メンタルヘルス・マネジメント検定III種「ストレス・メンタルヘルスの基礎知識」の一問一答
📖 メンタルヘルス・マネジメント検定III種「ストレス・メンタルヘルスの基礎知識」の全50問と解説(一覧)
メンタルヘルス・マネジメント検定III種のストレス・メンタルヘルスの基礎知識に関する一問一答(全50問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.ストレスを引き起こす原因となる外部からの刺激や要因を指す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス反応
- イ.ストレスコーピング
- ウ.ストレッサー
- エ.ストレスチェック
正解:ウ.ストレッサー
解説:ストレスの原因となる刺激や要因を「ストレッサー」と呼び、それによって生じる心身の反応を「ストレス反応」と呼ぶ。両者を区別して理解することが基礎となる。
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問2.ストレッサーによって引き起こされる心身のさまざまな変化を指す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレッサー
- イ.ストレス反応
- ウ.ストレス耐性
- エ.ストレスマネジメント
正解:イ.ストレス反応
解説:ストレッサーという刺激を受けて生じる身体面・心理面・行動面の変化を「ストレス反応」と呼ぶ。原因であるストレッサーと結果であるストレス反応は区別される。
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問3.ストレッサーの分類に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレッサーはすべて心理的な要因に限られる
- イ.ストレッサーは身体的な刺激のみを指す
- ウ.ストレッサーには物理的・化学的・心理社会的なものがある
- エ.ストレッサーは本人が自覚できるものに限られる
正解:ウ.ストレッサーには物理的・化学的・心理社会的なものがある
解説:ストレッサーには、暑さ・寒さ・騒音などの物理的ストレッサー、有害物質などの化学的ストレッサー、対人関係や仕事の問題などの心理社会的ストレッサーなどがある。職場で問題になりやすいのは心理社会的ストレッサーである。
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問4.NIOSH(米国国立労働安全衛生研究所)の職業性ストレスモデルにおいて、ストレス反応を引き起こす中心的な要因として位置づけられているものはどれか。
- ア.仕事のストレッサー(仕事上の要因)
- イ.余暇の過ごし方
- ウ.本人の趣味
- エ.通勤手段の選択
正解:ア.仕事のストレッサー(仕事上の要因)
解説:NIOSHの職業性ストレスモデルでは、仕事のストレッサー(仕事上の要因)が中心に位置づけられ、これにさまざまな要因が影響を及ぼしてストレス反応、さらには疾病へとつながる流れが示されている。
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問5.NIOSH職業性ストレスモデルにおいて、ストレス反応の強さに影響を与え、ストレッサーとストレス反応の関係を修飾する要因として「個人要因」「仕事外の要因」とともに挙げられるものはどれか。
- ア.緩衝要因
- イ.化学的要因
- ウ.物理的要因
- エ.遺伝的要因
正解:ア.緩衝要因
解説:NIOSHモデルでは、ストレッサーとストレス反応の関係に影響する修飾要因として、個人要因、仕事以外の要因、そして緩衝要因(社会的支援など)が示されている。緩衝要因はストレス反応を和らげる働きをする。
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問6.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「緩衝要因」の代表例として、最も適切なものはどれか。
- ア.仕事の量的負担
- イ.騒音や温度などの作業環境
- ウ.経済的な問題
- エ.上司や同僚からの社会的支援
正解:エ.上司や同僚からの社会的支援
解説:緩衝要因の代表例は、上司・同僚・家族などからの社会的支援(ソーシャルサポート)である。社会的支援はストレッサーの影響を和らげ、ストレス反応を軽減する働きをもつ。
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問7.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「仕事外の要因」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.職場の人間関係
- イ.仕事の責任の重さ
- ウ.家庭の問題や家族の出来事
- エ.勤務時間の長さ
正解:ウ.家庭の問題や家族の出来事
解説:仕事外の要因とは、家庭の問題や家族の出来事など、職場以外の生活上のストレッサーを指す。これらも職場のストレス反応に影響を与えるとされる。
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問8.NIOSH職業性ストレスモデルにおける「個人要因」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.年齢・性別・性格などの個人の特性
- イ.職場の照明や温度
- ウ.仕事の量と質
- エ.家族構成の変化
正解:ア.年齢・性別・性格などの個人の特性
解説:個人要因とは、年齢・性別・性格・行動パターンなど、その人自身がもともともっている特性を指す。同じストレッサーでも個人要因によってストレス反応の現れ方が異なる。
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問9.NIOSH職業性ストレスモデルが最終的に示している、ストレス反応が長期化・強大化した場合に至る可能性のあるものはどれか。
- ア.昇進
- イ.疾病
- ウ.余暇活動の増加
- エ.ストレッサーの消失
正解:イ.疾病
解説:NIOSHモデルでは、ストレッサー→ストレス反応の流れの先に「疾病」が位置づけられている。ストレス反応が持続・増大すると、心身の疾病につながる可能性があることを示している。
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問10.ストレス反応が生じるメカニズムにおいて、ストレッサーの情報が伝わり、各身体反応の中枢的な役割を担う器官として最も適切なものはどれか。
- ア.小脳
- イ.視床下部
- ウ.脊髄
- エ.末梢神経
正解:イ.視床下部
解説:ストレッサーの情報は大脳皮質で認知され、大脳辺縁系を経て、視床下部に伝わる。視床下部は自律神経系や内分泌系を調整する中枢として、ストレス反応の中心的な役割を担う。
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問11.ストレス反応を引き起こす身体の経路として、一般に「3つの経路」が挙げられる。その3つの経路の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア.自律神経系・内分泌系・免疫系
- イ.循環器系・消化器系・呼吸器系
- ウ.中枢神経系・末梢神経系・運動神経系
- エ.視覚系・聴覚系・触覚系
正解:ア.自律神経系・内分泌系・免疫系
解説:ストレス反応は、自律神経系・内分泌系(ホルモン)・免疫系という3つの経路を介して心身に影響を及ぼす。これらが相互に関連しながらストレス反応を生み出す。
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問12.ストレスがかかった際に活発になり、心拍数の増加や血圧上昇、瞳孔の散大などをもたらす自律神経として、最も適切なものはどれか。
- ア.副交感神経
- イ.感覚神経
- ウ.交感神経
- エ.運動神経
正解:ウ.交感神経
解説:ストレス時には交感神経系が優位になり、心拍数増加・血圧上昇・瞳孔散大などの「闘争・逃走反応」に備えた身体変化が生じる。リラックス時には副交感神経が優位になる。
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問13.リラックスした状態や休息時に優位になり、心拍数を低下させ、消化活動を促進する自律神経として、最も適切なものはどれか。
- ア.交感神経
- イ.中枢神経
- ウ.末梢神経
- エ.副交感神経
正解:エ.副交感神経
解説:副交感神経は休息・リラックス時に優位になり、心拍数の低下や消化活動の促進をもたらす。交感神経と副交感神経はバランスをとりながら身体機能を調整している。
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問14.ストレス時に交感神経の働きによって副腎髄質から分泌され、心拍数や血圧を上昇させるホルモンとして、最も適切なものはどれか。
- ア.インスリン
- イ.アドレナリン
- ウ.メラトニン
- エ.成長ホルモン
正解:イ.アドレナリン
解説:ストレス時には交感神経-副腎髄質系が活性化し、アドレナリン(およびノルアドレナリン)が分泌される。これにより心拍数増加・血圧上昇など、身体を活動状態に備えさせる反応が起こる。
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問15.ストレス時に活性化される内分泌系の経路で、視床下部・下垂体・副腎皮質が連動する系統を指す用語として、最も適切なものはどれか。
- ア.視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA軸)
- イ.交感神経-副交感神経系
- ウ.中枢神経-末梢神経系
- エ.感覚-運動神経系
正解:ア.視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA軸)
解説:ストレス時には視床下部-下垂体-副腎皮質系(HPA軸)が活性化する。視床下部からの刺激で下垂体がホルモンを分泌し、それが副腎皮質を刺激してコルチゾールなどを分泌させる。
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問16.ストレス時にHPA軸(視床下部-下垂体-副腎皮質系)の活性化によって副腎皮質から分泌される代表的なホルモンとして、最も適切なものはどれか。
- ア.メラトニン
- イ.コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
- ウ.インスリン
- エ.甲状腺ホルモンのみ
正解:イ.コルチゾール(副腎皮質ホルモン)
解説:HPA軸が活性化すると、副腎皮質からコルチゾールなどの副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)が分泌される。血糖値の上昇など身体をストレスに対応させる一方、過剰・持続すると免疫機能の低下などにつながる。
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問17.慢性的に強いストレスが続いた場合に、副腎皮質ホルモンの過剰な分泌などを通じて生じやすいとされる影響として、最も適切なものはどれか。
- ア.免疫機能の低下
- イ.免疫機能の永続的な向上
- ウ.自律神経の働きの停止
- エ.ホルモン分泌の完全な停止
正解:ア.免疫機能の低下
解説:慢性的なストレスでコルチゾールなどが過剰・持続的に分泌されると、免疫機能の低下が生じやすくなり、感染症にかかりやすくなるなどの影響が知られている。
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問18.ストレスと免疫系の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは免疫系にまったく影響しない
- イ.強いストレスは免疫機能を低下させることがある
- ウ.ストレスは常に免疫機能を高める
- エ.免疫系は自律神経や内分泌系とは無関係である
正解:イ.強いストレスは免疫機能を低下させることがある
解説:強いストレスや慢性的なストレスは免疫系の働きに影響を与え、免疫機能を低下させることがある。これにより感染症にかかりやすくなるなど、健康への悪影響が生じうる。
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問19.ストレス反応は一般に3つの側面に分けて捉えられる。その3側面の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア.身体面・心理面・行動面
- イ.過去・現在・未来
- ウ.急性・亜急性・慢性
- エ.視覚・聴覚・触覚
正解:ア.身体面・心理面・行動面
解説:ストレス反応は身体面(身体的反応)・心理面(心理的反応)・行動面(行動的反応)の3つの側面に分けて理解される。これらを把握することで自分のストレス状態に気づきやすくなる。
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問20.ストレス反応のうち「身体面(身体的反応)」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.不安やイライラ
- イ.動悸や頭痛、胃痛
- ウ.遅刻や欠勤の増加
- エ.飲酒量の増加
正解:イ.動悸や頭痛、胃痛
解説:動悸・頭痛・胃痛・肩こり・不眠・食欲不振などは身体面のストレス反応である。心理面は不安やイライラ、行動面は飲酒の増加やミスの増加などに分類される。
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問21.ストレス反応のうち「心理面(心理的反応)」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.胃痛や下痢
- イ.不安やイライラ、抑うつ気分
- ウ.喫煙量の増加
- エ.睡眠中の歯ぎしり
正解:イ.不安やイライラ、抑うつ気分
解説:不安・緊張・イライラ・抑うつ気分・意欲の低下などは心理面のストレス反応である。身体面の動悸や頭痛、行動面の飲酒増加などとは区別される。
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問22.ストレス反応のうち「行動面(行動的反応)」に該当するものとして、最も適切なものはどれか。
- ア.頭痛や動悸
- イ.不安や抑うつ気分
- ウ.飲酒量の増加や遅刻・欠勤の増加
- エ.血圧の上昇
正解:ウ.飲酒量の増加や遅刻・欠勤の増加
解説:飲酒や喫煙の増加、遅刻・欠勤の増加、仕事上のミスの増加、過食や食欲低下などの行動の変化は行動面のストレス反応である。身体面・心理面とは区別される。
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問23.ストレス反応が現れた初期段階で本人が気づきやすい変化として、適切でないものはどれか。
- ア.睡眠の変化(寝つきの悪さなど)
- イ.食欲の変化
- ウ.気分の落ち込みやイライラ
- エ.ストレスと無関係に決まっている身長
正解:エ.ストレスと無関係に決まっている身長
解説:睡眠の変化(寝つきの悪さ・中途覚醒)、食欲の変化、気分の落ち込み、イライラなどは比較的気づきやすいストレスのサインである。一方、ストレスとまったく無関係に固定された身長などは指標にならない。
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問24.ストレス反応の身体面のサインとして現れやすい睡眠の問題に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは睡眠にまったく影響しない
- イ.ストレスにより寝つきの悪さや中途覚醒などが生じやすい
- ウ.ストレスがあると必ず睡眠時間が長くなる
- エ.睡眠の問題はストレスのサインにはならない
正解:イ.ストレスにより寝つきの悪さや中途覚醒などが生じやすい
解説:ストレスによって寝つきが悪くなる(入眠困難)、夜中に目が覚める(中途覚醒)、朝早く目が覚めるなど、睡眠の問題が生じやすい。睡眠の変化は早期に気づきやすいストレスのサインである。
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問25.産業ストレス(職場におけるストレス)の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.職場のストレスは仕事の量的・質的負担や人間関係などが要因となる
- イ.職場のストレスは給与額のみで決まる
- ウ.職場のストレスは個人の性格とは無関係である
- エ.職場のストレスは身体的な作業環境のみが要因である
正解:ア.職場のストレスは仕事の量的・質的負担や人間関係などが要因となる
解説:産業ストレスでは、仕事の量的負担・質的負担、人間関係、役割上の問題などが主なストレッサーとなる。近年は技術革新や雇用形態の変化なども職場のストレス要因となっている。
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問26.職場における代表的なストレッサーに関する記述として、適切でないものはどれか。
- ア.仕事の量的負担
- イ.職場の人間関係の問題
- ウ.役割の曖昧さや葛藤
- エ.十分な休息と良好な人間関係
正解:エ.十分な休息と良好な人間関係
解説:仕事の量的負担(仕事量の多さ)、質的負担(仕事の難しさ・責任)、人間関係、役割の曖昧さや葛藤などは代表的な職場のストレッサーである。一方、十分な休息と良好な人間関係はストレスを和らげる要因であり、ストレッサーそのものではない。
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問27.うつ病に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.うつ病は気の持ちようで、病気ではない
- イ.うつ病は抑うつ気分や意欲低下などが続く精神疾患である
- ウ.うつ病は本人の努力不足が原因である
- エ.うつ病は治療しても回復することはない
正解:イ.うつ病は抑うつ気分や意欲低下などが続く精神疾患である
解説:うつ病は、抑うつ気分や興味・喜びの喪失が続き、意欲低下・不眠・食欲不振などを伴う精神疾患である。誰でもかかりうる病気であり、適切な治療と休養によって回復が期待できる。
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問28.うつ病でみられる代表的な症状の組み合わせとして、最も適切なものはどれか。
- ア.気分の高揚と多弁・浪費
- イ.幻覚や妄想のみ
- ウ.抑うつ気分・意欲低下・不眠・食欲不振
- エ.飲酒のコントロール困難のみ
正解:ウ.抑うつ気分・意欲低下・不眠・食欲不振
解説:うつ病では、抑うつ気分、興味・喜びの喪失に加え、不眠(または過眠)、食欲低下、意欲・集中力の低下、強い疲労感などがみられる。これらが一定期間持続することが特徴である。
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問29.うつ病の症状にみられる「日内変動」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.一般に朝に調子が悪く、夕方にかけてやや軽くなる傾向がある
- イ.一般に朝に最も気分がよい
- ウ.気分の変動はまったく生じない
- エ.夜になるほど必ず気分がよくなる
正解:ア.一般に朝に調子が悪く、夕方にかけてやや軽くなる傾向がある
解説:うつ病では、一般に朝に気分が最も悪く、夕方にかけてやや軽くなるという日内変動がみられることが多い。これはうつ病の特徴的な症状の一つとして知られている。
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問30.適応障害に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.原因となるストレス要因がはっきりしない疾患である
- イ.明確なストレス要因への反応として情緒面・行動面の症状が生じる状態である
- ウ.脳の器質的損傷が直接の原因である
- エ.ストレスとはまったく無関係に発症する
正解:イ.明確なストレス要因への反応として情緒面・行動面の症状が生じる状態である
解説:適応障害は、特定のはっきりとしたストレス要因に対する反応として、抑うつ気分や不安などの情緒面の症状や行動面の症状が現れ、社会生活に支障をきたす状態である。多くはストレス要因が取り除かれると改善が期待される。
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問31.不安障害の一つであるパニック障害に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.突然の動悸や息苦しさを伴う発作が繰り返し起こる
- イ.数日かけてゆっくり気分が落ち込む病気である
- ウ.アルコールへの依存が中心症状である
- エ.幻覚や妄想が主な症状である
正解:ア.突然の動悸や息苦しさを伴う発作が繰り返し起こる
解説:パニック障害では、突然、動悸・息苦しさ・めまい・強い不安や恐怖などの発作(パニック発作)が繰り返し起こる。発作への不安(予期不安)から外出を避けるようになることもある。
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問32.パニック障害でみられる「予期不安」に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.将来の収入に対する一般的な心配のこと
- イ.過去の出来事を思い出すこと
- ウ.また発作が起きるのではないかと恐れて不安になること
- エ.発作中にしか生じない症状のこと
正解:ウ.また発作が起きるのではないかと恐れて不安になること
解説:予期不安とは、パニック発作を経験した人が「また発作が起きるのではないか」と発作を恐れて不安を抱く状態である。これにより発作が起きそうな場所や状況を避けるようになることがある。
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問33.不安障害に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.不安障害は不安や恐怖が過剰になり生活に支障をきたす状態の総称である
- イ.不安障害は気分が異常に高揚する状態を指す
- ウ.不安障害はアルコールの過剰摂取が原因である
- エ.不安障害は身体の外傷のみが原因である
正解:ア.不安障害は不安や恐怖が過剰になり生活に支障をきたす状態の総称である
解説:不安障害は、過剰な不安や恐怖が続き、それによって日常生活に支障をきたす状態の総称である。パニック障害や社交不安障害などが含まれる。適切な治療によって改善が期待できる。
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問34.睡眠障害に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.睡眠障害は入眠困難や中途覚醒などさまざまな型がある
- イ.睡眠障害は寝つきの悪さのみを指す
- ウ.睡眠障害はメンタルヘルスとは無関係である
- エ.睡眠障害は本人の怠けが原因である
正解:ア.睡眠障害は入眠困難や中途覚醒などさまざまな型がある
解説:睡眠障害には、寝つきが悪い入眠困難、夜中に目が覚める中途覚醒、朝早く目が覚める早朝覚醒、ぐっすり眠った感じがしない熟眠障害などがある。不眠はメンタルヘルス不調のサインや誘因にもなる。
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問35.不眠とメンタルヘルス不調の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.不眠はメンタルヘルス不調のサインとして現れることがある
- イ.不眠は心の健康とはまったく関係がない
- ウ.不眠が続いても放置して問題ない
- エ.不眠はうつ病とは無関係である
正解:ア.不眠はメンタルヘルス不調のサインとして現れることがある
解説:不眠はうつ病など多くのメンタルヘルス不調でみられる症状であり、また不調のサインとして早期に現れやすい。不眠が続く場合は背景にある不調にも注意が必要である。
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問36.アルコール依存症に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.本人の意志が弱いだけで病気ではない
- イ.適度に飲んでいれば必ず予防できる嗜好の問題である
- ウ.アルコール依存症は身体的な症状を伴わない
- エ.飲酒のコントロールが困難になる治療を要する病気である
正解:エ.飲酒のコントロールが困難になる治療を要する病気である
解説:アルコール依存症は、飲酒のコントロールが困難になり、やめようとしてもやめられなくなる状態である。本人の意志の弱さの問題ではなく、治療を要する病気として理解する必要がある。
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問37.ストレスとアルコールの関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.飲酒はストレス解消に最も適した健康的な方法である
- イ.飲酒はストレス反応とはまったく関係がない
- ウ.ストレスによる飲酒量の増加は依存につながる危険がある
- エ.ストレスがある人は飲酒しても依存にならない
正解:ウ.ストレスによる飲酒量の増加は依存につながる危険がある
解説:ストレスを紛らわすために飲酒量が増えることは行動面のストレス反応の一つである。飲酒に頼り続けると量が増え、依存につながる危険があるため注意が必要である。
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問38.心身症に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.心身症は身体の症状がまったく伴わない
- イ.心身症は本人が症状を意図的に作り出している
- ウ.心身症は精神症状のみを指す
- エ.心身症は発症や経過にストレスが関与する身体の病気である
正解:エ.心身症は発症や経過にストレスが関与する身体の病気である
解説:心身症とは、発症や経過に心理社会的な要因(ストレスなど)が密接に関与している身体の病気を指す。胃・十二指腸潰瘍や緊張型頭痛、過敏性腸症候群などが例として挙げられる。
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問39.心身症の例として一般に挙げられる身体の病気として、最も適切なものはどれか。
- ア.骨折
- イ.風邪(ウイルス感染のみによるもの)
- ウ.視力低下のみ
- エ.過敏性腸症候群
正解:エ.過敏性腸症候群
解説:心身症の例には、過敏性腸症候群、胃・十二指腸潰瘍、緊張型頭痛、気管支ぜんそく(の一部)などがある。これらはストレスが発症や悪化に関与する身体疾患である。
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問40.統合失調症に関する基礎的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.統合失調症は幻覚や妄想などを特徴とする精神疾患である
- イ.統合失調症は気分の落ち込みのみを症状とする
- ウ.統合失調症はアルコールの飲み過ぎが原因である
- エ.統合失調症は治療しても改善が見込めない
正解:ア.統合失調症は幻覚や妄想などを特徴とする精神疾患である
解説:統合失調症は、幻覚(実際にないものが聞こえる・見えるなど)や妄想などの症状を特徴とする精神疾患である。適切な治療により症状の改善や安定が期待できる病気である。
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問41.メンタルヘルス不調や精神疾患に対する正しい理解として、最も適切なものはどれか。
- ア.メンタルヘルス不調は特別な人だけがなるものである
- イ.メンタルヘルス不調は本人の性格の欠陥である
- ウ.メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうるものである
- エ.メンタルヘルス不調は治療の対象ではない
正解:ウ.メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうるものである
解説:メンタルヘルス不調は誰にでも起こりうるものであり、特別な人だけがなるものではない。早期に気づき適切に対応することで回復が期待できる。偏見をもたず正しく理解することが重要である。
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問42.心の健康問題に対する偏見(スティグマ)の是正に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.心の健康問題への偏見は相談や受診を妨げる要因になる
- イ.心の健康問題への偏見は相談を促進する
- ウ.偏見をもつことは本人のためになる
- エ.心の健康問題は隠すべきものである
正解:ア.心の健康問題への偏見は相談や受診を妨げる要因になる
解説:心の健康問題に対する誤った理解や偏見は、早期の相談や受診を妨げる要因となる。正しい知識をもち、偏見を是正することが、適切な対応や早期支援につながる。
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問43.ストレス関連疾患の概念に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス関連疾患はストレスとは無関係に発症する病気である
- イ.ストレス関連疾患はストレスが発症や悪化に関与する疾患の総称である
- ウ.ストレス関連疾患は身体疾患のみを指す
- エ.ストレス関連疾患は加齢のみが原因である
正解:イ.ストレス関連疾患はストレスが発症や悪化に関与する疾患の総称である
解説:ストレス関連疾患とは、ストレスが発症や悪化に関与すると考えられる疾患の総称である。心身症のような身体疾患のほか、うつ病や適応障害などの精神面の不調も含めて広く理解される。
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問44.同じ出来事に直面しても、人によってストレス反応の現れ方が異なる理由として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス反応は全員まったく同じに現れる
- イ.受け止め方や性格、対処の仕方などの個人差によって異なる
- ウ.ストレス反応は出来事の大きさだけで決まる
- エ.ストレス反応は年齢だけで決まる
正解:イ.受け止め方や性格、対処の仕方などの個人差によって異なる
解説:同じストレッサーでも、その受け止め方(認知)や性格、対処の仕方、社会的支援の有無などの個人差により、ストレス反応の現れ方は異なる。NIOSHモデルでも個人要因や緩衝要因がこれを説明する。
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問45.ストレスが長期間続いた場合に生じうる影響として、適切でないものはどれか。
- ア.心身の不調が生じやすくなる
- イ.うつ病などのメンタルヘルス不調につながることがある
- ウ.免疫機能が低下しやすくなる
- エ.放置するほど健康が自然に増進する
正解:エ.放置するほど健康が自然に増進する
解説:強いストレスが長期間続くと、心身の不調や疾病につながる可能性がある。一方、ストレスが長く続くことで健康が自然に増進することはない。適度な休養と対処が重要である。
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問46.うつ病の人への接し方に関する一般的な記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.強く励まして気合いを入れさせるとよい
- イ.無理に外出させて気分転換させるべきである
- ウ.安易な励ましは負担になることがあり、話を聴き見守る姿勢が望ましい
- エ.症状を否定して気にしないように促すとよい
正解:ウ.安易な励ましは負担になることがあり、話を聴き見守る姿勢が望ましい
解説:うつ病の人に対しては、安易に「頑張れ」と励ますことはかえって負担になることがある。本人の話に耳を傾け、休養や受診を支え、温かく見守る姿勢が望ましいとされる。
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問47.ストレッサーが過度になると心身に悪影響を及ぼすが、ストレッサーと心身の健康の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレスは多ければ多いほど健康によい
- イ.ストレッサーは健康にまったく影響しない
- ウ.過度または慢性的なストレスは心身の健康を損なう
- エ.ストレスは少ないほど必ずパフォーマンスが下がる
正解:ウ.過度または慢性的なストレスは心身の健康を損なう
解説:適度なストレスは、やる気や成長につながることもあるが、過度または慢性的なストレスは心身の健康を損なう。ストレスがまったくないことが必ずしも望ましいわけではないが、過度なストレスは問題となる。
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問48.メンタルヘルス不調の早期対応の重要性に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.不調は放置して自然に治るのを待つべきである
- イ.早期に気づき対処することで重症化を防ぎやすい
- ウ.不調は重くなってから対応すればよい
- エ.不調のサインに気づいても無視すべきである
正解:イ.早期に気づき対処することで重症化を防ぎやすい
解説:メンタルヘルス不調は、早い段階で気づいて適切に対処(休養・相談・受診など)することで、回復が早まり重症化を防ぎやすい。サインに早く気づき、ためらわず対応することが重要である。
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問49.自律神経系のバランスとストレスの関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.自律神経はストレスの影響をまったく受けない
- イ.ストレスが続いても自律神経のバランスは変化しない
- ウ.自律神経は意志の力だけで自由に調整できる
- エ.強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れやすい
正解:エ.強いストレスが続くと自律神経のバランスが乱れやすい
解説:自律神経系は交感神経と副交感神経からなり、両者がバランスをとって身体機能を調整している。強いストレスが続くとこのバランスが乱れ、動悸・胃腸の不調・不眠など身体面のストレス反応が現れやすくなる。
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問50.ストレッサーへの受け止め方(認知)とストレス反応の関係に関する記述として、最も適切なものはどれか。
- ア.ストレス反応はストレッサーの種類だけで決まり認知は関係ない
- イ.受け止め方によらずストレス反応は一定である
- ウ.認知はストレス反応を弱めることはあっても強めることはない
- エ.出来事の受け止め方(認知)がストレス反応の大きさに影響する
正解:エ.出来事の受け止め方(認知)がストレス反応の大きさに影響する
解説:同じ出来事でも、それを脅威と強く受け止めるか、対処可能と受け止めるかによってストレス反応の大きさは変わる。ストレッサーそのものだけでなく、本人の受け止め方(認知)もストレス反応に影響する。