出方式の噴射ヘッドは、施行令上、不活性ガス消火設備(第16条)の例によるとされている。

    正解:○(正しい)

    解説:施行令では、ハロゲン化物消火設備(第17条)および粉末消火設備(第18条)の全域・局所放出方式の噴射ヘッドについて、不活性ガス消火設備の第16条の例によることとされている。共通の考え方が適用される。

  21. 問21.第4種粉末は炭酸水素カリウムと尿素を主成分としたもので、その色は淡紅色である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第4種粉末は炭酸水素カリウムと尿素を主成分とし、色は灰色で、主に油火災・電気火災(BC火災)に有効である。淡紅色は第3種粉末の色である。

  22. 問22.二酸化炭素の高圧式は常温で貯蔵するのに対し、低圧式は冷凍機で低温を維持して貯蔵する点が異なる。

    正解:○(正しい)

    解説:高圧式は常温で二酸化炭素を貯蔵し、低圧式は零下18度以下に冷却し冷凍機でその温度を維持して貯蔵する。貯蔵温度と圧力の管理方法が両者の主な違いである。

  23. 問23.圧力調整器は貯蔵容器内の消火剤量を直接はかるための計量器である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。圧力調整器は高圧のガス圧を所定の圧力に減圧・調整する機器であり、消火剤量をはかる計量器ではない。貯蔵量の点検には秤で総質量をはかる。

  24. 問24.選択弁を用いず一つの防護区画のみを受け持つ設備であっても、複数の防護区画がある場合と同様に区画ごとの選択弁が必ず必要である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。選択弁は複数の防護区画・防護対象物がある場合等に放出先を選ぶために設けるものである。受け持つ区画が一つだけであれば放出先を選ぶ必要がなく、区画ごとの選択弁は前提とならない。

  25. 問25.自動閉鎖装置と選択弁は同じ機器であり、いずれも消火剤の放出先の区画を選ぶために用いられる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。自動閉鎖装置は放出時に区画の開口部を閉じて気密を保つ装置で、選択弁は放出先の区画へ通じる配管を開く弁である。両者は役割の異なる別の機器である。

  26. 問26.全域放出方式において、開口部を自動閉鎖装置で閉じずに常時開放したままでも、必要な消火濃度は問題なく保たれる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。開口部を開放したままでは放出したガスが流出して消火に必要な濃度を保てない。全域放出方式では開口部に自動閉鎖装置を設け、放出時に閉じて区画の気密を確保する必要がある。

  27. 問27.移動式のガス系消火設備は、ホースを人が操作するため常時無人の場所にのみ設けることができる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。移動式はホースを人が操作して消火する方式であり、人が操作することが前提である。常時無人の場所にのみ設けるという制限はなく、煙が著しく充満するおそれのある場所以外に設ける。

  28. 問28.全域放出方式の不活性ガス消火設備の噴射ヘッドについて、施行令が求める区画・開口部の措置の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.ガラス壁で区画し、開口部は常時開放しておく
    • イ.不燃材料で造った壁・柱・床・天井で区画し、開口部に自動閉鎖装置を設ける
    • ウ.可燃材料で区画してよく、開口部の措置は不要である
    • エ.区画は不要で、噴射ヘッドを天井中央に一つ設ければよい

    正解:イ.不燃材料で造った壁・柱・床・天井で区画し、開口部に自動閉鎖装置を設ける

    解説:全域放出方式は区画内をガスで満たすため気密が要る。施行令は噴射ヘッドを不燃材料で造った壁・柱・床・天井で区画し、開口部に自動閉鎖装置を設けることを求める。ガラス壁や可燃材料での区画、区画不要とする説明は誤り。

  29. 問29.複数の防護区画を一つの貯蔵容器群で受け持つ設備で、消火剤を放出する区画を選んで配管を開く機器はどれか。

    • ア.安全弁
    • イ.定圧作動装置
    • ウ.選択弁
    • エ.圧力調整器

    正解:ウ.選択弁

    解説:放出する防護区画を選んで通じる配管を開くのは選択弁である。安全弁は過圧を逃がす保安部品、定圧作動装置は粉末設備で放出弁を開く機器、圧力調整器は圧力を減圧調整する機器で、いずれも放出区画の選択は行わない。

  30. 問30.貯蔵容器や配管の内圧が異常に上昇したときに作動し、圧力を逃がして破裂を防ぐ機器はどれか。

    • ア.遅延装置
    • イ.選択弁
    • ウ.音響警報装置
    • エ.安全弁(安全装置)

    正解:エ.安全弁(安全装置)

    解説:内圧の異常上昇時にガスを逃がして機器の破損を防ぐのは安全弁(安全装置)である。遅延装置は放出までの時間差を与える装置、選択弁は放出区画を選ぶ弁、音響警報装置は退避を促す警報機器で、過圧を逃がす役割はない。

  31. 問31.加圧式の粉末消火設備で、容器内が所定の圧力に達したことを受けて放出弁を開き、粉末を安定して放出させる機器はどれか。

    • ア.定圧作動装置
    • イ.自動閉鎖装置
    • ウ.音響警報装置
    • エ.圧力調整器

    正解:ア.定圧作動装置

    解説:加圧式粉末消火設備で容器内が所定圧に達したことを検知して放出弁を開くのは定圧作動装置である。圧力調整器は減圧調整、自動閉鎖装置は開口部を閉じる装置、音響警報装置は退避を促す機器で、粉末の放出制御は行わない。

  32. 問32.起動用ガス容器の役割の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.消火後に区画内へ新鮮な空気を送り込む
    • イ.内部の加圧ガスで容器弁や選択弁を開放し、設備を作動させる
    • ウ.消火剤の放射音を小さくして騒音を抑える
    • エ.区画内の温度を下げるために冷却水を供給する

    正解:イ.内部の加圧ガスで容器弁や選択弁を開放し、設備を作動させる

    解説:起動用ガス容器は内部の加圧ガスを操作管を通じて送り、容器弁・選択弁を開放して設備を作動させる。新鮮空気の送入・騒音抑制・冷却水供給は起動用ガス容器の機能ではない。

  33. 問33.二酸化炭素等の貯蔵容器の消火剤量を点検するのに用いる測定器として最も適切なものはどれか。

    • ア.照度計
    • イ.騒音計
    • ウ.秤(はかり)で総質量を測る
    • エ.風速計

    正解:ウ.秤(はかり)で総質量を測る

    解説:二酸化炭素等の貯蔵量点検では、容器を含めた総質量を秤ではかり、規定量からの減少(漏えい)を確認する。照度計・騒音計・風速計は明るさ・音・風速を測る器具で、貯蔵量の点検には用いない。

  34. 問34.消火剤の放出前に区画内の人に危険を知らせ、退避を促すために設ける機器はどれか。

    • ア.圧力調整器
    • イ.定圧作動装置
    • ウ.選択弁
    • エ.音響警報装置

    正解:エ.音響警報装置

    解説:放出前に音で危険を知らせ退避を促すのは音響警報装置である。圧力調整器は減圧調整、選択弁は放出区画の選択を行う弁で、定圧作動装置は粉末設備の放出弁を開く機器であり、いずれも警報の役割はない。

  35. 問35.二酸化炭素等の全域放出方式で、放出前に一定の時間差を設けて区画内の人の退避時間を確保する装置はどれか。

    • ア.遅延装置
    • イ.安全弁
    • ウ.自動閉鎖装置
    • エ.圧力計

    正解:ア.遅延装置

    解説:感知から放出までに時間差を与えて退避時間を確保するのは遅延装置である。圧力計は内圧を測る計器、安全弁は過圧を逃がす部品、自動閉鎖装置は開口部を閉じる装置で、放出を遅らせる役割は持たない。

  36. 問36.不活性ガス消火設備・ハロゲン化物消火設備・粉末消火設備の主たる消火原理の組合せとして正しいものはどれか。

    • ア.不活性ガス=抑制、ハロゲン化物=窒息、粉末=冷却
    • イ.不活性ガス=窒息、ハロゲン化物=抑制、粉末=抑制+窒息
    • ウ.不活性ガス=冷却のみ、ハロゲン化物=冷却、粉末=窒息のみ
    • エ.三者とも主として冷却作用で消火する

    正解:イ.不活性ガス=窒息、ハロゲン化物=抑制、粉末=抑制+窒息

    解説:不活性ガスは主に窒息作用、ハロゲン化物は抑制作用(負触媒)、粉末は抑制作用に窒息作用を加えて消火する。抑制と窒息を入れ替えた組合せや、冷却のみとする説明は誤りである。

  37. 問37.第2種粉末の主成分と色の組合せとして正しいものはどれか。

    • ア.リン酸アンモニウム・淡紅色
    • イ.炭酸水素ナトリウム・白色
    • ウ.炭酸水素カリウム・紫色(淡紫)
    • エ.炭酸水素カリウムと尿素・灰色

    正解:ウ.炭酸水素カリウム・紫色(淡紫)

    解説:第2種粉末は炭酸水素カリウム(KHCO3)を主成分とし、色は紫色(淡紫)である。リン酸アンモニウム・淡紅色は第3種、炭酸水素ナトリウム・白色は第1種、炭酸水素カリウムと尿素・灰色は第4種に当たる。

  38. 問38.ABC火災(普通火災を含む)に有効な汎用型の粉末消火剤はどれか。

    • ア.第1種粉末(炭酸水素ナトリウム)
    • イ.第2種粉末(炭酸水素カリウム)
    • ウ.第4種粉末(炭酸水素カリウムと尿素)
    • エ.第3種粉末(リン酸アンモニウム)

    正解:エ.第3種粉末(リン酸アンモニウム)

    解説:普通火災を含むABC火災に有効な汎用型は第3種粉末(リン酸アンモニウム、淡紅色)である。第1種・第2種・第4種は主にBC火災(油火災・電気火災)向けで、普通火災への適応の点で第3種が汎用型となる。

  39. 問39.令和4年の規則改正で二酸化炭素消火設備に義務づけられた閉止弁の設置箇所として正しいものはどれか。

    • ア.貯蔵容器と選択弁の間の配管、又は起動用ガス容器と貯蔵容器の間の操作管
    • イ.非常電源と受信機の間
    • ウ.音響警報装置の内部
    • エ.噴射ヘッドの直後(放射口側)

    正解:ア.貯蔵容器と選択弁の間の配管、又は起動用ガス容器と貯蔵容器の間の操作管

    解説:閉止弁は貯蔵容器と選択弁の間の配管、又は操作管(起動用ガス容器と貯蔵容器の間)に設ける。工事・整備時の誤放出を遮断する安全対策であり、噴射ヘッド直後や電源系統・警報装置内部に設けるものではない。

  40. 問40.二酸化炭素の高圧式貯蔵容器における充てん比の範囲として、規則で定められている値はどれか。

    • ア.0.5以上0.9以下
    • イ.1.5以上1.9以下
    • ウ.3.0以上3.5以下
    • エ.5.0以上6.0以下

    正解:イ.1.5以上1.9以下

    解説:二酸化炭素消火設備の高圧式では、貯蔵容器の充てん比を1.5以上1.9以下とすることが規則で定められている。他の数値は該当しない。

  41. 問41.二酸化炭素消火設備の低圧式における貯蔵の方法として正しいものはどれか。

    • ア.常温のまま加熱して貯蔵する
    • イ.水と混合して液状で貯蔵する
    • ウ.二酸化炭素を零下18度以下の温度で容器に貯蔵する
    • エ.粉末状にして貯蔵する

    正解:ウ.二酸化炭素を零下18度以下の温度で容器に貯蔵する

    解説:低圧式は二酸化炭素を零下18度以下の温度に冷却して容器に貯蔵する方式で、冷凍機でその温度を維持する。常温加熱・水との混合・粉末化はいずれも二酸化炭素の低圧式貯蔵の方法ではない。

  42. 問42.令和4年に二酸化炭素消火設備の安全対策が強化された主な背景として最も適切なものはどれか。

    • ア.オゾン層破壊が問題になったため
    • イ.消火剤の価格が高騰したため
    • ウ.設備の設置台数が減少したため
    • エ.工事・整備中などの誤放出による死亡事故が相次いだため

    正解:エ.工事・整備中などの誤放出による死亡事故が相次いだため

    解説:二酸化炭素は高濃度で人体に危険を及ぼすため、工事・整備中などの誤放出による死亡事故が相次いだことを背景に、閉止弁・標識・工事整備時の安全対策が強化された。オゾン層破壊はハロゲン化物に関する論点で、価格や設置台数は直接の背景ではない。

  43. 問43.ハロン1301などのハロゲン化物消火剤について、国際的に生産が全廃された主な理由はどれか。

    • ア.オゾン層を破壊する物質であり、モントリオール議定書により規制されたため
    • イ.価格が安すぎて採算が合わなかったため
    • ウ.消火性能がまったくなかったため
    • エ.水に溶けて配管をすぐ腐食させたため

    正解:ア.オゾン層を破壊する物質であり、モントリオール議定書により規制されたため

    解説:ハロン1301等はオゾン層を破壊する物質で、モントリオール議定書により生産が全廃された。既設分は回収・適正管理(ハロンバンク)される。消火性能は高く、価格や腐食が全廃の理由ではない。

  44. 問44.全域放出方式で防護区画に必要な消火剤の量を求める基本的な考え方として最も適切なものはどれか。

    • ア.区画の床面積だけで決まり体積は関係しない
    • イ.区画の体積に所定の係数を乗じて求める
    • ウ.区画内の人数に比例して決める
    • エ.配管の全長に比例して決める

    正解:イ.区画の体積に所定の係数を乗じて求める

    解説:全域放出方式では、区画をガスで満たして所定の消火濃度を得る必要があるため、必要量は区画の体積に消火剤ごとの所定の係数を乗じて算定するのが基本である。床面積のみ・人数・配管長で決めるのは誤り。

  45. 問45.選択弁を設けることとされる場合の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.防護区画または防護対象物が一つしかない場合に限り設ける
    • イ.非常電源が二重化されている場合に設ける
    • ウ.一の防火対象物・部分に防護区画または防護対象物が二以上存する場合等に設ける
    • エ.配管が水平にのみ敷設される場合に設ける

    正解:ウ.一の防火対象物・部分に防護区画または防護対象物が二以上存する場合等に設ける

    解説:選択弁は、一の防火対象物・部分に防護区画または防護対象物が二以上あり、貯蔵容器群を共用して区画ごとに放出先を選ぶ場合等に設ける。区画が一つだけの場合や、電源二重化・配管の向きは選択弁設置の要件ではない。

  46. 問46.二酸化炭素が消火に適するとされる代表的な場所として最も適切なものはどれか。

    • ア.常時多数の人が滞在する居室
    • イ.可燃性ガスが常時充満する空間
    • ウ.屋外の開放された広場
    • エ.水損を嫌う電気室や通信機器室

    正解:エ.水損を嫌う電気室や通信機器室

    解説:二酸化炭素は残留物を残さず電気設備を汚損しにくいため、水損を嫌う電気室・通信機器室・ボイラー室・駐車場などに適する。人体に危険なため多数の人が滞在する居室には適さず、開放空間では濃度を保てない。

  47. 問47.全域放出方式で開口部に自動閉鎖装置を設ける主な目的として最も適切なものはどれか。

    • ア.放出した消火剤が開口部から流出するのを防ぎ、消火に必要な濃度を保つため
    • イ.配管内の圧力を上げるため
    • ウ.区画内の照明を消すため
    • エ.区画内の温度を上げるため

    正解:ア.放出した消火剤が開口部から流出するのを防ぎ、消火に必要な濃度を保つため

    解説:自動閉鎖装置は放出時に開口部を閉じ、消火剤の流出を防いで区画内の消火濃度を維持するために設ける。照明・配管圧・温度の調整を目的とする装置ではない。

  48. 問48.遅延装置や音響警報装置により退避時間を確保する必要性が特に高い消火剤はどれか。

    • ア.水(屋内消火栓)
    • イ.二酸化炭素(不活性ガス)
    • ウ.強化液
    • エ.泡消火剤

    正解:イ.二酸化炭素(不活性ガス)

    解説:二酸化炭素は高濃度になると人体に危険で、放射により酸素濃度が低下するため、遅延装置・音響警報で退避時間を確保する必要性が特に高い。水・泡・強化液は人体への窒息の危険性がガス系ほど高くない。

  49. 問49.全域放出方式の系統図で、貯蔵容器から噴射ヘッドまでの消火剤の流れの順序として最も適切なものはどれか。

    • ア.噴射ヘッド→選択弁→容器弁→貯蔵容器の順に流れる
    • イ.選択弁→貯蔵容器→噴射ヘッド→容器弁の順に流れる
    • ウ.貯蔵容器→容器弁→集合管→選択弁→配管→噴射ヘッドの順に流れる
    • エ.配管→噴射ヘッド→貯蔵容器→選択弁の順に流れる

    正解:ウ.貯蔵容器→容器弁→集合管→選択弁→配管→噴射ヘッドの順に流れる

    解説:消火剤は貯蔵容器から容器弁・集合管を経て、選択弁で放出区画を選び、配管を通って噴射ヘッドから放射される。流れは貯蔵容器側から噴射ヘッド側へ向かうため、他の順序は誤りである。

  50. 問50.第3種粉末が第1種・第2種・第4種と比べて汎用型とされる理由として最も適切なものはどれか。

    • ア.色が最も濃いから
    • イ.最も安価だから
    • ウ.水に溶けやすいから
    • エ.普通火災(A火災)にも有効でABC火災に対応できるから

    正解:エ.普通火災(A火災)にも有効でABC火災に対応できるから

    解説:第3種粉末(リン酸アンモニウム)は油火災・電気火災に加えて普通火災(A火災)にも有効で、ABC火災に対応できるため汎用型とされる。色の濃さ・価格・水への溶けやすさは汎用型とされる理由ではない。