運行管理者(貨物)道路交通法・車両法の頻出数値【90km/h・1.2倍・車検】
公開:
道路交通法関係(5問)と道路運送車両法関係(4問)は、合わせて9問。どちらも「数字を正確に覚えているか」で決まる分野です。2024年に引き上げられた高速道路の90km/h、2022年に見直された積載制限の1.2倍、車検の1年と2年——改正が続いたぶん、旧数値を混ぜた誤り選択肢が作りやすくなっています。この記事で現行の数値を一気に整理しましょう。
※最新情報は運行管理者試験センターでご確認ください。
2024年改正:高速道路の大型貨物は90km/h
2024年の道路交通法施行令改正で、高速自動車国道における大型貨物自動車の最高速度が90km/hに引き上げられました。改正前の数値のまま覚えていると誤答するうえ、後述する保安基準の「速度抑制装置90km/h」と混同させる出題も想定されます。道交法の90km/hは走行ルール(最高速度)である点をまず押さえてください。
2022年改正:積載制限は「1.2倍・1.2倍・3.8m」
| 項目 | 制限 |
|---|---|
| 長さ | 自動車の長さの1.2倍まで |
| 幅 | 自動車の幅の1.2倍まで |
| 高さ | 地上から3.8mまで |
長さ・幅の「1.2倍」は2022年の改正で拡大された数値です。改正前の旧数値を正しいとする選択肢に引っかからないよう注意しましょう。
酒気帯び運転の基準:呼気1リットルにつき0.15mg
道路交通法上の酒気帯び運転の基準は、呼気1リットルにつき0.15mg以上のアルコール保有です。ただし事業用トラックの点呼では、この数値未満であっても酒気を帯びていれば業務させてはならない点が輸送安全規則側の論点として問われます。「0.15mg未満なら乗務させてよい」は誤りです。
免許区分は車両総重量で覚える
| 免許 | 車両総重量 |
|---|---|
| 準中型免許 | 3.5トン以上7.5トン未満 |
| 中型免許 | 7.5トン以上11トン未満 |
| 大型免許 | 11トン以上 |
境界値の「3.5」「7.5」「11」を入れ替えた選択肢が定番です。「7.5トンちょうどは中型」「11トンちょうどは大型」のように、以上・未満の境目まで正確に覚えてください。
駐停車禁止は「5m」と「10m」で整理
| 距離 | 駐停車禁止の場所 |
|---|---|
| 5m以内 | 交差点の側端・道路の曲がり角から/横断歩道(自転車横断帯)の前後の側端から前後に |
| 10m以内 | 踏切の前後/安全地帯の左側とその前後/バス・路面電車の停留所の標示柱(運行時間中) |
「交差点は5m・踏切は10m」を軸に、5mと10mを入れ替える誤りを見抜けるようにしましょう。
車両法の頻出数値:車検と点検
自動車検査証の有効期間(車検)
| 貨物自動車の区分 | 初回 | 2回目以降 |
|---|---|---|
| 車両総重量8トン以上 | 1年 | 1年 |
| 車両総重量8トン未満 | 2年 | 1年 |
「8トン未満は初回だけ2年」がポイントです。初回から一律1年とする誤り、逆に8トン以上でも初回2年とする誤りの両方が出ます。
定期点検と日常点検
- 定期点検:事業用自動車は3か月ごとに実施します。
- 日常点検:1日1回、その運行の開始前に実施します。「必要に応じて行う」に置き換えた誤りが定番です。
保安基準の数値と「もう一つの90km/h」
道路運送車両の保安基準では、自動車の大きさは長さ12m・幅2.5m・高さ3.8mを超えてはならないとされています。また、大型トラックには90km/hを超えて走行できないようにする速度抑制装置の装着が保安基準で義務付けられています。これは車両に備える装置の基準であり、道交法の最高速度90km/h(走行ルール)とは別の制度です。同じ「90」でも根拠が違うことを問う出題に備えましょう。
混同しやすいペアを対比で総整理
| ペア | 区別のポイント |
|---|---|
| 道交法の90km/h / 保安基準の90km/h | 最高速度(走行ルール・2024年改正)/ 速度抑制装置(車両の装置の基準) |
| 積載の高さ3.8m / 保安基準の高さ3.8m | 積載時の制限 / 車両自体の大きさの基準 |
| 車検の初回1年 / 初回2年 | 車両総重量8トン以上 / 8トン未満 |
| 定期点検3か月 / 日常点検1日1回 | 周期で行う点検 / 運行開始前に毎日行う点検 |
| 3.5トン・7.5トン・11トン | 準中型・中型・大型免許の境界(いずれも車両総重量) |
| 0.15mg/L / 点呼の酒気帯び確認 | 道交法の酒気帯び基準 / 数値未満でも酒気帯びなら業務不可 |
数字は反復でしか定着しない
この2分野は合計9問で、各分野1問以上という足切りもあります。表の数値を当サイトの一問一答で繰り返し確認し、境界値まで正確に固めましょう。最重要分野の数字は貨物自動車運送事業法の頻出ポイントで、教材選びはおすすめ参考書と選び方で解説しています。
運行管理者(貨物)一問一答 →