色彩検定UC級「UDの実践と色彩の基礎」の一問一答
📖 色彩検定UC級「UDの実践と色彩の基礎」の全39問と解説(一覧)
色彩検定UC級のUDの実践と色彩の基礎に関する一問一答(全39問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.色の三属性に含まれないものはどれか。
- ア.色相
- イ.色温度
- ウ.明度
- エ.彩度
正解:イ.色温度
解説:色の三属性は、色相(赤・黄・緑・青などの色みの種類)・明度(明るさの度合い)・彩度(色みの強さ、鮮やかさ)の3つで、この3つで色を体系的に表す。マンセル表色系では、色相をヒュー(Hue)、明度をバリュー(Value)、彩度をクロマ(Chroma)で表す。色温度は、光源の光の色を、それと色度が等しい光を出す黒体の温度(単位K)で表した量で、色の三属性には含まれない。
根拠: JIS Z 8105:2000 色に関する用語(2000年版の本文で確認。現行は2022年改正版) 3016 色相・3011 明度・3023 彩度・3025 マンセル表色系(マンセルヒュー=色相、バリュー=明度、クロマ=彩度)・2078 色温度 / 色彩検定協会「受検案内」(程度と内容) 3級「色の分類と三属性」・UC級「色の表し方」
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問2.無彩色について正しい説明はどれか。
- ア.明度がなく色相だけを持つ
- イ.色相と彩度がなく明度だけを持つ
- ウ.三属性すべてを持つ
- エ.彩度が最も高い色
正解:イ.色相と彩度がなく明度だけを持つ
解説:無彩色は白・灰・黒など色みを持たない色で、色相と彩度がなく明度のみで区別されます。これに対し赤や青など色みのある色を有彩色と呼びます。
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問3.色相環で正反対の位置にある、混ぜると無彩色に近づく関係の色を何と呼ぶか。
- ア.類似色
- イ.補色
- ウ.中性色
- エ.同系色
正解:イ.補色
解説:色相環上で向かい合う位置にある色どうしを補色といいます。補色を混色すると彩度が下がり灰色(無彩色)に近づき、並べると互いに鮮やかに見えます。
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問4.色の鮮やかさの度合いを表す属性はどれか。
- ア.彩度
- イ.明度
- ウ.色相
- エ.色温度
正解:ア.彩度
解説:彩度は色の鮮やかさ・あざやかさの度合いを示す属性です。彩度が高いほど鮮やかで、低いほどくすんで無彩色に近づきます。
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問5.明度について正しい説明はどれか。
- ア.色の明るさの度合い
- イ.色の鮮やかさの度合い
- ウ.色みの種類
- エ.光の波長の長さそのもの
正解:ア.色の明るさの度合い
解説:明度は色の明るさの度合いを表します。最も高い明度が白、最も低い明度が黒で、有彩色にも明度の高低があります。
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問6.日本で生まれた表色系で、色相とトーン(色調)の概念を用いて色を体系化したものはどれか。
- ア.RGB
- イ.CMYK
- ウ.Lab
- エ.PCCS
正解:エ.PCCS
解説:PCCS(日本色研配色体系)は色相とトーンの概念で色を整理した表色系で、配色学習に広く使われます。トーンは明度と彩度を複合した色の調子です。
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問7.PCCSの「トーン」は何を複合的に表した概念か。
- ア.色相と明度
- イ.色相と彩度
- ウ.明度と彩度
- エ.面積と形
正解:ウ.明度と彩度
解説:PCCSのトーン(色調)は明度と彩度を複合した色の調子を表す概念です。ビビッド・ペール・ダークなどがあり、色相が違っても同じトーンならまとまった印象になります。
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問8.暖色・寒色・中性色の説明として正しいものはどれか。
- ア.赤系が暖色、青系が寒色、緑や紫が中性色
- イ.青系が暖色、赤系が寒色
- ウ.白が暖色、黒が寒色
- エ.彩度の高い色が暖色、低い色が寒色
正解:ア.赤系が暖色、青系が寒色、緑や紫が中性色
解説:赤・橙・黄など温かみを感じる色を暖色、青・青緑など冷たさを感じる色を寒色、緑や紫などどちらにも偏らない色を中性色といいます。
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問9.対象が見つけやすい・人目を引きやすい程度を表す性質はどれか。
- ア.明視性
- イ.誘目性
- ウ.可読性
- エ.演色性
正解:イ.誘目性
解説:誘目性は対象が人の注意を引きやすい度合いで、赤やオレンジなど高彩度の暖色が高い傾向です。注意喚起や警告表示に活用されます。
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問10.背景との関係で図や文字が見分けやすい・はっきり見える度合いを表す性質はどれか。
- ア.誘目性
- イ.進出性
- ウ.明視性
- エ.恒常性
正解:ウ.明視性
解説:明視性は対象が背景に対してはっきり見分けられる度合いで、明度差(コントラスト)が大きいほど高くなります。サインや表示の読み取りやすさに直結します。
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問11.遠くからでも対象の存在を確認できる度合い(見つけやすさ)を主に表す性質はどれか。
- ア.演色性
- イ.視認性
- ウ.恒常性
- エ.面積効果
正解:イ.視認性
解説:視認性は対象の存在が確認しやすい度合いで、背景との明度差・彩度差が大きいほど高まります。標識や非常口表示などで重視されます。
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問12.カラーユニバーサルデザイン(色のUD)の基本的な考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.色の数を増やし、色の違いで細かく区別できるようにする
- イ.色による区別を避け、白黒の濃淡で表す
- ウ.一般的な色覚の人の見え方を基準に配色を決める
- エ.色の違いに加えて、形や文字でも区別できるようにする
正解:エ.色の違いに加えて、形や文字でも区別できるようにする
解説:色のUD(カラーユニバーサルデザイン)は、色の見え方が人によって違う(色覚の多様性)ことを前提に、できるだけ多くの人に情報が正確に伝わるよう配色や表示を工夫する考え方。基本は、分かりやすい色を選んだうえで色だけに頼らず、形・文字・記号・線の違いなどでも区別できるようにし、白黒にしても情報が伝わるようにすること。色の数を増やして色の違いだけで細かく分けると、色の区別がつきにくい人には伝わらない。色による区別が必要なときは、色の数をむしろ少なくする。色を使うこと自体を避ける必要はない。一般的な色覚の人の見え方だけでなく、1型・2型など異なる色覚の見え方でも確かめて配色を決める。
根拠: 色彩検定協会「各級の目安」UC級 UC級:色のユニバーサルデザイン(公共のデザインやサービスにおける必要性)・誰にでも判別、理解できるような配色に改善する/公式テキストUC級の説明「色覚の多様性に配慮した、誰もが見やすい色使い」 / 東京都福祉局「TOKYO ユニバーサルデザインガイドライン 視覚情報版」(令和7年3月発行) PDF 3ページ(第1章「ガイドラインの使い方」):CUD=人間の多様な色覚型に対応し情報が正確に伝わるよう配色等を調整したデザイン/PDF 4ページ:一般色覚(C型)・P型強度・D型強度の3タイプによるチェックが望ましい/PDF 11ページ(第3章 10ページ):わかりやすい色にした上で色だけに頼るのではなく、白黒でも情報が伝わる内容にする/PDF 34ページ(チェックリスト):色に頼らなくても情報が得られるようにする(形状の違い、文字や記号の併用など)、色による区別が必要な場合は色相を少なくする
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問13.路線図や案内地図で複数路線を色分けする際、色のUDとして最も望ましい工夫はどれか。
- ア.似た色を多用して統一感を出す
- イ.色に加えて線種・記号・番号などの手がかりも併用する
- ウ.色だけで全路線を区別する
- エ.彩度を全体的に下げて目立たなくする
正解:イ.色に加えて線種・記号・番号などの手がかりも併用する
解説:色の違いだけに頼ると見分けにくい人がいるため、線種・記号・番号・文字ラベルなど色以外の手がかりを併用します。これで誰にとっても判別しやすくなります。
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問14.配布資料やグラフで色分けする際に推奨される配慮はどれか。
- ア.凡例だけで色を区別させる
- イ.似た色を隣接させて配置する
- ウ.パターンや直接のラベルを併用する
- エ.背景と同系色で線を引く
正解:ウ.パターンや直接のラベルを併用する
解説:グラフは色だけで区別せず、パターン(ハッチング)・形・直接ラベル付けなどを併用すると、白黒コピーや色覚多様性のある人にも伝わります。
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問15.JIS Z 9103(安全色)の附属書JCは、1型の色覚の人が、赤色の表示灯が点灯していることに気付かないことがあるとしている。その理由と対策の組み合わせとして、同附属書の説明に合うものはどれか。
- ア.M錐体を欠き、長波長側の赤が見えにくいため、短波長側の赤色光を使う
- イ.L錐体を欠き、短波長側の赤が見えにくいため、長波長側の赤色光を使う
- ウ.L錐体を欠き、長波長側の赤が見えにくいため、短波長側の赤色光を使う
- エ.M錐体を欠き、短波長側の赤が見えにくいため、長波長側の赤色光を使う
正解:ウ.L錐体を欠き、長波長側の赤が見えにくいため、短波長側の赤色光を使う
解説:附属書JC の JC.2 によると、長波長の光を検知するL錐体を欠く1型の色覚の人には、赤色光のうち長波長側の範囲は光として視認できず、点灯に気付かないことがあるので、短波長側の赤色光を使うことが望ましいとされている。M錐体を欠くのは2型で、2型はL錐体をもつため赤は明るく感じられる。同じ箇所では、S錐体を欠く3型、ロービジョン、高齢者及び白内障の人には、青色光の短波長側が見えにくいので長波長側の青色光を使うことが望ましいともしており、赤と逆向きになる点に注意する。
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問16.Webページで文字を読みやすくするための基本原則として正しいものはどれか。
- ア.文字色と背景色を近い色にする
- イ.彩度の高い色だけで本文を組む
- ウ.文字を背景と同系色にする
- エ.文字色と背景色のコントラストを十分に確保する
正解:エ.文字色と背景色のコントラストを十分に確保する
解説:文字と背景には十分な明度差(コントラスト比)を確保するのが基本です。コントラストが低いと読みづらく、特に高齢者や弱視の人に負担となります。
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問17.Webのリンクを色だけで示すことの問題点を避けるための工夫はどれか。
- ア.リンクを薄い灰色だけで示す
- イ.本文と同じ色で示す
- ウ.下線など色以外の手がかりも付ける
- エ.色を変えるだけで十分とする
正解:ウ.下線など色以外の手がかりも付ける
解説:リンクを色だけで示すと色覚多様性のある人に区別されにくいため、下線や太字など色以外の視覚的手がかりを併用します。色だけに頼らない原則です。
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問18.「色だけに頼らない(色を唯一の手がかりにしない)」原則の具体例として最も適切なものはどれか。
- ア.エラーを赤い文字色だけで知らせる
- イ.重要項目を彩度の差だけで示す
- ウ.必須項目を色に加えて「必須」の文字やマークでも示す
- エ.色覚正常者だけを想定して赤緑で区別する
正解:ウ.必須項目を色に加えて「必須」の文字やマークでも示す
解説:必須入力欄を赤色だけで示すのではなく、アスタリスクや「必須」の文字、アイコンを併記します。色を見分けにくい人にも情報が伝わります。
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問19.JIS Z 9103(安全色)の附属書では、黒い背景の上に表示・設置する場合、本来は赤で示す禁止標識や緊急停止ボタンなどに、輝度差を確保するため別の安全色を用いる例を挙げている。その色はどれか。
- ア.黄赤
- イ.黄
- ウ.赤紫
- エ.白
正解:ア.黄赤
解説:JIS Z 9103 の附属書JB の表JB.1 では、黄赤の意味に「明示(輝度差確保)」があり、黒背景の上に標示・設置する場合の、本来は赤で標示すべき禁止標識や緊急停止ボタンが例に挙げられている。附属書JC では、塗料などの一般材料の赤は低輝度であり、1型の色覚の人は赤を暗く感じて黒と誤認することがあるとしている。黒い背景に赤を置くと明るさの差が小さく、見分けにくくなるおそれがあるためである。
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問20.案内サインの文字を見やすくするために最も重要な配慮はどれか。
- ア.文字と背景を同じ明度にする
- イ.文字と背景の明度差を大きくとる
- ウ.彩度だけで区別する
- エ.文字を小さくして情報量を増やす
正解:イ.文字と背景の明度差を大きくとる
解説:文字と地(背景)の明度差を大きくとることが、見分けやすさ(明視性)の基本です。明度差が小さいと色覚や視力に関わらず読み取りにくくなります。
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問21.色覚の多様性をふまえた配色を確認するための方法として最も適切なものはどれか。
- ア.自分の見え方だけで判断する
- イ.彩度を最大にすれば確認不要
- ウ.色数を増やせば確認は不要
- エ.色覚シミュレーションやグレースケールで見え方を確認する
正解:エ.色覚シミュレーションやグレースケールで見え方を確認する
解説:多様な色覚での見え方をシミュレーションできるツールやグレースケール表示で確認すると、色だけに頼った箇所や判別しにくい配色を発見できます。
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問22.印刷物を白黒コピーされる可能性をふまえた色分けの工夫として正しいものはどれか。
- ア.同じ明度の色で色分けする
- イ.色相差だけに頼る
- ウ.薄い色どうしで区別する
- エ.明度差を確保しパターンも併用する
正解:エ.明度差を確保しパターンも併用する
解説:白黒化すると色の違いは明度差にしか残らないため、明度差を確保しパターンやラベルを併用すると、モノクロでも区別できます。
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問23.教育教材で図やグラフを作る際、色のUDとして避けたいものはどれか。
- ア.直接ラベルを付ける
- イ.パターンを併用する
- ウ.凡例頼みで似た色を多用する
- エ.明度差を確保する
正解:ウ.凡例頼みで似た色を多用する
解説:凡例だけで色を対応させ、本体は似た色で塗り分けると判別が難しくなります。直接ラベルやパターンを使い、見分けにくい色の組み合わせを避けます。
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問24.色のUDで「グレー(無彩色)の活用」が有効とされる理由はどれか。
- ア.最も鮮やかに見えるから
- イ.誘目性が最も高いから
- ウ.色覚に関係なく明度として認識されやすいから
- エ.必ず赤と混同されるから
正解:ウ.色覚に関係なく明度として認識されやすいから
解説:無彩色のグレーは色覚に関係なく明度として認識されるため、区切り線・補助線・背景などに使うと多くの人に安定して伝わります。
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問25.信号機の色分けを補完するUDの工夫として実際に用いられている例はどれか。
- ア.赤と緑を隣接させて並べる
- イ.彩度を下げて目立たなくする
- ウ.色だけで全情報を伝える
- エ.点灯位置を固定して位置でも判断できるようにする
正解:エ.点灯位置を固定して位置でも判断できるようにする
解説:赤と緑(青)は見分けにくい人がいるため、配置の固定(位置)や形状の工夫で色以外の手がかりを与えます。位置で判断できることが重要です。
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問26.可読性(読みやすさ)を高めるための配色として最も適切なものはどれか。
- ア.文字と背景を同系色にする
- イ.明度差の大きい文字色と背景色を選ぶ
- ウ.高彩度どうしを重ねる
- エ.明度差を小さくする
正解:イ.明度差の大きい文字色と背景色を選ぶ
解説:可読性は文字の読みやすさで、文字と背景の明度差・コントラストが大きいほど高まります。背景と近い色の文字は読みにくくなります。
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問27.ピクトグラム(絵記号)が公共空間で重視される理由として、色のUDの観点から最も適切なものはどれか。
- ア.色だけで意味を伝えられる
- イ.彩度が高く誘目性のみを担う
- ウ.明度差が不要になる
- エ.形で意味を伝え色に頼らず情報を伝えられる
正解:エ.形で意味を伝え色に頼らず情報を伝えられる
解説:ピクトグラムは形で意味を伝えるため、色を見分けにくい人や言語が異なる人にも情報が伝わります。色以外の手がかりとして有効です。
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問28.「同じ色相でもトーン(明度・彩度)を変えて区別する」配色が色のUDで注意を要する理由はどれか。
- ア.色弱者には、彩度の高い色ほど見分けにくくなるため
- イ.濃淡の差は、色弱者には区別の手がかりにならないため
- ウ.同じ色相の色は、色弱者には同じ色に見えてしまうため
- エ.明暗の差が小さいと、色弱者には見分けにくくなるため
正解:エ.明暗の差が小さいと、色弱者には見分けにくくなるため
解説:同じ色相の中でトーンだけを変える配色は、明るさの差(明暗の差)が十分でないと、色弱者には色の違いが分かりにくくなる。同色系でも濃淡や明暗の差をはっきりつければ見分けやすくなるので、明度差を十分にとり、文字や形の違いも併用するのがよい。彩度については、白や黒を含む彩度の低い色のほうが見分けにくく、彩度の高い色ほど見分けにくいわけではない。濃淡の差は区別の助けになり、同じ色相の色がすべて同じ色に見えるわけでもない。
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問29.プレゼン資料で赤い文字を強調に使う際の色のUD上の配慮として正しいものはどれか。
- ア.暗い赤の文字を、黒や紺などの暗い背景に重ねて目立たせる
- イ.強調は赤い文字の色だけで表し、太さや書体は変えない
- ウ.濃い赤を避けて赤橙にし、文字を太くするなどの工夫も加える
- エ.赤の彩度を最大にすれば、ほかの工夫は要らない
正解:ウ.濃い赤を避けて赤橙にし、文字を太くするなどの工夫も加える
解説:東京都のガイドラインは、強調に赤を使うと、1型の色覚の人(ガイドラインの呼び方ではP型色覚)には濃い赤が黒く見えてしまうため、濃い赤ではなく赤橙やオレンジを使い、文字の大きさや太さ、書体を変えるなど別の方法と組み合わせるとしている。黒・青・緑などの背景に赤で書かれた文字は読みづらいともしている。赤い色だけで強調するのは、色だけに頼る表し方で、彩度を上げても赤であることに変わりはない。
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問30.色のUDで推奨される「カラーユニバーサルデザイン推奨配色」の考え方はどれか。
- ア.鮮やかな色を無制限に使う
- イ.似た色を多く並べる
- ウ.多くの色覚で見分けやすい色を選んだ組み合わせを使う
- エ.色名を一切示さない
正解:ウ.多くの色覚で見分けやすい色を選んだ組み合わせを使う
解説:多様な色覚でも互いに見分けやすいよう選ばれた色の組み合わせ(推奨配色セット)を使うことで、判別しにくい組み合わせを避けられます。色名併記も推奨されます。
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問31.屋外の案内表示で「白地に濃い色の文字」が読みやすい主な理由はどれか。
- ア.明度差が大きく見分けやすいから
- イ.彩度が低く目立たないから
- ウ.色相が同じだから
- エ.面積が小さくなるから
正解:ア.明度差が大きく見分けやすいから
解説:白地と濃い文字は明度差(コントラスト)が大きく、明視性・可読性が高まります。距離や視力・色覚に左右されにくい配色です。
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問32.色だけでなく「文字・記号・配置」も使って情報を伝える設計を何と呼ぶか(色のUDの基本姿勢)。
- ア.彩度の最大化
- イ.色数の最小化のみ
- ウ.情報伝達の多重化(色以外の手がかりの併用)
- エ.明度の統一
正解:ウ.情報伝達の多重化(色以外の手がかりの併用)
解説:色を唯一の手段にせず、文字・記号・形・配置など複数の手段で情報を冗長に伝える「多重化(冗長化)」が色のUDの基本です。一つが伝わらなくても他で補えます。
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問33.高齢者の色の見え方の一般的傾向として正しいものはどれか。
- ア.水晶体の黄変で青や紫が見分けにくくなる傾向がある
- イ.赤がまったく見えなくなる
- ウ.明度差が不要になる
- エ.彩度が上がって見える
正解:ア.水晶体の黄変で青や紫が見分けにくくなる傾向がある
解説:加齢で水晶体が黄変し、青や紫が見分けにくくなったり全体に黄ばんで見えたりする傾向があります。青系の細かな区別に頼らない配慮が有効です。
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問34.色のUDの観点から、Webフォームのエラー表示として最も望ましいものはどれか。
- ア.色に加えてアイコンと文字メッセージで知らせる
- イ.入力欄の枠を赤にするだけにする
- ウ.文字色を薄い灰色にする
- エ.色だけで成否を示す
正解:ア.色に加えてアイコンと文字メッセージで知らせる
解説:エラーを赤枠の色だけで示すと色覚多様性のある人に伝わりにくいため、アイコンとエラーメッセージ(文字)も併記します。色以外でも内容が分かります。
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問35.彩度の高い色どうしを隣り合わせると起こりやすい現象はどれか。
- ア.必ず読みやすくなる
- イ.境界がちらつくハレーションが起きやすい
- ウ.明度差が自動的に大きくなる
- エ.色相が消える
正解:イ.境界がちらつくハレーションが起きやすい
解説:高彩度色を補色関係などで隣接させると、境界がちらついて見えるハレーション(眩しさ・不安定さ)が起き、文字が読みにくくなります。明度差や無彩色の縁取りで緩和します。
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問36.色のUDで「色名や数値を併記する」ことが有効な理由はどれか。
- ア.彩度が上がるから
- イ.色が見分けにくくても文字情報で識別できるから
- ウ.色数を増やせるから
- エ.明度差が不要になるから
正解:イ.色が見分けにくくても文字情報で識別できるから
解説:グラフや路線図で色名・記号・数値を添えると、色が見分けにくくても文字情報で識別できます。色以外の手がかりを与える具体策です。
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問37.色のUDを取り入れた地図やグラフで「直接ラベル方式」が推奨される理由はどれか。
- ア.凡例と色を照合せず色に頼らず対応が分かるから
- イ.色数を増やせるから
- ウ.彩度が上がるから
- エ.面積効果が消えるから
正解:ア.凡例と色を照合せず色に頼らず対応が分かるから
解説:凡例と色を照合させる方式は色を見分けにくい人に負担です。各要素のそばに直接名称を書く直接ラベル方式なら、色に頼らず対応がわかります。
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問38.色のUDの考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.はじめから多様な人に伝わるよう設計する
- イ.特定の人だけを後から個別対応する
- ウ.晴眼の若者だけを基準にする
- エ.美観だけを最優先する
正解:ア.はじめから多様な人に伝わるよう設計する
解説:色のUDは特定の人だけを特別扱いするのではなく、はじめから多様な人に伝わるよう配色や表示を設計する考え方です。後から個別対応するより包括的です。
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問39.明度差を確保したうえで、さらに色の境界に白や黒の縁取りを入れる手法の主な効果はどれか。
- ア.彩度が必ず下がる
- イ.色相が反転する
- ウ.面積効果が強まる
- エ.境界が明確になりハレーションを抑えられる
正解:エ.境界が明確になりハレーションを抑えられる
解説:隣接色の間に白・黒など無彩色の縁取り(セパレーション)を入れると、ハレーションが抑えられ境界が明確になり、見分けやすさが向上します。