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色彩検定UC級「UDの実践と色彩の基礎」の出題ポイント解説

実際の色の見え方は図版を伴うため、本ページでは用語・考え方を中心に解説します。色の見分けは公式テキスト併用を推奨します。この章では、UC級を支える色彩の基礎(色の三属性・PCCS・対比・暖色寒色)を押さえたうえで、公共サインやWebなどUDの実例を通して、だれにでも伝わる情報デザインの考え方を学びます。前の章までの工夫を、実際の場面に当てはめて整理しましょう。

※出題範囲・内容は改定される場合があります。最新情報は必ず色彩検定協会(AFT) 公式情報でご確認ください。

色彩の基礎:色の三属性

色は次の3つの性質(色の三属性)で整理できます。配色の工夫を考えるときの共通言語になります。

属性意味
色相(しきそう)赤・黄・緑・青などの色みのちがい
明度(めいど)色の明るさの度合い。高いほど明るい
彩度(さいど)色の鮮やかさの度合い。高いほど鮮やか

色みのない白・灰・黒を無彩色、色みのある色を有彩色といいます。無彩色は明度だけを持ちます。色のUDでは、とくに明度の差を意識することが、見分けやすさにつながります。

PCCS

PCCS(日本色研配色体系)は、色を色相とトーン(明度と彩度を組み合わせた色の調子)で整理する考え方です。「明るい・暗い」「鮮やか・くすんだ」といった調子をまとめて扱えるため、配色を考えたり伝えたりするのに役立ちます。色のUDでは、明度やトーンの差を確認する手がかりとして使えます。

対比と暖色・寒色

UDの実例

これまでの工夫が、実際の場面でどう生かされるかを見てみましょう。共通するのは「色だけに頼らない」「明度差・コントラストを確保する」という考え方です。

場面UDの工夫の例
公共サイン・案内表示色に加えて、文字・矢印・ピクトグラム(絵記号)を併用し、誰にでも意味が伝わるようにする
路線図路線を色だけで区別せず、線の種類・番号・記号も使って見分けやすくする
印刷物・グラフ項目を色だけで分けず、模様(斜線・ドット)や直接ラベルを付け、明度差をつける
Webアクセシビリティ文字と背景のコントラストを十分に確保し、リンクを色だけでなく下線でも示す
製品・家電ボタンやランプの状態を色だけで示さず、形・記号・文字も加える
教育・教材板書やプリントで、色だけで強調せず、囲み・下線・記号も併用する

伝わる情報デザインへ

色のUDの目的は、特別な色を使うことではなく、だれにでも情報が正しく伝わるようにすることです。「色を選ぶ・色以外の情報も併用する・きちんと伝わるか確かめる」という3つのポイントを、実際のデザインに当てはめて考える姿勢が大切です。一人ひとりの見え方の多様性を尊重し、伝わるかどうかを相手の立場で確かめることが、情報デザインの基本になります。

この章を覚えるコツ

用語があいまいなときは用語集で確認し、学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。最初の色のユニバーサルデザインとはの章に戻って復習するのも効果的です。

この章の理解を問題で確認しよう!
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