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第二種電気工事士「電気機器・材料・工具」の出題ポイント解説

第二種電気工事士試験では電気機器・配線材料・工具に関する知識が幅広く問われます。写真から名称・用途を判別する問題が定番で、現場を知らない受験者は視覚的な暗記が不可欠。技能試験の準備にもつながるため、筆記対策と同時に実物イメージを押さえましょう。

この章の重要度

筆記試験では機器・材料・工具関連で合計10〜15問が出題されます。写真選択問題は知っていれば即答できるため、確実な得点源になります。技能試験でも工具の正しい使い方が問われるため、筆記段階で機器と工具を視覚的に覚えることが合格への近道です。

頻出トピック一覧

1. 誘導電動機(三相かご形・単相)

同期速度Ns=120f/P、スリップs、回転方向の反転(3線のうち2線を入れ替え)、始動電流の抑制方法(スターデルタ始動など)は頻出。単相誘導電動機はコンデンサ始動が定番。

2. 変圧器の原理と結線

巻数比=電圧比=電流比の逆数(1次:2次=N1:N2=V1:V2=I2:I1)。Y-Y、Δ-Δ、Y-Δ、V-V結線の特徴と用途。配電用柱上変圧器は単相3線100/200Vを供給。

3. 配線用遮断器と漏電遮断器

配線用遮断器(MCB)は過電流・短絡保護、漏電遮断器(ELB)は地絡保護。定格感度電流30mA・動作時間0.1秒以下が一般的な高感度高速形の基準。

4. 電線接続材料(スリーブ・コネクタ・圧着端子)

リングスリーブ(E形、小・中・大)、差込形コネクタ(2〜4本用)、絶縁キャップ、圧着端子(R形・Y形)の使い分けと、専用工具(リングスリーブ用圧着ペンチの黄色柄)。

5. スイッチ・コンセント類

片切・両切・3路・4路スイッチ、パイロットランプ付スイッチ、15A/20Aコンセント、接地極付コンセント、抜け止め型の記号と用途。接地極付コンセントは洗濯機等で義務化されています。

6. 照明器具と点灯回路

白熱電球(口金E17・E26)、直管・丸形蛍光灯(スタータ式・ラピッド式・インバータ式)、LED灯の特徴。グロー球・安定器の役割、調光器と適合ランプの関係が頻出。

7. 絶縁抵抗計・接地抵抗計・回路計

絶縁抵抗計(メガー)はDC250V・500Vで測定、低圧1MΩ以上が基準(機器離隔時)。接地抵抗計は3電極法、回路計(テスタ)は電圧・電流・抵抗の多用途測定器。

8. 工具(圧着ペンチ・ワイヤストリッパ・電工ナイフ等)

リングスリーブ用圧着ペンチ(柄:黄色)、裸圧着端子用(柄:赤)、ワイヤストリッパ、電工ナイフ、ケーブルカッター、呼び線挿入器、金属管用リーマ・パイプバイス等の用途別判定。

覚え方のコツ

機器・工具は「写真+名称+用途」の3点セットで視覚的に暗記するのが最強。テキストの写真ページを繰り返し眺めるだけでもかなり定着します。特に混同しやすい圧着ペンチの色の違い(リングスリーブ用=黄、裸端子用=赤)や、スリーブ・差込形コネクタ・カップリング・ブッシングなどの形状パターンは、100円ショップのノートに手描きで写す勉強法も効果的。誘導電動機の同期速度は「120×周波数÷極数」→「50Hz・4極=1500、60Hz・4極=1800」を丸暗記するのが早道。変圧器の結線は「Y=星、Δ=三角」のイメージで図を描けるようにしておきましょう。絶縁抵抗基準値(300V以下対地150V以下=0.1MΩ、150V超=0.2MΩ、300V超=0.4MΩ)は数値を表で覚えます。

よくあるひっかけ

機器・工具の頻出ひっかけ。①圧着ペンチの選択:裸圧着端子用(赤柄)とリングスリーブ用(黄柄)を混同すると0点。②絶縁抵抗基準値:対地電圧150V以下=0.1MΩ、150V超300V以下=0.2MΩ、300V超=0.4MΩ。3段階を正確に暗記。③3路スイッチと4路スイッチの位置:両端が3路、中間が4路。④漏電遮断器の動作原理:地絡検出であり、過電流検出ではない。⑤誘導電動機の回転方向反転:3線中の任意の2線を入替、3線全入替ではない。⑥変圧器のV結線:Δ結線1台故障時の代替で、容量はΔ結線の√3/3≒57.7%に低下。⑦LED電球:調光器非対応のLEDもあるため、既存の調光スイッチに無条件では使えない。⑧アース棒とアース線:アース棒は地中埋設、アース線は機器外箱に接続、混同禁止。

よくある質問

Q. 工具の写真問題はどの程度出ますか?

学科試験では、工具や材料の写真を見て名称や用途を答える問題が出題されます。技能試験で使う工具とも共通するので、早めに覚えておくと両方の試験に役立ちます。

Q. 配線用遮断器と漏電遮断器の違いは?

配線用遮断器(ブレーカ)は過電流や短絡を検知して回路を遮断し、漏電遮断器は地絡(漏電)を検知して遮断します。水気のある場所の機器など、電気設備の技術基準の解釈で定められた場所では漏電遮断器を施設します。

Q. 誘導電動機の同期速度の公式は?

Ns=120f/P(f:周波数、P:極数)です。50Hz・4極なら1,500min⁻¹、60Hz・4極なら1,800min⁻¹で、実際の回転速度はすべりの分だけ同期速度より少し遅くなります。

Q. 白熱灯・蛍光灯・LEDの特徴は?

白熱灯は効率が低く寿命が短く、蛍光灯は白熱灯より効率が高く安定器が必要、LEDは効率が高く寿命が長いのが特徴です。発光の原理や配線方法の違いも押さえておきましょう。

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📑 同じ資格の他章を学ぶ

他章の重要論点も併せて押さえると、関連分野の理解が深まり合格率が向上します。各章の頻出パターンを順に確認していきましょう。

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