色彩検定1級「色彩管理・色再現・カラーマネジメント」の一問一答
📖 色彩検定1級「色彩管理・色再現・カラーマネジメント」の全53問と解説(一覧)
色彩検定1級の色彩管理・色再現・カラーマネジメントに関する一問一答(全53問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.カラーマネジメントシステム(CMS)の基本的な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.デバイス間で色の見えをできるだけ一致させる
- イ.画像のファイル容量を圧縮する
- ウ.色数を強制的に256色に減らす
- エ.印刷のインクを節約する
正解:ア.デバイス間で色の見えをできるだけ一致させる
解説:CMSは入力・表示・出力など異なるデバイス間で色の見えをできる限り一致させることを目的とする。色域や特性の違いを補正する。
根拠: International Color Consortium (ICC) ホームページ トップページ(サイトのキャッチコピーおよび ICC の目的の説明)
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問2.ICCプロファイルが記述している主な内容として正しいものはどれか。
- ア.sRGBを基準にした、デバイスごとの色の補正値
- イ.デバイスの色特性とPCSとの対応関係
- ウ.画素の色をPCSの値に置き換えた画像データ
- エ.ディスプレイを目標の状態に合わせる調整手順
正解:イ.デバイスの色特性とPCSとの対応関係
解説:ICCプロファイルは、機器ごとの色空間(デバイス色)と、CIEの測色にもとづく共通の接続空間PCSとの間で色を変換するための情報をもつ。PCSを介すので、入力と出力のプロファイルを別々に作っても組み合わせて使える。基準はsRGBではなく、CIE 1931標準観測者にもとづくPCSである。画像に埋め込んだプロファイルは画素の値を解釈するためのもので、画素の値をPCSに置き換えたデータではない。ディスプレイを目標の状態に合わせるのはキャリブレーションで、プロファイルはその後の色の受け渡しに使う。
根拠: International Color Consortium「Introduction to the ICC profile format」 1. Background(device profiles・embedded profiles)・2. Profile connection space / International Color Consortium「Display calibration」 冒頭(First the display is calibrated ..., then a profile is used to communicate colour)
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問3.ICCプロファイルにおけるPCS(プロファイル接続空間)として用いられる色空間の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.sRGB または Adobe RGB
- イ.CMYK または RGB
- ウ.CIE XYZ または CIE L*a*b*
- エ.HSV または HLS
正解:ウ.CIE XYZ または CIE L*a*b*
解説:PCSは、入力と出力の機器のプロファイルを共通につなぐ接続空間で、CIE 1931標準観測者にもとづく機器に依存しない色空間、CIE XYZと、それから導いたCIE L*a*b*が使われる。RGB・CMYKは機器ごとに色が変わるデバイス依存の色空間で、HSV・HLSもRGBから導いたデバイス依存の空間である。sRGB・Adobe RGBは画像の編集や表示に使う作業用のRGB色空間で、PCSではない。
根拠: International Color Consortium, Specification ICC.1:2022 (Profile version 4.4.0.0) Annex A, Table A.1(nCIEXYZ と派生の CIELAB・PCSXYZ・PCSLAB、RGB と派生の HLS・HSV、CMYK はデバイス依存) / International Color Consortium「Introduction to the ICC profile format」 2. Profile connection space / International Color Consortium「Display calibration」 Working space calibration(sRGB・Adobe RGB (1998) などの作業用色空間)
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問4.デバイス依存色とデバイス非依存色の説明として正しいものはどれか。
- ア.RGB・Labはデバイス依存色、CMYK・XYZはデバイス非依存色
- イ.CMYK・Labはデバイス依存色、RGB・XYZはデバイス非依存色
- ウ.RGB・CMYKはデバイス依存色、XYZ・HSVはデバイス非依存色
- エ.RGB・CMYKはデバイス依存色、XYZ・Labはデバイス非依存色
正解:エ.RGB・CMYKはデバイス依存色、XYZ・Labはデバイス非依存色
解説:RGB・CMYKの値は、同じ数値でも機器や用紙によって表れる色が変わるのでデバイス依存色、CIE XYZと、それから導いたL*a*b*は機器に関係なく色を表せるのでデバイス非依存色である。HSVはRGBから計算して導く空間なので、RGBと同じくデバイス依存で、非依存色ではない。Labを依存側、CMYKやRGBを非依存側に入れる分け方は、この区別と食い違う。
根拠: International Color Consortium, Specification ICC.1:2022 (Profile version 4.4.0.0) Annex A, Table A.1 Colour encoding types supported(RGB・CMYK はデバイス依存、RGB の派生に HSV、nCIEXYZ はデバイス非依存で CIELAB はその派生) / W3C「A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB」 冒頭(device dependent: CMYK・RGB/device independent: CIELAB・CIEXYZ)
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問5.プロセスカラー印刷で一般に用いられる4色の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.赤・緑・青・白
- イ.シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック
- ウ.シアン・マゼンタ・イエロー・白
- エ.赤・緑・青・黒
正解:イ.シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック
解説:プロセスカラーはC・M・Yの3色に、引き締めと黒の再現のためにK(ブラック)を加えた4色(CMYK)が標準である。
根拠: JIS Z 9103:2018 図記号−安全色及び安全標識−安全色の色度座標の範囲及び測定方法 附属書JC(解説)色度座標の範囲 d) / <測色資料>インクジェットプリンター(日本色彩研究所) 冒頭の段落
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問6.網点(ハーフトーン)による階調表現の原理として正しいものはどれか。
- ア.インクの種類を多数切り替える
- イ.紙の厚さを変える
- ウ.点の大小・密度で濃淡を表現する
- エ.インクの温度を変える
正解:ウ.点の大小・密度で濃淡を表現する
解説:網点印刷では点の大小や密度で各色の濃淡を表現し、視覚的に階調や中間色を再現する。これは併置混色的な見えを利用する。
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問7.色域(ガマット)の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.デバイスや色空間が再現できる色の範囲
- イ.人の目が光として感じる放射の波長の範囲
- ウ.分光測色で反射率を測る波長の範囲
- エ.照明器具の光の色を変えられる色温度の範囲
正解:ア.デバイスや色空間が再現できる色の範囲
解説:色域(ガマット)は、ディスプレイやプリンターなどのデバイスや色空間が再現できる色の範囲である。印刷物やディスプレイの色域は元の画像より狭いことが多く、色域の違う媒体の間では色を対応づけ直す必要がある。人の目が光として感じる放射の波長の範囲は可視放射の範囲(短波長側360〜400 nm、長波長側760〜830 nm)、分光測色で反射率を測る波長の範囲は一般に380〜780 nm で、どちらも波長の範囲であって再現できる色の範囲ではない。照明の光の色を変える調色の幅は光源の色温度の話で、色域とは別である。
根拠: International Color Consortium「Frequently Asked Questions on colour management」 Rendering intents の説明(the range (gamut) of colours on a print or display is often lower than the original) / JIS Z 8113:1998 照明用語 可視放射(人の目に入って,直接に,視感覚を起こすことができる放射。波長限界は短波長側360〜400 nm,長波長側760〜830 nm)・色温度 / JIS Z 8722:2009 色の測定方法-反射及び透過物体色 5.1 分光測色方法・5.2.1 a) 波長範囲(一般には380〜780 nm) / 環境省 COOL CHOICE「家庭でできる節電アクション LED活用法(調色)」 調色とは、光の色を変えること/LEDの色と色温度
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問8.一般に、ディスプレイ(RGB)と印刷(CMYK)の色域を比較したときの傾向として正しいものはどれか。
- ア.印刷の色域は常にディスプレイを完全に含む
- イ.両者の色域は完全には一致せず、互いに再現できない色がある
- ウ.ディスプレイの色域は常に印刷を完全に含む
- エ.両者の色域は完全に一致する
正解:イ.両者の色域は完全には一致せず、互いに再現できない色がある
解説:多くの場合、ディスプレイは鮮やかな高彩度色まで表示でき、印刷では再現できない色がある。逆に印刷でしか出ない色域もあり、両者は完全には一致しない。
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問9.ガマットマッピングが必要となる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.画像の画素数を出力デバイスの解像度に合わせる必要があるため
- イ.入力と出力で白色点が異なり、色順応を補正する必要があるため
- ウ.出力デバイスの色域外の色を色域内に対応づける必要があるため
- エ.表示装置ごとの階調特性(ガンマ)の違いを補正する必要があるため
正解:ウ.出力デバイスの色域外の色を色域内に対応づける必要があるため
解説:色域(ガマット)は、ある機器や色空間が再現できる色の範囲で、ディスプレイやプリンタなど機器ごとに異なり、互いに一致しないのがふつうである。元の画像に出力機器の色域に収まらない色があると、そのままでは再現できないため、色域外の色を色域内の色に対応づける処理(ガマットマッピング)が必要になる。カラーマネジメントでは、その方法の違いをレンダリングインテントとして選ぶ。画素数を解像度に合わせるのは解像度の変換、白色点の違いの補正は色順応の補正、階調特性(ガンマ)の補正はトーンの補正で、いずれも色域の違いを埋める処理ではない。
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問10.分光測色計(分光測色器)の特徴として正しいものはどれか。
- ア.試料の鏡面光沢度を測り、光沢の程度を数値で表す
- イ.標準の色票と並べ、目で見比べて色を判定する
- ウ.受光器の指示から、三刺激値を直接読み取る
- エ.波長ごとの反射率を測り、三刺激値を計算で求める
正解:エ.波長ごとの反射率を測り、三刺激値を計算で求める
解説:分光測色計は、試料の反射率(分光反射率係数)を波長ごとに測り、その値から三刺激値 X・Y・Z や色度座標を計算で求める測色器である(分光測色方法)。受光器の指示から三刺激値を直接読み取るのは、光電色彩計を使う刺激値直読方法で、分光測色方法とは別の測り方である。標準の色票と並べて目で見比べるのは表面色の視感比較で、測色器を使わない。鏡面光沢度は鏡面光沢の度合いを測って数値で表したもので、色の三刺激値を求めるものではない。
根拠: JIS Z 8722:2009 色の測定方法-反射及び透過物体色 4 色の測定方法の分類(分光測色方法/刺激値直読方法)・5.1(分光反射率係数を測定し三刺激値を求める)・6.1(光電色彩計の指示から三刺激値を求める) / JIS Z 8723:2000 表面色の視感比較方法 1. 適用範囲(物体の表面色を視感によって比較する方法・試料色と標準色とを視感で比較) / JIS Z 8741:1997 鏡面光沢度-測定方法 2. 用語の定義 (5) 鏡面光沢度(鏡面光沢の度合を測定して,数値で表したもの)
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問11.色彩計(三刺激値型測色計)の特徴として正しいものはどれか。
- ア.フィルタを介して三刺激値を直接測定する
- イ.波長ごとの分光分布をすべて記録する
- ウ.色を発光させる装置である
- エ.印刷の網点を作る装置である
正解:ア.フィルタを介して三刺激値を直接測定する
解説:色彩計(光電色彩計)は、XYZ表色系の等色関数に合うように調整したフィルタと受光器(ルータの条件を満たすもの)を使い、計器の指示から三刺激値X・Y・Zを直接求める。JIS Z 8722 ではこの測り方を刺激値直読方法と呼び、分光測光器を使う分光測色方法と区別している。分光測色計に比べ簡便だが、波長ごとの分光データは得られない。
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問12.デジタル画像における「ビット深度」が表すものとして正しいものはどれか。
- ア.画像の物理的な大きさ
- イ.1画素あたりの色を表す段階数(階調の細かさ)
- ウ.画素の総数(解像度)
- エ.ファイルの圧縮率
正解:イ.1画素あたりの色を表す段階数(階調の細かさ)
解説:ビット深度は1画素あたりの色情報の段階数を決める。例えば各色8ビットなら256段階、深いほど階調を細かく表現できる。
根拠: PNG Specification Version 1.0: 2. Data Representation (W3C) 2.3 Image layout
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問13.各色(RGB各チャンネル)が8ビットの画像で表現できる1チャンネルあたりの階調数として正しいものはどれか。
- ア.128
- イ.512
- ウ.256
- エ.1024
正解:ウ.256
解説:8ビットは2の8乗=256段階を表す。RGB各8ビットなら約1677万色(256×256×256)を表現できる。
根拠: Native Pixel Formats Overview (Windows Imaging Component, Microsoft Learn) bit depth の説明
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問14.色の恒常性(色恒常性)の説明として正しいものはどれか。
- ア.照明光が変わっても、物体の色をほぼ同じ色として知覚すること
- イ.光の強さが変わると、色度が同じでも色相がずれて知覚されること
- ウ.暗い所に移ると、時間とともに弱い光でも見えるようになること
- エ.隣り合う色どうしが、互いの見え方に影響して違って知覚されること
正解:ア.照明光が変わっても、物体の色をほぼ同じ色として知覚すること
解説:色の恒常性は、照明光の分光分布が大きく変わっても、物体の色をほぼ同じ色として知覚する働きで、屋外でも室内でも白い紙が白く見えるのはこの例である。照明の色の変化をおおよそ補う色順応がこれを支えている。光の強さを変えると色度が同じでも色相がずれて見えるのはベゾルト・ブリュッケ現象、暗い所で弱い光でも見えるようになるのは暗順応、隣り合う色が互いの見え方に影響するのは色の対比(色誘導)で、どれも物体の色が一定に保たれる働きではない。
根拠: 世界大百科事典(旧版)内の「色の恒常性」の言及(コトバンク) 【知覚】より / CIE S 017:2020 ILV(e-ILV)17-22-013 chromatic adaptation 定義・Note / CIE S 017:2020 ILV(e-ILV)17-22-071 Bezold–Brücke phenomenon 定義・Note / CIE S 017:2020 ILV(e-ILV)17-22-015 state of adaptation 定義・Note / CIE S 017:2020 ILV(e-ILV)17-22-075 chromatic induction 定義・Note
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問15.sRGBについての説明として最も適切なものはどれか。
- ア.デジタルシネマの上映用に定められたRGB色空間
- イ.モニタやインターネット用に定められたRGB色空間
- ウ.超高精細テレビの番組制作用に定められたRGB色空間
- エ.Adobe社の仕様として定められた、色域の広いRGB色空間
正解:イ.モニタやインターネット用に定められたRGB色空間
解説:sRGBは、パソコンのモニタやインターネットなどで共通に使う標準のRGB色空間として提案され、IEC 61966-2-1として標準化された。色域はブラウン管モニタを基にした比較的狭いものである。デジタルシネマの上映用はSMPTEが定めたDCI P3、超高精細テレビの番組制作・国際交換用はITU-R BT.2020、Adobe社の仕様で色域を広げたものはAdobe RGB(1998)で、いずれもsRGBとは別のRGB色空間である。
根拠: W3C「A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB」(1996年の提案文書。のちに IEC 61966-2-1 として標準化と注記) 冒頭の注記(IEC 61966-2-1 として標準化)、Introduction(OS・HP製品・インターネットでの標準色空間 sRGB の支援、CRTモニタ・テレビ・スキャナ・デジタルカメラ・印刷システムに適する) / ICC Three Component Color Encoding Registry「sRGB」 Definition: IEC 61966-2-1:1999、Color gamut: CRT-based (ITU-R BT.709-3) / ICC Three Component Color Encoding Registry「DCI P3」 Definition: SMPTE-EG-0432-1:2010 Digital Source Processing - Color Processing for D-Cinema / ICC Three Component Color Encoding Registry「ITU-R BT.2020」 Documentation source: Parameter values for ultra-high definition television systems for production and international programme exchange、Color gamut: extended / ICC Three Component Color Encoding Registry「Adobe RGB (1998)」 Responsible Organization: Adobe Systems Inc.、Color gamut: extended
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問16.Adobe RGB(1998)の色域が sRGB より広い理由として正しいものはどれか。
- ア.赤の原色の色度座標が sRGB と異なるため
- イ.青の原色の色度座標が sRGB と異なるため
- ウ.緑の原色の色度座標が sRGB と異なるため
- エ.白色点が sRGB の D65 と異なるため
正解:ウ.緑の原色の色度座標が sRGB と異なるため
解説:Adobe RGB(1998)とsRGBは、赤と青の原色の色度座標が同じで、白色点もどちらもD65である。違うのは緑の原色で、sRGBのx=0.30、y=0.60に対し、Adobe RGBはx=0.21、y=0.71とより鮮やかな位置にある。そのため色域は主に緑〜シアンの方向に広がり、Labで比べた体積もsRGBより大きい。赤や青の原色、白色点の違いが理由ではない。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 10.6 The Predefined A98 RGB Color Space(原色と白色点の色度)・色空間の体積の表(sRGB 0.820・a98-rgb 1.310) / International Color Consortium「Three Component Color Encoding Registry」Adobe RGB (1998) ENCODING CHARACTERISTICS(Color gamut: extended・White point chromaticity D65) / International Color Consortium「Three Component Color Encoding Registry」sRGB ENCODING CHARACTERISTICS(RGB primaries R 0.64 0.33・G 0.30 0.60・B 0.15 0.06・White point D65) / EIZO Glossary「Adobe RGB」 Adobe RGB の項(sRGB の色域を主にシアンと緑で広げた)
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問17.CMYK印刷で4色目にK(ブラック)を加える主な理由として正しいものはどれか。
- ア.CMYだけでは締まった黒が得にくいため
- イ.白を表現するため
- ウ.紙を白くするため
- エ.加法混色を行うため
正解:ア.CMYだけでは締まった黒が得にくいため
解説:CMYの重ね合わせだけでは引き締まった黒が出にくく、墨版(K)を加えることで深い黒や文字の鮮明さ、インク量の節約が得られる。
根拠: CMY and CMYK Color Spaces (Microsoft Learn, previous versions) CMYK color space の説明 / JIS Z 8123-2:2013 印刷技術用語-第2部:プリプレス用語 用語「下色除去」
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問18.加法混色でR・G・Bの光をすべて等量で重ねたときに得られる色として正しいものはどれか。
- ア.黒
- イ.白
- ウ.灰
- エ.茶
正解:イ.白
解説:加法混色では色光の三原色をすべて重ねると白色光になる。光が足し合わされて明るくなる性質による。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 §2 additive color space の説明
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問19.減法混色でシアン・マゼンタ・イエローの色材を理想的にすべて重ねたときに近づく色として正しいものはどれか。
- ア.白
- イ.赤
- ウ.黒(暗い色)
- エ.緑
正解:ウ.黒(暗い色)
解説:減法混色では色料の三原色をすべて重ねると光が吸収されて黒(暗い色)に近づく。実際の印刷ではKを併用する。
根拠: JIS Z 8120:2001 光学用語 減法混色の原色(subtractive primary colors)の備考
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問20.モニタプロファイルを作成する「ディスプレイのキャリブレーション」の目的として最も適切なものはどれか。
- ア.画像ファイルにプロファイルを埋め込んで保存する
- イ.撮影時の照明による色かぶりを写真から取り除く
- ウ.RGB画像をCMYKの印刷データへ変換する
- エ.画面の白色点・輝度・階調特性を目標値に合わせる
正解:エ.画面の白色点・輝度・階調特性を目標値に合わせる
解説:ディスプレイのキャリブレーションは、画面の白色点・輝度・階調特性(ガンマ)などを目標の状態に調整する作業で、調整したうえで画面の色特性を測ってプロファイルを作る。状態をそろえ、プロファイルで他の機器と色をやり取りすることで、画面に正しい色を表示できる。プロファイルの埋め込みは画像の色の意味を受け手に伝える操作、RGBからCMYKへの変換は印刷向けの色分解で、どちらもディスプレイ自体の調整ではない。写真の色かぶりの補正は画像の編集で、表示装置の特性を合わせる作業ではない。
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問21.デバイス非依存色であるCIE L*a*b*の値を計算するもとになるものとして正しいものはどれか。
- ア.試料のXYZ三刺激値と、基準とする白色の三刺激値
- イ.試料のxy色度座標と、基準とする白色の三刺激値
- ウ.試料のXYZ三刺激値と、基準とする白色の相関色温度
- エ.試料のxy色度座標と、基準とする白色の相関色温度
正解:ア.試料のXYZ三刺激値と、基準とする白色の三刺激値
解説:CIE L*a*b*は、試料の三刺激値を基準とする白色の三刺激値で割った比(X/Xn・Y/Yn・Z/Zn)から計算するので、試料のXYZと白色のXn・Yn・Znの両方が要る。物体色では、試料と同じ光で照らした完全拡散反射面からの光を基準の白色にする。xy色度座標は三刺激値どうしの比で、明るさに当たるYの大きさを含まないため、L*が求められない。相関色温度は色度に最も近い黒体の温度を一つの数値で表したもので、白色のXn・Yn・Znを決められず、比の分母に使えない。
根拠: JIS Z 8781-4:2013 測色-第4部:CIE 1976 L*a*b*色空間 4.1 基本座標(式(1)〜(9):X/Xn・Y/Yn・Z/Zn から L*・a*・b* を計算、Xn・Yn・Zn は特定の白色刺激の三刺激値、照明された物体の色では完全拡散反射体からの光) / JIS Z 8781-3:2016 測色-第3部:CIE三刺激値 3.7 色度座標(三刺激値の各々の、それらの和に対する比) / CIE S 017:2020 ILV(e-ILV)17-23-068 correlated colour temperature 定義・Note 1
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問22.ディスプレイ表示と印刷出力で同じ色が完全には一致しにくい根本的な理由として最も適切なものはどれか。
- ア.画面と紙では解像度が異なり、細部の色が平均化されて見えるため
- イ.ディスプレイはCMYK、印刷はRGBを原色として色を作るため
- ウ.画面と印刷では色の作り方が異なり、再現できる色域も機器ごとに異なるため
- エ.どちらも同じ3原色で色を作り、再現できる色域も同じだが、画面の方が明るいため
正解:ウ.画面と印刷では色の作り方が異なり、再現できる色域も機器ごとに異なるため
解説:ディスプレイなどの表示装置は、3つの原色の光を加法混色して画像を表示し、その色域は原色で囲まれた範囲に限られる。一方、印刷はインクで色を再現し、表示装置やプリンタなどで再現できる色の範囲(色域)は機器ごとに異なる(山口雅浩「多原色ディスプレイ」)。JIS Z 8105:2000 では、加法混色の原色は通常、赤・緑・青紫、減法混色(吸収媒質の重ね合わせ)の原色は通常、シアン・マゼンタ・黄とされる。表示装置の原色をCMYKとする説明や、色域が同じとする説明は誤りで、解像度の違いは色域の違いを説明しない。なお、JIS Z 8105は2022年3月22日に改正されている。
根拠: 山口雅浩「多原色ディスプレイ」カラーフォーラムJAPAN'99論文集 pp.73-79(1999、東京工業大学 像情報工学研究施設) 1. はじめに(表示装置やプリンタ等で再現できる色域は機器毎に異なる)/2. 多原色による色域拡大(加法混色の色域は原色で囲まれる範囲、印刷インク) / JIS Z 8105:2000 色に関する用語 2019 加法混色/2020 加法混色の原色/2021 減法混色/2022 減法混色の原色/2092 色域 / 日本産業標準調査会(JISC)データベース JIS規格詳細画面 JIS Z 8105 色に関する用語 最新改正年月日 2022/03/22(JIS規格番号 Z8105 で検索)
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問23.表面色を目で比べて評価するとき、照明と観察環境の条件として適切なものはどれか。
- ア.太陽の直射光が当たる明るい窓辺で比べる
- イ.照度を300lx程度に抑えた照明の下で比べる
- ウ.周囲を鮮やかな有彩色の壁で囲んだ場所で比べる
- エ.常用光源D65で照らした無彩色の作業面で比べる
正解:エ.常用光源D65で照らした無彩色の作業面で比べる
解説:表面色を目で比べるときは、常用光源D65(印刷物や写真では必要に応じてD50)で照らした色比較用ブースを使い、作業面は試料に近い明るさの無光沢の無彩色にする。自然昼光を使う場合も北空からの拡散昼光とし、太陽の直射光は避ける。作業面の照度は1000〜4000lxで、暗い色ほど4000lxに近いほうがよく、照度を落として比べるのは誤り。観察者の視野に濃い色の面を置かず、ブースの内装も無彩色にする。
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問24.sRGBやAdobe RGBのように、特定のRGB値が表す色を一意に定めるために色空間に定義されている要素として正しいものはどれか。
- ア.原色の色度座標・白色点・ガンマなど
- イ.用紙サイズと枚数
- ウ.ファイル名と保存日時
- エ.印刷インクの価格
正解:ア.原色の色度座標・白色点・ガンマなど
解説:RGB色空間は原色(RGB三原色)の色度座標、白色点、ガンマ(トーンカーブ)などを規定することで、RGB値と実際の色を対応づける。
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問25.分光測色計が色彩計(三刺激値型)に対して持つ利点として最も適切なものはどれか。
- ア.3種のフィルタで目の感度をまね三刺激値を直接得られる
- イ.異なる光源条件での測色値を計算でき条件等色評価にも使える
- ウ.試料に光を当てずに測るため蛍光の影響を受けない
- エ.照明・受光の幾何条件が違っても同じ測定値が得られる
正解:イ.異なる光源条件での測色値を計算でき条件等色評価にも使える
解説:分光測色計は試料の分光反射率(透過率)を波長ごとに測るので、そこから測色用イルミナントや視野を変えたときの三刺激値を計算できる。光源を変えると等色がくずれる条件等色(メタメリズム)の評価にも使え、一般に色彩計より精度も高い。3枚のフィルタで目の感度をまねて三刺激値を直接読むのは色彩計の方式である。分光測色計も白色光で試料を照らして測り、照明・受光の幾何条件によって測定値が変わるので、幾何条件を明記する。
根拠: International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. What is spectrophotometry? / Q. What is a colorimeter? / Q. What is the CIE system of colorimetry?(metamerism) / ICC (International Color Consortium) Frequently Asked Questions on colour management Q. Is a spectrophotometer the same as a colorimeter? / JIS Z 8722:2009 色の測定方法-反射及び透過物体色 5.3.1 照射及び受光の幾何条件・6 刺激値直読方法・7 測定値の表示方法(付記事項)
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問26.色を数値で正確に管理・伝達するうえで「デバイス非依存色」を用いる利点として最も適切なものはどれか。
- ア.同じ値なら機器が違っても同じ色を表すので、そのまま受け渡せる
- イ.どの機器でも色域が同じになるので、色を損なわずに再現できる
- ウ.機器のRGB値やCMYK値を、変換せずに共通の値として使える
- エ.プロファイルを使わずに、機器どうしで色を変換できる
正解:ア.同じ値なら機器が違っても同じ色を表すので、そのまま受け渡せる
解説:XYZやL*a*b*などのデバイス非依存色は、CIEの標準観測者にもとづいて色そのものを表す。同じ値なら、機器が違っても同じ観察条件で同じ色に見えるので、機器の間で共通の値として受け渡せる。機器のRGB・CMYK値はデバイス依存色で、機器ごとのプロファイルで共通の色空間(PCS)へ変換してからやり取りする。したがって機器の値をそのまま使えるわけでも、プロファイルが要らなくなるわけでもない。機器ごとの色域の違いも残り、再現できない色はレンダリングインテントで割り当てる。
根拠: International Color Consortium「Introduction to the ICC profile format」 1. Introduction(Device profiles)・2. Profile connection space (PCS)(if two colors have the same CIE colorimetry they will match ...)・3. Rendering intents / JIS Z 8123-2:2013 印刷技術用語-第2部:プリプレス用語 3 用語及び定義(ICCプロファイル)
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問27.加法混色でB(青紫)とR(赤)の光を等量で重ねたときに得られる色として正しいものはどれか。
- ア.シアン
- イ.黄
- ウ.マゼンタ
- エ.黒
正解:ウ.マゼンタ
解説:加法混色では青+赤=マゼンタとなる。RGBの二次色が色料の三原色C・M・Yに対応する関係は色再現の基礎である。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 §6.1 Named Colors の表 / 加法混色(国立科学博物館「光を楽しむ」光とサイエンス) 加法混色の説明
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問28.JIS Z 8123-2:2013(印刷技術用語-第2部:プリプレス用語)における「特色」の定義として正しいものはどれか。
- ア.シアン・マゼンタ・イエロー及び墨の4色のインキで表す色
- イ.3色のプロセスカラーを重ね、インキのバランスを見るための色
- ウ.原稿の色をプロセスインキに合わせて補正した色
- エ.プロセスカラーではない単一のインキから生成される色
正解:エ.プロセスカラーではない単一のインキから生成される色
解説:JIS Z 8123-2:2013 は特色を「プロセスカラーではない単一のインキから生成される色」と定義している。シアン・マゼンタ・イエロー及びブラック(墨)のインキはプロセスカラーの定義、3色のプロセスカラーでインキのバランスを調節するのはグレーバランス管理用パッチ、原稿の色をプロセスインキなどに合わせて補正するのは色修正の説明で、いずれも特色ではない。
根拠: JIS Z 8123-2:2013 印刷技術用語-第2部:プリプレス用語 用語と定義:特色/プロセスカラー/グレーバランス管理用パッチ/色修正 / 日本産業標準調査会(JISC)JIS規格詳細画面 JIS Z 8123-2 制定 2013/02/20・改正なし・最新確認年月日 2022/10/20(2013年版が現行)
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問29.ディスプレイの色再現で、各画素がRGBの3つの発光素子(サブピクセル)で構成される理由として最も適切なものはどれか。
- ア.RGBを減法混色して画面上で色を表現するため
- イ.RGBを加法混色してさまざまな色を表現するため
- ウ.RGBを網膜の別々の場所で見分けて知覚させるため
- エ.RGBの光の波長を合成して新しい単色光を作るため
正解:イ.RGBを加法混色してさまざまな色を表現するため
解説:ディスプレイの画素は、加法混色の原色である赤(R)・緑(G)・青紫(B)のサブピクセルが並んだもので、それぞれの発光の強さを変えて加法混色し、さまざまな色を表す。サブピクセルは目で分解できないほど細かいので、光が網膜の同じ箇所で混ざり1つの色に見える。光を重ねる混色なので減法混色ではない。また混色で新しい単色光ができるのではなく、分光分布が違っても三刺激値が等しければ同じ色に見える(条件等色)ことを利用している。
根拠: JIS Z 8781-1:2012 測色-第1部:CIE測色標準観測者の等色関数 3.3 条件等色・3.4 単色光刺激・3.6 加法混色 / JIS Z 8120:2001 光学用語 01.07.54 加法混色・01.07.55 加法混色の原色・01.07.57 減法混色
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問30.印刷物の色を測色する際に「分光反射率」を測定する意義として最も適切なものはどれか。
- ア.インクの匂いを測定できる
- イ.紙の厚みを測定できる
- ウ.任意の光源条件で色を計算・評価できる
- エ.印刷速度を上げられる
正解:ウ.任意の光源条件で色を計算・評価できる
解説:分光反射率を測ると任意の光源・等色関数の条件で三刺激値を計算でき、光源が変わったときの色の見え(条件等色)まで評価できる。
根拠: JIS Z 8722:2009 色の測定方法-反射及び透過物体色 5 分光測色方法・5.3.7 三刺激値の計算 / ICC (International Color Consortium) Frequently Asked Questions on colour management Q. Is a spectrophotometer the same as a colorimeter?
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問31.カラーマネジメントで「ソースプロファイル」と「出力(デスティネーション)プロファイル」を用いる変換の流れとして正しいものはどれか。
- ア.出力色→PCS→ソース色の順に固定で変換する
- イ.PCSを介さず直接RGB→CMYKの数値を流用する
- ウ.常にsRGBを経由して変換する
- エ.ソース色→PCS→出力色の順に変換する
正解:エ.ソース色→PCS→出力色の順に変換する
解説:ソースプロファイルでデバイス色をPCS(XYZ/Lab)に変換し、出力プロファイルでPCSから出力デバイス色に変換する。PCSを介して橋渡しする。
根拠: JIS Z 8123-2:2013 印刷技術用語-第2部:プリプレス用語 3 用語及び定義(プロファイル接続空間) / International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. Are conversions between sRGB and other colour spaces carried out by the sRGB profile?
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問32.色再現において「色域外の色(out of gamut)」とは何を指すか。
- ア.対象デバイスの再現範囲に収まらない色
- イ.明度が中間の色すべて
- ウ.無彩色のこと
- エ.補色関係にある色
正解:ア.対象デバイスの再現範囲に収まらない色
解説:色域外の色とは、対象デバイスや色空間の再現範囲に収まらない色を指す。これらはガマットマッピングで色域内に置き換える必要がある。
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問33.デジタル画像のビット深度を8ビットから16ビットに増やす主な利点として最も適切なものはどれか。
- ア.画素数が増えて細部まで高い解像度で記録できる
- イ.階調が細かくなり編集時の劣化やバンディングを抑えられる
- ウ.同じ色空間のままで再現できる色域そのものが広がる
- エ.画素1つあたりのデータ量が減り保存や転送が速くなる
正解:イ.階調が細かくなり編集時の劣化やバンディングを抑えられる
解説:ビット深度は1つの色成分を何ビットで表すかで、8ビットなら256段階、16ビットなら65,536段階になる。段階が細かくなるので、色変換やトーン補正などの編集を重ねても階調の飛び(バンディング)が出にくい。ただし大きな編集をしなければ違いは目に見えにくい。画素数(解像度)はビット深度とは別に決まり、色域も色空間の三原色と白色点の色度で決まるため、ビット深度を上げても広がらない。画素1つのデータ量はビット深度で決まり、16ビットにすると増える。
根拠: International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. Should I expect any smoother conversion using a 16bit file ... / W3C PNG Specification Version 1.0: 2. Data Representation 2.1 Integer values(sample depth と最大値)・2.3 Image layout(The size of each pixel is determined by the bit depth) / W3C CSS Color Module Level 4 2 Color Terminology(gamut is defined by the chromaticities of the primaries plus the white point)・10.3 srgb-linear(banding)
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問34.色評価に用いる照明の演色性が重要となる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.演色性が低いと、基準の光で見たときと物体色の見え方が変わってしまうため
- イ.演色性が低いと照度が下がり、物体色の明るさを比べられなくなるため
- ウ.演色性が高い光源ほど色温度が高く、物体色が青みを帯びて見えるため
- エ.演色性は光源の明るさを表す指標で、暗い照明では色の差を見分けにくいため
正解:ア.演色性が低いと、基準の光で見たときと物体色の見え方が変わってしまうため
解説:演色とは、照明光が物体の色の見えに及ぼす効果を基準の光(基準イルミナント)と比べたもので、光源の特性としては演色性といい、演色評価数で表す。演色性が低い照明では物体色が基準光の下と違って見え、色を正しく評価できないので、色評価には演色性の高い光源を使う。演色性は照度や明るさの指標ではない。また色温度は、光源の光の色を、それと色度が等しい光を出す黒体の温度で表した別の量で、演色性の高さとは別に決まる。
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問35.sRGBが標準の色空間として広く採用されてきた背景として、最も適切なものはどれか。
- ア.当時の業務用の印刷機で再現できる色の範囲をもとに定めた色空間だから
- イ.当時のパソコン用CRTモニタの平均的な特性をもとに定めた色空間だから
- ウ.当時の高性能な液晶ディスプレイの広い色域をもとに定めた色空間だから
- エ.画像ごとにプロファイルを埋め込んで使うことを前提として定めた色空間だから
正解:イ.当時のパソコン用CRTモニタの平均的な特性をもとに定めた色空間だから
解説:sRGBは、1996年にHPとMicrosoftが提案した標準のRGB色空間で、当時のパソコン用CRTモニタの平均的な特性(蛍光体の色度やガンマ2.2)をもとに定められた。画像ごとにプロファイルを埋め込まなくても機器の間で色をそろえやすいことが、ディスプレイやWebで広く採用された理由である。色域はCRTモニタで表示できる色の大部分を含む程度で、高性能な液晶ディスプレイの広い色域や、印刷機で再現できる色の範囲をもとにしたものではない。プロファイルの埋め込みは、sRGBが省けるようにしようとした手間である。
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問36.ディスプレイのキャリブレーションで、D65やD50などの目標値に合わせて設定するものとして最も適切なものはどれか。
- ア.白色点
- イ.ガンマ値
- ウ.白の輝度
- エ.コントラスト
正解:ア.白色点
解説:D65やD50は白の色度の目標で、キャリブレーションでは白色点をこれに合わせ、画面の白の色味の基準を定める。印刷の見え方を画面でまねるソフトプルーフではD50に合わせる。白の輝度は160cd/m²のような明るさの値で、階調特性(ガンマ)は2.2のような値で目標を決める。コントラストは表示を見ながら調整し、工場出荷時の設定が出発点としてよいことが多い。どれもD65・D50で表す項目ではない。
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問37.RGBデータからCMYKデータへ変換する処理(色分解)でCMSが行う本質的な処理として正しいものはどれか。
- ア.RGB値をそのままCMYK値にコピーする
- イ.プロファイルに基づき色を対応づけてCMYKへ変換する
- ウ.常に階調を半分に減らす
- エ.白色点を無視して変換する
正解:イ.プロファイルに基づき色を対応づけてCMYKへ変換する
解説:色分解ではRGB(加法混色のデバイス色)をPCSなどを介し、出力プロファイルに基づきCMYK(減法混色のデバイス色)へ色を対応づける。単純な数値置換ではない。
根拠: International Color Consortium「Frequently Asked Questions on colour management」(PDF) 1. What is colour management(Q. What is a colour management system?) / International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. Should an ICC profile correct an image with a colour cast?
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問38.プロファイルが正しく埋め込まれていない画像(プロファイルなし)を扱う際に生じやすい問題として最も適切なものはどれか。
- ア.閲覧ソフトが画像を開かずに表示を中止してしまう
- イ.色の情報が無いとみなされグレースケールで表示される
- ウ.環境ごとに色の解釈が変わり一貫した色再現ができない
- エ.画素のRGB値そのものが書き換わり元に戻せなくなる
正解:ウ.環境ごとに色の解釈が変わり一貫した色再現ができない
解説:プロファイルは、画像のRGB値がどの色を表すかを示す情報である。プロファイルが無いと受け手は値の意味を確定できず、Webの標準色空間の考え方ではsRGBとみなしてカラーで表示する。元の画像がsRGBでなければ元の色と違って見え、出力機器のプロファイルも無い環境では機器の特性によって見え方が大きく変わる。画像が開けなくなるわけでも、グレースケールになるわけでもなく、画素の値そのものが書き換わるのでもない。
根拠: W3C「A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB」 Part 3: Implementation on the Web(Standard Color Space in Practice の表:Image has no Color space information → sRGB・Browsing Scenarios) / International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. Do I need different profiles for my different cameras?(Assigning a different profile will alter the way the camera RGB values are interpreted)
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問39.加法混色(RGB)と減法混色(CMY)の関係について正しいものはどれか。
- ア.RGBを重ねると黒、CMYを重ねると白に近づく関係にある
- イ.Cは青、Mは赤、Yは緑の光をそれぞれ吸収する関係にある
- ウ.RGBはそのまま減法混色の原色にもなり両者は同じ三原色
- エ.RGBの補色がC・M・Yであり両者は補色関係で結びつく
正解:エ.RGBの補色がC・M・Yであり両者は補色関係で結びつく
解説:色光の三原色R(赤)・G(緑)・B(青紫)は加法混色の原色で、等量ずつ混ぜると白になる。色料の三原色はシアン・マゼンタ・黄で、シアンは赤、マゼンタは緑、黄は青紫の光を吸収するので、重ねるほど暗くなる。シアンは赤の、マゼンタは緑の、黄は青の補色にあたり、加法混色と減法混色の原色は補色の関係で結びついている。RGBがそのまま減法混色の原色になるのではない。
根拠: JIS Z 8120:2001 光学用語 01.07.55 加法混色の原色・01.07.56 補色・01.07.57 減法混色・01.07.58 減法混色の原色 備考 / JIS Z 8781-1:2012 測色-第1部:CIE測色標準観測者の等色関数 5.2 変換手順([R][G][B] の等倍量の加法混色が等エネルギースペクトルの白色光に等色) / 国立科学博物館「光を楽しむ」光とサイエンス 加法混色 本文(補色の例:赤-青緑(シアン)、緑-赤紫(マゼンタ))
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問40.分光測色計と色彩計(三刺激値型)の最も本質的な違いとして正しいものはどれか。
- ア.分光測色計は三刺激値を直接測るが色彩計は分光分布を得る
- イ.分光測色計は分光分布を得るが色彩計は三刺激値を直接測る
- ウ.分光測色計は光源色専用で色彩計は物体色専用の測定器である
- エ.分光測色計は等色関数を使わないが色彩計は等色関数を使う
正解:イ.分光測色計は分光分布を得るが色彩計は三刺激値を直接測る
解説:測色の方法には分光測色方法と刺激値直読方法がある。分光測色計は分光測光器で波長ごとの分光反射率(光源なら分光分布)を測り、それに等色関数と測色用イルミナントを用いて三刺激値を計算する。色彩計は受光器の分光感度を等色関数に合わせたフィルタ式の機器で、三刺激値を直接読み取る。等色関数は両方で使われ、計算に使うか受光器の特性に組み込むかの違いである。また物体色の測定方法にも光源色の測定方法にも、両方の方式が定められている。
根拠: JIS Z 8722:2009 色の測定方法-反射及び透過物体色 5 分光測色方法(5.3.7 三刺激値の計算)・6 刺激値直読方法(光電色彩計・ルータの条件) / JIS Z 8724:2015 色の測定方法-光源色 5 分光測色方法・6 刺激値直読方法 / International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. What is spectrophotometry? / Q. What is a colorimeter?
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問41.CIE XYZ 表色系の説明として正しいものはどれか。
- ア.等色関数の一部が負の値をとる、CIE が1931年に提案した表色系
- イ.インクの量の比率で色を表し、機器によって同じ値でも色が変わる表色系
- ウ.色票を並べ、色相・明度・彩度の記号で色の見えを表す表色系
- エ.等色関数に基づく三刺激値で色を表し、機器に左右されない表色系
正解:エ.等色関数に基づく三刺激値で色を表し、機器に左右されない表色系
解説:CIE XYZ 表色系は、等色関数に基づく三刺激値 X・Y・Z で色を表す表色系で、機器に左右されない(デバイス非依存の)色の表し方として、ICC のプロファイルでも機器どうしをつなぐ色空間に使われる。等色関数の一部が負の値をとるのは、CIE が1931年に提案した RGB 表色系で、XYZ 表色系はその不便を避けるため等色関数がすべて正になるよう作られた。インクの量で色を表し機器によって色が変わるのは CMYK などのデバイス依存の値、色票を並べ色相・明度・彩度の記号で表すのはマンセル表色系である。
根拠: International Color Consortium, Specification ICC.1:2022 (Profile version 4.4.0.0) Annex A, Table A.1 Colour encoding types supported(nCIEXYZ はデバイス非依存、RGB・CMYK はデバイス依存) / コトバンク「色」(表色系 color specification system の項) 【表色系】の項(1931年に提案された RGB 表色系は等色関数が一部で負、XYZ 表色系は等色関数がすべて正/マンセル表色系はヒュー・バリュー・クロマ) / ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「色の体系」(コトバンク) 「色の体系」の項(混色系の代表は CIE 標準表色系(XYZ)、顕色系の代表はマンセル表色系など)
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問42.カラーマネジメントによって実現したいことを一言で表したものとして最も適切なものはどれか。
- ア.入力から出力まで色の見えの一貫性を保つこと
- イ.画像を必ず鮮やかにすること
- ウ.ファイルを圧縮すること
- エ.印刷速度を上げること
正解:ア.入力から出力まで色の見えの一貫性を保つこと
解説:CMSの狙いは、入力から表示・出力まで一連の工程で色の見えの一貫性を保つことである。デバイスやメディアが変わっても狙いの色を保つ。
根拠: International Color Consortium「Frequently Asked Questions on colour management」(PDF) Q. What is a colour management system? / International Color Consortium「Display calibration」 冒頭
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問43.加法混色で色光をすべて取り除いた(光がない)状態の見えとして正しいものはどれか。
- ア.白
- イ.黒
- ウ.灰
- エ.赤
正解:イ.黒
解説:加法混色は光を足し合わせる方式なので、光がまったくない状態は黒として知覚される。逆に三原色をすべて足すと白になる。
根拠: W3C PNG Specification Version 1.0: 2. Data Representation 2.2 Color values / W3C CSS Color Module Level 4 9.1 CIE Lab and LCH
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問44.色域(ガマット)を二次元的に視覚化する際によく用いられる図として最も適切なものはどれか。
- ア.分光分布図上の山の形による表示
- イ.等色関数のグラフ上の交点による表示
- ウ.xy色度図上の三角形による表示
- エ.黒体放射軌跡上の区間による表示
正解:ウ.xy色度図上の三角形による表示
解説:色度図は色の色度を平面に表した図で、2色を混ぜた色はその2点を結ぶ線上に、3色を混ぜた色は3点がつくる三角形の中に入る。そこでディスプレイなどの三原色の色度を頂点とする三角形をxy色度図上に描き、その内側をおおよその再現色域として機器どうしを比べる。分光分布の図は光の波長ごとの強さ、等色関数のグラフは標準観測者の特性、黒体放射軌跡は色温度を表すもので、機器の色域は示さない。
根拠: W3C CSS Color Module Level 4 2 Color Terminology(chromaticity diagram・Three colors ... lie in the triangle they form・gamut) / JIS Z 8120:2001 光学用語 01.04.21 分光分布・01.07.67 色度図 / JIS Z 8781-1:2012 測色-第1部:CIE測色標準観測者の等色関数 3.14 CIE等色関数 / JIS Z 8725:2015 光源の分布温度及び色温度・相関色温度の測定方法 相関色温度の求め方(色度図上の黒体(放射)軌跡)
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問45.画像編集で広い色域の色空間(例:Adobe RGB)で作業する利点として最も適切なものはどれか。
- ア.鮮やかな色を保持したまま編集でき、出力先に応じて変換できる
- イ.sRGBのディスプレイでも、色域外の色まで正確に表示できる
- ウ.プロファイルを付けずにWebへ載せても、色が変わらない
- エ.作業用の色空間を広げれば、モニタの調整が要らなくなる
正解:ア.鮮やかな色を保持したまま編集でき、出力先に応じて変換できる
解説:Adobe RGBはsRGBより色域の広いRGB色空間で、広い色域の作業用色空間で編集すると、sRGBでは表せない鮮やかな色を残したまま作業でき、出力先の機器に合わせて変換できる。ただし、ディスプレイの色域が狭ければ、その外の色は画面で正しく表示されない。画像に作業用色空間のプロファイルを埋め込むことで他の機器でも正しく変換されるので、プロファイルなしでは色の再現が保証されない。色空間を広げても、ディスプレイの調整とプロファイルは必要である。
根拠: ICC Three Component Color Encoding Registry「sRGB」 Definition: IEC 61966-2-1:1999、Color gamut: CRT-based (ITU-R BT.709-3) / ICC Three Component Color Encoding Registry「Adobe RGB (1998)」 Color space: Colorimetric RGB color space、Color gamut: extended / ICC「Display calibration」 冒頭(calibration and profiling are used in combination)、Working space calibration(larger-gamut working space の利点と、色域外の色は正しく表示されないこと)、プロファイルの埋め込みによる他機器での変換、Viewing environment
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問46.印刷の網点が視覚的に中間の濃度や色に見える理由として最も適切なものはどれか。
- ア.インクが紙に染み込んで薄まり中間の濃さになるため
- イ.細かい点と紙の白が目で分解できず混ざって見えるため
- ウ.点の残像が時間的に重なり合って混ざって見えるため
- エ.点の大きさは一定でインクの濃さで階調を作るため
正解:イ.細かい点と紙の白が目で分解できず混ざって見えるため
解説:網点印刷では、網点の大きさや数を変え、網点で覆われた面積の割合(網点面積率)で濃淡を表す。大きさと濃度が均一な微小な点を使う方式(ストカスティックスクリーニング)でも、点の数の変化で階調を表す。細かい網点と紙の白は目で分解できないため、網膜上で混ざって中間の濃度や色に見える。これは細かいモザイク状の配置による加法混色にあたり、インクが薄まって中間色になるのでも、点の残像が時間的に重なるのでもない。
根拠: JIS Z 8123-2:2013 印刷技術用語-第2部:プリプレス用語 3 用語及び定義(網点面積率・ハーフトーン・網点・ストカスティックスクリーニング) / JIS Z 8781-1:2012 測色-第1部:CIE測色標準観測者の等色関数 3.6 加法混色(分解して見えない程度の細かいモザイク状などの配置)
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問47.CMSで「色の見え(アピアランス)」を合わせるうえで観察環境の管理が重要なのはなぜか。最も適切なものを選べ。
- ア.環境は色の見えと無関係だから
- イ.暗ければ正確に見えるから
- ウ.照明や周囲によって色の見えが変わるため
- エ.明るさだけ揃えれば十分だから
正解:ウ.照明や周囲によって色の見えが変わるため
解説:同じ色でも照明や周囲の明るさ・色によって見えが変わるため、観察環境を統一しないと正しく色を比較・評価できない。色管理は環境込みで考える。
根拠: International Color Consortium「Display calibration」 Accuracy of calibration(viewing environment)
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問48.色再現工程で「入力(スキャナ・カメラ)プロファイル」が果たす役割として正しいものはどれか。
- ア.PCSの色をプリンタのCMYK値などへ対応づける
- イ.入力と出力の機器の値をPCSを介さず直接つなぐ
- ウ.画像の色に独自の効果を加えて雰囲気を変える
- エ.入力機器のRGB値を実際の色(PCS)へ対応づける
正解:エ.入力機器のRGB値を実際の色(PCS)へ対応づける
解説:入力プロファイルは、スキャナやカメラなど入力機器の色空間(多くはRGB)から、共通の色空間であるPCSへ色を変換するためのものである。PCSの色をプリンタのCMYK値などへ変換するのは出力プロファイル、特定の2つの機器の色空間どうしを直接変換するのはデバイスリンクプロファイル、画像に独自の効果を加えるのはアブストラクトプロファイルの役割である。
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問49.デバイス依存色の代表であるRGBとCMYKに共通する性質として正しいものはどれか。
- ア.同じ数値でも機器により再現される色が変わる
- イ.機器が違っても常に同じ色になる
- ウ.必ずデバイス非依存である
- エ.色を一意に確定できる
正解:ア.同じ数値でも機器により再現される色が変わる
解説:RGBもCMYKも、同じ数値でも機器やインク・発光特性により実際に再現される色が変わる。だからこそプロファイルで実際の色に対応づける必要がある。
根拠: W3C「A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB」 Part 3: Implementation on the Web / International Color Consortium「Specification ICC.1:2022 (Profile version 4.4.0.0)」 Table 19 — Colour space signatures の前の表(base colour spaces)
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問50.色管理において「プロファイルの埋め込み」を行う意義として最も適切なものはどれか。
- ア.受け手の環境に合わせて画素値をあらかじめ変換するため
- イ.値が示す色を受け手が正しく解釈できるようにするため
- ウ.ファイル容量を減らして色データを軽くするため
- エ.原稿の色かぶりを補正した状態で受け渡すため
正解:イ.値が示す色を受け手が正しく解釈できるようにするため
解説:画像にプロファイルを埋め込むと、そのRGB・CMYK値がどの色を表すかを受け手が解釈できる。受け手の環境に必要なプロファイルがあるかを気にせずに、別のコンピュータやOSへ色データを渡しても、意図した色で表示・出力できる。埋め込みは値の意味を伝えるもので、画素値を受け手向けに変換しておくものではない。プロファイルは色かぶりを補正するものでもなく、ファイルはプロファイルの分だけ大きくなる。
根拠: International Color Consortium「Introduction to the ICC profile format」 1. Introduction(embedded profiles: to allow the interpretation of the associated color data) / International Color Consortium「Frequently asked questions」 Q. Should an ICC profile correct an image with a colour cast? / W3C「A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB」 Part 3: Implementation on the Web(プロファイルを画像と一緒に運ぶ負担・larger files)
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問51.積分球を用いた測色で、試料表面の正反射光(光沢の成分)も含めて測定する方式はどれか。
- ア.SCE方式
- イ.45°/0°方式
- ウ.SCI方式
- エ.0°/45°方式
正解:ウ.SCI方式
解説:SCI(Specular Component Included)は正反射光を含めて測る方式で、光沢に左右されにくく素材そのものの色の管理に向く。SCE(Specular Component Excluded)は正反射光を除いて測り、見た目の印象に近い値になる。45°/0°と0°/45°も正反射光を受けない配置である。
根拠: JIS Z 8722:2009 色の測定方法-反射及び透過物体色 5.3.1 c) 幾何条件c(di:8°/de:8°) / CIE S 017:2020 ILV(e-ILV)17-25-095 eight-degree geometry Note 1・Note 2 to entry
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問52.ディスプレイのRGB値と印刷のCMYK値を直接同じ数値でやり取りしてはいけない理由として最も適切なものはどれか。
- ア.数値の桁数が違うだけだから
- イ.両者はデバイス依存色で混色方式も色域も異なるため
- ウ.RGBは常に暗くなるから
- エ.CMYKは加法混色だから
正解:イ.両者はデバイス依存色で混色方式も色域も異なるため
解説:RGBとCMYKはどちらもデバイス依存色で、混色方式も色域も異なるため、数値をそのまま流用しても同じ色にはならない。プロファイルを介した変換が必要。
根拠: International Color Consortium「Specification ICC.1:2022 (Profile version 4.4.0.0)」 色空間の表(Base space / Description) / W3C「A Standard Default Color Space for the Internet - sRGB」 Part 1 前書き
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問53.色管理ワークフローを正しく機能させるための前提として最も適切なものはどれか。
- ア.全ての機器を同じメーカーの製品にそろえておくこと
- イ.画像をできるだけ大きな画素数で保存しておくこと
- ウ.機器ごとに調整を行い、プロファイルを作成しておくこと
- エ.作業用の色空間を常にsRGBに固定しておくこと
正解:ウ.機器ごとに調整を行い、プロファイルを作成しておくこと
解説:色管理(カラーマネジメント)では、ディスプレイなど各機器をまず目標の状態に調整(キャリブレーション)し、その機器の色の特性をプロファイルで表して、機器どうしで色をやり取りする。調整とプロファイルは組み合わせて使い、観察する環境の光の条件も管理する。プロファイルで機器間の色を変換するので、同じメーカーの機器にそろえる必要はない。画素数は画像の細かさにかかわる量で色の一致とは関係がなく、作業用の色空間もsRGBに限らず、より広い色域を選ぶこともある。