第二種電気工事士の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
第二種電気工事士は、住宅や小規模店舗の電気工事を行うために必要な国家資格です。この記事では、受験申込から免状取得までの流れを詳しく解説します。筆記試験と技能試験の2段階で行われる試験の申込手順を、初めての方にもわかりやすくまとめました。
- 第二種電気工事士の受験資格と試験概要
- インターネット申込の具体的な手順
- 上期・下期の試験日程とスケジュール
- 筆記試験・技能試験それぞれの当日の流れ
- 合格後の免状申請の手続き
受験資格
第二種電気工事士試験には受験資格はありません。年齢・学歴・実務経験に関係なく、誰でも受験することができます。
試験は筆記試験(学科試験)と技能試験(実技試験)の2段階で実施されます。筆記試験に合格した方のみ、技能試験を受験できます。
前回の筆記試験に合格して技能試験に不合格だった場合、次回に限り筆記試験が免除されます。また、電気系の学校を卒業した方や、一定の資格を持つ方にも免除制度があります。
試験概要
| 試験名 | 第二種電気工事士試験 |
|---|---|
| 実施機関 | 一般財団法人 電気技術者試験センター |
| 試験頻度 | 年2回(上期・下期) |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
筆記試験(学科試験)
| 試験方式 | 四肢択一マークシート または CBT方式 |
|---|---|
| 出題数 | 50問 |
| 試験時間 | 2時間 |
| 合格基準 | 60%以上(30問以上正解) |
技能試験(実技試験)
| 試験方式 | 配線図に基づく実際の配線作業 |
|---|---|
| 試験時間 | 40分 |
| 出題 | 事前公表された13問の候補問題から1問出題 |
| 合格基準 | 欠陥がないこと |
申込方法
第二種電気工事士の受験申込は、インターネット申込が主流です。郵送での申込も可能ですが、受験料が高くなります。
ステップ1:マイページを作成する
電気技術者試験センターのホームページにアクセスし、マイページを作成します。メールアドレスと基本情報を登録するだけで簡単に作成できます。
ステップ2:受験申込を行う
申込期間中にマイページにログインし、以下の情報を入力します。
- 受験する期(上期または下期)の選択
- 筆記試験の方式(CBT方式またはマークシート方式)の選択
- 試験地の選択
- 顔写真のアップロード(縦4.5cm×横3.5cm相当)
- 氏名・住所などの基本情報の確認
筆記試験はCBT方式を選ぶと、受験料が9,300円→7,700円と1,600円安くなります。さらにCBTは全国のテストセンターで受験でき、試験日程の選択肢も広がります。特別な理由がなければCBT方式がおすすめです。
ステップ3:受験料を支払う
支払方法は以下から選べます。
- クレジットカード決済
- コンビニ払い
- 銀行振込
- Pay-easy
| 申込方法 | 筆記試験 | 技能試験 |
|---|---|---|
| インターネット(CBT方式) | 7,700円 | 9,300円 |
| インターネット(マークシート方式) | 9,300円 | 9,300円 |
| 郵送申込 | 9,600円 | 9,600円 |
ステップ4:受験票を確認する
申込完了後、試験の約2週間前にマイページで受験票が発行されます。CBT方式の場合は試験日・会場の予約もマイページで行います。マークシート方式の場合は受験票が郵送されます。
試験日程・会場
第二種電気工事士試験は年2回(上期・下期)実施されます。
上期試験の日程(目安)
| 項目 | 時期 |
|---|---|
| 申込期間 | 3月中旬〜4月上旬 |
| 筆記試験(CBT) | 4月下旬〜5月中旬 |
| 筆記試験(マークシート) | 5月下旬(日曜日) |
| 筆記試験合格発表 | 6月中旬 |
| 技能試験 | 7月下旬(土曜日または日曜日) |
| 技能試験合格発表 | 8月中旬 |
下期試験の日程(目安)
| 項目 | 時期 |
|---|---|
| 申込期間 | 8月中旬〜9月上旬 |
| 筆記試験(CBT) | 9月下旬〜10月中旬 |
| 筆記試験(マークシート) | 10月下旬(日曜日) |
| 筆記試験合格発表 | 11月中旬 |
| 技能試験 | 12月下旬(土曜日または日曜日) |
| 技能試験合格発表 | 1月中旬 |
上期に不合格だった場合でも、下期に再受験が可能です。また、上期と下期の両方に申し込むこともできます。年2回チャンスがあるので、計画的にスケジュールを立てましょう。
試験会場は全国各地に設定されます。CBT方式は全国のテストセンター(数百か所)から選べるため、自宅の近くで受験しやすいメリットがあります。マークシート方式は各都道府県の指定会場で実施されます。
試験当日の持ち物・注意点
筆記試験の持ち物
- 受験票(マークシート方式の場合は写真貼付済み)
- HBの鉛筆またはシャープペンシル
- 消しゴム
- 本人確認書類(写真付き)
- 時計(スマートウォッチ不可)
CBT方式の場合は、テストセンターのパソコンで解答するため筆記用具は不要です。本人確認書類のみ持参してください。
技能試験の持ち物
- 受験票
- 本人確認書類
- 指定工具一式
- ペンチ
- ドライバー(プラス・マイナス)
- ナイフ(電工ナイフまたはケーブルストリッパー)
- スケール(メジャー)
- ウォーターポンププライヤー
- リングスリーブ用圧着工具(JIS C 9711適合品)
技能試験では工具の貸し出しはありません。工具セット(約1万〜1.5万円)を事前に購入し、練習で使い慣れておきましょう。特にケーブルストリッパーは作業効率が大幅に上がるので、必ず用意することをおすすめします。
技能試験当日の流れ
- 受付・着席:試験開始30分前までに会場入り
- 材料の確認:支給された材料・器具の確認時間あり
- 試験開始:制限時間40分で配線作業を完成させる
- 試験終了:作品をそのまま残して退室
技能試験は40分間で完成させる必要があります。練習を十分に行い、候補問題13問すべてを30分以内で完成できるようにしておくと安心です。
合格発表と合格後の手続き
合格発表
合格発表はそれぞれ以下のタイミングで行われます。
- 筆記試験:試験日の約3〜4週間後(マイページ・ホームページで確認)
- 技能試験:試験日の約3〜4週間後(マイページ・ホームページで確認)
合格者には試験結果通知書が郵送されます。この通知書は免状申請に必要ですので大切に保管してください。
免状(電気工事士免状)の申請
筆記試験・技能試験の両方に合格したら、都道府県知事に免状の交付を申請します。
- 住所地の都道府県の担当窓口に申請
- 必要書類を揃える
- 免状交付申請書
- 試験結果通知書
- 写真(縦4cm×横3cm)
- 住民票の写し
- 手数料(都道府県により異なる・約5,300円)
- 申請後、約2〜4週間で免状が届く
第二種電気工事士の免状には有効期限がなく、更新も不要です。一度取得すれば一生使える資格です。
まとめ
第二種電気工事士の受験から免状取得までの流れをまとめます。
- 受験資格は不要で誰でも受験可能
- 試験は年2回(上期・下期)実施
- 申込はインターネットから(CBT方式だと筆記7,700円でお得)
- 筆記試験→技能試験の2段階で合否が決まる
- 技能試験には自分の工具(約1万〜1.5万円)が必要
- 合格後は都道府県に免状の交付申請(手数料約5,300円)
- 免状は一生有効で更新不要
筆記試験は過去問演習をしっかり行えば十分に合格できます。まずは一問一答で知識レベルを確認してみましょう。
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