公害防止管理者(大気関係第1種)「大気特論」の一問一答
📖 公害防止管理者(大気関係第1種)「大気特論」の全75問と解説(一覧)
公害防止管理者(大気関係第1種)の大気特論に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.固体燃料である石炭は、液体燃料や気体燃料と比べて灰分や水分が多く、燃焼後に多量の灰を生じる。
正解:○(正しい)
解説:石炭は固体燃料の代表で、灰分・水分を多く含むため燃焼後に多量の灰(クリンカや飛灰)を生じる。
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問2.重油は窒素と酸素を主成分とする液体燃料で、燃焼させても発熱しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは重油は炭素と水素を主成分とする液体燃料で、燃焼により大きな発熱量を生じる。
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問3.気体燃料は固体燃料に比べて空気との混合が悪く、不完全燃焼を起こしやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは気体燃料は空気との混合が容易で、完全燃焼させやすく、すす(ばいじん)の発生も少ない。
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問4.燃料の発熱量には、生成水蒸気の凝縮潜熱を含む高発熱量と、含まない低発熱量がある。
正解:○(正しい)
解説:高発熱量(総発熱量)は水蒸気の凝縮潜熱を含み、低発熱量(真発熱量)はこれを差し引いた値である。
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問5.低発熱量は高発熱量に水蒸気の凝縮潜熱を加えた値であり、高発熱量より大きい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは低発熱量は高発熱量から凝縮潜熱を差し引いた値で、高発熱量より小さい。
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問6.空気比(過剰空気率)とは、実際に供給した空気量を理論空気量で除した値である。
正解:○(正しい)
解説:空気比mは実空気量÷理論空気量で定義され、完全燃焼には通常m>1の過剰空気が必要となる。
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問7.空気比が1より大きいほど排ガス量が減少し、排ガスによる熱損失も小さくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは空気比が大きいほど過剰空気で排ガス量が増え、排ガスによる熱損失は大きくなる。
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問8.理論空気量とは、燃料を完全燃焼させるのに理論上必要な最小の空気量のことである。
正解:○(正しい)
解説:理論空気量は燃料中の可燃成分を過不足なく完全燃焼させるのに必要な最小限の空気量を指す。
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問9.不完全燃焼が起こると、排ガス中の一酸化炭素やすす(未燃分)はかえって減少する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは不完全燃焼では酸素不足や混合不良により、一酸化炭素・未燃炭化水素・すすが増加する。
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問10.空気比を過度に小さくしても、燃料はすべて完全燃焼するため一酸化炭素は発生しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは空気比を過度に小さくすると酸素不足となり、不完全燃焼で一酸化炭素やすすが発生する。
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問11.流動層燃焼は、砂などの粒子層に下方から空気を送り、層を流動化させた状態で燃料を燃焼させる方式である。
正解:○(正しい)
解説:流動層燃焼は高温の流動媒体(砂など)中で燃焼させ、低品位燃料も燃やせ、層内脱硫も可能である。
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問12.流動層燃焼では石灰石を層内に添加しても、いおう酸化物を炉内で除去することはできない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは流動層に石灰石を投入すると、SO2が反応して炉内脱硫が可能となる。
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問13.流動層燃焼は燃焼温度が約1500℃と高いため、サーマルNOxの生成が多いという欠点がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは流動層燃焼は燃焼温度が約800〜900℃と低く、サーマルNOxの生成は抑えられる。
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問14.微粉炭燃焼は、石炭を細かく粉砕してバーナーから空気とともに吹き込んで燃焼させる方式である。
正解:○(正しい)
解説:微粉炭燃焼は石炭を微粉砕して気流とともに炉内へ噴出させ、浮遊状態で燃焼させる方式である。
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問15.二段燃焼法では、燃焼用空気を分割して供給することで燃焼温度のピークを下げ、NOxを低減する。
正解:○(正しい)
解説:二段燃焼はバーナー部を空気不足とし残りを後段で供給することで、ピーク温度と酸素濃度を下げNOxを抑える。
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問16.排ガス再循環法は、燃焼用空気に排ガスの一部を混合して燃焼温度を高め、NOxを増加させる方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは排ガス再循環は排ガス混合で酸素濃度と燃焼温度を下げ、NOxを低減する方法である。
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問17.低NOxバーナーは、燃料と空気の混合や火炎形状を工夫して燃焼過程でのNOx生成を抑える。
正解:○(正しい)
解説:低NOxバーナーは緩慢燃焼や段階的混合により局所高温と高酸素を避け、NOx生成を抑制する。
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問18.サーマルNOxは、燃料中に含まれる窒素分が酸化されて生成する窒素酸化物である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはサーマルNOxは空気中の窒素が高温で酸化して生成し、燃料中窒素由来はフューエルNOxである。
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問19.フューエルNOxは、燃料中に含まれる窒素化合物が燃焼により酸化されて生成する。
正解:○(正しい)
解説:フューエルNOxは燃料中の有機窒素化合物が燃焼で酸化されて生じ、石炭や重油で問題となる。
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問20.サーマルNOxの生成量は、燃焼温度が高いほど、また酸素濃度が高いほど増加する。
正解:○(正しい)
解説:サーマルNOxは高温・高酸素・滞留時間長で生成が促進されるため、これらを抑える対策が有効である。
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問21.プロンプトNOxは、燃料を完全に燃焼させた後の低温の排ガス中でゆっくり生成する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはプロンプトNOxは火炎帯で炭化水素ラジカルが窒素と反応し、速やかに生成する。
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問22.アンモニア接触還元法(選択的触媒還元法、SCR)は、触媒の存在下でアンモニアによりNOxを窒素と水に還元する。
正解:○(正しい)
解説:SCRは触媒上でアンモニアを還元剤としてNOxをN2とH2Oに分解する、代表的な排煙脱硝技術である。
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問23.無触媒還元法(SNCR)は、触媒を用いてNOxを室温で還元する排煙脱硝法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはSNCRは触媒を用いず、約800〜1000℃の高温域で還元剤を噴霧してNOxを還元する方法である。
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問24.選択的触媒還元法に用いられる触媒は、一般に酸化チタンを担体とし、酸化バナジウムなどを活性成分とする。
正解:○(正しい)
解説:SCR触媒は酸化チタン(TiO2)系担体に酸化バナジウム(V2O5)等を担持したものが広く使われる。
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問25.湿式石灰石膏法は、石灰石スラリーで排ガス中のいおう酸化物を吸収し、最終的に石こうを副生する。
正解:○(正しい)
解説:湿式石灰石膏法は石灰石(CaCO3)スラリーでSO2を吸収し、酸化して石こう(CaSO4・2H2O)を得る。
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問26.排煙脱硫における脱硫率とは、入口SO2濃度に対する出口SO2濃度の比をそのまま百分率で表したものである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは脱硫率は除去されたSO2量の割合で、(入口-出口)÷入口×100で表される。
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問27.活性炭法(活性コークス法)は、活性炭にいおう酸化物を吸着させて排ガスから除去する乾式の脱硫法である。
正解:○(正しい)
解説:活性炭法は活性炭にSO2を吸着・酸化させて硫酸として回収する乾式脱硫法で、脱硝も同時に行える。
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問28.電気集じん装置は、ばいじんではなく排ガス中のいおう酸化物の除去を主目的とする装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは電気集じん装置はばいじん(粒子状物質)の除去装置であり、いおう酸化物の除去装置ではない。
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問29.ガス状汚染物質を液体に溶解させて除去する処理法を吸収法という。
正解:○(正しい)
解説:吸収法はガス成分を液体(吸収液)に溶け込ませて除去する方法で、充塡塔やスプレー塔が用いられる。
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問30.吸着法では、ガス状物質を高温で分解して無害化するため多孔質固体は一切用いない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは吸着法は活性炭等の多孔質固体表面にガス分子を付着させて除去する方法である。
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問31.吸着法で用いる活性炭の物理吸着能力は、温度が高くなるほど一般に大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは物理吸着は発熱反応であり、温度が高いほど吸着量は減少する傾向にある。
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問32.排ガス中の酸素濃度の連続測定には、磁気式(磁気風方式など)の酸素計が利用される。
正解:○(正しい)
解説:酸素は常磁性が強いため、磁気式酸素計(磁気風・磁気力方式)が酸素濃度連続測定に用いられる。
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問33.排ガス中の窒素酸化物の自動計測には、化学発光法(ケミルミネッセンス法)が広く用いられる。
正解:○(正しい)
解説:化学発光法はNOがオゾンと反応する際の発光強度からNOx濃度を測定する自動計測法である。
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問34.非分散形赤外線分析計は、対象ガスが特定波長の赤外線を吸収する性質を利用して濃度を測定する。
正解:○(正しい)
解説:非分散赤外線分析計(NDIR)はガス固有の赤外線吸収を利用し、SO2やCO等の濃度を測定する。
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問35.排ガスのサンプリングでは、ダストや水分の影響を除くため、採取後そのまま分析計に直接導入するのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは採取ガスは除湿・除じん等の前処理を行ってから分析計に導入するのが原則である。
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問36.溶液導電率法は、排ガス中のいおう酸化物を過酸化水素溶液に吸収させ、導電率の変化から濃度を求める。
正解:○(正しい)
解説:溶液導電率法はSO2を過酸化水素水に吸収させて硫酸を生成させ、導電率変化から濃度を測定する。
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問37.完全燃焼の三要素(三つのT)とは、温度・時間・混合ではなく、価格・重量・色の三つを指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは三つのTはTemperature・Time・Turbulence、すなわち温度・時間・混合を指す。
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問38.いおう酸化物(SOx)は、空気中の窒素が高温で酸化されることにより生成する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはいおう酸化物は燃料中の硫黄分が燃焼により酸化されて生成する物質である。
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問39.燃料を完全燃焼させる際、空気との混合が容易で最も小さい空気比で燃焼できる燃料はどれか。
- ア.微粉炭
- イ.気体燃料
- ウ.塊炭
- エ.固体燃料一般
正解:イ.気体燃料
解説:気体燃料は空気と均一に混合しやすいため空気比1.05〜1.2程度の小さい空気比で完全燃焼でき、固体燃料ほど大きな空気比を要する。
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問40.燃料の発熱量のうち、生成した水蒸気の凝縮潜熱を含むものはどれか。
- ア.低発熱量
- イ.真発熱量
- ウ.高発熱量
- エ.正味発熱量
正解:ウ.高発熱量
解説:高発熱量(総発熱量)は燃焼で生じた水蒸気の凝縮潜熱を含む発熱量である。低発熱量はこれを差し引いた値。
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問41.空気比mの定義として正しいものはどれか。
- ア.理論空気量÷実空気量
- イ.排ガス量÷理論空気量
- ウ.実空気量÷排ガス量
- エ.実空気量÷理論空気量
正解:エ.実空気量÷理論空気量
解説:空気比は実際に供給した空気量を理論空気量で除した値で、m=実空気量÷理論空気量と定義される。
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問42.理論空気量が10m3N/kgの燃料を空気比1.3で燃焼させたときの実際の供給空気量はいくらか。
- ア.13m3N/kg
- イ.11.3m3N/kg
- ウ.7.7m3N/kg
- エ.23m3N/kg
正解:ア.13m3N/kg
解説:実空気量=理論空気量×空気比=10×1.3=13m3N/kgとなる。
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問43.空気比を大きくしすぎた場合に生じる現象として正しいものはどれか。
- ア.排ガス量が減少する
- イ.排ガスによる熱損失が増大する
- ウ.炉内温度が上昇する
- エ.一酸化炭素が著しく増加する
正解:イ.排ガスによる熱損失が増大する
解説:空気比過大では過剰空気により排ガス量が増え、排ガスとして持ち去られる熱損失が増大し効率が低下する。
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問44.不完全燃焼を示す代表的な排ガス成分はどれか。
- ア.二酸化炭素
- イ.水蒸気
- ウ.一酸化炭素
- エ.窒素
正解:ウ.一酸化炭素
解説:一酸化炭素(CO)は酸素不足や混合不良による不完全燃焼の指標となる代表的成分である。
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問45.流動層燃焼の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.低品位燃料も燃焼できる
- イ.炉内脱硫が可能である
- ウ.燃焼温度が比較的低い
- エ.燃焼温度が高くサーマルNOxが多い
正解:エ.燃焼温度が高くサーマルNOxが多い
解説:流動層燃焼は燃焼温度が約800〜900℃と低いのが特徴であり、「燃焼温度が高い」は誤りである。
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問46.流動層燃焼において炉内脱硫に用いられる添加剤はどれか。
- ア.石灰石
- イ.アンモニア
- ウ.酸化チタン
- エ.活性炭
正解:ア.石灰石
解説:流動層に石灰石(CaCO3)を添加すると、生成したSO2と反応して硫酸カルシウムとなり炉内脱硫ができる。
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問47.空気中の窒素が高温で酸化されて生成する窒素酸化物はどれか。
- ア.フューエルNOx
- イ.サーマルNOx
- ウ.プロンプトNOx
- エ.リサイクルNOx
正解:イ.サーマルNOx
解説:サーマルNOxは燃焼用空気中の窒素が高温下で酸素と反応して生成するNOxである。
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問48.燃料中に含まれる窒素化合物が燃焼により酸化されて生じる窒素酸化物はどれか。
- ア.サーマルNOx
- イ.プロンプトNOx
- ウ.フューエルNOx
- エ.サブNOx
正解:ウ.フューエルNOx
解説:フューエルNOxは燃料中の有機窒素化合物が燃焼で酸化されて生成し、石炭・重油で重要となる。
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問49.サーマルNOxの生成を抑制する対策として誤っているものはどれか。
- ア.燃焼温度を下げる
- イ.酸素濃度を下げる
- ウ.高温域での滞留時間を短くする
- エ.燃焼温度を高める
正解:エ.燃焼温度を高める
解説:燃焼温度を高めることはサーマルNOxを増加させる。抑制には燃焼温度低下・酸素濃度低下が有効である。
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問50.火炎中で炭化水素ラジカルと空気中の窒素が反応して速やかに生成するNOxはどれか。
- ア.プロンプトNOx
- イ.サーマルNOx
- ウ.フューエルNOx
- エ.エクストラNOx
正解:ア.プロンプトNOx
解説:プロンプトNOxは火炎帯で炭化水素ラジカルが空気中窒素と反応し、瞬時に生成するNOxである。
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問51.排ガス再循環法によるNOx低減の主な作用機構はどれか。
- ア.燃焼温度を高める
- イ.酸素濃度と燃焼温度を下げる
- ウ.触媒で還元する
- エ.燃料を増量する
正解:イ.酸素濃度と燃焼温度を下げる
解説:排ガス再循環は不活性な排ガスを混合して酸素濃度と燃焼温度を低下させ、サーマルNOxを抑制する。
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問52.二段燃焼法によるNOx低減の説明として正しいものはどれか。
- ア.アンモニアを噴霧する
- イ.触媒でNOxを還元する
- ウ.燃焼用空気を分割供給しピーク温度を下げる
- エ.排ガスを冷却して凝縮させる
正解:ウ.燃焼用空気を分割供給しピーク温度を下げる
解説:二段燃焼はバーナー部を空気不足とし残空気を後段で供給することで、ピーク温度と酸素濃度を下げNOxを抑える。
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問53.選択的触媒還元法(SCR)でNOxの還元剤として用いられるものはどれか。
- ア.塩素
- イ.オゾン
- ウ.二酸化硫黄
- エ.アンモニア
正解:エ.アンモニア
解説:SCRはアンモニア(NH3)を還元剤とし、触媒上でNOxを窒素と水に還元する代表的脱硝法である。
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問54.選択的触媒還元法(SCR)の触媒として一般に用いられる成分の組合せはどれか。
- ア.酸化チタンと酸化バナジウム
- イ.活性炭とゼオライト
- ウ.白金とパラジウム
- エ.酸化鉄と酸化銅
正解:ア.酸化チタンと酸化バナジウム
解説:SCR触媒は酸化チタン(TiO2)を担体とし、酸化バナジウム(V2O5)などを活性成分とするものが代表的である。
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問55.無触媒還元法(SNCR)に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.触媒を用い低温で還元する
- イ.触媒なしで高温域に還元剤を噴霧する
- ウ.電気集じんで除去する
- エ.排ガスを水で洗浄する
正解:イ.触媒なしで高温域に還元剤を噴霧する
解説:SNCRは触媒を用いず、約800〜1000℃の高温域でアンモニアや尿素を噴霧してNOxを還元する方法である。
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問56.湿式石灰石膏法の排煙脱硫で副生される物質はどれか。
- ア.硫黄
- イ.硫酸アンモニウム
- ウ.石こう
- エ.炭酸ナトリウム
正解:ウ.石こう
解説:湿式石灰石膏法は石灰石でSO2を吸収・酸化し、最終的に石こう(CaSO4・2H2O)を副生する。
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問57.排煙脱硫で入口SO2濃度500ppm、出口SO2濃度50ppmのときの脱硫率はいくらか。
- ア.10%
- イ.50%
- ウ.95%
- エ.90%
正解:エ.90%
解説:脱硫率=(入口-出口)÷入口×100=(500-50)÷500×100=90%となる。
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問58.湿式石灰石膏法に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.排水処理が不要である
- イ.高い脱硫率が得られる
- ウ.石灰石スラリーを吸収剤とする
- エ.副生物として石こうが得られる
正解:ア.排水処理が不要である
解説:湿式石灰石膏法は石灰石スラリーを用い高い脱硫率が得られるが、排水処理を要する。「排水処理が不要」は誤り。
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問59.活性炭法(活性コークス法)による排煙処理の特徴として正しいものはどれか。
- ア.排水を多量に生じる湿式法である
- イ.乾式でSO2を吸着除去しNOxも除去できる
- ウ.石こうを副生する
- エ.触媒に白金を用いる
正解:イ.乾式でSO2を吸着除去しNOxも除去できる
解説:活性炭法は活性炭にSO2を吸着・酸化させて除去する乾式法で、同時にNOxも除去できる。
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問60.ガス状汚染物質を液体に溶解させて除去する処理法はどれか。
- ア.電気集じん法
- イ.ろ過法
- ウ.吸収法
- エ.遠心分離法
正解:ウ.吸収法
解説:吸収法はガス状汚染物質を吸収液に溶解させて除去する方法で、充塡塔やスプレー塔が用いられる。
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問61.吸着法に用いる吸着剤として一般的なものはどれか。
- ア.石灰石
- イ.炭酸カルシウム
- ウ.酸化チタン
- エ.活性炭
正解:エ.活性炭
解説:活性炭は多孔質で表面積が大きく、ガス状物質を吸着除去する吸着剤として一般的に用いられる。
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問62.物理吸着の吸着量と温度の関係として正しいものはどれか。
- ア.温度が低いほど吸着量が大きい
- イ.温度が高いほど吸着量が大きい
- ウ.温度に関係なく一定
- エ.圧力に関係なく一定
正解:ア.温度が低いほど吸着量が大きい
解説:物理吸着は発熱反応であるため、温度が低いほど吸着量は大きく、温度が高くなると吸着量は減少する。
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問63.排ガス中の酸素濃度の連続測定に主に利用される計測器はどれか。
- ア.化学発光分析計
- イ.磁気式酸素計
- ウ.ガスクロマトグラフ
- エ.炎光光度計
正解:イ.磁気式酸素計
解説:酸素は常磁性が強いため、磁気式酸素計(磁気風方式・磁気力方式)が酸素濃度測定に広く用いられる。
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問64.排ガス中の窒素酸化物の自動計測に広く用いられる方法はどれか。
- ア.重量法
- イ.磁気式
- ウ.化学発光法
- エ.沈殿滴定法
正解:ウ.化学発光法
解説:化学発光法(ケミルミネッセンス法)はNOとオゾンの反応による発光からNOx濃度を測定する自動計測法である。
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問65.非分散形赤外線分析計(NDIR)の測定原理として正しいものはどれか。
- ア.磁気の強さを利用
- イ.紫外線の発光を利用
- ウ.電気伝導度の変化を利用
- エ.赤外線の特定波長の吸収を利用
正解:エ.赤外線の特定波長の吸収を利用
解説:NDIRは対象ガスが特定波長の赤外線を吸収する性質を利用して、その吸収量から濃度を測定する。
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問66.排ガスサンプリングにおける前処理として一般に行われないものはどれか。
- ア.燃料の追加燃焼
- イ.除じん
- ウ.流量調整
- エ.除湿
正解:ア.燃料の追加燃焼
解説:採取した排ガスは除湿・除じん・流量調整等の前処理を行う。燃料の追加燃焼は前処理ではない。
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問67.溶液導電率法でいおう酸化物を吸収させる吸収液として用いられるものはどれか。
- ア.希塩酸
- イ.過酸化水素溶液
- ウ.水酸化ナトリウム溶液
- エ.アンモニア水
正解:イ.過酸化水素溶液
解説:溶液導電率法ではSO2を過酸化水素水に吸収させて硫酸を生成させ、導電率の変化から濃度を測定する。
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問68.完全燃焼に必要とされる三つのT(3T)に含まれないものはどれか。
- ア.温度
- イ.滞留時間
- ウ.圧力
- エ.混合(乱れ)
正解:ウ.圧力
解説:完全燃焼の3TはTemperature(温度)・Time(時間)・Turbulence(混合・乱れ)で、圧力は含まれない。
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問69.低NOxバーナーがNOxを低減する主な原理として正しいものはどれか。
- ア.アンモニアを噴霧する
- イ.触媒でNOxを分解する
- ウ.排ガスを水で洗浄する
- エ.燃料と空気の混合を制御し高温域を抑える
正解:エ.燃料と空気の混合を制御し高温域を抑える
解説:低NOxバーナーは燃料と空気の混合を制御し局所的な高温・高酸素域を避けることでNOx生成を抑える。
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問70.いおう酸化物(SOx)の生成についての記述として正しいものはどれか。
- ア.燃料中の硫黄分の酸化により生成
- イ.空気中の窒素の酸化により生成
- ウ.炭素の不完全燃焼により生成
- エ.水分の分解により生成
正解:ア.燃料中の硫黄分の酸化により生成
解説:いおう酸化物は燃料中に含まれる硫黄分が燃焼により酸化されて生成する。空気中窒素由来ではない。
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問71.重油中の硫黄分を低減するために実施される処理はどれか。
- ア.重油への加水
- イ.重油の脱硫処理
- ウ.重油の冷却
- エ.重油への着色
正解:イ.重油の脱硫処理
解説:重油は脱硫処理(直接脱硫・間接脱硫)により硫黄分を低減でき、低硫黄重油としていおう酸化物排出を抑える。
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問72.バーナー燃焼で液体燃料を燃焼させる際に重要となる操作はどれか。
- ア.燃料の冷却
- イ.燃料の固化
- ウ.燃料の微粒化(噴霧)
- エ.燃料の希釈
正解:ウ.燃料の微粒化(噴霧)
解説:液体燃料は微粒化(噴霧)して表面積を増やすことで空気との混合を促し、効率よく燃焼させる。
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問73.理論排ガス量に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.燃料の発熱量に等しい
- イ.空気比に関係なく実排ガス量と等しい
- ウ.常に理論空気量より小さい
- エ.理論空気量で完全燃焼させたときの排ガス量
正解:エ.理論空気量で完全燃焼させたときの排ガス量
解説:理論排ガス量は理論空気量で完全燃焼させたときに生じる排ガス量で、空気比が大きいほど実排ガス量は増える。
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問74.排煙脱硝技術のうち、触媒を用いず高温域で還元剤を噴霧する方法はどれか。
- ア.無触媒還元法(SNCR)
- イ.選択的触媒還元法(SCR)
- ウ.湿式石灰石膏法
- エ.活性炭吸着法
正解:ア.無触媒還元法(SNCR)
解説:無触媒還元法(SNCR)は触媒を使わず高温域でアンモニアや尿素を噴霧してNOxを還元する。
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問75.低NOx燃焼技術に該当しないものはどれか。
- ア.二段燃焼法
- イ.電気集じん法
- ウ.低NOxバーナー
- エ.排ガス再循環法
正解:イ.電気集じん法
解説:二段燃焼・排ガス再循環・低NOxバーナーは低NOx燃焼技術。電気集じんはばいじん除去技術で脱硝技術ではない。