色彩検定3級「色彩心理(対比・同化・色の効果)」の一問一答
📖 色彩検定3級「色彩心理(対比・同化・色の効果)」の全49問と解説(一覧)
色彩検定3級の色彩心理(対比・同化・色の効果)に関する一問一答(全49問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.2つの色を隣り合わせたとき、互いの色相の差が実際より大きく見え、色みがより離れて感じられる現象を何というか。
- ア.色相対比
- イ.明度対比
- ウ.彩度対比
- エ.色相同化
正解:ア.色相対比
解説:隣接した色どうしの色相差が強調され、色相環上で互いに離れる向きにずれて見える現象を色相対比という。たとえば同じ黄でも、橙の背景に置くと緑み寄りに、緑の背景に置くと赤み(橙)寄りに見える。
根拠: 色彩の知識 隣り合う色の差が強調される【同時対比】(プラスカラーズ) 同時対比 > 色相対比・明度対比・彩度対比
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問2.明るい背景に置いた灰色がより暗く、暗い背景に置いた同じ灰色がより明るく見える現象を何というか。
- ア.明度対比
- イ.彩度対比
- ウ.補色対比
- エ.縁辺対比
正解:ア.明度対比
解説:背景との明るさの違いが強調され、対象の明度が、背景の明るさとは逆の方向にずれて見える現象を明度対比という。明るい背景の上では暗く、暗い背景の上では明るく見える。同じ灰色でも背景の明暗で見え方が変わる。明度対比は、二つの色の違いが強調されて見える色対比の一つである。
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問3.鮮やかな色の中に置いた中程度の彩度の色がくすんで見え、灰色の中では鮮やかに見える現象を何というか。
- ア.色相対比
- イ.明度対比
- ウ.彩度対比
- エ.面積効果
正解:ウ.彩度対比
解説:周囲の色の鮮やかさとの差により、対象の彩度が実際より低く、または高く見える現象を彩度対比という。背景が鮮やかなほど対象はくすんで見える。
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問4.色相環で向かい合う位置にある2色を隣り合わせると、互いに彩度が高まり、より鮮やかに見える現象を何というか。
- ア.継時対比
- イ.彩度対比
- ウ.色相対比
- エ.補色対比
正解:エ.補色対比
解説:色相環で向かい合う2色(補色どうし)を並べると、互いの彩度が高まったように見え、より鮮やかに感じられる。これを補色対比という。彩度対比は周りとの彩度の差が強調される現象、色相対比は色相が周りの色から遠ざかるようにずれて見える現象、継時対比は先に見た色の残像が後に見る色に影響する現象である。
根拠: プラスカラーズ 色の知識「隣り合う色の差が強調される【同時対比】」(色彩検定1級カラーコーディネーター監修) 「補色対比」「色相対比」「彩度対比」「同時対比」の各節
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問5.2色が接する境界線付近で、対比効果が特に強く現れる現象を何というか。
- ア.面積対比
- イ.同時対比
- ウ.色相同化
- エ.縁辺対比
正解:エ.縁辺対比
解説:色と色の境目(ふち)の部分で明度差や色相差がいっそう強調されて見える現象を縁辺対比(へり〈ふち〉の対比)という。境界近くほど効果が強い。
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問6.ある色を見た直後に別の色を見ると、先に見た色の残像の影響で後の色が変化して見える現象を何というか。
- ア.継時対比
- イ.同時対比
- ウ.縁辺対比
- エ.色の同化
正解:ア.継時対比
解説:時間的に前後して色を見たときに、前の色の補色残像が後の色に影響する現象を継時対比という。同時に並べる同時対比と区別される。
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問7.2色以上を同時に並べて見たときに互いの色が影響し合って違って見える対比を、時間差で起こる対比と区別して何というか。
- ア.継時対比
- イ.面積効果
- ウ.色の同化
- エ.同時対比
正解:エ.同時対比
解説:色を同時に並置したときに起こる対比を同時対比という。色相・明度・彩度・補色の各対比はいずれも同時対比に含まれ、継時対比と対になる概念である。
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問8.細かい縞や小さな模様で、隣り合う色が互いに近づいて見え、溶け合うように感じられる現象を何というか。
- ア.色の対比
- イ.面積効果
- ウ.縁辺対比
- エ.色の同化
正解:エ.色の同化
解説:対比とは逆に、隣接する色の影響で対象が周囲の色に近づいて見える現象を色の同化という。細い線や小面積で起こりやすい。
根拠: JIS Z 8105:2000 色に関する用語(2000年版で確認。2022年に改正され、現行版は JISC の閲覧のみ) 番号3047 同化効果
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問9.色の同化と色の対比の関係について、正しい説明はどれか。
- ア.同化も対比も色が互いに離れて見える
- イ.同化は離れ、対比は近づいて見える
- ウ.両者は同じ現象を指す
- エ.同化は近づき、対比は離れて見える
正解:エ.同化は近づき、対比は離れて見える
解説:対比は隣接色との差が強調されて互いに離れて見える現象、同化は逆に隣接色に近づいて見える現象で、両者は反対方向の見え方である。
根拠: JIS Z 8105:2000 色に関する用語(同化効果の定義。現行は2022年版で閲覧のみのため旧版で確認) 3047 同化効果(3045 同時対比・3046 継時対比も参照)
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問10.灰色の地に白い細い線を細かく引くと地の灰色が明るく見え、黒い細い線を引くと地の灰色が暗く見える。この現象はどれか。
- ア.明度の同化
- イ.明度対比
- ウ.縁辺対比
- エ.継時対比
正解:ア.明度の同化
解説:細かい線や模様に囲まれた色が線の色に近づいて見えるのが同化で、この例は明るさが近づくので明度の同化です。明度対比であれば、白に接した灰色はかえって暗く見えるはずで、見え方の向きが逆になります。
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問11.同じ色でも、見える大きさが増すと明度・彩度の見え方が変化することを何というか。
- ア.縁辺効果
- イ.継時効果
- ウ.同化効果
- エ.面積効果
正解:エ.面積効果
解説:面積効果(面積対比)とは、色の面積が大きいほど明るく鮮やかに見える傾向をいう。小さな色見本で選んだ色が、大面積に塗ると明るく派手に見えるのはこのためである。
根拠: 面積効果(めんせきこうか)とは? 意味や使い方(改訂新版 世界大百科事典「色彩調節」項の言及) 面積効果の用語解説 (2)
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問12.面積効果について、小さな見本で選んだ色を壁一面など大面積に用いたときの一般的な見え方として正しいものはどれか。
- ア.より暗く地味に見える
- イ.色相だけが変化する
- ウ.見え方は変わらない
- エ.より明るく鮮やかに見える
正解:エ.より明るく鮮やかに見える
解説:面積効果により、大面積では明度・彩度が高く(明るく鮮やかに)見える傾向がある。塗装の色選びでは見本より落ち着いた色を選ぶとよいとされる。
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問13.対象が背景からどれだけ見つけやすいか、その存在の認めやすさを表す性質を何というか。
- ア.視認性
- イ.明視性
- ウ.誘目性
- エ.識別性
正解:ア.視認性
解説:視認性は、対象がそこにあることを背景から見つけやすい程度(存在や形状の見えやすさ)である。特に、対象と背景の明るさの差を大きくすると視認性が高くなる。誘目性は、周りの中でどのくらい目立って見えるか、注意を引きつける程度である。
根拠: JIS Z 8113:1998 照明用語 02040 視認性(visibility)、誘目性 / 色彩調節(改訂新版 世界大百科事典)- コトバンク 「とくに明るさの差を大きくするのが視認度を高くするうえでもっとも効果的である」
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問14.人の注意を引きつけ、目立って気づかせる程度を表す色の性質を何というか。
- ア.視認性
- イ.識別性
- ウ.明視性
- エ.誘目性
正解:エ.誘目性
解説:誘目性とは、特に意識していなくても注意を引きやすい度合いをいう。一般に高彩度の暖色(赤・橙など)は誘目性が高く、広告や警告に用いられる。
根拠: J UOEH(産業医科大学雑誌)39(1): 35-45 (2017)(色の誘目性に関する記述を含む論文) 本文(誘目性の定義の段落)
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問15.複数の対象を色によって区別し、見分けやすくする程度を表す性質を何というか。
- ア.誘目性
- イ.明視性
- ウ.視認性
- エ.識別性
正解:エ.識別性
解説:識別性とは、いくつかの対象を色の違いで区別しやすい度合いをいう。路線図やグラフの色分けなど、複数要素の見分けやすさに関わる。
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問16.一般に誘目性が最も高いとされる色はどれか。
- ア.青
- イ.緑
- ウ.赤
- エ.灰色
正解:ウ.赤
解説:誘目性は高彩度の暖色で高く、特に赤が最も注意を引きやすいとされる。このため消火器や危険標識などに赤が用いられる。
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問17.視認性を高めるために最も重要な要素はどれか。
- ア.色相の違いだけ
- イ.色の面積の大きさ
- ウ.色の温度感
- エ.対象と背景の明度差
正解:エ.対象と背景の明度差
解説:視認性は対象と背景の明度差(明度コントラスト)に最も大きく左右される。明度差が大きいほど対象は背景から際立って見つけやすくなる。
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問18.暖色系で明るく鮮やかな色が、実際よりも手前に飛び出して見える性質をもつ色を何というか。
- ア.後退色
- イ.収縮色
- ウ.沈静色
- エ.進出色
正解:エ.進出色
解説:進出色とは、同じ位置にあっても前に進み出て見える色で、暖色系・高明度・高彩度の色が該当する。逆に手前から引っ込んで見えるのが後退色である。
根拠: 進出色(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク 「進出色」の項 / 後退色(デジタル大辞泉・精選版 日本国語大辞典)コトバンク 「後退色」の項
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問19.寒色系で暗い色が、実際よりも奥に引っ込んで見える性質をもつ色を何というか。
- ア.進出色
- イ.膨張色
- ウ.後退色
- エ.興奮色
正解:ウ.後退色
解説:後退色とは、奥に遠ざかって見える色で、青などの寒色系や低明度の色が該当する。進出色と対になる概念である。
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問20.同じ大きさでも、実際より大きく広がって見える性質をもつ色を何というか。
- ア.収縮色
- イ.後退色
- ウ.膨張色
- エ.沈静色
正解:ウ.膨張色
解説:膨張色とは、面積が実際より大きく見える色で、明度が高い色(白・明るい暖色など)が該当する。逆に小さく締まって見えるのが収縮色である。
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問21.明度が低い暗い色が、実際よりも小さく引き締まって見える性質をもつ色を何というか。
- ア.収縮色
- イ.膨張色
- ウ.進出色
- エ.興奮色
正解:ア.収縮色
解説:収縮色とは、面積が実際より小さく見える色で、明度の低い暗い色(黒・濃紺など)が該当する。膨張色と対になる。
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問22.膨張・収縮の見え方に最も影響する要素はどれか。
- ア.明度
- イ.色相
- ウ.彩度
- エ.光沢
正解:ア.明度
解説:膨張色・収縮色は主に明度に左右され、明度が高いほど膨張して見え、低いほど収縮して見える。黒い服が引き締まって見えるのはこのためである。
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問23.見る人を心理的に高揚させ、活動的な気分にさせる色を何というか。
- ア.沈静色
- イ.興奮色
- ウ.後退色
- エ.中性色
正解:イ.興奮色
解説:興奮色とは、赤・橙など高彩度の暖色で、心拍や気分を高揚させ活動的にする色をいう。逆に気持ちを落ち着かせるのが沈静色である。
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問24.見る人の気持ちを落ち着かせ、リラックスさせる効果をもつ色を何というか。
- ア.興奮色
- イ.進出色
- ウ.沈静色
- エ.膨張色
正解:ウ.沈静色
解説:沈静色とは、青などの寒色系で、気分を鎮め落ち着かせる色をいう。病院や寝室などで用いられることがある。
根拠: 同じ物が違って見える【不思議な色の心理的効果】(pluscolors) 「膨張色と収縮色」の節の後の段落 / 環境と色彩(愛知県共済 インターネット公開文化講座 カラーコーディネーターに聞く色の活用術) 本文第2段落(青系の部屋と寝室に寒色系が向くことの説明)
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問25.赤・橙・黄など、火や太陽を連想させ暖かく感じられる色のグループを何というか。
- ア.暖色
- イ.寒色
- ウ.中性色
- エ.無彩色
正解:ア.暖色
解説:暖色とは、赤・橙・黄など暖かさを感じさせる色をいう。心理的に温かい印象を与え、進出・膨張の傾向をもつ。
根拠: 色彩検定 公式テキスト 3級編 訂正表(色彩検定協会) p.50 右段本文上から3行目(暖色系・寒色系・中性色系の位置づけ)
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問26.青・青緑など、水や氷を連想させ冷たく感じられる色のグループを何というか。
- ア.寒色
- イ.暖色
- ウ.中性色
- エ.純色
正解:ア.寒色
解説:寒色とは、青・青緑など冷たさを感じさせる色をいう。心理的に涼しい印象を与え、後退・収縮や沈静の傾向をもつ。
根拠: 暖色・寒色(日本大百科全書(ニッポニカ))コトバンク 暖色・寒色の項 / 色の暖冷感(色彩の解説ページ) 色の暖冷感の節
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問27.緑や紫など、暖かくも冷たくも感じられない、暖色・寒色のどちらにも属さない色を何というか。
- ア.純色
- イ.補色
- ウ.中性色
- エ.無彩色
正解:ウ.中性色
解説:中性色とは、緑・紫など温度感が中間的で暖色にも寒色にも属さない色をいう。緑は黄寄りで暖かく、青寄りで冷たく感じられることもある。
根拠: 暖色・寒色(だんしょくかんしょく)とは(日本大百科全書(ニッポニカ)) 暖色・寒色の項、色相の分類(暖色系・寒色系・中性色系)
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問28.色の温度感(暖かさ・冷たさ)に最も強く関係する色の属性はどれか。
- ア.明度
- イ.彩度
- ウ.色相
- エ.面積
正解:ウ.色相
解説:暖色・寒色の区別は主に色相によって決まる。赤〜橙〜黄が暖色、青緑〜青が寒色となり、温度感は色相に依存する性質である。
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問29.色の「派手・地味」という感じ方に最も大きく影響する色の属性はどれか。
- ア.色相
- イ.明度
- ウ.彩度
- エ.色の面積
正解:ウ.彩度
解説:派手・地味の感じは主に彩度に左右され、彩度が高い鮮やかな色ほど派手に、彩度が低いくすんだ色ほど地味に感じられます。暖かさ・冷たさには主に色相が、軽さ・重さには主に明度が関係します。
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問30.明度の高い色と低い色について、軽重感の見え方として正しいものはどれか。
- ア.高明度ほど軽く感じる
- イ.高明度ほど重く感じる
- ウ.明度は軽重感に無関係
- エ.彩度が高いほど軽い
正解:ア.高明度ほど軽く感じる
解説:明度が高い色(白・パステル)は軽く、明度が低い色(黒・濃色)は重く感じられる。荷物の梱包色などで応用される。
根拠: Trends of Color Research in Consumer Behavior(消費者行動における色彩研究の動向) IV.明度と彩度に着目した研究 1.明度に着目した研究
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問31.色の硬い・柔らかいという硬軟感について、柔らかく感じられる色の傾向として正しいものはどれか。
- ア.低明度・高彩度の色
- イ.高明度・低彩度の色
- ウ.無彩色の黒
- エ.純色の赤
正解:イ.高明度・低彩度の色
解説:硬軟感は主に明度が関係し、明度が高い色ほどやわらかく、低い色ほどかたく感じられる。彩度も影響し、明るく彩度の低い色(明るい中間色・パステル)は特にやわらかく感じられる。暗い色は彩度にかかわらずかたく感じられ、黒はその代表である。
根拠: 同じ物が違って見える【不思議な色の心理的効果】(プラスカラーズ、色彩検定1級カラーコーディネーター監修、色彩検定公式テキストを参考文献に記載) 色の心理的効果の解説部分(柔らかい色と硬い色の例)
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問32.赤から「りんご」や「トマト」を思い浮かべるような、色から実在する物を思い浮かべる連想を何というか。
- ア.抽象的連想
- イ.具体的連想
- ウ.象徴的連想
- エ.心理的連想
正解:イ.具体的連想
解説:具体的連想とは、色から特定の物(赤→りんご・血、青→空・海など)を思い浮かべる連想をいう。これに対して、赤から「情熱」を思い浮かべるような、形のない概念を思い浮かべる連想を抽象的連想という。
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問33.赤から「情熱」、青から「冷静」を思い浮かべるような、形のない概念を介した連想を何というか。
- ア.具体的連想
- イ.生理的連想
- ウ.面積連想
- エ.抽象的連想
正解:エ.抽象的連想
解説:抽象的連想とは、色から情熱・冷静・清潔などの概念を思い浮かべる連想をいう。成人や年長者ほど抽象的連想が増える傾向がある。
根拠: 色彩心理分析の現状(繊維と工業 特集「色」)SEN-I GAKKAISHI 43(5) P-168 色の連想・色の象徴性の節
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問34.一般的なイメージとして「情熱」「危険」「興奮」を連想させる色はどれか。
- ア.青
- イ.赤
- ウ.緑
- エ.黄
正解:イ.赤
解説:赤は情熱・愛・危険・興奮などを連想させる代表的な色で、誘目性も高い。信号や警告表示など注意を促す場面でも用いられる。
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問35.一般的なイメージとして「冷静」「誠実」「知性」を連想させる色はどれか。
- ア.赤
- イ.橙
- ウ.青
- エ.紫
正解:ウ.青
解説:青は冷静・誠実・信頼・知性などを連想させる色で、企業ロゴやビジネスシーンで好まれる。寒色で沈静的な印象を与える。
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問36.一般的なイメージとして「自然」「安らぎ」「安全」を連想させる色はどれか。
- ア.紫
- イ.緑
- ウ.黄
- エ.赤
正解:イ.緑
解説:緑は自然・植物・安らぎ・安全などを連想させる中性色で、非常口や安全表示にも用いられる。目に優しく落ち着いた印象を与える。
根拠: JIS Z 9101:2018 図記号-安全色及び安全標識-産業環境及び案内用安全標識のデザイン通則 3.8 安全状態標識/表1(安全状態=緑)/6.5/表3
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問37.一般的なイメージとして「清潔」「純粋」「無垢」を連想させる色はどれか。
- ア.黒
- イ.灰
- ウ.白
- エ.茶
正解:ウ.白
解説:白は清潔・純粋・無垢・神聖などを連想させる無彩色で、医療や衛生に関わる場面で多用される。明度が最も高い色である。
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問38.一般的なイメージとして「高級」「格式」「重厚」とともに「喪」「不安」も連想させる色はどれか。
- ア.白
- イ.黒
- ウ.黄
- エ.緑
正解:イ.黒
解説:黒は高級・格式・重厚さを表す一方、喪・不安・恐怖など否定的なイメージも連想させる。明度が最も低い無彩色である。
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問39.一般的なイメージとして「明るさ」「希望」「注意・警告」を連想させる色はどれか。
- ア.黄
- イ.青
- ウ.紫
- エ.茶
正解:ア.黄
解説:黄は明るさ・希望・幸福を連想させると同時に、視認性が高いため注意・警告(踏切や工事標識)にも用いられる。
根拠: JIS Z 9101:2018 図記号-安全色及び安全標識-安全標識及び安全マーキングのデザイン通則 3.16 注意警告標識、6.4 注意警告標識、表2(注意警告=黄)
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問40.一般的なイメージとして「高貴」「神秘」「優雅」を連想させ、古来高位の色とされてきた色はどれか。
- ア.橙
- イ.緑
- ウ.紫
- エ.桃
正解:ウ.紫
解説:紫は高貴・神秘・優雅などを連想させる中性色で、古くから位の高い色とされた。赤と青の中間で複雑な印象をもつ。
根拠: 紫(亀谷 色彩解説ページ・東京電機大学関連) 本文(紫の性格と象徴) / キヤノン 色のひみつ「紫色」 紫色の解説 本文
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問41.色のもつ象徴性について、信号機の「赤」が示す意味として一般的なものはどれか。
- ア.進め
- イ.注意
- ウ.停止・禁止
- エ.安全
正解:ウ.停止・禁止
解説:赤は危険・停止・禁止を象徴し、信号では「止まれ」を示す。誘目性が高く注意を促す色として国際的にも用いられる。
根拠: JIS Z 9103:2018 図記号-安全色及び安全標識-安全色の色度座標の範囲及び測定方法 附属書JB 表JB.1(安全色及び対比色の意味,使用箇所及び使用例) 赤の欄
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問42.色の心理的効果と生理的効果に関する説明として正しいものはどれか。
- ア.心理的効果は身体反応、生理的効果は気分や印象への作用
- イ.心理的効果は気分や印象、生理的効果は身体反応への作用
- ウ.心理的効果は色相による作用、生理的効果は明度・彩度による作用
- エ.心理的効果は有彩色の作用、生理的効果は無彩色の作用
正解:イ.心理的効果は気分や印象、生理的効果は身体反応への作用
解説:心理的効果は気分や印象への作用、生理的効果は心拍・血圧・体感など身体への作用をいう。どちらも属性や有彩色・無彩色の区別で分かれるものではない。
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問43.同じ室温でも、部屋の色によって暖かさや涼しさの感じ方が変わるとされる。この効果の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.主に明度が関係し、明るい色ほど暖かく、暗い色ほど冷たく感じる
- イ.主に色相が関係し、赤みや黄みの色ほど暖かく、青みの色ほど冷たく感じる
- ウ.主に彩度が関係し、鮮やかな色ほど暖かく、くすんだ色ほど冷たく感じる
- エ.主に面積が関係し、大きな面積の色ほど暖かく、小さな面積の色ほど冷たく感じる
正解:イ.主に色相が関係し、赤みや黄みの色ほど暖かく、青みの色ほど冷たく感じる
解説:暖かさ・冷たさの感じ(温度感)には主に色相が関係し、赤・橙・黄などの暖色は暖かく、青緑・青などの寒色は冷たく感じる。緑や紫は暖色にも寒色にも属さない中性色とされる。同じ室温でも部屋の色で感じ方が変わるとされるのはこの効果による。面積は、大きいほど明るく鮮やかに見える面積効果に関係するもので、温度感を決めるものではない。
根拠: 色の心理的効果(温度感・暖色/寒色/中性色) 色の暖寒の説明部分 / 暖色・寒色(日本大百科全書(ニッポニカ)) 「暖色・寒色」の項
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問44.JIS Z 9103(安全色)で「指示」「誘導」を表し、保護めがね着用などの指示標識や、駐車場の位置・方向を示す誘導標識に用いられる安全色はどれか。
- ア.青
- イ.緑
- ウ.黄
- エ.黄赤
正解:ア.青
解説:JIS Z 9103 の附属書JB によると、青は「指示」「誘導」を表し、保護めがね着用・修理中などを示す指示標識や、駐車場の位置及び方向を示す誘導標識に用いられる。緑は安全状態・進行、黄は注意警告、黄赤は注意警告・明示を表す。
根拠: JIS Z 9103:2018 図記号−安全色及び安全標識−安全色の色度座標の範囲及び測定方法 附属書JB(参考)表JB.1 安全色及び対比色の意味,並びに使用箇所及び使用例
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問45.白と黒だけで描かれた模様の円板(ベンハムのこま)を回転させると、うっすらと色が見えることがある。この現象を何というか。
- ア.補色残像
- イ.色の同化
- ウ.主観色
- エ.面積効果
正解:ウ.主観色
解説:白と黒だけの刺激なのに色が感じられる現象を主観色といい、ベンハムのこまが代表例です。
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問46.手術室の壁や手術着に青緑系の色が使われる理由として、色彩心理の観点から最も適切なものはどれか。
- ア.血液の赤を見続けたあとに生じる青緑の補色残像を目立ちにくくするため
- イ.青緑は膨張色で部屋を広く見せるため
- ウ.青緑は誘目性が最も高く、注意を引くため
- エ.青緑は暖色で室温を高く感じさせるため
正解:ア.血液の赤を見続けたあとに生じる青緑の補色残像を目立ちにくくするため
解説:赤い血液を見続けたあと白い壁などに目を移すと、補色の青緑の残像が見えます。壁や手術着を青緑系にすると、この補色残像が目立ちにくくなります。
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問47.暖色・高明度・高彩度の色がもつ空間的な見えの傾向として、正しい組み合わせはどれか。
- ア.後退色かつ収縮色
- イ.進出色かつ膨張色
- ウ.進出色かつ収縮色
- エ.後退色かつ膨張色
正解:イ.進出色かつ膨張色
解説:暖色で明るく鮮やかな色は、進出して見え(進出色)、かつ大きく広がって見える(膨張色)。寒色で暗い色は後退・収縮する。
根拠: 色彩面の進出・後退現象の測定(大山 正、照明学会雑誌 42巻12号) 冒頭の要旨(Results 1〜3)と序論
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問48.対比現象と同化現象に共通する性質として正しいものはどれか。
- ア.どちらも、先に見た色の残像が後に見た色に重なって起こる
- イ.どちらも、周囲や隣接する色の影響で見え方が変化する
- ウ.どちらも、周囲の色との差が強調される向きに見え方が変化する
- エ.どちらも、周囲の色に近づく向きに見え方が変化する
正解:イ.どちらも、周囲や隣接する色の影響で見え方が変化する
解説:対比も同化も、周囲や隣接する色の影響で対象の見え方が変わる点が共通する。向きは逆で、対比は差が強調され、同化は周囲の色に近づいて見える。先に見た色の残像が影響するのは継時対比である。
根拠: 同化による錯視(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典) 「同化による錯視」の項 (2)明るさ・色の対比に関する記述 / 対比(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典) 「対比 contrast」の項
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問49.暖色系で誘目性が高く、踏切や工事現場で黒と組み合わせて注意喚起に用いられる色はどれか。
- ア.紫
- イ.黄
- ウ.緑
- エ.青
正解:イ.黄
解説:黄は明度が高く視認性・誘目性に優れるため、黒との組み合わせ(黄黒)で踏切や工事の警告標識に用いられる。注意を促す代表的な配色である。