公害防止管理者(大気関係第1種)「大気有害物質特論・大規模大気特論」の一問一答
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公害防止管理者(大気関係第1種)の大気有害物質特論・大規模大気特論に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.カドミウム及びその化合物は、大気汚染防止法において有害物質として指定されている。
正解:○(正しい)
解説:カドミウム及びその化合物は、大気汚染防止法施行令で定める有害物質の一つとして規制対象となっている。
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問2.塩素は常温で無色の気体であり、刺激臭をもたない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素は常温で黄緑色の気体であり、強い刺激臭をもつ。空気より重く、粘膜を刺激する。
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問3.塩化水素は水に非常によく溶け、その水溶液は塩酸となる。
正解:○(正しい)
解説:塩化水素は水に極めて溶けやすく、水溶液は強酸性の塩酸となる。吸収法による処理に適する。
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問4.ふっ化水素はガラスを侵さないため、ガラス製容器での長期保存に適している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ふっ化水素はガラス(二酸化けい素)を侵すため、ガラス容器での保存には適さない。
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問5.鉛及びその化合物は、大気汚染防止法上の有害物質に含まれる。
正解:○(正しい)
解説:鉛及びその化合物は大気汚染防止法の有害物質に指定されており、神経系などへの健康影響がある。
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問6.窒素酸化物は、大気汚染防止法において有害物質として規制されている。
正解:○(正しい)
解説:窒素酸化物は大気汚染防止法上、有害物質に位置づけられ、排出基準が定められている。
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問7.カドミウムは揮発性が低い金属であり、高温の燃焼・精錬工程で蒸気として大気中に放出されることはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。カドミウムは比較的揮発性が高く、高温工程で容易に蒸気化し冷却後に微粒子として排出される。
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問8.ふっ素を含む排ガスの処理では、消石灰などのカルシウム化合物による吸収でふっ化カルシウムとして固定する方法が用いられる。
正解:○(正しい)
解説:ふっ素化合物はカルシウム化合物と反応し難溶性のふっ化カルシウムを生成するため、消石灰吸収が有効である。
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問9.塩化水素を含む排ガスは、アルカリ水溶液による吸収法では除去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩化水素は水酸化ナトリウムなどアルカリ水溶液によく吸収され、中和されて効率よく除去できる。
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問10.鉛精錬所では、焼結・溶鉱工程などから鉛を含むばいじんが発生する。
正解:○(正しい)
解説:鉛の精錬では焼結炉や溶鉱炉から鉛を含む粉じん・ヒュームが発生し、集じん装置による捕集が必要となる。
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問11.吸着法では、活性炭などの吸着剤の表面に有害物質を保持して除去する。
正解:○(正しい)
解説:吸着法は活性炭等の多孔質吸着剤の表面に汚染物質を吸着させて分離・除去する処理技術である。
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問12.吸収法は、気体の有害物質を液体に溶解または反応させて除去する方法であり、ガス吸収塔などが用いられる。
正解:○(正しい)
解説:吸収法は有害ガスを吸収液に溶解・反応させる方法で、充塡塔やスプレー塔などの吸収装置が使われる。
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問13.カドミウムによる慢性的な健康影響として、腎臓障害や骨の障害が知られている。
正解:○(正しい)
解説:カドミウムの慢性曝露は腎尿細管障害や骨軟化症などを引き起こすことが知られている。
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問14.塩素ガスは人体に対して無害であり、高濃度でも呼吸器に影響を与えない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素ガスは強い刺激性をもち、高濃度では肺水腫など重篤な呼吸器障害を引き起こす。
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問15.ふっ化水素は皮膚や粘膜に対して腐食性をもち、人体に有害である。
正解:○(正しい)
解説:ふっ化水素は強い腐食性と毒性をもち、皮膚や粘膜を侵し、植物にも被害を与える有害物質である。
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問16.特定物質とは、事故時の措置の対象として大気汚染防止法で定められた物質である。
正解:○(正しい)
解説:特定物質は事故時に著しい被害を生じるおそれがある物質として、事故時措置の対象に定められている。
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問17.アンモニアは大気汚染防止法上の特定物質には含まれていない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アンモニアは大気汚染防止法の特定物質に含まれており、事故時措置の対象である。
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問18.湿式洗浄(スクラバ)は、水や薬液で排ガスを洗浄し、ガス状物質や粒子状物質を除去できる。
正解:○(正しい)
解説:湿式洗浄は洗浄液との接触によりガス状有害物質や粒子を捕集でき、ガスと粒子の同時除去に適する。
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問19.鉛は揮発性が全くないため、燃焼工程では一切大気中に放出されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鉛は高温で揮発し、燃焼・精錬工程からヒュームとして大気中に放出されることがある。
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問20.窒素酸化物は、高温燃焼時に空気中の窒素と酸素が反応して生成するサーマルNOxを含む。
正解:○(正しい)
解説:高温燃焼では空気中の窒素と酸素が反応してサーマルNOxが生成し、燃焼温度が高いほど増加する。
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問21.塩素は水に全く溶けないため、水やアルカリ水溶液による吸収処理は不可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素は水にある程度溶け、特にアルカリ水溶液には反応してよく吸収されるため処理可能である。
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問22.金属元素の定量に広く用いられる分析方法として最も適切なものはどれか。
- ア.重量を直接量る方法のみ
- イ.騒音計による測定
- ウ.目視による色判定
- エ.原子吸光分析法
正解:エ.原子吸光分析法
解説:原子吸光分析法は試料を原子化し特定波長の光の吸収量から金属元素を定量する代表的な分析法である。
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問23.排ガス中の粒子状物質の試料採取では、ダクト内流速に合わせた等速吸引は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。粒子状物質の試料採取では、ダクト内流速に合わせた等速吸引を行わないと正確な値が得られない。
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問24.塩化水素の排ガス中濃度の測定には、イオンクロマトグラフ法や中和滴定法は適用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは排ガス中の塩化水素は吸収液に捕集後、イオンクロマトグラフ法や中和滴定法で定量される。
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問25.活性炭吸着では、被吸着物質の沸点が低いほど一般に吸着されやすい傾向がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは沸点の高い物質ほど活性炭表面に吸着保持されやすく、低沸点物質ほど吸着されにくい。
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問26.鉛中毒の症状には、貧血や神経系の障害が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:鉛の慢性曝露はヘモグロビン合成阻害による貧血や、中枢・末梢神経障害を引き起こす。
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問27.吸着法における破過とは、吸着剤が吸着能力を失い出口濃度が上昇し始める現象をいう。
正解:○(正しい)
解説:破過は吸着剤が飽和に近づき、処理ガス出口の汚染物質濃度が上昇し始める現象を指す。
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問28.カドミウムを含むばいじんは、捕集が困難なため電気集じん装置やバグフィルタでは除去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。カドミウムは冷却後に微粒子となるため、電気集じん装置やバグフィルタなどで捕集処理できる。
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問29.特定物質による事故が発生した場合、事業者は応急措置を講じ都道府県知事へ通報する義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。特定物質の事故時には、事業者は応急措置を講じ、速やかに都道府県知事へ通報する義務がある。
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問30.塩素を含む排ガスは、苛性ソーダ水溶液による吸収で次亜塩素酸塩などとして除去できる。
正解:○(正しい)
解説:塩素は苛性ソーダ水溶液と反応し次亜塩素酸塩や塩化物として吸収除去することができる。
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問31.ICP発光分光分析法は、低温の炎で試料を励起し発光スペクトルから元素を定量する分析法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはICP発光分光分析法は高温のプラズマで原子を励起し発光強度から元素を定量する。
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問32.ふっ素化合物の排出源には、アルミニウム精錬やガラス・りん酸肥料の製造工程が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:ふっ素化合物はアルミニウム精錬、ガラス工業、りん酸肥料製造などの工程から排出される。
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問33.二酸化窒素などの窒素酸化物は人体に無害であり、呼吸器への影響は一切ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。二酸化窒素などの窒素酸化物は呼吸器を刺激し、高濃度では肺機能に悪影響を及ぼす。
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問34.塩化水素を多量に含む排ガスをそのまま大気放出しても、設備の腐食問題は生じない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩化水素は強い腐食性をもち、排ガス処理設備や煙突などの金属を腐食させる問題を生じる。
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問35.窒素酸化物の選択的接触還元法(SCR)では、還元剤として塩素ガスが用いられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは選択的接触還元法では触媒上でアンモニアを還元剤としてNOxを窒素と水に分解する。
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問36.ふっ化水素はガラス工業からは排出されず、半導体工場特有の物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ふっ化水素はガラス工業やアルミニウム精錬、りん酸肥料製造など幅広い工程から排出される。
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問37.高煙突による排ガスの上空放出は、地上の最大着地濃度を低減する効果がある。
正解:○(正しい)
解説:高煙突は排ガスを高所で放出し拡散させるため、地上の最大着地濃度を低減する効果がある。
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問38.煙上昇高さ(プルームライズ)は、排ガスの運動量と浮力によって生じる。
正解:○(正しい)
解説:プルームライズは排ガスの噴出による運動量と、排ガス温度差による浮力によって生じる上昇である。
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問39.風速が大きくなると、煙上昇高さ(プルームライズ)は大きくなる傾向がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは風速が大きいほど煙は風で押し流され、煙上昇高さは小さくなる傾向がある。
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問40.正規分布型プルームモデルにおいて、煙の濃度分布は風下方向の断面でどのような形状と仮定されるか。
- ア.正規(ガウス)分布
- イ.矩形分布
- ウ.一様分布
- エ.三角分布
正解:ア.正規(ガウス)分布
解説:正規分布型プルームモデルでは、煙の濃度分布は鉛直・水平方向に正規(ガウス)分布すると仮定する。
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問41.有効煙突高さは、次のうちどの和で表されるか。
- ア.実煙突高さ+建物高さ
- イ.実煙突高さ+煙上昇高さ
- ウ.実煙突高さ−煙上昇高さ
- エ.煙上昇高さ−実煙突高さ
正解:イ.実煙突高さ+煙上昇高さ
解説:有効煙突高さは実煙突高さに煙上昇高さ(プルームライズ)を加えた値で表される。
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問42.煙上昇高さ(プルームライズ)に最も寄与する要因の組合せとして適切なものはどれか。
- ア.煙突の色と材質
- イ.周辺の人口密度
- ウ.排ガスの運動量と浮力
- エ.煙突の建設年
正解:ウ.排ガスの運動量と浮力
解説:プルームライズは排ガスの運動量(噴出速度)と浮力(排ガス温度差による)によって生じる。
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問43.高い煙突を用いる主な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.排ガスを地上に早く落とす
- イ.排出量そのものを増やす
- ウ.煙の色を目立たせる
- エ.地上の最大着地濃度を低減する
正解:エ.地上の最大着地濃度を低減する
解説:高煙突は排ガスを高所で放出して拡散させ、地上の最大着地濃度を低減することを目的とする。
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問44.ダウンウォッシュとは、どのような現象を指すか。
- ア.排出速度不足で煙が煙突背後に巻き込まれる現象
- イ.煙が真上に上昇し続ける現象
- ウ.煙が左右に均等に広がる現象
- エ.煙突内で煙が逆流する現象
正解:ア.排出速度不足で煙が煙突背後に巻き込まれる現象
解説:ダウンウォッシュは、煙突出口での排出速度が不足し風によって煙が煙突背後に巻き込まれる現象である。
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問45.ダウンドラフトとは、煙が建物などの影響でどのようになる現象か。
- ア.煙が雲を形成する
- イ.建物周辺の気流の乱れで煙が地表近くに引き下げられる
- ウ.煙が真上に上昇する
- エ.煙が完全に消失する
正解:イ.建物周辺の気流の乱れで煙が地表近くに引き下げられる
解説:ダウンドラフトは煙突周辺の建物がつくる気流の乱れにより、煙が地表近くに引き下げられる現象である。
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問46.ダウンウォッシュを防止するため、煙突出口の排出速度は一般にどうすることが望ましいか。
- ア.できるだけ小さくする
- イ.ゼロにする
- ウ.風速に対して十分大きくする
- エ.風速と無関係に固定する
正解:ウ.風速に対して十分大きくする
解説:ダウンウォッシュ防止には、煙突出口の排出速度を風速に対して十分大きくすることが望ましい。
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問47.プルームモデルにおける拡散幅(拡散パラメータ)は、主に何によって変化するか。
- ア.煙突の色
- イ.作業員の人数
- ウ.排ガスの価格
- エ.大気安定度と風下距離
正解:エ.大気安定度と風下距離
解説:拡散幅は大気安定度や風下距離によって変化し、不安定なほど、また遠方ほど大きくなる。
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問48.CONCAWE式は、主に何を推定するための式か。
- ア.煙上昇高さ(プルームライズ)
- イ.排ガス中の硫黄濃度
- ウ.煙突の建設費用
- エ.集じん装置の効率
正解:ア.煙上昇高さ(プルームライズ)
解説:CONCAWE式は煙上昇高さ(プルームライズ)を推定するために用いられる経験式の一つである。
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問49.逆転層(接地逆転や上空逆転)が存在するとき、煙の上方向への拡散は一般にどうなるか。
- ア.逆転層が拡散を促進する
- イ.逆転層が拡散を抑制し煙を閉じ込める
- ウ.逆転層は拡散に無関係である
- エ.煙が逆転層を必ず突き抜ける
正解:イ.逆転層が拡散を抑制し煙を閉じ込める
解説:逆転層は安定な層であり、煙の上方向への拡散を抑制し、煙を閉じ込める作用をもつ。
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問50.地上における汚染物質濃度が最大となる地点について、有効煙突高さを高くすると一般にどうなるか。
- ア.最大着地濃度地点は煙突直下になる
- イ.最大着地濃度は上昇し地点は近づく
- ウ.最大着地濃度は低下し地点は遠ざかる
- エ.最大着地濃度は変化しない
正解:ウ.最大着地濃度は低下し地点は遠ざかる
解説:有効煙突高さを高くすると最大着地濃度は低下し、その出現地点は煙突から遠ざかる。
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問51.ボサンケの式は、煙上昇高さの計算において主にどの要素を考慮するか。
- ア.煙突の設置年度
- イ.周辺の道路状況
- ウ.煙突の塗装色
- エ.排ガスの運動量と浮力
正解:エ.排ガスの運動量と浮力
解説:ボサンケの式は排ガスの運動量と浮力の両方を考慮して煙上昇高さを求める式である。
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問52.大規模発生源の大気環境影響予測において、広く用いられる手法はどれか。
- ア.拡散モデルによる濃度予測
- イ.煙突の重量測定
- ウ.抽選による予測
- エ.作業員へのアンケートのみ
正解:ア.拡散モデルによる濃度予測
解説:大気環境影響予測では、正規分布型プルームモデルなどの拡散モデルによる濃度予測が広く用いられる。
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問53.環境アセスメント(環境影響評価)における大気質予測の主な目的として適切なものはどれか。
- ア.従業員数を決定する
- イ.施設稼働による周辺大気環境への影響を事前評価する
- ウ.施設の建設費を算出する
- エ.煙突の色を選定する
正解:イ.施設稼働による周辺大気環境への影響を事前評価する
解説:大気質予測は、施設稼働により周辺大気環境に与える影響を事前に評価することを目的とする。
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問54.点煙源からの連続放出を扱うプルームモデルに対し、瞬間的な放出を扱うモデルを何というか。
- ア.回帰モデル
- イ.ボックスモデル
- ウ.パフモデル
- エ.プルームモデル
正解:ウ.パフモデル
解説:パフモデルは瞬間的・断続的な放出を扱い、煙塊(パフ)の移動と拡散を計算するモデルである。
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問55.地上濃度の計算において、排出量が2倍になると、他の条件が同じ場合、地上濃度は理論上どうなるか。
- ア.変化しない
- イ.半分になる
- ウ.4倍になる
- エ.2倍になる
正解:エ.2倍になる
解説:プルームモデルでは地上濃度は排出量に比例するため、排出量が2倍になれば地上濃度も2倍になる。
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問56.風速が大きくなると、プルームモデルにおける地上濃度は一般にどうなる傾向があるか。
- ア.風速が大きいほど低下する
- イ.風速が大きいほど上昇する
- ウ.風速がゼロで最小になる
- エ.風速と無関係
正解:ア.風速が大きいほど低下する
解説:地上濃度は風速に反比例する項を含むため、風速が大きいほど希釈が進み濃度は低下する傾向がある。
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問57.煙の長距離輸送・拡散に伴い問題となる現象として、最も関連が深いものはどれか。
- ア.煙突の腐食のみ
- イ.酸性雨などの広域汚染
- ウ.室内の結露
- エ.海面の上昇
正解:イ.酸性雨などの広域汚染
解説:硫黄酸化物などが長距離輸送される過程で酸性物質に変化し、酸性雨などの広域汚染を生じる。
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問58.安定な大気中で煙が水平方向に細長く帯状に伸びる煙型を何というか。
- ア.ルーピング型
- イ.ロフティング型
- ウ.ファンニング型
- エ.コーニング型
正解:ウ.ファンニング型
解説:ファンニング型は安定大気で上下拡散が抑えられ、煙が扇状・帯状に細長く伸びる煙型である。
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問59.大気が著しく不安定で、煙が大きく波打つように上下動する煙型を何というか。
- ア.ファンニング型
- イ.ロフティング型
- ウ.コーニング型
- エ.ルーピング型
正解:エ.ルーピング型
解説:ルーピング型は強い不安定状態で乱流が大きく、煙が波打って上下に大きく揺動する煙型である。
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問60.カドミウム化合物を含む排ガスの処理として、適切なものはどれか。
- ア.バグフィルタや電気集じん装置で捕集する
- イ.加熱して気化させ放出する
- ウ.希釈してそのまま放出する
- エ.処理は不要である
正解:ア.バグフィルタや電気集じん装置で捕集する
解説:カドミウムは微粒子・ヒュームとして存在するため、バグフィルタや電気集じん装置による捕集が適する。
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問61.窒素酸化物(NOx)の排煙処理として代表的な方法はどれか。
- ア.加熱濃縮法
- イ.アンモニアを用いる選択的接触還元法(SCR)
- ウ.電気分解法
- エ.真空蒸留法
正解:イ.アンモニアを用いる選択的接触還元法(SCR)
解説:アンモニアを還元剤とする選択的接触還元法(SCR)は、NOxを窒素と水に分解する代表的処理法である。
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問62.事故時の措置の対象となる特定物質について、正しい説明はどれか。
- ア.常に無害な物質
- イ.水質汚濁のみに関係する物質
- ウ.事故時に多量排出されると健康等に被害を及ぼすおそれのある物質
- エ.騒音に関する物質
正解:ウ.事故時に多量排出されると健康等に被害を及ぼすおそれのある物質
解説:特定物質は事故により大気中に多量に排出されると人の健康・生活環境に被害を生じるおそれのある物質である。
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問63.原子吸光分析法において、試料中の目的元素を測定する原理として正しいものはどれか。
- ア.元素の重さを直接量る
- イ.元素の色を目視判定する
- ウ.元素の音を聞く
- エ.原子化した元素が特定波長の光を吸収する量を測定する
正解:エ.原子化した元素が特定波長の光を吸収する量を測定する
解説:原子吸光法は原子化した試料が特定波長の光を吸収する量を測定して元素を定量する原理である。
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問64.地表付近が安定で煙源より上空が不安定なとき、煙が上方へは拡散するが下方へは拡散しにくい煙型を何というか。
- ア.ロフティング型
- イ.ファンニング型
- ウ.コーニング型
- エ.フュミゲーション型
正解:ア.ロフティング型
解説:ロフティング型は煙源より上が不安定、下が安定なときに上方へ拡散し地上濃度が低くなる煙型である。
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問65.煙突から出た直後の煙が、強風時にほとんど上昇せず水平に流れる煙型を何というか。
- ア.フュミゲーション型
- イ.コーニング型などの煙型
- ウ.ルーピング型
- エ.ロフティング型
正解:イ.コーニング型などの煙型
解説:強風時には浮力・運動量による上昇が抑えられ、煙が水平に流れるコーニング型などの煙型となる。
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問66.大規模発生源の拡散予測では、地形や建物の影響を考慮する場合がある。その理由として適切なものはどれか。
- ア.煙突の塗装のため
- イ.建物の数を数えるため
- ウ.地形や建物が気流を変え拡散や着地濃度に影響するため
- エ.地形は拡散に全く影響しないため
正解:ウ.地形や建物が気流を変え拡散や着地濃度に影響するため
解説:地形や建物は気流を変化させ煙の拡散や着地濃度に影響するため、予測ではこれらを考慮する。
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問67.高煙突を用いる大規模発生源において、地上の最大着地濃度地点はどこに現れる傾向があるか。
- ア.煙突の直下
- イ.煙突の真上
- ウ.施設の屋内
- エ.煙突から風下に離れた地点
正解:エ.煙突から風下に離れた地点
解説:高煙突を用いる大規模発生源では、最大着地濃度地点は煙突直下ではなく風下のある程度離れた地点に現れる。
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問68.塩素・塩化水素を含む酸性ガスの吸収処理に用いる吸収液として適切なものはどれか。
- ア.苛性ソーダなどのアルカリ水溶液
- イ.純水のみで常に十分
- ウ.油類
- エ.塩酸水溶液
正解:ア.苛性ソーダなどのアルカリ水溶液
解説:塩素・塩化水素は酸性ガスであり、苛性ソーダなどのアルカリ水溶液で中和吸収するのが適切である。
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問69.ふっ化水素を含む排ガスを湿式で処理する際、生成する難溶性塩を利用する代表的な吸収剤はどれか。
- ア.食塩
- イ.消石灰(カルシウム化合物)
- ウ.エタノール
- エ.砂糖
正解:イ.消石灰(カルシウム化合物)
解説:消石灰などのカルシウム化合物はふっ素と反応し難溶性のふっ化カルシウムを生成し、固定除去できる。
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問70.有害物質である鉛を含む排ガス・ばいじんの主な発生源として適切なものはどれか。
- ア.一般家庭の換気
- イ.公園の樹木
- ウ.非鉄金属精錬所などの工程
- エ.海面
正解:ウ.非鉄金属精錬所などの工程
解説:鉛は非鉄金属精錬所や鉛使用工程などで焼結・溶解時にヒュームやばいじんとして発生する。
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問71.排ガス中の有害金属の粒子状物質を試料採取する際、一般に用いられるものはどれか。
- ア.温度計のみ
- イ.風速計のみ
- ウ.気圧計のみ
- エ.ろ紙(フィルタ)
正解:エ.ろ紙(フィルタ)
解説:粒子状の有害金属はろ紙(フィルタ)を用いて等速吸引で捕集し、その後分析に供する。
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問72.ICP発光分光分析法は、試料をどのように励起して元素を定量する分析法か。
- ア.高温のプラズマで励起する
- イ.紫外線ランプのみで励起する
- ウ.電気抵抗で励起する
- エ.低温の冷却ガスで励起する
正解:ア.高温のプラズマで励起する
解説:ICP発光分光分析法は高温プラズマで原子を励起し、その発光強度から元素濃度を求める分析法である。
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問73.塩化水素を多量に含む排ガスを処理せず大気放出した場合に生じる問題として適切なものはどれか。
- ア.設備や煙突に全く影響しない
- イ.設備や煙突の腐食を生じる
- ウ.排ガスが浄化される
- エ.環境に有益な効果がある
正解:イ.設備や煙突の腐食を生じる
解説:塩化水素は強い腐食性をもち、未処理で放出すると設備や煙突の腐食、周辺環境への悪影響を生じる。
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問74.カドミウムによる慢性的な健康影響として最も適切なものはどれか。
- ア.視力の急激な向上
- イ.聴力の改善
- ウ.腎臓障害や骨の障害
- エ.皮膚の保湿
正解:ウ.腎臓障害や骨の障害
解説:カドミウムの慢性曝露は腎尿細管障害や骨軟化症など、腎臓や骨に対する健康影響を生じる。
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問75.高温燃焼時に空気中の窒素と酸素が反応して生成する窒素酸化物を何というか。
- ア.フューエルNOx
- イ.プロンプトNOx
- ウ.オゾン
- エ.サーマルNOx
正解:エ.サーマルNOx
解説:サーマルNOxは高温燃焼下で空気中の窒素と酸素が反応して生成し、燃焼温度が高いほど増加する。