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色彩検定3級「光と色(色が見える仕組み)」の一問一答

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📖 色彩検定3級「光と色(色が見える仕組み)」の全50問と解説(一覧)

色彩検定3級の光と色(色が見える仕組み)に関する一問一答(全50問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.色が見えるために必要な3つの要素として正しい組み合わせを選びなさい。

    • ア.光源・物体・色温度
    • イ.光源・物体・眼(視覚)
    • ウ.物体・眼・脳のみ(光源は不要)
    • エ.光源・反射・透過

    正解:イ.光源・物体・眼(視覚)

    解説:色が見えるには「光源(光)」「物体」「眼(視覚)」の3要素が必要。いずれかが欠けても色は知覚されない。光源から出た光が物体に当たり反射した光を眼が受容して脳で色として認識される。

    根拠: 色とは?いまさら聞けない基礎知識(PLUS COLORS) 「色とは光・物・視覚の3つの要素」の節

  2. 問2.薄暗い部屋では、物の形は分かっても色が分かりにくくなる。その主な理由として最も適切なものを選びなさい。

    • ア.暗い所では主に錐体が働き、錐体は明暗しか感じないから
    • イ.暗い所では色順応が起こり、物の色みが打ち消されるから
    • ウ.暗い所では主に桿体が働き、桿体は色を区別しないから
    • エ.暗い所では物体の分光反射率が変わり、色みが減るから

    正解:ウ.暗い所では主に桿体が働き、桿体は色を区別しないから

    解説:薄暗い部屋でも光はゼロではなく、物体からの反射光は眼に届いている。光が少ない所では色を識別する錐体が働きにくくなり、明暗だけを感じる桿体が主に働く(暗所視)ため、色が分かりにくくなる。物体の分光反射率は明るさで変わらず、色順応は照明の色に慣れる働きである。

    根拠: 明順応(コトバンク/日本大百科全書・世界大百科事典ほか) 明順応の項(暗順応に関する記述)

  3. 問3.人間が色を感じる光である可視光の波長の範囲としておよそ正しいものを選びなさい。

    • ア.約100〜380nm
    • イ.約780〜1500nm
    • ウ.約10〜100nm
    • エ.約380〜780nm

    正解:エ.約380〜780nm

    解説:可視光の波長はおよそ380〜780nm(ナノメートル)。これより短い領域は紫外線、長い領域は赤外線で、人間の眼には色として見えない。

    根拠: CIE e-ILV (CIE S 017:2020) visible radiation 17-21-003 Note 1 to entry / CIE e-ILV (CIE S 017:2020) infrared radiation 17-21-004 Note 1 to entry

  4. 問4.可視光のうち最も波長が短い領域に対応する色として正しいものを選びなさい。

    • ア.青紫
    • イ.赤
    • ウ.緑
    • エ.黄

    正解:ア.青紫

    解説:可視光では短波長側が青紫、長波長側が赤に対応する。波長の短い順に青紫→青→緑→黄→橙→赤と並ぶ。約380nm付近が青紫、約780nm付近が赤。

    根拠: 可視光線(カシコウセン)とは? 意味や使い方 - コトバンク(デジタル大辞泉、家とインテリアの用語がわかる辞典、ブリタニカ国際大百科事典ほか) 「可視光線」の項(デジタル大辞泉/家とインテリアの用語がわかる辞典/ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

  5. 問5.可視光のうち最も波長が長い領域に対応する色として正しいものを選びなさい。

    • ア.青紫
    • イ.赤
    • ウ.緑
    • エ.青

    正解:イ.赤

    解説:可視光では長波長側が赤に対応する。短波長の青紫(約380nm)から長波長の赤(約780nm)へと色が変化する。赤より長い波長は赤外線で不可視。

    根拠: JIS Z 8120:2001 光学用語 01.01.04 可視放射、01.01.06 赤外放射 / 農研機構 野菜花き研究部門 色素の基礎知識 色素が発色するしくみ

  6. 問6.白色光をプリズムに通すと色の帯に分かれる現象を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.順応
    • イ.演色
    • ウ.分光(スペクトルが生じる)
    • エ.混色

    正解:ウ.分光(スペクトルが生じる)

    解説:プリズムを通った白色光が波長ごとに屈折率が異なるため各色に分かれる現象を分光といい、分かれて並んだ色の帯をスペクトルという。ニュートンがこの実験で知られる。

    根拠: PLT 連載コラム 第2話「光と分光」 本文(プリズムと分光の説明) / スペクトル(精選版 日本国語大辞典)- コトバンク 「スペクトル」の項

  7. 問7.虹が見える主な原因として最も適切なものを選びなさい。

    • ア.雲による光の吸収
    • イ.物体表面での全反射のみ
    • ウ.眼の暗順応による錯覚
    • エ.大気中の水滴による太陽光の分光(屈折・反射)

    正解:エ.大気中の水滴による太陽光の分光(屈折・反射)

    解説:虹は空気中の水滴がプリズムのように働き、太陽光が屈折・分光されて波長ごとに分かれて見える現象。水滴内での屈折と反射により可視光がスペクトルとして観察される。

    根拠: 虹(精選版 日本国語大辞典)– コトバンク 「にじ【虹・霓】」の項 / キヤノンサイエンスラボ 虹はなぜできる? 本文(屈折・分散・反射の説明)

  8. 問8.可視光は電磁波の一種である。可視光より波長が短い電磁波として正しいものを選びなさい。

    • ア.紫外線
    • イ.赤外線
    • ウ.電波
    • エ.マイクロ波

    正解:ア.紫外線

    解説:可視光(約380〜780nm)より波長が短いのは紫外線、さらに短いとX線・ガンマ線。波長が長い側は赤外線、電波。可視光は電磁波全体のごく一部にすぎない。

    根拠: CIE S 017:2020 ILV: International Lighting Vocabulary, 2nd edition (e-ILV) 17-21-008 ultraviolet radiation term 17-21-008 / CIE S 017:2020 ILV: International Lighting Vocabulary, 2nd edition (e-ILV) 17-21-004 infrared radiation term 17-21-004

  9. 問9.可視光より波長が長く、人間の眼には色として見えない電磁波として正しいものを選びなさい。

    • ア.赤外線
    • イ.紫外線
    • ウ.X線
    • エ.ガンマ線

    正解:ア.赤外線

    解説:可視光より長波長側は赤外線で、人間の眼には見えない。短波長側は紫外線・X線。赤外線は熱として感じられることがある。

    根拠: CIE S 017:2020 ILV: International Lighting Vocabulary, 2nd edition (e-ILV) 17-21-004 infrared radiation 17-21-004 infrared radiation(注1:780 nm〜1 mm)

  10. 問10.眼に入った光を受け止め、像を結ぶスクリーンの役割を果たす部位として正しいものを選びなさい。

    • ア.角膜
    • イ.水晶体
    • ウ.網膜
    • エ.虹彩

    正解:ウ.網膜

    解説:網膜は眼球の奥にあり光を受容する視細胞が分布する膜で、カメラのフィルムやスクリーンに例えられる。角膜やレンズ(水晶体)を通った光が網膜上に像を結ぶ。

    根拠: 見え方のメカニズム(眼の健康情報サイト eye-care.or.jp) 「見え方のメカニズム」「目の仕組み」の節

  11. 問11.網膜にある視細胞のうち、色の識別を担う細胞として正しいものを選びなさい。

    • ア.桿体細胞
    • イ.視神経細胞
    • ウ.虹彩細胞
    • エ.錐体細胞

    正解:エ.錐体細胞

    解説:錐体細胞(すいたいさいぼう)は明るい場所で働き色を識別する視細胞。一方、桿体細胞は暗い場所で働き明暗を感じるが色は識別しない。

    根拠: コトバンク「錐状体」(精選版 日本国語大辞典/ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/デジタル大辞泉) 錐状体の項(日本国語大辞典・ブリタニカの各記述)

  12. 問12.網膜にある視細胞のうち、暗い場所で働き明暗(明るさ)を感じる細胞として正しいものを選びなさい。

    • ア.桿体細胞
    • イ.錐体細胞
    • ウ.視神経
    • エ.毛様体

    正解:ア.桿体細胞

    解説:桿体細胞(かんたいさいぼう)は暗所で働き、感度が高く明暗を感じるが色の識別はできない。色を識別するのは明所で働く錐体細胞である。

    根拠: 大阪大学 研究成果(2019年11月1日)明暗順応を制御する分子メカニズム(桿体視細胞・錐体視細胞の説明) 本文冒頭の視細胞の説明

  13. 問13.錐体細胞は反応する波長域によって3種類に分けられる。その3種類の組み合わせとして正しいものを選びなさい。

    • ア.赤錐体・黄錐体・青錐体
    • イ.L錐体・M錐体・S錐体
    • ウ.R錐体・G錐体・Y錐体
    • エ.明錐体・暗錐体・色錐体

    正解:イ.L錐体・M錐体・S錐体

    解説:錐体細胞はL錐体(長波長=赤に反応)、M錐体(中波長=緑に反応)、S錐体(短波長=青に反応)の3種類がある。この3種の刺激の組み合わせで多様な色を感じる。

    根拠: 日本医学会 医学用語辞典 WEB版:整理された用語〈色覚関連用語について〉(日本眼科学会 2007年9月6日) 「色覚関連用語について」冒頭の説明文と用語一覧

  14. 問14.錐体細胞のうちL錐体が主に反応する波長域と色の関係として正しいものを選びなさい。

    • ア.短波長=青に反応
    • イ.中波長=緑に反応
    • ウ.長波長=赤に反応
    • エ.全波長=白に反応

    正解:ウ.長波長=赤に反応

    解説:L錐体は長波長(Long)に反応し、主に赤に対応する。M錐体は中波長=緑、S錐体は短波長=青に対応する。3種の錐体の反応バランスで色が決まる。

    根拠: デジタル大辞泉「錐状体」(コトバンク) 補説(L・M・S錐体の分光感度の説明) / 日本医学会 医学用語辞典 WEB版:整理された用語<色覚関連用語について>(日本眼科学会 市川一夫) 色覚関連用語の改訂(L-錐体=長波長感受性錐体、旧称 赤錐体)

  15. 問15.錐体細胞のうちS錐体が主に反応する波長域と色の関係として正しいものを選びなさい。

    • ア.長波長=赤に反応
    • イ.中波長=緑に反応
    • ウ.短波長=赤に反応
    • エ.短波長=青に反応

    正解:エ.短波長=青に反応

    解説:S錐体は短波長(Short)に反応し、主に青に対応する。L錐体は長波長=赤、M錐体は中波長=緑に対応する。

  16. 問16.明るい場所で主に錐体細胞が働き、色を識別している見え方を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.明所視
    • イ.暗所視
    • ウ.薄明視
    • エ.順応視

    正解:ア.明所視

    解説:明るい環境で主に錐体細胞が働く見え方を明所視という。色を識別できる。暗い環境で桿体細胞が働き明暗のみを感じる見え方を暗所視という。

    根拠: 明所視(デジタル大辞泉・ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)コトバンク 明所視の項

  17. 問17.暗い場所で主に桿体細胞が働き、色がほとんど分からなくなる見え方を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.明所視
    • イ.中心視
    • ウ.暗所視
    • エ.色順応

    正解:ウ.暗所視

    解説:暗い環境で主に桿体細胞が働く見え方を暗所視という。明暗は感じるが色はほとんど識別できない。明るい環境で錐体が働く見え方は明所視。

    根拠: CIE e-ILV: scotopic vision (17-22-017) term 17-22-017, Note 2 to entry / CIE e-ILV: photopic vision (17-22-016) term 17-22-016

  18. 問18.薄暗くなると、赤い花より青い花の方が相対的に明るく見えてくる現象を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.ベゾルト・ブリュッケ現象
    • イ.プルキンエ現象
    • ウ.色順応
    • エ.明順応

    正解:イ.プルキンエ現象

    解説:プルキンエ現象は、明所視から暗所視へ移る薄暮時に、長波長(赤)の見かけの明るさが下がり短波長(青・緑)が相対的に明るく見える現象。錐体から桿体への切り替わりで生じる。

    根拠: デジタル大辞泉「プルキンエ現象」(コトバンク) プルキンエ現象の項

  19. 問19.眼の中でカメラのレンズにあたり、厚みを変えることでピントを調節する部位はどれか。

    • ア.虹彩
    • イ.水晶体
    • ウ.網膜
    • エ.視神経

    正解:イ.水晶体

    解説:水晶体は透明な凸レンズ状の組織で、毛様体の働きで厚みを変え、見る距離に応じてピントを合わせます。虹彩は光の量を調節する絞り、網膜は像を結ぶスクリーン、視神経は網膜からの信号を脳へ伝える経路にあたります。

    根拠: 調節作用(日本大百科全書(ニッポニカ))- コトバンク 「調節作用」の項 / 毛様体筋(デジタル大辞泉)- コトバンク 「毛様体筋」の項

  20. 問20.明るい場所から急に暗い場所に入ると、しばらくして徐々に物が見えるようになる眼の働きを何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.明順応
    • イ.色順応
    • ウ.プルキンエ現象
    • エ.暗順応

    正解:エ.暗順応

    解説:暗順応は、明所から暗所に移ったとき桿体細胞の感度が時間をかけて高まり、徐々に見えるようになる働き。完了まで数分〜数十分かかる。逆は明順応。

    根拠: 暗順応(日本大百科全書(ニッポニカ))コトバンク 「暗順応」の項

  21. 問21.暗い場所から急に明るい場所に出ると、まぶしさが徐々に収まって見えるようになる眼の働きを何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.明順応
    • イ.暗順応
    • ウ.色順応
    • エ.薄明視

    正解:ア.明順応

    解説:明順応は、暗い所から明るい所に移ったとき、眼の感度が下がって明るさに慣れる働き。逆に明るい所から暗い所に移ったときの順応を暗順応という。明順応は暗順応より短い時間で進み、日本大百科全書は、暗順応が10〜30分かかるのに対し、明順応は室内の明かりで約40秒、野外の日光でも1、2分としている。

    根拠: 日本大百科全書(ニッポニカ)「明順応」(コトバンク) 暗順応が10〜30分かかるのに対して明順応では、室内の明かりで約40秒、野外の日光でも1、2分間 / JIS Z 8113:1998 照明用語 順応 備考1(明順応・暗順応)

  22. 問22.明順応と暗順応の所要時間に関する記述として正しいものを選びなさい。

    • ア.明順応の方が時間がかかり、主に桿体の感度が高まるのに時間を要する
    • イ.暗順応の方が時間がかかり、主に桿体の感度が高まるのに時間を要する
    • ウ.暗順応の方が時間がかかり、主に錐体の感度が高まるのに時間を要する
    • エ.明順応の方が時間がかかり、主に錐体の感度が高まるのに時間を要する

    正解:イ.暗順応の方が時間がかかり、主に桿体の感度が高まるのに時間を要する

    解説:暗順応では、初めに錐体の感度が上がり、続いて桿体の感度が大きく高まって錐体にとってかわる。桿体の視物質(ロドプシン)が暗所で徐々に合成されるのに時間がかかるため、暗順応は10〜30分(完了まで約1時間とする資料もある)を要する。明順応は室内の明かりで約40秒、野外の日光でも1、2分と短い(日本大百科全書)。

    根拠: 日本大百科全書(ニッポニカ)「明順応」(コトバンク) 暗順応が10〜30分かかるのに対して明順応では、室内の明かりで約40秒、野外の日光でも1、2分間 / 日本大百科全書(ニッポニカ)「暗順応」大島崇(コトバンク) 初めは錐体が働き、暗順応が進むにつれて桿体の感度が高まり錐体にとってかわる/桿体の視紅(ロドプシン)が暗所で徐々に合成される時間に一致

  23. 問23.照明の色が変わってもしばらくすると物の色を本来の色に近く感じる、眼の色に対する順応を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.明順応
    • イ.暗順応
    • ウ.色順応
    • エ.プルキンエ現象

    正解:ウ.色順応

    解説:色順応は、照明光の色が変化しても眼がその光環境に慣れ、物体の色を本来の色に近く感じようとする働き。白熱灯下でも白い紙が白く見えるのはこの働きによる。

    根拠: 色順応(いろじゅんのう)とは? 改訂新版 世界大百科事典(コトバンク) 色順応の項 / 光源の光色と演色性(パナソニック 照明設計資料) 光色による心理的効果の前の、白色光源の光色の説明部分

  24. 問24.リンゴが赤く見える仕組みの説明として正しいものを選びなさい。

    • ア.赤の光を吸収し、それ以外を反射するから
    • イ.すべての光を反射するから
    • ウ.すべての光を吸収するから
    • エ.赤の光を反射し、それ以外を吸収するから

    正解:エ.赤の光を反射し、それ以外を吸収するから

    解説:物体の色は、当たった光のうち特定の波長を反射し、それ以外を吸収することで生じる。赤いリンゴは赤(長波長)の光を多く反射し、それ以外の波長を吸収するため赤く見える。

    根拠: とっとりまいぶん講座第5回 見えないものを見る(鳥取県埋蔵文化財センター) 1ページ「赤いイチゴはどうして赤色」

  25. 問25.物体が白く見えるときの光の反射・吸収の状態として最も適切なものを選びなさい。

    • ア.可視光をほぼすべて反射する
    • イ.可視光をほぼすべて吸収する
    • ウ.赤のみ反射する
    • エ.青のみ吸収する

    正解:ア.可視光をほぼすべて反射する

    解説:白い物体は可視光のほぼすべての波長をバランスよく多く反射する。逆に黒い物体はほとんどの波長を吸収して反射が少ない。これにより白・黒の見えが決まる。

    根拠: 暑熱リスクと色彩選択:「黒マスクおじさん」の本音(国立環境研究所 社会システム領域 コラム) 「暑熱リスク軽減には白や黄色の衣服を」の節

  26. 問26.物体が黒く見えるときの光の反射・吸収の状態として最も適切なものを選びなさい。

    • ア.可視光をほぼすべて反射する
    • イ.可視光をほぼすべて吸収する
    • ウ.緑の光だけを反射し、ほかを吸収する
    • エ.可視光をほぼすべて透過する

    正解:イ.可視光をほぼすべて吸収する

    解説:黒く見える物体は、当たった可視光のほとんどを吸収し、目に返す光がごく少ない。物体の色は、吸収されずに反射して目に届く光で決まり、ほぼすべての波長を反射すれば白く見えるので、白と黒は反射と吸収が正反対の関係にある。緑の光だけを反射してほかを吸収する物体は、反射した緑の光が目に届くので緑に見え、黒には見えない。可視光をほぼすべて透過する物体は透明体で、それを通して向こう側の物体がはっきり見えるので、やはり黒には見えない。

    根拠: University of Illinois Physics Van「Objects and Their Colors」 A black object absorbs almost all the visible light and reflects very little / White objects absorb almost nothing and reflect the light back / University of Kentucky「The Physics of Light -- Color」(Colors of objects) White objects … reflect back all the visible wavelengths / Colored objects … reflect back only some of the wavelengths; the rest they absorb / JIS Z 8113:1998 照明用語(現行版。JISC で 2026-10-15 に確認済み) 透明媒質[透明体](高い正透過率をもつ媒質。可視域で透明で、それを通して物体がはっきり見える)、反射率・吸収

  27. 問27.色ガラスやセロハンを通して向こうが色づいて見えるとき、主に関係している光の性質として正しいものを選びなさい。

    • ア.全反射
    • イ.全吸収
    • ウ.分光のみ
    • エ.透過(特定波長を通す)

    正解:エ.透過(特定波長を通す)

    解説:透明な色フィルターやセロハンは特定の波長の光を透過し他を吸収するため、透過した光の色に見える。赤いセロハンは赤を透過し他を吸収する。これは透過に関する物体色である。

    根拠: JIS Z 8120:2001 光学用語 01.01.40 透過(transmission)、01.01.41 透過率、01.01.45 吸収率

  28. 問28.太陽や電球など、光を発するものそのものの色を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.物体色
    • イ.光源色
    • ウ.表面色
    • エ.演色

    正解:イ.光源色

    解説:光源色は、太陽・電球・ランプなど、光を発するものそのものの色で、発光しているように知覚される色である。物体色は、光を反射・透過する物体に属しているように知覚される色で、表面色は、物の表面から反射しているように知覚される色である。演色は、光源が物体の色の見え方に与える影響のことで、色の種類の名前ではない。

    根拠: JIS Z 8110:1995 色の表示方法-光源色の色名 1. 適用範囲 / JIS Z 8105:2000 色に関する用語(2000年版。2022年に改正、現行版の文面は未確認) c) 主に視覚に関する用語 3001 物体色、3002 表面色、3004 発光(知覚)色の参考/3. 視知覚に関する用語 3002 表面色、3003 開口色 / CIE e-ILV 17-22-107 colour rendering, <of a light source> 17-22-107 / CIE e-ILV(CIE S 017:2020)17-22-042 object colour 17-22-042 object colour:colour perceived as belonging to an object / CIE e-ILV(CIE S 017:2020)17-22-043 surface colour 17-22-043 surface colour:colour perceived as belonging to a surface from which the light appears to be diffusely reflected or radiated

  29. 問29.物体が光を反射または透過して示す色を何というか、最も適切なものを選びなさい。

    • ア.光源色
    • イ.色温度
    • ウ.物体色
    • エ.演色性

    正解:ウ.物体色

    解説:物体色は、物体が光を反射・透過して示す色の総称。特に不透明な物体の表面が反射光で示す色を表面色という。光を発する光源自体の色は光源色。

  30. 問30.不透明な物体の表面が反射光によって示す色を特に何と呼ぶか、正しいものを選びなさい。

    • ア.光源色
    • イ.開口色
    • ウ.色温度
    • エ.表面色

    正解:エ.表面色

    解説:表面色は不透明物体の表面が反射光で示す色で、物体色の一種。透明物体を透過して見える色は透過色という。光源自体が発する色は光源色。

    根拠: JIS Z 8105:2000 色に関する用語(2000年版で確認。2022年に改正され、現行版は JISC の閲覧のみ) 3. 視知覚に関する用語 3002 表面色、3003 開口色 / JIS Z 8113:1998 照明用語 03004 表面色、03005 開口色 / JIS Z 8102:2001 物体色の色名 1. 適用範囲

  31. 問31.光源の光の色を数値で表す「色温度」の単位として正しいものを選びなさい。

    • ア.ケルビン(K)
    • イ.ナノメートル(nm)
    • ウ.ルクス(lx)
    • エ.ヘルツ(Hz)

    正解:ア.ケルビン(K)

    解説:色温度はケルビン(K)という絶対温度の単位で表す。低い色温度は赤みを帯びた光、高い色温度は青みを帯びた光に対応する。

    根拠: CIE e-ILV: colour temperature (17-23-067) 17-23-067 Note 1 to entry

  32. 問32.色温度が低い光源の色みに関する説明として正しいものを選びなさい。

    • ア.青みを帯びた光(昼光色寄り)
    • イ.赤みを帯びた光(電球色寄り)
    • ウ.緑みを帯びた光
    • エ.無彩色の光

    正解:イ.赤みを帯びた光(電球色寄り)

    解説:色温度が低い(数値が小さい)ほど光は赤み(オレンジ寄り)を帯び、いわゆる電球色になる。逆に色温度が高いほど青みを帯び昼光色になる。

  33. 問33.眼の中でカメラの絞りにあたり、瞳孔の大きさを変えて眼に入る光の量を調節する部位はどれか。

    • ア.角膜
    • イ.硝子体
    • ウ.虹彩
    • エ.水晶体

    正解:ウ.虹彩

    解説:虹彩は瞳孔のまわりを取り囲む膜で、明るい所では瞳孔を小さく、暗い所では大きくして眼に入る光の量を調節します。角膜は眼の最前面にある透明な膜、硝子体は眼球の内部を満たす透明な組織、水晶体はピントを調節するレンズの役割です。

  34. 問34.網膜のうち、視神経が眼球の外へ出ていく部分で視細胞がないため、光が当たっても感じることができない部分を何というか。

    • ア.盲点
    • イ.中心窩
    • ウ.角膜
    • エ.毛様体

    正解:ア.盲点

    解説:盲点は、視神経が眼球の外へ出ていく網膜上の部分で、血管や視神経の通り道になっているため視細胞がなく、光が当たっても感じない。中心窩は網膜の中心にある黄斑部の中心で、錐体がぎっしり詰まった最も感度の高い部分にあたり、ものを細かく見分ける中心の視力を担う。角膜は虹彩と瞳孔の前にある透明なドーム状の部分で、網膜に像を結ぶのを助ける。毛様体は毛様体筋の働きで水晶体の厚さを変えてピントを合わせる部分である。角膜と毛様体は網膜の一部ではない。

    根拠: 東京大学「盲点の内側に光を当てると瞳孔反射の量が増える」(2015年6月26日) 盲点に対応する網膜上の部位は、血管や視神経の通り道であるため視細胞が存在しない / MSDマニュアル家庭版「目の構造と機能」 角膜は虹彩と瞳孔の前にある透明なドーム状の構造物で網膜に像を結ぶのを助ける/毛様体筋の働きで水晶体の厚さが変わる/網膜で最も感度が高い黄斑には錐体細胞がぎっしり詰まっている / 日本眼科学会「黄斑円孔」(一般の皆さまへ・病名から調べる) 網膜の中心にある黄斑部の中心窩、ものを見る中心部分

  35. 問35.光源が物体の色をどれだけ自然に(基準光に近く)見せるかを表す性質を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.演色性
    • イ.色温度
    • ウ.色順応
    • エ.分光分布

    正解:ア.演色性

    解説:演色性は、ある光源の下で物体の色が自然光(基準光)に近くどれだけ正しく見えるかを示す性質。演色性が高いほど自然な色に見え、低いと色が不自然に見える。

    根拠: JIS Z 8726:1990 光源の演色性評価方法 1. 適用範囲、5. 演色性の評価、6. 演色評価数の求め方 / JIS Z 9112:2019 蛍光ランプ・LEDの光源色及び演色性による区分 8.3 演色評価数の計算方法

  36. 問36.白熱電球の光の下で物を見たときの色の見え方として、一般に最も適切なものはどれか。

    • ア.赤や橙は鮮やかに見え、青はくすんで沈んで見えやすい
    • イ.青は鮮やかに見え、赤や橙はくすんで見えやすい
    • ウ.どの色も昼の太陽光の下とまったく同じに見える
    • エ.すべての色が無彩色に見える

    正解:ア.赤や橙は鮮やかに見え、青はくすんで沈んで見えやすい

    解説:白熱電球の光は長波長(赤み)の成分が多く、短波長(青み)の成分が少ないため、赤や橙などの暖色は鮮やかに、青などの寒色はくすんで見えやすくなります。色温度の高い青白い光の下では、反対に青が引き立ちやすくなります。

  37. 問37.光の三原色(加法混色の原色)の組み合わせとして正しいものを選びなさい。

    • ア.シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)
    • イ.赤(R)・緑(G)・青(B)
    • ウ.赤・黄・青
    • エ.赤・緑・黄

    正解:イ.赤(R)・緑(G)・青(B)

    解説:光の三原色は赤(R)・緑(G)・青(B)。これらは加法混色の原色で、重ねると明るくなり、3色をほぼ等量で重ねると白になる。テレビやディスプレイの発色原理。

    根拠: デジタル大辞泉「光の三原色」(コトバンク) 光の三原色の項

  38. 問38.加法混色において、光の三原色をすべてほぼ等量で重ねたときに得られる色として正しいものを選びなさい。

    • ア.黒
    • イ.マゼンタ
    • ウ.白
    • エ.シアン

    正解:ウ.白

    解説:加法混色では光を重ねるほど明るくなり、赤・緑・青の三原色をほぼ等量で重ねると白になる。ディスプレイでも、赤・緑・青をすべて最大にした色が白である。シアンは緑と青、マゼンタは赤と青の色光を重ねた色。減法混色(色料)では重ねるほど暗く黒に近づく点と対照的。

    根拠: JIS Z 8105:2000 色に関する用語(2000年版の本文で確認。現行は2022年改正版) 2019 加法混色・2020 加法混色の原色(通常、赤・緑及び青紫の3色)・2021 減法混色 / W3C CSS Color Module Level 4 6.1 Named Colors(名前の色は sRGB で解決される。white=#ffffff(255 255 255)、cyan=#00ffff(0 255 255)、magenta=#ff00ff(255 0 255))

  39. 問39.加法混色の特徴として正しいものを選びなさい。

    • ア.混ぜるほど暗くなる
    • イ.明るさは変化しない
    • ウ.必ず黒に近づく
    • エ.混ぜるほど明るくなる

    正解:エ.混ぜるほど明るくなる

    解説:加法混色は光を混ぜる混色で、混ぜるほど明るくなる。三原色RGBを等量で重ねると白になる。色料を混ぜる減法混色は混ぜるほど暗くなるのと対照的。

    根拠: 光の三原色(デジタル大辞泉)- コトバンク 「光の三原色」の用語解説 / 加法混色(MAU造形ファイル)武蔵野美術大学 加法混色の項

  40. 問40.加法混色で赤(R)の光と緑(G)の光を重ねたときに得られる色として正しいものを選びなさい。

    • ア.黄(イエロー)
    • イ.黒
    • ウ.シアン
    • エ.マゼンタ

    正解:ア.黄(イエロー)

    解説:加法混色では赤+緑=黄(イエロー)になる。緑+青=シアン、青+赤=マゼンタとなり、いずれも元の2色より明るい。色料の混色とは結果が異なる。

    根拠: 日本色彩学会 実践色彩講座2021 大学の研究室から学ぶ 色彩学の基礎と実践「色の錯視から見た色彩」(北岡明佳・立命館大学) (3)混色には2種類ある(加法混色の説明)

  41. 問41.加法混色で緑(G)の光と青(B)の光を重ねたときに得られる色として正しいものを選びなさい。

    • ア.黄(イエロー)
    • イ.シアン
    • ウ.マゼンタ
    • エ.黒

    正解:イ.シアン

    解説:加法混色では緑+青=シアンになる。赤+緑=黄、赤+青=マゼンタである。光を重ねるので結果は明るい。

  42. 問42.色料(絵の具・インク)の三原色の組み合わせとして正しいものを選びなさい。

    • ア.赤(R)・緑(G)・青(B)
    • イ.赤・青・黄
    • ウ.シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)
    • エ.シアン・緑・黄

    正解:ウ.シアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)

    解説:色料の三原色はシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)。これらは減法混色の原色で、重ねるほど暗くなり、3色を重ねると黒(に近い色)になる。印刷の発色原理。

    根拠: 色彩検定協会 x すけぶ交流会 イラストコンクール 受賞者発表(審査員コメント) デジタル賞 審査員からのコメント

  43. 問43.減法混色において、色料の三原色をすべて重ねたときに得られる色として最も適切なものを選びなさい。

    • ア.白
    • イ.明るい灰色
    • ウ.黄
    • エ.黒(に近い色)

    正解:エ.黒(に近い色)

    解説:減法混色では色料を重ねるほど光が吸収されて暗くなり、シアン・マゼンタ・イエローを重ねると黒(に近い色)になる。光の加法混色で白になるのと対照的。

    根拠: 武蔵野美術大学 造形ファイル「三原色」 分類(光源色の原色と物体色の原色)

  44. 問44.減法混色の特徴として正しいものを選びなさい。

    • ア.混ぜるほど暗くなる
    • イ.混ぜるほど明るくなる
    • ウ.明るさは変わらない
    • エ.必ず白に近づく

    正解:ア.混ぜるほど暗くなる

    解説:減法混色は色料(インク・絵の具)を混ぜる混色で、特定波長が吸収され混ぜるほど暗くなる。三原色CMYを重ねると黒に近づく。光の加法混色とは逆の傾向。

    根拠: JIS Z 8105:2000 色に関する用語 2021 減法混色、2022 減法混色の原色 / 光とサイエンス 減法混色(国立科学博物館「光を楽しむ」) 減法混色 1/2

  45. 問45.減法混色でシアン(C)とイエロー(Y)の色料を混ぜたときに得られる色として正しいものを選びなさい。

    • ア.赤
    • イ.緑
    • ウ.青
    • エ.黒

    正解:イ.緑

    解説:減法混色ではシアン+イエロー=緑になる。シアンは赤を吸収、イエローは青を吸収するため、残って反射されるのは緑。マゼンタ+イエロー=赤、シアン+マゼンタ=青。

    根拠: 日本色彩学会:大学の研究室から学ぶ 色彩学の基礎と実践 <実践色彩講座2021プログラム>「色の錯視から見た色彩」(立命館大学 北岡明佳研究室) 加法混色と減法混色の説明部分

  46. 問46.減法混色でマゼンタ(M)とイエロー(Y)の色料を混ぜたときに得られる色として正しいものを選びなさい。

    • ア.緑
    • イ.青
    • ウ.赤
    • エ.シアン

    正解:ウ.赤

    解説:減法混色ではマゼンタ+イエロー=赤になる。マゼンタは緑を吸収、イエローは青を吸収するため、残って反射されるのは赤。シアン+イエロー=緑、シアン+マゼンタ=青。

    根拠: <測色資料>インクジェットプリンター(日本色彩研究所) 本文:分光反射率曲線の考察の段落

  47. 問47.モザイク画や織物のように、細かい色を並べて少し離れて見ると混ざって見える混色を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.減法混色
    • イ.吸収混色
    • ウ.透過混色
    • エ.併置加法混色

    正解:エ.併置加法混色

    解説:併置加法混色(併置混色)は、小さな色面を並べて配置し離れて見ると視覚上で混ざって見える中間混色の一種。モザイク・織物・点描・カラー印刷の網点などが該当する。加法混色に分類される。

  48. 問48.色こま(色の付いたコマ)を高速で回転させると色が混ざって見える混色を何というか、正しいものを選びなさい。

    • ア.回転混色(継時加法混色)
    • イ.減法混色
    • ウ.透過混色
    • エ.吸収混色

    正解:ア.回転混色(継時加法混色)

    解説:回転混色(継時加法混色)は、色を塗ったコマを高速回転させ時間的に異なる色刺激が同じ網膜位置に入ることで混ざって見える中間混色。加法混色の一種で、混色後の明るさは元の色の平均的な明るさになる。

    根拠: 光を加えて色をつくる「加法混色」(プラスカラーズ、記事監修:色彩検定1級、参考文献:色彩検定公式テキスト2020年改訂版) 「継時加法混色」の節

  49. 問49.併置加法混色や回転混色のように、混ぜても明るさが元の色のおおよそ平均になる混色をまとめて何と呼ぶか、正しいものを選びなさい。

    • ア.減法混色
    • イ.中間混色
    • ウ.光源混色
    • エ.吸収混色

    正解:イ.中間混色

    解説:中間混色は、併置加法混色(モザイク・織物)と回転混色(色こま)の総称で、混色後の明るさが混色前の各色の平均程度になるのが特徴。光を重ねて明るくなる加法混色や、暗くなる減法混色とは明るさの振る舞いが異なる。

    根拠: 日本写真学会誌(J-STAGE)67巻4号 241頁 色度図・混色に関する記事(4. 中間混色) 3. 色度図〜4. 中間混色

  50. 問50.眼の最も前面にある透明な膜で、外から入る光を最初に屈折させる部位はどれか。

    • ア.網膜
    • イ.角膜
    • ウ.虹彩
    • エ.視神経

    正解:イ.角膜

    解説:角膜は眼球の最前面をおおう透明な膜で、入ってきた光を屈折させ、水晶体とともに網膜に像を結ばせます。網膜は像を受け止める部分、虹彩は光の量を調節する部分、視神経は網膜からの信号を脳へ伝える経路です。

    根拠: 角膜とは(産業医科大学病院 アイバンク) 「角膜とは」「角膜」「虹彩」の各項