公害防止管理者(大気1種)の重要用語集50選【頻出キーワード解説】
公害防止管理者(大気関係第1種)試験で頻出する重要用語50語を、3分野(公害総論・大気概論・大気特論)別に整理しました。各用語の定義・関連論点を簡潔に解説。試験前の総復習・暗記カード化にご活用ください。
※受験料・試験日程・合格基準・法令の数値は改定される場合があります。最新情報は必ず産業環境管理協会の公式情報でご確認ください。
公害総論・法令系用語
- 環境基本法
- 環境保全の基本理念と国・地方公共団体・事業者の責務を定めた法律。環境基準の根拠となる。
- 典型7公害
- 大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動・地盤沈下・悪臭の7つの公害。
- 環境基準
- 人の健康保護と生活環境保全のうえで維持されることが望ましい基準。行政上の目標値。
- 公害防止組織整備法
- 特定工場における公害防止組織の整備を義務づけた法律。正式名は「特定工場における公害防止組織の整備に関する法律」。
- 公害防止統括者
- 特定工場で公害防止に関する業務を統括管理する者。原則として工場長等が選任される。
- 公害防止管理者
- 特定工場で公害発生施設の運転・点検等の技術的事項を管理する者。国家試験合格者等から選任。
- 環境影響評価
- 大規模開発事業の実施前に環境への影響を予測・評価する制度。環境アセスメント。
- ISO14001
- 環境マネジメントシステムに関する国際規格。PDCAサイクルで環境負荷を継続的に改善する。
- PRTR制度
- 有害化学物質の排出量・移動量を事業者が把握し国に届け出る制度。化学物質排出把握管理促進法に基づく。
- 循環型社会形成推進基本法
- 廃棄物の発生抑制・再使用・再生利用を進め循環型社会を形成するための基本法。
- 地球温暖化
- 二酸化炭素等の温室効果ガス増加で地表気温が上昇する現象。地球規模の環境問題。
- 酸性雨
- いおう酸化物・窒素酸化物が大気中で変化しpH5.6以下となった降水。森林・湖沼に被害。
- 総量規制
- 環境基準達成が困難な地域で、工場群全体の汚染物質排出総量を抑制する規制方式。
大気概論・大気汚染物質系用語
- 大気汚染防止法
- ばい煙・粉じん・有害大気汚染物質等の排出を規制する法律。大気環境保全の中心的法律。
- ばい煙
- 燃焼等で発生するいおう酸化物・ばいじん・有害物質(カドミウム・塩素等)の総称。
- ばい煙発生施設
- 大気汚染防止法で規制対象となるボイラー・電気炉等の施設。設置時に届出が必要。
- いおう酸化物(SOx)
- 燃料中の硫黄分の燃焼で生じるSO2等。酸性雨・呼吸器障害の原因物質。
- 窒素酸化物(NOx)
- 燃焼で生じるNO・NO2等。光化学スモッグ・酸性雨の原因物質。
- ばいじん
- 燃焼等で発生する固体粒子状物質。いわゆるすす・ダスト。
- K値規制
- いおう酸化物の排出規制方式。煙突高さと地域ごとのK値で許容排出量を算定する。
- 揮発性有機化合物(VOC)
- 大気中で気体となる有機化合物の総称。光化学オキシダント・浮遊粒子状物質の原因。
- 特定粉じん
- 人の健康に被害を生じる粉じん。現行法では石綿(アスベスト)が指定されている。
- 石綿(アスベスト)
- 繊維状の鉱物。吸入すると中皮腫・肺がんの原因となる特定粉じん。
- PM2.5
- 粒径2.5マイクロメートル以下の微小粒子状物質。肺の奥まで到達し健康影響が大きい。
- 光化学オキシダント
- NOxとVOCが紫外線を受け光化学反応で生じるオゾン等の酸化性物質。光化学スモッグの主因。
- 逆転層
- 上空ほど気温が高い大気層。汚染物質の拡散を妨げ高濃度汚染を招く。
- 大気安定度
- 大気の鉛直方向の混合しやすさを表す指標。不安定だと拡散が進み、安定だと拡散しにくい。
- 原子吸光法
- 原子蒸気の光吸収を利用し金属元素を定量する分析法。カドミウム等の測定に用いる。
大気特論・燃焼・集じん・拡散系用語
- 理論空気量
- 燃料を完全燃焼させるのに過不足なく必要な最小限の空気量。
- 空気比
- 実際の供給空気量を理論空気量で除した値。1より大きい値で運転される。
- 二段燃焼
- 燃焼を2段階に分け前段を低空気比とすることでNOx生成を抑える低NOx燃焼法。
- サーマルNOx
- 高温下で空気中の窒素と酸素が反応して生じるNOx。燃焼温度を下げると抑制できる。
- フューエルNOx
- 燃料中に含まれる窒素分が酸化して生じるNOx。低窒素燃料で抑制できる。
- 排煙脱硫
- 排ガス中のいおう酸化物を除去する技術。石灰スラリーで吸収する湿式法が代表的。
- 排煙脱硝
- 排ガス中の窒素酸化物を除去する技術。アンモニアを用いる選択的触媒還元法が主流。
- 選択的触媒還元(SCR)
- 触媒下でアンモニアによりNOxをN2と水に還元する脱硝法。脱硝率が高い。
- 集じん率
- 集じん装置に入った粉じんのうち捕集された割合。装置性能を表す指標。
- 圧力損失
- 集じん装置等を通過する際のガス圧力の低下。送風動力に直結する。
- 重力沈降室
- ガス流速を落とし粒子を重力で沈降させる集じん装置。大きな粒子の前処理に用いる。
- サイクロン
- 遠心力で粒子を分離する集じん装置。構造が簡単で中程度の粒子に有効。
- バグフィルター(ろ過集じん装置)
- ろ布で粉じんをろ過捕集する装置。微小粒子まで高い集じん率を得られる。
- 電気集じん装置
- 粒子を荷電し電界で集じん極に捕集する装置。圧力損失が小さく大風量処理に適する。
- ベンチュリスクラバー
- 高速ガスに水を噴霧し微小粒子を液滴に捕集する湿式集じん装置。集じん率が高い。
- デウチの式
- 電気集じん装置の集じん率を移動速度・集じん面積・ガス流量から求める理論式。
- 有効煙突高さ
- 実際の煙突高さに排ガスの上昇分(プルームライズ)を加えた高さ。拡散計算に用いる。
- プルームライズ
- 排ガスの運動量と浮力により煙が煙突頂部より上昇する現象。最大着地濃度を下げる。
- 正規分布型プルームモデル
- 煙の濃度分布を正規分布で表す大気拡散の標準的モデル。着地濃度の予測に用いる。
- 最大着地濃度
- 煙突から排出された汚染物質が地表で最も高くなる濃度。風下の特定距離で生じる。
- ダウンドラフト
- 建物背後の渦により煙が地表近くに巻き込まれる現象。高濃度汚染の原因となる。
- フュミゲーション
- 逆転層が日射で下から崩れ、上空の高濃度の煙が一気に地表へ降りてくる現象。
用語集の活用法・関連学習リソース
用語の意味を確認したら、実際の問題演習で定着させましょう。以下の関連ページもご活用ください。
- 勉強法・参考書ガイド — 体系的な学習ロードマップ
- よくある質問・Q&A — 受験者の疑問を一括解決
- 過去問の頻出パターン — 用語が問題でどう問われるか確認
- 一問一答で用語を演習 — 用語の使い方を実戦形式で確認
今すぐ問題演習を始めよう!
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