色彩検定1級「測色・表色系(XYZ・CIELAB・マンセル)」の一問一答
📖 色彩検定1級「測色・表色系(XYZ・CIELAB・マンセル)」の全73問と解説(一覧)
色彩検定1級の測色・表色系(XYZ・CIELAB・マンセル)に関する一問一答(全73問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.CIE XYZ表色系における三刺激値X・Y・Zのうち、視感反射率(明るさ)に対応する値はどれか。
- ア.X
- イ.Z
- ウ.Y
- エ.X+Z
正解:ウ.Y
解説:Y値は等色関数ȳ(λ)が標準分光視感効率V(λ)に一致するよう定められており、明るさ(視感反射率・輝度に相当する明度情報)を表す。XとZは色味の情報を担う。
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問2.CIE 1931 標準表色系(XYZ表色系)の等色関数 x̄(λ)・ȳ(λ)・z̄(λ) の性質として正しいものはどれか。
- ア.全スペクトル域で正の値をとり、ȳ(λ) が分光視感効率 V(λ) と一致する
- イ.全スペクトル域で正の値をとり、x̄(λ) が分光視感効率 V(λ) と一致する
- ウ.一部の波長域で負の値をとり、ȳ(λ) が分光視感効率 V(λ) と一致する
- エ.一部の波長域で負の値をとり、x̄(λ) が分光視感効率 V(λ) と一致する
正解:ア.全スペクトル域で正の値をとり、ȳ(λ) が分光視感効率 V(λ) と一致する
解説:XYZ表色系の等色関数 x̄(λ)・ȳ(λ)・z̄(λ) は、全スペクトル域で正の値になり、ȳ(λ) が分光視感効率 V(λ) と一致するように、RGB表色系の等色関数を変換して定められた。このため三刺激値 Y は輝度に比例する。赤・緑・青の原刺激による RGB表色系の等色関数 r̄(λ)・ḡ(λ)・b̄(λ) は、ほとんどの波長域でどれか一つが負の値になり、XYZ表色系はそれを避けている。x̄(λ) は約505 nm で0に近くなるように定められた関数で、V(λ) とは一致しない。
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問3.xy色度図において、x・yの色度座標は三刺激値からどのように求められるか。x座標の式として正しいものはどれか。
- ア.x=X/Y
- イ.x=X/(Y+Z)
- ウ.x=(X-Y)/(X+Y+Z)
- エ.x=X/(X+Y+Z)
正解:エ.x=X/(X+Y+Z)
解説:色度座標は、三刺激値のそれぞれを三刺激値の和で割った比で、x=X/(X+Y+Z)、y=Y/(X+Y+Z)、z=Z/(X+Y+Z) となる。x+y+z=1 なので、x と y の2つで色度を表せる(xy色度図)。X/Y は X と Y の比、X/(Y+Z) は分母に X を含まない比、(X−Y)/(X+Y+Z) は X と Y の差を和で割ったもので、どれも三刺激値の和に対する X の割合ではなく、x+y+z=1 の関係も成り立たない。
根拠: JIS Z 8781-3:2016 測色-第3部:CIE三刺激値 3.7 色度座標(三刺激値の各々の,それらの和に対する比)・7 色度座標(式(9)、x+y+z=1)
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問4.xy色度図上で、色度座標x・y・zの和(x+y+z)はいくつになるか。
- ア.0
- イ.1
- ウ.100
- エ.X+Y+Z
正解:イ.1
解説:x=X/(X+Y+Z)、y=Y/(X+Y+Z)、z=Z/(X+Y+Z)であり、3つを足すと分子の和が分母に等しくなるため必ず1になる。よってzはx・yから決まる。
根拠: JIS Z 8781-3:2016 測色-第3部:CIE三刺激値 色度座標(式(9)、x+y+z=1 の関係から x 及び y だけを引用することで十分)
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問5.xy色度図の外周を描く、単色光(スペクトル)の色度点を連ねた曲線を何と呼ぶか。
- ア.純紫軌跡
- イ.黒体軌跡
- ウ.等色温度線
- エ.スペクトル軌跡
正解:エ.スペクトル軌跡
解説:可視スペクトルの各波長の単色光の色度点を結んだ曲線をスペクトル軌跡(スペクトル軌跡線)という。最も彩度の高い色が並び、色域の限界を示す。
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問6.xy色度図でスペクトル軌跡の両端(赤端と青紫端)を直線で結んだ部分を何と呼ぶか。
- ア.スペクトル軌跡
- イ.純紫軌跡
- ウ.白色軌跡
- エ.等彩度線
正解:イ.純紫軌跡
解説:可視スペクトルにない赤紫~紫の色は、長波長端(赤)と短波長端(青紫)を結ぶ直線上に位置する。この直線を純紫軌跡(純紫線)という。
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問7.xy色度図において、彩度が最も低い無彩色(白色点)が位置するのはおおよそどこか。
- ア.中央付近
- イ.スペクトル軌跡上
- ウ.純紫軌跡上
- エ.原点付近
正解:ア.中央付近
解説:xy色度図では、無彩色の色度を表す白色点が図の中ほどにあり、光源色なら x=y=0.3333、物体色なら用いた標準イルミナントの色度座標になる。白色点から離れてスペクトル軌跡に近づくほど刺激純度が高くなる。スペクトル軌跡は単色光の色度を連ねた曲線、純紫軌跡はその両端を結ぶ直線で、どちらも白色点から最も離れた外周にあたる。原点(x=0、y=0)付近は、スペクトル軌跡と純紫軌跡で囲まれた範囲の外にある。
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問8.xy色度図上で、白色点からある色度点を通る直線を引き、その色度点の先へ延ばしてスペクトル軌跡と交わる点の波長を何と呼ぶか。
- ア.主波長
- イ.補色主波長
- ウ.中心波長
- エ.ピーク波長
正解:ア.主波長
解説:主波長(dominant wavelength)は、決めた無彩色(白色点)と適当な割合で加法混色すると試料の色に等色する単色光の波長である。xy色度図では、白色点から試料の色度点を通る直線を色度点の先へ延ばし、スペクトル軌跡と交わる点の波長にあたる。反対に白色点の側へ延ばして交わる点の波長は補色主波長で、試料と適当な割合で加法混色すると無彩色に等色する単色光の波長である。紫の色刺激では、主波長の代わりに補色主波長を用いる。
根拠: CIE S 017:2020 ILV(国際照明委員会 国際照明用語集 e-ILV。JIS Z 8105:2022 の基)17-23-062 dominant wavelength(主波長) 指定の無彩色刺激と適当な比率で加法混色すると試料の色刺激に等色する単色刺激の波長(CIE 1931 xy色度図)・Note 1(紫刺激では補色主波長に置き換える) / CIE S 017:2020 ILV(国際照明委員会 国際照明用語集 e-ILV。JIS Z 8105:2022 の基)17-23-063 complementary wavelength(補色主波長) 試料の色刺激と適当な比率で加法混色すると指定の無彩色刺激に等色する単色刺激の波長 / JIS Z 8105:2000 色に関する用語(2000年版の本文で確認。現行は2022年改正版) 2052 主波長(色刺激の)・2053 補色主波長(色刺激の)
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問9.xy色度図で試料の色を表すとき、主波長の代わりに補色主波長を用いるのは、試料の色度点がどの範囲にある場合か。
- ア.白色点と、スペクトル軌跡の約380nm・約780nmの点を結ぶ三角形の内側
- イ.白色点と、スペクトル軌跡の約480nm・約580nmの点を結ぶ三角形の内側
- ウ.白色点と、スペクトル軌跡の約520nm・約650nmの点を結ぶ三角形の内側
- エ.白色点と、スペクトル軌跡の約450nm・約500nmの点を結ぶ三角形の内側
正解:ア.白色点と、スペクトル軌跡の約380nm・約780nmの点を結ぶ三角形の内側
解説:主波長は、適当な比率で無彩色と加法混色すると試料に等色する単色光の波長である。白色点とスペクトル軌跡の両端(約380nmと約780nm)を結ぶ三角形の内側にある色は紫刺激(赤紫など)と呼ばれ、白色点から見て、スペクトル軌跡の両端を結ぶ純紫軌跡の方向にある。紫刺激では、主波長の代わりに、試料と適当な比率で加法混色すると無彩色に等色する単色光の波長である補色主波長を用いる。ほかの三角形は紫刺激の範囲ではなく、主波長で表せる。
根拠: CIE S 017:2020 ILV(国際照明委員会 国際照明用語集 e-ILV。JIS Z 8105:2022 の基)17-23-062 dominant wavelength(主波長) 単色刺激を指定の無彩色刺激と適当な比率で加法混色すると試料に等色する、その単色刺激の波長・Note 1(紫刺激の場合は主波長の代わりに補色主波長を用いる) / CIE S 017:2020 ILV(国際照明委員会 国際照明用語集 e-ILV。JIS Z 8105:2022 の基)17-23-063 complementary wavelength(補色主波長) 試料と適当な比率で加法混色すると指定の無彩色刺激に等色する単色刺激の波長 / CIE S 017:2020 ILV(国際照明委員会 国際照明用語集 e-ILV。JIS Z 8105:2022 の基)17-23-057 purple stimulus(紫刺激) 色度図で、指定の無彩色刺激の点と、約380nm・約780nmに当たるスペクトル軌跡の両端とで決まる三角形の内側の点で表される刺激 / CIE S 017:2020 ILV(国際照明委員会 国際照明用語集 e-ILV。JIS Z 8105:2022 の基)17-23-064 purity(純度) Note 1(紫刺激の場合は、単色刺激を純紫軌跡上の点で表される刺激に置き換える)・17-23-058 purple boundary(約380nmと約780nmの単色刺激の加法混色を表す線)
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問10.次のうち、一般に混色系の表色系に分類されるものはどれか。
- ア.マンセル表色系
- イ.NCS
- ウ.PCCS
- エ.オストワルト表色系
正解:エ.オストワルト表色系
解説:オストワルト表色系は、すべての色を理想的な白・理想的な黒・完全色(純色)の含有量の割合で表す(W+B+C=1)ことから、一般に混色系に分類される(色票集があることから、顕色系の代表に挙げる辞典もある)。マンセル表色系は色の見えを色相・明度・彩度で表す顕色系の代表、NCS は人の知覚をもとにした体系、PCCS は色の印象をもとに色相とトーンで整理した体系で、どれも混色系には分類されない。
根拠: コンピュータグラフィックスにおける色立体(3)(玉垣庸一・宮崎紀郎・小原康裕、デザイン学研究 54巻3号、2007) 抄録(オストワルトシステムは一般に混色系として分類されている) / 日本大百科全書(ニッポニカ)「オストワルト表色系」(コトバンク) 「オストワルト表色系」の項(W・B・C の含有量で表し、W+B+C=1) / コトバンク「色」(表色系 color specification system の項) 【表色系】の項(顕色系の代表例がマンセル表色系) / ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「色の体系」(コトバンク) 「色の体系」の項(混色系の代表は CIE 標準表色系(XYZ)、顕色系の代表はマンセル表色系など) / NCS Colour「Learn the NCS System」 Elementary Colours(白・黒・黄・赤・青・緑の6基本色、知覚に根ざす体系) / 一般財団法人日本色彩研究所「episode1:PCCS(日本色研配色体系)とは」 冒頭(色が与える感情効果を色相とトーンの2系列で整理した Hue-Tone System)
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問11.次のうち、顕色系の表色系に分類されるものはどれか。
- ア.CIE XYZ表色系
- イ.CIELAB(L*a*b*)
- ウ.RGB表色系
- エ.マンセル表色系
正解:エ.マンセル表色系
解説:表色系は、色の見えに基づく顕色系と、等色実験に基づく混色系に分けられ、顕色系の代表がマンセル表色系である。CIE XYZ 表色系と、CIE が1931年に提案した RGB 表色系は、原刺激をどんな割合で混ぜれば等色するか(三刺激値)で色を表す混色系である。CIELAB は XYZ の三刺激値から計算する色空間で、色票の見えで体系化したものではない。
根拠: コトバンク「色」(表色系 color specification system の項) 【表色系】の項(顕色系の代表例がマンセル表色系、混色系の例が XYZ 表色系/1931年に提案された RGB 表色系) / ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「色の体系」(コトバンク) 「色の体系」の項(混色系の代表は CIE 標準表色系(XYZ)、顕色系の代表はマンセル表色系など) / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 4.1 基本座標(L*・a*・b* を X・Y・Z と Xn・Yn・Zn から計算する式(1)〜(3))
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問12.顕色系(マンセル等)と混色系(XYZ等)の違いの説明として最も適切なものはどれか。
- ア.顕色系は混合量、混色系は見えで表す
- イ.両者とも光の混合量で表す
- ウ.両者とも色票の見えで表す
- エ.顕色系は色票の見え、混色系は混合量で表す
正解:エ.顕色系は色票の見え、混色系は混合量で表す
解説:顕色系は色票の見え(色の三属性)を基準に体系化し、混色系は光や原刺激の混合量で色を定量化する。両者は色を捉える原理が異なる。
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問13.CIELAB(L*a*b*)表色系のL*が表すものはどれか。
- ア.明度
- イ.色相角
- ウ.彩度(クロマ)
- エ.色温度
正解:ア.明度
解説:JIS Z 8781-4 は、L* を CIE 1976 明度指数(明度の相関量)と定めている。L* は Y/Yn から計算し、特定の白色刺激と同じ Y(Y=Yn)のとき100、Y=0 のとき0になる。色相角 hab とクロマ C*ab は、a*・b* から計算する量で、L* が表すものではない。色温度は光源の光の色を表す尺度で、CIELAB の L*・a*・b* のどれにも当たらない。
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問14.CIELAB表色系において、a*が正に大きくなると強まる色はどれか。
- ア.緑
- イ.赤
- ウ.黄
- エ.青
正解:イ.赤
解説:a*軸は赤―緑方向を表し、正(+)側が赤、負(−)側が緑に対応する。a*が正に大きいほど赤みが強い色を意味する。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH/1 Introduction(lab() の説明)
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問15.CIELAB表色系において、a*が負に大きくなると強まる色はどれか。
- ア.赤
- イ.緑
- ウ.黄
- エ.青
正解:イ.緑
解説:a*軸は赤(+)―緑(−)方向を表す。a*が負に大きいほど緑みが強い色を表す。赤緑はa*、黄青はb*が担当する。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 CIE Lab の a・b 軸の説明(Lab と LCH の節) / コニカミノルタ「色を読む話」L*a*b*色空間 第2章 2-02 L*a*b*色空間
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問16.CIELAB表色系において、b*が正に大きくなると強まる色はどれか。
- ア.黄
- イ.赤
- ウ.緑
- エ.青
正解:ア.黄
解説:b*軸は黄―青方向を表し、正(+)側が黄、負(−)側が青に対応する。b*が正に大きいほど黄みが強い色を表す。
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問17.CIELAB表色系において、b*が負に大きくなると強まる色はどれか。
- ア.赤
- イ.青
- ウ.緑
- エ.黄
正解:イ.青
解説:b*軸は黄(+)―青(−)方向を表す。b*が負に大きいほど青みが強い色を表す。赤緑方向はa*が担当する。
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問18.CIELABのa*軸とb*軸が表す色味方向の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.a*=黄青/b*=赤緑
- イ.a*=赤緑/b*=黄青
- ウ.a*=明度/b*=彩度
- エ.a*=色相/b*=明度
正解:イ.a*=赤緑/b*=黄青
解説:a*軸は赤(+)―緑(−)、b*軸は黄(+)―青(−)を表す。L*が明度で、a*b*の平面が色味(色度)を表現する。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 CIE Lab の a・b 軸の説明(Lab と LCH の節) / コニカミノルタ「色を読む話」L*a*b*色空間 第2章 2-02 L*a*b*色空間
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問19.CIELAB表色系で、a*=0かつb*=0となる色はどのような色か。
- ア.最も鮮やかな赤
- イ.無彩色(グレー軸)
- ウ.最も鮮やかな青
- エ.黄緑色
正解:イ.無彩色(グレー軸)
解説:a*もb*も0は色味がない状態を意味し、無彩色(白~灰~黒)を表す。明度はL*の値で決まり、L*=100で白、L*=0で黒となる。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH/色の等価性の例 lab(50% 0 0) / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 4.3 色差(無彩色軸 C*ab=0)
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問20.CIELAB表色系が「均等色空間」と呼ばれる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.XYZの三刺激値をそのまま直交する三つの軸にとった空間だから
- イ.光源色のように発光して見える色を表すために作られたから
- ウ.幾何的距離と知覚的色差が対応するよう設計されているから
- エ.計算式ではなく標準色票を並べることで定義されるから
正解:ウ.幾何的距離と知覚的色差が対応するよう設計されているから
解説:CIELAB(L*a*b*)は、三刺激値XYZを白色の三刺激値で割り、立方根を含む非線形な式で変換して、三刺激値の空間よりも知覚的に均等になるようにした色空間である。そのため空間内のユークリッド距離(ΔE*ab)で、知覚される色差をおおよそ表せる。ただし均等さは近似で、決められた観察条件以外では知覚と一致しないこともある。XYZをそのまま軸にした空間でも、色票を並べて定義したものでもない。また反射・透過物体の色を表すためのもので、発光して見える色には適用しない。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 1 適用範囲・4.1 基本座標・4.3 色差 / W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH(perceptually uniform)
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問21.CIELABを円筒座標で表現したCIELCh表色系の3つの値の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.L*・C*・h°
- イ.X・Y・Z
- ウ.H・V・C
- エ.x・y・Y
正解:ア.L*・C*・h°
解説:CIELChはL*(明度)、C*(クロマ=彩度)、h°(色相角)で表す。a*b*の直交座標を極座標に変換したもので、色相・彩度を直感的に扱える。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 3 用語及び定義
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問22.CIELCh表色系における「C*」が表すものはどれか。
- ア.明度
- イ.色相角
- ウ.白色度
- エ.クロマ(彩度)
正解:エ.クロマ(彩度)
解説:C*はクロマ(彩度に相当)で、a*b*平面上の原点(無彩色軸)からの距離 C*=√(a*²+b*²) で求められる。値が大きいほど鮮やかになる。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 用語及び定義(CIELAB 1976 abクロマ C*ab、明度指数 L*、色相角 hab)、4.2
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問23.CIELCh表色系における「h°」が表すものはどれか。
- ア.明度
- イ.色相角
- ウ.彩度
- エ.色温度
正解:イ.色相角
解説:h°は色相角(hue angle)で、a*b*平面における角度として表される。0°付近が赤、90°付近が黄、180°付近が緑、270°付近が青に対応する。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 3 用語及び定義/4.2 / W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH
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問24.CIELChのクロマC*は、a*とb*からどのように求められるか。
- ア.C*=a*+b*
- イ.C*=a*×b*
- ウ.C*=|a*−b*|
- エ.C*=√(a*²+b*²)
正解:エ.C*=√(a*²+b*²)
解説:クロマC*はa*b*平面の原点からの距離で、C*=√(a*²+b*²)で計算する。無彩色軸からの離れ具合が彩度の大きさを表す。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH/20 Color Difference(deltaE2000 のサンプルコード)
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問25.CIELChの色相角h°について、a*が正でb*が0付近のとき(およそh°=0°)に対応する色はどれか。
- ア.黄
- イ.緑
- ウ.青
- エ.赤
正解:エ.赤
解説:h°=0°付近はa*が正・b*≈0の方向で、赤に対応する。約90°が黄、約180°が緑、約270°が青となり、角度が色相を表す。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.3 Specifying Lab and LCH: lch() の第3引数
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問26.CIELChの色相角h°が約180°付近のとき、対応する色はどれか。
- ア.緑
- イ.赤
- ウ.黄
- エ.青
正解:ア.緑
解説:h°は0°が赤、90°が黄、180°が緑、270°が青に対応する。180°付近はa*が負・b*≈0方向で緑を表す。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.3 Specifying Lab and LCH: lch() の第3引数
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問27.CIELAB空間における2つの色の色差ΔE*ab(ΔE*)は、どのように定義されるか。
- ア.√((ΔL*)²+(Δa*)²+(Δb*)²)
- イ.ΔL*+Δa*+Δb*
- ウ.|ΔL*|×|Δa*|×|Δb*|
- エ.√(Δa*²+Δb*²)のみ
正解:ア.√((ΔL*)²+(Δa*)²+(Δb*)²)
解説:ΔE*ab=√((ΔL*)²+(Δa*)²+(Δb*)²)で、2色のL*a*b*座標間のユークリッド距離として定義される。値が大きいほど色の違いが大きい。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 3 用語及び定義(CIELAB 1976 L*a*b*色差)/4.3 色差 式(19) / ICC (International Color Consortium) Frequently Asked Questions on colour management Delta E の計算の質問
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問28.CIELABの色差ΔE*abが「ユークリッド距離」で表せるのは、CIELABがどのような色空間だからか。
- ア.極座標で色相角を表す円筒形の色空間だから
- イ.光の量に比例する加法的な色空間だから
- ウ.標準色票を並べて定義した色空間だから
- エ.知覚的に均等な色空間に近い設計だから
正解:エ.知覚的に均等な色空間に近い設計だから
解説:CIELABは、三刺激値の空間より知覚的に均等になるよう非線形に変換した色空間(均等色空間に近い)なので、ΔL*・Δa*・Δb*の二乗和の平方根、つまりユークリッド距離ΔE*abで、知覚される色差をおおよそ表せる。光の量に比例して加法的にふるまうのはXYZのような線形な空間で、その距離は知覚の差に対応しない。L*a*b*は直交座標で、色相角を使う円筒座標の表し方はLChである。色票を並べて定義したものではなく、三刺激値から計算で求める。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 1 適用範囲・4.1 基本座標・4.2 明度,クロマ及び色相のそれぞれに関係する量・4.3 色差 / W3C CSS Color Module Level 4 2 Color Terminology(additive, linear-light)・20.1 Introduction to Color Difference metrics(ΔE76 is the Euclidean distance in CIE Lab)
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問29.色差ΔE*abの値が大きいことは、2つの色について何を意味するか。
- ア.色が似ている
- イ.明度が等しい
- ウ.色相が同じ
- エ.色の違いが大きい
正解:エ.色の違いが大きい
解説:ΔE*abは2色のL*a*b*座標間の距離で、値が大きいほど人が感じる色の違い(色の隔たり)が大きいことを意味する。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 4.3 CIELAB色差(式(19))/ユークリッド距離の用途
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問30.色差を求める式 ΔE*ab=√((ΔL*)²+(Δa*)²+(Δb*)²) で、ΔL*が表すものはどれか。
- ア.2色の色相の差
- イ.2色の彩度の差
- ウ.2色の波長の差
- エ.2色の明度の差
正解:エ.2色の明度の差
解説:ΔL*は2色の明度L*の差を表す。Δa*はa*の差(赤緑方向)、Δb*はb*の差(黄青方向)で、これらの二乗和の平方根が総合的な色差ΔE*abとなる。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 3 用語及び定義(明度差 ΔL*)
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問31.マンセル表色系で色を表記する際の三属性HV/Cの順序として正しいものはどれか。
- ア.明度V・色相H・彩度C
- イ.色相H・明度V・彩度C
- ウ.彩度C・色相H・明度V
- エ.色相H・彩度C・明度V
正解:イ.色相H・明度V・彩度C
解説:マンセル表色系はH(Hue:色相)、V(Value:明度)、C(Chroma:彩度)の三属性で表し、表記はHV/C(例:5R 4/14)の形式をとる。
根拠: JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 4. 色の表示記号 4.1(1) 有彩色の記載方式
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問32.マンセル表色系の「H」が表す属性はどれか。
- ア.明度
- イ.色相
- ウ.彩度
- エ.光沢
正解:イ.色相
解説:Hはヒュー(Hue=色相)を表す。マンセルでは色相を環状に配置し、基本5色相(R・Y・G・B・P)と中間5色相の計10色相を基準とする。
根拠: JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 3.1 色相の表示方法 / 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル表色系 色相
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問33.マンセル表色系の「V」が表す属性はどれか。
- ア.色相
- イ.彩度
- ウ.色温度
- エ.明度
正解:エ.明度
解説:Vはバリュー(Value=明度)を表し、理想的な黒を0、理想的な白を10とする尺度で表される。数値が大きいほど明るい。
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問34.マンセル表色系の「C」が表す属性はどれか。
- ア.色相
- イ.明度
- ウ.彩度
- エ.明度差
正解:ウ.彩度
解説:Cはクロマ(Chroma=彩度)を表す。無彩色を0とし、外側へ向かうほど数値が大きく鮮やかになる。彩度の上限は色相・明度により異なる。
根拠: JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 3.3 彩度の表示方法 / 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル表色系 彩度
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問35.マンセル表色系の明度(Value)の尺度について、正しい記述はどれか。
- ア.黒0・白10の尺度
- イ.黒10・白0の尺度
- ウ.黒1・白100の尺度
- エ.黒−128・白127の尺度
正解:ア.黒0・白10の尺度
解説:マンセル明度は理想的な黒を0、理想的な白を10とし、その間を知覚的にほぼ等間隔となるよう段階づけた尺度である。
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問36.マンセル表色系で無彩色(ニュートラル)を表す記号はどれか。
- ア.N
- イ.W
- ウ.K
- エ.Z
正解:ア.N
解説:無彩色はNeutralの頭文字Nで表し、N+明度(例:N5)の形式で記す。彩度Cは0で色相は持たない。
根拠: 立川市景観色彩ガイドライン ~立川市景観計画における色彩基準の解説書~(平成30年4月) マンセル記号の説明部分
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問37.マンセル色立体において、彩度(Chroma)は色立体のどの方向に対応するか。
- ア.上下方向(垂直軸)
- イ.円周に沿った方向
- ウ.中心から外周への水平方向
- エ.立体の対角方向
正解:ウ.中心から外周への水平方向
解説:マンセル色立体では中心の無彩色軸(明度軸)から外側へ向かう水平方向が彩度に対応する。中心ほど無彩色、外側ほど高彩度となる。
根拠: 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル表色系(色立体の図の説明) / JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 3.3 彩度の表示方法
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問38.マンセル色立体において、明度(Value)は色立体のどの方向に対応するか。
- ア.中心から外周への方向
- イ.円周に沿った方向
- ウ.上下方向(垂直軸)
- エ.斜め45度方向
正解:ウ.上下方向(垂直軸)
解説:マンセル色立体では中心の無彩色軸(垂直方向)の上下が明度に対応し、下が黒、上が白となる。水平方向が彩度、円周方向が色相である。
根拠: 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル表色系(色立体の図の説明) / JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 3.2 明度の表示方法
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問39.マンセル色立体において、色相(Hue)は色立体のどの方向に対応するか。
- ア.円周方向(回転)
- イ.上下方向
- ウ.中心からの距離
- エ.立体の高さの2乗
正解:ア.円周方向(回転)
解説:マンセル色立体では円周(水平面の回転方向)に沿って色相が配置される。垂直軸が明度、中心からの距離が彩度を表す。
根拠: 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル表色系(色立体の図の説明) / JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 3.1 色相の表示方法
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問40.マンセル表色系の基本5色相として正しい組み合わせはどれか。
- ア.R・O・Y・G・B
- イ.R・Y・G・B・P
- ウ.C・M・Y・K・W
- エ.赤・橙・黄・緑・青
正解:イ.R・Y・G・B・P
解説:マンセルの基本5色相はR(赤)・Y(黄)・G(緑)・B(青)・P(紫)で、これに中間のYR・GY・BG・PB・RPを加えた10色相を基準とする。
根拠: 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル表色系 色相 / 萩市「広告物の色彩の許可基準(マンセル値)は?」 色相
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問41.マンセル表記「5R 4/14」のうち、「14」が表すものはどれか。
- ア.色相
- イ.明度
- ウ.彩度
- エ.明度と彩度の和
正解:ウ.彩度
解説:HV/C表記では/(スラッシュ)の後がクロマ(彩度)。5R 4/14は色相5R・明度4・彩度14を意味し、14は鮮やかさの度合いを示す。
根拠: JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 4.1(1) 有彩色の記載方式 / 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル値の表記
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問42.マンセル表記「5R 4/14」のうち、「4」が表すものはどれか。
- ア.色相番号
- イ.彩度
- ウ.色温度
- エ.明度
正解:エ.明度
解説:HV/C表記でスラッシュの前の数値が明度(Value)。5R 4/14は明度4を意味し、黒0~白10の尺度上での明るさを示す。
根拠: JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 4.1(1) 有彩色の記載方式/3.2 明度の表示方法 / 各務原市 景観色彩の資料 第4章 色彩の基礎知識(マンセル表色系) マンセル値の表記
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問43.マンセル彩度(Chroma)の最大値が色相や明度によって異なる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.実在の色で出せる鮮やかさの限界が、色相と明度で違うから
- イ.色立体の中心の明度の軸が、色相によって斜めに傾くから
- ウ.色相環を分ける色相の数が、明度ごとに違うから
- エ.理想的な白の明度の値が、色相ごとに違って決まるから
正解:ア.実在の色で出せる鮮やかさの限界が、色相と明度で違うから
解説:JIS Z 8721 では、マンセル彩度は無彩色を0とし、彩度の感じ方の差がほぼ等しくなるように1、2、3…と目盛り、上限の値は決めていない。実在する色材で表現できる最高彩度は色相・明度ごとに異なるため、マンセル色立体は球形ではなく凹凸のある不規則な立体(いびつな形)になる。明度は、無彩色を基準に、どの色相でも理想的な黒を0、理想的な白を10として表す。明度の軸が色相によって傾くことも、理想的な白の明度が色相ごとに違うこともない。色相は、どの明度でも同じ色相の記号(主な色相の記号と、その前に付けた数字)で表すので、明度ごとに色相の数が変わるわけでもない。
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問44.マンセル色立体の外形についての説明として正しいものはどれか。
- ア.完全な球体になる
- イ.正立方体になる
- ウ.円錐になる
- エ.いびつな(不規則な)立体になる
正解:エ.いびつな(不規則な)立体になる
解説:マンセル色立体は、色相・明度ごとに最高彩度が異なるため、球や円錐のような規則的な形にならず、いびつな(不規則な)立体になる。
根拠: 日本大百科全書(ニッポニカ)「色立体」(コトバンク) 色立体の項(東尭) / 各務原市 景観資料 第4章 色彩の基礎知識 マンセル表色系(彩度の説明)
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問45.マンセル表色系とCIE XYZ表色系の関係についての説明として正しいものはどれか。
- ア.両者は全く対応づけられない
- イ.変換表等により相互に対応づけられている
- ウ.マンセルは波長と直接一致する
- エ.マンセルの明度は三刺激値と関係がない
正解:イ.変換表等により相互に対応づけられている
解説:JIS Z 8721 は、マンセル表色系(三属性による表示)の基準を、XYZ表色系の三刺激値Yと色度座標x・yの値で定めている。明度Vは三刺激値Yと対応づけられていて、測ったY・x・yの値から付表を使った補間で色相・明度・彩度を求めることができる。このように両者は変換表によって相互に対応づけられている。マンセルの色相は、色相の感じ方の差がほぼ等しくなるように分けたもので、単色光の波長と直接一致するものではない。
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問46.マンセル表色系が日本でJIS規格として採用される際の名称として正しいものはどれか。
- ア.JIS Z 8102(物体色の色名)
- イ.JIS Z 8110(光源色の色名)
- ウ.JIS Z 8721(三属性による表示)
- エ.JIS Z 8722(反射及び透過物体色)
正解:ウ.JIS Z 8721(三属性による表示)
解説:マンセル表色系は、色相H・明度V・彩度Cの三属性で色を「5R 4/10」のようにHV/Cと表す表色系で、日本ではJIS Z 8721「色の表示方法-三属性による表示」(現行は1993年版)として規格になっている。JIS Z 8102「物体色の色名」は表面色の色名、JIS Z 8110「色の表示方法-光源色の色名」は光源色の色名、JIS Z 8722「色の測定方法-反射及び透過物体色」は物体色の測定方法を定める規格で、マンセル表色系そのものを定めたものではない。
根拠: JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 題名・1. 適用範囲・4.1 色の表示記号(HV/C) / JIS Z 8723:2000 表面色の視感比較方法 7.2 参考(マンセル明度は JIS Z 8721 を参照) / 28th CIE Session Manchester 2015 Abstract Booklet (CIE) PO1-41 Utilizing the reflectance spectra of Munsell colour chips(JIS Z8721 (1993) を国家規格の例に挙げる) / JIS Z 8102:2001 物体色の色名 題名・1. 適用範囲 / JIS Z 8110:1995 色の表示方法-光源色の色名 題名 / JIS Z 8722:2009 色の測定方法-反射及び透過物体色 題名・1 適用範囲
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問47.オストワルト表色系で、色を構成する3要素として正しい組み合わせはどれか。
- ア.色相・明度・彩度
- イ.L*・a*・b*
- ウ.純色量・白色量・黒色量
- エ.赤・緑・青の量
正解:ウ.純色量・白色量・黒色量
解説:オストワルト表色系では、理想的な白・理想的な黒・完全色(純色)の含有量を白色量 W・黒色量 B・純色量 C とし、同じ色相の色をこの3つの量で表す(W+B+C=1)。色相・明度・彩度は、マンセル表色系などで使う色の三属性である。L*・a*・b* は CIELAB の座標、赤・緑・青の量は RGB 表色系の原刺激の量で、どれもオストワルト表色系の3要素ではない。
根拠: 日本大百科全書(ニッポニカ)「オストワルト表色系」(コトバンク) 「オストワルト表色系」の項(W・B・C の含有量で表し、W+B+C=1) / コトバンク「色」(表色系 color specification system の項) マンセル表色系(ヒュー・バリュー・クロマ)と【表色系】の項(RGB 表色系・XYZ 表色系の三刺激値) / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 3.3 明度指数 L*・3.4 a*,b* 座標
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問48.オストワルト表色系において、純色量・白色量・黒色量の3つの量の和はどうなるよう定められているか。
- ア.色相ごとに異なる一定の値になる
- イ.どの色でも同じ一定の値になる
- ウ.明度が高い色ほど大きな値になる
- エ.純色量が多い色ほど大きな値になる
正解:イ.どの色でも同じ一定の値になる
解説:オストワルト表色系では、白色量 W・黒色量 B・純色量 C の間に W+B+C=1(百分率で100%)の関係があり、どの色でも3つの和は同じ一定の値である。和は色相によって変わらないので、色相ごとに異なる値にはならない。白色量が増えれば、そのぶん黒色量か純色量が減るので、明度の高い色や純色量の多い色ほど和が大きくなることもない。
根拠: 日本大百科全書(ニッポニカ)「オストワルト表色系」(コトバンク) 「オストワルト表色系」の項(W、B、C の間には W+B+C=1 の関係がある)
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問49.PCCS(日本色研配色体系)で用いられる、色相と色調(トーン)による色の体系について、トーンが組み合わせる2つの属性はどれか。
- ア.色相と色温度
- イ.色相と波長
- ウ.白色量と黒色量
- エ.明度と彩度を複合した概念
正解:エ.明度と彩度を複合した概念
解説:PCCSのトーン(色調)は明度と彩度を複合した概念で、色相とトーンの2軸で色を体系化する。これにより配色が扱いやすくなっている。
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問50.PCCSにおいて、明度と彩度を複合的にまとめた色の調子を表す概念を何と呼ぶか。
- ア.ヒュー
- イ.トーン(色調)
- ウ.クロマ
- エ.バリュー
正解:イ.トーン(色調)
解説:PCCSでは明度と彩度を複合した概念を「トーン(色調)」と呼び、色相とトーンの組み合わせで色を整理する。配色教育やイメージ表現に適している。
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問51.PCCSの色相環は、心理四原色(赤・黄・緑・青)を基礎に何色相で構成されているか。
- ア.10色相
- イ.20色相
- ウ.24色相
- エ.100色相
正解:ウ.24色相
解説:PCCSの色相環は心理四原色を基礎に等間隔感を重視して構成され、24色相からなる。色相番号1~24で表される。
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問52.PCCSにおける色の三属性のうち「色相」を表す記号や呼称として用いられるものはどれか。
- ア.ヒュー(Hue)
- イ.バリュー(Value)
- ウ.クロマ(Chroma)
- エ.トーン
正解:ア.ヒュー(Hue)
解説:PCCSでは色相をHue(ヒュー)と呼び、24色相を色相番号で表す。明度はLightness、彩度はSaturationの語で扱われる。
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問53.色の見えに基づく顕色系の表色系として、マンセル表色系のほかに挙げられるものはどれか。
- ア.CIE XYZ
- イ.CIELAB(L*a*b*)
- ウ.RGB表色系
- エ.NCS
正解:エ.NCS
解説:NCS(ナチュラル・カラー・システム)は、白・黒・黄・赤・青・緑の6つの基本色をもとに、人がどう知覚するかで色を表す、見えに基づく体系である。CIE XYZ と RGB 表色系は、等色実験で求めた原刺激の量(三刺激値)で色を表す混色系である。CIELAB は XYZ の三刺激値から計算する色空間で、色の見えで体系化したものではない。
根拠: NCS Colour「Learn the NCS System」 Elementary Colours(白・黒・黄・赤・青・緑の6基本色、知覚に根ざす体系) / コトバンク「色」(表色系 color specification system の項) 【表色系】の項(顕色系は色の見えに基づき、混色系は等色実験に基づく。XYZ 表色系・RGB 表色系) / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 4.1 基本座標(L*・a*・b* を X・Y・Z と Xn・Yn・Zn から計算する式(1)〜(3))
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問54.「均等色空間」という概念が目指している性質として、最も適切なものはどれか。
- ア.波長と座標が比例すること
- イ.明度のみで色を区別できること
- ウ.空間内の距離が知覚色差に比例すること
- エ.彩度を無視できること
正解:ウ.空間内の距離が知覚色差に比例すること
解説:均等色空間は、色空間内で同じだけ離れていれば、どの位置でも人が感じる色の差(知覚色差)がほぼ等しくなることを目指す。CIELABはその代表である。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 1 適用範囲 / W3C CSS Color Module Level 4 9.2 Oklab and OkLCh
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問55.xy色度図の長所と短所について、短所として正しい指摘はどれか。
- ア.明るさを表せること
- イ.彩度を表せないこと
- ウ.図上の距離が知覚色差と一致しないこと
- エ.色相を表せないこと
正解:ウ.図上の距離が知覚色差と一致しないこと
解説:xy色度図は色度(色味)を平面で表せる利点があるが、図上の距離が知覚的な色差と一致しない(均等でない)という短所がある。これを改善する一つがCIELAB等である。
根拠: JIS Z 8781-5:2013 測色-第5部:CIE 1976 L*u*v*色空間及びu',v'均等色度図 4.1 均等色度図(UCS色度図)
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問56.照明された物体の色を CIELAB で表すとき、白色点(特定の白色刺激の三刺激値 Xn・Yn・Zn)として用いる光はどれか。
- ア.試料と同じ光源で照明した完全拡散反射体からの反射光
- イ.試料と同じ光源で照明した試料自身の表面からの反射光
- ウ.光源によらずD65で照明した完全拡散反射体からの反射光
- エ.光源によらずD65で照明した試料自身の表面からの反射光
正解:ア.試料と同じ光源で照明した完全拡散反射体からの反射光
解説:JIS Z 8781-4 は、照明された物体の色では、Xn・Yn・Zn に選ぶ特定の白色刺激を「試料物体と同じ光源によって照明された完全拡散反射体から反射された光」とし、Yn が100になるよう正規化した光源の三刺激値としている。試料自身の表面からの反射光で求めるのは試料の三刺激値 X・Y・Z で、白色点ではない。白色点は試料を照明した光源に合わせて選ぶので、光源によらず D65 に固定するのは誤りである。
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問57.CIE XYZの三刺激値のうち、X・Zが主に担っている情報はどれか。
- ア.明るさの情報
- イ.色味(色度)の情報
- ウ.光沢の情報
- エ.テクスチャの情報
正解:イ.色味(色度)の情報
解説:Yが明るさ(視感反射率)を担うのに対し、XとZは主に色味(色度)の情報を担う。三刺激値全体で色を一意に表す。
根拠: JIS Z 8781-1:2012 測色-第1部:CIE測色標準観測者の等色関数 附属書(等色関数の導出) / W3C CSS Color Module Level 4 10.9 / 2 Color Space(CIE XYZ)
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問58.CIELAB表色系で、L*が100に近づくほど、また0に近づくほど、それぞれどのような明度になるか。
- ア.L*=100が黒、L*=0が白
- イ.L*=100が赤、L*=0が緑
- ウ.L*=100が白、L*=0が黒
- エ.L*はどちらも灰色
正解:ウ.L*=100が白、L*=0が黒
解説:L*は0が黒、100が白を表す明度指標で、値が大きいほど明るい。a*b*が0であればL*の値に応じた灰色~白黒の無彩色になる。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 3 用語及び定義(CIE 1976 明度指数 L*)
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問59.CIELChとCIELABの関係についての説明として正しいものはどれか。
- ア.全く別の色空間である
- イ.CIELChは明度を持たない
- ウ.CIELChは混色系である
- エ.CIELABの直交座標を極座標で表したものである
正解:エ.CIELABの直交座標を極座標で表したものである
解説:CIELChはCIELABのa*b*直交座標を極座標(C*とh°)に変換したもので、L*は共通。直交座標と円筒座標という同じ空間の異なる表現である。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 4.2 明度,クロマ及び色相のそれぞれに関係する量
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問60.色差ΔE*abにおいて、L*の差のみが大きくa*・b*の差が0の場合、2つの色はどのように異なるか。
- ア.色相だけが異なる
- イ.明度だけが異なる
- ウ.彩度だけが異なる
- エ.全く同じ色である
正解:イ.明度だけが異なる
解説:Δa*・Δb*が0でΔL*のみ大きい場合、色味(色相・彩度)は同じで明度だけが異なる。すなわち明るさの違いだけが生じている。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 3 用語及び定義(CIELAB 1976 ab明度差 ΔL*)・4.2・4.3
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問61.CIELChの色相角h°について、約90°付近に対応する色はどれか。
- ア.黄
- イ.赤
- ウ.緑
- エ.青
正解:ア.黄
解説:h°は0°が赤、90°が黄、180°が緑、270°が青に対応する。90°付近はb*が正・a*≈0方向で黄を表す。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.4 Specifying Lab and LCH: the lch() function
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問62.CIELChの色相角h°について、約270°付近に対応する色はどれか。
- ア.青
- イ.赤
- ウ.黄
- エ.緑
正解:ア.青
解説:h°は0°が赤、90°が黄、180°が緑、270°が青に対応する。270°付近はb*が負・a*≈0方向で青を表す。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.4 Specifying Lab and LCH: the lch() function
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問63.マンセル表色系で、ある色の彩度Cが0であるとき、その色はどのような色か。
- ア.最も鮮やかな有彩色
- イ.黄色
- ウ.純色
- エ.無彩色
正解:エ.無彩色
解説:彩度C=0は色味を持たない状態を意味し、無彩色(明度に応じた白~灰~黒)となる。Nに明度を添えて表記される。
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問64.マンセル表色系の特徴として、明度・彩度の各尺度が目指して設計されている性質はどれか。
- ア.波長に正比例
- イ.知覚的にほぼ等間隔(等歩度)
- ウ.光のエネルギーに正比例
- エ.彩度は対数尺度のみ
正解:イ.知覚的にほぼ等間隔(等歩度)
解説:マンセルは明度・彩度の各段階が知覚的にほぼ等間隔(等歩度)に感じられるよう設計されている。これにより視覚的に均等な色の体系を実現している。
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問65.CIE XYZ表色系における等色関数ȳ(λ)は、ある視覚特性と一致するよう定められている。その特性はどれか。
- ア.標準分光視感効率V(λ)
- イ.暗順応特性
- ウ.色相弁別特性
- エ.光沢知覚特性
正解:ア.標準分光視感効率V(λ)
解説:ȳ(λ)は明所視の標準分光視感効率V(λ)に一致するよう定義されている。これによりY値が明るさ(視感反射率)を表す根拠となっている。
根拠: JIS Z 8781-1:2012 測色-第1部:CIE測色標準観測者の等色関数 附属書(CIE1931 等色関数の導出)
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問66.x・y・Yの3つで色を表す「xyY表色系」において、Yが担う役割はどれか。
- ア.色相
- イ.彩度
- ウ.明るさ(視感反射率)
- エ.色温度
正解:ウ.明るさ(視感反射率)
解説:xyY表色系ではx・yが色度(色味)、Yが明るさ(視感反射率)を担う。XYZ三刺激値をxy色度と明るさYに分けて表現したものである。
根拠: JIS Z 8781-3:2016 測色-第3部:CIE三刺激値 4.3 反射及び透過物体の規準化係数・7 色度座標
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問67.CIELAB色空間で「鮮やかな赤」を表すおおよその座標として最も適切なものはどれか。
- ア.a*が大きな負・b*が大きな負
- イ.a*=0・b*=0
- ウ.a*が大きな正・b*はやや正
- エ.L*=0・a*=0・b*=0
正解:ウ.a*が大きな正・b*はやや正
解説:鮮やかな赤はa*が大きな正の値、b*はやや正、L*は中程度となる(例:a*>0が大)。a*が赤緑、b*が黄青を担うため、赤はa*正方向で表される。
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問68.CIELAB色空間で「鮮やかな青」を表すおおよその座標として最も適切なものはどれか。
- ア.b*が大きな正
- イ.a*が大きな正
- ウ.b*が大きな負
- エ.L*=100
正解:ウ.b*が大きな負
解説:鮮やかな青はb*が大きな負の値(青方向)、a*はやや負~0付近となる。b*軸が黄(+)青(−)を担うため、青はb*負方向で表される。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH・9.4 lch()
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問69.顕色系・混色系という分類において、CIELAB(L*a*b*)はどちらに位置づけられるか。
- ア.顕色系
- イ.減色系
- ウ.混色系(CIE系)
- エ.感色系
正解:ウ.混色系(CIE系)
解説:CIELABはXYZ三刺激値(混色系)から数式変換で導かれる均等色空間であり、混色系(CIE系)の体系に属する。色票の見えに基づく顕色系とは異なる。
根拠: ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「色の体系」(コトバンク) 「色の体系」の項 / International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. What is the CIE system of colorimetry?
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問70.マンセル表色系の表記「N5」が表す色はどれか。
- ア.色相5の赤
- イ.明度5の灰色(無彩色)
- ウ.彩度5の青
- エ.明度0の黒
正解:イ.明度5の灰色(無彩色)
解説:Nは無彩色(Neutral)を表し、続く数値は明度。N5は明度5の中間的な灰色(ミディアムグレー)を意味する。色相・彩度は持たない。
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問71.色差の概念を用いる目的として最も適切なものはどれか。
- ア.色の違いを数値で客観的に評価するため
- イ.波長を測定するため
- ウ.光沢を測定するため
- エ.明度のみを測るため
正解:ア.色の違いを数値で客観的に評価するため
解説:色差ΔE*abは2色の違いを数値で客観的に評価する指標で、品質管理(色の合否判定)や色の再現精度の管理などに用いられる。
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問72.CIE xy色度図上で、ある色度点が白色点に近いほど、その色はどのような傾向になるか。
- ア.彩度が高い
- イ.明度が0になる
- ウ.彩度が低い
- エ.色相が消える
正解:ウ.彩度が低い
解説:白色点に近いほど無彩色に近く彩度が低い。逆に外周のスペクトル軌跡に近づくほど彩度が高くなる。色相は白色点からの方向で示される。
根拠: CIE S 017:2020 ILV(国際照明用語集 e-ILV) 17-23-064 purity 17-23-064 purity, <of a colour stimulus>
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問73.CIELAB・CIELChを定めるCIEの目的として最も適切なものはどれか。
- ア.機器間で色を合わせるプロファイル仕様を定めるため
- イ.色を国際的に標準化して測定・伝達するため
- ウ.流行色を実シーズンの2年前に選定して発表するため
- エ.色名法を定め267の色名区画に色を分類するため
正解:イ.色を国際的に標準化して測定・伝達するため
解説:CIE(国際照明委員会)は、光と照明、色と視覚などについて国際的な協力と情報交換を進め、標準化を行う機関で、XYZ表色系やCIELAB・CIELChなど、色を測定し数値で伝えるための国際的な基盤を定めている。機器間で色を合わせるプロファイル仕様を定めたのはICC、流行色を実シーズンの2年前に選ぶのはインターカラー(国際流行色委員会)、267の色名区画で色名を定めたのはISCC-NBS色名法である。
根拠: CIE(International Commission on Illumination)About the CIE 冒頭(Advancing knowledge and providing standardization ...) / International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. What is the CIE system of colorimetry? / Q. Who developed the ICC profile specification? / JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 1 適用範囲(CIE 1976 L*a*b*色空間) / 一般社団法人日本流行色協会(JAFCA)案内パンフレット(2024年4月) 「カラートレンドの流れは、インターカラーからはじまる」の節 / NBS Special Publication 440 Color: Universal Language and Dictionary of Names (Kelly & Judd, 1976) 冒頭の概要(267 color-name blocks)