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測量士試験の難易度と合格率【午前450点+合計910点の壁】

測量士試験は、国土地理院が実施する国家資格試験で、合格率は令和8年が24.2%(令和4〜8年は10.3〜40.2%)と難関に位置づけられます。午前は択一式28問・午後は記述式(必須1題+選択2題)の二部構成で、午前で450点以上を確保したうえで合計910点以上が必要となるダブル基準が難しさの本質です。本記事では合格率推移・分野別難易度・午後記述式の難易度・独学合格戦略・電卓使用可否などを徹底解説します。

※受験料・試験日程・合格基準等は改定される場合があります。最新情報は必ず国土地理院の公式情報でご確認ください。

合格率の推移

測量士試験の合格率は令和8年が24.2%(令和4〜8年は10.3〜40.2%)。年度による振れ幅が大きく、難易度調整の方針や受験者層の変化により、5%台から40%台まで大きく変動するのが特徴です。令和5・6年は10.3%・13.0%でしたが、令和7年は40.2%、令和8年は24.2%と高めの年が続いています。年によって大きく変わるため、低い年の水準も想定して対策を組むのが安全です。

なぜ合格率の変動が大きいのか

合格基準が絶対評価(午前450点以上+合計910点以上)であり、相対評価ではないため、その年の問題の難易度がそのまま合格率に反映されます。特に午後記述式の採点基準・部分点配分・選択問題の難易差が合格率を大きく左右します。「合格率の高い年に運よく受かる」ではなく、難化年でも合格できる実力を積むのが基本姿勢です。

分野別の難易度

午前択一の難易度

午前は28問・700点満点(1問25点)で、合格には450点以上(18問正解相当)が必要です。ここを落とすと午後の点数に関係なく不合格となる足切り基準のため、午前で500点(20問正解)以上を安定して取れる状態を目指すのが現実的なラインです。過去問の類似問題が多く、過去10年分を繰り返せば対応できます。

午後記述式の難易度(合否の決定要因)

午後は必須1題+選択2題(4題から選択)の記述式試験で、計算過程・図表・前提条件を答案用紙に手書きで書く力が問われます。配点は午前と合わせて1,400点満点中700点を占め、ここで稼げないと合計910点に届かないため、合否を分けるのは午後と言って差し支えありません。

独学合格の戦略

① 測量士補との並行・順次学習で午前を固める

測量士補を先に取得済み・並行学習中なら、午前択一の基礎は半分以上できあがっています。測量士補の出題範囲をベースに、測量士の頻出論点(最小二乗法・GNSS基線解析・UAV測量等)を上積みしていくのが効率的です。

② 午後記述式の答案練習に学習時間の半分以上を充てる

午前択一はインプット中心で進められますが、午後記述式は答案を手で書く練習でしか伸びません。過去問10年分の解答例を写経し、自分の答案と模範解答を見比べて「どこで部分点を逃しているか」を分析する作業を反復してください。

③ 選択分野は得意2分野に絞る

4分野すべてを記述レベルで対策するのは時間的に厳しいため、基準点測量+応用測量または基準点測量+地形写真測量など、実務・興味と一致する2分野に絞って深掘りするのが現実的です。

④ 過去問は10年分を3周

過去問の類似問題が形を変えて再出題される傾向は午前午後とも共通。10年分を最低3周し、解法と計算過程をスラスラ書けるレベルまで仕上げます。

電卓は使えるのか

測量士試験では電卓を使えますが、国土地理院が用意する電卓だけです。四則演算とルート(√)キーの電卓で、sin・cos・tanは付いておらず、持参した電卓・関数電卓は使えません。計算問題が中心の試験なので、普段の過去問演習から四則演算と√だけで計算を進める練習をしておきましょう。なお測量士補試験では電卓は使えません。

出典:国土地理院「令和8年 測量士・測量士補試験 受験案内」(電卓の使用について)

難易度ランクとしての位置づけ

合格率10.3〜40.2%(令和4〜8年)・学習時間目安500〜700時間という指標から、測量士は建設・土木系国家資格の中で上位の難易度に位置づけられます。1級土木施工管理技士や1級建築施工管理技士と並ぶレベル感ですが、午後記述式の計算量が多い点で「数学・物理に苦手意識がある人にはより難しく感じる」試験です。

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📊 同カテゴリ資格との難易度比較【土木・建設】

「測量士」を同じ土木・建設の資格と難易度・学習時間・コスパで横並び比較しました(難易度が低い順)。自分に合った受験順や次に狙う資格の検討にお使いください。

資格 難易度 学習時間目安 国の統計で見る年収 コスパ
2級土木施工管理技士(第一次) Lv2・やさしめ 100〜200時間 約625万円(土木技術者) ◎
2級電気工事施工管理技士(第一次) Lv2・やさしめ 100〜200時間 約704万円(電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)) ◎
2級電気通信工事施工管理技士(第一次) Lv2・やさしめ 100〜150時間 約610万円(その他の情報処理・通信技術者) ◎
2級管工事施工管理技士(第一次) Lv2・やさしめ 100〜200時間 約679万円(建築技術者)/約659万円(機械技術者) ◎
測量士補 Lv2・やさしめ 100〜200時間 約543万円(測量技術者) ◎
1級電気通信工事施工管理技士(第一次) Lv3・標準 200〜400時間 約610万円(その他の情報処理・通信技術者) ◎
1級土木施工管理技士(第一次) Lv3・標準 200〜400時間 約625万円(土木技術者) ◎
1級電気工事施工管理技士(第一次) Lv3・標準 200〜400時間 約704万円(電気・電子・電気通信技術者(通信ネットワーク技術者を除く)) ◎
1級管工事施工管理技士(第一次) Lv3・標準 200〜400時間 約679万円(建築技術者)/約659万円(機械技術者) ◎
測量士 ◀ この資格 Lv4・難関 500〜700時間 約543万円(測量技術者) ○

※年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年の職種別・産業別の値から、毎月の給与×12+年間賞与で当サイトが計算した推定値です。資格を持っていない人も含む職種(または業種)全体の値で、資格ごとの年収ではありません。「—」は対応する公的な統計が無いものです。 難易度Lv・学習時間・コスパは目安です。資格の組合せ・コスパ全体像は資格コスパ比較ランキングもご覧ください。

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