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色彩検定1級「慣用色名・色名体系(1級)」の一問一答

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📖 色彩検定1級「慣用色名・色名体系(1級)」の全57問と解説(一覧)

色彩検定1級の慣用色名・色名体系(1級)に関する一問一答(全57問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.JIS Z 8102「物体色の色名」では、色名を大きく2つに区分している。その2つとして正しいものはどれか。

    • ア.系統色名・慣用色名
    • イ.原色名・補色名
    • ウ.暖色名・寒色名
    • エ.伝統色名・流行色名

    正解:ア.系統色名・慣用色名

    解説:JIS Z 8102 は、色名を「系統色名」と「慣用色名」の2つに区分している。系統色名は、物体色を系統的に分類して表せるようにした色名で、基本色名(赤・黄赤・黄などと、白・灰色・黒)に修飾語を付けて作る。基本色名は系統色名を作るもとになる語で、別の区分ではない。慣用色名は、慣用的な呼び方で表した色名で、系統色名で表しにくい場合に使う。原色名・補色名、暖色名・寒色名、伝統色名・流行色名という区分は、この規格には無い。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 3. 定義(系統色名・慣用色名)・4. 色名の区分(4.1 系統色名、4.2 慣用色名)・5. 系統色名(基本色名に修飾語を付けたもの)・11.1(系統色名によりにくい場合は付表1の慣用色名を用いる)

  2. 問2.JIS Z 8102における「基本色名」の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.動物や植物に由来する個別の色名
    • イ.色を表す最も基本的な色名で、有彩色10色と無彩色からなる
    • ウ.明度・彩度の修飾語を付けた色名
    • エ.外国語をカタカナ表記した色名

    正解:イ.色を表す最も基本的な色名で、有彩色10色と無彩色からなる

    解説:基本色名は色を表現するための基本となる色名で、有彩色10種(赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫)と無彩色(白・灰色・黒)が規定されている。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 5. 系統色名、6. 基本色名(表1・表2)

  3. 問3.JIS Z 8102で規定される有彩色の基本色名は何種類か。

    • ア.5種類
    • イ.7種類
    • ウ.10種類
    • エ.12種類

    正解:ウ.10種類

    解説:JIS Z 8102 の有彩色の基本色名は、赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫の10種類で、色相名として用いる。これとは別に、無彩色の基本色名として白・灰色・黒の3つがある。赤・黄・緑・青・紫だけを数えると5種類になるが、JIS は黄赤・黄緑・青緑・青紫・赤紫も基本色名に含めるので5種類ではない。7種類や12種類は、有彩色の基本色名の数とも、無彩色を合わせた数(13)とも合わない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 6.1 表1 有彩色の基本色名(備考:色相名として用いる)・6.2 表2 無彩色の基本色名 / JIS S 0033:2006 高齢者・障害者配慮設計指針-視覚表示物-年齢を考慮した基本色領域に基づく色の組合せ方法 有彩色の基本色(JIS Z 8102 で規定する赤〜赤紫の10色)

  4. 問4.JIS Z 8102の有彩色の基本色名に含まれないものはどれか。

    • ア.黄赤
    • イ.青緑
    • ウ.赤紫
    • エ.茶

    正解:エ.茶

    解説:JIS Z 8102 の有彩色の基本色名は、赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫の10種で、「茶」は含まれない。系統色名は基本色名に修飾語を付けて作るので、系統色名にも「茶」は使わない。「茶色」は慣用色名にあり、その系統色名は「暗い灰みの黄赤」である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 5. 系統色名(基本色名に修飾語を付けたもの)・6.1 表1 有彩色の基本色名(赤・黄赤・黄・黄緑・緑・青緑・青・青紫・紫・赤紫)・付表1 慣用色名 茶色(暗い灰みの黄赤、5YR 3.5/4)

  5. 問5.JIS Z 8102 の「系統色名」の作り方として正しいものはどれか。

    • ア.基本色名に明度・彩度・色相の修飾語を付ける
    • イ.動植物や鉱物などの名前をそのまま色名にする
    • ウ.色相・明度・彩度を記号と数値の組で表す
    • エ.トーン記号と色相番号を組み合わせて表す

    正解:ア.基本色名に明度・彩度・色相の修飾語を付ける

    解説:系統色名は、赤・黄赤などの基本色名に、明度・彩度に関する修飾語(あざやかな・くすんだ など)と色相に関する修飾語(赤みの・緑みの など)を付けて表す色名で、例えば「明るい緑みの黄」となる。身近な物の名前など慣用的な呼び方で表した色名は慣用色名で、系統色名ではない。色相・明度・彩度を記号と数値の組(5R 4/10 など)で表すのは三属性による表示である。トーン記号と色相番号を組み合わせて表す(lt2 など)のはPCCSの表し方である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 3. 定義(系統色名・慣用色名)・5. 系統色名(6. の基本色名に 7. の修飾語を付けたもの)・7. 基本色名に用いる修飾語(表3・表5、例:明るい緑みの黄) / JIS Z 8721:1993 色の表示方法-三属性による表示 4.1 色の表示記号(有彩色は HV/C、例 5R 4/10) / 一般財団法人日本色彩研究所「episode1:PCCS(日本色研配色体系)とは」 Hue-Tone System・lt2(ライトトーンの色相番号2)・慣用色名や固有色名は事物・人物等の色から付けられた色名

  6. 問6.JIS Z 8102 で、無彩色(白・灰色・黒)の系統色名に付けることがない修飾語はどれか。

    • ア.あざやかな
    • イ.うすい
    • ウ.赤みの
    • エ.暗い

    正解:ア.あざやかな

    解説:JIS Z 8102 では、無彩色の灰色に、うすい・明るい・中位の・暗いという明度に関する修飾語を付ける(例:うすい灰色、暗い灰色)。白と黒には明度に関する修飾語を付けない。また、色みを帯びた無彩色では、赤みの・青みのなどの色相に関する修飾語を白・灰色・黒に付ける(例:赤みの白、青みの黒)。あざやかな・くすんだなどは有彩色の明度及び彩度に関する修飾語で、有彩色の基本色名に付けるものであり、彩度をもたない無彩色には付けない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 7.1 修飾語の区別・7.2 表3 有彩色の明度及び彩度に関する修飾語・7.3 表4 無彩色の明度に関する修飾語(灰色に付け、白及び黒には付けない)・7.5 表5 色相に関する修飾語(適用する基本色名に白・灰色・黒を含む。例:赤みの白、青みの黒)・8.2 無彩色の場合・8.3 色みを帯びた無彩色の場合

  7. 問7.JIS Z 8102 の系統色名で、修飾語を「灰みの」「くすんだ」「つよい」「あざやかな」の順に並べたときの変化として正しいものはどれか。

    • ア.彩度はほぼ同じで、明度が高くなる
    • イ.彩度はほぼ同じで、明度が低くなる
    • ウ.明度はほぼ同じで、彩度が高くなる
    • エ.明度はほぼ同じで、彩度が低くなる

    正解:ウ.明度はほぼ同じで、彩度が高くなる

    解説:系統色名の明度・彩度に関する修飾語の位置は、縦を明度、横を彩度とした図で示される。「灰みの」「くすんだ」「つよい」「あざやかな」は、いずれも中位の明度の段にあり、彩度の低い側からこの順に並ぶ。このため、この順に明度はほぼ変わらず、彩度が高くなる。明度の違いは「明るい」「暗い」「ごく暗い」などの修飾語で表すもので、この並びで明度が上がったり下がったりはしない。また、「あざやかな」が最も彩度の高い側なので、彩度が低くなる並びでもない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 7.2 表3 有彩色の明度及び彩度に関する修飾語・7.4 図2 無彩色の明度並びに有彩色の明度及び彩度の相互関係(中位の段に 灰みの mg・くすんだ dl・つよい st・あざやかな vv が彩度順に並ぶ) / 一般財団法人日本色彩研究所「episode1:PCCS(日本色研配色体系)とは」 (2) PCCSのTone(最も高彩度の色は「鮮やかな」)

  8. 問8.「慣用色名(固有色名)」の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.基本色名10種のこと
    • イ.明度修飾語付きの色名
    • ウ.国際的に統一された色名
    • エ.慣用的に使われてきた個別固有の色名

    正解:エ.慣用的に使われてきた個別固有の色名

    解説:慣用色名(固有色名)は、動植物・鉱物・染料・地名・人名などに由来し、慣用的に親しまれてきた個別の色名である。茜色・桜色・空色などが該当する。

    根拠: 第4章 色彩の基礎知識 (3)PCCS表色系 トーンの持つイメージ(各務原市の公開資料) 固有色名・慣用色名の説明部分 / 日本色彩研究所 PCCS 系統色名・慣用色名の説明 achievement_1 系統色名の段落

  9. 問9.和色名「茜」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.あかめ・黄赤系
    • イ.あかね・黄赤系
    • ウ.あかめ・赤系
    • エ.あかね・赤系

    正解:エ.あかね・赤系

    解説:茜は「あかね」と読み、アカネ科の植物の根を染料とした色に由来する。JIS Z 8102 の慣用色名では、茜色は「こい赤」(4R 3.5/11)で、基本色名は赤である。黄みの赤や黄赤(橙)の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:茜色の行) / コトバンク「茜」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典・普及版 字通 ほか) 読み:あかね(大辞泉・日国)、字通は音セン・訓あかね・あか。「あかめ」の読みは無い

  10. 問10.和色名「朱(朱色)」の、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統として最も適切なものはどれか。

    • ア.黄赤系
    • イ.赤系
    • ウ.赤紫系
    • エ.黄系

    正解:イ.赤系

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、朱色は「あざやかな黄みの赤」(6R 5.5/14)で、基本色名は赤である。黄みを帯びるが黄赤(橙)の系統ではない。同じ付表の「赤橙」は「あざやかな黄赤」で、こちらが黄赤の系統である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:朱色・赤橙の行)

  11. 問11.慣用色名「桜色(さくらいろ)」に、JIS Z 8102 で対応する系統色名として正しいものはどれか。

    • ア.ごくうすい赤紫
    • イ.ごくうすい紫みの赤
    • ウ.明るい紫みの赤
    • エ.明るい赤紫

    正解:イ.ごくうすい紫みの赤

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名で、桜色は「ごくうすい紫みの赤」(10RP 9/2.5)とされ、基本色名は赤紫ではなく赤である。明度9と高く彩度2.5と低いので、明度・彩度の修飾語は「明るい」ではなく「ごくうすい」になる。「明るい紫みの赤」は、とき(鴇)色(7RP 7.5/8)やローズピンク(10RP 7/8)のように、桜色より彩度の高い色の系統色名である。「ごくうすい赤紫」「明るい赤紫」は基本色名が赤紫で、桜色には当たらない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(桜色 ごくうすい紫みの赤 vp-pR 10RP 9/2.5、とき(鴇)色 明るい紫みの赤 7RP 7.5/8、ローズピンク 明るい紫みの赤 10RP 7/8)・7.2 表3・図2(明度及び彩度に関する修飾語の相互関係)

  12. 問12.和色名「珊瑚(珊瑚色)」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.さんご・赤系
    • イ.さんご・黄赤系
    • ウ.さんこ・赤系
    • エ.さんこ・黄赤系

    正解:ア.さんご・赤系

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、さんご(珊瑚)色は「さんごいろ」と読み、系統色名は「明るい赤」(2.5R 7/11)で、基本色名は赤である。黄赤(橙)の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:さんご(珊瑚)色の行)

  13. 問13.和色名「山吹」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.やまふき・黄赤系
    • イ.やまふき・黄系
    • ウ.やまぶき・黄赤系
    • エ.やまぶき・黄系

    正解:エ.やまぶき・黄系

    解説:山吹は「やまぶき」と読む。JIS Z 8102 の慣用色名では、山吹色は「あざやかな赤みの黄」(10YR 7.5/13)で、赤みを帯びるが基本色名は黄である。黄赤の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:山吹色の行)

  14. 問14.和色名「黄土色(おうどいろ)」の、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統として最も適切なものはどれか。

    • ア.黄赤系
    • イ.赤系
    • ウ.黄系
    • エ.黄緑系

    正解:ウ.黄系

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、黄土色は「くすんだ赤みの黄」(10YR 6/7.5)で、赤みを帯びるが基本色名は黄である。黄赤(橙)の系統ではなく、赤や黄緑の系統でもない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:黄土色の行 くすんだ赤みの黄・dl-rY・10YR 6/7.5)

  15. 問15.和色名「萌黄」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.もえぎ・緑系
    • イ.もえぎ・黄緑系
    • ウ.もえき・緑系
    • エ.もえき・黄緑系

    正解:イ.もえぎ・黄緑系

    解説:萌黄は「もえぎ」と読む。JIS Z 8102 の慣用色名では、萌黄は「つよい黄緑」(4GY 6.5/9)で、基本色名は黄緑である。同じ読みの「もえぎ(萌葱)色」は「暗い緑」で別の色である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:萌黄・もえぎ(萌葱)色の行)

  16. 問16.和色名「鶸」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.じゃく・黄緑系
    • イ.じゃく・黄系
    • ウ.ひわ・黄緑系
    • エ.ひわ・黄系

    正解:ウ.ひわ・黄緑系

    解説:鶸は「ひわ」と読み、鳥のヒワに由来する。JIS Z 8102 の慣用色名では、ひわ(鶸)色は「つよい黄緑」(1GY 7.5/8)で、基本色名は黄緑である。黄の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:ひわ(鶸)色の行)

  17. 問17.和色名「青磁」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.せいじ・緑系
    • イ.せいじ・青緑系
    • ウ.しょうじ・緑系
    • エ.しょうじ・青緑系

    正解:ア.せいじ・緑系

    解説:青磁は「せいじ」と読み(デジタル大辞泉には「あおじ」の読みもある)、青磁器の釉の色に由来する。JIS Z 8102 の慣用色名では、青磁色は「やわらかい青みの緑」(7.5G 6.5/4)で、青みを帯びるが基本色名は緑である。青緑の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:青磁色の行) / コトバンク「青磁」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典・普及版 字通 ほか) 読み:せいじ(各辞典)・あおじ(デジタル大辞泉)。「しょうじ」の読みは無い

  18. 問18.和色名「浅葱」の読みと系統色として正しい組み合わせはどれか。

    • ア.あさぎ・赤系
    • イ.せんそう・黄系
    • ウ.あさねぎ・紫系
    • エ.あさぎ・青緑〜青系

    正解:エ.あさぎ・青緑〜青系

    解説:浅葱は「あさぎ」と読み、薄い葱(ねぎ)の葉の色にちなむ色名で、藍染の浅い色合いを指す。JIS Z 8102 の慣用色名では、浅葱色は「あざやかな緑みの青」(2.5B 5/8)で、基本色名は青である。緑みを帯びるため、青緑〜青系と表される。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:浅葱色の行)

  19. 問19.和色名「縹」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.ひょう・青紫系
    • イ.ひょう・青系
    • ウ.はなだ・青紫系
    • エ.はなだ・青系

    正解:エ.はなだ・青系

    解説:縹は「はなだ」と読む。JIS Z 8102 の慣用色名では、はなだ(縹)色は「つよい青」(3PB 4/7.5)で、基本色名は青である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:はなだ(縹)色の行)

  20. 問20.和色名「群青」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.くんじょう・青系
    • イ.ぐんじょう・青紫系
    • ウ.ぐんじょう・青系
    • エ.くんじょう・青紫系

    正解:ウ.ぐんじょう・青系

    解説:群青は「ぐんじょう」と読む。JIS Z 8102 の慣用色名では、群青色は「こい紫みの青」(7.5PB 3.5/11)で、紫みを帯びるが基本色名は青である。青紫の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:群青色の行) / コトバンク「群青」(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典・普及版 字通 ほか) 読み:ぐんじょう(各辞典)、字通は「ぐんせい・ぐんじよう」。「くんじょう」の読みは無い

  21. 問21.和色名「瑠璃」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.りゅうり・青系
    • イ.りゅうり・青紫系
    • ウ.るり・青系
    • エ.るり・青紫系

    正解:ウ.るり・青系

    解説:瑠璃は「るり」と読み、宝石の瑠璃(ラピスラズリ)に由来する。JIS Z 8102 の慣用色名では、るり(瑠璃)色は「こい紫みの青」(6PB 3.5/11)で、基本色名は青である。青紫の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:るり(瑠璃)色の行)

  22. 問22.和色名「藍(あい)」の系統色として最も適切なものはどれか。

    • ア.青系
    • イ.赤系
    • ウ.黄系
    • エ.緑系

    正解:ア.青系

    解説:藍は「あい」と読み、アイ(タデ科植物)を染料とする青系の色である。ジャパンブルーとも呼ばれる、染料由来の代表的な青系色名。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.101 藍色:2PB 3/5、系統色名「暗い青」(基本色名 青)

  23. 問23.和色名「藤」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.とう・紫系
    • イ.とう・青紫系
    • ウ.ふじ・紫系
    • エ.ふじ・青紫系

    正解:エ.ふじ・青紫系

    解説:藤は「ふじ」と読む。JIS Z 8102 の慣用色名では、藤色は「明るい青紫」(10PB 6.5/6.5)で、基本色名は紫ではなく青紫である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:藤色の行)

  24. 問24.和色名「利休鼠」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.りきゅうねずみ・緑みの灰色
    • イ.りきゅうねずみ・青みの灰色
    • ウ.りきゅうそ・緑みの灰色
    • エ.りきゅうそ・青みの灰色

    正解:ア.りきゅうねずみ・緑みの灰色

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、利休鼠の読み方は「りきゅうねずみ」、系統色名は「緑みの灰色」(2.5G 5/1)である。青みの灰色は鉛色の系統色名である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:利休鼠・鉛色の行)

  25. 問25.和色名「鶯色(うぐいすいろ)」に、JIS Z 8102 の慣用色名で対応する系統色名はどれか。

    • ア.暗い黄緑
    • イ.くすんだ黄緑
    • ウ.つよい黄緑
    • エ.暗い灰みの黄

    正解:イ.くすんだ黄緑

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、鶯色は「くすんだ黄緑」(1GY 4.5/3.5)とされる。暗い黄緑は海松色(みるいろ)、つよい黄緑は鶸色(ひわいろ)や萌黄、暗い灰みの黄は名前の似た鶯茶(うぐいすちゃ)の系統色名である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:鶯茶・みる(海松)色・ひわ(鶸)色・鶯色・萌黄の行)

  26. 問26.和色名「鳶(鳶色)」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.とび・暗い黄赤
    • イ.とび・暗い黄みの赤
    • ウ.えん・暗い黄赤
    • エ.えん・暗い黄みの赤

    正解:イ.とび・暗い黄みの赤

    解説:鳶は「とび」と読み、鳥のトビの羽の色に由来する。JIS Z 8102 の慣用色名では、とび(鳶)色は「暗い黄みの赤」(7.5R 3.5/5)で、茶色っぽく見えるが基本色名は赤である。暗い黄赤は褐色やれんが色の系統色名である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:とび(鳶)色・褐色・れんが(煉瓦)色の行)

  27. 問27.和色名「煤竹(煤竹色)」の読みと、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.ばいちく・赤みを帯びた黄みの暗い灰色
    • イ.ばいちく・黄赤みの灰色
    • ウ.すすたけ・赤みを帯びた黄みの暗い灰色
    • エ.すすたけ・黄赤みの灰色

    正解:ウ.すすたけ・赤みを帯びた黄みの暗い灰色

    解説:煤竹は「すすたけ」と読み、いぶされた竹の色に由来する。JIS Z 8102 の慣用色名では、すす(煤)竹色は「赤みを帯びた黄みの暗い灰色」とされる。黄赤みの灰色は茶鼠の系統色名である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:すす(煤)竹色・茶鼠の行)

  28. 問28.外来色名「バーミリオン(vermilion)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.緑系
    • イ.赤系
    • ウ.青系
    • エ.黄系

    正解:イ.赤系

    解説:バーミリオンは鮮やかな黄みの赤、すなわち赤系(朱に近い)の色である。硫化水銀(辰砂)の顔料に由来する赤系外来色名。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.166 バーミリオン:6R 5.5/14、系統色名「あざやかな黄みの赤」(基本色名 赤) / コトバンク「朱」 精選版 日本国語大辞典「朱」①

  29. 問29.外来色名「スカーレット(scarlet)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.青系
    • イ.黄系
    • ウ.赤系
    • エ.緑系

    正解:ウ.赤系

    解説:スカーレットは、JIS Z 8102 の慣用色名で「あざやかな黄みの赤」(7R 5/14)とされる外来色名で、基本色名は赤である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名(2020年確認) 付表1 慣用色名 no.167 スカーレット

  30. 問30.外来色名「カーマイン(carmine)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.緑系
    • イ.青系
    • ウ.黄系
    • エ.赤系

    正解:エ.赤系

    解説:カーマインはコチニール(カイガラムシ)から得られる色素に由来する外来色名である。JIS Z 8102 の慣用色名では「あざやかな赤」(4R 4/14)で、基本色名は赤である(紫みの赤ではない)。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(外来色名:カーマインの行)

  31. 問31.外来色名「マゼンタ(magenta)」の、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統として最も適切なものはどれか。

    • ア.青紫系
    • イ.赤紫系
    • ウ.赤系
    • エ.黄赤系

    正解:イ.赤紫系

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、マゼンタは 5RP 5/14、略記号 vv-RP で、色相は赤紫(RP)の「あざやかな赤紫」に当たる。赤紫は、色相環で赤と紫の間にある色相である。青紫・赤・黄赤の系統ではない。色料の三原色(シアン・マゼンタ・イエロー)の一つでもある。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(外来色名:マゼンタの行 略記号 vv-RP・5RP 5/14)、6.1 表1 有彩色の基本色名・図1 色相の相互関係(紫と赤の間が赤紫) / コトバンク「マゼンタ」(講談社 色名がわかる辞典) 「マゼンタ」の解説(あざやかな赤紫)

  32. 問32.外来色名「モーブ(mauve)」に、JIS Z 8102 で対応する系統色名として正しいものはどれか。

    • ア.やわらかい紫
    • イ.つよい紫
    • ウ.やわらかい青紫
    • エ.つよい青紫

    正解:エ.つよい青紫

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名で、モーブは「つよい青紫」(5P 4.5/9)とされる。同じ5Pのラベンダーも基本色名は青紫で、6Pのライラックや7.5Pのオーキッドは紫とされる。「やわらかい紫」はライラック・オーキッド(明度7・彩度6)の系統色名で、モーブより明るく彩度が低い。「つよい紫」は基本色名が、「やわらかい青紫」は修飾語がモーブと合わない。モーブはアオイの仲間の草花を指すフランス語で、1856年にパーキンが合成した最初の合成染料の名にも使われた。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(モーブ つよい青紫 st-V 5P 4.5/9、ラベンダー 灰みの青紫 5P 6/3、ライラック やわらかい紫 6P 7/6、オーキッド やわらかい紫 7.5P 7/6) / コトバンク「モーブ」(日本大百科全書・改訂新版 世界大百科事典) 日本大百科全書(1856年 W・H・パーキンが発見した最初の合成染料、名称はゼニアオイの花色に由来するフランス語 mauve から)・世界大百科事典(〈モーブ〉野生の草花の名,アオイの仲間)

  33. 問33.外来色名「コバルトブルー(cobalt blue)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.青系
    • イ.緑系
    • ウ.赤系
    • エ.黄系

    正解:ア.青系

    解説:コバルトブルーは鮮やかで明るい青系の色である。コバルト化合物の顔料に由来する、鉱物・金属系の青色外来色名。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.236 コバルトブルー:3PB 4/10、系統色名「あざやかな青」(基本色名 青) / コトバンク「コバルトブルー」(講談社 色名がわかる辞典) 「コバルトブルー」の解説

  34. 問34.外来色名「セルリアンブルー(cerulean blue)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.赤系
    • イ.青系
    • ウ.黄系
    • エ.紫系

    正解:イ.青系

    解説:セルリアンブルーは空のような明るい青(やや緑みの青)系の色である。ラテン語caelum(空)に由来する青系外来色名。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.232 セルリアンブルー:9B 4.5/9、系統色名「あざやかな青」(基本色名 青) / コトバンク「セルリアンブルー」(小学館 デジタル大辞泉/講談社 色名がわかる辞典) デジタル大辞泉・色名がわかる辞典

  35. 問35.外来色名「ウルトラマリン(ultramarine)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.緑系
    • イ.黄系
    • ウ.赤系
    • エ.青系

    正解:エ.青系

    解説:ウルトラマリンは鮮やかで深い青(やや紫みの青)系の色である。ラピスラズリを原料とした青色顔料に由来する、鉱物系の青色外来色名。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.242 ウルトラマリンブルー:7.5PB 3.5/11、系統色名「こい紫みの青」(基本色名 青) / コトバンク「ウルトラマリンブルー」(講談社 色名がわかる辞典) 「ウルトラマリンブルー」の解説

  36. 問36.外来色名「エメラルドグリーン(emerald green)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.明るい黄緑
    • イ.つよい緑
    • ウ.こい青緑
    • エ.くすんだ青みの緑

    正解:イ.つよい緑

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名で、エメラルドグリーンは「つよい緑」(4G 6/8)とされる。「明るい黄緑」はシャトルーズグリーン(4GY 8/10)、「こい青緑」はピーコックブルー(10BG 4/8.5)の系統色名で、どちらも基本色名が緑ではない。同じ緑の慣用色名でも、マラカイトグリーンは「こい緑」、ビリジアンは「くすんだ青みの緑」とされ、エメラルドグリーンとは修飾語や色相が異なる。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(エメラルドグリーン つよい緑 st-G 4G 6/8、シャトルーズグリーン 明るい黄緑 4GY 8/10、ピーコックブルー こい青緑 10BG 4/8.5、マラカイトグリーン こい緑、ビリジアン くすんだ青みの緑)

  37. 問37.外来色名「ビリジアン(viridian)」の系統色として正しいものはどれか。

    • ア.赤系
    • イ.青紫系
    • ウ.緑系
    • エ.黄系

    正解:ウ.緑系

    解説:ビリジアンは青みを帯びた深い緑系の色である。酸化クロム系の顔料に由来する、緑系の外来色名。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.222 ビリジアン:8G 4/6、系統色名「くすんだ青みの緑」(基本色名 緑) / コトバンク「ビリジアン」(講談社 色名がわかる辞典) 「ビリジアン」の解説

  38. 問38.外来色名「オリーブ(olive)」の系統色として最も適切なものはどれか。

    • ア.暗い灰みの黄緑
    • イ.暗い緑みの黄
    • ウ.暗い灰みの緑みを帯びた黄
    • エ.こい赤みの黄

    正解:イ.暗い緑みの黄

    解説:JIS慣用色名(JIS Z 8102)でオリーブは7.5Y 3.5/4、系統色名は「暗い緑みの黄」で、色相は黄に入る。名前の似たオリーブグリーンは「暗い灰みの黄緑」、オリーブドラブは「暗い灰みの緑みを帯びた黄」、イエローオーカーは「こい赤みの黄」である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(外来色名:オリーブの行 暗い緑みの黄・dk-gY・7.5Y 3.5/4、オリーブグリーン・オリーブドラブ・イエローオーカーの行)

  39. 問39.外来色名「カーキー(カーキ)」に、JIS Z 8102 で対応する系統色名として正しいものはどれか。

    • ア.暗い灰みの黄赤
    • イ.くすんだ赤
    • ウ.くすんだ黄赤
    • エ.暗い灰みの赤

    正解:ウ.くすんだ黄赤

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名で、カーキーは「くすんだ黄赤」(1YR 5/5.5)とされる。「暗い灰みの黄赤」は茶色やブラウン(5YR 3.5/4)のように、カーキーより暗く彩度の低い色の系統色名である。「くすんだ赤」は蘇芳(4R 4/7)の系統色名で、基本色名が黄赤ではなく赤になる。「暗い灰みの赤」も基本色名が赤で、カーキーには当たらない。カーキは「ほこり」「土ぼこり」を意味する語に由来する色名で、軍服の色として広まった。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(カーキー くすんだ黄赤 dl-O 1YR 5/5.5、茶色・ブラウン 暗い灰みの黄赤 5YR 3.5/4、蘇芳 くすんだ赤 4R 4/7) / コトバンク「カーキ色」(デジタル大辞泉・改訂新版 世界大百科事典) デジタル大辞泉(土ぼこりの意で、もとウルドゥー語)・世界大百科事典(元来ヒンディー語で〈ほこり〉の意、軍服に使用された保護色)

  40. 問40.外来色名「アンバー(amber)」の系統色として最も適切なものはどれか。

    • ア.青系
    • イ.緑系
    • ウ.紫系
    • エ.黄〜茶系

    正解:エ.黄〜茶系

    解説:アンバーは琥珀(こはく)のような黄〜茶系の色である。JIS Z 8102 の慣用色名では、アンバーの系統色名は「くすんだ赤みの黄」(8YR 5.5/6.5)で、和色名の「こはく(琥珀)色」と同じ値になっている。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 アンバー(くすんだ赤みの黄、8YR 5.5/6.5)・こはく(琥珀)色(くすんだ赤みの黄、8YR 5.5/6.5)

  41. 問41.外来色名「セピア(sepia)」の、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統として最も適切なものはどれか。

    • ア.黄系
    • イ.黄赤系
    • ウ.赤系
    • エ.赤紫系

    正解:ア.黄系

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、セピアは「ごく暗い赤みの黄」(10YR 2.5/2、略記号 vd-rY)で、基本色名は黄である。ふだんは暗い茶色と呼ばれる色だが、系統色名では赤みの黄に当たり、黄赤・赤・赤紫の系統ではない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(外来色名:セピアの行 ごく暗い赤みの黄・vd-rY・10YR 2.5/2)

  42. 問42.外来色名「ラベンダー(lavender)」に、JIS Z 8102 で対応する系統色名として正しいものはどれか。

    • ア.やわらかい紫
    • イ.灰みの青紫
    • ウ.やわらかい青紫
    • エ.灰みの紫

    正解:イ.灰みの青紫

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名で、ラベンダーは「灰みの青紫」(5P 6/3)とされ、基本色名は紫ではなく青紫である。彩度が3と低いので、明度・彩度の修飾語は「灰みの」になり、より彩度の高い側の「やわらかい」にはならない。「やわらかい紫」は、ライラックやオーキッド(明度7・彩度6)のように、ラベンダーより彩度の高い色の系統色名である。「やわらかい青紫」は修飾語が、「灰みの紫」は基本色名がラベンダーと合わない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(ラベンダー 灰みの青紫 mg-V 5P 6/3、ライラック やわらかい紫 6P 7/6、オーキッド やわらかい紫 7.5P 7/6)・7.4 図2(明度及び彩度に関する修飾語の相互関係)

  43. 問43.外来色名「ライラック(lilac)」の系統色として最も適切なものはどれか。

    • ア.青緑系
    • イ.黄系
    • ウ.赤系
    • エ.紫系

    正解:エ.紫系

    解説:ライラックはライラック(リラ)の花のような、淡い紫系の色である。植物(花)に由来する、明るく柔らかな紫系の外来色名。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.250 ライラック:6P 7/6、系統色名「やわらかい紫」(基本色名 紫) / コトバンク「ライラック」(講談社 色名がわかる辞典) 「ライラック」の解説

  44. 問44.JIS Z 8102 の慣用色名のうち、対応する系統色名が「赤みを帯びた黄みのうすい灰色」とされている色名はどれか。

    • ア.象牙色
    • イ.生成り色
    • ウ.アイボリー
    • エ.胡粉色

    正解:ウ.アイボリー

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、アイボリーは「赤みを帯びた黄みのうすい灰色」(2.5Y 8.5/1.5)で、基本色名は白ではなく灰色である。同じく象牙に由来する和色名の象牙色は「黄みのうすい灰色」、生成り色は「赤みを帯びた黄みの白」、胡粉色は「黄みの白」である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(外来色名・和色名:アイボリー・象牙色・生成り色・胡粉色の行)

  45. 問45.慣用色名「桜色」「桃色」「藤色」に共通する由来分類はどれか。

    • ア.鉱物に由来する
    • イ.人名に由来する
    • ウ.植物に由来する
    • エ.自然現象に由来する

    正解:ウ.植物に由来する

    解説:桜・桃・藤はいずれも植物(花)に由来する慣用色名である。慣用色名は由来によって動物・植物・鉱物・染料・人名・地名などに分類される。

    根拠: コトバンク「桜色」(小学館 デジタル大辞泉) デジタル大辞泉「桜色」 / コトバンク「桃色」(小学館 デジタル大辞泉) デジタル大辞泉「桃色」1 / コトバンク「藤色」(小学館 デジタル大辞泉) デジタル大辞泉「藤色」 / 各務原市 景観ガイド 第4章 色彩の基礎知識 (3) 固有色名・慣用色名

  46. 問46.慣用色名「鶯色」「鳶色」「鶸色」に共通する由来分類はどれか。

    • ア.植物に由来する
    • イ.地名に由来する
    • ウ.染料に由来する
    • エ.動物(鳥)に由来する

    正解:エ.動物(鳥)に由来する

    解説:鶯・鳶・鶸はいずれも鳥(動物)に由来する慣用色名である。動物由来の色名は鳥獣や虫などの体色にちなんで名づけられる。

    根拠: コトバンク「鶯色」(小学館 デジタル大辞泉) デジタル大辞泉「鶯色」 / コトバンク「鳶色」(講談社 色名がわかる辞典) 「鳶色」の解説

  47. 問47.慣用色名「瑠璃色」「群青色」「朱色」に共通する由来分類として最も適切なものはどれか。

    • ア.鉱物・鉱物質に由来する
    • イ.動物に由来する
    • ウ.人名に由来する
    • エ.自然現象に由来する

    正解:ア.鉱物・鉱物質に由来する

    解説:瑠璃(宝石のラピスラズリ)・群青(藍銅鉱の顔料)・朱(辰砂の顔料)は、いずれも鉱物・鉱物質に由来する色名である。

    根拠: コトバンク「瑠璃色」(講談社 色名がわかる辞典) 「瑠璃色」の解説 / コトバンク「群青色」(講談社 色名がわかる辞典) 「群青色」の解説 / コトバンク「朱色」(講談社 色名がわかる辞典) 「朱色」の解説

  48. 問48.慣用色名「藍色」「紅色」「縹色」に共通する由来分類はどれか。

    • ア.鉱物に由来する
    • イ.染料に由来する
    • ウ.人名に由来する
    • エ.地名に由来する

    正解:イ.染料に由来する

    解説:藍・紅・縹はいずれも染料(藍・紅花など)に由来する色名である。染料・顔料由来の色名は染色文化と深く結びついている。

    根拠: コトバンク「藍色」(講談社 色名がわかる辞典) 「藍色」の解説 / コトバンク「紅色」(講談社 色名がわかる辞典) 「紅色」の解説 / コトバンク「縹色」(講談社 色名がわかる辞典) 「縹色」の解説

  49. 問49.慣用色名「利休鼠」「利休茶」のように、茶人にちなむとされる色名の分類はどれか。

    • ア.植物に由来する
    • イ.鉱物に由来する
    • ウ.人名に由来する
    • エ.自然現象に由来する

    正解:ウ.人名に由来する

    解説:利休鼠・利休茶は茶人千利休にちなむとされる、人名由来の色名に分類される。慣用色名には人名に由来するものも存在する。

    根拠: コトバンク「利休鼠」(日本大百科全書) 日本大百科全書(ニッポニカ)「利休鼠」(高田倭男) / JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名 No.138 利休鼠:2.5G 5/1、系統色名「緑みの灰色」(基本色名 灰色)

  50. 問50.外来色名の中には、地名に由来するものがある。次のうち地名に由来するとされる色名はどれか。

    • ア.アイボリー
    • イ.セピア
    • ウ.ラベンダー
    • エ.マゼンタ

    正解:エ.マゼンタ

    解説:マゼンタはイタリアの地名マジェンタ(マジェンタの戦い)に由来する地名由来の色名である。アイボリーは象牙、セピアはイカの墨、ラベンダーは植物の名に由来し、地名由来ではない。

    根拠: コトバンク「マゼンタ」(講談社 色名がわかる辞典) 「マゼンタ」の解説 / コトバンク「セピア」(小学館 デジタル大辞泉) デジタル大辞泉「セピア」1 / 各務原市 景観ガイド 第4章 色彩の基礎知識 慣用色名の解説(アイボリー)

  51. 問51.色名の由来分類のうち「セピア」「カーマイン」が属するものはどれか。

    • ア.動物に由来する
    • イ.鉱物に由来する
    • ウ.地名に由来する
    • エ.人名に由来する

    正解:ア.動物に由来する

    解説:セピアはイカ墨、カーマインはコチニール(臙脂虫)という動物に由来する色名である。動物由来の色名には虫や軟体動物にちなむものもある。

    根拠: コトバンク「セピア」(小学館 デジタル大辞泉) デジタル大辞泉「セピア」1 / コトバンク「カーマイン」(講談社 色名がわかる辞典) 「カーマイン」の解説

  52. 問52.基本色名と系統色名の関係について正しい説明はどれか。

    • ア.基本色名は系統色名に修飾語を加えたものである
    • イ.系統色名は基本色名に修飾語を加えて構成される
    • ウ.両者は無関係に定められている
    • エ.系統色名は必ず外来語で表す

    正解:イ.系統色名は基本色名に修飾語を加えて構成される

    解説:系統色名は基本色名を土台とし、それに明度・彩度・色相の修飾語を加えて系統的に色を表す。基本色名は系統色名の核となる色名である。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 5. 系統色名

  53. 問53.慣用色名(固有色名)が基本色名・系統色名と比べて持つ特徴として正しいものはどれか。

    • ア.数値で厳密に定義され個人差がない
    • イ.必ず明度・彩度の修飾語を含む
    • ウ.親しみやすいが、指す色に個人差が生じやすい
    • エ.JISでは一切規定されていない

    正解:ウ.親しみやすいが、指す色に個人差が生じやすい

    解説:慣用色名は親しみやすく文化的背景を伝える一方、人により色のイメージに幅が生じやすい。基本色名・系統色名は秩序立てて伝達でき、共通理解を得やすい。

    根拠: 各務原市 景観ガイド 第4章 色彩の基礎知識 表色系の前置き/固有色名・慣用色名 / 日本色研事業 PCCS の解説(実績紹介) 系統色名と慣用色名の比較 / JIS Z 8102:2001 物体色の色名 11.1 慣用色名

  54. 問54.系統色名で「明るい」「暗い」という修飾語が表すのは主にどの色の属性か。

    • ア.彩度
    • イ.色相
    • ウ.光沢
    • エ.明度

    正解:エ.明度

    解説:「明るい」「暗い」は明度に関する修飾語である。系統色名では明度(明るさ)と彩度(鮮やかさ)の修飾語を組み合わせて色を表現する。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 7. 修飾語(表3・表4)/10.2 無彩色の場合

  55. 問55.和色名「茜色」と外来色名「ターコイズブルー」について、JIS Z 8102 の慣用色名に示される系統の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.茜色=赤系、ターコイズブルー=青系
    • イ.茜色=赤系、ターコイズブルー=青緑系
    • ウ.茜色=赤紫系、ターコイズブルー=青系
    • エ.茜色=赤紫系、ターコイズブルー=青緑系

    正解:ア.茜色=赤系、ターコイズブルー=青系

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、茜色は「こい赤」(4R 3.5/11)、ターコイズブルーは「明るい緑みの青」(5B 6/8)である。ターコイズブルーは緑みを帯びるが基本色名は青で、青緑の系統ではない。和色名も外来色名も、慣用色名に分類される。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(和色名:茜色の行/外来色名:ターコイズブルーの行)

  56. 問56.JIS Z 8102 の慣用色名のうち、対応する系統色名の基本色名がいずれも「紫」であるものの組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.江戸紫・藤色・牡丹色
    • イ.古代紫・茄子紺・あやめ色
    • ウ.群青色・るり色・紺色
    • エ.藤紫・青紫・菫色

    正解:イ.古代紫・茄子紺・あやめ色

    解説:JIS Z 8102 の系統色名は、古代紫が「くすんだ紫」、茄子紺が「ごく暗い紫」で、あやめ色(10P 6/10)も基本色名は紫である。藤紫は「明るい青紫」、青紫と菫色は「あざやかな青紫」で、基本色名は青紫。群青色とるり色は「こい紫みの青」、紺色は「暗い紫みの青」で、基本色名は青。江戸紫は「こい青みの紫」だが、藤色は「明るい青紫」、牡丹色は「あざやかな赤紫」でそろわない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名 付表1 慣用色名(古代紫・なす(茄子)紺・あやめ(菖蒲)色・藤紫・青紫・菫色・群青色・るり(瑠璃)色・紺色・江戸紫・藤色・牡丹色の系統色名とマンセル値)

  57. 問57.次のうち「赤系(赤・赤橙を含む)」に分類される和色名の組み合わせとして正しいものはどれか。

    • ア.浅葱・縹・群青
    • イ.萌黄・若草・鶸
    • ウ.茜・朱・紅
    • エ.藤・菫・葡萄

    正解:ウ.茜・朱・紅

    解説:JIS Z 8102 の慣用色名では、茜色は「こい赤」、朱色は「あざやかな黄みの赤」、紅色は「あざやかな赤」で、どれも基本色名は赤である。浅葱色・縹色・群青色は青、萌黄・若草色・鶸色は黄緑、藤色・菫色は青紫で、赤系には入らない。

    根拠: JIS Z 8102:2001 物体色の色名(2020年確認) 付表1 慣用色名 no.9 紅色・no.13 茜色・no.15 朱色・no.68 鶸色・no.73 若草色・no.74 萌黄・no.93 浅葱色・no.105 縹色・no.112 群青色・no.117 藤色・no.120 菫色