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工事担任者 総合通信「端末設備接続のための技術・理論①」の一問一答

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📖 工事担任者 総合通信「端末設備接続のための技術・理論①」の全75問と解説(一覧)

工事担任者 総合通信の端末設備接続のための技術・理論①に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.PBX(構内交換機)は事業所内の内線電話間を交換接続し、外線とも接続する装置である。

    正解:○(正しい)

    解説:Private Branch eXchange。社内内線同士の無料通話・外線への発信制御を担う。

  2. 問2.IP-PBXはIPネットワーク(LAN)を介してVoIPで内線通話を実現する交換機である。

    正解:○(正しい)

    解説:従来のアナログ・デジタル回線でなく、SIP等のVoIPプロトコルで音声をパケット化して伝送。

  3. 問3.VoIP(Voice over IP)は音声をIPパケットに変換してネットワーク上で伝送する技術である。

    正解:○(正しい)

    解説:音声を符号化してIPパケットに載せ、データ網の上で電話を実現する技術。音声そのものの伝送にはRTP、発信・応答・切断といった呼制御にはSIPを使う。専用の電話網を持たずに済むためコストを下げられる一方、遅延やパケット損失が音質に直結する。

  4. 問4.SIP(Session Initiation Protocol)はVoIPの呼制御に用いる代表的なシグナリングプロトコルである。

    正解:○(正しい)

    解説:RFC3261。INVITE/ACK/BYE等のメソッドで呼の確立・切断を制御。多くのIP電話で標準採用。

  5. 問5.RTP(Real-time Transport Protocol)はVoIP等の音声・映像のメディアデータをリアルタイム伝送するプロトコルである。

    正解:○(正しい)

    解説:RFC3550。UDP上で動作、シーケンス番号・タイムスタンプで時系列再生を保証。

  6. 問6.LANはOSI参照モデルの第1層(物理層)と第2層(データリンク層)に主として関係する。

    正解:○(正しい)

    解説:L1: ケーブル・電気信号、L2: MACアドレス・フレーム制御。L3以上はTCP/IPで規定。

  7. 問7.イーサネットはCSMA/CD方式(半二重)または全二重スイッチ方式で動作する。

    正解:○(正しい)

    解説:CSMA/CD: 衝突検出付きキャリア検出多重アクセス。現代のスイッチLANは全二重で衝突なし。

  8. 問8.1000BASE-Tは銅線(CAT5e以上のUTP)を用いた1Gbps全二重イーサネット規格である。

    正解:○(正しい)

    解説:Gigabit Ethernet。最大100m。CAT5eまたはCAT6推奨。RJ45コネクタ使用。

  9. 問9.10GBASE-Tは銅線(CAT6A以上)を用いた10Gbpsイーサネット規格である。

    正解:○(正しい)

    解説:10ギガビット銅線版。CAT6Aで最大100m、CAT6で短距離(55m目安)。

  10. 問10.UTPケーブルのカテゴリ(CAT)が高いほど対応周波数帯域・伝送速度が向上する。

    正解:○(正しい)

    解説:CAT5e(100MHz)→CAT6(250MHz)→CAT6A(500MHz)→CAT7(600MHz)等。高速伝送に必須。

  11. 問11.RJ-45は4対8芯の銅線UTPケーブルに用いられる8極8芯のモジュラージャックである。

    正解:○(正しい)

    解説:8P8C(8 Position 8 Contact)。EIA/TIA-568A/Bの結線規格で配線。

  12. 問12.EIA/TIA-568A・568BはUTPケーブルの結線順序を規定する2種類の規格である。

    正解:○(正しい)

    解説:568AはGreen-Orange逆、568Bが現行主流。両端同規格で『ストレート』、片端だけ異規格で『クロス』。

  13. 問13.PoE(Power over Ethernet)はLANケーブル経由で機器に給電する技術である。

    正解:○(正しい)

    解説:IEEE 802.3af(最大15.4W)/at(30W)/bt(90W)。VoIP電話・無線AP・監視カメラ等に給電。

  14. 問14.VLAN(仮想LAN)はスイッチで論理的にネットワークを分離する技術で、物理配線を変えずにブロードキャスト分割できる。

    正解:○(正しい)

    解説:IEEE 802.1Q。タグVLAN/ポートVLANで実現。セキュリティ・トラフィック分離に有効。

  15. 問15.スイッチングハブはMACアドレスを学習し、宛先ポートのみにフレームを転送する装置である。

    正解:○(正しい)

    解説:L2スイッチ。コリジョンドメインを各ポートに分離、フルワイヤースピード転送が可能。

  16. 問16.ルータはL3(ネットワーク層)で動作し、IPアドレスを基にネットワーク間を中継する。

    正解:○(正しい)

    解説:ルータはIPアドレス(L3)を見て、ルーティングテーブルから次に渡すべき相手(ネクストホップ)を決めて中継する。MACアドレスで同一ネットワーク内を転送するL2スイッチと違い、異なるネットワーク(サブネット)どうしをつなぐ役割を担う。

  17. 問17.IPアドレスはネットワーク部とホスト部で構成され、サブネットマスクで分離する。

    正解:○(正しい)

    解説:IPv4: 32ビット、IPv6: 128ビット。CIDR表記(例: 192.168.1.0/24)でマスク長を表現。

  18. 問18.プライベートIPアドレスは10.0.0.0/8・172.16.0.0/12・192.168.0.0/16の3範囲が定められている。

    正解:○(正しい)

    解説:RFC1918。社内LAN等で自由に利用可能。インターネット直接接続にはNATが必要。

  19. 問19.NAT(ネットワークアドレス変換)はプライベートIPとグローバルIPを変換する技術である。

    正解:○(正しい)

    解説:ブロードバンドルータの基本機能。NAPT(PAT)でポート番号併用しIP共有可能。

  20. 問20.DHCPはネットワーク機器にIPアドレス等を自動配布するプロトコルである。

    正解:○(正しい)

    解説:Dynamic Host Configuration Protocol。サーバから動的割当、固定IP管理を不要化。

  21. 問21.DNSはホスト名(FQDN)とIPアドレスの相互変換を行うシステムである。

    正解:○(正しい)

    解説:Domain Name System。階層的分散DB。Aレコード(FQDN→IPv4)等。

  22. 問22.TCPは信頼性のあるコネクション型通信、UDPはコネクションレス型通信である。

    正解:○(正しい)

    解説:TCPは3ウェイハンドシェイクで接続を確立し、確認応答・再送・順序制御により確実に届けることを保証する。UDPは接続手順も再送もない代わりにヘッダが小さく遅延も少ないため、多少の欠落より即時性が重要な音声・映像に向く。

  23. 問23.VoIPはリアルタイム性が重要なため、TCPでなくUDP(RTP)で音声を伝送する。

    正解:○(正しい)

    解説:TCP再送遅延は音声に致命的。UDPで遅延少なく、欠落しても次パケット優先で品質維持。

  24. 問24.QoS(Quality of Service)はネットワーク帯域・優先度を制御し品質を保証する仕組みである。

    正解:○(正しい)

    解説:QoSは限られた帯域の中で、遅延に弱いトラフィックを優先的に扱う仕組み。DSCPやCoSといった値でパケットに優先度を付け、キューイングや帯域制御を行う。VoIPでは遅延・ジッタ・損失が音質に直結するため、混雑時でも音声を守る手段として不可欠になる。

  25. 問25.ITU-T勧告は国際電気通信連合(ITU)の電気通信標準化部門が発行する国際標準である。

    正解:○(正しい)

    解説:G.711(PCM音声)・H.323・E.164(電話番号体系)等。世界共通の通信標準。

  26. 問26.PBXは外線同士のみを接続し、内線間の通話は仲介できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。PBX(構内交換機)の本来の機能は事業所内の内線どうしを交換接続することで、そのうえで外線との接続も行う。内線間の通話を局の交換機を経由せず処理できるので、通信費を抑えつつ内線番号での呼び出しができる。

  27. 問27.IP-PBXはアナログ電話回線専用で、IPネットワーク上では動作しない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。IP-PBXはIPネットワーク(LAN)上で動作するVoIP用交換機。アナログ専用は誤り。

  28. 問28.VoIPは専用回線(ISDN等)でしか実現できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。VoIPはIPネットワーク(LAN・WAN・インターネット)上で動作。専用回線不要。

  29. 問29.SIPは映像のみを扱う規格で、音声には使えない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。SIPは音声・映像・テキストの呼制御に汎用利用。VoIPの代表的シグナリング。

  30. 問30.RTPはコネクション指向のTCPベースで動作する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。RTPはUDP上で動作するコネクションレス型。TCP再送遅延は音声に不適切。

  31. 問31.1000BASE-Tは光ファイバ専用規格である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。1000BASE-Tは銅線UTP(CAT5e以上)規格。光ファイバ版は1000BASE-LX/SX。

  32. 問32.イーサネットは常に半二重で動作し、全二重通信は不可能である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。リピータハブを使う環境では衝突を避けるためCSMA/CDによる半二重動作になるが、スイッチングハブでは各ポートが独立し送受信を同時に行える全二重が標準。全二重では衝突が起きないため、実効速度も大きく向上する。

  33. 問33.UTPケーブルのカテゴリは数字が小さいほど性能が高い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。UTPケーブルはカテゴリの数字が大きいほど対応周波数帯が広く高性能で、CAT5e<CAT6<CAT6A<CAT7の順になる。10GBASE-Tを100mで使うにはCAT6A以上が必要というように、要求速度に応じて選定する。

  34. 問34.RJ-45は4極4芯のモジュラージャックである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。RJ-45は8極8芯(8P8C)で、LANケーブルの端子として使われる。4極や6極の小さいモジュラジャックは電話用のRJ-11などで、芯数も大きさも異なる。

  35. 問35.EIA/TIA-568AとBは結線が完全に同一である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。橙ペアと緑ペアの順序が逆転。両端同規格でストレート、片端異規格でクロスケーブル。

  36. 問36.PoEはLANケーブルでなく専用電源ケーブルでの給電技術である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。PoE=Power over Ethernet。LANケーブル(UTP)経由での給電が定義。

  37. 問37.VLANは物理配線を変更しないと分離できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。VLANは論理的分離(IEEE 802.1Q)。物理配線変更不要でブロードキャスト分割可能。

  38. 問38.スイッチングハブはブロードキャストフレームをMACアドレス学習で抑制できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。L2スイッチはブロードキャストを全ポートに転送(同一VLAN内)。抑制にはVLAN分離が必要。

  39. 問39.ルータはL2(データリンク層)で動作する装置である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。ルータはIPアドレスを扱うL3(ネットワーク層)の装置。L2(データリンク層)で動作しMACアドレスで転送するのはスイッチやブリッジで、扱うアドレスと役割が異なる。

  40. 問40.IPv4アドレスは128ビットである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。IPv4アドレスは32ビットで約43億個しか表現できず、枯渇したためIPv6では128ビットに拡張された。ビット長を取り違えやすいので、v4=32、v6=128とセットで覚える。

  41. 問41.プライベートIPアドレスは10.0.0.0/8の1範囲のみである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。3範囲: 10.0.0.0/8、172.16.0.0/12、192.168.0.0/16(RFC1918)。

  42. 問42.NATを使えばグローバルIPを大量取得しなくてもインターネット接続ができる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。NAPT(PAT)を併用すれば1つのグローバルIPアドレスで複数の私設IP端末をインターネットに接続でき、IPv4アドレス枯渇の緩和に用いられます。

  43. 問43.DHCPは固定IPアドレスを配布するためだけに用いる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。DHCPはIPアドレスやサブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバのアドレスなどを自動で配布する仕組みで、動的割当が本来の目的。MACアドレスと結び付けて常に同じアドレスを渡す設定もできるが、それは応用にすぎない。

  44. 問44.DNSはIPアドレスをそのまま利用するためのシステムで、ホスト名は使わない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。DNSは人が扱いやすいホスト名と、通信に必要なIPアドレスとを相互に変換する仕組み。ホスト名を使えるようにするための仕組みなので、ホスト名を使わないという説明は前提から逆になっている。

  45. 問45.TCPはコネクションレス型・UDPはコネクション型である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。逆。TCP=コネクション型(3wayハンドシェイク)、UDP=コネクションレス型。

  46. 問46.VoIPでは音声をTCPで伝送するのが標準である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。VoIPはRTP(UDPベース)で音声伝送。TCP再送遅延は音声品質に致命的。

  47. 問47.QoSはトラフィック量にかかわらず常に同一の品質となる仕組みである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。QoSは限られた帯域の中で重要なトラフィックを優先する仕組みであって、すべての通信を同じ品質にするものではない。むしろ差を付けることで、混雑時にも音声や映像といった遅延に弱い通信の品質を守るのが目的である。

  48. 問48.ITU-Tは民間企業の任意団体で、国際標準を発行する権限はない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。ITUは国連の専門機関。ITU-Tは電気通信標準化部門で公式国際標準(勧告)を発行。

  49. 問49.10GBASE-Tは光ファイバ専用で銅線では実装できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。10GBASE-Tは銅線(CAT6A)規格。光版は10GBASE-SR/LR等。

  50. 問50.スイッチのMACアドレス学習は手動設定が必須で自動学習は不可能である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。L2スイッチはMACアドレス自動学習が基本機能。受信フレームの送信元MACから学習。

  51. 問51.PBXの主な機能はどれか。

    • ア.事業所内の内線間交換と外線接続
    • イ.電力供給
    • ウ.暗号化
    • エ.IPルーティング

    正解:ア.事業所内の内線間交換と外線接続

    解説:PBX(Private Branch eXchange=構内交換機)は、事業所内の内線どうしを交換接続し、あわせて外線との接続も行う装置。内線通話を局の交換機を経由せずに処理できるため通信費を抑えられ、内線番号での呼び出しや保留・転送も実現できる。

  52. 問52.VoIPの呼制御に最もよく用いられるプロトコルはどれか。

    • ア.FTP
    • イ.SIP
    • ウ.SNMP
    • エ.HTTPS

    正解:イ.SIP

    解説:SIP(RFC3261)はINVITE・ACK・BYEといったメッセージで呼の確立・応答・切断を制御するテキストベースのプロトコル。音声データそのものはRTPで運ばれ、SIPは呼制御に専念する。FTPはファイル転送、SNMPは機器管理、HTTPSはWebの暗号化通信。

  53. 問53.VoIPで音声メディアを伝送するプロトコルはどれか。

    • ア.ICMP
    • イ.TCP
    • ウ.RTP(UDP上)
    • エ.ARP

    正解:ウ.RTP(UDP上)

    解説:RTP(Real-time Transport Protocol、UDPベース)。低遅延優先でTCP使用しない。

  54. 問54.1000BASE-Tの伝送媒体・速度として正しいものはどれか。

    • ア.光ファイバ・100Mbps
    • イ.無線・54Mbps
    • ウ.同軸・10Mbps
    • エ.銅線UTP CAT5e以上・1Gbps

    正解:エ.銅線UTP CAT5e以上・1Gbps

    解説:1000BASE-Tは4対の銅線UTP(CAT5e以上)を使い1Gbpsの全二重通信を行う規格で、最大こう長は100m。4対すべてを双方向で同時に使う点が100BASE-TXとの大きな違い。光ファイバを使うのは1000BASE-SX/LXなど別の規格。

  55. 問55.10GBASE-Tの推奨ケーブル規格はどれか。

    • ア.CAT6A以上
    • イ.CAT5
    • ウ.CAT3
    • エ.同軸ケーブル

    正解:ア.CAT6A以上

    解説:10GBASE-Tを最大100mで運用するにはCAT6A以上が必要。CAT6では外来クロストークの影響で55m程度に制限される。速度が上がるほど高い周波数を扱うため、ケーブルにも高い性能が要求される。

  56. 問56.UTPケーブルのカテゴリ性能順序として正しいものはどれか(昇順)。

    • ア.CAT6→CAT5e→CAT3
    • イ.CAT3→CAT5e→CAT6→CAT6A
    • ウ.CAT7→CAT6A→CAT5e
    • エ.CAT3→CAT6A→CAT5e

    正解:イ.CAT3→CAT5e→CAT6→CAT6A

    解説:UTPはカテゴリの数字が大きいほど対応周波数帯が広く高性能なので、昇順ではCAT3→CAT5e→CAT6→CAT6A(さらにCAT7)となる。用途に応じて、1Gbpsなら5e以上、10Gbpsを100mで通すなら6A以上といった選定を行う。

  57. 問57.RJ-45コネクタの仕様はどれか。

    • ア.4P4C
    • イ.6P6C
    • ウ.8P8C(8極8芯)
    • エ.12P12C

    正解:ウ.8P8C(8極8芯)

    解説:RJ-45は8極8芯(8P8C)のモジュラコネクタで、4対8芯のUTPケーブルをすべて収容できる。電話用のRJ-11は6極のもので芯数も大きさも異なり、互いに互換性はない。

  58. 問58.EIA/TIA-568規格でストレートケーブル作成時の両端結線パターンはどれか。

    • ア.A側+B側
    • イ.両端異なる任意
    • ウ.両端A
    • エ.両端A または 両端B

    正解:エ.両端A または 両端B

    解説:ストレートケーブルは両端を同じ結線規格(両端T568A、または両端T568B)でそろえて作る。両端で規格を変えると1・2番と3・6番が入れ替わり、クロスケーブルになる。現在の機器はAuto MDI/MDI-Xで自動判別することが多いが、規格上の区別は押さえておく。

  59. 問59.PoEの定義として正しいものはどれか。

    • ア.LANケーブル経由で機器に給電
    • イ.光ファイバ給電
    • ウ.電源コードでLAN通信
    • エ.無線給電

    正解:ア.LANケーブル経由で機器に給電

    解説:Power over Ethernet。UTPケーブル経由でVoIP電話・AP等に給電。

  60. 問60.VLANの主な目的はどれか。

    • ア.LAN上の通信を暗号化する
    • イ.1つのLANを論理的に分割する
    • ウ.LANケーブルで機器に給電する
    • エ.LAN間の経路を自動で選ぶ

    正解:イ.1つのLANを論理的に分割する

    解説:VLAN(仮想LAN)は、LANスイッチの機能を使い、機器の実際の配置やケーブルの接続に関係なく、1つのLANを複数の仮想的なグループに分け、グループ内だけで通信できるようにする技術である。部署ごとに通信を分けてアクセスを制限したり、ネットワークの混雑を和らげたりするのに使われ、物理的な配線を変えずに構成を変えられる。通信の暗号化はVLANの機能ではない。LANケーブルを通して電力を送るのはPoE、パケットの転送経路を制御するのはルーティングである。

    根拠: 日本大百科全書(ニッポニカ)・IT用語がわかる辞典「VLAN」(コトバンク) 接続された機器の実際の配置やケーブル接続の状態に関係なく仮想的なグループを構成し、グループ内だけで相互通信/LANスイッチの機能でひとつのLANを複数のグループに分割/混雑の緩和・セキュリティ向上に用いる / デジタル大辞泉「PoE」(コトバンク) イーサネットのケーブルを利用して電力を供給する技術 / デジタル大辞泉「ルーティング」(コトバンク) コンピューターネットワークにおいて、データ(パケット)の転送経路を制御すること

  61. 問61.スイッチングハブの動作層と特徴はどれか。

    • ア.L3・IP転送
    • イ.L1・全ポートにフラッディング
    • ウ.L2・MAC学習で宛先ポートのみ転送
    • エ.L7・アプリ識別

    正解:ウ.L2・MAC学習で宛先ポートのみ転送

    解説:スイッチングハブはL2(データリンク層)で動作し、受信フレームの送信元MACアドレスとポートの対応を学習して、以後は宛先のポートにだけ転送する。全ポートに流すリピータハブと違って衝突が起きず、帯域を有効に使える。

  62. 問62.ルータの動作層はどれか。

    • ア.L1物理層
    • イ.L7アプリ層
    • ウ.L2データリンク層
    • エ.L3ネットワーク層

    正解:エ.L3ネットワーク層

    解説:ルータはL3(ネットワーク層)で動作し、宛先IPアドレスとルーティングテーブルから次に渡す相手を決めて中継する。L1はリピータ、L2はスイッチ・ブリッジ、L7はアプリケーションゲートウェイが動作する層で、扱うアドレスが異なる。

  63. 問63.IPv4アドレスのビット長はどれか。

    • ア.32ビット
    • イ.64ビット
    • ウ.16ビット
    • エ.128ビット

    正解:ア.32ビット

    解説:IPv4アドレスは32ビットで、8ビットずつ4つに区切って10進表記する。約43億個しか表現できず枯渇したため、128ビットに拡張したIPv6が策定された。両者のビット長はセットで覚える。

  64. 問64.プライベートIPアドレスのclass A範囲はどれか。

    • ア.169.254.0.0/16
    • イ.10.0.0.0/8
    • ウ.192.168.0.0/16
    • エ.172.16.0.0/12

    正解:イ.10.0.0.0/8

    解説:RFC1918: 10/8(A)、172.16/12(B)、192.168/16(C)。

  65. 問65.NAPT(PAT)の主な機能はどれか。

    • ア.ルーティング
    • イ.パケット暗号化
    • ウ.ポート番号併用で複数プライベートIPを単一グローバルIPで多重化
    • エ.DNS解決

    正解:ウ.ポート番号併用で複数プライベートIPを単一グローバルIPで多重化

    解説:NAPT(IPマスカレード)は、プライベートIPアドレスをグローバルIPに変換する際にポート番号も併せて書き換えることで、1つのグローバルIPを多数の端末で共有できるようにする。IPv4アドレスの枯渇を緩和する主要な手段になっている。

  66. 問66.DHCPの主な機能はどれか。

    • ア.ホスト名解決
    • イ.ルーティング決定
    • ウ.パケット暗号化
    • エ.IPアドレスの自動割当

    正解:エ.IPアドレスの自動割当

    解説:Dynamic Host Configuration Protocol。IP・サブネットマスク・GW・DNS等を自動配布。

  67. 問67.DNSの主な機能はどれか。

    • ア.ホスト名⇔IPアドレス変換
    • イ.パケット暗号化
    • ウ.ルーティング
    • エ.電源管理

    正解:ア.ホスト名⇔IPアドレス変換

    解説:FQDN(例: www.example.com)とIPアドレスの相互変換システム。

  68. 問68.TCPとUDPの違いとして正しいものはどれか。

    • ア.TCPコネクションレス・UDPコネクション型
    • イ.TCPコネクション型・UDPコネクションレス
    • ウ.両方コネクション型
    • エ.両方コネクションレス

    正解:イ.TCPコネクション型・UDPコネクションレス

    解説:TCPは接続を確立してから通信するコネクション型で、確認応答・再送・順序制御により確実な伝送を保証する。UDPは接続手順を持たないコネクションレス型で、その分オーバーヘッドが小さく遅延も少ないため、音声・映像やDNSの問合せに向く。

  69. 問69.QoS制御で音声トラフィックの優先度を高くする際に用いるフィールドはどれか。

    • ア.TCPシーケンス番号
    • イ.MACアドレス
    • ウ.DSCP(IPヘッダ)
    • エ.ARPキャッシュ

    正解:ウ.DSCP(IPヘッダ)

    解説:IPヘッダのDSCP(DiffServ)またはL2のCoS(802.1p)で優先度マーキング。

  70. 問70.ITU-T G.711が規定する内容はどれか。

    • ア.イーサネット規格
    • イ.電力線通信
    • ウ.Wi-Fi仕様
    • エ.音声PCM符号化(64kbps)

    正解:エ.音声PCM符号化(64kbps)

    解説:ITU-T G.711は電話音声のPCM符号化を定めた国際標準で、8kHz標本化・8ビット量子化により64kbpsとなる。圧縮方式としてA-law(欧州系)とμ-law(日本・北米系)が規定されている。イーサネットやWi-Fiは別の標準化機関の規格。

  71. 問71.IP-PBXの主な特徴はどれか。

    • ア.IPネットワーク経由でVoIP内線交換
    • イ.電力線通信
    • ウ.アナログ専用
    • エ.TV信号配信

    正解:ア.IPネットワーク経由でVoIP内線交換

    解説:IP-PBXは、音声をIPパケットとして扱いLAN上でSIPにより内線交換を行う構内交換機。既存のLAN配線を使えるため電話専用配線が不要になり、拠点間の内線化やソフトフォンとの連携もしやすい。従来のPBXの後継として普及している。

  72. 問72.イーサネットフレームのMACアドレス長はどれか。

    • ア.32ビット
    • イ.48ビット
    • ウ.64ビット
    • エ.128ビット

    正解:イ.48ビット

    解説:48ビット(OUI 24+ベンダー24)。EthernetのL2宛先・送信元識別子。

  73. 問73.ルーティングテーブルに基づき判断する内容はどれか。

    • ア.電源OnOff
    • イ.フレーム送信元MAC
    • ウ.次ホップのIP(ネクストホップ)
    • エ.ユーザID

    正解:ウ.次ホップのIP(ネクストホップ)

    解説:ルータは宛先IPアドレスをルーティングテーブルと照合し、最も適合するエントリから次に渡すべきルータのIPアドレス(ネクストホップ)と出力インタフェースを決定する。MACアドレスを見て判断するのはL2スイッチの動作である。

  74. 問74.VoIPでQoS制御が特に重要な理由はどれか。

    • ア.音声は大量帯域を必要とする
    • イ.音声は1パケット数MBで重い
    • ウ.音声は暗号化必須
    • エ.音声は遅延・ジッタ・パケットロスに敏感

    正解:エ.音声は遅延・ジッタ・パケットロスに敏感

    解説:音声はリアルタイム性が求められ、片道遅延がおおむね150msを超えると会話が成立しにくくなる。またパケット到着間隔のばらつき(ジッタ)や損失は音切れとして直接聞こえる。帯域そのものは1通話数十kbpsと小さく、問題になるのは量ではなく時間品質である。

  75. 問75.DNSのレコードでホスト名→IPv4を引くレコードはどれか。

    • ア.Aレコード
    • イ.CNAMEレコード
    • ウ.AAAAレコード
    • エ.MXレコード

    正解:ア.Aレコード

    解説:Aレコードがホスト名からIPv4アドレスを引くためのレコード。IPv6用はAAAAレコード、別名を定義するのがCNAMEレコード、メールの配送先を示すのがMXレコードで、それぞれ用途が異なる。