測量士試験の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
測量士試験は国土地理院が年1回(5月第3日曜日)実施する国家試験で、申込から合格発表まで約半年がかりのスケジュールで進みます。願書配布は12月中旬から始まり、受付期間は1月上旬〜中旬の約10日間と短いため、申込タイミングを逃さない準備が重要です。本記事では受験料・申込方法・試験当日の流れ(午前・午後)・合格発表(7月頃)までを一気通貫で解説します。
※受験料・試験日程・合格基準等は改定される場合があります。最新情報は必ず国土地理院の公式情報でご確認ください。
試験スケジュール(年間の流れ)
- 12月中旬〜: 願書配布開始(国土地理院・地方測量部・指定書店)
- 1月上旬〜中旬: 受験申込受付期間(約10日間)
- 5月第3日曜日: 試験実施日(全国の試験会場で午前・午後の2部構成)
- 7月頃: 合格発表(国土地理院ホームページに合格者受験番号を掲載)
- 合格後: 測量士登録の申請(測量士補と異なり実務経験要件なしで即登録可能)
受験料
- 書面申請: 4,250円(収入印紙で納付)
- 電子申請: 4,200円(インターネット申請)
電子申請の方が50円安く、申込手続きも簡便なため、特別な理由がなければ電子申請が推奨です。
受験資格
測量士試験には受験資格が一切ありません。学歴・実務経験・年齢を問わず誰でも受験できます。また合格後は実務経験要件なしでそのまま測量士として登録できるため、最短ルートで責任者資格を取得したい方には試験合格が現実的な選択肢になります。
申込方法
電子申請(推奨)
- 国土地理院ウェブサイトの測量士・測量士補試験ページから電子申請のリンクへ
- 受験者情報・希望試験地・顔写真データを入力・アップロード
- 受験料4,200円をクレジットカード・ペイジー等で納付
- 受付完了メール・受験票(後日郵送または電子交付)を確認
書面申請
- 国土地理院・地方測量部・指定書店で願書を入手(12月中旬から配布)
- 願書に必要事項を記入し、顔写真・住民票等の必要書類を添付
- 収入印紙4,250円を願書に貼付
- 受付期間内(1月上旬〜中旬)に国土地理院へ郵送(簡易書留推奨)
必要書類
- 受験願書(書面申請の場合)/電子申請フォーム入力(電子申請の場合)
- 顔写真(規定サイズ・撮影6ヶ月以内)
- 受験料(収入印紙4,250円または電子納付4,200円)
試験会場
例年、北海道・宮城・東京・愛知・大阪・福岡・沖縄など全国の主要都市に試験会場が設置されます。希望試験地は願書提出時に選択し、受験票で正式な会場・座席が指定されます。会場までの所要時間・公共交通機関を必ず事前に確認してください。
試験当日の流れ
持ち物
- 受験票(顔写真貼付済み)
- 身分証明書(運転免許証・マイナンバーカード等)
- HBの黒鉛筆・シャープペンシル、消しゴム
- 関数電卓(プログラム機能・通信機能のないもの。電池切れに備え予備推奨)
- 定規・コンパス(受験案内で許可されている範囲のもの)
- 腕時計(通信機能のないアナログまたは単機能デジタル)
- 昼食・飲み物(午前午後の長丁場のため必須)
時間割(標準的なスケジュール)
- 午前 試験(択一式28問): 9時30分頃〜12時頃(試験時間2時間30分)
- 昼食休憩: 約1時間
- 午後 試験(記述式・必須1題+選択2題): 13時頃〜16時頃(試験時間3時間)
具体的な集合時刻・試験時間は受験票で必ず確認してください。午前で足切り(450点未満)になっても午後試験は受験できますが、心理的負担は大きくなるため午前で最低500点を確保するつもりで臨むのが理想です。
注意事項
- 遅刻は原則認められない(試験開始から一定時間経過後は入室不可)
- 関数電卓はプログラム機能・通信機能のあるものは使用不可
- 携帯電話・スマートウォッチは試験中の使用禁止(電源オフ・カバンへ)
- 午前と午後の間の昼食休憩中は会場外への外出可否を必ず確認
合格発表(7月頃)
試験から約2ヶ月後の7月頃に、国土地理院ホームページに合格者の受験番号が掲載されます。合格者には合格証書が後日郵送されます。合格後は所定の手続きを経て測量士として登録でき、登録後は公共測量の計画作製・実施の責任者として作業機関に配置できる技術者となります。
合格後にすべきこと
- 測量士登録の申請: 合格証書到着後、国土地理院に登録申請(登録手数料・必要書類は最新の案内で確認)
- 所属作業機関への報告: 測量会社・建設コンサルタント勤務であれば、技術者要件への該当を会社に報告
- 名刺・履歴書の更新: 国家資格保有者として転職・昇進にも活用
- 次の資格挑戦: 土地家屋調査士(午前免除あり)・1級土木施工管理技士などへの展開を検討
合格までの学習スケジュール
5月第3日曜日の試験に向けて逆算すると、前年の夏〜秋から学習開始が標準的です。500〜700時間の学習時間を確保するためには、平日2時間+休日4〜5時間ペースで約8〜12ヶ月が目安。詳しい学習計画は勉強法・参考書を参照してください。
測量士 一問一答 →
📋 申込から合格発表までの一般的な流れ
測量士に限らず、各種試験は概ね以下のステップで進みます。具体的な日程・受験料・申込方法は資格・実施回ごとに異なるため、必ず試験日程ページと公式情報で最新の数値をご確認ください。
- 受験案内の確認:受験資格・試験範囲・申込期間を公式で確認します。
- 受験申込:インターネット申込が主流(資格により郵送可)。顔写真データや本人確認情報が必要な場合があります。
- 受験料の支払い:クレジットカード・コンビニ・払込票など。支払い完了で申込確定です。
- 受験票・受験番号の受領:郵送またはマイページ表示。試験会場・集合時刻はここで確定します。
- 受験:会場(またはCBTテストセンター)で受験します。
- 合格発表:公式サイトの受験番号照会や合否通知で確認します。
- 合格後の手続き:資格により登録・免状交付・講習などの手続きが必要な場合があります。
✅ 試験当日の持ち物チェックリスト
当日あわてないよう、前日までに準備しておきたい基本の持ち物です。
- 受験票(または受験番号・QRコード等の受験者情報)
- 顔写真付きの本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
- 筆記用具:マークシート方式はHB〜Bの鉛筆・シャープペンと消しゴム。※CBT方式は会場で用意されることが多く、私物の持ち込み不可の場合があります。
- 腕時計:通信・計算機能のないアナログ/デジタル時計。※会場に時計が無い場合に備えて。スマートウォッチ不可。
- 電卓:使用可の試験のみ(関数電卓不可など条件あり。公式で要確認)。
- 現金・交通系IC:交通費・昼食代など。
- 上着・羽織るもの:会場の空調で温度調整できるように。
- 飲み物・軽食:長時間の試験や待ち時間に備えて。
⏰ 試験当日に気をつけたいこと
- 会場には余裕をもって到着:集合時刻の30分前到着を目安に。交通遅延も想定して経路を前日に確認。
- スマートフォン・スマートウォッチは電源OFF:通信機器の取り扱いは厳格です。指示に従って鞄へ。
- 時間配分を決めておく:得意分野から解く・マークずれを防ぐなど、自分の解答順を事前に固めておきましょう。
- 見直し時間を確保:マーク漏れ・転記ミスは失点に直結します。最後の5〜10分は見直しに充てるのが安全です。
※受験方式(CBT/筆記)・持ち込み可否・受験料・日程は測量士の実施団体により異なります。受験前に必ず公式情報で最終確認してください。