測量士 全分野の一問一答
📖 測量士「全分野」の全375問と解説(一覧)
測量士の全分野に関する一問一答(全375問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.地形図において、計曲線は主曲線2本ごとに描かれる太い等高線であり、縮尺1/25,000の地形図では標高20mごとに描かれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは計曲線は主曲線5本ごと(1/25,000では50m間隔)に描かれる太線の等高線です。2本ごと・20m間隔ではありません。
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問2.1/50,000地形図における主曲線の間隔は10mである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは1/50,000地形図の主曲線は20m間隔で、計曲線は100m間隔です。1/25,000では主曲線10m・計曲線50mです。
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問3.補助曲線は、主曲線では地形の表現が不十分な緩傾斜地などで用いられ、主曲線間隔の1/2または1/4の間隔で破線等により表示される。
正解:○(正しい)
解説:補助曲線(間曲線・助曲線)は緩傾斜地や微地形を表現する補助的な等高線で、主曲線の1/2(間曲線)や1/4(助曲線)間隔で短破線等で表示されます。
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問4.等高線は同一の標高を結ぶ閉曲線であり、地表面上で必ず閉合する。ただし図郭外で閉じる場合や崖等で省略される場合がある。
正解:○(正しい)
解説:等高線は同一標高を結ぶ閉曲線で原理的に閉合します。図郭内で閉じない場合は図郭外で閉合し、急崖・人工構造物の箇所では崖記号で代替表現されます。
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問5.等高線同士は互いに交わることがないが、垂直に切り立った断崖においては複数の等高線が一致して見える場合がある。
正解:○(正しい)
解説:等高線は標高が異なる以上交差しません。ただし垂直崖では水平投影上で複数の等高線が一線に重なって見えるため、崖記号で別途表現します。
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問6.細部測量におけるトータルステーション(TS)を用いた現地測量では、放射法により基準点から地形・地物の位置を測定する方法は採用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは細部測量においてTSによる放射法(極座標法)は標準的な手法であり、基準点から方向角と距離を観測して地物点座標を求めます。
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問7.電子平板(電子野帳)を用いた細部測量では、取得した観測データは事務所に戻ってからのみ図化処理ができ、現地での図形確認はできない仕組みである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは電子平板は現地でTS等の観測値を即時に画面上で図化し、現地で図形確認・補測が可能なシステムです。事務所処理限定ではありません。
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問8.GNSS測量による細部測量では、上空視界が確保できなくても建物の影や樹冠下において常に高精度な観測が可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはGNSSは衛星からの電波受信が必要なため、建物の影・樹冠下・トンネル内では受信不良となり、TSや他手法との併用が必要です。
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問9.DEM(数値標高モデル)は地表面の標高値を格子状に配列したデータであり、建物や樹木などの地物高は含まない。
正解:○(正しい)
解説:DEMは地表面(グラウンド)のみの標高を表すモデルです。建物・樹木の表面高を含むのはDSM(数値表層モデル)であり区別されます。
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問10.DSM(数値表層モデル)は地表面のみの標高を表すモデルであり、建物・樹木の高さは除外されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはDSMは建物・樹木等の地物上面を含む表層の標高モデルで、地物を除いた地表面のみを表すのはDEMです。両者の差からDHM(地物高)を得ます。
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問11.TIN(不整三角網)は不規則に分布する標高点を頂点とする三角形の集合で地表面を近似する手法であり、地形の急変部の表現に適している。
正解:○(正しい)
解説:TINは不規則三角網で地表面をモデル化し、点密度を地形特性に応じて変えられるため、稜線・谷線等の急変部表現に向きます。グリッドDEMの代替として用いられます。
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問12.グリッド形式のDEMでは、格子間隔(メッシュサイズ)が小さいほど地形表現精度は高いが、データ量も増加するためファイルサイズが大きくなる。
正解:○(正しい)
解説:格子間隔を細かくするほど微地形まで表現できますが、点数は格子間隔の二乗に反比例して増加し、データ量・処理時間が増加します。用途に応じた選択が必要です。
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問13.等高線の補間において、隣接する2本の等高線間に位置する任意の点の標高は、両等高線の標高を地形の傾斜に応じて非線形補間で求めるのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは等高線間の任意点の標高は両等高線の標高に対する水平距離比による直線(線形)補間が原則です。等高線間は均一傾斜と仮定します。
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問14.航空写真測量における中心投影では、地表面の起伏により写真上で像のずれ(起伏変位)が生じ、高い地物ほど写真主点に向かって内側に変位して写る。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは中心投影では高い地物は写真主点から放射方向に外側へ、低い地物は内側へ変位します。高い地物が内側に変位するのは誤りです。
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問15.航空写真の主点(写真主点)とは、レンズの主点から撮像面に下ろした垂線の足の位置であり、写真の中央付近に位置する。
正解:○(正しい)
解説:写真主点はレンズ中心から撮像面への垂線の足で、空中写真ではほぼ中央に位置するように指標(フィデューシャルマーク)で規定されます。標定の基準点です。
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問16.航空写真測量における基線高度比(B/H)は撮影高度Hに対する撮影基線長Bの比であり、値が小さいほど高さ精度が高くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはB/Hが大きいほど視差差が大きく高さ精度が高くなります。B/Hが小さいと立体視は容易ですが高さ方向の精度は低下します。
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問17.ステレオ視は左右2枚の重複写真を観察することで人間の両眼視差を利用して立体的に地形を把握する手法であり、重複部分のオーバーラップは通常60%程度確保される。
正解:○(正しい)
解説:ステレオ視には同一地点を別位置から撮影した2枚が必要で、同コース内の重複(オーバーラップ)は標準60%、隣接コース間(サイドラップ)は標準30%です。
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問18.航空写真測量における同一コース内の隣接写真の重複(オーバーラップ)は標準30%、隣接コース間(サイドラップ)は標準60%で計画する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは同コース内のオーバーラップが60%、隣接コース間のサイドラップが30%が標準です。設問は両者が入れ替わっています。
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問19.内部標定は撮影時のカメラ内部の幾何条件(焦点距離・主点位置・レンズ歪み)を再現する作業であり、カメラキャリブレーションデータに基づいて行う。
正解:○(正しい)
解説:内部標定はカメラの主点位置・焦点距離・レンズ歪み等のカメラ内部標定要素を写真座標系に組み込む処理で、事前のキャリブレーション値が必要です。
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問20.相互標定は左右2枚の写真の相対的な位置関係を復元する作業であり、これにより縮尺と方位が定まった3次元モデルが直接得られる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは相互標定では相対モデル(モデル座標系)が得られるのみで、実寸の縮尺・方位・標高は対地標定(絶対標定)により地上基準点を用いて与えます。
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問21.絶対標定(対地標定)は相互標定で得られた相対モデルを、地上基準点(GCP)を用いて地理空間座標系に変換する作業である。
正解:○(正しい)
解説:絶対標定は地上基準点(標定点・GCP)の地上座標とモデル座標を用いて、相対モデルに縮尺・回転・並進を与え、地理空間座標系に整合させる作業です。
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問22.空中三角測量は撮影した写真1枚ごとに4点以上の地上基準点(GCP)を必要とし、写真枚数と同数のGCP組合せを観測することが必須の手法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは空中三角測量は少数のGCPから多数写真の標定要素を一括決定する手法で、写真枚数と同数のGCP組合せは不要です。基準点削減が主目的です。
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問23.デジタル写真測量ワークステーション(DPW)では、ステレオ視による図化はソフトウェア上で行われ、専用の偏光メガネ・液晶シャッターメガネ等で立体視を実現する。
正解:○(正しい)
解説:DPWは数値画像を扱う図化機で、ソフトウェア処理によりステレオ画像を表示し、偏光・液晶シャッター方式等で立体視を実現します。アナログ図化機の後継です。
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問24.SfM(Structure from Motion)は複数の写真から自動的に対応点を抽出し、撮影位置と3次元形状を同時に推定する手法で、UAV写真測量で広く利用される。
正解:○(正しい)
解説:SfMは画像処理により対応点(特徴点)を自動マッチングし、カメラ位置・姿勢と被写体の3次元形状を同時推定する技術で、UAV写真測量・近接写真測量に普及しています。
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問25.写真判読において、針葉樹林と広葉樹林の区別は、樹冠の形状・大きさ・色調・テクスチャ等から判断するが、季節(葉の状態)の影響は受けない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは樹冠形状・テクスチャに加え季節(落葉期かどうか)の影響を強く受けます。冬期に葉が残るのが針葉樹、落葉する広葉樹を区別する重要要素です。
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問26.オルソ画像は中心投影である航空写真を正射投影に変換した画像で、地図と同じ縮尺・方位を持ち長さや面積の計測に直接利用できる。
正解:○(正しい)
解説:オルソ画像はDEM等の地形データを用い起伏変位を補正した正射画像で、写真でありながら地図と同じ幾何特性を持ち、距離・面積計測に直接利用できます。
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問27.オルソモザイク作成において、複数のオルソ画像を接合する際には色調補正は行わず、隣接画像との境界線で明確に色調差が残るようにする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはモザイク時には隣接画像間の色調差を解消するヒストグラム調整等の色調補正を行い、接合部が目立たないよう均質化するのが原則です。
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問28.UAV写真測量における地上画素寸法(GSD)は、カメラの焦点距離・撮像面の画素サイズ・撮影高度から幾何学的に算出され、撮影高度が低いほど小さい(高分解能)。
正解:○(正しい)
解説:GSD=(画素サイズ×撮影高度)/焦点距離で表され、撮影高度が低いほどGSDは小さくなり、地上分解能が高くなります。UAV撮影計画の基本諸元です。
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問29.UAV写真測量では一般に有人航空機の航空写真測量に比べ、コース内ラップ率・サイドラップ率を低めに設定するのが標準で、有人機の60%/30%より小さい値とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはUAVは低高度・狭画角のため、SfM処理の対応点確保の観点からオーバーラップ約80%・サイドラップ約60%等、有人機よりも高いラップ率を設定します。
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問30.UAV写真測量で取得した画像の標定では、地上基準点(GCP)を用いず、UAV搭載のGNSS情報のみで十分な位置精度が得られるため標定点は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはUAV搭載GNSSのみでは標定精度が不足し、高精度な位置決めには地上基準点(GCP)の配置・観測が必須です。RTK-UAV併用時も検証点は必要です。
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問31.モバイルマッピングシステム(MMS)は車両にレーザスキャナ・GNSS/IMU・カメラ等を搭載し、走行しながら周辺の3次元データを取得する移動計測システムである。
正解:○(正しい)
解説:MMSは車両等の移動体にレーザスキャナ・GNSS・IMU・デジタルカメラ等を統合搭載し、走行軌跡を基準に周辺地物の3次元点群と画像を一体的に取得します。
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問32.MMSにおいてGNSSの受信が不良となるトンネル内や高層市街地では、IMU(慣性計測装置)による相対的な位置・姿勢の保持により計測を継続できる。
正解:○(正しい)
解説:GNSS受信不良時はIMU(ジャイロ・加速度計)の慣性航法による相対位置保持で計測継続できます。ただしIMU単独では時間とともに位置誤差が累積します。
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問33.航空レーザ測量はパルスレーザを地上に照射し、その反射往復時間から距離を計測する手法で、樹冠と地表面の両方の標高を取得できる。
正解:○(正しい)
解説:航空レーザ測量はパルスレーザの飛行時間(TOF)から距離を測定し、ファーストパルス(樹冠等)とラストパルス(地表面)の双方を取得できる利点があります。
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問34.航空レーザ測量におけるファーストパルスは地表面で反射した最後のパルスを、ラストパルスは樹冠等で反射した最初のパルスを意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはファーストパルスが最初に反射した点(樹冠等)、ラストパルスが最後に反射した点(地表面に到達したパルス)で、設問は両者が入れ替わっています。
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問35.航空レーザ測量のグラウンド点抽出(フィルタリング)処理では、原データからファーストパルスのみを残し、ラストパルス・中間パルスは除外する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはフィルタリング処理ではラストパルスを中心に地表面と判定される点(グラウンド点)を抽出し、樹冠・建物等の点を除外してDEMを生成します。
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問36.地上レーザスキャナ(TLS)は構造物・地形の3次元点群を高密度・高精度で取得できるが、計測点の絶対座標を得るには標的(ターゲット)の設置やGNSS観測等が必要である。
正解:○(正しい)
解説:TLS単体ではスキャナ局所座標系の点群が得られるのみで、絶対座標化には既知点に設置した標的(ターゲット)の観測やGNSS/TS併用による標定が必要です。
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問37.地上レーザスキャナによる3次元点群計測では、計測距離が長くなるほど点間隔(点密度)は密になり計測精度も向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは計測距離が長くなるほど点間隔は粗くなり(角度分解能一定のため)、距離精度も低下します。近距離ほど高密度・高精度になります。
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問38.航空レーザ測量の点群密度は機器仕様・撮影高度・飛行速度・スキャン角等で決まり、密度が高いほど微地形・小規模地物の抽出能力が向上する。
正解:○(正しい)
解説:点群密度は撮影高度・パルス周波数・走査角・飛行速度等で決まり、高密度ほど微地形(崩壊地・断層崖等)や小規模地物の抽出・モデル化が容易です。
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問39.1/25,000地形図において、計曲線が描かれる標高間隔として正しいものはどれか。
- ア.50mごと
- イ.20mごと
- ウ.10mごと
- エ.100mごと
正解:ア.50mごと
解説:1/25,000地形図では主曲線は10m間隔、その5本ごと(50m間隔)に太線の計曲線が描かれ、判読の手掛かりとされます。
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問40.1/50,000地形図における主曲線の標高間隔として正しいものはどれか。
- ア.5m
- イ.20m
- ウ.10m
- エ.50m
正解:イ.20m
解説:1/50,000地形図の主曲線は20m間隔、計曲線は100m間隔です。縮尺が小さくなるほど主曲線間隔は大きくなります。
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問41.等高線において、主曲線では地形が表現できない緩傾斜地などで主曲線間隔の1/2の間隔で補助的に描かれる等高線を何というか。
- ア.助曲線
- イ.計曲線
- ウ.間曲線
- エ.稜線
正解:ウ.間曲線
解説:間曲線は主曲線間隔の1/2で描かれる補助曲線で、緩傾斜地等で微地形を表現します。1/4間隔で描かれるのが助曲線です。
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問42.数値地形モデルのうち、建物や樹木等の地物高を含まず地表面(グラウンド)のみの標高を表すものはどれか。
- ア.TIN
- イ.DSM
- ウ.DHM
- エ.DEM
正解:エ.DEM
解説:DEM(Digital Elevation Model・数値標高モデル)は地表面のみの標高モデルです。DSMは地物上面を含み、DHM=DSM−DEMで地物高となります。
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問43.建物や樹木などの地物の上面標高を含み、地表の表層を表す数値モデルはどれか。
- ア.DSM
- イ.DTM
- ウ.コンター
- エ.DEM
正解:ア.DSM
解説:DSM(Digital Surface Model・数値表層モデル)は建物・樹木等の地物上面を含む表層モデルです。地表面のみはDEMです。
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問44.不規則に分布する標高点を頂点とする三角形群で地表面を近似する数値地形モデルの形式はどれか。
- ア.グリッドDEM
- イ.TIN
- ウ.等高線データ
- エ.ラスタDEM
正解:イ.TIN
解説:TIN(Triangulated Irregular Network・不整三角網)は不規則三角形により地表面を近似する形式で、地形の急変部の表現に適しています。
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問45.航空写真測量において、同一コース内の隣接写真の重複(オーバーラップ)の標準的な値として最も適切なものはどれか。
- ア.30%
- イ.40%
- ウ.60%
- エ.80%
正解:ウ.60%
解説:航空写真測量では同コース内オーバーラップは標準60%、隣接コース間サイドラップは標準30%で計画します。立体視確保が目的です。
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問46.航空写真測量における隣接コース間の重複(サイドラップ)の標準的な値として最も適切なものはどれか。
- ア.10%
- イ.80%
- ウ.60%
- エ.30%
正解:エ.30%
解説:サイドラップは標準30%です。コース間の連続性確保と整合のため設けます。同コース内オーバーラップの60%と区別が必要です。
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問47.レンズの主点から撮像面に下ろした垂線の足を、空中写真上で何と呼ぶか。
- ア.写真主点
- イ.鉛直点
- ウ.像主点
- エ.等角点
正解:ア.写真主点
解説:写真主点はレンズ主点から撮像面への垂線の足で、写真ほぼ中央にあります。鉛直点(鉛直線が交わる点)とは厳密には区別されます。
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問48.撮影高度Hに対する撮影基線長Bの比(B/H)を何というか。
- ア.オーバーラップ率
- イ.基線高度比
- ウ.サイドラップ率
- エ.撮影縮尺
正解:イ.基線高度比
解説:B/Hは基線高度比と呼ばれ、ステレオモデルにおける高さ方向の精度を支配する重要パラメータです。値が大きいほど高さ精度が高くなります。
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問49.中心投影の航空写真をDEM等を用いて正射投影に変換し、地図と同じ縮尺・方位を持たせた画像を何というか。
- ア.モノクロ画像
- イ.パンクロ画像
- ウ.オルソ画像
- エ.デジタルモザイク
正解:ウ.オルソ画像
解説:オルソ画像はDEMで起伏変位等を補正した正射画像で、地図と同じ幾何特性を持ち、距離・面積計測が直接可能です。GISの背景画像として広く利用されます。
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問50.航空写真の標定のうち、カメラ内部の焦点距離・主点位置・レンズ歪みを再現する作業はどれか。
- ア.絶対標定
- イ.相互標定
- ウ.対地標定
- エ.内部標定
正解:エ.内部標定
解説:内部標定はカメラ内部標定要素(焦点距離・主点位置・レンズ歪み)を写真座標系に取り込む処理で、事前のカメラキャリブレーションが前提です。
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問51.左右2枚の写真の相対的な位置関係を復元してモデル座標系を作る作業はどれか。
- ア.相互標定
- イ.内部標定
- ウ.絶対標定
- エ.空中三角測量
正解:ア.相互標定
解説:相互標定では左右写真の相対モデルを構築します。実スケール・方位を与えるには地上基準点を用いた絶対標定が別途必要です。
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問52.相互標定で得た相対モデルを、地上基準点を用いて地理空間座標系に変換する作業はどれか。
- ア.内部標定
- イ.絶対標定
- ウ.相互標定
- エ.図化標定
正解:イ.絶対標定
解説:絶対標定(対地標定)は地上基準点(GCP)を用い、相対モデルに縮尺・回転・並進を与えて地理空間座標系に整合させる作業です。
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問53.少数の地上基準点から多数の写真の標定要素を一括して決定する手法を何というか。
- ア.水準測量
- イ.三辺測量
- ウ.空中三角測量
- エ.細部測量
正解:ウ.空中三角測量
解説:空中三角測量は多数の写真の標定要素を一括解析する手法で、現在はバンドル調整法(光束法)による最小二乗解析が標準です。
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問54.空中三角測量において、撮影中心・像点・地上点を結ぶ光束を未知数として最小二乗法で一括解析する手法はどれか。
- ア.独立モデル法
- イ.ストリップ法
- ウ.ポリゴン法
- エ.バンドル調整法
正解:エ.バンドル調整法
解説:バンドル調整法は撮影中心・像点・地上点を結ぶ光束(バンドル)に条件式を立て、最小二乗で最確値を求める手法で、現代の空中三角測量の主流です。
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問55.複数の写真から特徴点の自動対応付けにより撮影位置とカメラ姿勢、3次元形状を同時に推定する手法はどれか。
- ア.SfM
- イ.ICP
- ウ.RANSAC
- エ.RTK-GNSS
正解:ア.SfM
解説:SfM(Structure from Motion)は対応点抽出からカメラ姿勢と3次元形状を同時推定する手法で、UAV写真測量・近接写真測量で標準化しています。
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問56.UAV写真測量における地上画素寸法(GSD)の算出に直接関係しないものはどれか。
- ア.カメラの焦点距離
- イ.オーバーラップ率
- ウ.撮影高度
- エ.撮像面の画素サイズ
正解:イ.オーバーラップ率
解説:GSD=(画素サイズ×撮影高度)/焦点距離で計算されます。オーバーラップ率はGSDではなく撮影計画のラップ条件に関係します。
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問57.UAV写真測量の標定精度を高めるため、地上に配置して観測する基準点を何と呼ぶか。
- ア.DPW
- イ.VRS
- ウ.GCP
- エ.MMS
正解:ウ.GCP
解説:GCP(Ground Control Point・地上基準点)は標定点とも呼ばれ、UAV写真測量で対地標定・SfM処理の絶対精度を担保するために必須です。
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問58.車両にレーザスキャナ・GNSS/IMU・カメラ等を搭載し走行しながら3次元計測を行うシステムはどれか。
- ア.DPW
- イ.TIN
- ウ.DSM
- エ.MMS
正解:エ.MMS
解説:MMS(Mobile Mapping System・モバイルマッピングシステム)は車両搭載型の3次元計測システムで、道路・市街地の3次元データ取得に活用されます。
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問59.MMSにおいてGNSS受信不良時に車両の位置・姿勢を保持する装置はどれか。
- ア.IMU
- イ.EDM
- ウ.TS
- エ.DPW
正解:ア.IMU
解説:IMU(Inertial Measurement Unit・慣性計測装置)はジャイロ・加速度計を備え、GNSS受信不良時に短時間の相対位置を保持します。誤差累積に注意が必要です。
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問60.航空レーザ測量において、樹冠等で反射する最初のパルスを何というか。
- ア.ラストパルス
- イ.ファーストパルス
- ウ.シングルパルス
- エ.ミドルパルス
正解:イ.ファーストパルス
解説:ファーストパルスは最初に反射したパルスで、樹冠・建物上面等に対応します。地表面到達のラストパルスと区別して取得されます。
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問61.航空レーザ測量において、地表面のDEM作成に主に利用されるパルスはどれか。
- ア.ファーストパルス
- イ.送信パルス
- ウ.ラストパルス
- エ.拡散パルス
正解:ウ.ラストパルス
解説:ラストパルスは樹冠等を通過し地表面に到達したパルスで、フィルタリング処理によりグラウンド点を抽出してDEMを作成します。
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問62.航空レーザ測量で取得した点群から、地表面の点(グラウンド点)と地物点とを分離する処理はどれか。
- ア.オルソ補正
- イ.モザイク
- ウ.リサンプリング
- エ.フィルタリング
正解:エ.フィルタリング
解説:フィルタリングはレーザ点群からグラウンド点と地物点(建物・樹木等)を判別・分離する処理で、DEM生成の前段として不可欠です。
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問63.地上レーザスキャナで取得した点群を、既知座標系に変換するために設置する反射標識を何というか。
- ア.ターゲット
- イ.GCP
- ウ.プリズム
- エ.ミラー
正解:ア.ターゲット
解説:ターゲット(標的)は地上レーザスキャナ計測で既知点に設置する反射標識で、スキャナ局所座標を地理空間座標に変換(標定)するために用います。
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問64.細部測量においてトータルステーション(TS)を基準点に据え、方向角と距離を観測して地物点座標を求める手法はどれか。
- ア.前方交会法
- イ.放射法
- ウ.後方交会法
- エ.閉合トラバース
正解:イ.放射法
解説:放射法(極座標法)は基準点から方向角と距離を観測して点位置を求める手法で、TSによる細部測量の基本手法です。
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問65.電子平板を用いた現地測量の特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア.GNSS観測のみで完結する
- イ.観測データを事務所に戻ってから入力する
- ウ.現地で観測値を即時に図化し確認できる
- エ.等高線は自動描画されない
正解:ウ.現地で観測値を即時に図化し確認できる
解説:電子平板はTS等の観測値を現地で即時に画面上に図化し、足りない箇所をその場で補測できる利点があります。アナログ平板の電子化版です。
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問66.航空写真測量における起伏変位の方向として正しい記述はどれか。
- ア.高い地物は写真主点に向かって変位する
- イ.起伏変位は標高に関係なく一定方向に生じる
- ウ.低い地物は写真主点から外側に変位する
- エ.高い地物は写真主点から外側に変位する
正解:エ.高い地物は写真主点から外側に変位する
解説:中心投影の特性により、高い地物は写真主点から放射状に外側へ、低い地物は内側へ変位します。オルソ補正ではこの変位をDEMで補正します。
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問67.オルソ画像作成のために必要となるデータの組合せとして適切なものはどれか。
- ア.航空写真と標定要素とDEM
- イ.航空写真とGNSS基線データ
- ウ.航空写真とTIN色彩データ
- エ.航空写真と気象データ
正解:ア.航空写真と標定要素とDEM
解説:オルソ画像は航空写真の各画素を、標定要素(外部・内部)とDEMを用いて正射位置に投影して作成します。3要素の組合せが必須です。
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問68.UAV写真測量において、SfM処理を安定させるためにオーバーラップ・サイドラップを高めに設定する代表的な値はどれか。
- ア.オーバーラップ40%・サイドラップ20%
- イ.オーバーラップ80%・サイドラップ60%
- ウ.オーバーラップ60%・サイドラップ30%
- エ.オーバーラップ95%・サイドラップ95%
正解:イ.オーバーラップ80%・サイドラップ60%
解説:UAV写真測量では低高度・狭画角のため、SfM処理の対応点確保のためオーバーラップ約80%・サイドラップ約60%程度に高めて設定するのが標準的です。
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問69.航空レーザ測量の点群密度を高くする効果として最も適切なものはどれか。
- ア.撮影高度が高くなる
- イ.GNSSの受信感度が向上する
- ウ.微地形や小規模地物の抽出能力が向上する
- エ.ラストパルスが取得できなくなる
正解:ウ.微地形や小規模地物の抽出能力が向上する
解説:点群密度が高いほど崩壊地・断層崖・側溝等の微地形・小規模地物を表現できます。データ量増加と引き換えに地形解析精度が向上します。
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問70.地上レーザスキャナ計測において、計測距離が長くなる場合の影響として正しいものはどれか。
- ア.点間隔は密に・距離精度は向上する
- イ.点間隔・距離精度ともに変化しない
- ウ.点間隔は密に・距離精度は低下する
- エ.点間隔は粗く・距離精度は低下する
正解:エ.点間隔は粗く・距離精度は低下する
解説:角度分解能一定のため計測距離が長くなると点間隔は粗く、距離精度も低下します。複数局からの計測で死角と精度を確保します。
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問71.数値地形図データの作成手順として、航空レーザ測量による標準的な流れはどれか。
- ア.計画→レーザ計測→フィルタリング→DEM生成
- イ.計画→TS観測→電子平板入力→等高線描画
- ウ.計画→UAV撮影→図化機標定→数値図化
- エ.計画→撮影→空中三角測量→オルソ作成
正解:ア.計画→レーザ計測→フィルタリング→DEM生成
解説:航空レーザ測量では、撮影計画→飛行・レーザ計測→点群フィルタリング(グラウンド点抽出)→DEM生成という流れが標準です。
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問72.写真判読において、市街地と森林地とを最も区別しやすい特徴はどれか。
- ア.気温
- イ.テクスチャ(パターン)・色調
- ウ.撮影時刻
- エ.焦点距離
正解:イ.テクスチャ(パターン)・色調
解説:写真判読では地物の形状・大きさ・色調・テクスチャ・パターン・陰影・周囲との関係等を総合判断します。市街地と森林地はテクスチャと色調が大きく異なります。
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問73.MMSや航空レーザで取得した点群から建物・道路等の地物を抽出し3次元モデル化する作業に最も関係する技術はどれか。
- ア.気圧補正
- イ.ジオイド補正
- ウ.点群分類・特徴抽出
- エ.潮汐補正
正解:ウ.点群分類・特徴抽出
解説:点群からの地物抽出では点群分類(地表面・建物・植生等)と特徴抽出(平面・稜線等)の処理を行い3次元モデルを生成します。CIM・BIM等で活用されます。
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問74.UAV写真測量で取得した数値地形モデル(DSM・DEM)の精度を検証するために、計測対象範囲内に設置する点を何というか。
- ア.標定点(GCP)
- イ.再現点
- ウ.基線点
- エ.検証点(チェックポイント)
正解:エ.検証点(チェックポイント)
解説:検証点(チェックポイント)はGCPと別に設置し、標定後の成果と独立に観測した既知座標との差で精度を評価します。GCPと役割を区別します。
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問75.航空レーザ測量における点群密度を決定する撮影パラメータとして最も直接的に関係しないものはどれか。
- ア.撮影レンズの被写界深度
- イ.走査角(スキャン角)
- ウ.飛行高度
- エ.パルス発射周波数
正解:ア.撮影レンズの被写界深度
解説:点群密度はパルス発射周波数・走査角・飛行高度・飛行速度等に依存しますが、レンズの被写界深度は写真撮影の概念であり航空レーザの点群密度には直接関係しません。
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問76.ジオイドとは、平均海面を陸地内部まで延長した重力の等ポテンシャル面であり、日本の標高(正標高)の基準面となる。
正解:○(正しい)
解説:ジオイドは平均海面と一致する重力の等ポテンシャル面で、日本の標高はこのジオイドからの高さ(正標高)として定義されます。東京湾平均海面(T.P.)が基準です。
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問77.GRS80楕円体は世界測地系で採用されている地球楕円体で、長半径約6,378,137m・扁平率約1/298.257である。
正解:○(正しい)
解説:GRS80(Geodetic Reference System 1980)は国際測地学・地球物理学連合(IUGG)で採択され、日本の測地成果2000・2011で準拠楕円体として使用されています。
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問78.楕円体高はGNSS測量で直接得られる値であり、標高(正標高)はジオイド高を差し引いて求める。
正解:○(正しい)
解説:GNSSで得るのは楕円体高H。標高h=楕円体高H−ジオイド高Nで計算します。日本ではジオイド・モデル(ジオイド2011等)を用いて変換します。
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問79.正角投影法(等角投影法)は地物の角度関係が正しく保たれるため、航海図や地形図に適する。
正解:○(正しい)
解説:正角投影は微小領域の角度が保たれ、形状が正しく表現されるため、ナビゲーション目的の海図(メルカトル)や地形図(UTM・平面直角座標系)に広く用いられます。
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問80.平面直角座標系は日本を19の系(座標系I〜XIX)に分割し、各系の原点で投影面に接する横メルカトル投影を用いる。
正解:○(正しい)
解説:平面直角座標系(19系)は各系の原点を中心とするガウス・クリューゲル投影(横メルカトル)で、原点の縮尺係数を0.9999とすることで歪みを±1/10,000以内に抑えます。
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問81.国土地理院の2万5千分1地形図は、日本の地形図の基本図として位置づけられ、現在は電子国土基本図のデータから編集・刊行されている。
正解:○(正しい)
解説:2万5千分1地形図は日本の基本図で、現在は電子国土基本図(地図情報)から地図記号・注記等を加えて編集・刊行されます。実測図としての位置付けです。
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問82.電子国土基本図(地図情報)は、ベクタ形式の数値地図として整備され、ウェブ地図サービス「地理院地図」の基盤データとなっている。
正解:○(正しい)
解説:電子国土基本図はベクタ形式で整備され、地理院地図の表示・印刷地形図の編集元となります。基盤地図情報と組み合わせて国の基本図体系を構成します。
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問83.2万5千分1地形図において、主曲線は10m間隔・計曲線は50m間隔で描かれる。
正解:○(正しい)
解説:2万5千分1地形図では主曲線10m・計曲線50m間隔が基本です。補助曲線は5m・2.5m間隔で必要に応じて描かれます。傾斜が緩い地域や微地形表現に用います。
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問84.地図編集における「転位」とは、複数の地物が密接する場合に、優先度の高い地物を正確な位置に置き、他の地物を若干ずらして描画する処理である。
正解:○(正しい)
解説:転位は地物の重なり・密接を回避するための編集処理で、道路と平行する河川や鉄道との並走部などで適用されます。優先順位(基準点・建物・道路等)に従います。
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問85.地図編集における「誇張」とは、縮尺上では実寸どおりに描けない狭幅道路等を、実際の幅より大きく表現する処理である。
正解:○(正しい)
解説:誇張は縮尺上極小となる地物(細街路・小川・歩道等)を可読性確保のため実寸より太く・大きく描く処理。地物の重要性・縮尺特性に応じ判断します。
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問86.地図編集における「取捨選択」とは、縮尺が小さくなるほど地物を間引き、表現上必要なものだけを残す作業をいう。
正解:○(正しい)
解説:取捨選択は縮尺低下に伴う情報密度調整の基本作業。縮小編集では細街路・小建物・支川等を間引き、主要地物のみを残します。総描・統合と組み合わせて使います。
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問87.ベクタデータは点・線・面で地物を表現し、ラスタデータは格子状の画素で地物を表現する。
正解:○(正しい)
解説:ベクタは座標による幾何表現、ラスタはピクセル(セル)の集合による画像的表現です。ベクタは拡大に強く、ラスタは画像処理・連続値表現(DEM)に適します。
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問88.GISの空間解析における「バッファ解析」は、指定した地物から一定距離内の領域を抽出する手法で、河川氾濫区域や鉄道騒音影響範囲の解析に用いられる。
正解:○(正しい)
解説:バッファ解析は地物から指定距離以内の領域生成手法。河川・道路・施設からの影響圏・規制区域の抽出、商圏分析・防災計画等に幅広く適用されます。
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問89.海図は航海の安全のために作成され、水深は最低水面(最低低潮面)からの値で表示される。
正解:○(正しい)
解説:海図の水深は最低水面(chart datum)基準で表示。これにより実際の水深はこの値以上が保証され、安全側に配慮されます。海上保安庁が刊行します。
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問90.地理空間情報のメタデータは、データの作成者・作成日・座標系・精度等を記述するもので、JMP2.0(JPGISメタデータプロファイル)等で標準化されている。
正解:○(正しい)
解説:メタデータはデータについてのデータで、出所・品質・座標系・更新履歴等を記述。JMP2.0等の標準に従って記述することで、データの検索・利用・相互運用が容易になります。
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問91.ハザードマップは洪水・土砂災害・地震・津波・火山等の災害リスクを地図上に示したもので、市町村が作成・公表することが多い。
正解:○(正しい)
解説:ハザードマップは防災情報の可視化手段で、水防法・土砂災害防止法等に基づき主に市町村が作成・公表。住民の避難行動・土地利用計画等の判断材料となります。
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問92.心射投影(gnomonic projection)は地球中心から投影する方位図法で、大円が直線として描かれる特性から航空航法に利用される。
正解:○(正しい)
解説:心射投影は地球中心を視点とする方位図法で、地球上の最短経路(大円)が必ず直線として描かれます。この特性により航空・無線通信の最短経路計画に有用です。
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問93.GISのネットワーク解析は、道路・河川等の線状ネットワーク上で最短経路・最適経路・到達圏等を求める手法であり、カーナビ・物流計画等に応用される。
正解:○(正しい)
解説:ネットワーク解析はノード・リンクから構成される線形ネットワーク上の経路探索手法。最短経路アルゴリズム(ダイクストラ法等)を基礎にカーナビ・物流・救急配置に応用されます。
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問94.地理院地図はウェブブラウザで地形図・写真・地形分類・災害情報等を重ね合わせ表示できる無償サービスで、APIによる他システム連携も可能である。
正解:○(正しい)
解説:地理院地図は国土地理院が提供する無償ウェブ地図サービスで、各種レイヤの重ね表示・3D表示・計測機能をもち、タイル配信APIで他システムへの組込みも可能です。
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問95.ユニバーサル横メルカトル図法(UTM)は緯度6度ごとに座標帯(ゾーン)を区切る正角投影で、日本は第51〜56帯にまたがる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはUTMは経度6度ごと(緯度方向ではない)にゾーンを区切ります。日本は第51〜56ゾーン(経度120°〜144°)に含まれます。
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問96.平面直角座標系における原点の縮尺係数は1.0000であり、原点で長さの歪みが最小となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは原点の縮尺係数は0.9999に設定されています。これにより系内全域での縮尺誤差を±1/10,000以内に均等化し、原点から離れた位置の精度も確保しています。
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問97.5万分1地形図は2万5千分1地形図を編集することなく現地測量により独立して作成される実測図である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは5万分1地形図は2万5千分1地形図を縮小編集して作成される編集図であり、独立した実測図ではありません。地物の取捨選択・誇張・統合等の編集作業を経て作成されます。
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問98.地形図上で等高線が密に描かれている箇所は傾斜が緩く、疎な箇所は傾斜が急であることを示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは等高線が密な箇所は傾斜が急、疎な箇所は傾斜が緩いことを示します。等高線間隔が水平距離に対して短いほど標高変化が大きく急傾斜となります。
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問99.基盤地図情報は民間企業が独自に作成・販売する有償データであり、国土地理院は関与しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは基盤地図情報は地理空間情報活用推進基本法に基づき国土地理院が整備・無償提供する基本データセットです。民間販売ではなく公共インフラとして位置付けられます。
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問100.GISのオーバーレイ解析は、単一レイヤ内の地物のみを対象とする処理で、複数レイヤを重ね合わせることはできない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはオーバーレイ解析は複数のレイヤを重ね合わせて空間的関係を分析する手法で、土地利用×災害危険区域等の重ね合わせに用いられます。単一レイヤ処理ではありません。
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問101.地形図の標高基準(東京湾平均海面)と海図の水深基準(最低水面)は同一の基準面であり、両者の数値は直接比較できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは地形図の標高基準(T.P.)と海図の水深基準(最低水面)は異なります。両者の差は地点ごとに異なり、海岸地形を統合解析する際は基準面換算が必要です。
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問102.JPGIS(地理情報標準プロファイル)は、地理空間情報の相互運用性を確保するための日本独自規格であり、ISO規格とは関連がない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはJPGISは国際規格ISO19100シリーズに準拠した日本のプロファイルです。ISO標準の地理情報の概念モデル・スキーマ・メタデータ等に準拠して策定されています。
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問103.等距投影は地図全域で距離が正しく表現される投影法であり、世界地図でも完全な等距性を実現できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは等距投影は特定の中心点や経線等、限られた方向に対してのみ距離が正しく表現されます。地図全域で完全な等距性を実現することは数学的に不可能です。
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問104.トポロジー(位相)構造は、地物の見た目(色・線種等)のみを管理する仕組みであり、地物間の接続・隣接関係は扱わない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはトポロジー構造は地物間の幾何学的関係(接続・隣接・包含等)を表現する仕組みで、ネットワーク解析・面分割・整合性検査の基盤となります。見た目の管理ではありません。
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問105.ジオイド高(楕円体面とジオイドの差)は世界共通で一定値であり、日本国内でも全地点で同じ値となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはジオイド高(楕円体面とジオイドの差)は地点ごとに異なります。日本国内でも−40m〜+40m程度の地域差があり、ジオイドモデルで補正します。
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問106.正積投影法は面積が正しく保たれるため、地表面の角度関係も完全に保たれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは正積(等積)と正角(等角)は同時に成立できない性質で、正積投影では角度(形状)が歪みます。両方を満たす投影法は存在しません。
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問107.電子国土基本図はベクタ形式の地図情報のみで構成され、空中写真・オルソ画像等のラスタデータは含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは電子国土基本図は地図情報(ベクタ)に加えて、オルソ画像(空中写真)・地名情報等も含む統合データセットです。地理院地図でも併用表示できます。
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問108.縮尺5万分1の地形図上で2cmの長さは、実際の地表では2kmに相当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは縮尺5万分1で地図上2cmは実距離2×50,000=100,000cm=1kmに相当します。2kmは地図上4cmです。縮尺計算を正確に行う必要があります。
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問109.地名注記は地名の規模・重要度に関係なく、すべての地名を同一の文字サイズ・字体・色で表記しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは地名注記は行政界・人口規模・地勢的位置等を総合考慮して文字サイズ・字体・色を変えて表記します。重要度に応じた階層的表現が原則です。
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問110.メルカトル図法は正積円筒図法であり、緯度に関わらず面積が等しく表現される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはメルカトル図法は正角円筒図法で、緯度が高くなるほど面積が拡大される正積ではない投影法です。グリーンランドが実際より大きく見えるのが典型例です。
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問111.ボロノイ分割は線分のネットワーク上の最短経路を求める解析手法であり、母点からの最近接領域分割とは別概念である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはボロノイ分割(ティーセン分割)は空間内の各点を最も近い母点に帰属させて領域分割する手法で、最近接領域分割そのものです。最短経路探索はネットワーク解析です。
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問112.縮尺2万5千分1の地形図上で1cmの長さは、実際の地表では2.5kmに相当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは縮尺2万5千分1で地図上1cmは実距離25,000cm=250mに相当します。2.5kmではありません。1km四方は地図上4cm四方となります。
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問113.数値標高モデル(DEM)はベクタ形式で地物の属性のみを格納するデータであり、標高値の格子状データは含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはDEMはラスタ形式で地表面の標高を格子状に格納するデータです。傾斜・流域・可視領域解析等の地形解析の基盤となります。ベクタ属性データではありません。
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問114.次のうち、日本の標高(正標高)の基準面として正しいものはどれか。
- ア.GRS80準拠楕円体面
- イ.東京湾平均海面(ジオイド)
- ウ.最低水面(chart datum)
- エ.WGS84原点
正解:イ.東京湾平均海面(ジオイド)
解説:日本の標高基準は東京湾平均海面(T.P.)であり、これを陸地内部へ延長したジオイドが標高の基準面となります。準拠楕円体面・最低水面・WGS84原点は標高基準ではありません。
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問115.GRS80準拠楕円体に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.重力等ポテンシャル面そのものを定義する楕円体
- イ.日本独自の楕円体で長半径約6,377,000m
- ウ.長半径約6,378,137m・扁平率約1/298.257で定義される世界共通の地球楕円体
- エ.海面のうねりを補正した楕円体
正解:ウ.長半径約6,378,137m・扁平率約1/298.257で定義される世界共通の地球楕円体
解説:GRS80は1980年にIUGGで採択された地球楕円体で、長半径6,378,137m・扁平率1/298.257で定義されます。日本の世界測地系(測地成果2000・2011)の準拠楕円体です。
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問116.GNSS測量で直接得られる高さの種類として正しいものはどれか。
- ア.三角点比高(任意の三角点からの高さ)
- イ.標高(正標高・ジオイド面からの高さ)
- ウ.海面高(最低水面からの高さ)
- エ.楕円体高(準拠楕円体面からの高さ)
正解:エ.楕円体高(準拠楕円体面からの高さ)
解説:GNSSが直接出力するのは準拠楕円体面からの楕円体高です。標高(正標高)はジオイド高を差し引いて求めます。正規高・力学的高さは別概念です。
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問117.次のうち、面積が正しく保たれる投影法(正積投影)として最も適切なものはどれか。
- ア.モルワイデ図法
- イ.メルカトル図法
- ウ.UTM図法
- エ.平面直角座標系
正解:ア.モルワイデ図法
解説:モルワイデ図法は世界地図用の正積投影で、人口・分布等の主題図に最適。メルカトル・UTM・平面直角座標系はいずれも正角投影で面積は歪みます。
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問118.次のうち、地図編集における「転位」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.縮尺上極小となる地物を実寸より大きく描く
- イ.密接する地物の重なりを避けるため、優先度の低い地物をずらして描く
- ウ.複数の地物を1つにまとめて描く
- エ.複雑な線形を単純化して描く
正解:イ.密接する地物の重なりを避けるため、優先度の低い地物をずらして描く
解説:転位は密接する地物の重なりを避けるため、優先度の低い地物をわずかにずらして描画する処理。誇張は実寸より大きく描く処理、統合は複数地物の集約、総描は形状単純化です。
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問119.次のうち、ベクタデータの特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.連続値の表現に最適で属性は持てない
- イ.格子状の画素で表現し、ズームに従って画素が拡大する
- ウ.点・線・面で地物を表現し、拡大しても劣化しない
- エ.衛星画像・空中写真の標準形式である
正解:ウ.点・線・面で地物を表現し、拡大しても劣化しない
解説:ベクタデータは点・線・面の座標による幾何表現で、拡大しても画質劣化せず、属性管理・トポロジー処理が容易です。連続値(標高・温度)の表現はラスタが優れます。
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問120.GISのバッファ解析の適用例として最も適切なものはどれか。
- ア.属性値を集計してヒストグラムを描く
- イ.2地点間の最短経路を求める
- ウ.標高データから等高線を生成する
- エ.河川から500m以内の氾濫想定区域を抽出する
正解:エ.河川から500m以内の氾濫想定区域を抽出する
解説:バッファ解析は地物から一定距離内の領域生成。河川氾濫想定区域・道路騒音影響圏・店舗商圏・施設サービス圏等の抽出に用いられます。最短経路はネットワーク解析です。
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問121.海図の水深表記の基準面として正しいものはどれか。
- ア.最低水面(最低低潮面)
- イ.東京湾平均海面(T.P.)
- ウ.平均高潮面
- エ.ジオイド面
正解:ア.最低水面(最低低潮面)
解説:海図の水深は最低水面(最低低潮面・chart datum)を基準とし、実水深がこの値以上となるよう安全側に表記されます。地形図の標高基準は東京湾平均海面で別概念です。
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問122.ユニバーサル横メルカトル図法(UTM)の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.緯度6度ごとに座標帯を区切る正積円筒投影
- イ.経度6度ごとに座標帯を区切る正角横メルカトル投影
- ウ.全世界を1つの座標系で表現する方位図法
- エ.海図専用の正積投影
正解:イ.経度6度ごとに座標帯を区切る正角横メルカトル投影
解説:UTMは経度6度ごとにゾーンを分割する正角横メルカトル投影で、世界の地形図・軍用地図で広く採用。日本は第51〜56ゾーンを使用します。緯度方向ではなく経度方向の分割です。
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問123.日本の平面直角座標系の原点における縮尺係数として正しいものはどれか。
- ア.1.0000
- イ.0.9996
- ウ.0.9999
- エ.1.0001
正解:ウ.0.9999
解説:平面直角座標系は原点で縮尺係数0.9999に設定され、これにより系内全域の縮尺誤差を±1/10,000以内に均等化できます。0.9996はUTMの原点縮尺係数(中央経線)です。
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問124.日本の平面直角座標系は何系に分割されているか。
- ア.18系
- イ.12系
- ウ.20系
- エ.19系
正解:エ.19系
解説:平面直角座標系は日本全土を19の系(I系〜XIX系)に分割し、各系の原点ごとに横メルカトル投影を施します。1〜19系は北海道・本州・四国・九州・南西諸島をカバーします。
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問125.2万5千分1地形図の主曲線・計曲線の標高間隔として正しい組合せはどれか。
- ア.主曲線10m・計曲線50m
- イ.主曲線20m・計曲線100m
- ウ.主曲線5m・計曲線25m
- エ.主曲線25m・計曲線100m
正解:ア.主曲線10m・計曲線50m
解説:2万5千分1地形図では主曲線10m・計曲線50m間隔が基本です。5万分1では主曲線20m・計曲線100mとなります。縮尺によって等高線間隔が異なる点に注意が必要です。
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問126.縮尺5万分1の地形図において、地図上で4cmの長さは実際には何kmに相当するか。
- ア.1km
- イ.2km
- ウ.4km
- エ.20km
正解:イ.2km
解説:縮尺5万分1では地図上1cm=実距離500m。よって4cm×500m=2,000m=2kmです。縮尺計算は1cmに対応する実距離(縮尺の分母÷100m)で覚えると確実です。
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問127.GISのネットワーク解析の典型的な応用例として最も適切なものはどれか。
- ア.ある地点から500m以内の土地利用を集計する
- イ.標高データから斜面方位を計算する
- ウ.カーナビの目的地までの最短経路を求める
- エ.衛星画像から土地被覆を分類する
正解:ウ.カーナビの目的地までの最短経路を求める
解説:ネットワーク解析は道路・河川等の線状ネットワーク上の経路探索で、カーナビの最短経路探索・救急車到達時間圏・配送ルート最適化等に応用されます。土地利用集計は別解析です。
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問128.5万分1地形図に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.2万5千分1地形図より大縮尺の実測図である
- イ.都市計画法に基づく土地利用規制図である
- ウ.海上保安庁が刊行する航海用海図である
- エ.2万5千分1地形図を縮小編集して作成される編集図である
正解:エ.2万5千分1地形図を縮小編集して作成される編集図である
解説:5万分1地形図は2万5千分1地形図を縮小編集して作成される編集図です。実測図は2万5千分1。縮尺2万5千分1より小縮尺で、地物は取捨選択・誇張・統合等の編集を経て描画されます。
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問129.地図の等高線で表現される地形の傾斜の判別として正しいものはどれか。
- ア.等高線が密な箇所は急傾斜である
- イ.等高線が疎な箇所は急傾斜である
- ウ.等高線の数は傾斜と無関係である
- エ.等高線の色のみで傾斜が決まる
正解:ア.等高線が密な箇所は急傾斜である
解説:等高線が密(間隔が狭い)な箇所は標高変化が急で急傾斜、疎(間隔が広い)な箇所は標高変化が緩く緩傾斜を示します。等高線の混雑度が傾斜の急峻さを表します。
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問130.ジオイド面に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.数学的に滑らかな回転楕円体面である
- イ.平均海面と一致する重力の等ポテンシャル面で凹凸がある
- ウ.海面下の海底地形を表す面である
- エ.地球の自転軸に垂直な平面である
正解:イ.平均海面と一致する重力の等ポテンシャル面で凹凸がある
解説:ジオイドは平均海面と一致する重力の等ポテンシャル面で、地球内部の質量分布の不均一を反映して凹凸があります。準拠楕円体は数学的に定義された滑らかな回転楕円体面で別概念です。
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問131.メルカトル図法に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.等積投影で人口分布の主題図に最適である
- イ.大円が直線として描かれ航空航法に用いる心射投影である
- ウ.正角投影で航海図に適するが高緯度の面積が歪む
- エ.極地方を中心に投影する平射投影である
正解:ウ.正角投影で航海図に適するが高緯度の面積が歪む
解説:メルカトル図法は正角円筒投影で角度関係が保たれるため、航海用海図に最適。一方で高緯度ほど面積が拡大される歪みがあり、グリーンランドが実際の数倍大きく見える特徴があります。
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問132.次のうち、地理空間情報の品質要素として最も不適切なものはどれか。
- ア.完全性
- イ.位置精度
- ウ.論理一貫性
- エ.経済性
正解:エ.経済性
解説:ISO19113/JPGISの品質要素は完全性・論理一貫性・位置精度・時間精度・主題精度の5つです。経済性はデータ利用上のコスト評価で、品質要素そのものには含まれません。
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問133.縮尺2万5千分1の地形図上で4cmの長さは、実際には何mに相当するか。
- ア.1,000m(1km)
- イ.500m
- ウ.100m
- エ.10,000m(10km)
正解:ア.1,000m(1km)
解説:縮尺2万5千分1では地図上1cm=実距離250m。よって4cm×250m=1,000m=1kmです。縮尺の分母は地図上1cmあたり地表で何cmかを示し、メートル換算では分母÷100となります。
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問134.次のうち、UTM図法において日本が含まれるゾーン番号として最も適切なものはどれか。
- ア.第1〜6ゾーン
- イ.第51〜56ゾーン
- ウ.第10〜15ゾーン
- エ.第40〜45ゾーン
正解:イ.第51〜56ゾーン
解説:UTMは経度6度ごとにゾーン分割し、日本は経度120°〜144°のため第51〜56ゾーンに含まれます。第1〜6・第10〜15・第40〜45ゾーンは日本に該当しません。
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問135.GISのオーバーレイ解析の典型的な応用例として最も適切なものはどれか。
- ア.道路網上の最短経路探索
- イ.1地点から1km以内の近接領域抽出
- ウ.土地利用と災害危険区域の重ね合わせによる適地分析
- エ.属性のヒストグラム作成
正解:ウ.土地利用と災害危険区域の重ね合わせによる適地分析
解説:オーバーレイ解析は複数レイヤの空間関係抽出。土地利用×ハザード重ね合わせによるリスク評価が代表例です。最短経路はネットワーク解析、近接領域抽出はバッファ解析・ボロノイ分割です。
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問136.次のうち、楕円体高・標高(正標高)・ジオイド高の関係式として正しいものはどれか。
- ア.H=h×N
- イ.H=h−N
- ウ.H=h÷N
- エ.H≒h+N
正解:エ.H≒h+N
解説:楕円体高H=標高h+ジオイド高Nが基本関係式。GNSSで得たHからジオイドモデルでNを求め、h=H−Nとして標高に変換します。日本付近のNは概ね30〜40m程度です。
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問137.次のうち、海図の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.水深基準は最低水面で、安全側に表記される
- イ.標高基準は東京湾平均海面である
- ウ.国土地理院が刊行する陸地地形図
- エ.ベクタ形式のGISデータとして公開される
正解:ア.水深基準は最低水面で、安全側に表記される
解説:海図は海上保安庁刊行の航海用地図で、水深基準は最低水面(chart datum)。これにより実水深が表示値以上となる安全側設計です。地形図の標高基準(T.P.)とは別概念です。
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問138.次のうち、JPGIS(地理情報標準プロファイル)に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.ISO規格とは無関係な日本独自規格
- イ.ISO19100シリーズに準拠した地理情報標準
- ウ.民間企業の任意団体が策定した私的規格
- エ.海図専用のフォーマット規格
正解:イ.ISO19100シリーズに準拠した地理情報標準
解説:JPGISはISO19100シリーズに準拠した日本の地理情報標準プロファイルで、地理空間情報の概念モデル・スキーマ・メタデータ等を規定します。ISO非準拠の独自規格ではありません。
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問139.次のうち、地理空間情報のメタデータに含まれる項目として最も適切なものはどれか。
- ア.地物の3次元座標値そのもの
- イ.地物の色・線種等の描画属性
- ウ.データの作成者・作成日・座標系・精度等
- エ.地図上の任意点間距離の計算結果
正解:ウ.データの作成者・作成日・座標系・精度等
解説:メタデータは「データについてのデータ」で、作成者・作成日・座標系・精度・更新履歴等を記述します。地物の3次元座標値はメタデータではなく実データそのものに含まれます。
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問140.電子国土基本図に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.海上保安庁が整備する海図データ
- イ.市町村が整備する都市計画図
- ウ.民間企業が整備する商用カーナビ用地図
- エ.国土地理院が整備する基本図ベクタデータで地理院地図の基盤
正解:エ.国土地理院が整備する基本図ベクタデータで地理院地図の基盤
解説:電子国土基本図は国土地理院が整備するベクタ形式の基本図データ。地理院地図の基盤となり、印刷地形図(2万5千分1)の編集元としても使用されます。海図・都市計画図は別所管です。
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問141.次のうち、GISのレイヤ構造の利点として最も適切なものはどれか。
- ア.種類別に層を分けて独立に表示・解析できる
- イ.1地点しか管理できないため軽量
- ウ.全地物の属性が自動的に削除される
- エ.地物の幾何形状を保存できない
正解:ア.種類別に層を分けて独立に表示・解析できる
解説:GISのレイヤ構造は種類別の地物層を独立管理する仕組みで、表示制御・解析対象指定・属性管理を柔軟に行え、テーマ別分析・主題図作成の基盤となります。属性削除や1点限定ではありません。
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問142.トポロジー(位相)構造の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.地物の色・線種等の描画属性を管理する仕組み
- イ.地物間の接続・隣接等の幾何関係を表現する仕組み
- ウ.地物の3次元座標値のみを格納する仕組み
- エ.地物の属性情報のみを格納する仕組み
正解:イ.地物間の接続・隣接等の幾何関係を表現する仕組み
解説:トポロジー構造は地物間の幾何学的関係(接続・隣接・包含等)を表現する仕組みで、ネットワーク解析・面分割・整合性検査の基盤。色・線種等の見た目とは別概念で、属性管理・座標格納とも異なります。
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問143.次のうち、地図編集における「誇張」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.地物の位置をずらして重なりを避ける処理
- イ.複数の地物を1つにまとめて描く処理
- ウ.縮尺上極小な地物を実寸より大きく描く処理
- エ.複雑な線形を単純化して描く処理
正解:ウ.縮尺上極小な地物を実寸より大きく描く処理
解説:誇張は縮尺上極小となる地物(細街路・小川・歩道等)を可読性確保のため実寸より大きく描く処理。転位は位置ずらし、統合は集約、総描は形状単純化で、それぞれ別の編集処理です。
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問144.次のうち、海図に表示される情報として最も適切なものはどれか。
- ア.土地登記情報
- イ.相続税路線価
- ウ.都市計画用途地域
- エ.水深・航路標識・等深線
正解:エ.水深・航路標識・等深線
解説:海図には水深・等深線・航路標識(灯台・浮標)・海底底質・暗礁等の航海安全情報が記載されます。土地登記情報・路線価・都市計画用途地域は陸上の行政情報で、海図には記載されません。
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問145.ジオイド高に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.地点ごとに異なり、日本付近では概ね30〜40m程度
- イ.日本国内では全地点で完全に同一の値である
- ウ.海上でのみ意味をもち、陸上では定義されない
- エ.世界共通で常に0mである
正解:ア.地点ごとに異なり、日本付近では概ね30〜40m程度
解説:ジオイド高は楕円体面とジオイドの差で、地球内部の質量分布の不均一を反映して地点ごとに異なります。日本付近では概ね30〜40m程度ですが地域差があり、ジオイドモデルで補正します。
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問146.GISのバッファ解析・オーバーレイ解析・ネットワーク解析の組合せとして最も適切なものはどれか。
- ア.バッファは経路探索、オーバーレイは距離計算、ネットワーク解析は重ね合わせ
- イ.バッファは距離内領域抽出、オーバーレイは重ね合わせ、ネットワーク解析は経路探索
- ウ.バッファは経路探索、オーバーレイは重ね合わせ、ネットワーク解析は距離計算
- エ.バッファは重ね合わせ、オーバーレイは経路探索、ネットワーク解析は距離計算
正解:イ.バッファは距離内領域抽出、オーバーレイは重ね合わせ、ネットワーク解析は経路探索
解説:バッファは距離内領域抽出、オーバーレイは複数レイヤの重ね合わせ、ネットワーク解析は線形ネットワーク上の経路探索という役割分担です。他選択肢は機能が逆転または不適切です。
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問147.次のうち、地形図と海図の基準面の組合せとして最も適切なものはどれか。
- ア.地形図・海図ともに最低水面が基準
- イ.地形図・海図ともに東京湾平均海面が基準
- ウ.地形図は東京湾平均海面、海図は最低水面が基準
- エ.地形図は最低水面、海図は東京湾平均海面が基準
正解:ウ.地形図は東京湾平均海面、海図は最低水面が基準
解説:地形図の標高基準は東京湾平均海面(T.P.)、海図の水深基準は最低水面(chart datum)です。両者は異なる基準面で、海岸地形を統合解析する際は基準面換算が必要となります。
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問148.次のうち、平面直角座標系に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.全国を1つの座標系で表現する
- イ.正積円筒投影を用いる
- ウ.60系に分割される
- エ.19系に分割され各系の原点縮尺係数は0.9999
正解:エ.19系に分割され各系の原点縮尺係数は0.9999
解説:平面直角座標系は日本全土を19系に分割し、各系の原点を中心とする横メルカトル投影(原点縮尺係数0.9999)。これにより系内の縮尺誤差を±1/10,000以内に抑えています。1系統・正積・60系は誤り。
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問149.次のうち、地図記号の用途として最も適切なものはどれか。
- ア.地物・土地利用を記号化して限られた紙面に表現する
- イ.通行料金を計算する
- ウ.GNSS信号を送受信する
- エ.地図の著作権を表示する
正解:ア.地物・土地利用を記号化して限られた紙面に表現する
解説:地図記号は地物・土地利用を限られた紙面で記号化して表現する手段で、可読性と情報密度を両立させます。著作権表示・通行料金計算・GNSS信号送信は地図記号の機能ではありません。
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問150.次のうち、数値標高モデル(DEM)の典型的な応用として最も適切なものはどれか。
- ア.建物の属性照合
- イ.傾斜解析・洪水浸水シミュレーション・可視領域解析
- ウ.電子マネー決済
- エ.道路標識の自動検出
正解:イ.傾斜解析・洪水浸水シミュレーション・可視領域解析
解説:DEMはラスタ形式の標高データで、傾斜・斜面方位・流域・可視領域・洪水浸水シミュレーション等の地形解析の基盤です。属性照合・道路標識検出・電子マネー決済は別技術領域です。
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問151.日本の測量の基準として現在採用されている測地系は、世界測地系に準拠した日本測地系2011(JGD2011)である。
正解:○(正しい)
解説:東日本大震災後の地殻変動を反映するため2011年10月にJGD2011へ移行しました。東日本ではJGD2000から座標値が大きく改定されています(測量法施行令2条)。
根拠:測量法施行令 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問152.日本測地系2011(JGD2011)は、ベッセル楕円体を準拠楕円体として採用している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはJGD2011はGRS80楕円体を採用しています。ベッセル楕円体は旧日本測地系(Tokyo Datum)で用いられた楕円体で、世界測地系移行に伴い廃止されました。
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問153.平面直角座標系は全国を19の系(系番号I〜XIX)に区分し、各系の原点で経度・緯度から平面座標に投影変換する座標系である。
正解:○(正しい)
解説:平面直角座標系はガウス・クリューゲル図法(横メルカトル)に基づき19系で構成。原点での縮尺係数は0.9999と定められています(平成14年国土交通省告示9号)。
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問154.平面直角座標系では、X軸を東西方向に、Y軸を南北方向にとり、東方向を正とする。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはX軸が南北方向(北が正)、Y軸が東西方向(東が正)です。数学座標系とは軸の取り方が逆である点に注意が必要です。
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問155.UTM座標系は全世界を経度6度ごとの帯(ゾーン)に分割し、各帯ごとに横メルカトル図法で投影する座標系であり、日本では国土地理院の2万5千分1地形図に採用されている。
正解:○(正しい)
解説:UTM座標系は経度6度幅60ゾーンで構成され、日本は第51〜56帯に含まれます。中央経線の縮尺係数は0.9996で、地形図の図郭に使用されています。
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問156.UTM座標系の各帯における中央経線の縮尺係数は0.9999であり、平面直角座標系の原点の縮尺係数と一致する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはUTM座標系の中央経線の縮尺係数は0.9996です。平面直角座標系の0.9999と混同しやすいため数値の区別が重要です。帯幅もUTMが6度、平面直角は約2度です。
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問157.日本における標高の基準は、東京湾平均海面(TP:Tokyo Peil)であり、日本水準原点(東京都千代田区永田町)の標高はその基準から定められている。
正解:○(正しい)
解説:東京湾平均海面(明治6〜12年の検潮平均)が基準で、日本水準原点の標高は2011年に24.3900mに改定されました(東日本大震災による地盤沈下を反映)。
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問158.GNSS測量で得られる楕円体高は、ジオイド高を加えることで標高(正標高)に変換できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは標高=楕円体高-ジオイド高の関係で、ジオイド高は「差し引く」のが正解です。国土地理院のGSIGEO2011等のジオイド・モデルを用いて換算します。
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問159.閉合トラバースとは、出発点と異なる既知点に結合させるトラバース測量であり、観測精度を点検しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。問題文は結合トラバースの説明です。正しくは閉合トラバースは出発点に戻る多角測量で、出発点=終点となる方式を指します。両者の区別に注意が必要です。
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問160.開放トラバースは、出発点のみが既知で終点が未知のトラバースであり、観測誤差の点検ができないため精度を必要とする基準点測量には用いられない。
正解:○(正しい)
解説:開放トラバースは閉合差を求められないため誤差の点検ができません。正規の基準点測量では結合または閉合トラバースを用いるのが原則です(作業規程の準則)。
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問161.トラバース測量の閉合差は、緯距の合計の二乗と経距の合計の二乗の和の平方根で求められる。
正解:○(正しい)
解説:閉合差=√((ΔX合計)² + (ΔY合計)²)で表されます。閉合比=閉合差/全周長で精度を評価し、級別に許容値が定められています。
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問162.コンパス法則は、緯距・経距の誤差を各測線の長さに比例して配分する閉合誤差調整法であり、距離観測と角観測の精度が同程度のときに用いる。
正解:○(正しい)
解説:コンパス法則は距離と角の精度が同等のときに採用される一般的な調整法です。距離精度の方が高い場合はトランシット法則(緯距・経距絶対値に比例配分)を用います。
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問163.トランシット法則による誤差配分は、各測線の長さに比例して緯距・経距の誤差を配分する方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。トランシット法則は緯距・経距の絶対値に比例して配分する方法です。正しくは「長さに比例配分」はコンパス法則であり、両者を取り違えないよう注意が必要です。
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問164.トータルステーション(TS)は、電子セオドライトと光波測距儀を一体化した観測機器で、角度と距離を同時に観測できる。
正解:○(正しい)
解説:TSは角度(水平角・鉛直角)と斜距離を同時測定し、内蔵プログラムで座標を算出できます。現代の基準点測量・地形測量の主力機器です。
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問165.光波測距儀による距離観測では、気温・気圧の影響で光速が変化するため、気象補正を行う必要がある。
正解:○(正しい)
解説:大気の屈折率は気温・気圧・湿度により変化し、光速の見かけの値が変わります。観測時刻の気象要素を測定し、ppm単位の気象補正を距離に加える必要があります。
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問166.光波測距儀の気象補正において、湿度の影響は気温・気圧の影響と比較して非常に大きいため、湿度測定を最も優先する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。光波測距では湿度の影響は気温・気圧に比べて非常に小さく、通常無視できます。正しくは「気温・気圧の影響が大きく、湿度は小さい」です。
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問167.TS観測における正反観測(正位・反位の平均)は、視準軸誤差や水平軸誤差を消去するために行われる。
正解:○(正しい)
解説:正位・反位(望遠鏡の正反)の平均をとることで、視準軸誤差・水平軸誤差・鉛直軸の指標差等の機械誤差を消去できます。基本的な観測手順です。
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問168.TS観測の正反観測(望遠鏡正反の平均)によって、鉛直軸の傾斜(鉛直軸誤差)も自動的に消去できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは鉛直軸誤差(器械の鉛直軸そのものの傾斜)は正反観測では消去できません。視準軸誤差・水平軸誤差は消去できますが、鉛直軸は整準で対処します。
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問169.直接水準測量では、レベルと標尺(スタッフ)を用いて2点間の高低差を直接観測する方式で、高い精度が得られる。
正解:○(正しい)
解説:直接水準測量は水平視準線と鉛直に立てた標尺で高低差を読み取る方式。1級水準測量では往復観測差が許容範囲内に収まる必要があり、最高精度の高さ測量です。
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問170.間接水準測量は、トータルステーションによる鉛直角と斜距離から三角関数で高低差を算出する方法で、直接水準測量より高精度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。間接水準測量は鉛直角誤差が累積するため、直接水準測量より精度が低くなります。正しくは「直接水準測量の方が高精度」で、用途に応じ使い分けます。
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問171.水準測量の往復観測において、往路と復路の較差が許容値以内であれば、その平均値を観測値として採用する。
正解:○(正しい)
解説:往復観測の較差が許容範囲内のとき、平均値を最確値として採用します。較差が許容値を超える場合は再観測が必要となります(作業規程の準則)。
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問172.水準測量における前視・後視の距離を等しくとる主目的は、標尺自体のゼロ点誤差(標尺定数)を消去するためである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは前後視距離を等しくする目的は、視準線誤差・球差・気差の消去です。標尺ゼロ点誤差は標尺の入れ替え(往復で前後逆配置)等で対処する別問題です。
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問173.気差(大気差)は、地球の曲率により遠方の標尺が低く見える現象であり、その補正量は距離の二乗に比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気差は大気の屈折で標尺が高く見える現象で、球差(地球曲率)と区別されます。正しくは「球差が低く見える現象」で、両差は球差と気差を合わせた補正です。
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問174.両差(球差から気差を差し引いた補正=球差−気差)の補正量は、距離をD(km)とすると約0.0675×D²(m)で表され、距離の二乗に比例する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。両差(球差−気差)の補正量は距離の二乗に比例し、D(km)に対して約0.0675×D²(m)で概算できます(例: 100mで約0.7mm)。
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問175.1級水準測量は国家基準点である一等水準点を結ぶ最高精度の水準測量で、往復観測較差の許容範囲は2.5mm√S(Sはkm単位の片道距離)である。
正解:○(正しい)
解説:1級水準測量の往復較差許容値は2.5mm√Sと作業規程の準則に規定。2級は5mm√S、3級は10mm√S、4級は20mm√Sで級が下がるほど緩くなります。
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問176.1級水準測量においては、レベルと標尺の組合せに特別な精度要件はなく、3級水準測量と同じ機材を用いることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは1級水準測量では1級レベルとインバール標尺(または同等の高精度標尺)が必須です。3級レベル・木製標尺は精度不足で1級水準測量には使用できません。
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問177.GNSS(全球測位衛星システム)には、米国のGPS、ロシアのGLONASS、欧州のGalileoのほか、日本の準天頂衛星「みちびき(QZSS)」も含まれる。
正解:○(正しい)
解説:GNSSは複数の衛星測位システムの総称。みちびき(QZSS)はGPS補完・補強衛星で、日本上空に長時間留まる準天頂軌道を採用しています。
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問178.GNSS干渉測位のキネマティック法は、1点ごとの観測時間が数秒と短く、長基線のスタティック法より高い精度(mm級)が得られる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは長基線で最高精度(mm級)が得られるのはスタティック法であり、キネマティック法は短時間観測で機動性は高い一方、精度はスタティック法に劣ります。
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問179.RTK-GNSS(リアルタイムキネマティック)は、後処理で基線解析を行う方式で、現地で即座に座標を得ることはできない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。RTKは無線通信で補正情報をリアルタイム伝送し、現地で即時に座標を得る方式です。正しくは「現地で即座に座標が得られる」で、後処理はPPKの方式です。
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問180.ネットワーク型RTK-GNSSは、複数の電子基準点から得られる補正データを利用するため、観測者は移動局のみで作業できる。
正解:○(正しい)
解説:VRS方式・FKP方式等のネットワーク型RTKは電子基準点網からの補正情報を活用し、利用者は移動局のみで観測可能。3級・4級基準点測量で広く採用されています。
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問181.GNSS観測でサイクルスリップが発生すると、搬送波位相の整数値バイアスが不連続となるため、基線解析時に検出・修復が必要となる。
正解:○(正しい)
解説:サイクルスリップは衛星信号の一時的遮断で位相の整数アンビギュイティが飛ぶ現象。樹木・建物の遮蔽で起こりやすく、解析時に検出・修復処理が行われます。
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問182.GNSS基線解析において、L1・L2の2周波観測を行えば、対流圏遅延の影響は線形結合により完全に消去できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは2周波で消去できるのは電離層遅延であり、対流圏遅延は周波数依存性がないため消去できません。対流圏はモデル補正または推定パラメータで対応します。
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問183.三角測量における図形強度は、三角形の内角が60度に近いほど良好となる。
正解:○(正しい)
解説:正三角形(内角60度)に近いほど図形強度が高く、座標決定の精度が向上します。極端に細長い三角形は強度が悪く、誤差が増大するため避けられます。
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問184.三角測量で三角形の3内角を実測した場合、その内角の和は理論値180度と必ず一致する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。観測誤差により内角の和は厳密には180度になりません。正しくは「球面三角形では球過量分大きく、平面でも観測誤差で差が生じる」ため誤差調整が必要です。
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問185.方位角は真北を基準に時計回りに測った角度で、方向角は座標系のX軸(北)を基準に時計回りに測った角度であり、両者は子午線収差量だけ異なる。
正解:○(正しい)
解説:方位角(真北基準)と方向角(座標北基準)は子午線収差量(投影による偏差)だけ差があります。広域では収差量が大きくなるため区別が重要です。
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問186.座標法による面積計算は、各境界点の平面直角座標を底辺・高さに分解して三角形を構成し合計するため、本質的には三斜法と同一の計算手順である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは座標法はΣ(Xi×(Yi+1-Yi-1))/2のガウス公式で多角形面積を直接算出する手法で、三斜法(三角形分割と底辺×高さ)とは計算手順が異なります。
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問187.偶然誤差は観測者の不注意や機器の調整不足により系統的に発生する誤差であり、繰り返し観測しても平均化されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。偶然誤差は確率的にランダムに発生する誤差で、繰り返し観測すれば平均化され減少します。正しくは「不注意・調整不足によるのは過失誤差や系統誤差」です。
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問188.最小二乗法は、観測値の残差の絶対値の和を最小にするように最確値を求める手法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。最小二乗法は残差の二乗和を最小にする手法です。正しくは「残差の二乗和を最小化」で、ガウスが導入した手法であり、誤差の正規分布を仮定しています。
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問189.現在、日本で測量の基準として採用されている測地系JGD2011は、どの準拠楕円体に基づいているか。
- ア.クラーク1866楕円体
- イ.ベッセル楕円体
- ウ.WGS72楕円体
- エ.GRS80楕円体
正解:エ.GRS80楕円体
解説:JGD2011はGRS80(Geodetic Reference System 1980)楕円体に基づき、ITRF2008座標系に整合した世界測地系です。長半径a=6378137m、扁平率f=1/298.257222101が定義値です。
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問190.平面直角座標系の各系の座標原点における縮尺係数として正しいものはどれか。
- ア.0.9999
- イ.1.0000
- ウ.0.9996
- エ.0.9990
正解:ア.0.9999
解説:平面直角座標系では原点の縮尺係数を0.9999と定め、原点から東西約90kmで縮尺係数が1.0となります(横メルカトル図法の特性)。UTMの0.9996と区別が必要です。
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問191.UTM座標系における各帯の中央経線の縮尺係数として正しいものはどれか。
- ア.1.0000
- イ.0.9996
- ウ.0.9999
- エ.0.9990
正解:イ.0.9996
解説:UTMは中央経線の縮尺係数を0.9996と定め、帯幅6度の両端付近で1.0となります。国土地理院の2万5千分1地形図に採用されている座標系です。
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問192.日本水準原点の現在の標高として正しいものはどれか。
- ア.24.4140 m
- イ.24.4000 m
- ウ.24.3900 m
- エ.24.4500 m
正解:ウ.24.3900 m
解説:東日本大震災(2011年)の地盤沈下24mmを反映し、日本水準原点の標高は24.4140mから24.3900mに改定されました。所在地は東京都千代田区永田町です。
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問193.GNSS測量により得られる楕円体高Hと標高(正標高)h、ジオイド高Nの関係として正しいものはどれか。
- ア.h = H × N
- イ.h = H + N
- ウ.h = N − H
- エ.h = H − N
正解:エ.h = H − N
解説:標高h=楕円体高H-ジオイド高Nの関係です。GNSSは楕円体高を直接観測するため、標高を得るには国土地理院のジオイド・モデル(GSIGEO2011等)が必要です。
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問194.閉合トラバース(多角形)の内角の総和が(n−2)×180度になるべきところ、観測値の総和との差を何と呼ぶか。
- ア.測角閉合差
- イ.距離閉合差
- ウ.座標閉合差
- エ.緯距閉合差
正解:ア.測角閉合差
解説:内角の理論値と観測値の差は測角閉合差(角閉合差)と呼ばれ、各観測角に均等配分して調整します。距離・座標の閉合差は別の概念です。
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問195.トラバース測量の閉合誤差調整法のうち、距離観測と角観測の精度がほぼ等しい場合に用いる方法はどれか。
- ア.トランシット法則
- イ.コンパス法則
- ウ.最小二乗法
- エ.三斜法
正解:イ.コンパス法則
解説:コンパス法則(Bowditch法)は距離・角度の精度が同等のときに用い、緯距・経距の誤差を測線長に比例して配分します。距離が高精度ならトランシット法則を選びます。
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問196.トラバース測量で出発点と終点が異なる既知点に結合する方式を何と呼ぶか。
- ア.開放トラバース
- イ.閉合トラバース
- ウ.結合トラバース
- エ.網平均トラバース
正解:ウ.結合トラバース
解説:結合トラバースは始終端ともに既知点に結合する方式で、最も信頼性が高く基準点測量で広く採用されます。閉合は始終同一点、開放は終点未知の方式です。
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問197.光波測距儀による距離観測の気象補正で、最も影響の大きい要素はどれか。
- ア.標高
- イ.湿度
- ウ.風速
- エ.気温
正解:エ.気温
解説:光波測距では大気の屈折率変化が距離測定に直接影響し、特に気温の影響が支配的(次いで気圧)。湿度の影響は極めて小さいため通常無視されます。電波測距では湿度影響が大きい点と区別。
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問198.TS(トータルステーション)による角観測において、視準軸誤差や水平軸誤差を消去するために行う観測法はどれか。
- ア.正反観測(望遠鏡正反の平均)
- イ.片面観測
- ウ.繰り返し法
- エ.方向法
正解:ア.正反観測(望遠鏡正反の平均)
解説:正反観測(望遠鏡を反転して再観測)の平均をとることで、視準軸誤差・水平軸誤差・指標差等の機械的誤差が消去されます。基準点測量の標準手順です。
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問199.1級水準測量における往復観測の較差の許容範囲として正しいものはどれか(Sは片道距離km)。
- ア.5 mm √S
- イ.2.5 mm √S
- ウ.10 mm √S
- エ.20 mm √S
正解:イ.2.5 mm √S
解説:1級水準測量の往復較差許容値は2.5mm√S(作業規程の準則)。2級5mm√S、3級10mm√S、4級20mm√Sで級により異なります。最高精度の水準観測です。
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問200.水準測量で前視と後視の距離を等しくとる主な目的として、最も適切なものはどれか。
- ア.観測時間の短縮
- イ.標尺ゼロ点誤差の消去
- ウ.視準線誤差・球差・気差の消去
- エ.三脚の沈下防止
正解:ウ.視準線誤差・球差・気差の消去
解説:前後視距離を等しくすると、視準線誤差(コリメーション誤差)・地球曲率(球差)・大気差(気差)の影響が消去されます。標尺誤差は別の処理が必要です。
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問201.次のGNSS干渉測位法のうち、最も高い精度(mm級)が得られる観測法はどれか。
- ア.シングルポイント測位
- イ.短縮スタティック法
- ウ.キネマティック法
- エ.スタティック法
正解:エ.スタティック法
解説:スタティック法は長時間の同時観測により搬送波位相を高精度に解析でき、mm級の精度が得られます。1〜2級基準点測量の長基線で標準的に採用される方式です。
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問202.GNSS観測中、樹木や建物の陰になり衛星信号が一時的に遮断されることで、搬送波位相の整数アンビギュイティが不連続となる現象を何と呼ぶか。
- ア.サイクルスリップ
- イ.ジオイド誤差
- ウ.DOP低下
- エ.マルチパス
正解:ア.サイクルスリップ
解説:サイクルスリップは衛星信号一時遮断で位相整数値が飛ぶ現象。基線解析時に検出・修復が必要で、修復困難な場合は再観測になります。観測環境の確保が重要です。
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問203.GNSS基線解析において、L1・L2の2周波観測により消去できる誤差要因はどれか。
- ア.対流圏遅延
- イ.電離層遅延
- ウ.マルチパス誤差
- エ.受信機クロック誤差
正解:イ.電離層遅延
解説:電離層遅延は周波数の二乗に反比例するため、L1・L2の線形結合で消去可能。対流圏遅延は周波数依存性がないため2周波観測では消去できず、モデル補正します。
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問204.日本の準天頂衛星「みちびき」のシステム名称として正しいものはどれか。
- ア.GLONASS
- イ.Galileo
- ウ.QZSS
- エ.BeiDou
正解:ウ.QZSS
解説:みちびきはQZSS(Quasi-Zenith Satellite System:準天頂衛星システム)。日本上空に長時間留まる8の字軌道でGPSを補完・補強し、サブメータ級・センチメータ級測位サービスを提供します。
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問205.三角測量における図形強度を最も高くする三角形の形状として適切なものはどれか。
- ア.細長い二等辺三角形
- イ.鈍角三角形
- ウ.直角三角形
- エ.正三角形(3内角がほぼ60度)
正解:エ.正三角形(3内角がほぼ60度)
解説:正三角形(内角60度)が最も図形強度が高く、座標決定精度が最良となります。細長い二等辺三角形や直角三角形は強度が低く、観測網に避けるのが原則です。
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問206.座標系のX軸(北方向)から時計回りに測った角度を何と呼ぶか。
- ア.方向角
- イ.方位角
- ウ.真方位角
- エ.水平角
正解:ア.方向角
解説:方向角は座標北(X軸)からの時計回り角、方位角は真北からの時計回り角で、両者は子午線収差量だけ異なります。トラバース計算では方向角を使用します。
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問207.次の面積計算法のうち、各境界点の平面直角座標が既知のときに最も標準的に用いられる方法はどれか。
- ア.三斜法
- イ.座標法
- ウ.三辺法(ヘロンの公式)
- エ.プラニメータ法
正解:イ.座標法
解説:座標法は|Σ(Xi×(Yi+1-Yi-1))|/2の公式で多角形面積を算出。座標精度がそのまま面積精度に反映され、地籍測量・公共測量で標準的な手法です。
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問208.観測者の不注意や読み間違い等により発生する誤差を何と呼ぶか。
- ア.偶然誤差
- イ.系統誤差
- ウ.過失誤差
- エ.標準誤差
正解:ウ.過失誤差
解説:過失誤差(錯誤)は人為的ミスで生じる誤差で、再観測により除去すべきもの。偶然誤差は確率的ランダム誤差、系統誤差は機器・環境の偏った誤差で、それぞれ性質が異なります。
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問209.独立な観測量X、Yの和Z=X+Yに関する標準偏差σZの表現として、誤差伝播の法則上正しいものはどれか。
- ア.σZ = σX + σY
- イ.σZ = σX × σY
- ウ.σZ = (σX + σY) / 2
- エ.σZ = √(σX² + σY²)
正解:エ.σZ = √(σX² + σY²)
解説:独立量の和の分散は分散の和に等しいため、σZ=√(σX²+σY²)。トラバース閉合差や水準路線の精度評価の基本式で、線形和に一般化されます。
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問210.最小二乗法により最確値を求める際、最小化する量として正しいものはどれか。
- ア.残差の二乗の和
- イ.残差の絶対値の和
- ウ.残差の最大値
- エ.残差の平均
正解:ア.残差の二乗の和
解説:最小二乗法は残差(観測値-最確値)の二乗和を最小にする手法。重み付きの場合は重み×残差²の総和を最小化します。観測網の同時調整に標準的に用いられます。
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問211.水準測量の重み付き平均において、各観測値に与える重みの取り方として一般的に正しいものはどれか。
- ア.路線長に比例
- イ.路線長に反比例
- ウ.観測高低差に比例
- エ.観測時間に反比例
正解:イ.路線長に反比例
解説:水準測量では路線長Lに反比例する重み(w=1/L)を用います。長い路線ほど誤差が累積するため小さい重みとし、短路線・高精度観測ほど大きい重みを与えます。
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問212.1級基準点測量においてGNSS観測で基線解析を行う場合、最も標準的な観測方法はどれか。
- ア.シングルポイント測位
- イ.短縮スタティック法
- ウ.スタティック法(2周波)
- エ.ネットワーク型RTK
正解:ウ.スタティック法(2周波)
解説:1級基準点測量はスタティック法(長時間同時観測)を採用し、2周波受信機で電離層遅延を消去しmm級精度を確保します。RTKは精度上3〜4級向けです。
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問213.GNSS観測の精度劣化を表す指標DOP(Dilution of Precision)について、観測精度が良好となるDOP値の範囲として最も適切なものはどれか。
- ア.DOP ≧ 10
- イ.DOP は精度と無関係
- ウ.DOP は値が大きいほど良い
- エ.DOP ≦ 6
正解:エ.DOP ≦ 6
解説:DOPは衛星配置の幾何学的強度を示し、値が小さいほど精度が良好。一般にPDOP≦6が許容範囲、3以下で良好とされます。衛星が天頂集中だとDOPが大きくなります。
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問214.2点A、B間の方向角TABが既知のとき、B点で前点A方向を後視→次点C方向を観測した左回り測角βからBC方向角TBCを求める一般式として正しいものはどれか。
- ア.TBC = TAB + 180° + β(±360°)
- イ.TBC = TAB − β
- ウ.TBC = TAB × β
- エ.TBC = TAB + β
正解:ア.TBC = TAB + 180° + β(±360°)
解説:結合トラバースの方向角伝搬式:TBC=TAB+180°+β(必要に応じ±360°補正)。逐次計算で各測線の方向角を確定する基本式で、測角閉合差の計算にも用います。
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問215.距離Lと方向角Tから経距ΔY、緯距ΔXを求める式として正しいものはどれか。
- ア.ΔX = L sinT, ΔY = L cosT
- イ.ΔX = L cosT, ΔY = L sinT
- ウ.ΔX = L tanT, ΔY = L cotT
- エ.ΔX = L / cosT, ΔY = L / sinT
正解:イ.ΔX = L cosT, ΔY = L sinT
解説:平面直角座標系ではX=北、Y=東のため、ΔX=L cosT(北方向成分)、ΔY=L sinT(東方向成分)。数学座標系と軸定義が逆である点に注意が必要です。
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問216.次のGNSS測位手法のうち、後処理によりキネマティック観測データを解析する方式はどれか。
- ア.RTK
- イ.DGPS
- ウ.PPK
- エ.SBAS
正解:ウ.PPK
解説:PPK(Post-Processing Kinematic)は後処理キネマティックで、現地観測後にPCで基線解析を行う方式。RTKよりも安定した精度が得られるためUAV写真測量等で利用されます。
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問217.GNSS基線解析において、観測値からまず取り除くべき大気起源の誤差要因として最も大きいものはどれか。
- ア.マルチパス
- イ.受信機ノイズ
- ウ.アンテナ位相中心変動
- エ.対流圏遅延
正解:エ.対流圏遅延
解説:対流圏遅延は天頂方向で約2.3m、低高度では10m超に達し、大気誤差で最大要因。電離層遅延は時間変動が大きく2周波で消去可能ですが、対流圏は周波数非依存です。
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問218.三角測量における三角形閉合差(観測内角の和-180°)の調整法として最も簡便かつ標準的なものはどれか。
- ア.3角に均等配分(各1/3)
- イ.配分は不要
- ウ.最大角に全量配分
- エ.最小角に全量配分
正解:ア.3角に均等配分(各1/3)
解説:三角形閉合差は3内角に均等配分(1/3ずつ補正)するのが標準。観測精度に差がある場合は重み付き配分とし、最終的には網平均計算で全体調整を行います。
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問219.ネットワーク型RTK-GNSS(VRS等)の特徴として正しいものはどれか。
- ア.観測者が独自に基準局を設置する必要がある
- イ.電子基準点網の補正情報を移動局単独で利用できる
- ウ.後処理解析が必須である
- エ.1周波受信機でmm級精度が得られる
正解:イ.電子基準点網の補正情報を移動局単独で利用できる
解説:ネットワーク型RTKは電子基準点網からの補正情報を利用し、移動局単独で観測可能。携帯通信網で補正データを受信し、現地で即時に高精度座標が得られる方式です。
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問220.4級基準点測量で許容される、結合トラバースの水平位置の閉合差の概略許容値として作業規程の準則上正しいものはどれか。
- ア.ΣS × 1/100000
- イ.ΣS × 1/10000
- ウ.ΣS × 1/3000
- エ.ΣS × 1/500
正解:ウ.ΣS × 1/3000
解説:4級基準点測量の水平位置閉合差の許容値はΣS×(1/3000)程度(級により異なる)で、ΣSが2kmなら約60cmが目安。1級・2級ほど厳しく、4級は最も緩和されています。
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問221.電子レベル(デジタルレベル)の特徴として最も適切なものはどれか。
- ア.標尺値を肉眼で読定する必要がある
- イ.GNSSにより標高を直接観測する
- ウ.光波測距で高低差を求める
- エ.バーコード標尺を画像処理で自動読定する
正解:エ.バーコード標尺を画像処理で自動読定する
解説:電子レベルはバーコード標尺の画像解析により標尺値と距離を自動読み取り、読定誤差を排除し作業効率を向上させます。1級水準測量にも採用される標準機器です。
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問222.次のうち、トラバース測量における座標閉合差の許容値判定で用いる「閉合比」の定義として正しいものはどれか。
- ア.閉合差 / 路線全長
- イ.路線全長 / 閉合差
- ウ.閉合差 ² / 路線全長
- エ.閉合差 × 路線全長
正解:ア.閉合差 / 路線全長
解説:閉合比=閉合差/路線全長で定義し、1/n(例:1/10000)の形で表します。級別に許容閉合比が定められており、許容値を超えると再観測または再計算が必要です。
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問223.次の面積計算法のうち、三角形の3辺の長さのみから面積を求める計算法として正しいものはどれか。
- ア.座標法
- イ.三辺法(ヘロンの公式)
- ウ.プラニメータ法
- エ.三斜法
正解:イ.三辺法(ヘロンの公式)
解説:ヘロンの公式 S=√(s(s-a)(s-b)(s-c))(s=(a+b+c)/2)により3辺長から面積を直接算出できます。GNSS等で距離のみが既知のときに有用で、三辺法とも呼ばれます。
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問224.GNSS干渉測位において、停止して10〜20分程度の短時間観測で高精度を得る方式として、近距離基線で採用されるものはどれか。
- ア.シングルポイント測位
- イ.RTK
- ウ.短縮スタティック法
- エ.PPK
正解:ウ.短縮スタティック法
解説:短縮スタティック法は基線長10km以下で観測時間を短縮(10〜20分)した方式。3級・4級基準点測量で広く採用され、スタティック法より効率的に作業可能です。
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問225.次の測量機器のうち、水平方向の角度を磁針により直接観測する機器はどれか。
- ア.光波測距儀
- イ.セオドライト
- ウ.電子レベル
- エ.コンパス
正解:エ.コンパス
解説:コンパス(磁針)測量は磁北を基準に方位角を直接読み取る機器・手法。地球磁場による磁針指示で簡易だが、磁気偏角・局所磁気の影響を受けるため精度は低く補助的用途に留まります。
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問226.路線測量の標準的な作業工程は、踏査・選点→線形決定(IP・交角の決定)→中心線測量→縦断測量→横断測量→用地測量の順で進められる。
正解:○(正しい)
解説:作業規程の準則第407条で路線測量の作業工程は、踏査・選点・線形決定・中心線測量・仮BM設置測量・縦断測量・横断測量・詳細測量・用地境界仮杭設置の順と規定されています。
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問227.単曲線(円曲線)の接線長TLは、TL=R・tan(I/2)で計算される(R=曲線半径、I=交角)。曲線長CLはCL=R・I(Iはラジアン)またはCL=π・R・I/180(Iは度)で計算される。
正解:○(正しい)
解説:単曲線の幾何要素はTL=R・tan(I/2)、CL=R・I(rad)、外距E=R{sec(I/2)−1}、中央縦距M=R{1−cos(I/2)}で計算します。IPと曲線始点BC・終点ECの距離はTLに等しくなります。
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問228.単曲線の偏角法による設置では、曲線始点BCから測点Pまでの偏角δは、BC〜Pの曲線長lに対してδ=l/(2R)(ラジアン)で計算される。これは弧の中心角の1/2に相当する。
正解:○(正しい)
解説:偏角法ではδ=l/(2R) rad=(l/R)×(90/π) 度で計算します。BCの接線方向から偏角δだけ振った方向に弦長cで設置すれば測点が定まる、円周角=中心角/2の幾何関係に基づきます。
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問229.クロソイド曲線は、曲率半径Rが曲線長Lに反比例して変化する曲線で、R・L=A²(Aはクロソイドパラメータ)の関係を持つ。高速道路の緩和曲線に標準的に用いられる。
正解:○(正しい)
解説:クロソイドはR・L=A²で表される、曲率が長さに比例して変化する曲線です(1/R=L/A²)。車両ハンドル操作の自然な軌跡と一致するため、道路設計標準として直線部と円曲線部の間に挿入されます。
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問230.縦断曲線は、道路の縦断勾配が変化する箇所で走行の連続性を確保するために挿入される曲線で、一般に二次放物線(y=ax²)が用いられる。
正解:○(正しい)
解説:縦断曲線は勾配変化点で挿入し、走行性・視距を確保します。日本では二次放物線(縦断放物線)が標準で、頂上曲線(凸)と底部曲線(凹)があり、設計速度ごとに最小縦断曲線半径が定められています。
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問231.中心線測量で設置する中心杭(プラスチック杭・木杭)は、原則として20mごとに設置するが、曲線部やすりつけ部では地形条件に応じて10m間隔等に細分化する。
正解:○(正しい)
解説:作業規程の準則では中心杭は20m間隔(NO.0, NO.1…)が標準で、曲線部・地形変化点では10m間隔の追加杭(プラス杭)を打設します。BC・SP・EC等の主要点には別途杭を設置します。
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問232.河川測量における距離標は、河口・幹川の合流点から上流に向かって200m間隔で設置するのが原則であり、左岸・右岸に対をなして打設される。
正解:○(正しい)
解説:距離標は作業規程の準則で河口・合流点から200m間隔・左右岸対をなして設置します(一級河川等)。距離標を基準に縦横断測量・水位観測位置を特定するため、河川管理の基幹基準点となります。
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問233.深浅測量は、河川・湖沼・海域の水底地形を測定する作業で、音響測深機(シングルビーム・マルチビーム)やレッド測深を用いて水深を観測し、同時に水位観測で標高補正を行う。
正解:○(正しい)
解説:深浅測量は音響測深機等で水深を測り、水位観測で観測時の水面標高を取得して水底標高=水面標高−水深に変換します。マルチビームはスワス幅で面的計測でき、近年は港湾・河川で主流です。
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問234.海岸線は、海岸法施行令により最高水面(朔望平均満潮位)における陸地と海面の境界線と定義されている。
正解:○(正しい)
解説:海岸法施行令1条で海岸線=春分・秋分の前後の朔望満潮位の最高潮位の平均(朔望平均満潮位)における陸地と海面の境界線と定義されます。地形図の海岸線もこの基準で描画されます。
根拠:海岸法施行令 第1条 (出典: e-Gov法令検索)
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問235.潮位観測で用いられる「最低水面(DL: Datum Level)」は、海図の基準面で、過去の潮位記録から定められた朔望平均干潮位を基準とする。水深はこの面からの深さで表示される。
正解:○(正しい)
解説:海図の最低水面DLは朔望平均干潮位を基準とし、海図水深・干出高はDL基準で表示されます。陸上標高基準(東京湾平均海面T.P.)とは異なる基準面のため、両者の換算には観測値の関連付けが必要です。
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問236.用地測量の作業工程は、資料調査→現地調査→境界確認→境界測量→境界点間測量→面積計算→用地実測図等の作成→用地境界杭設置の順で進められる。
正解:○(正しい)
解説:作業規程の準則第469条で用地測量の作業工程は、資料調査・復元測量・境界確認・境界測量・境界点間測量・面積計算・用地実測図作成・用地平面図作成の順と規定されています。
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問237.境界確認では、土地所有者・隣接土地所有者・公共用地管理者(国・地方公共団体)の立会いのもとで境界を確認し、境界確認書(協定書)を取り交わすのが原則である。
正解:○(正しい)
解説:境界確認は隣接所有者の立会いで境界点を確認し、境界確認書(同意書)を取り交わします。官民境界では国・自治体の管理者、民民境界では隣地所有者の立会いが必要で、後日の紛争を防止します。
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問238.地積測量図は、不動産登記法に基づいて作成される図面で、不動産登記規則77条により方位・縮尺・地番・地積・境界点間距離・座標値・基本三角点等を表示しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:地積測量図は不動産登記規則77条で記載事項が定められ、方位・縮尺(原則250分の1)・地番・地積・筆界点座標値(公共座標系)・境界標等を明示します。土地分筆・地積更正登記の添付書類です。
根拠:不動産登記規則 第77条 (出典: e-Gov法令検索)
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問239.トンネル測量は、坑外基準点測量で坑口付近に基準点を設置し、坑内基準点測量で坑内に延伸、中心線測量・断面測量で施工管理を行う。坑内では空気の屈折・換気・湿気の影響を考慮する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:トンネル測量は坑外GNSS等で基準点を確立し、坑内へトラバース・水準で延伸します。坑内は照明不足・湿気・換気で視準環境が悪く、ジャイロ方位角測量・自動視準TS等で精度確保するのが現代的手法です。
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問240.鉄道測量における建築限界は、車両が走行するために必要な軌道周辺の空間で、この限界内に構造物・架線柱・標識等を建ててはならない区域を指す。
正解:○(正しい)
解説:建築限界は車両限界の外側に余裕を加えた空間で、トンネル断面・橋梁・プラットホーム端等の構造物設計の基準です。新幹線・在来線で寸法が異なり、軌道測量で建築限界侵入の有無を確認します。
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問241.土量計算の点高法(メッシュ法)は、対象地を方形メッシュに分割し、各格子点の地盤高と計画高の差から土量を算出する方法で、平坦地の盛土・切土の概算計算に適している。
正解:○(正しい)
解説:点高法は方形メッシュ(例: 10m×10m)の格子点標高差を用い、V=A/4×Σ(n・h)で算出(n=隣接メッシュ数)。平坦地の造成・農地整備に適しますが、急斜面ではプリズモイダル公式の方が精度が高くなります。
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問242.プリズモイダル公式(両端断面平均法を改良した公式)は、V=L/6×(A1+4Am+A2)で計算される(L=区間長、A1・A2=両端断面積、Am=中央断面積)。シンプソン則に基づく高精度の土量計算法である。
正解:○(正しい)
解説:プリズモイダル公式(角柱体公式)はV=L/6×(A1+4Am+A2)で、シンプソン則と同形式の二次曲面近似により両端断面平均法より高精度です。道路・河川の土量積算で標準的に用いられます。
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問243.モービルマッピングシステム(MMS)は、車両に搭載したGNSS・IMU・レーザスキャナ・カメラで走行しながら周辺の3次元点群と画像を取得する移動体計測システムで、道路台帳・i-Construction出来形管理等に活用される。
正解:○(正しい)
解説:MMSは車両搭載のGNSS/IMU/レーザ/カメラで走行中に3次元点群を高速取得し、道路台帳・地物データベース更新・出来形管理に活用されます。i-Constructionでは3次元設計データとの差分管理が標準化されつつあります。
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問244.i-Construction(国土交通省推進)は、ICT施工において3次元設計データを核に、UAV写真測量・レーザスキャナ・MMS等で取得した3次元点群と設計データを照合し、施工・出来形管理を効率化する取組である。
正解:○(正しい)
解説:i-Constructionは3次元設計データを基軸に、UAV写真測量・地上型レーザスキャナ・MMSによる3次元計測を活用し、調査・設計・施工・維持管理を一気通貫でDX化する施策で、出来形管理基準が改訂されました。
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問245.単曲線の中央縦距Mは、曲線中央点から弦の中点までの距離で、M=R・sin(I/2)で計算される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは中央縦距M=R{1−cos(I/2)}で計算します。M=R・sin(I/2)は接線長TL=R・tan(I/2)とも異なります。混同しやすいため要素ごとの公式を区別して覚える必要があります。
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問246.クロソイド曲線のパラメータAが大きいほど、同じ曲率半径Rに到達するまでの緩和曲線長Lは短くなり、急峻な緩和曲線となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはR・L=A²より、Aが大きいほど同一RでのLは長くなり、緩やかな緩和曲線となります。高速道路ではAを大きくとり、長い緩和区間で安全な曲率変化を確保します。
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問247.縦断測量で求める測点の地盤高は、横断方向の最低標高を採用するのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは縦断測量は中心線上の地盤高を測定するもので、横断方向の最低標高を採用するものではありません。中心線地盤高と計画高の差から切土・盛土量を求めるための基礎データとなります。
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問248.河川測量の水準基標は、各距離標に設置される一級水準点で、定期横断測量や水位観測の高さ基準となるが、東京湾平均海面T.P.とは独立した相対基準で運用される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは水準基標は東京湾平均海面(T.P.)を基準とした標高で設置・管理され、独立した相対基準ではありません。距離標付近に設置し、水準測量で標高を継承します。
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問249.深浅測量で使用する音響測深機は、超音波を水中で発射してから反射波が戻るまでの時間と水中音速から水深を算出するが、水温・塩分による音速変化の補正は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは水中音速は水温・塩分・水深で変化する(淡水で約1480m/s、海水で約1500m/s)ため、現地で音速プロファイル測定または水温・塩分計測による補正が必須です。無補正では水深に誤差が生じます。
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問250.海岸線測量における海岸線は、最低水面(朔望平均干潮位)における陸地と海面との境界線として定義される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは海岸線は最高水面(朔望平均満潮位)における境界線で、海岸法施行令1条で規定されています。最低水面は海図の水深基準DLで、両者を混同しないよう注意が必要です。
根拠:海岸法施行令 第1条 (出典: e-Gov法令検索)
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問251.用地測量で隣接所有者の立会いが得られない場合でも、地積測量図に基づいて単独で境界点を復元・確定することができ、後日の境界紛争の根拠となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは立会いが得られない場合は単独確定できず、筆界特定制度(不動産登記法123条)や境界確定訴訟による解決が必要です。立会いなき単独確定は法的拘束力を持たず、後日紛争の根拠になりません。
根拠:不動産登記法 第123条 (出典: e-Gov法令検索)
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問252.地積測量図の縮尺は、原則として1000分の1で作成し、地番ごとの境界点座標値は記載不要とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは不動産登記規則77条で原則250分の1で作成し(広大な土地は500・1000分の1)、筆界点の座標値(公共座標系)は2005年改正以後の規則で必須記載となっています。
根拠:不動産登記規則 第77条 (出典: e-Gov法令検索)
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問253.トンネル測量の坑内基準点測量では、坑外との取付けに垂直坑(立坑)を経由する場合、立坑下端への方位角伝達には光波測距儀の鉛直距離測定のみで十分であり、ジャイロ方位角測量は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは立坑経由の方位角伝達は光線屈折・視準誤差が累積するため、ジャイロ方位角測量(真北基準)の併用が標準です。長大トンネルでは数百m単位で複数回ジャイロ観測し、累積方位誤差を抑制します。
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問254.鉄道の建築限界は車両限界と同一寸法で、走行する車両の外形そのものを示す限界を意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは建築限界>車両限界で、車両限界に動揺・カーブ偏倚・補修余裕等を加えた構造物建設禁止区域を示します。在来線で建築限界幅は車両限界より片側約400mm広く、混同してはなりません。
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問255.ダムの堤体測量では、堤体表面の出来形管理に地上型レーザスキャナを用いることが禁じられており、必ず光波測距儀によるピンポイント観測でなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは2017年以降の出来形管理基準(i-Construction)でTLSによる面的計測が正式採用され、ダム堤体・法面の出来形検査で標準的に用いられます。光波TS観測との併用も認められます。
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問256.土量計算のプリズモイダル公式V=L/6×(A1+4Am+A2)では、中央断面積Amの代わりに(A1+A2)/2を代入しても結果は変わらない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはAm≠(A1+A2)/2であり、代入すると平均断面法V=L×(A1+A2)/2に退化し精度が低下します。プリズモイダル公式の利点は中央断面の独立観測値を用いた高精度近似にあります。
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問257.MMS(モービルマッピングシステム)はGNSSの連続受信のみで位置を決定するため、トンネル内や高架下等のGNSS不感地帯では使用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはMMSはGNSS/IMU(慣性計測装置)/オドメータの統合測位で、GNSS不感地帯でもIMUとオドメータの推測航法で短時間(数十秒〜数分)は数cm精度を維持できます。
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問258.i-Constructionの3次元設計データは、平面図のCAD図面(DWG/DXF形式)のみで構成され、縦断・横断データは別途紙図面で管理する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは3次元設計データはLandXML形式等で平面・縦断・横断・土工区分を統合した3Dモデルで構成されます。CAD平面のみではICT施工に対応できず、紙図面併用は標準ワークフローではありません。
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問259.路線測量の幅杭は、用地境界の外側に設置する境界復元用の杭で、用地買収範囲を示す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは幅杭は中心線から左右の所定距離(道路幅員)に打設する横断方向の基準杭で、施工幅・路体構築範囲を示します。用地境界を示すのは用地杭で、両者は目的・設置位置が異なります。
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問260.河川の定期横断測量は、左右両岸の堤防天端から堤外地(河道側)を含めず堤内地(住居側)のみを対象として測量する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは定期横断測量は距離標を基準に左右堤防天端〜堤外地(河道含む低水路・高水敷)を対象とし、河積変化を把握します。堤内地のみの測量では河積・流下能力評価ができません。
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問261.潮位観測の基準面である平均水面(MSL)と東京湾平均海面(T.P.)は完全に同一の面であり、観測地点によらず常に一致する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはT.P.は東京湾霊岸島の長期潮位平均で定義された全国共通の標高原点で、地点別平均水面MSLは局所的に異なります。例えば北海道の地方平均水面はT.P.と数十cm差があり、混同してはなりません。
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問262.用地測量の面積計算は、ヘロンの公式(三辺長から三角形面積を求める公式)のみが認められており、座標法による計算は精度不足のため不可とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは作業規程の準則では座標法(ガウスの面積公式:S=|Σ(xi(yi+1−yi−1))|/2)が標準で、精度・効率ともにヘロンの公式より優れます。境界点座標が確定すれば座標法で迅速に面積算出できます。
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問263.路線測量で曲線設置に用いられる「偏角法」と「座標法」のうち、近年TS・GNSSの普及により主流となっている設置方法はどれか。
- ア.弦長法(弦長と矢高による設置)
- イ.偏角法(古典的な幾何計算)
- ウ.座標法(TS・GNSSによる放射法)
- エ.支距法(接線からの直角距離)
正解:ウ.座標法(TS・GNSSによる放射法)
解説:TS・GNSSによる座標放射法(座標法)が現代の主流です。設計座標値を入力し、TS自動視準・GNSS-RTKで杭位置を直接放射するため、偏角法の幾何計算が不要となり、効率・精度ともに向上しました。
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問264.クロソイド曲線でパラメータA=200、緩和曲線長L=80mのとき、緩和曲線終点での曲率半径Rとして最も近い値はどれか。
- ア.800m
- イ.250m
- ウ.400m
- エ.500m
正解:エ.500m
解説:クロソイド基本式R・L=A²より、R=A²/L=200²/80=40000/80=500m。Aは緩和曲線の急峻さを表すパラメータで、同じLでもAが大きいほど終点Rが大きく、緩やかな緩和曲線となります。
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問265.単曲線で交角I=60°、曲線半径R=300mのとき、接線長TLとして最も近い値はどれか。
- ア.約173.2m
- イ.約150.0m
- ウ.約259.8m
- エ.約212.1m
正解:ア.約173.2m
解説:TL=R・tan(I/2)=300×tan(30°)=300×(1/√3)≒300×0.5774≒173.2m。tan(30°)=√3/3で覚えると暗算しやすく、測量士試験では tan/cos の代表値(30°/45°/60°)を必ず把握しておきます。
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問266.縦断曲線(二次放物線)の挿入箇所として最も適切なものはどれか。
- ア.平面曲線のBC・EC
- イ.縦断勾配の変化点(凸・凹)
- ウ.横断方向の片勾配すりつけ区間
- エ.中心線の交点IPの直下
正解:イ.縦断勾配の変化点(凸・凹)
解説:縦断曲線は縦断勾配の変化点(i1→i2)に挿入し、勾配変化を滑らかに連続させて走行性・視距を確保します。平面曲線の起終点や横断勾配変化点に挿入するものではありません。
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問267.用地測量における「立会人」の役割として最も適切なものはどれか。
- ア.登記所が任命する公的境界証明人
- イ.測量士法に基づく観測補助者
- ウ.境界確認の当事者(隣接所有者・公共管理者)
- エ.都道府県知事が認定する境界鑑定士
正解:ウ.境界確認の当事者(隣接所有者・公共管理者)
解説:立会人は隣接土地所有者(民民境界)や公共用地管理者(官民境界)として、境界点の合意・境界確認書への署名押印を行う当事者です。測量士の補助業務員でも公的証明人でもありません。
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問268.河川測量で河口・合流点を起点として河道に沿って設置される距離標の標準間隔として正しいものはどれか。
- ア.1km間隔
- イ.50m間隔
- ウ.500m間隔
- エ.200m間隔
正解:エ.200m間隔
解説:作業規程の準則で一級河川等の距離標は200m間隔・左右両岸対をなして設置するのが原則です。距離標は河川の縦断管理・横断測量・水位観測位置の特定に不可欠な基準点となります。
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問269.深浅測量で取得した観測時水深hを、最低水面DL基準の海図水深に変換するために必要な補正値はどれか。
- ア.観測時潮位とDLとの差(潮位補正)
- イ.ジオイド高補正
- ウ.音速補正のみで十分
- エ.気温・気圧補正
正解:ア.観測時潮位とDLとの差(潮位補正)
解説:観測時水位(潮位)とDLとの差を補正します。海図水深=観測時水深−(観測時潮位−DL)で計算し、低潮時に陸出する場所が海図水深0m未満になります。潮位観測なしには成立しない補正です。
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問270.海岸線測量における海岸線の決定基準として最も適切なものはどれか。
- ア.朔望平均干潮位(最低水面DL)
- イ.朔望平均満潮位(最高水面)
- ウ.年平均水面
- エ.東京湾平均海面T.P.
正解:イ.朔望平均満潮位(最高水面)
解説:海岸法施行令1条で海岸線は朔望平均満潮位(最高水面)の陸地と海面の境界線と定義されます。最低水面は海図水深基準DL、年平均水面は地方MSLで、それぞれ用途が異なる別基準面です。
根拠:海岸法施行令 第1条 (出典: e-Gov法令検索)
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問271.不動産登記法に基づく地積測量図の作成に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.縮尺は1000分の1で座標値記載は不要
- イ.縮尺は自由で座標値記載は任意
- ウ.原則250分の1で筆界点座標値を記載
- エ.縮尺は500分の1で座標値の代わりに方位角・距離を記載
正解:ウ.原則250分の1で筆界点座標値を記載
解説:地積測量図は不動産登記規則77条で記載事項が規定され、原則250分の1の縮尺・筆界点座標値(公共座標系)・基本三角点との関連・地番・地積・方位等を明示します。座標値記載は2005年改正以降必須です。
根拠:不動産登記規則 第77条 (出典: e-Gov法令検索)
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問272.トンネル測量で長大トンネルの坑内方位角を真北基準で取得する方法として最も適切なものはどれか。
- ア.磁気コンパスによる方位観測
- イ.GNSS連続受信
- ウ.天文測量による恒星観測
- エ.ジャイロステーションによる方位角観測
正解:エ.ジャイロステーションによる方位角観測
解説:ジャイロステーション(ジャイロ方位角測量装置)はトンネル内で真北方向を独立観測でき、累積誤差を遮断します。長大トンネルでは数百m単位で観測し、トラバース方位を補正するのが標準手法です。
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問273.鉄道の在来線で建築限界が車両限界より広く設定される主な理由として最も適切なものはどれか。
- ア.車両動揺・曲線偏倚・補修余裕の確保
- イ.架線電圧の電気的絶縁距離確保
- ウ.運転士の視差補正のため
- エ.信号確認可能距離の確保
正解:ア.車両動揺・曲線偏倚・補修余裕の確保
解説:建築限界>車両限界とする理由は車両動揺・曲線通過時の偏倚・将来補修余裕の確保等です。架線高さの違いや視差補正、信号確認距離が主要因ではありません。動的安全余裕の確保が本質的目的です。
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問274.土量計算で精度が要求される道路・河川断面の積算に標準的に用いられる公式はどれか。
- ア.両端断面平均法のみ
- イ.プリズモイダル公式(角柱体公式)
- ウ.点高法(メッシュ法)
- エ.ヘロンの公式
正解:イ.プリズモイダル公式(角柱体公式)
解説:プリズモイダル公式V=L/6×(A1+4Am+A2)はシンプソン則と同形式の二次曲面近似で、両端断面平均法V=L(A1+A2)/2より高精度です。点高法は平坦地造成、ヘロンの公式は三角形面積計算用で用途が異なります。
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問275.MMS(モービルマッピングシステム)の主要構成機器の組合せとして最も適切なものはどれか。
- ア.トータルステーション・レベル・標尺
- イ.GNSS・電子レベル・気圧計
- ウ.GNSS・IMU・レーザスキャナ・カメラ
- エ.ジャイロ・磁気コンパス・光波測距儀
正解:ウ.GNSS・IMU・レーザスキャナ・カメラ
解説:MMSはGNSS(位置)、IMU(姿勢)、レーザスキャナ(点群)、カメラ(画像)の組合せが標準で、走行中に位置姿勢補正された3次元点群を取得します。トータルステーションは静止観測機器で搭載しません。
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問276.i-Constructionの3次元設計データの標準フォーマットとして最も普及している形式はどれか。
- ア.DXF形式(2D汎用)
- イ.Shapefile形式(GIS)
- ウ.IFC形式(建築BIM)
- エ.LandXML形式
正解:エ.LandXML形式
解説:LandXMLは国土交通省が3次元設計データの標準形式として推奨する土木向けXMLフォーマットで、平面・縦断・横断・土工区分を統合管理できます。DXFは2D汎用、IFCは建築BIM、SHPはGIS用と用途が異なります。
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問277.クロソイド曲線パラメータA=300、緩和曲線終点曲率半径R=200mのとき、緩和曲線長Lとして最も近い値はどれか。
- ア.450m
- イ.150m
- ウ.300m
- エ.600m
正解:ア.450m
解説:R・L=A²より、L=A²/R=300²/200=90000/200=450m。クロソイド要素は R・L=A² の関係さえ覚えれば、L→A・A→L・A→R 等の換算が自在にできます。
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問278.単曲線の偏角法で、曲線始点BCから曲線長l=20mの位置に測点を設置する場合の偏角δは、曲線半径R=200mのとき度単位でいくらか。
- ア.約5°43.8'
- イ.約2°51.9'
- ウ.約1°25.9'
- エ.約11°27.6'
正解:イ.約2°51.9'
解説:δ=l/(2R) rad=20/(2×200)=0.05 rad=0.05×(180/π)≒0.05×57.296≒2.865°≒2°51.9'。偏角法は弦のBC接線からの振角で測点位置を一意に決定する古典的手法です。
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問279.縦断曲線(二次放物線)の最小縦断曲線半径を決定する主要因として最も適切なものはどれか。
- ア.横断勾配のすりつけ長
- イ.工事費の最小化のみ
- ウ.設計速度に応じた視距の確保
- エ.排水勾配の確保
正解:ウ.設計速度に応じた視距の確保
解説:縦断曲線半径は設計速度に応じた視距(停止視距・追越視距)の確保が主要因で、頂上曲線では運転手の前方視認、底部曲線では衝撃緩和とヘッドライト照射距離が決定要素となります。横断勾配や工費は二次的要素です。
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問280.用地測量の境界測量で境界点間距離を観測する際の標準的な許容誤差として、作業規程の準則で定められている水準はどれか。
- ア.全国一律で±1m
- イ.市街地・村落の区別なく一律±5cm
- ウ.全国一律で±10cm
- エ.市街地は±(5cm+1cm√S)等、地目別に規定
正解:エ.市街地は±(5cm+1cm√S)等、地目別に規定
解説:作業規程の準則第477条で用地境界の境界点間距離許容誤差は、市街地で±(5cm+1cm√S)程度、村落・原野で±(10cm+3cm√S)等と地目別に規定されます(Sは距離km)。地番ごとの単純許容ではなく地目別が原則です。
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問281.深浅測量の音響測深で、海水中の音速として標準的に用いられる近似値はどれか。
- ア.約1500m/s
- イ.約340m/s(空気中音速)
- ウ.約3×10⁸m/s(光速)
- エ.約500m/s
正解:ア.約1500m/s
解説:海水中の音速は約1500m/s(淡水で約1480m/s)が標準近似で、水温・塩分・水深で±数十m/s変動します。実観測では音速プロファイル測定で精密補正します。空気中音速340m/sや光速とは桁が異なります。
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問282.河川測量における水位観測所の水位を、絶対標高(T.P.)に変換するために必要な観測値はどれか。
- ア.流速観測値
- イ.量水標零点のT.P.標高
- ウ.気圧・水温の補正値
- エ.風向・風速のみ
正解:イ.量水標零点のT.P.標高
解説:水位観測は量水標零点(観測基準面)からの読みで、零点標高(T.P.基準)を水準測量で観測すれば水位(T.P.)=零点標高+量水標読みに変換できます。気圧・水温・流速は変換に不要です。
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問283.海岸測量で潮位観測の連続観測期間として最低限必要とされる期間はどれか。
- ア.1週間
- イ.1日(24時間)
- ウ.約30日(朔望月)以上
- エ.1年間
正解:ウ.約30日(朔望月)以上
解説:潮位観測で朔望平均満潮位・干潮位を決定するには、朔望月(約29.5日)以上の連続観測が必要で、作業規程の準則でも30日以上を標準とします。1日や1週間では月齢の影響を平均化できず、誤差が大きく残ります。
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問284.地積測量図に記載する筆界点座標値の基準となる座標系として最も適切なものはどれか。
- ア.緯度経度(10進数表記)
- イ.任意の現場座標系
- ウ.UTM座標系
- エ.平面直角座標系(19系)
正解:エ.平面直角座標系(19系)
解説:公共測量平面直角座標系(19系)が地積測量図の標準で、地球楕円体を平面投影した国家測量基準です。任意座標は禁止、緯度経度直接記載は実用性低、UTM座標は地形図用で地積測量図には不向きです。
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問285.トンネル測量の坑内基準点測量で長距離トラバースの方位角誤差を抑制する最も効果的な方法はどれか。
- ア.中間点でジャイロ方位角測量を実施
- イ.磁気コンパスによる方位確認
- ウ.視準距離を短くするのみ
- エ.水準器の二重設置
正解:ア.中間点でジャイロ方位角測量を実施
解説:ジャイロ方位角測量を中間点で複数回行い、独立観測した真北方向を基準に方位を補正することで累積方位誤差を遮断できます。磁気コンパスは鉄筋・電線で乱れ、視準距離短縮や水準器単独では方位は補正できません。
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問286.ダム測量における堤体出来形管理で、面的な3次元計測に最も適している計測技術はどれか。
- ア.鋼製テープによる手測
- イ.地上型レーザスキャナ(TLS)
- ウ.光波測距儀によるピンポイント観測のみ
- エ.水準測量のみ
正解:イ.地上型レーザスキャナ(TLS)
解説:地上型レーザスキャナ(TLS)は数mmレベルの精度で堤体表面を面的計測でき、ICT施工の出来形管理基準で正式採用されています。光波TSはピンポイント観測、テープ計測・水準のみでは堤体曲面の面的管理は不可能です。
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問287.鉄道測量における軌道狂いの計測項目として、軌間(ゲージ)、水準(カント)、高低、通り、平面性のうち、左右レール頭頂部の高さの差を計測する項目はどれか。
- ア.通り
- イ.軌間(ゲージ)
- ウ.水準(カント)
- エ.平面性
正解:ウ.水準(カント)
解説:水準(カント)は左右レール頭頂部の高さの差で、曲線通過時の遠心力対応カント設計値との差を検査します。軌間はレール頭部内側間距離、高低は縦断方向、通りは平面方向、平面性は4点間ねじれを計測します。
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問288.土量計算の点高法(メッシュ法)で、平坦地に10m×10mメッシュを設定し、4隅の地盤高と計画高の差(地盤−計画)が +0.5m、+1.0m、+0.8m、+0.3m のメッシュ1区画の切土量はいくらか。
- ア.100m³
- イ.26m³
- ウ.13m³
- エ.65m³
正解:エ.65m³
解説:点高法(4隅独立メッシュ)の体積式 V=A/4×Σh=(10×10)/4×(0.5+1.0+0.8+0.3)=25×2.6=65m³。各隅高さの単純平均×面積でも同値(2.6/4×100=65m³)。点高法は平坦造成・農地整備の標準計算法です。
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問289.MMSの位置決定でGNSS不感地帯(トンネル・高架下)を通過する際、IMUとオドメータによる推測航法(DR)の継続可能時間として現実的な水準はどれか。
- ア.数十秒〜数分
- イ.数時間
- ウ.瞬時に位置が失われる
- エ.1日以上連続維持できる
正解:ア.数十秒〜数分
解説:MMSのIMU/オドメータDRは数十秒〜数分(精度数cm〜数十cm)が現実的水準で、慣性ドリフトにより時間とともに誤差累積します。数時間維持は不可能、瞬時切断・1日連続維持はいずれも非現実的です。
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問290.i-ConstructionにおけるUAV写真測量の出来形管理での標準的な精度水準として、作業規程の準則(マニュアル)で求められている水準はどれか。
- ア.標高精度±1cm
- イ.標高精度±5cm以内
- ウ.標高精度±1m
- エ.標高精度±50cm
正解:イ.標高精度±5cm以内
解説:UAV写真測量による出来形管理は標高精度±5cm以内が標準で、地表検証点(GCP)の配置・対空標識・SfM処理の品質管理で達成します。±1mや±1cmは前者は粗すぎ後者は写真測量原理上困難です。
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問291.路線測量の踏査・選点段階で、IP(交点)位置を決定する際の主要考慮要素として最も適切な組合せはどれか。
- ア.地形のみで山地回避
- イ.経済性のみで最短ルート
- ウ.地形・用地・構造物・環境の総合最適化
- エ.施工性のみで急勾配回避
正解:ウ.地形・用地・構造物・環境の総合最適化
解説:IP位置は地形条件(切盛のバランス)、用地条件(買収面積・補償)、構造物条件(橋梁・トンネル位置)、環境条件(自然・社会)等を総合判断します。経済性・施工性の二者選択ではなく多要因の最適化が本質です。
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問292.河川の法線測量とは、何の位置を測定する作業か最も適切なものはどれか。
- ア.過去の洪水痕跡線
- イ.河川の流心線
- ウ.水位観測の基準線
- エ.堤防・護岸の設計法線
正解:エ.堤防・護岸の設計法線
解説:法線測量は堤防・護岸の設計法線(堤防天端や護岸前面ライン)の位置を測定・設置する作業で、河川改修計画の根幹となります。流心線や水位線、洪水痕跡は別の観測対象で、いずれも法線とは異なります。
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問293.用地測量で境界復元測量を行う際、過去の地積測量図の境界点座標値が現地の境界標位置と整合しない場合の最も適切な対応はどれか。
- ア.隣接所有者立会いで再確認・合意
- イ.図面を絶対正とし現地境界標を移設
- ウ.現地境界標を絶対正とし図面を改ざん
- エ.測量士が単独で中間位置に確定
正解:ア.隣接所有者立会いで再確認・合意
解説:過去図と現地の不整合は再調査・境界確認(隣接所有者・公共管理者立会)が原則で、図面または現地の一方を単独優先することは禁じられます。立会いで合意確認できなければ筆界特定制度の活用も選択肢です。
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問294.海上保安庁が刊行する海図で水深表示の基準となる「最低水面(DL)」の定義として最も適切なものはどれか。
- ア.理論上の絶対最低潮位
- イ.朔望平均干潮位
- ウ.年間の最低潮位
- エ.観測史上の瞬間最低潮位
正解:イ.朔望平均干潮位
解説:最低水面DLは観測潮位記録から定めた朔望平均干潮位を基準とし、海図水深・干出高はDL基準で表記されます。瞬間最低潮位や年最低・絶対最低は変動が大きく基準にできず、長期統計の朔望平均が標準です。
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問295.トンネル測量で坑外と坑内の標高を結ぶ「立坑水準測量」の最も一般的な方法はどれか。
- ア.気圧高度差による換算
- イ.電子レベル単独での観測
- ウ.鋼製テープの鉛直吊下による直接読定
- エ.光波測距儀の鉛直距離測定のみ
正解:ウ.鋼製テープの鉛直吊下による直接読定
解説:立坑水準は鋼製テープ(インバール定尺鋼帯)の鉛直吊下と読定が標準で、温度・張力補正で数mm精度を確保します。光波鉛直距離は屈折影響大、レベル単独・気圧高度差は精度・原理上立坑には不適です。
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問296.i-Constructionで施工管理に用いる3次元設計データと出来形点群との照合に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.点群の点数と設計の節点数を比較
- イ.2D断面のみで照合
- ウ.任意の数点のみを抜粋して比較
- エ.点群と設計サーフェスの距離差で評価
正解:エ.点群と設計サーフェスの距離差で評価
解説:3次元点群と設計サーフェスとの距離差(ヒートマップ表示)で出来形を評価するのが標準で、設計と点群の重ね合わせ差分管理がi-Constructionの要諦です。2D断面のみ・任意抜粋・点数比較は3D照合の本質を欠きます。
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問297.鉄道測量における軌道狂いの「平面性」とは、左右レール頭頂部の高さの差(カント)と同義であり、両者は同じ計測項目である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは平面性は4点間のねじれ(ある区間の前後カントの差)を計測する項目で、瞬時のカント差そのものではありません。平面性過大は脱線リスクを高めるため、軌道検測車で重点監視されます。
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問298.用地測量で「官民境界」と「民民境界」の確認に立ち会う者の組合せとして最も適切なものはどれか。
- ア.官民は国・自治体と所有者、民民は隣接所有者同士
- イ.官民・民民いずれも測量士のみで確定可能
- ウ.官民は法務局職員、民民は市町村長が立会
- エ.官民・民民いずれも裁判所が立会
正解:ア.官民は国・自治体と所有者、民民は隣接所有者同士
解説:官民境界は国・地方公共団体の用地管理者と土地所有者、民民境界は隣接土地所有者同士が立ち会うのが原則です。市町村長が代理立会いする場合もありますが、私人間の境界に裁判所が直接立会う制度はありません。
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問299.海岸測量で潮位観測装置を設置する位置として、最も適切な要件はどれか。
- ア.河口で淡水と海水が混合する位置
- イ.外洋波の影響が少なく最低水面下まで観測可能な内湾
- ウ.水深が常時1m未満の浅瀬
- エ.外洋に直接面し常時波浪を受ける場所
正解:イ.外洋波の影響が少なく最低水面下まで観測可能な内湾
解説:潮位観測装置は外洋波の影響を受けにくく、最低水面下まで観測可能な内湾・港内が標準的設置位置です。波浪が直接当たる場所や水深不足箇所では干潮時に観測不能となり、河口域も淡水流入で潮位が乱れます。
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問300.クロソイドの3要素R・L・Aのうち、緩和曲線の幾何形状を一意に決定するために最低限必要な独立パラメータの個数はいくつか。
- ア.4要素以上
- イ.1要素
- ウ.2要素
- エ.3要素すべて
正解:ウ.2要素
解説:R・L=A²の関係から3要素は独立2、すなわち2つが定まれば残り1つが従属的に決まります。例えばA・Lが定まればRが定まり、R・Aが定まればLが定まります。3要素同時指定や1要素のみでは不足/過剰決定となります。
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問301.測量法は、国や公共団体が費用の全部又は一部を負担し、若しくは補助して実施する土地の測量について、その実施の基準及び実施に必要な権能を定め、測量の重複を除き、並びに測量の正確さを確保することを目的としている。
正解:○(正しい)
解説:測量法第1条の目的規定の通り。基準と権能を定め、重複を排除し、正確さを確保することが立法目的である。
根拠:測量法 第1条 (出典: e-Gov法令検索)
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問302.測量法上の「基本測量」とは、すべての測量の基礎となる測量であって、国土地理院の行うものをいう。
正解:○(正しい)
解説:測量法第4条で基本測量は国土地理院が行う測量と明確に定義されている。すべての測量の基礎となる位置付けである。
根拠:測量法 第4条 (出典: e-Gov法令検索)
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問303.測量法において「公共測量」とは、基本測量以外の測量で、その実施に要する費用の全部又は一部を国又は公共団体が負担又は補助して実施する測量のうち、局地的な測量又は小縮尺の測量等を除いたものをいう。
正解:○(正しい)
解説:測量法第5条の公共測量の定義の通り。局地的測量や小縮尺測量は政令で公共測量から除外される。
根拠:測量法 第5条 (出典: e-Gov法令検索)
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問304.公共測量を実施しようとする者は、あらかじめ国土地理院の長に測量計画書を提出し、その技術的助言を求めなければならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第36条により、公共測量を実施する測量計画機関は、あらかじめ計画書を国土地理院の長に提出し技術的助言を求める義務がある。
根拠:測量法 第36条 (出典: e-Gov法令検索)
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問305.測量士は、測量に関する計画を作製し、又は実施する者であり、測量士補は、測量士の作製した計画に従い測量に従事する者である。
正解:○(正しい)
解説:測量法第48条の規定の通り。測量士は計画作製・実施、測量士補は計画に従って従事する補助者と区別される。
根拠:測量法 第48条 (出典: e-Gov法令検索)
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問306.基本測量及び公共測量は、測量士又は測量士補でなければ、これに従事してはならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第48条の規定により、基本測量及び公共測量に従事できる者は測量士又は測量士補に限定されている。
根拠:測量法 第48条 (出典: e-Gov法令検索)
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問307.測量士又は測量士補となる資格を有する者が、測量士又は測量士補となるには、国土地理院の長に登録の申請をしなければならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第49条の規定により、資格を有していても国土地理院長への登録を経なければ測量士又は測量士補とはなれない。
根拠:測量法 第49条 (出典: e-Gov法令検索)
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問308.公共測量の測量成果を使用して測量を実施しようとする者は、あらかじめ当該測量成果を得た測量計画機関の承認を得なければならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第44条により、公共測量の成果を他の測量に使用する場合は測量計画機関の承認が必要である。
根拠:測量法 第44条 (出典: e-Gov法令検索)
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問309.国土交通大臣は、測量の正確さを確保するため、公共測量に関し作業規程の準則を定めなければならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第34条の規定の通り。国土交通大臣は作業規程の準則を定め、これを告示しなければならない。
根拠:測量法 第34条 (出典: e-Gov法令検索)
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問310.公共測量に従事する測量計画機関は、当該測量に関する作業規程を定め、あらかじめ国土交通大臣の承認を得なければならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第33条により、測量計画機関は作業規程を定め、国土交通大臣の承認を得なければならない。
根拠:測量法 第33条 (出典: e-Gov法令検索)
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問311.基本測量の測量成果は、国土地理院の長が認めた場合を除き、複製してはならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第29条により、基本測量の成果を複製する場合は国土地理院の長の承認が必要である。
根拠:測量法 第29条 (出典: e-Gov法令検索)
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問312.地理空間情報活用推進基本法は、地理空間情報の活用を推進するための施策を総合的かつ計画的に推進することを目的としている。
正解:○(正しい)
解説:同法第1条の目的規定の通り。地理空間情報の活用推進と基盤地図情報の整備が中心的内容である。
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問313.国土調査法に基づく地籍調査は、市町村が主体となって実施するのが原則である。
正解:○(正しい)
解説:国土調査法第6条の規定により、地籍調査は原則として市町村が実施主体となる。都道府県や国が行う場合もある。
根拠:国土調査法 第6条 (出典: e-Gov法令検索)
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問314.公共測量を実施しようとする者が国土地理院の長に提出する計画書には、測量の種類・目的・地域・期間・精度・方法等を記載する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:測量法第36条及び施行令の規定により、公共測量の計画書には種類・目的・地域・期間・精度・方法等の記載が要求される。
根拠:測量法 第36条 (出典: e-Gov法令検索)
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問315.測量士が測量計画機関の依頼を受けて公共測量を実施する場合、その者は測量作業機関となる。
正解:○(正しい)
解説:測量法における測量作業機関は、測量計画機関の依頼を受けて実際に測量作業を実施する者を指す。
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問316.基本測量によって設置された測量標は、何人も国土地理院の長の承認を得ないで移転、汚損、破壊その他その効用を害する行為をしてはならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第19条の規定の通り。測量標の保全のため、移転等の行為は国土地理院長の承認が必要である。
根拠:測量法 第19条 (出典: e-Gov法令検索)
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問317.公共測量の測量成果は、その実施した測量計画機関がこれを保管し、必要があるときは閲覧に供しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:測量法第40条・第41条により、測量計画機関は成果を保管し閲覧に供する義務がある。これにより重複測量が防がれる。
根拠:測量法 第40条 (出典: e-Gov法令検索)
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問318.基本測量及び公共測量以外の測量であっても、国又は公共団体が費用を負担又は補助して実施する場合は、その成果に基づいて行う測量について測量法の一部規定が準用されることがある。
正解:○(正しい)
解説:測量法第6条で「その他の測量」が定義されており、基本測量・公共測量の成果を使用する場合に一定の規律が及ぶ。
根拠:測量法 第6条 (出典: e-Gov法令検索)
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問319.測量士又は測量士補は、その業務に関し知り得た秘密を漏らしてはならず、これは登録を抹消された後も同様である。
正解:○(正しい)
解説:測量士としての職業倫理上、業務上知り得た秘密の守秘義務は登録抹消後も継続するのが原則である。
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問320.測量法上の「公共測量」とは、基本測量を含むすべての測量のうち国土地理院が実施するものをいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、公共測量は基本測量「以外」の測量で、国又は公共団体が費用を負担又は補助して実施するものをいう。基本測量は国土地理院が行う。
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問321.測量士補は測量に関する計画を作製する権限を有し、測量士はその計画に従って測量に従事する者である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、測量士が計画を作製・実施する技術者であり、測量士補は測量士の作製した計画に従って従事する補助者である。
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問322.公共測量を実施する者は、測量完了後に国土地理院の長に計画書を提出すればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、公共測量実施前に「あらかじめ」計画書を国土地理院の長に提出して技術的助言を求めなければならない。事後提出ではない。
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問323.測量法における作業規程の準則は、国土地理院の長が定めて告示する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、作業規程の準則は「国土交通大臣」が定めて告示する。国土地理院長ではない(測量法第34条)。
根拠:測量法 第34条 (出典: e-Gov法令検索)
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問324.測量士及び測量士補は、資格を有していれば登録を経なくても直ちに測量士・測量士補として業務に従事できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、国土地理院長への登録を経なければ測量士・測量士補として業務に従事できない(測量法第49条)。
根拠:測量法 第49条 (出典: e-Gov法令検索)
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問325.基本測量の測量成果は誰でも自由に複製・出版することができ、特に承認を要しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、基本測量の成果を複製する場合は国土地理院の長の承認が必要である(測量法第29条)。無断複製はできない。
根拠:測量法 第29条 (出典: e-Gov法令検索)
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問326.公共測量の測量成果を他の測量に使用する場合、特に承認等を必要としない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、公共測量の成果を他の測量に使用する場合、当該成果を得た測量計画機関の承認が必要である(測量法第44条)。
根拠:測量法 第44条 (出典: e-Gov法令検索)
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問327.地籍調査は国土地理院が国家事業として全国一律に実施するものであり、市町村は関与しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、国土調査法に基づく地籍調査は原則として市町村が実施主体となる。国土地理院は基本測量を所管する。
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問328.基本測量によって設置された永久標識は、土地所有者であれば国土地理院の承認なく自由に移転できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、何人も国土地理院長の承認を得ずに測量標を移転・汚損・破壊することはできない(測量法第19条)。土地所有者も例外ではない。
根拠:測量法 第19条 (出典: e-Gov法令検索)
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問329.測量計画機関とは、測量計画機関の依頼を受けて実際に測量作業を行う者をいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、測量計画機関は測量を計画・発注する者であり、その依頼を受けて作業する者は測量作業機関である。両者は別概念である。
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問330.公共測量を実施しようとする測量計画機関が作業規程を定めるときは、市町村長の承認を得れば足りる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、公共測量の作業規程は「国土交通大臣」の承認を得なければならない(測量法第33条)。市町村長ではない。
根拠:測量法 第33条 (出典: e-Gov法令検索)
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問331.測量法の目的には、測量の重複を奨励し、地域ごとに独自基準を確立することが含まれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、測量法は測量の「重複を除き」、共通の基準により正確さを確保することを目的とする。重複の奨励ではない。
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問332.公共測量の成果は秘密事項であり、一般に閲覧させてはならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、公共測量の成果は測量計画機関が保管し、必要があるときは閲覧に供しなければならない(測量法第41条)。
根拠:測量法 第41条 (出典: e-Gov法令検索)
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問333.基本測量とは、国土地理院以外の民間測量会社が独自に行う基礎的な測量をいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、基本測量はすべての測量の基礎となる測量であって、国土地理院が行うものをいう(測量法第4条)。
根拠:測量法 第4条 (出典: e-Gov法令検索)
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問334.地理空間情報活用推進基本法における基盤地図情報は、各民間事業者がそれぞれ独自仕様で整備するものとされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、基盤地図情報は国が定めた共通仕様により整備されるべき公的な地理空間情報であり、国土地理院が整備の中心を担う。
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問335.測量法上、その他の測量については測量法の規定が一切適用されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、その他の測量であっても基本測量・公共測量の成果を使用する場合等には測量法の規定が及ぶ場面がある。一切不適用ではない。
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問336.測量士は、業務上知り得た秘密を、登録抹消後は自由に他へ開示してよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、測量士の守秘義務は登録抹消後も継続するのが職業倫理の原則であり、業務上知り得た秘密を漏らすことは許されない。
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問337.公共測量の作業規程の準則は、地方公共団体ごとに独自に定めるものとされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、作業規程の準則は国土交通大臣が全国共通の基準として定め告示する。地方公共団体ごとに独自に定めるものではない。
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問338.国土調査法に基づく地籍簿・地籍図は法的効力を有さず、不動産登記には一切利用されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは、地籍調査の成果である地籍簿・地籍図は不動産登記簿の表示の正確化に活用され、登記実務上重要な役割を果たす。
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問339.測量法における「基本測量」の実施主体として正しいものはどれか。
- ア.地方整備局
- イ.国土交通省道路局
- ウ.国土地理院
- エ.都道府県知事
正解:ウ.国土地理院
解説:測量法第4条により、基本測量はすべての測量の基礎となる測量で、国土地理院が行うものをいう。
根拠:測量法 第4条 (出典: e-Gov法令検索)
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問340.公共測量を実施しようとする者があらかじめ計画書を提出する相手として正しいものはどれか。
- ア.市町村長
- イ.国土交通大臣
- ウ.都道府県知事
- エ.国土地理院の長
正解:エ.国土地理院の長
解説:測量法第36条により、公共測量の計画書はあらかじめ国土地理院の長に提出し、技術的助言を求めなければならない。
根拠:測量法 第36条 (出典: e-Gov法令検索)
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問341.測量法における作業規程の準則を定める者として正しいものはどれか。
- ア.国土交通大臣
- イ.国土地理院の長
- ウ.総務大臣
- エ.経済産業大臣
正解:ア.国土交通大臣
解説:測量法第34条により、作業規程の準則は国土交通大臣が定めて告示する。国土地理院長ではない点に注意。
根拠:測量法 第34条 (出典: e-Gov法令検索)
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問342.測量法における「測量士」と「測量士補」の関係として正しいものはどれか。
- ア.測量士補が計画を作製し、測量士は補助に従事する
- イ.測量士が計画を作製し、測量士補はその計画に従い従事する
- ウ.両者は同一の業務範囲を有し区別はない
- エ.測量士は民間専門職、測量士補は公務員専門の資格である
正解:イ.測量士が計画を作製し、測量士補はその計画に従い従事する
解説:測量法第48条により、測量士は測量に関する計画を作製・実施する者、測量士補は測量士の作製した計画に従って従事する補助者である。
根拠:測量法 第48条 (出典: e-Gov法令検索)
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問343.次のうち、測量法に基づき測量士又は測量士補となるために必要な手続として正しいものはどれか。
- ア.市町村長の許可を受けること
- イ.都道府県知事に届出をすること
- ウ.国土地理院の長に登録の申請を行うこと
- エ.測量士会への入会のみで足りる
正解:ウ.国土地理院の長に登録の申請を行うこと
解説:測量法第49条により、資格を有する者は国土地理院長への登録を経て初めて測量士・測量士補として業務できる。
根拠:測量法 第49条 (出典: e-Gov法令検索)
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問344.次のうち、地理空間情報活用推進基本法に基づき整備が推進される情報として最も適切なものはどれか。
- ア.登記簿謄本
- イ.気象観測情報
- ウ.国勢調査統計
- エ.基盤地図情報
正解:エ.基盤地図情報
解説:同法に基づき国土地理院を中心に整備されるのが基盤地図情報であり、共通仕様による正確な位置情報の基礎となる。
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問345.公共測量の成果を他の測量に使用する場合の手続として正しいものはどれか。
- ア.測量成果を得た測量計画機関の承認を得る
- イ.国土交通大臣の許可を得る
- ウ.成果を作成した測量作業機関の同意のみで足りる
- エ.承認等は不要であり自由に使用できる
正解:ア.測量成果を得た測量計画機関の承認を得る
解説:測量法第44条により、公共測量成果の使用には測量計画機関の承認が必要である。これにより重複防止と正確性確保が図られる。
根拠:測量法 第44条 (出典: e-Gov法令検索)
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問346.公共測量を実施するに当たり、測量計画機関が作業規程を定める場合の手続として正しいものはどれか。
- ア.国土地理院の長に届出をするのみで足りる
- イ.国土交通大臣の承認を受ける
- ウ.都道府県知事の認可を受ける
- エ.市町村長の同意を得る
正解:イ.国土交通大臣の承認を受ける
解説:測量法第33条により、公共測量の作業規程は国土交通大臣の承認を受けて定めなければならない。
根拠:測量法 第33条 (出典: e-Gov法令検索)
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問347.次のうち、測量法上「公共測量」に該当するものとして最も適切なものはどれか。
- ア.国土地理院が全国に展開する電子基準点測量
- イ.個人住宅の敷地測量を所有者が私費で依頼するもの
- ウ.市町村が道路台帳整備のため費用を負担して実施する基準点測量
- エ.民間企業が社内研修目的で行う実習測量
正解:ウ.市町村が道路台帳整備のため費用を負担して実施する基準点測量
解説:公共測量は基本測量以外の測量で、国又は公共団体が費用を負担又は補助して実施するもので、政令で除外される局地的・小縮尺測量を除いたものをいう。
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問348.次のうち、測量法上「基本測量」に該当するものとして最も適切なものはどれか。
- ア.市町村が実施する道路台帳整備測量
- イ.個人の宅地境界測量
- ウ.民間企業の土地造成測量
- エ.国土地理院が実施する電子基準点測量
正解:エ.国土地理院が実施する電子基準点測量
解説:基本測量は国土地理院が行うすべての測量の基礎となる測量であり、電子基準点測量や一・二等三角測量等が典型例である。
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問349.公共測量の作業規程の準則を定める根拠条文として最も適切なものはどれか。
- ア.測量法第34条
- イ.測量法第19条
- ウ.測量法第48条
- エ.測量法第60条
正解:ア.測量法第34条
解説:測量法第34条により国土交通大臣が作業規程の準則を定めて告示することが規定されている。
根拠:測量法 第34条 (出典: e-Gov法令検索)
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問350.次のうち、測量法における「測量成果の使用承認」の趣旨として最も適切なものはどれか。
- ア.測量機器の独占的販売を保護するため
- イ.測量の重複を排除し正確性を確保するため
- ウ.測量士の独占業務を維持するため
- エ.国家機密として情報を秘匿するため
正解:イ.測量の重複を排除し正確性を確保するため
解説:成果使用承認制度は、測量の重複排除と正確性確保を目的として、既存成果を活用する場合に計画機関の承認を要するものである。
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問351.次のうち、国土調査法に基づく地籍調査の主な実施主体として最も適切なものはどれか。
- ア.国土地理院
- イ.法務局
- ウ.市町村
- エ.民間測量会社
正解:ウ.市町村
解説:国土調査法第6条により、地籍調査は原則として市町村が実施主体となる。都道府県・国が行う場合もあるが原則は市町村である。
根拠:国土調査法 第6条 (出典: e-Gov法令検索)
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問352.公共測量に従事できる者として正しいものはどれか。
- ア.無資格者でも従事できる
- イ.建築士であれば従事できる
- ウ.土木施工管理技士であれば従事できる
- エ.測量士又は測量士補のみ従事できる
正解:エ.測量士又は測量士補のみ従事できる
解説:測量法第48条により、基本測量及び公共測量に従事できるのは測量士又は測量士補に限定される。無資格者は従事できない。
根拠:測量法 第48条 (出典: e-Gov法令検索)
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問353.基本測量によって設置された測量標を勝手に破壊した場合の法的取扱いとして最も適切なものはどれか。
- ア.測量法に基づく罰則の対象となり得る
- イ.民事上の損害賠償のみで足り、罰則の対象ではない
- ウ.土地所有者の判断で処分自由である
- エ.国土地理院長の承認なく自由に破壊できる
正解:ア.測量法に基づく罰則の対象となり得る
解説:測量法第19条で禁止行為とされ、罰則規定(第61条等)により処罰の対象となる。財産権の対象として民事のみで処理されるわけではない。
根拠:測量法 第19条 (出典: e-Gov法令検索)
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問354.次のうち、地理空間情報活用推進基本法における「地理空間情報」の定義として最も適切なものはどれか。
- ア.気象観測値のみを指す
- イ.空間上の特定の地点・区域の位置を示す情報及びこれに関連付けられた情報
- ウ.登記簿に記載された権利情報のみ
- エ.国勢調査の人口統計のみ
正解:イ.空間上の特定の地点・区域の位置を示す情報及びこれに関連付けられた情報
解説:地理空間情報は、空間上の特定の地点・区域の位置を示す情報及びこれに関連付けられた情報をいう。気象観測のみを指すものではない。
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問355.公共測量における作業規程の準則が果たす役割として最も適切なものはどれか。
- ア.民間測量会社の営業範囲を制限する
- イ.測量士の試験範囲を定める
- ウ.公共測量の手順・精度の全国共通標準を示す
- エ.測量機器の販売価格を統制する
正解:ウ.公共測量の手順・精度の全国共通標準を示す
解説:作業規程の準則は公共測量の手順・精度の全国共通の標準を示し、成果の品質と相互利用性を確保する役割を持つ。
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問356.次のうち、測量法上「測量士」の業務として最も適切なものはどれか。
- ア.作業規程の準則を制定すること
- イ.国土調査の市町村事務を直接担うこと
- ウ.国土地理院長として基本測量を統括すること
- エ.測量に関する計画を作製し、又は実施すること
正解:エ.測量に関する計画を作製し、又は実施すること
解説:測量士は計画作製・実施を行う技術者である。準則制定は国土交通大臣、基本測量実施統括は国土地理院の業務である。
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問357.次のうち、測量士及び測量士補に求められる職業倫理の内容として最も適切なものはどれか。
- ア.業務上知り得た秘密を守り、公正・正確に業務を遂行すること
- イ.営業利益を最優先すること
- ウ.競合事業者の情報を積極的に取得すること
- エ.成果は依頼者の要望に沿って改ざんしてよいこと
正解:ア.業務上知り得た秘密を守り、公正・正確に業務を遂行すること
解説:測量士・測量士補は業務上知り得た秘密の守秘義務、公正・正確な業務遂行、関係法令の遵守が求められる。営業利益最優先は倫理ではない。
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問358.次のうち、基本測量の成果を出版・複製する場合の手続として正しいものはどれか。
- ア.市町村長の許可を受ける
- イ.国土地理院の長の承認を受ける
- ウ.国土交通大臣に届け出る
- エ.承認・届出等は一切不要である
正解:イ.国土地理院の長の承認を受ける
解説:測量法第29条により、基本測量の成果を複製しようとする者は国土地理院の長の承認を受けなければならない。
根拠:測量法 第29条 (出典: e-Gov法令検索)
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問359.測量法における「測量作業機関」の役割として最も適切なものはどれか。
- ア.公共測量を計画・発注すること
- イ.国土地理院長として基本測量を統括すること
- ウ.測量計画機関の依頼を受けて測量作業を実施すること
- エ.作業規程の準則を制定すること
正解:ウ.測量計画機関の依頼を受けて測量作業を実施すること
解説:測量作業機関は測量計画機関の依頼を受けて実際に測量作業を実施する者であり、民間測量会社が典型例である。
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問360.次のうち、測量法における「公共測量」の対象として最も適切なものはどれか。
- ア.個人住宅敷地の境界確定測量
- イ.民間ゴルフ場のコース測量
- ウ.私立学校が校地拡張のため自費で行う測量
- エ.地方整備局が発注する道路改良のための測量
正解:エ.地方整備局が発注する道路改良のための測量
解説:公共測量は国・公共団体が費用を負担又は補助する基本測量以外の測量である。地方整備局が実施する道路測量は典型例である。
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問361.公共測量の成果について測量計画機関が果たす役割として最も適切なものはどれか。
- ア.成果を保管し、必要に応じて閲覧に供する
- イ.成果を直ちに廃棄する
- ウ.成果を秘密扱いとし公開しない
- エ.成果を測量作業機関へ譲渡する
正解:ア.成果を保管し、必要に応じて閲覧に供する
解説:測量計画機関は成果を保管し、必要に応じて閲覧に供する義務がある。成果の独占的利用は法の趣旨に反する。
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問362.次のうち、測量法における「測量標」の取扱いとして最も適切なものはどれか。
- ア.土地所有者は自由に移転できる
- イ.何人も承認なく移転・汚損・破壊してはならない
- ウ.測量士であれば自己判断で破壊できる
- エ.公共測量終了後は撤去義務がある
正解:イ.何人も承認なく移転・汚損・破壊してはならない
解説:測量法第19条により、何人も測量標を移転・汚損・破壊する行為は国土地理院長の承認なくしてしてはならない。
根拠:測量法 第19条 (出典: e-Gov法令検索)
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問363.次のうち、測量法における「成果の検定」の意義として最も適切なものはどれか。
- ア.民間測量会社の経営評価を行うこと
- イ.測量士補の昇格試験を行うこと
- ウ.公共測量成果が所要の精度・基準に適合することを確認すること
- エ.測量機器の販売認可を与えること
正解:ウ.公共測量成果が所要の精度・基準に適合することを確認すること
解説:成果の検定は、公共測量成果が作業規程の準則等に適合し所要の精度を満たすことを確認するための制度である。
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問364.次のうち、地理空間情報活用推進基本法と関係が深い概念として最も適切なものはどれか。
- ア.気象警報の発令基準
- イ.国勢調査の調査区設定
- ウ.登記簿謄本の交付手続
- エ.基盤地図情報の整備
正解:エ.基盤地図情報の整備
解説:同法は地理空間情報・基盤地図情報の整備活用を推進する。気象警報・国勢調査・登記簿は別法令の枠組みである。
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問365.次のうち、測量士が作業現場で守るべきコンプライアンスの観点として最も適切なものはどれか。
- ア.関係法令の遵守と地理空間情報の機密管理
- イ.競合他社の情報を不正に入手すること
- ウ.納期最優先で精度を犠牲にすること
- エ.依頼者の要望に応じて成果を改ざんすること
正解:ア.関係法令の遵守と地理空間情報の機密管理
解説:測量士は関係法令の遵守、安全管理、個人情報・地理空間情報の機密管理が求められる。納期最優先で精度を犠牲にするのは不適切である。
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問366.次のうち、測量法における「公共測量」の届出制度の趣旨として最も適切なものはどれか。
- ア.民間測量会社の参入を制限するため
- イ.重複測量の防止と技術的助言による正確性確保
- ウ.国土地理院の収入を確保するため
- エ.都道府県の徴税のため
正解:イ.重複測量の防止と技術的助言による正確性確保
解説:事前計画書提出制度は、国土地理院による技術的助言を通じて測量の重複防止と正確性確保を図ることが趣旨である。
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問367.次のうち、測量法における「測量士」の業務範囲として最も適切でないものはどれか。
- ア.公共測量の計画作製
- イ.公共測量の実施
- ウ.国土地理院長として組織全体を統括すること
- エ.測量士補に対する指導監督
正解:ウ.国土地理院長として組織全体を統括すること
解説:測量士は計画作製・実施・指導監督等が業務範囲である。国土地理院長は組織の長であり個別測量士の業務ではない。
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問368.次のうち、測量法上、公共測量の作業規程の承認権者として正しいものはどれか。
- ア.都道府県知事
- イ.市町村長
- ウ.国土地理院の長
- エ.国土交通大臣
正解:エ.国土交通大臣
解説:測量法第33条により、公共測量の作業規程は国土交通大臣の承認を受けなければならない。
根拠:測量法 第33条 (出典: e-Gov法令検索)
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問369.次のうち、測量法における「基本測量」の例として最も適切でないものはどれか。
- ア.市町村が発注する道路台帳整備のための測量
- イ.国土地理院が実施する一等水準点測量
- ウ.国土地理院が実施する一等三角測量
- エ.国土地理院が実施する電子基準点測量
正解:ア.市町村が発注する道路台帳整備のための測量
解説:電子基準点・水準点・三角点測量は国土地理院が行う基本測量の典型例。市町村発注の道路台帳整備測量は公共測量に該当する。
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問370.次のうち、測量法の規律として誤っているものはどれか。
- ア.基本測量は国土地理院が行う
- イ.公共測量の成果は計画機関が自由に廃棄してよい
- ウ.測量士・測量士補は登録を要する
- エ.公共測量には作業規程の準則が適用される
正解:イ.公共測量の成果は計画機関が自由に廃棄してよい
解説:公共測量の成果は計画機関が保管し閲覧に供するものであり、自由に廃棄してよいわけではない。他の3つは正しい。
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問371.次のうち、測量法における「測量計画機関」と「測量作業機関」の関係として誤っているものはどれか。
- ア.測量計画機関は公共測量を発注する側である
- イ.測量作業機関は計画機関の依頼を受けて作業する
- ウ.両者は法律上同一の機関を指し区別はない
- エ.両者は測量法上区別された概念である
正解:ウ.両者は法律上同一の機関を指し区別はない
解説:両者は別概念であり、計画機関が発注し作業機関が実施する。両者は法令上区別されており、同一視することはできない。
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問372.次のうち、測量士・測量士補の登録に関する規律として誤っているものはどれか。
- ア.登録は国土地理院の長に対して申請する
- イ.資格を有しても登録を経なければ業務に従事できない
- ウ.登録は測量法第49条に基づく
- エ.登録は市町村長への届出のみで足りる
正解:エ.登録は市町村長への届出のみで足りる
解説:登録の申請先は国土地理院の長である。市町村長への届出で足りるとするのは誤り。他の3つは正しい記述である。
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問373.次のうち、地理空間情報活用推進基本法における基盤地図情報の整備に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.各民間事業者が独自仕様で自由に整備してよい
- イ.国土地理院が整備の中心を担う
- ウ.基盤地図情報は地理空間情報の基礎となる
- エ.基盤地図情報は国が定める共通仕様により整備される
正解:ア.各民間事業者が独自仕様で自由に整備してよい
解説:基盤地図情報は国が定める共通仕様により整備されるべきものであり、民間事業者が独自仕様で勝手に整備するものではない。
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問374.次のうち、公共測量の実施手続として誤っているものはどれか。
- ア.事前に国土地理院長へ計画書を提出する
- イ.作業規程は承認等不要で自由に制定できる
- ウ.作業規程の準則に従って実施する
- エ.作業規程は国土交通大臣の承認を受ける
正解:イ.作業規程は承認等不要で自由に制定できる
解説:公共測量の作業規程は国土交通大臣の承認を要する。承認等不要で自由制定としているのが誤り。他は正しい記述。
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問375.次のうち、測量に関する他法令との関係として誤っているものはどれか。
- ア.国土調査法に基づく地籍調査では測量が実施される
- イ.不動産登記の地積測量図は測量実務と関連する
- ウ.測量法と他法令は相互に全く無関係である
- エ.建築基準法上の敷地形状把握には測量が必要となる場合がある
正解:ウ.測量法と他法令は相互に全く無関係である
解説:国土調査法の地籍調査・不動産登記法の地積測量図・建築基準法上の敷地測量はいずれも測量の応用領域。測量法と他法令は相互に無関係というのが誤り。