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第二種電気工事士「配線・施工方法」の出題ポイント解説

第二種電気工事士試験で筆記の後半20問(配線図)・技能試験の両方を通して問われるのが配線・施工分野です。実際の現場作業に直結する知識で、電線の選定・電線管工事・接地工事・配線図記号など実践的な内容が出題されます。

この章の重要度

筆記試験では配線図問題20問(40点)が後半に集中出題されます。配点の4割を占める重要領域で、配線図記号の暗記ができていれば大量得点が可能。技能試験では配線施工そのものが試験内容なので、筆記と技能の両試験で必須知識となります。

頻出トピック一覧

1. 配線用図記号(単線図)

スイッチ(○にS、3路・4路は数字付)、コンセント(○に一本線)、照明器具(○・□・◎)、分電盤(□に斜線)などJIS規格の図記号暗記は必須。蛍光灯・引掛シーリング・ジョイントボックスの記号も頻出。

2. 電線の種類(VVF・VVR・IV・EM-EEF)

屋内配線のVVFケーブル(1.6mm・2.0mm、2芯・3芯)、屋外対応のVVR、電線管内配線のIV電線、エコケーブルEM-EEF。太さ記号(1.6mm=単線/2mm²=より線)の違いに注意。

3. 電線の許容電流と減少係数

単線1.6mm=27A、2.0mm=35A、2.6mm=48A、より線2mm²=27A、3.5mm²=37A。同一管内3本以下=係数0.7、4本=0.63、5〜6本=0.56を掛けて許容電流を調整する計算が頻出。

4. 電線管工事(金属管・合成樹脂管・2種金属可とう電線管)

金属管(厚鋼・薄鋼・ねじなし)、PF管・CD管(合成樹脂)、2種金属可とう電線管(F2)の施工場所区分。CD管は直接埋設または専用スペースに限定、PF管は屋内露出OKという違いが頻出。

5. 接地工事(A・B・C・D種)

A種(高圧機器外箱等、10Ω以下)、B種(変圧器低圧側中性点)、C種(300V超低圧機器、10Ω以下)、D種(300V以下低圧機器、100Ω以下)。D種は300V以下、地絡時0.5秒以内遮断条件で500Ω以下緩和は定番論点。

6. ボックス・配線接続

ジョイントボックス(アウトレットボックス)内での電線接続、リングスリーブ・差込形コネクタの使い分け、大・中・小スリーブの判定(心線本数・太さによる)が頻出。

7. 3路・4路スイッチ配線

階段照明で使う3路スイッチ、長廊下で使う3路+4路スイッチ配線の接続図を理解。技能試験でも頻出候補のため筆記段階から配線結線を押さえましょう。

8. 低圧屋内配線工事の種類と施設場所

ケーブル工事・金属管工事・合成樹脂管工事・金属可とう電線管工事・がいし引き工事など、乾燥・湿気・水気・点検可否別の施工可否マトリクスは過去問で必ず出る定番。

覚え方のコツ

配線分野は「図記号」「施工場所マトリクス」「許容電流表」の3点セットを視覚的に暗記するのが最も効率的。図記号はフラッシュカードで1日10分、1週間で完全暗記可能。施工場所マトリクスは「乾燥・湿気・水気×点検可・点検不可」の4象限でケーブル・金属管・合成樹脂管・がいし引きのどれが使えるかを整理。許容電流は単線の1.6=27、2.0=35、2.6=48を基準値として暗記し、より線は「sq数=√の中」で近い値と紐付けます。減少係数は「3本以下=0.7、4本=0.63」のみ覚えればほぼカバーできます。接地工事は「A・B・C・Dアルファベット順に300V以下へ、A高圧/D低圧」の関係を一気に覚えるのがコツ。

よくあるひっかけ

配線分野の頻出ひっかけ。①CD管とPF管の区別:CD管はオレンジで埋設用、PF管はベージュで露出可能。色と場所が逆だと誤答。②リングスリーブの大中小判定:1.6mm×2本=小、1.6mm×3〜4本or2.0mm×2本=小or中、太線組合せは中or大と、心線構成で変わる。③D種接地の抵抗値緩和:通常100Ω以下、地絡遮断0.5秒以内条件で500Ω以下。④金属管の施工場所:湿気・水気のある場所でも防湿装置を施せば可。⑤3路スイッチの配線数:2ヶ所から1灯を点滅、必要電線数は3本(共通線1+切替線2)。⑥VVFケーブルの許容電流:同じ1.6mmでも単独と管内3本以下で許容電流が変わる。⑦ケーブル相互の接続:必ずボックス内で接続、ケーブルの中間での直接接続は原則禁止。⑧絶縁電線とケーブルの違い:IV等の絶縁電線は保護外装がなく管内配線専用。

よくある質問

Q. 配線図問題の対策はどうすればよいですか?

学科試験の後半20問が配線図の問題で、図記号、使う器具や材料、必要な数などが問われます。過去問の配線図を繰り返し解き、図記号を確実に覚えておきましょう。

Q. VVFとVVRの違いは?

VVF(600Vビニル絶縁ビニルシースケーブル平形)は断面が平らなケーブルで、住宅の屋内配線で広く使われます。VVR(丸形)は断面が丸いケーブルです。

Q. 接地工事の種類と用途は?

A種・B種・C種・D種の4種類があります。使用電圧300V以下の低圧機器はD種(原則100Ω以下)、300Vを超える低圧機器はC種(原則10Ω以下)が基本です。

Q. 許容電流を超えないためには?

電線の太さに応じた許容電流(単線1.6mm=27A、2.0mm=35A、より線2mm²=27A、3.5mm²=37Aなど)を守ります。同じ管に複数の電線を入れる場合は、電流減少係数を掛けて判断します。

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📑 同じ資格の他章を学ぶ

他章の重要論点も併せて押さえると、関連分野の理解が深まり合格率が向上します。各章の頻出パターンを順に確認していきましょう。

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