登録日本語教員(日本語教員試験)「言語」の一問一答
📖 登録日本語教員(日本語教員試験)「言語」の全75問と解説(一覧)
登録日本語教員(日本語教員試験)の言語に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.音声学では母音の数のみから子音を分類する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは調音点(両唇音・歯茎音等)と調音法(破裂音・摩擦音等)から子音を分類する。母音の数では分類しない。
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問2.日本語の『p, t, k』は有声破裂音で、対応する無声音は『b, d, g』である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはp,t,kが無声破裂音、b,d,gが対応する有声音。有声・無声が逆転している。声帯振動の有無による対立。
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問3.日本語の『さ』行と『た』行は全行とも一律に [s] [t] で発音され、例外はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは『し』[ɕi]・『つ』[tsɯ]・『ち』[tɕi] が他と異なる例外。一律ではない。
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問4.IPA(国際音声字母)では日本語の『ん』は常に [n] 一通りで表記される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは後続音により [m][n][ŋ][ɴ] 等に同化して実現される。一通りではない。撥音の音声実現は環境依存。
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問5.日本語の音韻の単位は音節で、外来語の長音『カー』は1音節1拍と数える。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは音韻単位はモーラ(拍)で、長音は独立1拍。『カー』は2拍。音節と1対1対応ではない。
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問6.東京式アクセントは強弱の強さでアクセント型を区別する『強勢』方式である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは下がり目(高→低の位置)でアクセント型を区別する高低アクセント。強勢方式は英語等の言語。頭高・中高・尾高・平板型がある。
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問7.京阪式アクセントは東京式より単純で、語末の高低のみを区別する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは京阪式は東京式より複雑で語頭の高低と下がり目の両方を区別する。語末のみではない。京阪神を中心に分布。
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問8.形態論で『食べさせられた』は『食べた』の1形態素として分析され、分解できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは食べ+させ+られ+たの4形態素に分解可能。1形態素ではない。語幹+使役+受身+過去テンスの構成。
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問9.派生も複合もすべて2つ以上の独立語の結合であり、両者に区別はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは派生(語基+接辞)と複合(語基+語基)は区別される。例:派生『不+公平』、複合『山+桜』。
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問10.日本語の動詞は『五段活用』『カ変』の2活用に限定されるのが伝統的分類である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは国文法で五段・一段・カ変・サ変の4活用。2活用ではない。日本語教育ではI/II/IIIグループ分類も併用。
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問11.テンスは時間軸上の出来事の位置を表す文法カテゴリーで、日本語は『過去・現在・未来』の3分体系である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは日本語は『過去・非過去』の2分体系。『〜た』と『〜る/〜ます』の2項対立。3分体系ではない。
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問12.アスペクトは話者の判断を表す文法カテゴリーで、日本語の『〜ている』は推量を表す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは内部時間構造を表すのがアスペクト。『〜ている』は動作の継続・結果状態等。話者判断はモダリティで推量ではない。
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問13.金田一春彦の動詞分類では『他動詞・自動詞』の2類型のみが区別される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは状態動詞・継続動詞・瞬間動詞・第4種動詞の4類型。他動詞/自動詞は別の分類軸。1950年の研究、アスペクト『〜ている』と関連。
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問14.ヴォイス(態)は動作主と被動作主の関係を表す文法カテゴリーで、日本語は能動・受身・使役・可能等がある。
正解:○(正しい)
解説:正しい。形態的標識(れる・られる・せる・させる)でヴォイスを表す。
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問15.モダリティは時間関係を表す文法カテゴリーで、過去モダリティと現在モダリティに大別される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは話し手の判断・態度を表すカテゴリーで、対事的(命題に対する判断)と対人的(聞き手への態度)に大別される(仁田義雄)。時間関係はテンス。
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問16.助動詞『〜ておく』は完了の意味のみを表し、事前準備の意味はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは事前準備・放置等のアスペクトを表す。『窓を開けておく』が典型例で、完了のみではない。完了は『〜てしまう』が代表。
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問17.助動詞『〜てしまう』は完了・残念等の意味を表すアスペクトである。
正解:○(正しい)
解説:正しい。動作完了(食べてしまう)・残念・後悔(落としてしまう)等。
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問18.格助詞『が』と『は』の使い分けは『が=新情報・現象文』『は=旧情報・主題』が基本である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。三上章・大野晋らの研究で発展。日本語教育でも重要項目。
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問19.格助詞『に』は時間・場所・着点・対象・目的等の多義的機能を持つ。
正解:○(正しい)
解説:正しい。時間(3時に)・着点(学校に行く)・対象(友達に会う)等の用法がある。
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問20.格助詞『で』は場所・手段・原因・状態・範囲等の機能を持つ。
正解:○(正しい)
解説:正しい。場所(学校で)・手段(バスで)・原因(病気で)等の用法。
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問21.敬語は2007年の文化審議会答申で『尊敬語・謙譲語・丁寧語』の3分類のままとされた。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは2007年答申で従来の3分類から5分類(尊敬語・謙譲語I・謙譲語II・丁寧語・美化語)に拡張された。3分類のままではない。
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問22.『参る』『申す』は謙譲語Ⅱ(丁重語)で、聞き手への丁重な態度を表す。
正解:○(正しい)
解説:正しい。動作の受け手を立てる謙譲語Ⅰ(伺う・申し上げる)と区別される。
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問23.『お米』『おてんき』等の美化語は話し手の上品さを表すための敬語である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。2007年答申で独立分類された。直接的に他者を高めない敬語。
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問24.日本語の語彙は和語・漢語の2区分が一般的で、外来語は分類されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは和語・漢語・外来語・混種語の4区分が一般的。2区分ではない。混種語(歯ブラシ等)は和+外等の組合せ。
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問25.日本語の文章中の語種比率は漢語が最も多く、和語が次ぎ、外来語が最も少ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは異なり語数では漢語が多いが、延べ語数では和語が最多。外来語は近年増加傾向。
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問26.音節は1個の母音を中心とする音韻単位で、日本語の『ん』『っ』は単独で音節を形成しない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。日本語では音節とモーラ(拍)が異なる。撥音・促音は独立モーラだが独立音節ではない。
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問27.日本語の『ら』行子音は弾き音 [ɾ] で、英語の [l] や [r] とは異なる音である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。歯茎弾き音。英語話者には [l] や [r] と混同される。
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問28.音韻論で『有声音・無声音』『破裂音・摩擦音』等の対立する性質を弁別素性という。
正解:○(正しい)
解説:正しい。Jakobson・Halle らが発展。音韻体系の記述で重要。
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問29.母音の調音は『舌の位置(前後・高低)』と『唇のまるめ』で記述する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。日本語の5母音は [a][i][u][e][o]、[u] は中舌寄りで唇のまるめがほぼない。
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問30.節構造として『主節・従属節』があり、従属節は連体節・副詞節・名詞節等に分類される。
正解:○(正しい)
解説:正しい。複文の構造分析の基本枠組み。連体節は名詞を修飾、副詞節は述語を修飾、名詞節は文中で名詞相当の機能を担い、日本語教育でも重要項目。
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問31.談話分析(discourse analysis)は文を超えた言語使用を研究する分野である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。会話分析・テクスト分析・批判的談話分析等の下位分野がある。
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問32.結束性(cohesion)と一貫性(coherence)はテクスト言語学の重要概念である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。Halliday・Hasan の研究が基礎。結束性は形式的、一貫性は意味的繋がり。
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問33.指示詞『これ・それ・あれ』は『コソア体系』で、話し手・聞き手・第三者領域を区別する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。佐久間鼎・三上章らの研究。文脈指示と現場指示で機能が異なる。
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問34.受身文は『直接受身』『間接受身(迷惑受身)』『持ち主受身』に分類できる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。直接受身(褒められる)・間接受身(雨に降られる)・持ち主受身(足を踏まれる)。
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問35.使役文の『〜(さ)せる』は強制使役と許可使役の2つの意味で使われる。
正解:○(正しい)
解説:正しい。『勉強させる』(強制)と『行かせる』(許可・放任)等の解釈がある。
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問36.条件節『〜と・〜ば・〜たら・〜なら』はそれぞれ意味的・統語的に異なる条件を表す。
正解:○(正しい)
解説:正しい。確定条件・仮定条件・一般条件等の機能分担がある。日本語教育の難項目。
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問37.とりたて助詞『は・も・さえ・でも・しか』等は陳述に話し手の評価・対比等を加える助詞である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。沼田善子らの研究。格助詞と異なり論理・情報構造を担う。
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問38.日本語のSVO語順は主語・動詞・目的語の順で、述語中位配置が原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはSOV語順(主・目・動)で述語末配置が原則。SVO・述語中位は英語等。日本語統語の中核性質。
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問39.発話行為理論(speech act theory)はOstinが提唱し、Searleが体系化した語用論の理論である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはAustin(オースティン)が提唱、Searle(サール)が体系化した語用論理論。Ostinは表記ミス(Austinが正解)。
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問40.Griceの協調の原理は『量・質・関連・様態』の4つの公理から成る。
正解:○(正しい)
解説:正しい。会話の含意(conversational implicature)を説明する語用論の中核理論。
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問41.次のうち、日本語の『し』音のIPA表記として正しいものはどれか。
- ア.[si]
- イ.[ɕi]
- ウ.[ʃi]
正解:イ.[ɕi]
解説:正答は1。[ɕi]。歯茎硬口蓋摩擦音。英語の [ʃi] とは異なる。
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問42.次のうち、日本語の音韻論的単位として最も基本的なものはどれか。
- ア.音素
- イ.モーラ
- ウ.音節
正解:イ.モーラ
解説:正答は1。モーラ(拍)。長音・促音・撥音もそれぞれ1モーラ。
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問43.次のうち、東京式アクセントの『頭高型』の例はどれか。
- ア.箸(HL)
- イ.橋(LH→L)
- ウ.端(LH→H)
正解:ア.箸(HL)
解説:正答は0。『箸(はし)』は頭高型(HL)。『橋』は尾高型、『端』は平板型。
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問44.次のうち、形態素の数として『食べさせられた』を分析すると正しいものはどれか。
- ア.3形態素
- イ.4形態素
- ウ.5形態素
正解:イ.4形態素
解説:正答は1。食べ+させ+られ+た の4形態素。
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問45.次のうち、日本語のテンス体系として正しいものはどれか。
- ア.過去・現在・未来の3分
- イ.過去・非過去の2分
- ウ.完了・未完了の2分
正解:イ.過去・非過去の2分
解説:正答は1。日本語は過去・非過去の2分体系。英語の現在・過去・未来の3分体系と異なる。
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問46.次のうち、金田一春彦の動詞分類に含まれないものはどれか。
- ア.状態動詞
- イ.瞬間動詞
- ウ.完了動詞
正解:ウ.完了動詞
解説:正答は2。4類型は状態動詞・継続動詞・瞬間動詞・第4種動詞。完了動詞は独立分類でない。
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問47.次のうち、敬語5分類で2007年答申により独立した分類はどれか。
- ア.尊敬語
- イ.丁寧語
- ウ.美化語
正解:ウ.美化語
解説:正答は2。美化語が新たに独立分類された。従来は丁寧語に含まれていた。
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問48.次のうち、謙譲語II(丁重語)の例として正しいものはどれか。
- ア.伺う
- イ.申し上げる
- ウ.参る
正解:ウ.参る
解説:正答は2。『参る』『申す』は謙譲語II。聞き手への丁重な態度を表す。
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問49.次のうち、語種分類で『歯ブラシ』が分類されるカテゴリーはどれか。
- ア.和語
- イ.外来語
- ウ.混種語
正解:ウ.混種語
解説:正答は2。歯(和語)+ブラシ(外来語)の混種語。
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問50.次のうち、日本語の文章中の延べ語数で最も多い語種はどれか。
- ア.和語
- イ.漢語
- ウ.外来語
正解:ア.和語
解説:正答は0。延べ語数では和語が最多(『の・する・ある』等の高頻度語のため)。
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問51.次のうち、Grice の協調の原理の4公理に含まれないものはどれか。
- ア.量の公理
- イ.関連の公理
- ウ.明確性の公理
正解:ウ.明確性の公理
解説:正答は2。4公理は量・質・関連・様態。明確性は4公理に含まれない(様態に近い)。
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問52.次のうち、発話行為理論を提唱した言語哲学者はどれか。
- ア.Austin
- イ.Grice
- ウ.Halliday
正解:ア.Austin
解説:正答は0。Austin(オースティン)が提唱、Searle が体系化。
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問53.次のうち、間接受身(迷惑受身)の例として正しいものはどれか。
- ア.褒められる
- イ.雨に降られる
- ウ.足を踏まれる
正解:イ.雨に降られる
解説:正答は1。『雨に降られる』は動作の対象でない者が被害を受ける間接受身。
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問54.次のうち、条件節『〜なら』の典型的用法として正しいものはどれか。
- ア.反復習慣
- イ.仮定提題(〜という前提なら)
- ウ.確定継起
正解:イ.仮定提題(〜という前提なら)
解説:正答は1。『〜なら』は仮定提題条件で、相手の言ったことや既知情報を前提に意見を述べる用法。
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問55.次のうち、コソア体系の指示詞『あれ』の機能として正しいものはどれか。
- ア.話し手の領域
- イ.聞き手の領域
- ウ.話し手・聞き手から離れた領域
正解:ウ.話し手・聞き手から離れた領域
解説:正答は2。話し手・聞き手双方から離れた第三者領域を指す。
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問56.次のうち、テクスト言語学で『結束性』の手段に含まれないものはどれか。
- ア.指示
- イ.接続
- ウ.発音
正解:ウ.発音
解説:正答は2。結束性手段は指示・代用・省略・接続・語彙的結束。発音は結束性手段ではない。
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問57.次のうち、日本語の動詞活用分類で『食べる』が分類されるグループはどれか。
- ア.Iグループ(u動詞)
- イ.IIグループ(ru動詞)
- ウ.IIIグループ(不規則)
正解:イ.IIグループ(ru動詞)
解説:正答は1。日本語教育のIIグループ(ru動詞、国文法の一段活用)。
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問58.次のうち、仁田義雄のモダリティ分類で『〜だろう・〜かもしれない』が分類されるのはどれか。
- ア.対事的モダリティ
- イ.対人的モダリティ
- ウ.感嘆モダリティ
正解:ア.対事的モダリティ
解説:正答は0。命題内容に対する判断(認識)を表す対事的モダリティ。
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問59.次のうち、とりたて助詞に含まれないものはどれか。
- ア.さえ
- イ.しか
- ウ.の
正解:ウ.の
解説:正答は2。は・も・さえ・でも・しか等がとりたて助詞。『の』は格助詞・準体助詞であってとりたて助詞ではない。
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問60.次のうち、母音 [u] の特徴として日本語の特徴を正しく述べたものはどれか。
- ア.前舌・円唇
- イ.中舌・非円唇
- ウ.後舌・強円唇
正解:イ.中舌・非円唇
解説:正答は1。日本語の [u] は中舌寄りで唇のまるめがほとんどない(非円唇)。
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問61.次のうち、撥音『ん』が [m] で実現される環境はどれか。
- ア.両唇音の前
- イ.歯茎音の前
- ウ.硬口蓋音の前
正解:ア.両唇音の前
解説:正答は0。両唇音 [p][b][m] の前で [m] に同化(例:新聞 [ɕimbɯɴ])。
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問62.次のうち、助動詞『〜ておく』の意味として典型的なものはどれか。
- ア.習慣の繰り返し
- イ.事前準備・放置
- ウ.意志の表明
正解:イ.事前準備・放置
解説:正答は1。事前準備・放置等の意味を表すアスペクト。『窓を開けておく』。
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問63.次のうち、格助詞『に』の用法でないものはどれか。
- ア.時間(3時に)
- イ.着点(東京に行く)
- ウ.手段(バスに行く)
正解:ウ.手段(バスに行く)
解説:正答は2。手段は『で』の用法(バスで行く)。『に』は時間・着点・対象等。
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問64.次のうち、『が』『は』の使い分けで『が』が選ばれる典型例はどれか。
- ア.新情報・現象提示
- イ.対比・主題化
- ウ.総記の対立がない場合
正解:ア.新情報・現象提示
解説:正答は0。新情報・現象提示は『が』。『雨が降っている』『誰が来た?』等。
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問65.次のうち、ヴォイス形態素として正しい組合せはどれか。
- ア.た・る
- イ.(ら)れる・(さ)せる
- ウ.だ・ない
正解:イ.(ら)れる・(さ)せる
解説:正答は1。受身『(ら)れる』・使役『(さ)せる』・可能『(ら)れる/eる』等が代表的ヴォイス形態素。
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問66.次のうち、日本語の連体修飾節(連体節)の例として正しいものはどれか。
- ア.雨が降ったので帰った
- イ.私が読んだ本
- ウ.雨が降れば中止だ
正解:イ.私が読んだ本
解説:正答は1。『私が読んだ本』の『私が読んだ』が『本』を修飾する連体節。
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問67.次のうち、日本語の語順に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.SVO・述語中位
- イ.SOV・述語末・修飾語先行
- ウ.VSO・述語先頭
正解:イ.SOV・述語末・修飾語先行
解説:正答は1。SOV語順で述語末配置。修飾語は被修飾語の前に置く(head-final 言語)。
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問68.次のうち、Halliday・Hasan の研究で展開されたテクスト言語学の中心概念はどれか。
- ア.普遍文法
- イ.結束性
- ウ.発話行為
正解:イ.結束性
解説:正答は1。結束性(cohesion)の研究で著名。テクストを成立させる形式的繋がり。
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問69.次のうち、待遇表現で『相手を立てる』機能を担う敬語はどれか。
- ア.尊敬語
- イ.美化語
- ウ.丁寧語
正解:ア.尊敬語
解説:正答は0。尊敬語が動作主・所有者等を直接立てる敬語。
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問70.次のうち、形態論の『派生』の例として正しいものはどれか。
- ア.不+公平
- イ.山+桜
- ウ.歯+ブラシ
正解:ア.不+公平
解説:正答は0。『不+公平=不公平』のように接辞付加で派生語ができる。『山+桜』は複合語。
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問71.次のうち、日本語の促音『っ』の音韻論的特徴として正しいものはどれか。
- ア.独立モーラ1拍だが独立音節を形成しない
- イ.独立音節を形成し2拍を占める
- ウ.音韻単位として認識されない
正解:ア.独立モーラ1拍だが独立音節を形成しない
解説:正答は0。促音は独立モーラ1拍を占めるが独立音節を形成せず、後続子音と一体化する。『きって [kitte]』のように後続子音の調音準備期間として実現される。
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問72.次のうち、形態素の『拘束形態素』に該当するものはどれか。
- ア.単独で出現可能な語『山』
- イ.単独では出現できない接尾辞『〜さ』
- ウ.句として機能する『あの本』
正解:イ.単独では出現できない接尾辞『〜さ』
解説:正答は1。接尾辞『〜さ』(高さ)は単独で出現できない拘束形態素。『山』のような語幹は単独で出現可能な自由形態素として区別される。
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問73.次のうち、語用論の『ポライトネス理論』を提唱した研究者はどれか。
- ア.Brown・Levinson
- イ.Austin
- ウ.Halliday
正解:ア.Brown・Levinson
解説:正答は0。Brown・Levinson が1987年にFTA(face threatening act)とポジティブ/ネガティブ・フェイス概念を中心とする体系的ポライトネス理論を提示した。
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問74.次のうち、『が』と『は』の用法で『は』が選ばれる典型例はどれか。
- ア.主題の提示・対比
- イ.新情報の現象提示
- ウ.目的語の表示
正解:ア.主題の提示・対比
解説:正答は0。主題の提示・対比など旧情報をマークするのが『は』の機能。『私は学生です』のように主題提示で用いられ、新情報・現象提示の『が』と対比される。
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問75.次のうち、日本語の『の』が連体修飾以外で用いられる準体助詞用法の例はどれか。
- ア.『本の表紙』のような名詞連結
- イ.『食べるのが好きだ』のような準体助詞
- ウ.『色の赤い花』のような主格代用
正解:イ.『食べるのが好きだ』のような準体助詞
解説:正答は1。『食べるのが好きだ』の『の』は名詞節を形成する準体助詞用法。『本の表紙』のような名詞連結や『色の赤い花』の主格用法とは区別される。