色彩検定3級「色彩調和と配色技法」の出題ポイント解説
実際の色味の見分けは図版を伴うため、本ページでは用語・理論を中心に解説します。色の識別は公式テキスト併用を推奨します。色彩検定3級の山場が「配色技法」です。色相を手がかりにした配色、トーンを手がかりにした配色、そしてセパレーション・アクセント・グラデーションなどの技法名と定義を正確に結びつけられるかが問われます。PCCSのトーン理解が前提になるので、前章と合わせて整理しましょう。
※出題範囲・内容は改定される場合があります。最新情報は必ず色彩検定協会(AFT) 公式情報でご確認ください。
色相を手がかりにした配色
色相環上での色の位置関係(色相差)をもとにした配色です。色相差が小さいほど穏やか、大きいほど対照的になります。
| 配色 | 色相の関係 | 印象 |
|---|---|---|
| 同一色相配色 | 同じ色相でまとめる | 統一感・落ち着き |
| 類似色相配色 | 色相環で近い色相どうし | なじみやすく穏やか |
| 中差色相配色 | やや離れた色相どうし | 変化がありながらまとまる |
| 対照色相配色 | 色相環でかなり離れた色相どうし | はっきりした対比 |
| 補色色相配色 | 色相環で正反対の色相どうし | もっとも強い対比 |
トーンを手がかりにした配色
PCCSのトーンを基準にまとめる配色です。トーンの共通・変化のどちらを使うかで印象が変わります。
| 配色 | 内容 |
|---|---|
| 同一トーン配色 | 同じトーンで色相だけ変える。統一感が出る |
| トーンオントーン | 同系色相で明度差を中心に組む(トーンを縦に動かす)。落ち着いたまとまり |
| トーンイントーン | トーンをそろえ色相に変化をつける。やわらかなまとまり |
| トーナル配色 | 中間色(ダル系)を中心にまとめる。落ち着いた地味めの調和 |
| カマイユ配色 | 色相・トーンの差をごくわずかにした、ほとんど同色に見える微妙な配色 |
| フォカマイユ配色 | カマイユよりやや色相・トーンに差をつけた、ぼんやりした配色 |
まとまりと変化をつける技法
| 技法 | 内容 |
|---|---|
| ドミナント配色 | 共通の色相やトーンで全体を支配し、統一感を出す |
| グラデーション配色 | 色相・明度・彩度を段階的に変化させ、連続的なリズムを作る |
| セパレーション配色 | 配色の境界に無彩色などを挟み、なじみすぎ・対立しすぎを調整する |
| アクセント配色 | 全体と対照的な色を少量加え、変化と引き締めを与える |
ナチュラル/コンプレックスハーモニー
- ナチュラルハーモニー:自然界の見え方に沿った配色。黄に近い色相を明るく、青紫に近い色相を暗くした、自然で親しみやすい調和。
- コンプレックスハーモニー:ナチュラルと逆に、黄に近い色相を暗く、青紫に近い色相を明るくした、人工的で複雑な印象の調和。
この章を覚えるコツ
- 色相差で並べる:同一→類似→中差→対照→補色の順に色相差が大きくなる、と順番で覚えましょう。
- 「トーンオントーン」と「トーンイントーン」を区別:オントーン=トーンを動かす(明度差)、イントーン=トーンをそろえる、と対で整理を。
- 技法名は役割で:セパレーション=挟む、アクセント=少量で引き締め、グラデーション=段階変化、とはたらきで覚えるとPCCSの章とつながります。
用語があいまいなときは用語集で確認し、学習全体の進め方は勉強法ガイドも参考にしてください。次はファッション・インテリアの配色の章に進みましょう。
この章の理解を問題で確認しよう!
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