メンタルヘルス・マネジメント検定III種 全分野の一問一答
📖 メンタルヘルス・マネジメント検定III種「全分野」の全301問と解説(一覧)
メンタルヘルス・マネジメント検定III種の全分野に関する一問一答(全301問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.メンタルヘルスマネジメント検定III種が主たる対象とするのは、次のうちどれか。
- ア.人事労務管理スタッフ・経営幹部
- イ.管理監督者(管理職)
- ウ.一般社員
- エ.産業医・保健師
正解:ウ.一般社員
解説:III種「セルフケアコース」は一般社員を主な対象とし、自らのストレスに気づき対処する知識・方法を習得することを目的としている。II種は管理監督者、I種は人事労務管理スタッフ・経営幹部が対象。
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問2.セルフケアの基本的な考え方として、最も適切なものはどれか。
- ア.労働者自身がストレスに気づき対処すること
- イ.上司が部下の不調を早期に発見し対処すること
- ウ.産業医が健康診断結果を管理すること
- エ.事業場外の専門機関に相談を委ねること
正解:ア.労働者自身がストレスに気づき対処すること
解説:セルフケアは、労働者自身が自らのストレスに気づき、これに適切に対処するための知識・方法を身につけ、それを実施することが基本である。
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問3.現代の労働者を取り巻く状況について、近年の傾向として最も適切なものはどれか。
- ア.仕事による強いストレスを感じる労働者は減少傾向にある
- イ.労働者のストレスは過去30年間ほとんど変化していない
- ウ.仕事による強いストレスを感じる労働者は増加傾向にある
- エ.ストレスを感じる労働者は若年層に限られている
正解:ウ.仕事による強いストレスを感じる労働者は増加傾向にある
解説:技術革新やグローバル化、雇用形態の多様化などにより仕事や職業生活で強い不安・悩み・ストレスを感じる労働者は増加傾向にあるとされ、メンタルヘルス対策の重要性が高まっている。
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問4.労働安全衛生法に基づくストレスチェック制度が施行されたのはいつか。
- ア.2006年12月
- イ.2010年12月
- ウ.2015年12月
- エ.2020年12月
正解:ウ.2015年12月
解説:ストレスチェック制度は2014年の労働安全衛生法改正により導入され、2015年12月に施行された。労働者のメンタルヘルス不調の未然防止(一次予防)を主な目的とする。
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問5.「労働者の心の健康の保持増進のための指針」が策定されたのは何年か。
- ア.2000年
- イ.2012年
- ウ.2018年
- エ.2006年
正解:エ.2006年
解説:「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(メンタルヘルス指針)は2006年に策定され、4つのケアの推進などを示している。事業場におけるメンタルヘルスケアの基本的な枠組みを定めたものである。
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問6.「労働者の心の健康の保持増進のための指針」が示す4つのケアに含まれないものはどれか。
- ア.セルフケア
- イ.ラインによるケア
- ウ.家族によるケア
- エ.事業場外資源によるケア
正解:ウ.家族によるケア
解説:4つのケアは「セルフケア」「ラインによるケア」「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」「事業場外資源によるケア」である。「家族によるケア」は4つのケアには含まれない。
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問7.「ラインによるケア」の担い手として最も適切なものはどれか。
- ア.管理監督者(上司)
- イ.労働者本人
- ウ.産業医
- エ.外部の相談機関
正解:ア.管理監督者(上司)
解説:ラインによるケアは、職場の管理監督者(上司)が職場環境等の把握と改善、部下からの相談対応などを行うケアである。
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問8.「事業場内産業保健スタッフ等によるケア」の担い手に該当しないものはどれか。
- ア.産業医
- イ.保健師
- ウ.衛生管理者
- エ.地域産業保健センター
正解:エ.地域産業保健センター
解説:事業場内産業保健スタッフ等には産業医、保健師、衛生管理者、人事労務管理スタッフなどが含まれる。社外の地域産業保健センターは「事業場外資源によるケア」に該当する。
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問9.「事業場外資源によるケア」に該当する例として最も適切なものはどれか。
- ア.上司による部下の相談対応
- イ.産業医による面接指導
- ウ.外部EAP機関による相談対応
- エ.労働者自身によるストレス対処
正解:ウ.外部EAP機関による相談対応
解説:事業場外資源によるケアは、事業場外の専門機関や専門家(EAP機関、医療機関、地域産業保健センターなど)を活用して行うケアである。
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問10.事業者の「安全配慮義務」を明文化している法律はどれか。
- ア.労働基準法
- イ.労働組合法
- ウ.男女雇用機会均等法
- エ.労働契約法
正解:エ.労働契約法
解説:労働契約法第5条は「使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする」と定め、安全配慮義務を明文化している。
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問11.安全配慮義務に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.身体の安全のみを対象とし心の健康は含まれない
- イ.正社員のみを対象とし非正規社員は含まれない
- ウ.心の健康も対象に含まれる
- エ.労働者が請求した場合のみ発生する
正解:ウ.心の健康も対象に含まれる
解説:安全配慮義務は、労働者の生命・身体等の安全(健康を含む)を確保するために必要な配慮を使用者が行う義務であり、心の健康(メンタルヘルス)もその対象に含まれると解されている。
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問12.ストレスの概念において「ストレッサー」とは何を指すか。
- ア.心身に負担となる外部からの刺激・要因
- イ.ストレスによって生じる心身の反応
- ウ.ストレスに対処する個人の能力
- エ.ストレスを和らげる周囲の支援
正解:ア.心身に負担となる外部からの刺激・要因
解説:ストレッサーとは、心身に負担となる外部からの刺激・要因のことである。これに対して、ストレッサーによって引き起こされる心身の反応をストレス反応という。
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問13.ストレスの概念において「ストレス反応」とは何を指すか。
- ア.心身に負担を与える外部の刺激
- イ.ストレスを生み出す職場環境
- ウ.ストレスへの対処行動そのもの
- エ.ストレッサーによって生じる心身の反応
正解:エ.ストレッサーによって生じる心身の反応
解説:ストレス反応とは、ストレッサーによって引き起こされる心身のさまざまな反応(身体面・心理面・行動面の反応)を指す。
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問14.次のうち、職場におけるストレッサー(ストレス要因)の例として最も適切なものはどれか。
- ア.不眠
- イ.動悸
- ウ.過大な仕事の量的負担
- エ.気分の落ち込み
正解:ウ.過大な仕事の量的負担
解説:仕事の量的・質的負担、人間関係、役割の不明確さなどは職場の代表的なストレッサーである。動悸や不眠は、ストレッサーへの反応(ストレス反応)であってストレッサーそのものではない。
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問15.ストレス反応のうち、心理面(精神面)の反応の例として最も適切なものはどれか。
- ア.頭痛
- イ.飲酒量の増加
- ウ.血圧の上昇
- エ.不安・イライラ
正解:エ.不安・イライラ
解説:不安・イライラ・抑うつ気分などは心理面のストレス反応である。頭痛や肩こりは身体面、飲酒量の増加は行動面の反応に分類される。
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問16.ストレス反応のうち、行動面の反応の例として最も適切なものはどれか。
- ア.胃痛
- イ.抑うつ気分
- ウ.遅刻・欠勤の増加
- エ.倦怠感
正解:ウ.遅刻・欠勤の増加
解説:遅刻・欠勤の増加、飲酒量や喫煙量の増加、仕事上のミスの増加などは行動面のストレス反応である。胃痛は身体面、抑うつは心理面の反応である。
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問17.メンタルヘルス不調を未然に防ぐ「一次予防」に該当する取り組みはどれか。
- ア.ストレスチェックや職場環境改善による未然防止
- イ.不調者の早期発見と適切な対応
- ウ.休職者の職場復帰支援
- エ.再発防止のためのフォローアップ
正解:ア.ストレスチェックや職場環境改善による未然防止
解説:一次予防はメンタルヘルス不調の未然防止であり、ストレスへの気づきの促進や職場環境の改善などが含まれる。早期発見・対応は二次予防、復職支援・再発防止は三次予防である。
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問18.メンタルヘルス不調者の「早期発見と適切な対応」を主眼とする予防段階はどれか。
- ア.一次予防
- イ.二次予防
- ウ.三次予防
- エ.四次予防
正解:イ.二次予防
解説:二次予防は、メンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な対応・治療につなげることを目的とする予防段階である。
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問19.メンタルヘルス不調により休職した労働者の「職場復帰支援・再発防止」を主眼とする予防段階はどれか。
- ア.一次予防
- イ.二次予防
- ウ.三次予防
- エ.ゼロ次予防
正解:ウ.三次予防
解説:三次予防は、メンタルヘルス不調により休職した労働者の職場復帰支援や、再発防止を目的とする予防段階である。
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問20.メンタルヘルス不調が企業・職場に与える影響として最も適切でないものはどれか。
- ア.生産性の低下
- イ.休職・離職の増加
- ウ.労働災害のリスク増加
- エ.人件費が自動的に削減される効果
正解:エ.人件費が自動的に削減される効果
解説:メンタルヘルス不調は、生産性の低下、労働災害のリスク、休職・離職の増加などのマイナスの影響をもたらす。「人件費の自動的な削減」は適切な影響とはいえない。
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問21.出勤はしているものの心身の不調により仕事のパフォーマンスが低下している状態を表す概念はどれか。
- ア.アブセンティーズム
- イ.ワークエンゲイジメント
- ウ.プレゼンティーズム
- エ.バーンアウト
正解:ウ.プレゼンティーズム
解説:プレゼンティーズム(presenteeism)は、出勤はしているが健康問題により本来の力を発揮できず生産性が低下している状態を指す。欠勤による損失はアブセンティーズムという。
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問22.病気や体調不良による欠勤・休業によって生じる損失を表す概念はどれか。
- ア.プレゼンティーズム
- イ.ワーカホリズム
- ウ.アブセンティーズム
- エ.ワークライフバランス
正解:ウ.アブセンティーズム
解説:アブセンティーズム(absenteeism)は、健康問題による欠勤・休業で業務に就けない状態とそれによる損失を指す。出勤しつつ能率が低下する状態はプレゼンティーズムである。
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問23.「ワークエンゲイジメント」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.仕事に過度にのめり込み心身を消耗した状態
- イ.仕事への意欲を完全に失った状態
- ウ.仕事に活力・熱意・没頭を感じる前向きな心理状態
- エ.仕事と私生活の境界がなくなった状態
正解:ウ.仕事に活力・熱意・没頭を感じる前向きな心理状態
解説:ワークエンゲイジメントは、仕事に対して活力・熱意・没頭を感じている、健康的でポジティブな心理状態を指す。燃え尽き(バーンアウト)とは対極の概念とされる。
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問24.ワークエンゲイジメントを構成する3つの要素として正しい組み合わせはどれか。
- ア.活力・熱意・没頭
- イ.不安・抑うつ・怒り
- ウ.成果・効率・速度
- エ.知識・技能・態度
正解:ア.活力・熱意・没頭
解説:ワークエンゲイジメントは「活力(vigor)」「熱意(dedication)」「没頭(absorption)」の3つの要素から構成される。
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問25.「健康いきいき職場づくり」が目指す方向性として最も適切なものはどれか。
- ア.不調者を職場から排除すること
- イ.従業員がいきいきと働ける活力ある職場の実現
- ウ.労働時間を一律に短縮すること
- エ.成果主義を徹底すること
正解:イ.従業員がいきいきと働ける活力ある職場の実現
解説:健康いきいき職場づくりは、メンタルヘルス不調の予防にとどまらず、従業員がいきいきと働ける活力ある職場を実現し、組織の活性化・生産性向上を目指す積極的な取り組みである。
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問26.「心の健康づくり計画」に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.国が一律に内容を定め全事業場で同一とする
- イ.労働者個人が作成するセルフケア計画である
- ウ.策定後は一切変更してはならない
- エ.事業場ごとに実情に応じて策定する
正解:エ.事業場ごとに実情に応じて策定する
解説:心の健康づくり計画は、事業場におけるメンタルヘルスケアを中長期的・継続的に推進するための基本計画であり、衛生委員会等での調査審議を経て策定し、事業場の実情に応じて作成することが望ましいとされる。
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問27.長時間労働(過重労働)が健康に与える影響として、特に関連が指摘されているものはどれか。
- ア.視力の急激な回復
- イ.骨密度の上昇
- ウ.脳・心臓疾患やメンタルヘルス不調のリスク増加
- エ.免疫機能の恒常的な向上
正解:ウ.脳・心臓疾患やメンタルヘルス不調のリスク増加
解説:過重労働は脳・心臓疾患(過労死)やメンタルヘルス不調(うつ病、過労自殺など)のリスクを高めることが指摘されている。睡眠不足や疲労の蓄積がその背景にあるとされる。
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問28.「過労死」に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.加齢による自然死
- イ.過重な労働による脳・心臓疾患などでの死亡
- ウ.通勤中の事故による死亡
- エ.持病の悪化による死亡全般
正解:イ.過重な労働による脳・心臓疾患などでの死亡
解説:過労死は、過重な労働による脳・心臓疾患などで死亡することを指す。これに対し、過重労働等によるうつ病などを背景とした自殺は過労自殺と呼ばれる。
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問29.過重労働による健康障害を防止するため、一定の要件に該当する労働者に対して事業者が行うべき措置はどれか。
- ア.賃金の自動増額
- イ.強制的な配置転換
- ウ.退職勧奨
- エ.医師による面接指導
正解:エ.医師による面接指導
解説:長時間労働で疲労の蓄積が認められ申出を行った労働者などに対して、事業者は医師による面接指導を行わなければならない。これは過重労働対策の重要な仕組みである。
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問30.メンタルヘルス不調(心の健康問題)に対する正しい理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.心の弱い特別な人だけがなる問題である
- イ.誰にでも起こりうるもので適切な対処で回復可能である
- ウ.本人の気の持ちようだけで解決できる
- エ.一度発症すると決して回復しない
正解:イ.誰にでも起こりうるもので適切な対処で回復可能である
解説:メンタルヘルス不調は、特別な人だけの問題ではなく、誰にでも起こりうるものである。適切な対処や治療によって回復が可能であり、本人の気の持ちようだけの問題ではない。
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問31.NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルにおいて、ストレス反応の発生に影響を与える「個人的要因」の例として適切なものはどれか。
- ア.仕事の量的負担
- イ.年齢・性格などの個人的特性
- ウ.上司の管理方法
- エ.職場の物理的環境
正解:イ.年齢・性格などの個人的特性
解説:NIOSH職業性ストレスモデルでは、仕事のストレッサーがストレス反応や疾病に至る過程に、年齢・性別・性格などの個人的要因や、家庭の要因、緩衝要因(社会的支援)が影響するとされる。
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問32.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「緩衝要因(社会的支援)」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスを増大させる職場の要因
- イ.ストレス反応そのものの一種
- ウ.ストレッサーの影響を和らげる周囲からの支援
- エ.個人の遺伝的素因
正解:ウ.ストレッサーの影響を和らげる周囲からの支援
解説:緩衝要因(社会的支援)は、上司・同僚・家族などからの支援であり、ストレッサーがストレス反応や健康障害に至るのを和らげる(緩衝する)働きをするとされる。
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問33.セルフケアを進めるうえで、労働者がまず行うべきこととして最も適切なものはどれか。
- ア.自分のストレスや心身の変化に気づくこと
- イ.ただちに転職を検討すること
- ウ.同僚のストレスを管理すること
- エ.通院をできるだけ避けること
正解:ア.自分のストレスや心身の変化に気づくこと
解説:セルフケアの出発点は、自分のストレスやその兆候(心身の変化)に気づくことである。気づきがあって初めて適切な対処や相談につなげることができる。
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問34.メンタルヘルス不調の予防・対応において「早期発見・早期対応」が重要とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.早期に対応するほど重症化・長期化を防ぎやすいため
- イ.早期であれば本人に知らせずに済むため
- ウ.早期に対応すれば医療機関が不要になるため
- エ.早期発見は管理職の評価を上げるため
正解:ア.早期に対応するほど重症化・長期化を防ぎやすいため
解説:メンタルヘルス不調は早期に気づき対応するほど回復しやすく、重症化や長期化を防ぎやすい。放置すると症状が悪化し、休職の長期化や再発につながるおそれがある。
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問35.事業場におけるメンタルヘルスケアの推進にあたり、調査審議の場として活用されるものはどれか。
- ア.株主総会
- イ.取締役会
- ウ.労働組合大会のみ
- エ.衛生委員会(安全衛生委員会)
正解:エ.衛生委員会(安全衛生委員会)
解説:事業場のメンタルヘルスケアは、安全衛生委員会(衛生委員会)などの場で調査審議し、労使が協力して進めることが求められる。心の健康づくり計画もここで審議される。
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問36.メンタルヘルスケアにおいて、労働者の個人情報(健康情報)の取扱いに関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.本人の同意なく自由に共有してよい
- イ.本人の同意を得て適切に保護・管理する
- ウ.一切記録してはならない
- エ.人事評価に積極的に利用してよい
正解:イ.本人の同意を得て適切に保護・管理する
解説:メンタルヘルスに関する個人情報は機微な情報であり、本人の同意を得て、適切に保護・管理することが求められる。本人の不利益にならないよう配慮が必要である。
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問37.労働安全衛生法に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.賃金の最低基準のみを定める法律である
- イ.労働者の安全と健康の確保を目的とする法律である
- ウ.労働組合の結成手続きを定める法律である
- エ.解雇手続きのみを定める法律である
正解:イ.労働者の安全と健康の確保を目的とする法律である
解説:労働安全衛生法は、職場における労働者の安全と健康の確保、快適な職場環境の形成促進を目的とする法律である。メンタルヘルス対策(ストレスチェック制度など)もこの法律に位置づけられている。
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問38.メンタルヘルス対策に取り組むことが事業者にとって持つ意義として、最も適切でないものはどれか。
- ア.安全配慮義務の履行とリスク低減
- イ.生産性の維持・向上
- ウ.人材の確保・定着
- エ.労働時間規制の撤廃
正解:エ.労働時間規制の撤廃
解説:メンタルヘルス対策は、安全配慮義務の履行(法的リスクの低減)、生産性の維持・向上、人材確保・定着、企業イメージの向上などの意義がある。「労働時間規制の撤廃」は意義として適切でない。
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問39.近年、企業がメンタルヘルス対策を含めて従業員の健康を経営課題として捉え、戦略的に取り組む考え方を何というか。
- ア.成果主義
- イ.年功序列
- ウ.健康経営
- エ.終身雇用
正解:ウ.健康経営
解説:健康経営は、従業員の健康保持・増進を経営的な視点で捉え、戦略的に取り組む考え方である。生産性向上や企業価値の向上につながるとされ、メンタルヘルス対策もその一環に位置づけられる。
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問40.ストレスチェック制度の主たる目的として最も適切なものはどれか。
- ア.不調者を選別して解雇するため
- イ.メンタルヘルス不調の未然防止(一次予防)のため
- ウ.労働者の能力を序列化するため
- エ.残業時間を算定するため
正解:イ.メンタルヘルス不調の未然防止(一次予防)のため
解説:ストレスチェック制度は、労働者自身のストレスへの気づきを促し、職場環境の改善につなげることで、メンタルヘルス不調を未然に防ぐ(一次予防)ことを主な目的としている。
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問41.ストレスチェックの結果の取扱いについて、最も適切なものはどれか。
- ア.結果は本人より先に事業者へ通知される
- イ.本人の同意なく事業者へ結果を提供してはならない
- ウ.結果は全社に公開される
- エ.結果は人事評価に直接反映される
正解:イ.本人の同意なく事業者へ結果を提供してはならない
解説:ストレスチェックの個人結果は、原則として本人に直接通知され、本人の同意なく事業者に提供してはならない。本人のプライバシー保護が重視されている。
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問42.ストレスチェックの結果、高ストレスと判定された労働者が申し出た場合に受けられるものはどれか。
- ア.賞与の増額
- イ.医師による面接指導
- ウ.自動的な配置転換
- エ.有給休暇の付与義務
正解:イ.医師による面接指導
解説:ストレスチェックで高ストレスと判定され、本人が希望(申出)した場合、医師による面接指導を受けることができる。これは制度の重要な要素である。
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問43.メンタルヘルス不調を抱える労働者への周囲の対応として、最も適切なものはどれか。
- ア.気合いで乗り切るよう強く励ます
- イ.話に耳を傾け必要に応じて専門家につなぐ
- ウ.本人に触れず放置する
- エ.周囲に病状を広く知らせる
正解:イ.話に耳を傾け必要に応じて専門家につなぐ
解説:メンタルヘルス不調者には、偏見を持たず、本人の話に耳を傾け、必要に応じて専門家や相談窓口につなぐ対応が望ましい。叱咤激励や安易な励ましはかえって負担になることがある。
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問44.メンタルヘルスケアを効果的に進めるうえで、4つのケアに関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.セルフケアだけで十分である
- イ.4つのケアが相互に連携して行われることが望ましい
- ウ.事業場外資源によるケアのみを優先すべきである
- エ.管理監督者のケアは不要である
正解:イ.4つのケアが相互に連携して行われることが望ましい
解説:4つのケアは、いずれか一つだけでなく、相互に連携し継続的・計画的に行われることが効果的とされる。セルフケアだけ、あるいはラインによるケアだけで完結するものではない。
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問45.セルフケアを支援するために事業者(会社)が行う取り組みとして適切なものはどれか。
- ア.セルフケアは個人の責任なので一切関与しない
- イ.ストレスに関する教育研修や情報提供を行う
- ウ.ストレスを感じる労働者を異動させる
- エ.相談を一切受け付けない
正解:イ.ストレスに関する教育研修や情報提供を行う
解説:事業者は、労働者がセルフケアを行えるよう、ストレスやメンタルヘルスに関する教育研修・情報提供、相談しやすい環境づくりなどの支援を行うことが望ましいとされる。
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問46.メンタルヘルス不調に関連する用語「メンタルヘルス」の意味として最も適切なものはどれか。
- ア.身体の健康のみを指す
- イ.心の健康(精神面の健康)を指す
- ウ.経済的な豊かさを指す
- エ.職場の人間関係のみを指す
正解:イ.心の健康(精神面の健康)を指す
解説:メンタルヘルスは「心の健康」を意味する。WHOの健康の定義にもあるように、健康は身体面だけでなく精神面・社会面を含む良好な状態を指す。
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問47.ストレスへの「気づき」を高めることが重要とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.気づくことで自動的にストレスが消えるため
- イ.早めに気づくことで適切な対処につなげられるため
- ウ.気づきは医師だけに必要な能力だから
- エ.気づくと必ず休職が必要になるため
正解:イ.早めに気づくことで適切な対処につなげられるため
解説:自分のストレス状態に気づくことで、過度に蓄積する前に休養や相談などの適切な対処を取ることができ、不調の重症化を防ぐことにつながる。気づきはセルフケアの第一歩である。
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問48.メンタルヘルス不調が労働災害につながりうる例として、最も適切なものはどれか。
- ア.集中力低下による作業中の事故
- イ.通勤手当の増額
- ウ.残業時間の自動短縮
- エ.賃金の上昇
正解:ア.集中力低下による作業中の事故
解説:メンタルヘルス不調による集中力・注意力の低下は、作業中のミスや事故を招き、労働災害のリスクを高めることがある。心の健康は安全とも密接に関わる。
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問49.「心の健康問題で休業した労働者の職場復帰支援」に関して、事業場で整備が推奨されているものはどれか。
- ア.復職を一律に禁止する規程
- イ.職場復帰支援プログラムの整備
- ウ.休業者の自動退職規程
- エ.復帰時の減給規程
正解:イ.職場復帰支援プログラムの整備
解説:心の健康問題により休業した労働者の円滑な職場復帰を支援するため、事業場ではあらかじめ職場復帰支援プログラムやルールを定めておくことが推奨されている。これは三次予防に位置づけられる。
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問50.メンタルヘルスケアの推進において、「セルフケア」が果たす役割として最も適切なものはどれか。
- ア.他のケアの代わりにすべてを担う
- イ.労働者自身が心の健康を守る基盤的な役割を担う
- ウ.管理監督者だけが行う特別なケアである
- エ.産業医のみが提供するケアである
正解:イ.労働者自身が心の健康を守る基盤的な役割を担う
解説:セルフケアは、労働者自身が自らの心の健康を守る基盤的な役割を担う。他のケアの土台となるものであり、労働者一人ひとりがストレスに気づき対処できることがメンタルヘルス対策全体の基礎となる。
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問51.ストレスチェック制度の実施が義務付けられているのは、常時何人以上の労働者を使用する事業場か。
- ア.常時30人以上
- イ.常時100人以上
- ウ.常時50人以上
- エ.常時300人以上
正解:ウ.常時50人以上
解説:労働安全衛生法に基づき、常時50人以上の労働者を使用する事業場にストレスチェックの実施が義務付けられている。50人未満の事業場は当分の間努力義務とされる。
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問52.ストレスチェック制度が施行されたのはいつか。
- ア.2015年12月
- イ.2013年6月
- ウ.2010年4月
- エ.2019年4月
正解:ア.2015年12月
解説:労働安全衛生法の改正により、ストレスチェック制度は2015年(平成27年)12月に施行された。
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問53.国が推奨する「職業性ストレス簡易調査票」は何項目で構成されているか。
- ア.23項目
- イ.57項目
- ウ.80項目
- エ.120項目
正解:イ.57項目
解説:職業性ストレス簡易調査票は57項目で構成されており、ストレスチェック制度で標準的に用いられる。仕事のストレス要因・心身のストレス反応・周囲のサポートを測定する。
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問54.ストレスチェックの結果について、原則として正しいものはどれか。
- ア.結果は本人に通知され、本人同意なく事業者に提供されない
- イ.結果はまず事業者に通知される
- ウ.結果は人事部に自動的に共有される
- エ.結果は産業医のみが保管し本人には知らされない
正解:ア.結果は本人に通知され、本人同意なく事業者に提供されない
解説:ストレスチェックの結果は実施者から本人に直接通知され、本人の同意なく事業者に提供されることはない。これはプライバシー保護のための重要な原則である。
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問55.ストレスチェックで「高ストレス者」と判定され、本人が申し出た場合に受けられるものはどれか。
- ア.部署異動の命令
- イ.強制的な休職
- ウ.医師による面接指導
- エ.減給などの処分
正解:ウ.医師による面接指導
解説:高ストレス者と判定された者が申し出た場合、医師による面接指導を受けることができる。事業者はその結果を踏まえ就業上の措置を検討する。
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問56.職業性ストレス簡易調査票が測定する3つの領域として正しい組み合わせはどれか。
- ア.年齢・性別・勤続年数
- イ.仕事のストレス要因・心身のストレス反応・周囲のサポート
- ウ.身長・体重・血圧
- エ.学歴・職位・年収
正解:イ.仕事のストレス要因・心身のストレス反応・周囲のサポート
解説:職業性ストレス簡易調査票(57項目)は、仕事のストレス要因・心身のストレス反応・周囲のサポート(および満足度)の3領域を測定する。
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問57.ストレスへの気づきにおいて重要な「いつもと違う自分」とは何を指すか。
- ア.他人と比べて劣っている点
- イ.普段の自分と比べて生じている心身の変化
- ウ.昨年と比べた収入の変化
- エ.同僚と比べた仕事量の差
正解:イ.普段の自分と比べて生じている心身の変化
解説:「いつもと違う自分」とは、普段の自分と比べて生じている心身の変化のことであり、ストレス反応のサインに早く気づくための重要な視点である。
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問58.ストレス反応の「身体面」のサインに該当するものはどれか。
- ア.不眠・食欲不振
- イ.憂うつな気分
- ウ.飲酒量の増加
- エ.引きこもり
正解:ア.不眠・食欲不振
解説:不眠・食欲不振・頭痛・倦怠感・肩こりなどは身体面のストレス反応である。憂うつや不安は心理面、飲酒の増加は行動面に分類される。
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問59.ストレス反応の「心理面」のサインに該当するものはどれか。
- ア.頭痛
- イ.不安・憂うつ
- ウ.遅刻・欠勤の増加
- エ.食欲不振
正解:イ.不安・憂うつ
解説:憂うつ・不安・イライラ・集中力の低下・興味や関心の低下などは心理面のストレス反応である。頭痛は身体面、遅刻は行動面に分類される。
-
問60.ストレス反応の「行動面」のサインに該当するものはどれか。
- ア.倦怠感
- イ.飲酒・喫煙の増加
- ウ.不安感
- エ.頭痛
正解:イ.飲酒・喫煙の増加
解説:飲酒や喫煙の増加・遅刻欠勤の増加・仕事のミスの増加・引きこもりなどは行動面のストレス反応である。倦怠感は身体面、不安は心理面に分類される。
-
問61.ストレスに早期に気づくことの意義として最も適切なものはどれか。
- ア.周囲に評価される
- イ.ストレスを完全になくせる
- ウ.昇進が早まる
- エ.深刻化する前に対処でき不調を予防できる
正解:エ.深刻化する前に対処でき不調を予防できる
解説:ストレス反応に早く気づくことで、症状が深刻化する前に休養や相談などの対処ができ、心身の不調を予防・軽減できる。
-
問62.心身症のサインとして適切な説明はどれか。
- ア.心理社会的要因が関与して身体に症状が現れる状態
- イ.原因が身体だけにある疾患
- ウ.気のせいで実際の症状はない状態
- エ.感染症の一種
正解:ア.心理社会的要因が関与して身体に症状が現れる状態
解説:心身症は、ストレスなど心理社会的な要因が関与して身体に症状や疾患が現れる状態をいう。胃潰瘍や過敏性腸症候群、緊張型頭痛などが例として挙げられる。
-
問63.ライフイベント(生活上の出来事)とストレスの関係について正しいものはどれか。
- ア.良い出来事はストレスにならない
- イ.ストレスになるのは悪い出来事だけである
- ウ.ライフイベントは身体に影響しない
- エ.環境変化を伴う出来事は良い出来事でもストレス要因になりうる
正解:エ.環境変化を伴う出来事は良い出来事でもストレス要因になりうる
解説:結婚・転職・転居・昇進など、環境の変化を伴うライフイベントは、たとえ良い出来事であってもストレス要因になりうる。変化への適応にエネルギーを要するためである。
-
問64.自分のストレスに気づくためのセルフチェックの目的として最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスの原因をすべて取り除く
- イ.他人にストレスの強さを証明する
- ウ.自分のストレス状態を把握し早めの対処につなげる
- エ.治療を確定させる
正解:ウ.自分のストレス状態を把握し早めの対処につなげる
解説:セルフチェックの目的は、自分のストレスの状態を客観的に把握し、早めに対処につなげることである。診断や評価を受けること自体が目的ではない。
-
問65.ストレスチェック制度において、結果の評価・通知を行う「実施者」になれるのは誰か。
- ア.医師・保健師など所定の専門職
- イ.人事部の管理職
- ウ.直属の上司
- エ.総務担当者
正解:ア.医師・保健師など所定の専門職
解説:ストレスチェックの実施者は、医師・保健師のほか、所定の研修を受けた看護師・精神保健福祉士・歯科医師・公認心理師などの専門職が担う。人事担当者は実施者になれない。
-
問66.ストレスチェック制度の主な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.労働者のストレスへの気づきを促し不調を未然に防ぐこと
- イ.不調者を発見して解雇すること
- ウ.勤務評価に用いること
- エ.残業時間を削減すること
正解:ア.労働者のストレスへの気づきを促し不調を未然に防ぐこと
解説:ストレスチェック制度の主な目的は、労働者自身がストレスへの気づきを得て、メンタルヘルス不調を未然に防止する一次予防である。
-
問67.ストレスチェックの受検について、労働者側の取り扱いとして正しいものはどれか。
- ア.労働者の受検は義務ではない
- イ.全労働者に受検義務がある
- ウ.管理職のみ受検義務がある
- エ.入社1年目のみ受検義務がある
正解:ア.労働者の受検は義務ではない
解説:ストレスチェックの受検は労働者にとって義務ではなく、受検しないことも可能である。ただし制度の趣旨から受検が望ましいとされる。
-
問68.「いつもと違う」変化に気づくうえで基準となるのは何か。
- ア.平均的な労働者の状態
- イ.普段(平常時)の自分の状態
- ウ.上司の状態
- エ.同期入社の同僚の状態
正解:イ.普段(平常時)の自分の状態
解説:いつもと違う変化に気づく基準は、他人ではなく「普段(平常時)の自分」である。自分の通常の状態を知っておくことが早期の気づきに役立つ。
-
問69.睡眠に関するストレスのサインとして特に注意すべきものはどれか。
- ア.規則正しい起床
- イ.休日に長めに寝ること
- ウ.昼食後に眠気を感じること
- エ.寝つきの悪化や中途覚醒
正解:エ.寝つきの悪化や中途覚醒
解説:寝つきが悪い、夜中に何度も目が覚める、朝早く目が覚めるといった睡眠の変化は、ストレスや心身の不調の重要なサインであり、早めの対処が望まれる。
-
問70.次のうち、行動面に現れるストレスのサインとして最も適切なものはどれか。
- ア.仕事上のミスや事故の増加
- イ.意欲の低下
- ウ.めまい
- エ.気分の落ち込み
正解:ア.仕事上のミスや事故の増加
解説:仕事上のミスや事故の増加は行動面のストレスサインである。意欲低下は心理面、めまいは身体面のサインに分類される。
-
問71.ストレスチェックの結果を事業者が労働者個人ごとに把握するには何が必要か。
- ア.本人の同意
- イ.産業医の許可
- ウ.労働基準監督署の許可
- エ.上司の承認
正解:ア.本人の同意
解説:事業者が個人のストレスチェック結果を把握するには、原則として本人の同意が必要である。同意なく結果を入手することはできない。
-
問72.ストレス反応が長期間続いた場合に起こりうることとして適切なものはどれか。
- ア.うつ病や心身症などの健康障害につながりうる
- イ.自然に体質が強くなる
- ウ.ストレスに完全に慣れる
- エ.必ず昇進する
正解:ア.うつ病や心身症などの健康障害につながりうる
解説:ストレス反応が長期間持続したり強くなったりすると、うつ病などの精神疾患や心身症といった健康障害につながるおそれがある。だからこそ早期の気づきが重要である。
-
問73.自分のストレス要因を知ることの意義として最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス要因を周囲に押し付けられる
- イ.要因への備えや対処を計画的に行える
- ウ.要因を必ずゼロにできる
- エ.他人と比較して安心できる
正解:イ.要因への備えや対処を計画的に行える
解説:自分にとって何がストレス要因となるかを知ることで、その要因への備えや対処を計画的に行え、ストレスの影響を軽減しやすくなる。
-
問74.次のうち、心理面に現れるストレスのサインとして最も適切なものはどれか。
- ア.興味・関心の低下
- イ.下痢や腹痛
- ウ.遅刻や欠勤
- エ.暴飲暴食
正解:ア.興味・関心の低下
解説:何事にも興味や関心がわかなくなる(興味・関心の低下)のは心理面のサインである。下痢は身体面、欠勤は行動面のサインである。
-
問75.ストレスチェック制度で50人未満の事業場における実施の位置づけはどれか。
- ア.当分の間、努力義務
- イ.完全に禁止
- ウ.50人以上と同じく義務
- エ.実施した場合は罰則
正解:ア.当分の間、努力義務
解説:常時50人未満の労働者を使用する事業場では、ストレスチェックの実施は当分の間、努力義務とされている。
-
問76.食欲に関するストレスのサインとして適切なものはどれか。
- ア.好きな食べ物を食べること
- イ.食欲の変化(不振や過食)
- ウ.規則正しい三食
- エ.食後の満足感
正解:イ.食欲の変化(不振や過食)
解説:食欲不振や逆に過食になるなど、食欲の変化はストレスの身体面・行動面のサインである。普段と比べた食欲の変化に気づくことが大切である。
-
問77.ストレスチェック制度において、面接指導の結果を踏まえて事業者が検討するものはどれか。
- ア.懲戒処分
- イ.解雇
- ウ.就業上の措置(労働時間短縮など)
- エ.減給
正解:ウ.就業上の措置(労働時間短縮など)
解説:医師の面接指導の結果に基づき、事業者は必要に応じて労働時間の短縮や作業の転換などの就業上の措置を検討する。これは労働者の健康保持のための措置である。
-
問78.「ストレスのサインに気づくポイント」として最も適切なものはどれか。
- ア.他人の評価を気にすること
- イ.変化を無視すること
- ウ.ストレスを我慢し続けること
- エ.いつもと違う心身・行動の変化に注意すること
正解:エ.いつもと違う心身・行動の変化に注意すること
解説:普段の自分と比べて、心身や行動に「いつもと違う」変化が現れていないかを意識的に観察することが、ストレスのサインに気づくポイントである。
-
問79.次のうち、ライフイベントの例として最も適切でないものはどれか。
- ア.結婚
- イ.転職
- ウ.家族との死別
- エ.いつもどおりの毎日の通勤
正解:エ.いつもどおりの毎日の通勤
解説:毎日の通勤そのものは大きな環境変化を伴うライフイベントとは言いにくい。結婚・転職・家族の死などは生活上の大きな変化を伴うライフイベントである。
-
問80.飲酒量や喫煙量が以前より増えてきた場合、何のサインと考えられるか。
- ア.健康増進のサイン
- イ.趣味が増えたサイン
- ウ.行動面に現れたストレスのサイン
- エ.収入が増えたサイン
正解:ウ.行動面に現れたストレスのサイン
解説:飲酒や喫煙の増加は、ストレスを紛らわせようとする行動面のサインであることが多く、ストレスへの気づきの手がかりとなる。
-
問81.ストレスチェック制度で守秘・プライバシー保護が重視される理由として最も適切なものはどれか。
- ア.手続きを複雑にするため
- イ.事業者の負担を増やすため
- ウ.不利益取り扱いを防ぎ正直な回答を得るため
- エ.受検率を下げるため
正解:ウ.不利益取り扱いを防ぎ正直な回答を得るため
解説:結果が本人の不利益(人事評価や処遇など)に使われる懸念があると、正直な回答が得られず制度が機能しない。そのため本人同意の原則など厳格なプライバシー保護が定められている。
-
問82.次のうち、身体面に現れるストレスのサインとして最も適切なものはどれか。
- ア.集中力の低下
- イ.引きこもり
- ウ.動悸や肩こり
- エ.判断ミス
正解:ウ.動悸や肩こり
解説:動悸や息切れ、肩こり、胃の痛みなどは身体面のストレスサインである。集中力低下は心理面、引きこもりは行動面のサインである。
-
問83.自分のストレス状態に気づくために日頃から有効とされる習慣はどれか。
- ア.不調を感じても放置する
- イ.変化を一切気にしない
- ウ.他人とだけ比較する
- エ.自分の心身の状態を日頃から振り返る
正解:エ.自分の心身の状態を日頃から振り返る
解説:睡眠・食欲・気分などの普段の状態を把握し、変化に気づけるよう日頃から自分の心身を振り返る習慣を持つことが有効である。
-
問84.ストレスチェックの設問が測る「心身のストレス反応」に含まれないものはどれか。
- ア.イライラ感
- イ.疲労感
- ウ.仕事の量的負担
- エ.抑うつ感
正解:ウ.仕事の量的負担
解説:職業性ストレス簡易調査票の「心身のストレス反応」には活気・イライラ・疲労・不安・抑うつ・身体愁訴などが含まれる。仕事の量的負担は「仕事のストレス要因」に分類される。
-
問85.集中力や judgment(判断力)の低下が続く場合、まず疑うべきことはどれか。
- ア.能力が永久に低下したこと
- イ.年齢のせいで仕方ないこと
- ウ.ストレスや疲労の蓄積のサイン
- エ.気のせいで問題ないこと
正解:ウ.ストレスや疲労の蓄積のサイン
解説:集中力や判断力の低下は心理面のストレス反応のサインであり、ストレスや疲労の蓄積を疑い、休養や相談などの対処を検討することが望ましい。
-
問86.ストレスチェック制度で、結果が「高ストレス」でも面接指導を受けるかどうかは誰が決めるか。
- ア.事業者
- イ.上司
- ウ.産業医
- エ.本人
正解:エ.本人
解説:高ストレス者と判定されても、医師の面接指導を受けるかどうかは本人の申し出による。本人の意思が尊重される仕組みである。
-
問87.ストレス反応のうち、最も気づきやすく早期サインとなりやすいとされるものはどれか。
- ア.通勤経路の変化
- イ.年収の変化
- ウ.体重計の故障
- エ.睡眠の変化
正解:エ.睡眠の変化
解説:睡眠の変化(寝つきの悪さ・中途覚醒・早朝覚醒など)は比較的自覚しやすく、ストレスや心身の不調の早期サインとして重要視される。
-
問88.次のうち、「いつもと違う自分」に気づいたときの望ましい対応はどれか。
- ア.気にせず仕事を続ける
- イ.休養や相談など早めに対処する
- ウ.誰にも言わず我慢する
- エ.変化を否定する
正解:イ.休養や相談など早めに対処する
解説:いつもと違う変化に気づいたら、無理を続けず休養をとる、信頼できる人や専門家に相談するなど、早めの対処を心がけることが望ましい。
-
問89.ストレス要因(ストレッサー)の例として最も適切なものはどれか。
- ア.頭痛
- イ.不眠
- ウ.食欲不振
- エ.仕事の量的・質的負担
正解:エ.仕事の量的・質的負担
解説:仕事の量・質の負担、対人関係、職場環境の変化などはストレス要因(ストレッサー)である。頭痛や不眠はストレス反応であり要因ではない。
-
問90.ストレスチェック制度が法律上根拠としているのはどれか。
- ア.労働基準法のみ
- イ.労働安全衛生法
- ウ.民法
- エ.商法
正解:イ.労働安全衛生法
解説:ストレスチェック制度は労働安全衛生法(の改正)に基づいて定められている。
-
問91.普段は社交的な人が急に口数が減り人を避けるようになった場合、どの面のサインと考えられるか。
- ア.身体面のサイン
- イ.加齢の影響
- ウ.身体疾患の確定
- エ.行動面のサイン
正解:エ.行動面のサイン
解説:人との関わりを避ける・引きこもるといった変化は行動面のストレスサインである。普段の様子と比べた変化に気づくことが重要である。
-
問92.ストレスへの気づきを高めるうえで、「自分のストレスのサインを知っておく」ことが役立つ理由はどれか。
- ア.サインは全員同じだから不要である
- イ.他人のサインを管理できる
- ウ.サインを知ると不安になるだけである
- エ.自分に出やすいサインを早く察知し対処できる
正解:エ.自分に出やすいサインを早く察知し対処できる
解説:人によって出やすいストレスのサイン(不眠型・胃腸型・イライラ型など)は異なるため、自分のサインを知っておくと変化に早く気づき対処しやすい。
-
問93.ストレスチェックの集団分析(集団ごとの集計)について正しい説明はどれか。
- ア.個人を特定して評価するために行う
- イ.受検者を順位付けするために行う
- ウ.集団ごとに集計し職場環境改善に活かす
- エ.昇給査定に用いる
正解:ウ.集団ごとに集計し職場環境改善に活かす
解説:事業者は、部署など集団ごとに結果を集計・分析し、職場環境の改善に活用することが努力義務とされている。個人が特定されない形で行われる。
-
問94.次のうち、ストレスによる心理面のサインとして最も適切なものはどれか。
- ア.胃痛
- イ.肩こり
- ウ.欠勤の増加
- エ.気分の落ち込み・イライラ
正解:エ.気分の落ち込み・イライラ
解説:不安感やイライラ、気分の落ち込みは心理面のサインである。胃痛は身体面、欠勤は行動面のサインである。
-
問95.「環境変化はストレスになりうる」という観点から、昇進についての説明として正しいものはどれか。
- ア.昇進はストレスにならない
- イ.昇進は環境変化を伴いストレス要因になりうる
- ウ.昇進すると必ず体調が良くなる
- エ.昇進は身体面のサインである
正解:イ.昇進は環境変化を伴いストレス要因になりうる
解説:昇進は喜ばしい出来事だが、責任や役割の変化という環境変化を伴うため、適応にエネルギーを要しストレス要因にもなりうる。
-
問96.ストレスのセルフチェックを行ううえでの基本的な姿勢として最も適切なものはどれか。
- ア.結果を素直に受け止め客観的に把握する
- イ.できるだけ良い結果になるよう答える
- ウ.他人と競うために行う
- エ.面倒なので適当に答える
正解:ア.結果を素直に受け止め客観的に把握する
解説:セルフチェックは、結果を素直に受け止めて自分の状態を客観的に把握し、必要なら対処につなげる姿勢が大切である。良く見せようとごまかすと意味がなくなる。
-
問97.ストレス反応が現れる「3つの面」の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.過去・現在・未来
- イ.身体面・心理面・行動面
- ウ.知能・体力・財力
- エ.上司・同僚・部下
正解:イ.身体面・心理面・行動面
解説:ストレス反応は、身体面・心理面(精神面)・行動面の3つの面に現れる。これらの変化に気づくことがセルフケアの第一歩である。
-
問98.ストレスへの気づきが「セルフケアの出発点」とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.気づかなくても自然に治るから
- イ.気づくと必ず治療が必要になるから
- ウ.気づくことで初めて適切な対処を始められるから
- エ.気づきは医師だけの役割だから
正解:ウ.気づくことで初めて適切な対処を始められるから
解説:自分のストレスに気づかなければ対処を始められないため、気づきはセルフケア(自分で行うストレス対処)の出発点となる。
-
問99.次のうち、ストレスチェック制度に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.常時50人以上の事業場で実施が義務である
- イ.本人の同意なく結果が事業者に提供されることはない
- ウ.労働者の選別や評価のために実施される
- エ.高ストレス者は申し出れば医師の面接指導を受けられる
正解:ウ.労働者の選別や評価のために実施される
解説:ストレスチェックは労働者の不調の未然防止(一次予防)が目的であり、評価や選別のためのものではない。50人以上の事業場で義務、本人同意なく結果は事業者に渡らない、高ストレス者は申し出により医師面接を受けられる、はいずれも正しい。
-
問100.日々の生活の中でストレスに早く気づくために最も役立つ習慣はどれか。
- ア.他人の不調を観察すること
- イ.自分の心身の状態の変化に日頃から気を配ること
- ウ.変化があっても無視すること
- エ.休日に予定を詰め込むこと
正解:イ.自分の心身の状態の変化に日頃から気を配ること
解説:睡眠・食欲・気分・体調などの自分の状態を日頃から意識し、いつもと違う変化に気を配ることが、ストレスへの早期の気づきに最も役立つ。
-
問101.厚生労働省の指針において、労働者自身が自らのストレスに気づき、これに対処することを指す「4つのケア」の一つはどれか。
- ア.ラインによるケア
- イ.セルフケア
- ウ.事業場内産業保健スタッフ等によるケア
- エ.事業場外資源によるケア
正解:イ.セルフケア
解説:「セルフケア」は労働者自身が行うケアであり、ストレスへの気づきと対処、自発的な相談などが含まれる。これが4つのケアの基礎となる。
-
問102.セルフケアを進めるうえで、労働者自身に求められる基本的な姿勢として最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは気合いで乗り切り、誰にも相談しないこと
- イ.自らのストレスに気づき、必要に応じて自発的に相談すること
- ウ.心身の不調は限界まで我慢して働き続けること
- エ.健康管理はすべて会社に任せ、自分では何もしないこと
正解:イ.自らのストレスに気づき、必要に応じて自発的に相談すること
解説:セルフケアの基本は、労働者自身が自らのストレスに気づき、適切に対処し、必要に応じて自発的に相談することである。一人で抱え込まず早めに対処する姿勢が重要となる。
-
問103.4つのケアのうち、労働者自身が主体となって行うケアはどれか。
- ア.セルフケア
- イ.ラインによるケア
- ウ.事業場内産業保健スタッフ等によるケア
- エ.事業場外資源によるケア
正解:ア.セルフケア
解説:セルフケアは労働者本人が主体となり、自らのストレスへの気づきと対処を行うケアである。ラインによるケアは管理監督者が行う。
-
問104.セルフケアを進めるうえで、まず労働者に求められることとして最も適切なものはどれか。
- ア.同僚のストレス状態を評価すること
- イ.部下の業務量を調整すること
- ウ.自らのストレスに気づくこと
- エ.産業医を選任すること
正解:ウ.自らのストレスに気づくこと
解説:セルフケアの出発点は、労働者自身がストレスやその影響に気づくことである。気づきがなければ適切な対処も相談もできない。
-
問105.メンタルヘルスケアにおける「一次予防」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.不調が生じた後の早期発見・早期対処
- イ.休職者の職場復帰支援
- ウ.再発の防止と治療の継続
- エ.メンタルヘルス不調の未然防止
正解:エ.メンタルヘルス不調の未然防止
解説:一次予防はメンタルヘルス不調の未然防止を指す。セルフケアによるストレスへの気づきと対処は一次予防の中心的な取り組みである。
-
問106.メンタルヘルスケアにおける「二次予防」に該当するものはどれか。
- ア.ストレスへの気づきによる不調の未然防止
- イ.職場復帰支援と再発防止
- ウ.不調の早期発見と早期対処
- エ.健康診断の受診勧奨の廃止
正解:ウ.不調の早期発見と早期対処
解説:二次予防はメンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な対応を行うことである。一次予防は未然防止、三次予防は職場復帰支援・再発防止を指す。
-
問107.メンタルヘルスケアにおける「三次予防」に該当するものはどれか。
- ア.メンタルヘルス不調の未然防止
- イ.不調の早期発見・早期対処
- ウ.休業者の職場復帰支援・再発防止
- エ.ストレスチェックの初回実施
正解:ウ.休業者の職場復帰支援・再発防止
解説:三次予防は、メンタルヘルス不調により休業した労働者の職場復帰支援や再発防止を指す。一次予防は未然防止、二次予防は早期発見・早期対処である。
-
問108.セルフケアが特に重要とされる予防の段階はどれか。
- ア.一次予防
- イ.二次予防
- ウ.三次予防
- エ.四次予防
正解:ア.一次予防
解説:労働者自身がストレスに気づき早めに対処するセルフケアは、不調の未然防止である一次予防の中核に位置づけられる。
-
問109.労働者が自らのストレスに早く気づくことの意義として最も適切なものはどれか。
- ア.上司の評価が上がる
- イ.残業時間が自動的に減る
- ウ.健康診断が不要になる
- エ.悪化する前に対処できる
正解:エ.悪化する前に対処できる
解説:早期に気づくことで、悪化する前に休養や相談などの対処ができ、不調の重症化を防ぐことができる。早期発見・早期対処につながる。
-
問110.心の健康について正しい知識を持つことが労働者に求められる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.治療薬を自分で処方できるようになるため
- イ.他者を診断できるようになるため
- ウ.自らの状態に気づき適切に対処・相談できるようになるため
- エ.受診を不要にするため
正解:ウ.自らの状態に気づき適切に対処・相談できるようになるため
解説:正しい知識があれば、ストレスの兆候に気づき、誤解や偏見なく適切に対処・相談できる。知識不足は対処の遅れや偏見につながる。
-
問111.ストレスへの気づきを高めるために有効とされる方法として最も適切なものはどれか。
- ア.心身の変化に日頃から注意を向ける
- イ.ストレスを一切感じないように努力する
- ウ.他人にすべての判断を委ねる
- エ.症状を無視して我慢を続ける
正解:ア.心身の変化に日頃から注意を向ける
解説:自分の心身の変化やストレス反応を日頃から観察し、いつもと違う状態に気づくことが重要である。ストレスチェックなどの活用も有効である。
-
問112.労働者の自発的な相談を促すために職場に求められる環境として最も適切なものはどれか。
- ア.相談内容を全員に共有する仕組み
- イ.相談を控えるよう促す方針
- ウ.プライバシーが守られ相談しやすい環境
- エ.相談を業績評価に反映する制度
正解:ウ.プライバシーが守られ相談しやすい環境
解説:相談しやすい雰囲気やプライバシーが守られる体制が整っていることで、労働者は安心して自発的に相談できる。これがセルフケアを支える。
-
問113.労働者が相談をためらう要因として考えられるものはどれか。
- ア.プライバシーが十分守られない不安
- イ.相談窓口が複数あること
- ウ.上司が話を丁寧に聞くこと
- エ.相談が無料であること
正解:ア.プライバシーが十分守られない不安
解説:相談内容が漏れる不安や、評価への悪影響を心配する気持ちは相談をためらわせる。プライバシー保護と相談しやすい環境づくりが対策となる。
-
問114.自発的な相談の重要性に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.相談は症状が重くなってから行うべきである
- イ.相談は周囲に知られてから行うものである
- ウ.相談は管理職のみが行うものである
- エ.早い段階での自発的な相談が重症化防止につながる
正解:エ.早い段階での自発的な相談が重症化防止につながる
解説:労働者が早い段階で自ら相談することで、不調の重症化を防ぎ早期対処につながる。我慢して相談を先延ばしにすると悪化のおそれがある。
-
問115.健康的な生活習慣のうち、睡眠がセルフケア上重要とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.睡眠は仕事の評価に直結するため
- イ.睡眠は運動の代わりになるため
- ウ.睡眠は心身の疲労回復に不可欠であるため
- エ.睡眠は食事を不要にするため
正解:ウ.睡眠は心身の疲労回復に不可欠であるため
解説:睡眠は心身の疲労回復に不可欠であり、十分な睡眠はストレス耐性を保つうえで重要である。睡眠不足はストレスの悪化要因となる。
-
問116.睡眠に関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.睡眠不足は心身に影響しない
- イ.睡眠は短いほど健康によい
- ウ.休日に長く眠れば平日の睡眠不足は問題ない
- エ.十分な睡眠はストレスへの抵抗力を保つのに役立つ
正解:エ.十分な睡眠はストレスへの抵抗力を保つのに役立つ
解説:睡眠不足が続くと疲労が蓄積し、ストレスへの抵抗力が低下する。質・量ともに十分な睡眠を確保することがセルフケアの基本である。
-
問117.適度な運動がセルフケアにおいて推奨される理由として最も適切なものはどれか。
- ア.運動は睡眠を不要にするため
- イ.運動すれば仕事量が増えても問題ないため
- ウ.適度な運動が気分転換やストレス解消に役立つため
- エ.運動は食事制限の代わりになるため
正解:ウ.適度な運動が気分転換やストレス解消に役立つため
解説:適度な運動は気分転換やストレス解消に役立ち、心身の健康維持に効果がある。過度な運動はかえって負担になるため適度であることが重要である。
-
問118.休養がセルフケアにおいて持つ意義として最も適切なものはどれか。
- ア.休養は仕事の効率を下げるので避けるべきである
- イ.休養は週末にまとめて取れば十分である
- ウ.休養は健康な人には不要である
- エ.休養は心身の疲労回復とストレス蓄積防止に役立つ
正解:エ.休養は心身の疲労回復とストレス蓄積防止に役立つ
解説:休養は心身の疲労を回復させ、ストレスの蓄積を防ぐために重要である。仕事から離れて休む時間を意識的に確保することが大切である。
-
問119.バランスのとれた食事がセルフケアにおいて重要とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.食事は気分には影響しないため
- イ.食事は運動の代わりになるため
- ウ.食事を抜くほど健康になるため
- エ.心身の健康を支える基盤であるため
正解:エ.心身の健康を支える基盤であるため
解説:バランスのとれた食事は心身の健康を支える基盤であり、規則正しい食生活は生活リズムを整えストレスへの抵抗力にも関係する。
-
問120.過重労働とセルフケアの関係についての記述として最も適切なものはどれか。
- ア.過重労働は心身に影響しない
- イ.過重労働でも睡眠を取れば問題ない
- ウ.過重労働は疲労を蓄積させストレスを高める
- エ.過重労働はセルフケアと無関係である
正解:ウ.過重労働は疲労を蓄積させストレスを高める
解説:長時間労働などの過重労働は睡眠や休養の時間を奪い、疲労を蓄積させてストレスを高める。労働者自身も働き方を見直すなどの対処が求められる。
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問121.「自己保健義務」の考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.健康管理は事業者のみが行えばよい
- イ.労働者自身も自らの健康保持に努めるべきである
- ウ.健康管理は医師のみの責任である
- エ.健康管理は法律で禁止されている
正解:イ.労働者自身も自らの健康保持に努めるべきである
解説:自己保健義務とは、労働者自身が自らの健康の保持増進に努めるべきという考え方である。健康管理は事業者だけでなく労働者にも求められる。
-
問122.ストレスをためこまないことの大切さに関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは我慢してためこむほどよい
- イ.ストレスはためこむと心身の不調につながりやすい
- ウ.ストレスは無視すれば消える
- エ.ストレスは他人に転嫁すれば解消する
正解:イ.ストレスはためこむと心身の不調につながりやすい
解説:ストレスを長期間ためこむと心身の不調につながりやすい。日頃から適度に発散・対処し、ためこまないことが心の健康維持に重要である。
-
問123.心の健康と身体の健康の関連についての記述として最も適切なものはどれか。
- ア.心と身体の健康は無関係である
- イ.身体が健康なら心は常に健康である
- ウ.心の不調は身体に一切影響しない
- エ.心と身体の健康は相互に影響し合う
正解:エ.心と身体の健康は相互に影響し合う
解説:心と身体は相互に影響し合っており、心の不調は身体の症状として現れることもある。両者を一体として捉えセルフケアを行うことが重要である。
-
問124.セルフケアにおいて、ストレスへの対処(コーピング)として適切でないものはどれか。
- ア.趣味や運動による気分転換
- イ.信頼できる人への相談
- ウ.アルコールへ過度に依存する
- エ.十分な休養と睡眠の確保
正解:ウ.アルコールへ過度に依存する
解説:アルコールへの過度な依存は一時的にまぎれても根本的な解決にならず、健康を損なうおそれがある。気分転換や相談などが望ましい対処である。
-
問125.労働者がセルフケアを行ううえで、事業者に期待される役割として最も適切なものはどれか。
- ア.労働者にすべて任せ関与しない
- イ.教育研修や情報提供などで支援する
- ウ.相談を禁止する
- エ.個人情報を公開する
正解:イ.教育研修や情報提供などで支援する
解説:事業者には、労働者がセルフケアを行えるよう教育研修や情報提供、相談しやすい環境づくりなどの支援が期待される。セルフケアは労働者任せではない。
-
問126.ストレスへの気づきを支援する取り組みとして職場で活用されるものはどれか。
- ア.ストレスチェック
- イ.業績評価面談
- ウ.懲戒処分
- エ.配置転換の通知
正解:ア.ストレスチェック
解説:ストレスチェックは、労働者が自らのストレス状態に気づくきっかけとなる取り組みであり、セルフケアを促進する。
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問127.心の健康に関する正しい知識を身につける機会として、職場で提供されるものはどれか。
- ア.メンタルヘルス教育研修
- イ.残業命令
- ウ.賞与査定
- エ.出張命令
正解:ア.メンタルヘルス教育研修
解説:メンタルヘルスに関する教育研修は、労働者が正しい知識を得てセルフケアを実践するための重要な機会である。
-
問128.セルフケアにおける「気づき」と「対処」の関係として最も適切なものはどれか。
- ア.気づきがなくても適切な対処はできる
- イ.気づきが対処の前提となる
- ウ.対処が気づきより先に行われる
- エ.気づきと対処は無関係である
正解:イ.気づきが対処の前提となる
解説:ストレスにまず気づくことで、休養や相談などの適切な対処を選べる。気づきが対処の前提であり、両者は一連の流れとして重要である。
-
問129.生活リズムを整えることがセルフケアにおいて重要とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.リズムは健康に関係しないため
- イ.規則正しい生活リズムが心身の調子を整えるため
- ウ.夜更かしが健康に良いため
- エ.食事を不規則にするほど良いため
正解:イ.規則正しい生活リズムが心身の調子を整えるため
解説:規則正しい生活リズムは睡眠の質を高め、心身の調子を整える。リズムの乱れは疲労やストレスをためこむ原因となりやすい。
-
問130.「いつもと違う」自分の状態に気づくことがセルフケアで重視される理由として最も適切なものはどれか。
- ア.他人と比較するため
- イ.不調のサインに早く気づき対処につなげるため
- ウ.評価を上げるため
- エ.症状を無視するため
正解:イ.不調のサインに早く気づき対処につなげるため
解説:普段との違いはストレスや不調のサインであることが多く、早く気づけば早期に対処できる。日頃の自分の状態を知っておくことが基準となる。
-
問131.セルフケアの位置づけに関する記述として最も適切なものはどれか。
- ア.セルフケアは4つのケアの中で最も基礎となるケアである
- イ.セルフケアは管理職だけが行うケアである
- ウ.セルフケアは外部機関が行うケアである
- エ.セルフケアは4つのケアに含まれない
正解:ア.セルフケアは4つのケアの中で最も基礎となるケアである
解説:セルフケアは4つのケアの基礎であり、労働者自身が行う最も基本的なケアである。他のケアと連携して機能する。
-
問132.労働者が自らストレスに対処する力を高めることの意義として最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスを完全になくせる
- イ.他者への相談が不要になる
- ウ.ストレスに適切に対処し不調を予防しやすくなる
- エ.労働時間を無制限に延ばせる
正解:ウ.ストレスに適切に対処し不調を予防しやすくなる
解説:対処する力を高めることで、ストレスに直面しても適切に乗り越えやすくなり、不調の予防につながる。これはセルフケアの目的の一つである。
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問133.相談先として、労働者が自発的に利用できるものに含まれるものはどれか。
- ア.産業医や相談窓口
- イ.懲戒委員会
- ウ.人事評価委員会
- エ.監査部門
正解:ア.産業医や相談窓口
解説:産業医や産業保健スタッフ、社外の相談窓口などは労働者が自発的に相談できる資源である。これらの存在を知っておくことがセルフケアを支える。
-
問134.ストレス反応を放置した場合に生じうることとして最も適切なものはどれか。
- ア.自然に必ず改善する
- イ.悪化して不調につながるおそれがある
- ウ.周囲が自動的に解決する
- エ.健康が増進する
正解:イ.悪化して不調につながるおそれがある
解説:ストレス反応を放置すると、症状が悪化しメンタルヘルス不調や身体の不調につながるおそれがある。早めの気づきと対処が望まれる。
-
問135.セルフケアにおける「相談」の意義として最も適切なものはどれか。
- ア.相談は問題を悪化させる
- イ.相談は気持ちの整理や適切な対処につながる
- ウ.相談は評価を下げる行為である
- エ.相談は管理職のみが行うべきである
正解:イ.相談は気持ちの整理や適切な対処につながる
解説:一人で抱え込まず信頼できる人や専門家に相談することで、気持ちが整理され適切な対処につながる。相談は弱さではなく有効な対処の一つである。
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問136.労働者自身が担う役割として、セルフケアで最も基本となる行動はどれか。
- ア.他者の健康状態を管理する
- イ.自らの心身の状態に注意を向ける
- ウ.職場の人事制度を改定する
- エ.産業医の業務を代行する
正解:イ.自らの心身の状態に注意を向ける
解説:自らのストレスや心身の状態に注意を向け、変化に気づくことがセルフケアで労働者が担う最も基本的な役割である。
-
問137.プライバシー保護がメンタルヘルスの相談において重要とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.相談を抑制するため
- イ.労働者が安心して相談できるようにするため
- ウ.相談内容を評価に使うため
- エ.相談を全員に知らせるため
正解:イ.労働者が安心して相談できるようにするため
解説:相談内容が守られると分かっていれば、労働者は安心して自発的に相談できる。プライバシー保護は相談しやすい環境の前提となる。
-
問138.セルフケアの観点から、日常生活において望ましい行動はどれか。
- ア.睡眠を削って働き続ける
- イ.健康的な生活習慣を整える
- ウ.ストレスを我慢してためこむ
- エ.相談を一切しない
正解:イ.健康的な生活習慣を整える
解説:十分な睡眠・適度な運動・バランスのよい食事・休養といった健康的な生活習慣を整えることが、ストレスへの抵抗力を高めるセルフケアとなる。
-
問139.ストレスへの早期対処が重要とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.早期対処は意味がない
- イ.軽いうちに回復しやすく重症化を防げる
- ウ.対処は重くなってからでよい
- エ.対処は他人任せにすべきである
正解:イ.軽いうちに回復しやすく重症化を防げる
解説:早い段階で対処すれば、軽いうちに回復しやすく、重い不調への進行を防げる。放置すると回復に時間がかかることがある。
-
問140.心の健康に関する偏見や誤解がもたらす問題として最も適切なものはどれか。
- ア.相談や対処が遅れるおそれがある
- イ.相談が増えすぎる
- ウ.睡眠の質が向上する
- エ.業務効率が必ず上がる
正解:ア.相談や対処が遅れるおそれがある
解説:偏見や誤解があると、労働者が不調を隠したり相談をためらったりして対処が遅れる。正しい知識の普及がこうした問題の解消につながる。
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問141.労働者がセルフケアを実践するために、まず知っておくべきこととして最も適切なものはどれか。
- ア.同僚の私生活
- イ.ストレスや心の健康に関する基本的な知識
- ウ.他社の人事制度
- エ.経営戦略の詳細
正解:イ.ストレスや心の健康に関する基本的な知識
解説:ストレスの仕組みや自分への影響、心の健康に関する基本的な知識を持つことが、気づきと対処の前提となる。知識はセルフケアの土台である。
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問142.セルフケアにおける気分転換の方法として適切なものはどれか。
- ア.過度な飲酒
- イ.趣味やスポーツなどのリラックス活動
- ウ.睡眠時間を削ること
- エ.悩みを抱え込むこと
正解:イ.趣味やスポーツなどのリラックス活動
解説:趣味やスポーツ、リラックスできる活動などは健康的な気分転換であり、ストレス解消に役立つ。過度な飲酒など健康を害する方法は望ましくない。
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問143.セルフケアと他の3つのケアとの関係として最も適切なものはどれか。
- ア.セルフケアは単独で完結する
- イ.セルフケアは他のケアと連携して進める
- ウ.セルフケアは他のケアと対立する
- エ.セルフケアは他のケアを不要にする
正解:イ.セルフケアは他のケアと連携して進める
解説:セルフケアは他の3つのケア(ライン・産業保健スタッフ・事業場外資源)と連携して進めるものであり、単独で完結するものではない。
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問144.労働者が休養を取りにくい職場で起こりうることとして最も適切なものはどれか。
- ア.疲労やストレスが蓄積しやすくなる
- イ.ストレスが自然に解消する
- ウ.健康が増進する
- エ.生活リズムが整う
正解:ア.疲労やストレスが蓄積しやすくなる
解説:休養が取りにくいと疲労やストレスが蓄積し、心身の不調につながるおそれがある。休みやすい環境づくりがセルフケアを支える。
-
問145.セルフケアの実践において、自分のストレス状態を把握する手がかりとして最も適切なものはどれか。
- ア.心身に現れる変化のサイン
- イ.同僚の業績
- ウ.会社の株価
- エ.天候の変化
正解:ア.心身に現れる変化のサイン
解説:眠れない、食欲がない、気分が落ち込むなどの心身の変化はストレスのサインとなる。こうした変化に気づくことがセルフケアの手がかりとなる。
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問146.メンタルヘルス不調の未然防止のために労働者ができることとして最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスへの気づきと対処、健康的な生活習慣の維持
- イ.不調を隠して我慢し続ける
- ウ.相談を避ける
- エ.睡眠を削って働き続ける
正解:ア.ストレスへの気づきと対処、健康的な生活習慣の維持
解説:ストレスへの気づきと対処、健康的な生活習慣の維持、早めの相談などが未然防止に役立つ。これらは一次予防としてのセルフケアにあたる。
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問147.労働者の自発的な相談を妨げないために、相談対応者に求められる姿勢として最も適切なものはどれか。
- ア.相談内容を周囲に共有する
- イ.秘密を守り丁寧に話を聞く
- ウ.相談者を評価対象とする
- エ.相談を打ち切るよう促す
正解:イ.秘密を守り丁寧に話を聞く
解説:相談内容の秘密を守り、話を否定せず丁寧に聞く姿勢が、安心して相談できる環境をつくる。これが自発的な相談を支える。
-
問148.セルフケアの目的として最も適切なものはどれか。
- ア.業績を最大化すること
- イ.心の健康を保持増進し不調を予防すること
- ウ.他者を管理すること
- エ.労働時間を延長すること
正解:イ.心の健康を保持増進し不調を予防すること
解説:セルフケアの目的は、労働者自身がストレスに気づき適切に対処することで、メンタルヘルス不調を予防し心の健康を保持増進することである。
-
問149.健康的な生活習慣がストレスへの抵抗力に与える影響として最も適切なものはどれか。
- ア.抵抗力には影響しない
- イ.抵抗力を低下させる
- ウ.睡眠だけが関係する
- エ.ストレスへの抵抗力を高める
正解:エ.ストレスへの抵抗力を高める
解説:十分な睡眠・適度な運動・バランスのよい食事・休養などの健康的な生活習慣は、心身の調子を整えストレスへの抵抗力を高める。
-
問150.労働者が「自分は大丈夫」と思い込み、ストレスのサインを軽視することの問題点として最も適切なものはどれか。
- ア.気づきや対処が遅れ不調が進行するおそれがある
- イ.ストレスが自然に解消する
- ウ.周囲の負担が必ず軽くなる
- エ.睡眠の質が必ず向上する
正解:ア.気づきや対処が遅れ不調が進行するおそれがある
解説:サインを軽視すると気づきや対処が遅れ、不調が進行するおそれがある。過信せず自分の状態を客観的に見ることがセルフケアでは大切である。
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問151.心の不調を感じたときの対応として、最も望ましいものはどれか。
- ア.症状が重くなるまで様子を見る
- イ.早めに信頼できる人や専門家に相談する
- ウ.誰にも知られないよう一人で解決する
- エ.気合いで乗り切ろうとする
正解:イ.早めに信頼できる人や専門家に相談する
解説:心の不調は一人で抱え込むと悪化しやすく、回復にも時間がかかる。早めに信頼できる人や専門家に相談することが、早期発見・早期対応につながり最も望ましい。
-
問152.職場でメンタルヘルス不調に気づいたとき、最も身近な相談相手として最初に挙げられるのは誰か。
- ア.裁判所の調停委員
- イ.地域の保健所長
- ウ.いのちの電話の相談員
- エ.上司や同僚
正解:エ.上司や同僚
解説:日常的に部下の様子を把握できる上司は、ラインによるケアの中心的存在であり、最も身近で重要な社内資源の一つである。
-
問153.事業場の労働者数に応じて選任が義務づけられ、職場巡視や作業環境の管理など労働衛生全般を担当するのは誰か。
- ア.産業カウンセラー
- イ.民生委員
- ウ.衛生管理者
- エ.社会保険労務士
正解:ウ.衛生管理者
解説:衛生管理者は一定規模以上の事業場で選任が義務づけられ、職場巡視や衛生状態の管理など労働衛生全般を担当する社内資源である。
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問154.労働者の健康管理について専門的立場から助言・指導を行い、一定規模以上の事業場で選任が義務づけられている医師は誰か。
- ア.主治医
- イ.検案医
- ウ.学校医
- エ.産業医
正解:エ.産業医
解説:産業医は事業場で労働者の健康管理を担う医師であり、常時50人以上の労働者を使用する事業場で選任が義務づけられている重要な社内資源である。
-
問155.産業医の選任が義務づけられるのは、常時何人以上の労働者を使用する事業場か。
- ア.50人以上
- イ.30人以上
- ウ.10人以上
- エ.100人以上
正解:ア.50人以上
解説:労働安全衛生法により、常時50人以上の労働者を使用する事業場では産業医を選任しなければならない。
-
問156.産業保健スタッフとして、保健指導や健康相談などを担当する職種に含まれないものはどれか。
- ア.産業医
- イ.保健師
- ウ.経理担当者
- エ.看護師
正解:ウ.経理担当者
解説:産業保健スタッフには産業医、保健師、看護師などが含まれる。経理担当者は産業保健スタッフではない。
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問157.心の健康づくり専門スタッフに含まれる職種として、最も適切なものはどれか。
- ア.行政書士
- イ.税理士
- ウ.弁理士
- エ.産業カウンセラーや臨床心理士
正解:エ.産業カウンセラーや臨床心理士
解説:産業カウンセラーや臨床心理士などは心の健康づくり専門スタッフとして、メンタルヘルスに関する専門的な相談や支援を行う。
-
問158.社内資源として人事労務管理スタッフが果たす役割として、最も適切なものはどれか。
- ア.職場配置や労働時間管理などの労務面の対応
- イ.抗うつ薬の処方
- ウ.手術の実施
- エ.診断書の作成
正解:ア.職場配置や労働時間管理などの労務面の対応
解説:人事労務管理スタッフは、職場配置・人事異動・労働時間管理など、労働条件に関わる対応を通じてメンタルヘルス対策に関与する。個別の薬の処方は医師の役割である。
-
問159.うつ病など主に心理的・精神的な要因による不調を専門に診療する診療科はどれか。
- ア.皮膚科
- イ.整形外科
- ウ.眼科
- エ.精神科
正解:エ.精神科
解説:精神科は、うつ病・統合失調症など精神疾患全般を専門に診療する診療科である。
-
問160.心療内科について述べた次の記述のうち、一般的に最も適切なものはどれか。
- ア.歯の治療を専門とする
- イ.骨折や捻挫を専門に治療する
- ウ.主に外科手術を行う
- エ.心理的要因が関与する身体症状(心身症)を主に診療する
正解:エ.心理的要因が関与する身体症状(心身症)を主に診療する
解説:心療内科は、ストレスなど心理的要因が関与して身体症状が現れる心身症などを主に診療する。精神症状が中心の場合は精神科が適している。
-
問161.地域住民の精神保健の向上を図り、精神保健福祉に関する相談や知識の普及などを行う都道府県・指定都市の機関はどれか。
- ア.労働基準監督署
- イ.精神保健福祉センター
- ウ.公共職業安定所
- エ.年金事務所
正解:イ.精神保健福祉センター
解説:精神保健福祉センターは、都道府県および指定都市に設置され、精神保健福祉に関する専門的な相談・指導や普及啓発を行う公的機関である。
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問162.地域における公衆衛生の中心的機関で、精神保健に関する相談にも対応する公的機関はどれか。
- ア.税務署
- イ.消防署
- ウ.保健所
- エ.郵便局
正解:ウ.保健所
解説:保健所は地域保健法に基づく公衆衛生の拠点で、精神保健福祉相談を含む幅広い保健サービスを提供する。
-
問163.従業員のメンタルヘルス問題に対して企業と契約し、相談・カウンセリングなどの支援サービスを提供する外部機関を何というか。
- ア.EAP(従業員支援プログラム)機関
- イ.ハローワーク
- ウ.商工会議所
- エ.信用金庫
正解:ア.EAP(従業員支援プログラム)機関
解説:EAP(従業員支援プログラム)機関は、企業と契約して従業員やその家族にカウンセリングや相談などの支援を提供する外部資源である。
-
問164.EAP(従業員支援プログラム)の特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア.医療行為として薬を処方する
- イ.相談内容は必ず上司に報告される
- ウ.社外の専門機関でプライバシーが守られやすい
- エ.利用には裁判所の許可が必要
正解:ウ.社外の専門機関でプライバシーが守られやすい
解説:EAPは従業員が職場とは独立した外部の専門家に相談でき、プライバシーが守られやすいことが特徴である。社内に知られにくいため利用しやすい利点がある。
-
問165.自殺予防を目的に、電話で悩みを抱える人の相談に応じている民間のボランティア団体はどれか。
- ア.国民生活センター
- イ.消費者センター
- ウ.法テラス
- エ.いのちの電話
正解:エ.いのちの電話
解説:いのちの電話は、自殺予防などを目的に電話で相談を受け付けている民間のボランティア団体であり、匿名で相談できる。
-
問166.早期に相談・治療を始めることの意義として、最も適切なものはどれか。
- ア.費用が必ず無料になる
- イ.重症化を防ぎ回復が早まりやすい
- ウ.治療を一切受けなくてよくなる
- エ.周囲に必ず知られてしまう
正解:イ.重症化を防ぎ回復が早まりやすい
解説:心の不調は早期に対応するほど回復が早く、重症化を防ぎやすい。早期相談・早期治療は回復期間の短縮や悪化防止につながる。
-
問167.同僚の様子がいつもと違い、心の不調が疑われるとき、まず勧めるとよい対応はどれか。
- ア.話を聴いたうえで専門家への相談を勧める
- イ.厳しく叱って奮起させる
- ウ.何も気づかないふりをする
- エ.無理に仕事量を増やす
正解:ア.話を聴いたうえで専門家への相談を勧める
解説:気になる様子があるときは、本人の話をよく聴いたうえで、上司や産業保健スタッフ、専門機関への相談を勧めることが適切である。叱責や放置は不適切。
-
問168.メンタルヘルス不調者の治療における「休養」の意義として、最も適切なものはどれか。
- ア.症状を悪化させるため避けるべきだ
- イ.回復にはまったく関係がない
- ウ.心身を休め回復を図るうえで重要である
- エ.薬を飲めば休養は不要になる
正解:ウ.心身を休め回復を図るうえで重要である
解説:心の不調の治療では、十分な休養をとり心身を休めることが回復の基本となる。特にうつ状態では休養が重要である。
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問169.うつ病などの薬物療法に用いられる薬として、適切なものはどれか。
- ア.抗うつ薬
- イ.解熱鎮痛薬のみ
- ウ.抗生物質のみ
- エ.胃腸薬のみ
正解:ア.抗うつ薬
解説:うつ病の薬物療法には抗うつ薬が用いられる。医師の指示に従って服用することが大切である。
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問170.カウンセリングや精神療法について、最も適切な説明はどれか。
- ア.運動だけで治療する
- イ.注射で症状を治療する
- ウ.手術で行う治療である
- エ.対話を通じて気持ちや考え方を整理し回復を支援する
正解:エ.対話を通じて気持ちや考え方を整理し回復を支援する
解説:精神療法・カウンセリングは、対話を通じて気持ちの整理や考え方の調整を図り、回復を支援する治療法である。薬物療法と並ぶ治療の柱の一つ。
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問171.労働者やその家族、事業者からの産業保健に関する相談に応じ、研修や情報提供を行う都道府県単位の公的機関はどれか。
- ア.少年鑑別所
- イ.産業保健総合支援センター
- ウ.公証役場
- エ.検察庁
正解:イ.産業保健総合支援センター
解説:産業保健総合支援センターは、各都道府県に設置され、産業医や産業保健スタッフ、事業者などへの支援・研修・相談を行う公的機関である。
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問172.おおむね50人未満の小規模事業場の労働者や事業者に対して、無料で産業保健サービスを提供する機関はどれか。
- ア.家庭裁判所
- イ.地域産業保健センター
- ウ.信用保証協会
- エ.入国管理局
正解:イ.地域産業保健センター
解説:地域産業保健センターは、産業医の選任義務がない小規模事業場(おおむね50人未満)を対象に、健康相談や保健指導などを無料で提供する。
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問173.業務上の負傷や疾病の治療を担い、勤労者の医療やリハビリテーションを行う医療機関はどれか。
- ア.労災病院
- イ.動物病院
- ウ.美容外科クリニックのみ
- エ.救護施設のみ
正解:ア.労災病院
解説:労災病院は、勤労者の業務上の傷病の治療やリハビリテーション、勤労者医療の充実を目的とした医療機関である。
-
問174.相談を受ける専門家には守秘義務があり、相談者の情報は本人の同意なく外部に漏らされない。この説明として最も適切なものはどれか。
- ア.守秘義務により安心して相談できる
- イ.相談内容は必ず社内全体に共有される
- ウ.守秘義務は存在しない
- エ.相談者の同意なく誰にでも公開される
正解:ア.守秘義務により安心して相談できる
解説:医師・カウンセラーなど専門家には守秘義務があり、相談内容は原則として本人の同意なく第三者に漏らされない。これが安心して相談できる前提となる。
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問175.心の不調で受診をためらう人に対し、受診を勧める「サイン」として注意すべきものはどれか。
- ア.不眠や気分の落ち込みが長く続く
- イ.一時的に少し疲れただけの状態
- ウ.休日に十分回復している状態
- エ.健康診断で問題がない状態
正解:ア.不眠や気分の落ち込みが長く続く
解説:不眠の持続、食欲不振、気分の落ち込みが長く続く、仕事に集中できないなどの状態が続く場合は、専門医への受診を勧めるサインとなる。
-
問176.社内資源と社外資源の使い分けについて、最も適切な考え方はどれか。
- ア.社外資源は一切利用してはならない
- イ.状況に応じて社内外の資源を適切に使い分ける
- ウ.社内資源だけで必ず解決する
- エ.資源は一つだけしか使ってはいけない
正解:イ.状況に応じて社内外の資源を適切に使い分ける
解説:社内資源(上司・産業医等)と社外資源(医療機関・EAP等)はそれぞれ役割が異なり、状況に応じて適切に活用・連携することが望ましい。
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問177.産業カウンセラーの役割として、最も適切なものはどれか。
- ア.働く人の心理的な相談に応じカウンセリングを行う
- イ.従業員の給与計算を行う
- ウ.建物の設備点検を行う
- エ.商品の販売を行う
正解:ア.働く人の心理的な相談に応じカウンセリングを行う
解説:産業カウンセラーは、働く人の心理的な相談に応じ、ストレスや人間関係などの悩みについてカウンセリングを行う心の健康づくり専門スタッフである。
-
問178.心の不調を一人で抱え込むことの問題点として、最も適切なものはどれか。
- ア.周囲に迷惑をかけずに済み問題はない
- イ.必ず自然に回復する
- ウ.不調が悪化し対応が遅れやすい
- エ.ストレスがすぐ解消する
正解:ウ.不調が悪化し対応が遅れやすい
解説:一人で抱え込むと不調が悪化しやすく、適切な支援や治療を受ける機会を逃しやすい。早めに周囲や専門家に相談することが大切である。
-
問179.精神科と心療内科の違いについて、一般的に正しい説明はどれか。
- ア.精神科は内科疾患のみを扱う
- イ.両者はまったく同じで違いはない
- ウ.心療内科は外科手術を専門とする
- エ.精神科は精神症状、心療内科は心身症を主に扱う
正解:エ.精神科は精神症状、心療内科は心身症を主に扱う
解説:精神科は精神症状を主に扱い、心療内科は心理的要因による身体症状(心身症)を主に扱う。どちらも心の不調に対応するが対象がやや異なる。
-
問180.保健師の役割として、最も適切なものはどれか。
- ア.建築物の設計を行う
- イ.健康相談や保健指導を行う
- ウ.法律相談に応じる
- エ.会計監査を行う
正解:イ.健康相談や保健指導を行う
解説:保健師は、健康相談や保健指導を通じて労働者の健康管理を支援する産業保健スタッフであり、メンタルヘルスの相談窓口にもなる。
-
問181.職場でメンタルヘルスの相談をする際、相談しやすい環境として望ましいのはどれか。
- ア.相談者が不利益を受ける環境
- イ.相談内容がすぐ全社に共有される環境
- ウ.プライバシーが守られ安心して話せる環境
- エ.本人の同意なく情報が漏れる環境
正解:ウ.プライバシーが守られ安心して話せる環境
解説:プライバシーが守られ、相談者が安心して話せる環境が望ましい。守秘義務が確保され、不利益な扱いを受けない配慮が重要である。
-
問182.早めに相談することのメリットとして、最も適切なものはどれか。
- ア.問題が大きくなる前に対処でき選択肢が広がる
- イ.必ず費用が高額になる
- ウ.相談しても何も変わらない
- エ.かえって状態が悪化する
正解:ア.問題が大きくなる前に対処でき選択肢が広がる
解説:早めに相談することで問題が大きくなる前に対処でき、解決の選択肢も広がる。重症化を防ぎ回復を早める効果がある。
-
問183.心の健康づくり専門スタッフが社内にいない場合の対応として、最も適切なものはどれか。
- ア.資格のない人が薬を処方する
- イ.対応を諦めて放置する
- ウ.EAPや医療機関など社外資源を活用する
- エ.相談を一切受け付けない
正解:ウ.EAPや医療機関など社外資源を活用する
解説:社内に専門スタッフがいない場合は、EAP機関や医療機関、地域の相談機関など社外資源を活用することが望ましい。
-
問184.うつ状態の人に対して、周囲がとるべき対応として最も不適切なものはどれか。
- ア.休養を勧める
- イ.話をよく聴く
- ウ.『頑張れ』と強く励まし続ける
- エ.専門医への受診を勧める
正解:ウ.『頑張れ』と強く励まし続ける
解説:うつ状態の人を励ましすぎたり叱責したりすると、かえって負担となり症状を悪化させることがある。話を聴き、休養や受診を支える対応が望ましい。
-
問185.地域産業保健センターが主な対象とするのは、どのような事業場か。
- ア.おおむね50人未満の小規模事業場
- イ.従業員1万人以上の大企業のみ
- ウ.官公庁のみ
- エ.学校のみ
正解:ア.おおむね50人未満の小規模事業場
解説:地域産業保健センターは、産業医の選任義務がないおおむね50人未満の小規模事業場の労働者・事業者を主な対象としている。
-
問186.医療機関を受診する際のかかり方として、最も適切なものはどれか。
- ア.治療方針に一切従わない
- イ.症状を一切話さず黙っている
- ウ.症状や経過を具体的に医師に伝える
- エ.受診せず市販薬だけで対応する
正解:ウ.症状や経過を具体的に医師に伝える
解説:受診時は、症状の経過や生活への影響、困っていることを具体的に医師に伝えると、適切な診断・治療につながりやすい。
-
問187.臨床心理士の役割として、最も適切なものはどれか。
- ア.税務申告を代行する
- イ.薬の調剤を行う
- ウ.建設工事を監督する
- エ.心理的問題に対し専門的な心理支援を行う
正解:エ.心理的問題に対し専門的な心理支援を行う
解説:臨床心理士は、心理的な問題に対してカウンセリングや心理検査などの専門的支援を行う心の健康づくり専門スタッフである。
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問188.社外の相談機関を利用する利点として、最も適切なものはどれか。
- ア.職場から独立し専門的な相談ができる
- イ.必ず費用がかからない
- ウ.相談内容が社内に公開される
- エ.誰でも勝手に診断書を発行できる
正解:ア.職場から独立し専門的な相談ができる
解説:社外の相談機関は、職場の人間関係から独立しており、プライバシーが守られた環境で専門的な相談ができる利点がある。
-
問189.衛生管理者が行う業務として、最も適切なものはどれか。
- ア.製品の営業活動
- イ.従業員の採用面接のみ
- ウ.定期的な職場巡視と衛生状態の管理
- エ.建物の警備
正解:ウ.定期的な職場巡視と衛生状態の管理
解説:衛生管理者は職場巡視を行い、作業環境や衛生状態を点検・管理する。労働者の健康障害を防止する役割を担う。
-
問190.メンタルヘルス不調が疑われる労働者に受診を勧める際、本人が拒否した場合の望ましい対応はどれか。
- ア.以後一切関わらない
- イ.強制的に病院へ連れて行く
- ウ.本人に配慮しつつ産業保健スタッフと連携する
- エ.本人を厳しく非難する
正解:ウ.本人に配慮しつつ産業保健スタッフと連携する
解説:本人が受診を拒む場合でも、無理強いせず、本人の気持ちに配慮しながら産業保健スタッフなどと連携して継続的に働きかけることが望ましい。
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問191.精神保健福祉センターで受けられる支援として、適切なものはどれか。
- ア.パスポートの発行
- イ.住宅ローンの審査
- ウ.運転免許の更新
- エ.精神保健福祉に関する相談・支援
正解:エ.精神保健福祉に関する相談・支援
解説:精神保健福祉センターでは、精神保健福祉に関する相談や、家族・本人への支援、知識の普及啓発などが行われる。
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問192.治療における薬物療法について、最も適切な説明はどれか。
- ア.自己判断で勝手に中止してよい
- イ.医師の指示に従って服用することが大切である
- ウ.症状が消えたら即座に全てやめてよい
- エ.量を自由に増減してよい
正解:イ.医師の指示に従って服用することが大切である
解説:薬物療法は医師の指示に従って適切に服用することが大切で、自己判断で中断すると症状が悪化することがある。
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問193.職場の同僚から心の悩みを打ち明けられたとき、まず大切な姿勢はどれか。
- ア.相手の話を否定せずよく聴く
- イ.すぐに解決策を押し付ける
- ウ.話を途中で打ち切る
- エ.悩みを軽く扱い笑い飛ばす
正解:ア.相手の話を否定せずよく聴く
解説:まずは相手の話を否定せずによく聴き、気持ちを受け止める傾聴の姿勢が大切である。そのうえで必要なら専門家への相談を勧める。
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問194.産業医が事業場で行う活動として、最も適切なものはどれか。
- ア.従業員の人事評価の決定
- イ.健康相談や就業上の意見など健康管理
- ウ.会社の経営方針の策定
- エ.製品の品質検査
正解:イ.健康相談や就業上の意見など健康管理
解説:産業医は健康診断の結果に基づく就業上の措置に関する意見、長時間労働者の面接指導、健康相談などを通じて労働者の健康管理を行う。
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問195.心の不調に関する相談窓口を選ぶ際の考え方として、最も適切なものはどれか。
- ア.必ず最も遠い機関を選ぶ
- イ.どんな悩みも一つの窓口に限定する
- ウ.窓口は選ばず放置する
- エ.内容や状況に応じ適切な窓口を選ぶ
正解:エ.内容や状況に応じ適切な窓口を選ぶ
解説:悩みの内容や緊急度に応じて、社内の産業保健スタッフ、医療機関、公的相談機関、EAPなど適切な窓口を選ぶことが望ましい。
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問196.いのちの電話の特徴として、最も適切なものはどれか。
- ア.就職をあっせんする機関である
- イ.受診の予約専用窓口である
- ウ.薬を郵送する機関である
- エ.匿名で電話相談ができる
正解:エ.匿名で電話相談ができる
解説:いのちの電話は、匿名で電話相談ができる民間のボランティア団体で、悩みを抱える人の話に耳を傾け支える活動を行っている。
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問197.勤労者のメンタルヘルスに関する専門的な相談・診療・研究などを行う、労災病院に附置された機関はどれか。
- ア.職業訓練校
- イ.観光案内所
- ウ.勤労者メンタルヘルスセンター
- エ.図書館
正解:ウ.勤労者メンタルヘルスセンター
解説:勤労者メンタルヘルスセンターは、一部の労災病院に設置され、勤労者のストレス関連疾患の診療や相談、調査研究などを行う専門機関である。
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問198.治療を受けながら働く労働者への職場の対応として、最も適切なものはどれか。
- ア.治療中であることを理由に一律に退職させる
- イ.本人の状態に応じ業務の調整など配慮する
- ウ.一切配慮せず通常通り働かせる
- エ.本人の意向を全く確認しない
正解:イ.本人の状態に応じ業務の調整など配慮する
解説:治療と仕事を両立できるよう、本人の状態や主治医・産業医の意見を踏まえて業務の調整など必要な配慮を行うことが望ましい。
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問199.自分の心の不調に早く気づき相談するために、日頃から大切なことはどれか。
- ア.変化に一切目を向けない
- イ.自分の心身の変化に日頃から気づく
- ウ.不調を感じても我慢し続ける
- エ.相談先を全く知っておかない
正解:イ.自分の心身の変化に日頃から気づく
解説:自分のストレスの状態や心身の変化に日頃から気づき(セルフモニタリング)、不調のサインがあれば早めに相談することが大切である。
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問200.社内資源を活用する際の上司の役割として、最も適切なものはどれか。
- ア.部下の相談を一切受け付けない
- イ.部下の変化に気づき適切な資源につなぐ
- ウ.不調を本人の責任として放置する
- エ.勝手に診断して薬を渡す
正解:イ.部下の変化に気づき適切な資源につなぐ
解説:上司は部下の変化に気づき、話を聴いたうえで産業医や産業保健スタッフなど適切な社内外の資源につなぐ役割を担う。
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問201.メンタルヘルス不調で休職した労働者の職場復帰支援において、連携が望まれる資源の組み合わせとして適切なものはどれか。
- ア.本人一人だけで判断
- イ.主治医・産業医・人事労務・上司などの連携
- ウ.近隣住民の判断
- エ.取引先の指示のみ
正解:イ.主治医・産業医・人事労務・上司などの連携
解説:職場復帰支援では、主治医・産業医・産業保健スタッフ・人事労務管理スタッフ・上司などが連携し、本人を支えることが望ましい。
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問202.ストレスを引き起こす原因となる外部からの刺激や要因を指す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス反応
- イ.ストレスコーピング
- ウ.ストレッサー
- エ.ストレスチェック
正解:ウ.ストレッサー
解説:ストレスの原因となる刺激や要因を「ストレッサー」と呼び、それによって生じる心身の反応を「ストレス反応」と呼ぶ。両者を区別して理解することが基礎となる。
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問203.ストレッサーによって引き起こされる心身のさまざまな変化を指す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレッサー
- イ.ストレス反応
- ウ.ストレス耐性
- エ.ストレスマネジメント
正解:イ.ストレス反応
解説:ストレッサーという刺激を受けて生じる身体面・心理面・行動面の変化を「ストレス反応」と呼ぶ。原因であるストレッサーと結果であるストレス反応は区別される。
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問204.ストレッサーの分類に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレッサーはすべて心理的な要因に限られる
- イ.ストレッサーは身体的な刺激のみを指す
- ウ.ストレッサーには物理的・化学的・心理社会的なものがある
- エ.ストレッサーは本人が自覚できるものに限られる
正解:ウ.ストレッサーには物理的・化学的・心理社会的なものがある
解説:ストレッサーには、暑さ・寒さ・騒音などの物理的ストレッサー、有害物質などの化学的ストレッサー、対人関係や仕事の問題などの心理社会的ストレッサーなどがある。職場で問題になりやすいのは心理社会的ストレッサーである。
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問205.NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルにおいて、ストレス反応を引き起こす中心的な要因として位置づけられているものはどれか。
- ア.仕事のストレッサー(仕事上の要因)
- イ.余暇の過ごし方
- ウ.本人の趣味
- エ.通勤手段の選択
正解:ア.仕事のストレッサー(仕事上の要因)
解説:NIOSHの職業性ストレスモデルでは、仕事のストレッサー(仕事上の要因)が中心に位置づけられ、これにさまざまな要因が影響を及ぼしてストレス反応、さらには疾病へとつながる流れが示されている。
-
問206.NIOSH職業性ストレスモデルにおいて、ストレス反応の強さに影響を与え、ストレッサーとストレス反応の関係を修飾する要因として「個人要因」「仕事外の要因」とともに挙げられるものはどれか。
- ア.緩衝要因
- イ.化学的要因
- ウ.物理的要因
- エ.遺伝的要因
正解:ア.緩衝要因
解説:NIOSHモデルでは、ストレッサーとストレス反応の関係に影響する修飾要因として、個人要因、仕事以外の要因、そして緩衝要因(社会的支援など)が示されている。緩衝要因はストレス反応を和らげる働きをする。
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問207.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「緩衝要因」の代表例として、最も適切なものはどれか。
- ア.仕事の量的負担
- イ.騒音や温度などの作業環境
- ウ.経済的な問題
- エ.上司や同僚からの社会的支援
正解:エ.上司や同僚からの社会的支援
解説:緩衝要因の代表例は、上司・同僚・家族などからの社会的支援(ソーシャルサポート)である。社会的支援はストレッサーの影響を和らげ、ストレス反応を軽減する働きをもつ。
-
問208.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「仕事外の要因」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.職場の人間関係
- イ.仕事の責任の重さ
- ウ.家庭の問題や家族の出来事
- エ.勤務時間の長さ
正解:ウ.家庭の問題や家族の出来事
解説:仕事外の要因とは、家庭の問題や家族の出来事など、職場以外の生活上のストレッサーを指す。これらも職場のストレス反応に影響を与えるとされる。
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問209.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「個人要因」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.年齢・性別・性格などの個人の特性
- イ.職場の照明や温度
- ウ.仕事の量と質
- エ.家族構成の変化
正解:ア.年齢・性別・性格などの個人の特性
解説:個人要因とは、年齢・性別・性格・行動パターンなど、その人自身がもともともっている特性を指す。同じストレッサーでも個人要因によってストレス反応の現れ方が異なる。
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問210.NIOSH職業性ストレスモデルが最終的に示している、ストレス反応が長期化・強大化した場合に至る可能性のあるものはどれか。
- ア.昇進
- イ.疾病
- ウ.余暇活動の増加
- エ.ストレッサーの消失
正解:イ.疾病
解説:NIOSHモデルでは、ストレッサー→ストレス反応の流れの先に「疾病」が位置づけられている。ストレス反応が持続・増大すると、心身の疾病につながる可能性があることを示している。
-
問211.ストレス反応が生じるメカニズムにおいて、ストレッサーの情報が伝わり、各身体反応の中枢的な役割を担う器官として最も適切なものはどれか。
- ア.小脳
- イ.視床下部
- ウ.脊髄
- エ.末梢神経
正解:イ.視床下部
解説:ストレッサーの情報は大脳皮質で認知され、大脳辺縁系を経て、視床下部に伝わる。視床下部は自律神経系や内分泌系を調整する中枢として、ストレス反応の中心的な役割を担う。
-
問212.ストレス反応を引き起こす身体の経路として、一般に「3つの経路」が挙げられる。その3つの経路の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア.自律神経系・内分泌系・免疫系
- イ.循環器系・消化器系・呼吸器系
- ウ.中枢神経系・末梢神経系・運動神経系
- エ.視覚系・聴覚系・触覚系
正解:ア.自律神経系・内分泌系・免疫系
解説:ストレス反応は、自律神経系・内分泌系(ホルモン)・免疫系という3つの経路を介して心身に影響を及ぼす。これらが相互に関連しながらストレス反応を生み出す。
-
問213.ストレスがかかった際に活発になり、心拍数の増加や血圧上昇、瞳孔の散大などをもたらす自律神経として、最も適切なものはどれか。
- ア.副交感神経
- イ.感覚神経
- ウ.交感神経
- エ.運動神経
正解:ウ.交感神経
解説:ストレス時には交感神経系が優位になり、心拍数増加・血圧上昇・瞳孔散大などの「闘争・逃走反応」に備えた身体変化が生じる。リラックス時には副交感神経が優位になる。
-
問214.リラックスした状態や休息時に優位になり、心拍数を低下させ、消化活動を促進する自律神経として、最も適切なものはどれか。
- ア.交感神経
- イ.中枢神経
- ウ.末梢神経
- エ.副交感神経
正解:エ.副交感神経
解説:副交感神経は休息・リラックス時に優位になり、心拍数の低下や消化活動の促進をもたらす。交感神経と副交感神経はバランスをとりながら身体機能を調整している。
-
問215.ストレス時に交感神経の働きによって副腎髄質から分泌され、心拍数や血圧を上昇させるホルモンとして、最も適切なものはどれか。
- ア.インスリン
- イ.アドレナリン
- ウ.メラトニン
- エ.成長ホルモン
正解:イ.アドレナリン
解説:ストレス時には交感神経-副腎髄質系が活性化し、アドレナリン(およびノルアドレナリン)が分泌される。これにより心拍数増加・血圧上昇など、身体を活動状態に備えさせる反応が起こる。
-
問216.ストレス時に活性化される内分泌系の経路で、視床下部・下垂体・副腎皮質が連動する系統を指す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア.視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA軸)
- イ.交感神経-副交感神経系
- ウ.中枢神経-末梢神経系
- エ.感覚-運動神経系
正解:ア.視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA軸)
解説:ストレス時には視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA軸)が活性化する。視床下部からの刺激で下垂体がホルモンを分泌し、それが副腎皮質を刺激してコルチゾールなどを分泌させる。
-
問217.ストレス時にHPA軸(視床下部-下垂体-副腎皮質系)の活性化によって副腎皮質から分泌される代表的なホルモンとして、最も適切なものはどれか。
- ア.メラトニン
- イ.コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
- ウ.インスリン
- エ.甲状腺ホルモンのみ
正解:イ.コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
解説:HPA軸が活性化すると、副腎皮質からコルチゾールなどの副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)が分泌される。血糖値の上昇など身体をストレスに対応させる一方、過剰・持続すると免疫機能の低下などにつながる。
-
問218.慢性的に強いストレスが続いた場合に、副腎皮質ホルモンの過剰な分泌などを通じて生じやすいとされる影響として、最も適切なものはどれか。
- ア.免疫機能の低下
- イ.免疫機能の永続的な向上
- ウ.自律神経の働きの停止
- エ.ホルモン分泌の完全な停止
正解:ア.免疫機能の低下
解説:慢性的なストレスでコルチゾールなどが過剰・持続的に分泌されると、免疫機能の低下が生じやすくなり、感染症にかかりやすくなるなどの影響が知られている。
-
問219.ストレスと免疫系の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは免疫系にまったく影響しない
- イ.強いストレスは免疫機能を低下させることがある
- ウ.ストレスは常に免疫機能を高める
- エ.免疫系は自律神経や内分泌系とは無関係である
正解:イ.強いストレスは免疫機能を低下させることがある
解説:強いストレスや慢性的なストレスは免疫系の働きに影響を与え、免疫機能を低下させることがある。これにより感染症にかかりやすくなるなど、健康への悪影響が生じうる。
-
問220.ストレス反応は一般に3つの側面に分けて捉えられる。その3側面の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア.身体面・心理面・行動面
- イ.過去・現在・未来
- ウ.急性・亜急性・慢性
- エ.視覚・聴覚・触覚
正解:ア.身体面・心理面・行動面
解説:ストレス反応は身体面(身体的反応)・心理面(心理的反応)・行動面(行動的反応)の3つの側面に分けて理解される。これらを把握することで自分のストレス状態に気づきやすくなる。
-
問221.ストレス反応のうち「身体面(身体的反応)」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.不安やイライラ
- イ.動悸や頭痛、胃痛
- ウ.遅刻や欠勤の増加
- エ.飲酒量の増加
正解:イ.動悸や頭痛、胃痛
解説:動悸・頭痛・胃痛・肩こり・不眠・食欲不振などは身体面のストレス反応である。心理面は不安やイライラ、行動面は飲酒の増加やミスの増加などに分類される。
-
問222.ストレス反応のうち「心理面(心理的反応)」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.胃痛や下痢
- イ.不安やイライラ、抑うつ気分
- ウ.喫煙量の増加
- エ.睡眠中の歯ぎしり
正解:イ.不安やイライラ、抑うつ気分
解説:不安・緊張・イライラ・抑うつ気分・意欲の低下などは心理面のストレス反応である。身体面の動悸や頭痛、行動面の飲酒増加などとは区別される。
-
問223.ストレス反応のうち「行動面(行動的反応)」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.頭痛や動悸
- イ.不安や抑うつ気分
- ウ.飲酒量の増加や遅刻・欠勤の増加
- エ.血圧の上昇
正解:ウ.飲酒量の増加や遅刻・欠勤の増加
解説:飲酒や喫煙の増加、遅刻・欠勤の増加、仕事上のミスの増加、過食や食欲低下などの行動の変化は行動面のストレス反応である。身体面・心理面とは区別される。
-
問224.ストレス反応が現れた初期段階で本人が気づきやすい変化として、適切でないものはどれか。
- ア.睡眠の変化(寝つきの悪さなど)
- イ.食欲の変化
- ウ.気分の落ち込みやイライラ
- エ.ストレスと無関係に決まっている身長
正解:エ.ストレスと無関係に決まっている身長
解説:睡眠の変化(寝つきの悪さ・中途覚醒)、食欲の変化、気分の落ち込み、イライラなどは比較的気づきやすいストレスのサインである。一方、ストレスとまったく無関係に固定された身長などは指標にならない。
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問225.ストレス反応の身体面のサインとして現れやすい睡眠の問題に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは睡眠にまったく影響しない
- イ.ストレスにより寝つきの悪さや中途覚醒などが生じやすい
- ウ.ストレスがあると必ず睡眠時間が長くなる
- エ.睡眠の問題はストレスのサインにはならない
正解:イ.ストレスにより寝つきの悪さや中途覚醒などが生じやすい
解説:ストレスによって寝つきが悪くなる(入眠困難)、夜中に目が覚める(中途覚醒)、朝早く目が覚めるなど、睡眠の問題が生じやすい。睡眠の変化は早期に気づきやすいストレスのサインである。
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問226.産業ストレス(職場におけるストレス)の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.職場のストレスは仕事の量的・質的負担や人間関係などが要因となる
- イ.職場のストレスは給与額のみで決まる
- ウ.職場のストレスは個人の性格とは無関係である
- エ.職場のストレスは身体的な作業環境のみが要因である
正解:ア.職場のストレスは仕事の量的・質的負担や人間関係などが要因となる
解説:産業ストレスでは、仕事の量的負担・質的負担、人間関係、役割上の問題などが主なストレッサーとなる。近年は技術革新や雇用形態の変化なども職場のストレス要因となっている。
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問227.職場における代表的なストレッサーに関する記述として、適切でないものはどれか。
- ア.仕事の量的負担
- イ.職場の人間関係の問題
- ウ.役割の曖昧さや葛藤
- エ.十分な休息と良好な人間関係
正解:エ.十分な休息と良好な人間関係
解説:仕事の量的負担(仕事量の多さ)、質的負担(仕事の難しさ・責任)、人間関係、役割の曖昧さや葛藤などは代表的な職場のストレッサーである。一方、十分な休息と良好な人間関係はストレスを和らげる要因であり、ストレッサーそのものではない。
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問228.うつ病に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.うつ病は気の持ちようで、病気ではない
- イ.うつ病は抑うつ気分や意欲低下などが続く精神疾患である
- ウ.うつ病は本人の努力不足が原因である
- エ.うつ病は治療しても回復することはない
正解:イ.うつ病は抑うつ気分や意欲低下などが続く精神疾患である
解説:うつ病は、抑うつ気分や興味・喜びの喪失が続き、意欲低下・不眠・食欲不振などを伴う精神疾患である。誰でもかかりうる病気であり、適切な治療と休養によって回復が期待できる。
-
問229.うつ病でみられる代表的な症状の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア.気分の高揚と多弁・浪費
- イ.幻覚や妄想のみ
- ウ.抑うつ気分・意欲低下・不眠・食欲不振
- エ.飲酒のコントロール困難のみ
正解:ウ.抑うつ気分・意欲低下・不眠・食欲不振
解説:うつ病では、抑うつ気分、興味・喜びの喪失に加え、不眠(または過眠)、食欲低下、意欲・集中力の低下、強い疲労感などがみられる。これらが一定期間持続することが特徴である。
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問230.うつ病の症状にみられる「日内変動」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.一般に朝に調子が悪く、夕方にかけてやや軽くなる傾向がある
- イ.一般に朝に最も気分がよい
- ウ.気分の変動はまったく生じない
- エ.夜になるほど必ず気分がよくなる
正解:ア.一般に朝に調子が悪く、夕方にかけてやや軽くなる傾向がある
解説:うつ病では、一般に朝に気分が最も悪く、夕方にかけてやや軽くなるという日内変動がみられることが多い。これはうつ病の特徴的な症状の一つとして知られている。
-
問231.適応障害に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.原因となるストレス要因がはっきりしない疾患である
- イ.明確なストレス要因への反応として情緒面・行動面の症状が生じる状態である
- ウ.脳の器質的損傷が直接の原因である
- エ.ストレスとはまったく無関係に発症する
正解:イ.明確なストレス要因への反応として情緒面・行動面の症状が生じる状態である
解説:適応障害は、特定のはっきりとしたストレス要因に対する反応として、抑うつ気分や不安などの情緒面の症状や行動面の症状が現れ、社会生活に支障をきたす状態である。多くはストレス要因が取り除かれると改善が期待される。
-
問232.不安障害の一つであるパニック障害に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.突然の動悸や息苦しさを伴う発作が繰り返し起こる
- イ.数日かけてゆっくり気分が落ち込む病気である
- ウ.アルコールへの依存が中心症状である
- エ.幻覚や妄想が主な症状である
正解:ア.突然の動悸や息苦しさを伴う発作が繰り返し起こる
解説:パニック障害では、突然、動悸・息苦しさ・めまい・強い不安や恐怖などの発作(パニック発作)が繰り返し起こる。発作への不安(予期不安)から外出を避けるようになることもある。
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問233.パニック障害でみられる「予期不安」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.将来の収入に対する一般的な心配のこと
- イ.過去の出来事を思い出すこと
- ウ.また発作が起きるのではないかと恐れて不安になること
- エ.発作中にしか生じない症状のこと
正解:ウ.また発作が起きるのではないかと恐れて不安になること
解説:予期不安とは、パニック発作を経験した人が「また発作が起きるのではないか」と発作を恐れて不安を抱く状態である。これにより発作が起きそうな場所や状況を避けるようになることがある。
-
問234.不安障害に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.不安障害は不安や恐怖が過剰になり生活に支障をきたす状態の総称である
- イ.不安障害は気分が異常に高揚する状態を指す
- ウ.不安障害はアルコールの過剰摂取が原因である
- エ.不安障害は身体の外傷のみが原因である
正解:ア.不安障害は不安や恐怖が過剰になり生活に支障をきたす状態の総称である
解説:不安障害は、過剰な不安や恐怖が続き、それによって日常生活に支障をきたす状態の総称である。パニック障害や社交不安障害などが含まれる。適切な治療によって改善が期待できる。
-
問235.睡眠障害に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.睡眠障害は入眠困難や中途覚醒などさまざまな型がある
- イ.睡眠障害は寝つきの悪さのみを指す
- ウ.睡眠障害はメンタルヘルスとは無関係である
- エ.睡眠障害は本人の怠けが原因である
正解:ア.睡眠障害は入眠困難や中途覚醒などさまざまな型がある
解説:睡眠障害には、寝つきが悪い入眠困難、夜中に目が覚める中途覚醒、朝早く目が覚める早朝覚醒、ぐっすり眠った感じがしない熟眠障害などがある。不眠はメンタルヘルス不調のサインや誘因にもなる。
-
問236.不眠とメンタルヘルス不調の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.不眠はメンタルヘルス不調のサインとして現れることがある
- イ.不眠は心の健康とはまったく関係がない
- ウ.不眠が続いても放置して問題ない
- エ.不眠はうつ病とは無関係である
正解:ア.不眠はメンタルヘルス不調のサインとして現れることがある
解説:不眠はうつ病など多くのメンタルヘルス不調でみられる症状であり、また不調のサインとして早期に現れやすい。不眠が続く場合は背景にある不調にも注意が必要である。
-
問237.アルコール依存症に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.本人の意志が弱いだけで病気ではない
- イ.適度に飲んでいれば必ず予防できる嗜好の問題である
- ウ.アルコール依存症は身体的な症状を伴わない
- エ.飲酒のコントロールが困難になる治療を要する病気である
正解:エ.飲酒のコントロールが困難になる治療を要する病気である
解説:アルコール依存症は、飲酒のコントロールが困難になり、やめようとしてもやめられなくなる状態である。本人の意志の弱さの問題ではなく、治療を要する病気として理解する必要がある。
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問238.ストレスとアルコールの関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.飲酒はストレス解消に最も適した健康的な方法である
- イ.飲酒はストレス反応とはまったく関係がない
- ウ.ストレスによる飲酒量の増加は依存につながる危険がある
- エ.ストレスがある人は飲酒しても依存にならない
正解:ウ.ストレスによる飲酒量の増加は依存につながる危険がある
解説:ストレスを紛らわすために飲酒量が増えることは行動面のストレス反応の一つである。飲酒に頼り続けると量が増え、依存につながる危険があるため注意が必要である。
-
問239.心身症に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.心身症は身体の症状がまったく伴わない
- イ.心身症は本人が症状を意図的に作り出している
- ウ.心身症は精神症状のみを指す
- エ.心身症は発症や経過にストレスが関与する身体の病気である
正解:エ.心身症は発症や経過にストレスが関与する身体の病気である
解説:心身症とは、発症や経過に心理社会的な要因(ストレスなど)が密接に関与している身体の病気を指す。胃・十二指腸潰瘍や緊張型頭痛、過敏性腸症候群などが例として挙げられる。
-
問240.心身症の例として一般に挙げられる身体の病気として、最も適切なものはどれか。
- ア.骨折
- イ.風邪(ウイルス感染のみによるもの)
- ウ.視力低下のみ
- エ.過敏性腸症候群
正解:エ.過敏性腸症候群
解説:心身症の例には、過敏性腸症候群、胃・十二指腸潰瘍、緊張型頭痛、気管支ぜんそく(の一部)などがある。これらはストレスが発症や悪化に関与する身体疾患である。
-
問241.統合失調症に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.統合失調症は幻覚や妄想などを特徴とする精神疾患である
- イ.統合失調症は気分の落ち込みのみを症状とする
- ウ.統合失調症はアルコールの飲み過ぎが原因である
- エ.統合失調症は治療しても改善が見込めない
正解:ア.統合失調症は幻覚や妄想などを特徴とする精神疾患である
解説:統合失調症は、幻覚(実際にないものが聞こえる・見えるなど)や妄想などの症状を特徴とする精神疾患である。適切な治療により症状の改善や安定が期待できる病気である。
-
問242.メンタルヘルス不調や精神疾患に対する正しい理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.メンタルヘルス不調は特別な人だけがなるものである
- イ.メンタルヘルス不調は本人の性格の欠陥である
- ウ.メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうるものである
- エ.メンタルヘルス不調は治療の対象ではない
正解:ウ.メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうるものである
解説:メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうるものであり、特別な人だけがなるものではない。早期に気づき適切に対応することで回復が期待できる。偏見をもたず正しく理解することが重要である。
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問243.心の健康問題に対する偏見(スティグマ)の是正に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.心の健康問題への偏見は相談や受診を妨げる要因になる
- イ.心の健康問題への偏見は相談を促進する
- ウ.偏見をもつことは本人のためになる
- エ.心の健康問題は隠すべきものである
正解:ア.心の健康問題への偏見は相談や受診を妨げる要因になる
解説:心の健康問題に対する誤った理解や偏見は、早期の相談や受診を妨げる要因となる。正しい知識をもち、偏見を是正することが、適切な対応や早期支援につながる。
-
問244.ストレス関連疾患の概念に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス関連疾患はストレスとは無関係に発症する病気である
- イ.ストレス関連疾患はストレスが発症や悪化に関与する疾患の総称である
- ウ.ストレス関連疾患は身体疾患のみを指す
- エ.ストレス関連疾患は加齢のみが原因である
正解:イ.ストレス関連疾患はストレスが発症や悪化に関与する疾患の総称である
解説:ストレス関連疾患とは、ストレスが発症や悪化に関与すると考えられる疾患の総称である。心身症のような身体疾患のほか、うつ病や適応障害などの精神面の不調も含めて広く理解される。
-
問245.同じ出来事に直面しても、人によってストレス反応の現れ方が異なる理由として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス反応は全員まったく同じに現れる
- イ.受け止め方や性格、対処の仕方などの個人差によって異なる
- ウ.ストレス反応は出来事の大きさだけで決まる
- エ.ストレス反応は年齢だけで決まる
正解:イ.受け止め方や性格、対処の仕方などの個人差によって異なる
解説:同じストレッサーでも、その受け止め方(認知)や性格、対処の仕方、社会的支援の有無などの個人差により、ストレス反応の現れ方は異なる。NIOSHモデルでも個人要因や緩衝要因がこれを説明する。
-
問246.ストレスが長期間続いた場合に生じうる影響として、適切でないものはどれか。
- ア.心身の不調が生じやすくなる
- イ.うつ病などのメンタルヘルス不調につながることがある
- ウ.免疫機能が低下しやすくなる
- エ.放置するほど健康が自然に増進する
正解:エ.放置するほど健康が自然に増進する
解説:強いストレスが長期間続くと、心身の不調や疾病につながる可能性がある。一方、ストレスが長く続くことで健康が自然に増進することはない。適度な休養と対処が重要である。
-
問247.うつ病の人への接し方に関する一般的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.強く励まして気合いを入れさせるとよい
- イ.無理に外出させて気分転換させるべきである
- ウ.安易な励ましは負担になることがあり、話を聴き見守る姿勢が望ましい
- エ.症状を否定して気にしないように促すとよい
正解:ウ.安易な励ましは負担になることがあり、話を聴き見守る姿勢が望ましい
解説:うつ病の人に対しては、安易に「頑張れ」と励ますことはかえって負担になることがある。本人の話に耳を傾け、休養や受診を支え、温かく見守る姿勢が望ましいとされる。
-
問248.ストレッサーが過度になると心身に悪影響を及ぼすが、ストレッサーと心身の健康の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは多ければ多いほど健康によい
- イ.ストレッサーは健康にまったく影響しない
- ウ.過度または慢性的なストレスは心身の健康を損なう
- エ.ストレスは少ないほど必ずパフォーマンスが下がる
正解:ウ.過度または慢性的なストレスは心身の健康を損なう
解説:適度なストレスは、やる気や成長につながることもあるが、過度または慢性的なストレスは心身の健康を損なう。ストレスがまったくないことが必ずしも望ましいわけではないが、過度なストレスは問題となる。
-
問249.メンタルヘルス不調の早期対応の重要性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.不調は放置して自然に治るのを待つべきである
- イ.早期に気づき対処することで重症化を防ぎやすい
- ウ.不調は重くなってから対応すればよい
- エ.不調のサインに気づいても無視すべきである
正解:イ.早期に気づき対処することで重症化を防ぎやすい
解説:メンタルヘルス不調は、早い段階で気づいて適切に対処(休養・相談・受診など)することで、回復が早まり重症化を防ぎやすい。サインに早く気づき、ためらわず対応することが重要である。
-
問250.自律神経系のバランスとストレスの関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.自律神経はストレスの影響をまったく受けない
- イ.ストレスが続いても自律神経のバランスは変化しない
- ウ.自律神経は意志の力だけで自由に調整できる
- エ.強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れやすい
正解:エ.強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れやすい
解説:自律神経系は交感神経と副交感神経からなり、両者がバランスをとって身体機能を調整している。強いストレスが続くとこのバランスが乱れ、動悸・胃腸の不調・不眠など身体面のストレス反応が現れやすくなる。
-
問251.ストレッサーへの受け止め方(認知)とストレス反応の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス反応はストレッサーの種類だけで決まり認知は関係ない
- イ.受け止め方によらずストレス反応は一定である
- ウ.認知はストレス反応を弱めることはあっても強めることはない
- エ.出来事の受け止め方(認知)がストレス反応の大きさに影響する
正解:エ.出来事の受け止め方(認知)がストレス反応の大きさに影響する
解説:同じ出来事でも、それを脅威と強く受け止めるか、対処可能と受け止めるかによってストレス反応の大きさは変わる。ストレッサーそのものだけでなく、本人の受け止め方(認知)もストレス反応に影響する。
-
問252.ストレスへの対処行動を指す「コーピング」は、大きく2つに分類される。問題そのものの解決を図ろうとするコーピングを何と呼ぶか。
- ア.情動焦点型コーピング
- イ.受容型コーピング
- ウ.回避型コーピング
- エ.問題焦点型コーピング
正解:エ.問題焦点型コーピング
解説:ストレスの原因となる問題そのものに働きかけ、解決や状況の変更を図るコーピングを「問題焦点型コーピング」という。
-
問253.ストレスによって生じた不快な感情を和らげ、気持ちを落ち着けようとするコーピングを何と呼ぶか。
- ア.問題焦点型コーピング
- イ.行動焦点型コーピング
- ウ.情動焦点型コーピング
- エ.対決型コーピング
正解:ウ.情動焦点型コーピング
解説:問題そのものではなく、それによって生じた不安・怒り・落ち込みなどの感情をコントロールしようとするコーピングを「情動焦点型コーピング」という。
-
問254.問題焦点型コーピングの具体例として最も適切なものはどれか。
- ア.気分転換に好きな音楽を聴く
- イ.つらい気持ちを友人に聞いてもらって発散する
- ウ.仕事量が多いので上司に相談して業務分担を見直してもらう
- エ.深呼吸をして気持ちを落ち着ける
正解:ウ.仕事量が多いので上司に相談して業務分担を見直してもらう
解説:問題焦点型は原因そのものへの働きかけである。仕事量が多すぎる場合に上司に相談して業務を調整してもらうのは問題焦点型の典型例である。
-
問255.情動焦点型コーピングの具体例として最も適切なものはどれか。
- ア.問題の原因を分析して解決策を立てる
- イ.悩みを信頼できる人に話して気持ちを落ち着ける
- ウ.上司に交渉して締め切りを延ばしてもらう
- エ.必要な情報を集めて対策を練る
正解:イ.悩みを信頼できる人に話して気持ちを落ち着ける
解説:情動焦点型は感情の調整を図るもの。つらい気持ちを誰かに話して気持ちを整理・発散するのは情動焦点型に当たる。
-
問256.問題焦点型コーピングと情動焦点型コーピングの使い分けに関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.状況に応じて両方を適切に使い分けることが望ましい
- イ.常に情動焦点型のみを用いるべきである
- ウ.常に問題焦点型のみを用いるべきである
- エ.コーピングは1種類に絞った方が効果的である
正解:ア.状況に応じて両方を適切に使い分けることが望ましい
解説:自分の力で変えられる問題には問題焦点型が有効だが、変えられない状況では情動焦点型で感情を整える方が適している。状況に応じた使い分けが大切である。
-
問257.自分の力ではどうにも変えられない状況に直面したとき、有効とされるコーピングはどれか。
- ア.情動焦点型コーピング
- イ.問題焦点型コーピング
- ウ.どちらも無効である
- エ.対処をやめることが最善である
正解:ア.情動焦点型コーピング
解説:変えられない状況では問題そのものを解決できないため、感情を調整する情動焦点型コーピングが有効とされる。
-
問258.リラクセーション法の一つである「腹式呼吸」の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.できるだけ速く浅い呼吸を繰り返す
- イ.肩を大きく上下させて胸だけで呼吸する
- ウ.息を止めたまま我慢する時間を長くする
- エ.おなかをふくらませながらゆっくり吸い、ゆっくり吐く
正解:エ.おなかをふくらませながらゆっくり吸い、ゆっくり吐く
解説:腹式呼吸は、おなかをふくらませるように鼻からゆっくり息を吸い、口からゆっくり長く吐き出す呼吸法で、心身をリラックスさせる効果がある。
-
問259.リラクセーションを目的とした呼吸法では、一般にどのように呼吸することがすすめられるか。
- ア.吸う息を長く、吐く息を短くする
- イ.吐く息をゆっくり長くする
- ウ.呼吸を意識せず自然に任せる
- エ.常に口だけで速く呼吸する
正解:イ.吐く息をゆっくり長くする
解説:リラクセーションの呼吸法では、吸う息より吐く息をゆっくり長くすることが基本とされ、副交感神経が優位になりリラックスしやすくなる。
-
問260.「漸進的筋弛緩法」の基本的な進め方として最も適切なものはどれか。
- ア.全身に力を入れ続けて緊張を維持する
- イ.体を激しく動かして汗をかく
- ウ.筋肉に力を入れて緊張させた後、一気に力を抜いて弛緩させる
- エ.じっと動かず何も意識しない
正解:ウ.筋肉に力を入れて緊張させた後、一気に力を抜いて弛緩させる
解説:漸進的筋弛緩法は、筋肉に意図的に力を入れて緊張させた後、一気に力を抜いて弛緩させ、その脱力感を味わうことでリラックスを得る方法である。
-
問261.漸進的筋弛緩法で得ようとする主な効果はどれか。
- ア.筋力の増強
- イ.柔軟性の大幅な向上
- ウ.持久力の向上
- エ.心身のリラックスと緊張の緩和
正解:エ.心身のリラックスと緊張の緩和
解説:漸進的筋弛緩法は、筋肉の緊張と弛緩を繰り返すことで筋肉の緊張をゆるめ、心身のリラックスを得ることを目的とする。
-
問262.「自律訓練法」に関する説明として最も適切なものはどれか。
- ア.激しい運動を繰り返して心身を鍛える方法
- イ.他人に催眠をかけてもらう治療法
- ウ.決まった言葉(公式)を用いた自己暗示で心身をリラックスさせる方法
- エ.薬を服用してリラックスを得る方法
正解:ウ.決まった言葉(公式)を用いた自己暗示で心身をリラックスさせる方法
解説:自律訓練法は、「手足が重い」「手足が温かい」などの公式に沿って自己暗示を行い、心身をリラックスさせる代表的なリラクセーション法である。
-
問263.自律訓練法で用いられる公式に含まれる代表的な感覚はどれか。
- ア.手足が冷たく硬い
- イ.手足が重たい・温かい
- ウ.頭が痛く重い
- エ.胸が締めつけられる
正解:イ.手足が重たい・温かい
解説:自律訓練法では「手足が重たい(重感)」「手足が温かい(温感)」といった感覚を順に意識していく。これらは基本となる公式である。
-
問264.リラクセーション法を行うときの環境や姿勢として適切でないものはどれか。
- ア.騒がしく緊張した場所であえて行う
- イ.楽な姿勢をとる
- ウ.体を締めつけない服装にする
- エ.静かで落ち着ける場所を選ぶ
正解:ア.騒がしく緊張した場所であえて行う
解説:リラクセーションは静かで落ち着ける環境、楽な姿勢、ゆったりした衣服で行うのが望ましい。騒がしく緊張した状態では効果が得にくい。
-
問265.心地よい風景などを思い浮かべて心身をリラックスさせる方法を何と呼ぶか。
- ア.記録法
- イ.暴露法
- ウ.イメージ法
- エ.対決法
正解:ウ.イメージ法
解説:海辺や草原など心地よい情景を心の中で思い描いてリラックスを図る方法を「イメージ法」という。
-
問266.運動がストレス対策として有効とされる理由として最も適切なものはどれか。
- ア.運動するとストレスの原因が消えるから
- イ.気分転換になり、心身の健康維持や良質な睡眠に役立つから
- ウ.運動すれば睡眠が不要になるから
- エ.運動は疲労を蓄積させるだけだから
正解:イ.気分転換になり、心身の健康維持や良質な睡眠に役立つから
解説:適度な運動は気分転換になり、ストレス解消や良質な睡眠の促進、心身の健康維持に役立つとされる。
-
問267.ストレス対策としての運動の取り入れ方として最も適切なものはどれか。
- ア.運動はまとめて月に一度だけ行う
- イ.毎日限界まで激しい運動を行う
- ウ.ウォーキングなど無理のない運動を継続的に行う
- エ.疲れていても必ず激しい運動をする
正解:ウ.ウォーキングなど無理のない運動を継続的に行う
解説:ストレス対策の運動は、ウォーキングなど無理のない有酸素運動を継続的に行うことが効果的とされる。過度に激しい運動を無理に行う必要はない。
-
問268.睡眠がストレス対策として重要とされる主な理由はどれか。
- ア.睡眠中に問題が自動的に解決されるから
- イ.睡眠をとると食事が不要になるから
- ウ.心身の疲労を回復させる重要な役割があるから
- エ.睡眠は長ければ長いほどよいから
正解:ウ.心身の疲労を回復させる重要な役割があるから
解説:睡眠は心身の疲労を回復させる重要な役割を持つ。十分で質の良い睡眠はストレスへの抵抗力を保つうえで欠かせない。
-
問269.質の良い睡眠を得るための工夫として適切でないものはどれか。
- ア.毎日できるだけ決まった時間に起きる
- イ.就寝前にゆったりとリラックスする時間をとる
- ウ.日中に適度に体を動かす
- エ.就寝直前にコーヒーなどカフェインを多くとる
正解:エ.就寝直前にコーヒーなどカフェインを多くとる
解説:就寝直前のカフェイン摂取は覚醒作用で睡眠を妨げるため避けるべきである。規則正しい生活や入眠前のリラックスが望ましい。
-
問270.良質な睡眠のための生活習慣として最も適切なものはどれか。
- ア.朝起きて太陽の光を浴び生活リズムを整える
- イ.朝は遮光して光を浴びないようにする
- ウ.休日は昼過ぎまで寝だめする
- エ.就寝直前まで明るい画面を長時間見続ける
正解:ア.朝起きて太陽の光を浴び生活リズムを整える
解説:朝起きて太陽の光を浴びることは体内時計を整え、夜の自然な眠りを促す。生活リズムを規則正しく保つことが大切である。
-
問271.睡眠と寝室環境の関係について最も適切なものはどれか。
- ア.寝室は明るく騒がしい方が眠りやすい
- イ.室温は極端に高い方がよい
- ウ.寝室は暗く静かで適度な温度に保つのがよい
- エ.寝室の環境は睡眠の質に関係しない
正解:ウ.寝室は暗く静かで適度な温度に保つのがよい
解説:快適な睡眠のためには、寝室は暗く静かで適度な温度・湿度に保つことが望ましい。明るく騒がしい環境は入眠や睡眠の質を妨げる。
-
問272.「休養」に関する考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.休養とは横になって動かないことだけを指す
- イ.休養をとると逆に疲れがたまる
- ウ.休養は疲れ切ってからまとめてとればよい
- エ.睡眠による休息と、趣味などの積極的休養を組み合わせるとよい
正解:エ.睡眠による休息と、趣味などの積極的休養を組み合わせるとよい
解説:休養には、睡眠や休息で疲れをとる消極的休養だけでなく、趣味や軽い運動などで心身を活性化させる積極的休養もあり、両方をバランスよくとることが大切である。
-
問273.趣味や軽い運動など、活動を通じて心身をリフレッシュする休養を何と呼ぶか。
- ア.積極的休養
- イ.消極的休養
- ウ.強制的休養
- エ.受動的休養
正解:ア.積極的休養
解説:体を動かしたり趣味を楽しんだりして気分転換を図り、心身を活性化させる休養を「積極的休養」という。
-
問274.栄養面からのストレス対策として最も適切なものはどれか。
- ア.特定のサプリメントだけに頼る
- イ.栄養バランスのよい食事を規則正しくとる
- ウ.食事を抜いてストレスを紛らわす
- エ.糖分や脂質を極端に多くとる
正解:イ.栄養バランスのよい食事を規則正しくとる
解説:特定の食品だけに頼るのではなく、栄養バランスの良い食事を規則正しくとることが心身の健康維持に役立つ。
-
問275.食生活とストレスの関係について最も適切なものはどれか。
- ア.朝食は抜いた方が体調が整う
- イ.1日3食を規則正しくとることが生活リズムの安定に役立つ
- ウ.食事の時間は気にしなくてよい
- エ.間食を多くとるほどストレスに強くなる
正解:イ.1日3食を規則正しくとることが生活リズムの安定に役立つ
解説:朝食を抜くなど不規則な食生活は生活リズムを乱しやすい。1日3食を規則正しくとることが生活リズムの安定とストレス対策につながる。
-
問276.ものの受け取り方や考え方を「認知」と呼ぶが、認知とストレスの関係について最も適切なものはどれか。
- ア.出来事への受け取り方はストレスに影響しない
- イ.同じ出来事でも認知の仕方によってストレスの感じ方が変わる
- ウ.認知は誰でも常に同じで変えられない
- エ.認知とストレスは無関係である
正解:イ.同じ出来事でも認知の仕方によってストレスの感じ方が変わる
解説:同じ出来事でも、それをどう受け取るか(認知)によってストレスの感じ方は変わる。認知のあり方がストレス反応の大きさに影響する。
-
問277.認知の偏り(かたよった考え方)に気づくことがストレス対策として有効なのはなぜか。
- ア.考え方を変えても何も変わらないから
- イ.偏った考え方に気づき柔軟に修正することでストレスを和らげられるから
- ウ.気づくと必ず落ち込むから
- エ.認知の偏りは放置した方がよいから
正解:イ.偏った考え方に気づき柔軟に修正することでストレスを和らげられるから
解説:極端でかたよった考え方に気づき、より現実的でバランスのとれた見方に修正することで、過剰なストレス反応を和らげることができる。
-
問278.認知の偏りの例として「白か黒か」「成功か失敗か」と物事を両極端にとらえる考え方を何と呼ぶか。
- ア.全か無か思考(白黒思考)
- イ.柔軟な思考
- ウ.現実的思考
- エ.楽観的思考
正解:ア.全か無か思考(白黒思考)
解説:物事を「全か無か」「白か黒か」のように両極端でとらえ、中間を認めない考え方を全か無か思考(白黒思考)という。これは認知の偏りの代表例である。
-
問279.小さな失敗を「自分はいつも失敗ばかりだ」と過度に一般化してとらえる認知の偏りについて、適切な対処はどれか。
- ア.その考えを正しいと信じ込む
- イ.事実に即してとらえ直し、考えのバランスをとる
- ウ.考えるのをやめて無視し続ける
- エ.さらに自分を責める
正解:イ.事実に即してとらえ直し、考えのバランスをとる
解説:一度の失敗を「いつも」「すべて」と過度に一般化していないか気づき、事実に即してとらえ直すことで、過剰なストレスを軽減できる。
-
問280.周囲の人から得られる支援を指す「ソーシャルサポート」は、一般に4つに分類される。次のうち含まれないものはどれか。
- ア.情緒的サポート
- イ.経済的サポート
- ウ.道具的サポート
- エ.情報的サポート
正解:イ.経済的サポート
解説:ソーシャルサポートは情緒的・情報的・道具的・評価的の4つに分類される。「経済的サポート」という分類は一般には含まれない。
-
問281.励ましたり共感したりして気持ちを支えるソーシャルサポートを何と呼ぶか。
- ア.評価的サポート
- イ.情報的サポート
- ウ.道具的サポート
- エ.情緒的サポート
正解:エ.情緒的サポート
解説:共感・励まし・傾聴などによって心理的に支え、安心感を与えるサポートを「情緒的サポート」という。
-
問282.問題解決に役立つ知識やアドバイスを提供するソーシャルサポートを何と呼ぶか。
- ア.情緒的サポート
- イ.道具的サポート
- ウ.情報的サポート
- エ.評価的サポート
正解:ウ.情報的サポート
解説:問題解決に必要な情報や助言を提供するサポートを「情報的サポート」という。
-
問283.仕事を手伝う、必要な金銭や物を提供するなど、実際的・具体的な手助けを行うソーシャルサポートを何と呼ぶか。
- ア.道具的サポート
- イ.情報的サポート
- ウ.情緒的サポート
- エ.評価的サポート
正解:ア.道具的サポート
解説:実際に手を貸す、物や金銭を提供するといった具体的・実務的な援助を「道具的サポート」という。
-
問284.本人の仕事ぶりや努力を適切に評価し、フィードバックを与えるソーシャルサポートを何と呼ぶか。
- ア.情緒的サポート
- イ.情報的サポート
- ウ.道具的サポート
- エ.評価的サポート
正解:エ.評価的サポート
解説:努力や成果を認め、適切に評価・フィードバックすることで自信や意欲を支えるサポートを「評価的サポート」という。
-
問285.ソーシャルサポートを活用するうえで望ましい態度として最も適切なものはどれか。
- ア.問題は一人で抱え込んで解決すべきである
- イ.困ったときは周囲に相談し、必要に応じて助けを求める
- ウ.他人に頼ることは弱さの表れなので避ける
- エ.サポートは受けるだけで自分は提供しなくてよい
正解:イ.困ったときは周囲に相談し、必要に応じて助けを求める
解説:困ったときに一人で抱え込まず、周囲に相談したり助けを求めたりすることがソーシャルサポートの活用につながる。日頃の人間関係づくりも重要である。
-
問286.日頃から良好なソーシャルサポートを得られるようにするために大切なことはどれか。
- ア.支援は会社からだけ受ければよい
- イ.困ったときだけ人に近づく
- ウ.誰とも関わらず孤立して過ごす
- エ.普段から周囲と良好な人間関係を築いておく
正解:エ.普段から周囲と良好な人間関係を築いておく
解説:いざというときに支援を得るには、普段から周囲と良好な人間関係を築き、コミュニケーションをとっておくことが重要である。
-
問287.時間管理(タイムマネジメント)による仕事のストレス軽減の工夫として最も適切なものはどれか。
- ア.思いついた順にすべて同時に手をつける
- イ.予定は立てずに成り行きに任せる
- ウ.締め切り直前にまとめて一気に行う
- エ.仕事に優先順位をつけ計画的に取り組む
正解:エ.仕事に優先順位をつけ計画的に取り組む
解説:仕事に優先順位をつけ、重要度・緊急度を考えて計画的に取り組むことで、過度な負担や慌ただしさを減らしストレスを軽減できる。
-
問288.仕事を一人で抱え込みがちな人へのアドバイスとして最も適切なものはどれか。
- ア.どんなに多くてもすべて一人でこなすべきだ
- イ.断ることは一切してはならない
- ウ.他人に任せるのは無責任なので避ける
- エ.必要に応じて周囲に協力を求め仕事を分担する
正解:エ.必要に応じて周囲に協力を求め仕事を分担する
解説:抱え込みすぎは過重負担となりストレスを高める。必要に応じて周囲に協力を求め、仕事を分担・調整することが望ましい。
-
問289.自分も相手も尊重しながら、自分の意見や気持ちを率直かつ適切に伝えるコミュニケーションの考え方を何と呼ぶか。
- ア.アサーション
- イ.プレゼンテーション
- ウ.ディベート
- エ.ネゴシエーションのみを指す
正解:ア.アサーション
解説:相手を尊重しつつ自分の考えも率直・誠実・対等に表現する自己表現の方法を「アサーション(アサーティブな自己表現)」という。
-
問290.アサーティブな自己表現の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.相手も自分も尊重し、率直に意見を伝える
- イ.我慢して自分の気持ちを抑え込む
- ウ.相手を言い負かして自分の意見を押し通す
- エ.相手の意見にすべて従う
正解:ア.相手も自分も尊重し、率直に意見を伝える
解説:アサーティブとは、自分の意見を一方的に押し通すことでも我慢して黙ることでもなく、相手も自分も尊重して率直に伝える表現である。
-
問291.自分の気持ちを抑えて相手に合わせてばかりいる自己表現のタイプを何と呼ぶか。
- ア.攻撃的タイプ
- イ.アサーティブタイプ
- ウ.非主張的タイプ
- エ.協調的で理想的なタイプ
正解:ウ.非主張的タイプ
解説:自分の意見や気持ちを抑え、相手に合わせてばかりいる自己表現を非主張的(ノン・アサーティブ)という。これに対し攻撃的、アサーティブの3類型で説明される。
-
問292.相手の気持ちや立場を考えず、自分の意見を一方的に押し通す自己表現のタイプを何と呼ぶか。
- ア.非主張的タイプ
- イ.受動的タイプ
- ウ.アサーティブタイプ
- エ.攻撃的タイプ
正解:エ.攻撃的タイプ
解説:相手を尊重せず自分の主張を一方的に通そうとする自己表現を攻撃的(アグレッシブ)タイプという。
-
問293.職場の人間関係づくりとストレスの関係について最も適切なものはどれか。
- ア.良好な職場の人間関係はストレスを和らげる支えになる
- イ.人間関係はストレスに関係しない
- ウ.人間関係づくりは仕事の妨げになる
- エ.職場では関わりを最小限にすべきである
正解:ア.良好な職場の人間関係はストレスを和らげる支えになる
解説:良好な職場の人間関係は心理的な支えとなり、ストレスを和らげる。日頃のあいさつや声かけなど円滑なコミュニケーションが基盤となる。
-
問294.気分転換(リフレッシュ)の取り入れ方として最も適切なものはどれか。
- ア.疲れ切るまで気分転換はしない
- イ.趣味などでこまめに気分転換をはかる
- ウ.気分転換は時間の無駄なので避ける
- エ.休日もすべて仕事のことを考える
正解:イ.趣味などでこまめに気分転換をはかる
解説:趣味や軽い運動、好きなことに取り組むなど、こまめに気分転換をはかることがストレスの蓄積を防ぐのに役立つ。
-
問295.「笑い」とストレスの関係について、一般に言われていることとして最も適切なものはどれか。
- ア.笑いは気分を明るくしリラックスを促すとされる
- イ.笑うとストレスが増える
- ウ.笑いは健康に悪影響しかない
- エ.笑いは感情と無関係である
正解:ア.笑いは気分を明るくしリラックスを促すとされる
解説:笑うことは気分を明るくし、緊張をほぐしてリラックスを促すなど、ストレス軽減に役立つと言われている。
-
問296.過重労働(働き過ぎ)が続いているときの対処として最も適切なものはどれか。
- ア.上司に相談し業務量や働き方を調整してもらう
- イ.体調が悪くても無理を続ける
- ウ.休まずさらに残業を増やす
- エ.不調を感じても誰にも言わない
正解:ア.上司に相談し業務量や働き方を調整してもらう
解説:過重労働が続くときは無理を重ねず、上司に相談して業務量や働き方を調整してもらうことが重要である。心身の不調を放置しないことが大切。
-
問297.長時間労働が心身に及ぼす影響について最も適切なものはどれか。
- ア.長時間労働は心身に影響しない
- イ.長時間労働が続くと疲労が蓄積し健康を損なうおそれがある
- ウ.長く働くほど健康になる
- エ.睡眠不足は疲労と関係しない
正解:イ.長時間労働が続くと疲労が蓄積し健康を損なうおそれがある
解説:長時間労働や睡眠不足が続くと疲労が蓄積し、心身の健康を損なうおそれがある。休養と適切な労働時間管理が必要である。
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問298.ストレスへの対処を効果的に行うために望ましい考え方はどれか。
- ア.複数の対処法を知り、自分や状況に合わせて使い分ける
- イ.対処法は1つに固定し他は試さない
- ウ.対処法は他人と全く同じにする
- エ.対処は専門家に任せ自分では何もしない
正解:ア.複数の対処法を知り、自分や状況に合わせて使い分ける
解説:ストレス対処法は人によって合うものが異なり、状況にも左右される。複数の方法を知り、自分に合うものを状況に応じて使い分けることが望ましい。
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問299.ストレスをためないための生活習慣全般について最も適切なものはどれか。
- ア.睡眠さえ十分ならほかは気にしなくてよい
- イ.運動だけしていればよい
- ウ.運動・睡眠・休養・栄養のバランスを整えた規則正しい生活が大切
- エ.生活習慣はストレスと無関係である
正解:ウ.運動・睡眠・休養・栄養のバランスを整えた規則正しい生活が大切
解説:運動・睡眠・休養・栄養のバランスのとれた規則正しい生活習慣が、ストレスへの抵抗力を高め心身の健康維持につながる。
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問300.リラクセーション法を日常生活で活用するうえで望ましい取り組み方はどれか。
- ア.一度試して効果がなければやめる
- イ.他人に強制されて行う
- ウ.強い緊張状態のときだけ突然行えばよい
- エ.日頃から繰り返し練習し必要なときに活用できるようにする
正解:エ.日頃から繰り返し練習し必要なときに活用できるようにする
解説:リラクセーション法は一度で完璧を目指すより、日頃から繰り返し練習して身につけ、必要なときに活用できるようにしておくのがよい。
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問301.気分転換やリフレッシュの方法を選ぶときの考え方として最も適切なものはどれか。
- ア.流行している方法を必ず選ぶ
- イ.費用をかけるほど効果が高い
- ウ.自分が無理なく楽しめる心地よい方法を選ぶ
- エ.他人と同じ方法でなければならない
正解:ウ.自分が無理なく楽しめる心地よい方法を選ぶ
解説:気分転換の方法は人によって合うものが異なる。自分が無理なく楽しめ、心地よいと感じる方法を見つけて取り入れることが大切である。