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メンタルヘルス・マネジメント検定III種「セルフケアの重要性」の一問一答

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📖 メンタルヘルス・マネジメント検定III種「セルフケアの重要性」の全50問と解説(一覧)

メンタルヘルス・マネジメント検定III種のセルフケアの重要性に関する一問一答(全50問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.厚生労働省の指針において、労働者自身が自らのストレスに気づき、これに対処することを指す「4つのケア」の一つはどれか。

    • ア.ラインによるケア
    • イ.セルフケア
    • ウ.事業場内産業保健スタッフ等によるケア
    • エ.事業場外資源によるケア

    正解:イ.セルフケア

    解説:「セルフケア」は労働者自身が行うケアであり、ストレスへの気づきと対処、自発的な相談などが含まれる。これが4つのケアの基礎となる。

  2. 問2.セルフケアを進めるうえで、労働者自身に求められる基本的な姿勢として最も適切なものはどれか。

    • ア.ストレスは気合いで乗り切り、誰にも相談しないこと
    • イ.自らのストレスに気づき、必要に応じて自発的に相談すること
    • ウ.心身の不調は限界まで我慢して働き続けること
    • エ.健康管理はすべて会社に任せ、自分では何もしないこと

    正解:イ.自らのストレスに気づき、必要に応じて自発的に相談すること

    解説:セルフケアの基本は、労働者自身が自らのストレスに気づき、適切に対処し、必要に応じて自発的に相談することである。一人で抱え込まず早めに対処する姿勢が重要となる。

  3. 問3.厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」で、高齢者について長い床上時間は健康リスクとなるとして示されている目安はどれか。

    • ア.床上時間が5時間を超えないようにする
    • イ.床上時間が8時間以上にならないようにする
    • ウ.床上時間を10時間以上確保する
    • エ.床上時間を毎日12時間確保する

    正解:イ.床上時間が8時間以上にならないようにする

    解説:睡眠ガイド2023の高齢者版は、長い床上時間は健康リスクとなるため、床上時間が8時間以上にならないことを目安に必要な睡眠時間を確保し、日中の長時間の昼寝は避けて活動的に過ごすことを推奨している。

  4. 問4.「労働者の心の健康の保持増進のための指針」が、セルフケアを促進するために労働者に対して行う教育研修・情報提供の項目として挙げていないものはどれか。

    • ア.職場環境等の評価及び改善の方法
    • イ.ストレスへの気づき方
    • ウ.自発的な相談の有用性
    • エ.ストレスの予防、軽減及びストレスへの対処の方法

    正解:ア.職場環境等の評価及び改善の方法

    解説:指針6(1)アは労働者への教育研修・情報提供の項目として、①事業場の方針、②ストレス及びメンタルヘルスケアに関する基礎知識、③セルフケアの重要性及び心の健康問題に対する正しい態度、④ストレスへの気づき方、⑤ストレスの予防、軽減及びストレスへの対処の方法、⑥自発的な相談の有用性、⑦事業場内の相談先及び事業場外資源に関する情報を挙げている。職場環境等の評価及び改善の方法は管理監督者向けの項目(同イ)である。

  5. 問5.メンタルヘルスケアにおける「一次予防」の説明として最も適切なものはどれか。

    • ア.不調が生じた後の早期発見・早期対処
    • イ.休職者の職場復帰支援
    • ウ.再発の防止と治療の継続
    • エ.メンタルヘルス不調の未然防止

    正解:エ.メンタルヘルス不調の未然防止

    解説:一次予防はメンタルヘルス不調の未然防止を指す。セルフケアによるストレスへの気づきと対処は一次予防の中心的な取り組みである。

  6. 問6.メンタルヘルスケアにおける「二次予防」に該当するものはどれか。

    • ア.ストレスへの気づきによる不調の未然防止
    • イ.職場復帰支援と再発防止
    • ウ.不調の早期発見と早期対処
    • エ.健康診断の受診勧奨の廃止

    正解:ウ.不調の早期発見と早期対処

    解説:二次予防はメンタルヘルス不調を早期に発見し、適切な対応を行うことである。一次予防は未然防止、三次予防は職場復帰支援・再発防止を指す。

  7. 問7.メンタルヘルスケアにおける「三次予防」に該当するものはどれか。

    • ア.メンタルヘルス不調の未然防止
    • イ.不調の早期発見・早期対処
    • ウ.休業者の職場復帰支援・再発防止
    • エ.ストレスチェックの初回実施

    正解:ウ.休業者の職場復帰支援・再発防止

    解説:三次予防は、メンタルヘルス不調により休業した労働者の職場復帰支援や再発防止を指す。一次予防は未然防止、二次予防は早期発見・早期対処である。

  8. 問8.セルフケアが特に重要とされる予防の段階はどれか。

    • ア.一次予防
    • イ.二次予防
    • ウ.三次予防
    • エ.四次予防

    正解:ア.一次予防

    解説:労働者自身がストレスに気づき早めに対処するセルフケアは、不調の未然防止である一次予防の中核に位置づけられる。

  9. 問9.労働者が自らのストレスに早く気づくことの意義として最も適切なものはどれか。

    • ア.上司の評価が上がる
    • イ.残業時間が自動的に減る
    • ウ.健康診断が不要になる
    • エ.悪化する前に対処できる

    正解:エ.悪化する前に対処できる

    解説:早期に気づくことで、悪化する前に休養や相談などの対処ができ、不調の重症化を防ぐことができる。早期発見・早期対処につながる。

  10. 問10.心の健康について正しい知識を持つことが労働者に求められる理由として最も適切なものはどれか。

    • ア.治療薬を自分で処方できるようになるため
    • イ.他者を診断できるようになるため
    • ウ.自らの状態に気づき適切に対処・相談できるようになるため
    • エ.受診を不要にするため

    正解:ウ.自らの状態に気づき適切に対処・相談できるようになるため

    解説:正しい知識があれば、ストレスの兆候に気づき、誤解や偏見なく適切に対処・相談できる。知識不足は対処の遅れや偏見につながる。

  11. 問11.ストレスへの気づきを高めるために有効とされる方法として最も適切なものはどれか。

    • ア.心身の変化に日頃から注意を向ける
    • イ.ストレスを一切感じないように努力する
    • ウ.他人にすべての判断を委ねる
    • エ.症状を無視して我慢を続ける

    正解:ア.心身の変化に日頃から注意を向ける

    解説:自分の心身の変化やストレス反応を日頃から観察し、いつもと違う状態に気づくことが重要である。ストレスチェックなどの活用も有効である。

  12. 問12.厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」で示されている、男性の「生活習慣病のリスクを高める量」の1日当たりの純アルコール摂取量はどれか。

    • ア.30g以上
    • イ.40g以上
    • ウ.50g以上
    • エ.80g以上

    正解:イ.40g以上

    解説:同ガイドラインは、健康日本21(第三次)で生活習慣病(NCDs)のリスクを高める量を、1日当たりの純アルコール摂取量が男性40g以上、女性20g以上としていることを示している。なお、これらの量は個々人の許容量を示したものではない。

  13. 問13.労働者が相談をためらう要因として考えられるものはどれか。

    • ア.プライバシーが十分守られない不安
    • イ.相談窓口が複数あること
    • ウ.上司が話を丁寧に聞くこと
    • エ.相談が無料であること

    正解:ア.プライバシーが十分守られない不安

    解説:相談内容が漏れる不安や、評価への悪影響を心配する気持ちは相談をためらわせる。プライバシー保護と相談しやすい環境づくりが対策となる。

  14. 問14.自発的な相談の重要性に関する記述として最も適切なものはどれか。

    • ア.相談先は、事業場内の産業保健スタッフ等に限られる
    • イ.相談は、ストレスチェックの結果通知を受けてから行う
    • ウ.相談は、管理監督者を通して行わなければならない
    • エ.不調に早く気づき、早い段階で自ら相談することが早期対応につながる

    正解:エ.不調に早く気づき、早い段階で自ら相談することが早期対応につながる

    解説:メンタルヘルス不調は早期発見と適切な対応が大切で、事業者は、相談に応ずる体制を整えるなど、労働者が自ら相談を行えるよう環境を整備することとされている。セルフケアの教育研修の項目にも「自発的な相談の有用性」があり、不調に早く気づいて自分から相談することが早期の対応につながる。相談先は事業場内に限られず、事業場外の相談機関の活用も挙げられている。相談をストレスチェックの結果通知の後に限る定めはない。また、管理監督者だけでなく、事業場内産業保健スタッフ等にも労働者が自発的に相談しやすい環境を整えるとされており、管理監督者を通す必要はない。

    根拠: 厚生労働省「労働者の心の健康の保持増進のための指針」(平成18年公示第3号・平成27年改正) 5(1) セルフケア(PDF 4枚目)、6(1)ア ⑥自発的な相談の有用性(PDF 7枚目)、6(3) メンタルヘルス不調への気付きと対応・ア 労働者による自発的な相談とセルフチェック(PDF 9枚目)

  15. 問15.健康的な生活習慣のうち、睡眠がセルフケア上重要とされる理由として最も適切なものはどれか。

    • ア.睡眠は仕事の評価に直結するため
    • イ.睡眠は運動の代わりになるため
    • ウ.睡眠は心身の疲労回復に不可欠であるため
    • エ.睡眠は食事を不要にするため

    正解:ウ.睡眠は心身の疲労回復に不可欠であるため

    解説:睡眠は心身の疲労回復に不可欠であり、十分な睡眠はストレス耐性を保つうえで重要である。睡眠不足はストレスの悪化要因となる。

  16. 問16.睡眠に関する記述として最も適切なものはどれか。

    • ア.睡眠不足は心身に影響しない
    • イ.睡眠は短いほど健康によい
    • ウ.休日に長く眠れば平日の睡眠不足は問題ない
    • エ.十分な睡眠はストレスへの抵抗力を保つのに役立つ

    正解:エ.十分な睡眠はストレスへの抵抗力を保つのに役立つ

    解説:睡眠不足が続くと疲労が蓄積し、ストレスへの抵抗力が低下する。質・量ともに十分な睡眠を確保することがセルフケアの基本である。

  17. 問17.適度な運動がセルフケアにおいて推奨される理由として最も適切なものはどれか。

    • ア.運動は睡眠を不要にするため
    • イ.運動すれば仕事量が増えても問題ないため
    • ウ.適度な運動が気分転換やストレス解消に役立つため
    • エ.運動は食事制限の代わりになるため

    正解:ウ.適度な運動が気分転換やストレス解消に役立つため

    解説:適度な運動は気分転換やストレス解消に役立ち、心身の健康維持に効果がある。過度な運動はかえって負担になるため適度であることが重要である。

  18. 問18.休養がセルフケアにおいて持つ意義として最も適切なものはどれか。

    • ア.休養は仕事の効率を下げるので避けるべきである
    • イ.休養は週末にまとめて取れば十分である
    • ウ.休養は健康な人には不要である
    • エ.休養は心身の疲労回復とストレス蓄積防止に役立つ

    正解:エ.休養は心身の疲労回復とストレス蓄積防止に役立つ

    解説:休養は心身の疲労を回復させ、ストレスの蓄積を防ぐために重要である。仕事から離れて休む時間を意識的に確保することが大切である。

  19. 問19.バランスのとれた食事がセルフケアにおいて重要とされる理由として最も適切なものはどれか。

    • ア.食事は気分には影響しないため
    • イ.食事は運動の代わりになるため
    • ウ.食事を抜くほど健康になるため
    • エ.心身の健康を支える基盤であるため

    正解:エ.心身の健康を支える基盤であるため

    解説:バランスのとれた食事は心身の健康を支える基盤であり、規則正しい食生活は生活リズムを整えストレスへの抵抗力にも関係する。

  20. 問20.労働時間等設定改善法で、健康及び福祉を確保するために必要な終業から始業までの時間の設定(いわゆる勤務間インターバル)は、事業主にとってどのように位置づけられているか。

    • ア.罰則のある義務
    • イ.常時50人以上の事業場の義務
    • ウ.労使協定を結んだ場合の義務
    • エ.努力義務

    正解:エ.努力義務

    解説:労働時間等設定改善法2条1項は、事業主は、健康及び福祉を確保するために必要な終業から始業までの時間の設定その他の必要な措置を講ずるように努めなければならないと定めており、勤務間インターバルは事業規模を問わず努力義務である。

  21. 問21.「自己保健義務」の考え方として最も適切なものはどれか。

    • ア.健康管理は事業者のみが行えばよい
    • イ.労働者自身も自らの健康保持に努めるべきである
    • ウ.健康管理は医師のみの責任である
    • エ.健康管理は法律で禁止されている

    正解:イ.労働者自身も自らの健康保持に努めるべきである

    解説:自己保健義務とは、労働者自身が自らの健康の保持増進に努めるべきという考え方である。健康管理は事業者だけでなく労働者にも求められる。

  22. 問22.厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」で、夜眠りにくくなる可能性があるとして超えないよう勧められている、1日のカフェイン摂取量の目安はどれか。

    • ア.100mg
    • イ.200mg
    • ウ.400mg
    • エ.800mg

    正解:ウ.400mg

    解説:睡眠ガイド2023は、カフェインの摂取量は1日400mg(コーヒー700cc程度)を超えると夜眠りにくくなる可能性があり、夕方以降の摂取は夜間の睡眠に影響しやすいとしている。

  23. 問23.心の健康と身体の健康の関連についての記述として最も適切なものはどれか。

    • ア.心と身体の健康は無関係である
    • イ.身体が健康なら心は常に健康である
    • ウ.心の不調は身体に一切影響しない
    • エ.心と身体の健康は相互に影響し合う

    正解:エ.心と身体の健康は相互に影響し合う

    解説:心と身体は相互に影響し合っており、心の不調は身体の症状として現れることもある。両者を一体として捉えセルフケアを行うことが重要である。

  24. 問24.セルフケアにおいて、ストレスへの対処(コーピング)として適切でないものはどれか。

    • ア.趣味や運動による気分転換
    • イ.信頼できる人への相談
    • ウ.アルコールへ過度に依存する
    • エ.十分な休養と睡眠の確保

    正解:ウ.アルコールへ過度に依存する

    解説:アルコールへの過度な依存は一時的にまぎれても根本的な解決にならず、健康を損なうおそれがある。気分転換や相談などが望ましい対処である。

  25. 問25.労働者がセルフケアを行ううえで、事業者に期待される役割として最も適切なものはどれか。

    • ア.労働者にすべて任せ関与しない
    • イ.教育研修や情報提供などで支援する
    • ウ.相談を禁止する
    • エ.個人情報を公開する

    正解:イ.教育研修や情報提供などで支援する

    解説:事業者には、労働者がセルフケアを行えるよう教育研修や情報提供、相談しやすい環境づくりなどの支援が期待される。セルフケアは労働者任せではない。

  26. 問26.ストレスへの気づきを支援する取り組みとして職場で活用されるものはどれか。

    • ア.ストレスチェック
    • イ.業績評価面談
    • ウ.懲戒処分
    • エ.配置転換の通知

    正解:ア.ストレスチェック

    解説:ストレスチェックは、労働者が自らのストレス状態に気づくきっかけとなる取り組みであり、セルフケアを促進する。

  27. 問27.心の健康に関する正しい知識を身につける機会として、職場で提供されるものはどれか。

    • ア.メンタルヘルス教育研修
    • イ.残業命令
    • ウ.賞与査定
    • エ.出張命令

    正解:ア.メンタルヘルス教育研修

    解説:メンタルヘルスに関する教育研修は、労働者が正しい知識を得てセルフケアを実践するための重要な機会である。

  28. 問28.セルフケアにおける「気づき」と「対処」の関係として最も適切なものはどれか。

    • ア.気づきがなくても適切な対処はできる
    • イ.気づきが対処の前提となる
    • ウ.対処が気づきより先に行われる
    • エ.気づきと対処は無関係である

    正解:イ.気づきが対処の前提となる

    解説:ストレスにまず気づくことで、休養や相談などの適切な対処を選べる。気づきが対処の前提であり、両者は一連の流れとして重要である。

  29. 問29.セルフケアとして生活リズムや睡眠を整える方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

    • ア.眠るために寝酒を飲むと、睡眠の質が高まりやすい
    • イ.日中に日光を浴びると、体内時計が整い寝つきやすくなる
    • ウ.寝る直前に夜食をとると、睡眠・覚醒のリズムが整う
    • エ.眠気がなくても早めに寝床に入ると、寝つきやすくなる

    正解:イ.日中に日光を浴びると、体内時計が整い寝つきやすくなる

    解説:日中にできるだけ日光を浴びると体内時計が調節され、夜に寝つきやすくなる。睡眠・覚醒のリズムを整えるには、朝食をしっかりとり、寝る直前の夜食は控えるのがよい。眠るためにお酒を飲む寝酒は、睡眠の質を悪くするおそれがある。また、無理に寝ようとせず、眠気が訪れてから寝床に入ると寝つきやすい。規則正しい生活で日中の活動と夜の睡眠にめりはりをつけることが、睡眠の質を高めることにつながる。

    根拠: 厚生労働省・労働者健康安全機構「こころの健康 気づきのヒント集」 PDF 10ページ「生活リズムと眠る環境を整えよう」「運動や食事も大切に」(日光と体内時計、朝食と夜食、眠気が訪れてから寝床に入る)、PDF 11ページ「嗜好品は要注意」(寝酒は睡眠の質を悪化させる可能性)

  30. 問30.「労働者の心の健康の保持増進のための指針」が、労働者のストレスへの気づきを促す取組について示している内容として、正しいものはどれか。

    • ア.セルフチェックを随時行っている労働者は、ストレスチェックを受ける必要はない
    • イ.セルフチェックは、ストレスチェックの実施時期に合わせて年1回行うこととされている
    • ウ.ストレスチェックとは別に、随時セルフチェックを行う機会を提供することも効果的である
    • エ.ストレスチェックの対象からは、管理監督者を除くことが望ましいとされている

    正解:ウ.ストレスチェックとは別に、随時セルフチェックを行う機会を提供することも効果的である

    解説:指針5(1)は、ストレスへの気付きを促すためにはストレスチェックの実施が重要で、特別の理由がない限りすべての労働者が受けることが望ましく、さらにストレスチェックとは別に随時セルフチェックを行う機会を提供することも効果的であるとしている。また、セルフケアの対象者には管理監督者も含めるとしている。

  31. 問31.セルフケアの位置づけに関する記述として最も適切なものはどれか。

    • ア.セルフケアは4つのケアの中で最も基礎となるケアである
    • イ.セルフケアは管理職だけが行うケアである
    • ウ.セルフケアは外部機関が行うケアである
    • エ.セルフケアは4つのケアに含まれない

    正解:ア.セルフケアは4つのケアの中で最も基礎となるケアである

    解説:セルフケアは4つのケアの基礎であり、労働者自身が行う最も基本的なケアである。他のケアと連携して機能する。

  32. 問32.労働者が自らストレスに対処する力を高めることの意義として最も適切なものはどれか。

    • ア.ストレスを完全になくせる
    • イ.他者への相談が不要になる
    • ウ.ストレスに適切に対処し不調を予防しやすくなる
    • エ.労働時間を無制限に延ばせる

    正解:ウ.ストレスに適切に対処し不調を予防しやすくなる

    解説:対処する力を高めることで、ストレスに直面しても適切に乗り越えやすくなり、不調の予防につながる。これはセルフケアの目的の一つである。

  33. 問33.相談先として、労働者が自発的に利用できるものに含まれるものはどれか。

    • ア.産業医や相談窓口
    • イ.懲戒委員会
    • ウ.人事評価委員会
    • エ.監査部門

    正解:ア.産業医や相談窓口

    解説:産業医や産業保健スタッフ、社外の相談窓口などは労働者が自発的に相談できる資源である。これらの存在を知っておくことがセルフケアを支える。

  34. 問34.ストレス反応を放置した場合に生じうることとして最も適切なものはどれか。

    • ア.自然に必ず改善する
    • イ.悪化して不調につながるおそれがある
    • ウ.周囲が自動的に解決する
    • エ.健康が増進する

    正解:イ.悪化して不調につながるおそれがある

    解説:ストレス反応を放置すると、症状が悪化しメンタルヘルス不調や身体の不調につながるおそれがある。早めの気づきと対処が望まれる。

  35. 問35.セルフケアにおける「相談」の意義として最も適切なものはどれか。

    • ア.相談は問題を悪化させる
    • イ.相談は気持ちの整理や適切な対処につながる
    • ウ.相談は評価を下げる行為である
    • エ.相談は管理職のみが行うべきである

    正解:イ.相談は気持ちの整理や適切な対処につながる

    解説:一人で抱え込まず信頼できる人や専門家に相談することで、気持ちが整理され適切な対処につながる。相談は弱さではなく有効な対処の一つである。

  36. 問36.厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」の内容に照らして、適切な行動はどれか。

    • ア.寝つけないときは、寝床で目を閉じたまま眠気が来るのを待つ
    • イ.平日の睡眠不足は、休日に長めに眠ることでためて取り戻す
    • ウ.寝つけないときは、いったん寝床を離れ、眠気が来てから戻る
    • エ.寝つきを良くするために、就寝前に少量のお酒を飲むようにする

    正解:ウ.寝つけないときは、いったん寝床を離れ、眠気が来てから戻る

    解説:睡眠ガイド2023は、なかなか寝つけないときは一旦寝床を離れ、静かで暗めの場所で眠気が訪れるまで過ごし、眠気が訪れてから寝床に戻るよう勧めている。眠気がないのに無理に眠ろうとすると寝つきを悪化させる。休日の「寝だめ」では眠りをためることはできず、寝酒も睡眠の質を悪化させるため推奨されない。

  37. 問37.アルコール度数5%のビール500mlに含まれる純アルコール量として正しいものはどれか。なお、アルコールの比重は0.8とする。

    • ア.10g
    • イ.20g
    • ウ.25g
    • エ.40g

    正解:イ.20g

    解説:純アルコール量(g)は、摂取量(ml)×アルコール濃度(度数/100)×0.8(アルコールの比重)で求める。500×0.05×0.8=20gとなる(厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」)。

  38. 問38.厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」で、成人の運動の一部として取り入れることが推奨されている筋力トレーニングの頻度はどれか。

    • ア.週1日
    • イ.週2〜3日
    • ウ.週5〜6日
    • エ.毎日2回

    正解:イ.週2〜3日

    解説:同ガイドは成人に対し、歩行又はそれと同等以上の身体活動を1日60分以上、息が弾み汗をかく程度以上の運動を週60分以上行うことを推奨し、運動の一部として筋力トレーニングを週2〜3日取り入れること、座りっぱなしの時間が長くなりすぎないよう注意することを示している。

  39. 問39.厚生労働省「健康に配慮した飲酒に関するガイドライン」で、避けるべきとされている「一時多量飲酒」は、1回の飲酒機会での純アルコール摂取量がどれ以上のものをいうか。

    • ア.20g以上
    • イ.40g以上
    • ウ.60g以上
    • エ.100g以上

    正解:ウ.60g以上

    解説:同ガイドラインは、1回の飲酒機会で純アルコール摂取量60g以上の一時多量飲酒は、様々な身体疾患や急性アルコール中毒、外傷の危険性を高めるため避けるべきとしている。40g以上(男性)・20g以上(女性)は、1日当たりの「生活習慣病のリスクを高める量」である。

  40. 問40.心の健康に関する偏見や誤解がもたらす問題として最も適切なものはどれか。

    • ア.相談や対処が遅れるおそれがある
    • イ.相談が増えすぎる
    • ウ.睡眠の質が向上する
    • エ.業務効率が必ず上がる

    正解:ア.相談や対処が遅れるおそれがある

    解説:偏見や誤解があると、労働者が不調を隠したり相談をためらったりして対処が遅れる。正しい知識の普及がこうした問題の解消につながる。

  41. 問41.労働者がセルフケアを実践するために、まず知っておくべきこととして最も適切なものはどれか。

    • ア.同僚の私生活
    • イ.ストレスや心の健康に関する基本的な知識
    • ウ.他社の人事制度
    • エ.経営戦略の詳細

    正解:イ.ストレスや心の健康に関する基本的な知識

    解説:ストレスの仕組みや自分への影響、心の健康に関する基本的な知識を持つことが、気づきと対処の前提となる。知識はセルフケアの土台である。

  42. 問42.セルフケアにおける気分転換の方法として適切なものはどれか。

    • ア.過度な飲酒
    • イ.趣味やスポーツなどのリラックス活動
    • ウ.睡眠時間を削ること
    • エ.悩みを抱え込むこと

    正解:イ.趣味やスポーツなどのリラックス活動

    解説:趣味やスポーツ、リラックスできる活動などは健康的な気分転換であり、ストレス解消に役立つ。過度な飲酒など健康を害する方法は望ましくない。

  43. 問43.セルフケアと他の3つのケアとの関係として最も適切なものはどれか。

    • ア.セルフケアは単独で完結する
    • イ.セルフケアは他のケアと連携して進める
    • ウ.セルフケアは他のケアと対立する
    • エ.セルフケアは他のケアを不要にする

    正解:イ.セルフケアは他のケアと連携して進める

    解説:セルフケアは他の3つのケア(ライン・産業保健スタッフ・事業場外資源)と連携して進めるものであり、単独で完結するものではない。

  44. 問44.労働者が休養を取りにくい職場で起こりうることとして最も適切なものはどれか。

    • ア.疲労やストレスが蓄積しやすくなる
    • イ.ストレスが自然に解消する
    • ウ.健康が増進する
    • エ.生活リズムが整う

    正解:ア.疲労やストレスが蓄積しやすくなる

    解説:休養が取りにくいと疲労やストレスが蓄積し、心身の不調につながるおそれがある。休みやすい環境づくりがセルフケアを支える。

  45. 問45.セルフケアの実践において、自分のストレス状態を把握する手がかりとして最も適切なものはどれか。

    • ア.心身に現れる変化のサイン
    • イ.同僚の業績
    • ウ.会社の株価
    • エ.天候の変化

    正解:ア.心身に現れる変化のサイン

    解説:眠れない、食欲がない、気分が落ち込むなどの心身の変化はストレスのサインとなる。こうした変化に気づくことがセルフケアの手がかりとなる。

  46. 問46.メンタルヘルス不調の未然防止のために労働者ができることとして最も適切なものはどれか。

    • ア.ストレスへの気づきと対処、健康的な生活習慣の維持
    • イ.不調を隠して我慢し続ける
    • ウ.相談を避ける
    • エ.睡眠を削って働き続ける

    正解:ア.ストレスへの気づきと対処、健康的な生活習慣の維持

    解説:ストレスへの気づきと対処、健康的な生活習慣の維持、早めの相談などが未然防止に役立つ。これらは一次予防としてのセルフケアにあたる。

  47. 問47.労働者の自発的な相談を妨げないために、相談対応者に求められる姿勢として最も適切なものはどれか。

    • ア.相談内容を周囲に共有する
    • イ.秘密を守り丁寧に話を聞く
    • ウ.相談者を評価対象とする
    • エ.相談を打ち切るよう促す

    正解:イ.秘密を守り丁寧に話を聞く

    解説:相談内容の秘密を守り、話を否定せず丁寧に聞く姿勢が、安心して相談できる環境をつくる。これが自発的な相談を支える。

  48. 問48.セルフケアの目的として最も適切なものはどれか。

    • ア.業績を最大化すること
    • イ.心の健康を保持増進し不調を予防すること
    • ウ.他者を管理すること
    • エ.労働時間を延長すること

    正解:イ.心の健康を保持増進し不調を予防すること

    解説:セルフケアの目的は、労働者自身がストレスに気づき適切に対処することで、メンタルヘルス不調を予防し心の健康を保持増進することである。

  49. 問49.健康的な生活習慣がストレスへの抵抗力に与える影響として最も適切なものはどれか。

    • ア.抵抗力には影響しない
    • イ.抵抗力を低下させる
    • ウ.睡眠だけが関係する
    • エ.ストレスへの抵抗力を高める

    正解:エ.ストレスへの抵抗力を高める

    解説:十分な睡眠・適度な運動・バランスのよい食事・休養などの健康的な生活習慣は、心身の調子を整えストレスへの抵抗力を高める。

  50. 問50.労働安全衛生法上、労働者に受ける義務があるとされているものはどれか。

    • ア.事業者が行うストレスチェック
    • イ.事業者が行う定期健康診断
    • ウ.医師や保健師による保健指導
    • エ.産業医による健康相談

    正解:イ.事業者が行う定期健康診断

    解説:安衛法66条5項は、労働者は事業者が行う健康診断を受けなければならないと定めている(事業者の指定した医師以外の健康診断を受けて結果を提出することも可)。ストレスチェックには受検義務がなく、保健指導は労働者が利用して健康の保持に努めるもの(66条の7第2項)とされている。