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消防設備士甲種3類の合格体験記【独学で合格した勉強法・製図対策】

消防設備士甲種3類(合格率25.6%・令和6年度)に合格した3人の体験記を紹介します。他類を持つ現場経験者、消防設備がまったくの初学者、そして製図が最後まで壁だった人。立場も勉強法も異なる3つのケースから、自分に近い進め方のヒントを見つけてください。※体験記は学習の参考として構成した事例です。

※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず一般財団法人 消防試験研究センターの公式サイトでご確認ください。

体験記1:甲4保有・設備管理歴8年のAさん(40代・男性)

「もともとビルの設備管理をしていて、甲種4類(自動火災報知設備)は数年前に取得していました。担当ビルにガス系の消火設備があり、点検の立ち会いのたびに『中身をきちんと理解したい』と思っていたのが受験のきっかけです。」

Aさんは科目免除を活用し、法令や電気の一部を免除して受験しました。「免除で問題数の母数が減る分、1問の比重が上がるとは聞いていたので、免除科目以外は取りこぼさないよう丁寧にやりました。既に4類で法令の考え方に慣れていたのは大きなアドバンテージでした。」

一番の壁は、3類特有の消火原理と設備構成だったと言います。「不活性ガスは窒息、ハロゲンは負触媒、粉末は負触媒+窒息、という原理の対比は表にして丸暗記。粉末の第1〜4種の主成分と色(3種はリン酸アンモニウムで淡紅色・ABC対応)もカードで反復しました。現場で実物を見ていたので、テキストの図と頭の中の機器がつながりやすかったです。」学習期間は約1.5か月、平日1時間・休日3時間ほどで合格をつかみました。

体験記2:消防設備は初学者・電気工事士から挑戦したBさん(20代・男性)

「第二種電気工事士を取った勢いで、次は消防設備士に挑戦しようと思いました。消防の世界はまったくの初めてで、最初はテキストの用語すら読めない状態でした。」

Bさんはまず用語の壁にぶつかったと振り返ります。「全域放出方式・局所放出方式・移動式の違い、選択弁や起動用ガス容器の役割など、言葉のイメージがつかめず苦労しました。用語集を先に一周して、言葉と役割をざっくり結びつけてから本文を読むようにしたら、一気に理解が進みました。」

勉強の中心は問題演習だったそうです。「テキストを読むだけだと頭に残らないので、一問一答をとにかく回して、間違えたところをテキストで確認する流れを繰り返しました。合格基準は各科目40%以上かつ全体60%以上、実技も60%以上と、苦手を捨てられない構成。だからこそ、どの科目も『最低ライン』を割らないことを意識して全範囲を薄く何度も回しました。」

電気工事士で得た電気の基礎知識が基礎的知識の科目で活き、初学者ながら約3か月・100時間ほどの学習で合格。「最初は不安でしたが、順番を工夫すれば初学者でも十分戦えると実感しました。」

体験記3:製図が最後まで壁だったCさん(30代・女性)

「筆記は過去問系の演習でめどが立ったのですが、実技の製図だけが最後までまったく歯が立ちませんでした。何をどう描けばいいのか、最初は解答例を見てもピンとこなかったです。」

Cさんが突破口にしたのは「写経」でした。「解答例をひたすら書き写すことから始めました。配管や噴射ヘッドの配置、選択弁・貯蔵容器まわりの系統図を、意味を考えながら何度もなぞるうちに、『全域放出方式ならこの構成』という型が手に馴染んでいきました。」

また、筆記の構造機能整備で学んだ知識が製図の土台になったと言います。「充てん比や放出方式、令和4年に義務化された閉止弁(貯蔵容器と選択弁の間などに設ける安全弁)といった知識が、製図の各部品の意味とつながった瞬間に、作図がぐっと楽になりました。筆記と実技を別物として切り離さず、同じ設備の別の見方として並行して勉強したのが良かったと思います。」

製図に学習時間の半分近くを割いた結果、実技もクリアして合格。「製図は才能ではなく練習量。型を覚えるまで手を動かし続ければ、必ず描けるようになります。」

3人の体験から見える共通点

関連情報

具体的な勉強法は勉強法・参考書ガイド、難易度の詳細は難易度・合格率の解説で解説しています。用語の確認は用語集、素朴な疑問はよくある質問をどうぞ。

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