公害防止管理者(大気関係第1種) 全分野の一問一答
📖 公害防止管理者(大気関係第1種)「全分野」の全375問と解説(一覧)
公害防止管理者(大気関係第1種)の全分野に関する一問一答(全375問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.粒子の空気力学径とは、その粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³(1000kg/m³)の球の直径をいう。
正解:○(正しい)
解説:空気力学径は対象粒子と同一の終末沈降速度を示す密度1g/cm³の球相当径として定義され、慣性や沈降を扱う集じん理論で広く用いられます。
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問2.ストークス径とは、対象粒子と同じ密度・同じ沈降速度をもつ球の直径のことである。
正解:○(正しい)
解説:ストークス径は対象粒子と同一密度かつ同一沈降速度を示す球の直径で、空気力学径とは密度の扱いが異なります。
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問3.レイノルズ数が小さい層流域では、球形粒子に働く抗力はストークスの法則で表され、抗力は速度の2乗に比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ストークス域では抗力は速度の1乗に比例します。速度の2乗に比例するのは慣性抵抗が支配的なニュートン域です。
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問4.粒径分布を対数正規分布で表すとき、幾何標準偏差が1に近いほど粒径のばらつきが小さい単分散に近い。
正解:○(正しい)
解説:幾何標準偏差σgは粒径分布の広がりを示し、σg=1で完全な単分散、値が大きいほど多分散になります。
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問5.個数基準の粒径分布を質量基準に換算すると、一般に平均粒径は小さい側に移動する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは大きい側に移動します。質量は径の3乗に比例し大粒子の寄与が強調されるため、質量基準は大粒径側に偏ります。
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問6.粉じんの安息角が大きい粉体ほど流動性が良く、ホッパーから排出されやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安息角が大きい粉体は付着性が強く流動性が悪いため、ホッパーから排出されにくくなります。
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問7.重力沈降室は、ガス流速を低くして粒子を重力で沈降分離する装置で、構造が簡単だが微小粒子の捕集には適さない。
正解:○(正しい)
解説:重力沈降室は数十µm以上の粗大粒子向けで、構造が単純で圧力損失が小さい一方、微小粒子の捕集効率は低いです。
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問8.重力沈降室の捕集効率は、装置の床面積を大きくし処理ガス量を増やすほど向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。処理ガス量を増やすと効率は低下します。効率は沈降面積に比例し処理ガス量に反比例します。
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問9.慣性力集じん装置は、含じんガスの流れの方向を急変させ、粒子の慣性によって気流から分離する装置である。
正解:○(正しい)
解説:慣性力集じん装置は障害物や流路の急激な方向転換で粒子を慣性により気流から離脱させ捕集します。
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問10.サイクロン(遠心力集じん装置)では、入口ガス流速を大きくすると遠心力が増し、分離径が小さくなる。
正解:○(正しい)
解説:入口流速が大きいほど遠心力(旋回速度の2乗に比例)が増大し、より小さな粒子まで捕集できるため分離径が小さくなります。
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問11.サイクロンの分離径(限界粒径)は、装置本体の直径を小さくすると大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。本体径を小さくすると旋回半径が小さくなり遠心力が増すため、分離径は小さくなります。
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問12.サイクロンの圧力損失は、入口ガス流速に反比例して減少する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはサイクロンの圧力損失は入口ガス流速のほぼ2乗に比例して増大します。
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問13.マルチサイクロンは大型サイクロンを1基用いることで、小型サイクロンを多数並列にしたものより分離径を小さくできる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。マルチサイクロンは小型サイクロンを多数並列に組み合わせた装置で、小径化により分離径を小さくします。
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問14.ベンチュリスクラバーは、のど部で高速の気流に水を噴霧し、液滴と粒子を慣性衝突させて捕集する洗浄集じん装置である。
正解:○(正しい)
解説:ベンチュリスクラバーはのど部の高速気流に噴霧液滴を分散させ、慣性衝突で微小粒子を捕集する高性能スクラバーです。
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問15.洗浄集じん装置は、捕集後の汚水処理が不要で、可燃性・爆発性ガスを含む含じんガスの処理には不向きである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。洗浄集じん装置は捕集後に汚水(スラリー)処理が必要ですが、湿式のため可燃性・爆発性粉じんの処理にはむしろ適します。
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問16.ベンチュリスクラバーは集じん効率が高いほど圧力損失が大きくなり、所要動力が増す傾向がある。
正解:○(正しい)
解説:ベンチュリスクラバーはのど部速度を上げるほど効率が向上しますが、圧力損失と所要動力も増大します。
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問17.ろ過集じん装置(バグフィルター)では、運転初期よりも一次付着層(ダスト層)が形成された後の方が微小粒子の捕集効率が高い。
正解:○(正しい)
解説:ろ布表面に形成された一次付着層(ダストケーキ)自体がろ材として働くため、付着層形成後の方が捕集効率が高くなります。
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問18.バグフィルターのろ過速度(見かけろ過速度)を大きくすると、圧力損失は小さくなり払い落とし頻度を減らせる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ろ過速度を大きくすると圧力損失が増大し、払い落とし頻度を増やす必要があります。
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問19.パルスジェット式バグフィルターは、ろ布の外側に粉じんを捕集し、内側から圧縮空気を瞬間的に噴射して払い落とす方式である。
正解:○(正しい)
解説:パルスジェット式は外面ろ過で、圧縮空気を内側へパルス噴射してろ布を瞬時に膨らませ付着層を払い落とします。
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問20.ガラス繊維製のろ布は耐熱性に劣り、150℃以上のガスには使用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはガラス繊維ろ布は耐熱性に優れ、約250〜300℃の高温ガスにも適用できます。
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問21.電気集じん装置(ESP)は、コロナ放電によって粒子を荷電し、電界中で集じん極に粒子を移動・捕集する装置である。
正解:○(正しい)
解説:ESPは放電極のコロナ放電で粒子を荷電し、電界によって集じん極へ移動させて捕集する装置です。
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問22.電気集じん装置のデウチ(Deutsch)の式によれば、集じん率は見かけ移動速度と集じん面積に対し指数関数的に変化する。
正解:○(正しい)
解説:デウチの式 η=1−exp(−A·w/Q) により、集じん率は見かけ移動速度wと集じん面積Aの積に対し指数関数的に増加します。
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問23.電気集じん装置では、ダストの電気抵抗率が低すぎても高すぎても集じん性能が低下する。
正解:○(正しい)
解説:電気抵抗率が低いと再飛散、高いと逆電離が起こり、いずれも性能低下を招きます。適正範囲は約10^4〜10^11Ω·cmです。
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問24.ダストの電気抵抗率が高すぎる場合に集じん極で起こる異常現象を逆電離(逆コロナ)という。
正解:○(正しい)
解説:高抵抗ダストでは堆積層内の電位勾配が過大となり、層内で局所放電(逆電離・逆コロナ)が発生し集じん性能が低下します。
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問25.電気抵抗率が低すぎるダストでは、集じん極に到達した粒子が電荷を失って再飛散しやすくなる。
正解:○(正しい)
解説:低抵抗ダストは集じん極で速やかに電荷を失い、極板から離脱・再飛散しやすくなって捕集効率が低下します。
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問26.電気集じん装置の見かけ移動速度を大きくすると、同じ集じん率を得るのに必要な集じん面積は大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。見かけ移動速度が大きいほど必要な集じん面積は小さくて済みます。デウチの式から面積は移動速度に反比例します。
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問27.湿式電気集じん装置は、集じん極を水膜で洗い流すため、逆電離が起こりやすく高抵抗ダストの処理には不向きである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。湿式ESPは水洗で付着層が薄く保たれるため逆電離が起こりにくく、高抵抗ダストの処理に適します。
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問28.総括集じん率は、各部分集じん率を粒径分布で重み付けして合成した装置全体の集じん率である。
正解:○(正しい)
解説:総括集じん率は粒径ごとの部分集じん率を入口の粒径分布で加重平均したもので、装置全体の性能を表します。
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問29.部分集じん率は粒径によらず一定であり、どの集じん装置でも粗大粒子と微小粒子の捕集効率は等しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。部分集じん率は粒径に強く依存し、一般に微小粒子ほど捕集が難しく効率が低下します。
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問30.二つの集じん装置を直列に設置した場合、全体の集じん率は各装置の集じん率の積で表される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは全体の通過率(=1−集じん率)が各装置の通過率の積で表されます。
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問31.重力集じん装置は一般に、サイクロンやバグフィルターよりも圧力損失が大きい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。重力集じん装置はガスをゆるやかに通すため圧力損失が小さく、サイクロンやバグフィルターより低圧損です。
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問32.バグフィルターは高温・腐食性ガスにも無条件で適用でき、ろ布材質の選定は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。バグフィルターはガス温度や腐食性に応じてろ布材質(ガラス繊維・フッ素樹脂等)を慎重に選定する必要があります。
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問33.等速吸引とは、ダクト内のガス流速と吸引ノズル入口のガス流速を等しくして試料を採取する方法である。
正解:○(正しい)
解説:等速吸引はノズル入口流速をダクト内流速と一致させ、粒子の慣性による偏りを防いで代表性ある試料を採取する手法です。
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問34.ダスト試料採取で吸引速度がダクト内流速より速い場合、慣性の大きい粗大粒子が過大に採取される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吸引速度が速いとガスは周囲から引き込まれますが粗大粒子は慣性で追従できず、粗大粒子は過小に採取されます。
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問35.煙道排ガス中のダスト濃度測定では、ダクト断面の中心1点のみで測定すれば代表値が得られる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはダクト断面内の流速・濃度分布が不均一なため、断面を区分し多点測定を行います。
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問36.石綿(アスベスト)は特定粉じんに該当し、その発生施設には特定粉じん発生施設としての規制が適用される。
正解:○(正しい)
解説:石綿は大気汚染防止法上の特定粉じんで、製造・加工施設は特定粉じん発生施設として敷地境界基準等の規制対象です。
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問37.一般粉じん発生施設には、コークス炉、鉱物等の堆積場、ベルトコンベヤ、破砕機などが含まれる。
正解:○(正しい)
解説:コークス炉、鉱物等の堆積場、ベルトコンベヤ、破砕・摩砕機などは大気汚染防止法上の一般粉じん発生施設に該当します。
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問38.乾式の慣性力集じん装置は、サイクロンよりも微小粒子の捕集効率が高く、サブミクロン粒子も高効率で除去できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。慣性力集じん装置はサイクロンより捕集径が大きく、サブミクロン粒子の捕集には適しません。
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問39.重力沈降室における粒子の終末沈降速度は、ストークス域では粒子径とどのような関係にあるか。
- ア.粒子径の1/2乗に比例する
- イ.粒子径の1乗に比例する
- ウ.粒子径の2乗に比例する
- エ.粒子径に反比例する
正解:ウ.粒子径の2乗に比例する
解説:ストークスの法則による終末沈降速度は vt=(ρp−ρ)g·dp²/(18µ) で表され、粒子径dpの2乗に比例します。
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問40.電気集じん装置で、ダストの電気抵抗率が高すぎる場合に集じん極の堆積層内で起こる異常現象はどれか。
- ア.再飛散
- イ.スパークオーバー
- ウ.コロナ電流の停止
- エ.逆電離(逆コロナ)
正解:エ.逆電離(逆コロナ)
解説:高抵抗ダストでは堆積層内の電位勾配が過大になり局所放電が生じます。これを逆電離(逆コロナ)といいます。
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問41.次のうち、一般に最も微小な粒子(サブミクロン領域)まで高効率で捕集できる集じん装置はどれか。
- ア.バグフィルター
- イ.重力沈降室
- ウ.単段サイクロン
- エ.慣性力集じん装置
正解:ア.バグフィルター
解説:バグフィルターはサブミクロン粒子も高効率で捕集できますが、重力沈降室や慣性力集じん装置は粗大粒子向けです。
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問42.デウチ(Deutsch)の式 η=1−exp(−A·w/Q) において、wが表す量はどれか。
- ア.ガス入口流速
- イ.見かけ移動速度
- ウ.コロナ放電電圧
- エ.集じん極の面積
正解:イ.見かけ移動速度
解説:wは粒子の見かけ移動速度(集じん極へ向かう実効的な移動速度)を表し、ESPの集じん性能を決める重要なパラメータです。
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問43.サイクロンの圧力損失は、入口ガス流速に対しておおむねどのように変化するか。
- ア.流速に反比例する
- イ.流速の1乗に比例する
- ウ.流速の2乗に比例する
- エ.流速によらず一定
正解:ウ.流速の2乗に比例する
解説:サイクロンの圧力損失は速度ヘッドに比例するため、入口ガス流速のほぼ2乗に比例して増大します。
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問44.バグフィルターのろ布払い落とし方式として用いられないものはどれか。
- ア.パルスジェット式
- イ.機械振動式
- ウ.逆気流式
- エ.コロナ放電式
正解:エ.コロナ放電式
解説:パルスジェット式、機械振動式、逆気流式が代表的な払い落とし方式です。コロナ放電式はESPに関する用語で払い落とし方式ではありません。
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問45.ダスト試料採取において、吸引速度がダクト内流速より遅い場合に生じる現象はどれか。
- ア.粗大粒子が過大に採取される
- イ.全粒径で過小採取となる
- ウ.微小粒子が過大に採取される
- エ.粒径によらず正確に採取される
正解:ア.粗大粒子が過大に採取される
解説:吸引速度が遅いと一部のガスがノズルを迂回しますが、粗大粒子は慣性でノズルに入り込むため粗大粒子が過大に採取されます。
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問46.次のうち、洗浄集じん装置(湿式集じん装置)の特徴として正しいものはどれか。
- ア.捕集後の汚水処理が不要である
- イ.捕集後に汚水(スラリー)処理が必要となる
- ウ.可燃性粉じんの処理には使用できない
- エ.ガスの冷却・加湿は一切起こらない
正解:イ.捕集後に汚水(スラリー)処理が必要となる
解説:湿式集じん装置は捕集後に汚水(スラリー)処理が必要となる点が大きな特徴で、可燃性粉じんの処理にも適します。
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問47.粒子の沈降速度に関するレイノルズ数が非常に小さい領域の名称はどれか。
- ア.ニュートン域
- イ.アレン域
- ウ.ストークス域
- エ.遷移域
正解:ウ.ストークス域
解説:レイノルズ数が非常に小さく粘性抵抗が支配的な層流域をストークス域といい、抗力は速度の1乗に比例します。
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問48.電気集じん装置でダストの電気抵抗率が低すぎる場合に起こりやすい現象はどれか。
- ア.逆電離
- イ.コロナ放電の停止
- ウ.絶縁破壊
- エ.再飛散
正解:エ.再飛散
解説:低抵抗ダストは集じん極で速やかに電荷を失い、極板から離脱して気流中へ戻る再飛散が起こりやすくなります。
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問49.重力沈降室の捕集効率を高める方法として最も適切なものはどれか。
- ア.沈降面積を大きくする
- イ.室内ガス流速を高める
- ウ.室の高さを高くする
- エ.処理ガス量を増やす
正解:ア.沈降面積を大きくする
解説:重力沈降室の効率は沈降面積に比例し処理ガス量に反比例するため、沈降面積を増やす(棚段を設ける等)と効率が向上します。
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問50.次のうち、サイクロンの分離径(限界粒径)を小さくする操作として正しいものはどれか。
- ア.本体直径を大きくする
- イ.本体直径を小さくする
- ウ.処理ガス温度を上げる
- エ.入口ガス流速を下げる
正解:イ.本体直径を小さくする
解説:サイクロン本体の直径を小さくすると旋回半径が小さくなって遠心力が増大し、より小さい粒子まで捕集でき分離径が小さくなります。
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問51.電気集じん装置の構成要素として、コロナ放電を発生させる電極の名称はどれか。
- ア.集じん極
- イ.接地極
- ウ.放電極
- エ.補助極
正解:ウ.放電極
解説:放電極(コロナ電極)に高電圧を印加してコロナ放電を発生させ、粒子を荷電します。集じん極は荷電粒子を捕集する平板極です。
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問52.ガラス繊維製ろ布が一般に適用できるガス温度の上限の目安はどれか。
- ア.約80℃
- イ.約600℃
- ウ.約150℃
- エ.約250〜300℃
正解:エ.約250〜300℃
解説:ガラス繊維ろ布は耐熱性に優れ、おおむね250〜300℃程度の高温ガスに適用できます。
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問53.二つの集じん装置を直列に設置し、それぞれの集じん率が90%と80%のとき、全体の集じん率はおよそいくらか。
- ア.98%
- イ.85%
- ウ.94%
- エ.99.5%
正解:ア.98%
解説:全体通過率=0.10×0.20=0.02。よって全体集じん率=1−0.02=0.98、すなわち98%となります。
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問54.ベンチュリスクラバーで集じん効率を高める主な操作はどれか。
- ア.噴霧水を止める
- イ.のど部のガス速度を高める
- ウ.のど部のガス速度を下げる
- エ.ガスを冷却して流速を落とす
正解:イ.のど部のガス速度を高める
解説:のど部のガス速度を高めると気液の相対速度が増し慣性衝突が促進されて効率が向上しますが、圧力損失も増大します。
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問55.電気集じん装置の見かけ移動速度を2倍にしたとき、デウチの式によれば必要な集じん面積はどう変わるか(同一集じん率の場合)。
- ア.2倍になる
- イ.変わらない
- ウ.1/2になる
- エ.4倍になる
正解:ウ.1/2になる
解説:デウチの式から集じん面積A=−Q·ln(1−η)/wであり、wに反比例します。wを2倍にすると必要面積は1/2になります。
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問56.慣性力集じん装置の捕集原理として正しいものはどれか。
- ア.静電気力で粒子を集める
- イ.重力でゆるやかに沈降させる
- ウ.水膜に粒子を吸収させる
- エ.気流の方向を急変させ慣性で粒子を分離する
正解:エ.気流の方向を急変させ慣性で粒子を分離する
解説:慣性力集じん装置は気流の方向を急変させ、慣性により気流に追従できない粒子を分離・捕集します。
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問57.ダスト試料採取で代表性のある試料を得るために必須となる条件はどれか。
- ア.等速吸引
- イ.できるだけ遅い吸引
- ウ.間欠的な吸引
- エ.できるだけ速い吸引
正解:ア.等速吸引
解説:等速吸引(ノズル入口流速=ダクト内流速)が代表性確保の必須条件で、慣性による粒子の偏り採取を防ぎます。
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問58.質量基準の粒径分布は、個数基準の粒径分布と比べて一般にどうなるか。
- ア.小粒径側に偏る
- イ.大粒径側に偏る
- ウ.完全に一致する
- エ.分布の形が逆転する
正解:イ.大粒径側に偏る
解説:質量は粒径の3乗に比例するため大粒子の寄与が強調され、質量基準の分布は個数基準より大粒径側に偏ります。
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問59.湿式電気集じん装置が乾式に比べて有利な点として正しいものはどれか。
- ア.汚水処理が不要である
- イ.消費電力が必ず小さい
- ウ.高抵抗ダストでも逆電離が起こりにくい
- エ.可動部が一切ない
正解:ウ.高抵抗ダストでも逆電離が起こりにくい
解説:湿式ESPは集じん極を水で洗うため付着層が薄く保たれ、高抵抗ダストでも逆電離が起こりにくい利点があります。
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問60.ろ過集じん装置で一次付着層(ダストケーキ)が果たす役割として正しいものはどれか。
- ア.ガス温度を下げる
- イ.圧力損失を小さくする
- ウ.ろ布の寿命を縮める
- エ.ろ材として微小粒子の捕集効率を高める
正解:エ.ろ材として微小粒子の捕集効率を高める
解説:ろ布表面の一次付着層自体がろ材として機能し、ろ布単独より微小粒子の捕集効率を高めます。
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問61.煙道内ダスト濃度測定で多点測定を行う主な理由はどれか。
- ア.断面内の流速・濃度分布が不均一だから
- イ.ノズルの摩耗を防ぐため
- ウ.吸引ポンプの能力が小さいから
- エ.測定時間を短縮するため
正解:ア.断面内の流速・濃度分布が不均一だから
解説:ダクト断面内では流速や濃度の分布が不均一なため、断面を区分し多点で測定して代表値を求めます。
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問62.安息角の大きい粉体に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.流動性が良くホッパーから排出されやすい
- イ.付着性が強く流動性が悪い
- ウ.電気抵抗率が必ず低い
- エ.必ず粗大粒子のみからなる
正解:イ.付着性が強く流動性が悪い
解説:安息角が大きい粉体は付着性・凝集性が強く流動性が悪いため、ホッパーやシュートで詰まりやすくなります。
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問63.電気集じん装置で粒子に電荷を与える主な物理現象はどれか。
- ア.熱泳動
- イ.重力沈降
- ウ.コロナ放電によるイオン付着
- エ.遠心分離
正解:ウ.コロナ放電によるイオン付着
解説:放電極でのコロナ放電により生じたイオンが粒子に付着し、粒子を荷電(帯電)させます。
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問64.次のうち、大気汚染防止法上の特定粉じんに該当するものはどれか。
- ア.石炭粉
- イ.セメント粉
- ウ.鉄鉱石粉
- エ.石綿(アスベスト)
正解:エ.石綿(アスベスト)
解説:大気汚染防止法上の特定粉じんは石綿(アスベスト)であり、人の健康被害との関連から特別な規制が設けられています。
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問65.電気集じん装置で良好な集じん性能が得られるダストの電気抵抗率の適正範囲はおよそどれか。
- ア.10^4〜10^11Ω·cm
- イ.抵抗率は性能に無関係
- ウ.10^14〜10^18Ω·cm
- エ.10^-2〜10^0Ω·cm
正解:ア.10^4〜10^11Ω·cm
解説:電気抵抗率がおおむね10^4〜10^11Ω·cmの範囲で良好な集じんが得られ、これより低いと再飛散、高いと逆電離が起こります。
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問66.パルスジェット式バグフィルターの払い落としに用いられるものはどれか。
- ア.機械振動
- イ.圧縮空気の瞬間噴射
- ウ.超音波
- エ.逆方向の気流
正解:イ.圧縮空気の瞬間噴射
解説:パルスジェット式は圧縮空気を瞬間的にろ布内側へ噴射し、ろ布を急膨張させて付着ダスト層を払い落とします。
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問67.次のうち、一般粉じん発生施設に該当しないものはどれか。
- ア.コークス炉
- イ.鉱物等の堆積場
- ウ.石綿の製造・加工施設
- エ.ベルトコンベヤ
正解:ウ.石綿の製造・加工施設
解説:コークス炉、鉱物等の堆積場、ベルトコンベヤは一般粉じん発生施設ですが、石綿の製造・加工施設は特定粉じん発生施設です。
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問68.集じん装置の選定にあたり、サブミクロン粒子を高効率で捕集しつつ高温ガスにも対応したい場合に適する装置はどれか。
- ア.単段サイクロン
- イ.重力沈降室
- ウ.慣性力集じん装置
- エ.電気集じん装置
正解:エ.電気集じん装置
解説:電気集じん装置は微小粒子を高効率で捕集でき、耐熱構造とすれば高温ガスにも対応できます。重力沈降室や慣性力集じん装置は微小粒子に不向きです。
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問69.総括集じん率に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.部分集じん率を入口粒径分布で加重平均した値である
- イ.粒径によらず一定の値である
- ウ.最大粒径の部分集じん率に等しい
- エ.常に100%である
正解:ア.部分集じん率を入口粒径分布で加重平均した値である
解説:総括集じん率は粒径ごとの部分集じん率を入口の粒径分布で加重平均した装置全体の集じん率です。
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問70.ベンチュリスクラバーののど部における集じん作用の主な機構はどれか。
- ア.静電気力による吸着
- イ.液滴と粒子の慣性衝突
- ウ.重力沈降
- エ.熱泳動
正解:イ.液滴と粒子の慣性衝突
解説:のど部で高速気流に分散された噴霧液滴と粒子が慣性衝突することで微小粒子が捕集されます。
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問71.次のうち、空気力学径の定義として正しいものはどれか。
- ア.対象粒子と同じ体積をもつ球の直径
- イ.対象粒子と同じ表面積をもつ球の直径
- ウ.対象粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³の球の直径
- エ.対象粒子と同じ質量をもつ球の直径
正解:ウ.対象粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³の球の直径
解説:空気力学径は対象粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³の球の直径として定義されます。
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問72.重力沈降室の特徴として正しいものはどれか。
- ア.微小粒子を高効率で捕集できる
- イ.可動部が多く故障しやすい
- ウ.圧力損失が非常に大きい
- エ.構造が簡単で圧力損失が小さい
正解:エ.構造が簡単で圧力損失が小さい
解説:重力沈降室は構造が簡単で圧力損失が小さい一方、微小粒子の捕集効率が低く粗大粒子向けの一次除じんに用いられます。
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問73.ばいじんの処理・処分に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.重金属を含むばいじんは性状に応じた適正処理が必要である
- イ.集じんしたばいじんはすべて大気へ再放出してよい
- ウ.ばいじんは必ず焼却処分しなければならない
- エ.ばいじんの処分には法的規制が一切ない
正解:ア.重金属を含むばいじんは性状に応じた適正処理が必要である
解説:集じんしたばいじんは性状に応じて再利用または埋立処分され、重金属など有害物質を含む場合は適正処理が求められます。
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問74.煙道排ガス中のダスト濃度測定でダクト断面を区分する際の分け方として適切なものはどれか。
- ア.断面の中心1点のみ
- イ.等面積に区分した複数点
- ウ.入口に近い側だけ
- エ.ダクト壁面のみ
正解:イ.等面積に区分した複数点
解説:流速・濃度分布の不均一に対応するため、ダクト断面を等面積に区分し各区画の代表点で測定します。
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問75.サイクロンの性能に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.入口流速を上げると圧力損失が小さくなる
- イ.入口流速を上げると分離径が大きくなる
- ウ.入口流速を上げると分離径が小さくなる
- エ.入口流速は性能に無関係である
正解:ウ.入口流速を上げると分離径が小さくなる
解説:入口ガス流速を上げると遠心力が増して分離径は小さくなりますが、圧力損失は流速の2乗で増大します。
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問76.環境基本法は、環境の保全について基本理念を定め、国・地方公共団体・事業者・国民の責務を明らかにした法律である。
正解:○(正しい)
解説:環境基本法は1993年に制定され、環境保全の基本理念と各主体の責務を定める基本法である。
-
問77.環境基本法でいう公害には、大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動・地盤沈下・悪臭の7種類が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:これらは典型7公害と呼ばれ、環境基本法第2条で公害として定義されている。
-
問78.環境基準は事業者が遵守すべき排出基準であり、違反すると直ちに罰則が科される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。環境基準は行政の達成目標であり、事業者を直接規制する排出基準とは異なり罰則を伴わない。
-
問79.環境基本計画は、環境の保全に関する施策の総合的かつ計画的な推進を図るために政府が定める計画である。
正解:○(正しい)
解説:環境基本計画は環境基本法第15条に基づき政府が定め、長期的な環境政策の指針となる。
-
問80.環境影響評価法では、事業者が作成した準備書について住民や知事の意見を聴く手続は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。準備書については住民や知事等の意見を聴く手続が義務付けられており、意見反映が制度の核心である。
-
問81.ISO14001は、組織が環境マネジメントシステムを構築・運用するための国際規格である。
正解:○(正しい)
解説:ISO14001は環境マネジメントシステム(EMS)の要求事項を定めた国際規格である。
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問82.環境マネジメントシステムにおけるPDCAサイクルのうち、点検を表すのはDoの段階である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。点検を表すのはCheckの段階であり、Doは実施を表す。
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問83.PRTR制度の対象化学物質を取り扱う事業者は、排出量を国に届け出る義務がなく自主管理に委ねられている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。PRTR制度では一定要件の事業者に対し排出量・移動量の国への届出が義務付けられている。
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問84.京都議定書は、先進国に対し温室効果ガスの排出量削減の数値目標を課した国際的な枠組みである。
正解:○(正しい)
解説:京都議定書は1997年に採択され、先進国に法的拘束力のある削減目標を設定した。
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問85.モントリオール議定書は、地球温暖化を防止するために二酸化炭素の排出を規制する国際条約である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。モントリオール議定書はオゾン層を破壊するフロン等の物質の生産・消費を規制する条約である。
-
問86.オゾン層の破壊は、主にフロン類が成層圏で塩素を放出し、オゾンを分解することによって生じる。
正解:○(正しい)
解説:フロン類が成層圏で紫外線により分解され、塩素ラジカルがオゾンを連鎖的に破壊する。
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問87.酸性雨は、硫黄酸化物や窒素酸化物が大気中で変化し、雨水に溶け込んでpHを低下させる現象である。
正解:○(正しい)
解説:SOxやNOxが硫酸・硝酸となり降水のpHを下げ、酸性雨を引き起こす。
-
問88.地球温暖化の主な原因物質は二酸化炭素であり、メタンや一酸化二窒素は温室効果ガスに含まれない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。メタンや一酸化二窒素、フロン類も温室効果ガスであり、京都議定書の対象に含まれる。
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問89.循環型社会形成推進基本法は、廃棄物の発生抑制や資源の循環的利用を進めるための基本的枠組みを定めた法律である。
正解:○(正しい)
解説:循環型社会形成推進基本法は2000年制定で、3Rを推進する基本法である。
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問90.循環型社会において優先されるべき対策の順位は、リサイクルが最優先でありリデュースは最後である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。優先順位はリデュースが最優先で、次にリユース、リサイクルの順である。
-
問91.産業廃棄物の処理責任は排出した事業者にあり、最終処分まで適正に行う責務を負う。
正解:○(正しい)
解説:廃棄物処理法は排出事業者責任の原則を定め、産業廃棄物は事業者が適正処理する責務を負う。
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問92.イタイイタイ病は、有機水銀によって引き起こされた中枢神経の疾患である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。イタイイタイ病はカドミウムによる骨軟化症であり、有機水銀が原因なのは水俣病である。
-
問93.四日市ぜんそくは、工場から排出された硫黄酸化物などによる大気汚染が原因とされる。
正解:○(正しい)
解説:四日市ぜんそくは石油コンビナートからのSOx等による大気汚染が原因の呼吸器疾患である。
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問94.特定工場における公害防止組織の整備に関する法律は、一定の工場に公害防止管理者等の選任を義務付けている。
正解:○(正しい)
解説:公害防止組織整備法は特定工場に対し公害防止統括者・管理者等の選任を義務付ける。
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問95.公害防止統括者には、公害防止に関する国家試験合格などの技術的資格が必ず必要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。公害防止統括者には技術的資格は不要であり、技術資格が必要なのは公害防止管理者である。
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問96.公害防止管理者は、ばい煙や排出水などの測定の管理や使用する燃料・原材料の検査などの業務を行う。
正解:○(正しい)
解説:公害防止管理者はばい煙・排水の測定管理、燃料・原材料の検査等の技術的業務を担う。
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問97.地盤沈下は典型7公害に含まれず、自然災害として扱われている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。地盤沈下は環境基本法の典型7公害の一つであり、地下水の過剰採取等により生じる人為的公害である。
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問98.汚染者負担の原則(PPP)とは、公害防止や被害救済の費用を汚染者が負担すべきとする考え方である。
正解:○(正しい)
解説:PPPはOECDが提唱した原則で、汚染防止・救済費用を汚染原因者が負担すべきとする。
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問99.水質汚濁の環境基準において、カドミウムや鉛などの有害物質は生活環境項目に分類される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。カドミウムや鉛などの有害物質は健康項目に分類され、BOD等が生活環境項目である。
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問100.カーボンニュートラルとは、温室効果ガスの排出量を増やし続けることを意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。カーボンニュートラルは排出量と吸収・除去量を均衡させ実質排出ゼロを目指す概念である。
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問101.環境基準は、設定後はその後の科学的知見の変化にかかわらず一度決めたら見直されることはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。環境基準は科学的判断の進歩等に応じて適切な改定を行うものとされている。
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問102.公害防止管理者を選任すべき事由が生じた場合、事業者は所定の期間内に選任し届け出る必要がある。
正解:○(正しい)
解説:公害防止組織整備法では、公害防止管理者の選任は事由発生から60日以内、届出は選任後30日以内(公害防止統括者は選任も30日以内)。
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問103.環境基本法では、地方公共団体は国の施策に準じた施策を実施する責務を負わないとされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。地方公共団体は国の施策に準じた施策と、地域の自然的社会的条件に応じた施策を実施する責務を負う。
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問104.地球温暖化対策の推進に関する法律は、温室効果ガスの排出抑制等を促進するための法律である。
正解:○(正しい)
解説:温対法は1998年制定で、国・地方・事業者・国民が連携し温暖化対策を推進する枠組みを定める。
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問105.光化学オキシダントの環境基準は、近年ほぼ全ての測定局で達成されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。光化学オキシダントの環境基準達成率は著しく低く、ほぼ全測定局で未達成の状態が続いている。
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問106.環境基本法は、環境への負荷の少ない持続的発展が可能な社会の構築を基本理念の一つとしている。
正解:○(正しい)
解説:環境基本法は持続可能な社会の構築を基本理念に掲げ、各主体の取組を求める。
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問107.悪臭は感覚公害の一つであり、典型7公害には含まれていない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。悪臭は騒音・振動とともに感覚公害と呼ばれるが、典型7公害の一つに含まれる。
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問108.持続可能な開発目標(SDGs)は、2030年を達成年限とする17の国際的な目標である。
正解:○(正しい)
解説:SDGsは2015年に国連で採択され、2030年を期限とする17の目標で構成される。
-
問109.ヒートアイランド現象は、都市部の気温が郊外より低くなる現象である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ヒートアイランド現象は都市部の気温が郊外より高くなる現象である。
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問110.環境基本法における事業者の責務には、公害防止のための必要な措置を講ずることが含まれる。
正解:○(正しい)
解説:事業者は事業活動に伴う公害防止や自然環境保全に必要な措置を講ずる責務を負う。
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問111.代替フロンであるHFCはオゾン層を破壊しないため、温室効果も全くなく規制対象外である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。HFCはオゾン層は破壊しないが強力な温室効果ガスであり、キガリ改正等で規制対象となっている。
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問112.環境基準のうち騒音に係る基準は、地域の類型や時間帯(昼間・夜間)ごとに定められている。
正解:○(正しい)
解説:騒音の環境基準は地域類型と昼間・夜間の時間帯区分ごとに数値が設定されている。
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問113.公害防止管理者の資格は、業務内容に関わらず一種類のみであり区分は設けられていない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。公害防止管理者には大気・水質・騒音振動・ダイオキシン類等の区分があり複数種類が設けられている。
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問114.環境基本法において公害として定められている典型7公害に含まれないものはどれか。
- ア.悪臭
- イ.騒音
- ウ.地盤沈下
- エ.日照阻害
正解:エ.日照阻害
解説:日照阻害は典型7公害に含まれない。大気汚染・水質汚濁・土壌汚染・騒音・振動・地盤沈下・悪臭が該当する。
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問115.オゾン層を破壊する物質の生産・消費を規制する国際的な議定書はどれか。
- ア.モントリオール議定書
- イ.京都議定書
- ウ.パリ協定
- エ.バーゼル条約
正解:ア.モントリオール議定書
解説:モントリオール議定書はオゾン層破壊物質を規制する。京都議定書とパリ協定は温暖化対策である。
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問116.環境基本法に基づき、環境保全に関する施策の総合的かつ計画的推進を図るために政府が定めるものはどれか。
- ア.環境影響評価書
- イ.環境基本計画
- ウ.環境白書
- エ.公害防止計画書
正解:イ.環境基本計画
解説:環境基本計画は政府が定める環境政策の総合的な長期指針である。
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問117.四大公害病のうち、カドミウムが原因物質とされる疾患はどれか。
- ア.四日市ぜんそく
- イ.新潟水俣病
- ウ.イタイイタイ病
- エ.水俣病
正解:ウ.イタイイタイ病
解説:イタイイタイ病はカドミウムによる骨軟化症である。水俣病は有機水銀が原因である。
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問118.製品の原料採取から製造・使用・廃棄までの全段階の環境負荷を評価する手法はどれか。
- ア.PRTR
- イ.環境アセスメント
- ウ.環境会計
- エ.LCA
正解:エ.LCA
解説:LCA(ライフサイクルアセスメント)は製品のライフサイクル全体の環境負荷を評価する。
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問119.3Rのうち、最も優先されるべき取組はどれか。
- ア.リデュース
- イ.リサイクル
- ウ.リユース
- エ.熱回収
正解:ア.リデュース
解説:リデュース(発生抑制)が最優先であり、次にリユース、リサイクルの順となる。
-
問120.特定工場における公害防止組織の整備に関する法律で選任が定められていない者はどれか。
- ア.公害防止統括者
- イ.環境計量士
- ウ.公害防止管理者
- エ.公害防止主任管理者
正解:イ.環境計量士
解説:環境計量士はこの法律の選任対象ではない。統括者・管理者・主任管理者が選任対象である。
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問121.温室効果ガスに該当しないものはどれか。
- ア.二酸化炭素
- イ.メタン
- ウ.窒素
- エ.一酸化二窒素
正解:ウ.窒素
解説:窒素は温室効果ガスではない。二酸化炭素・メタン・一酸化二窒素は温室効果ガスである。
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問122.有害廃棄物の国境を越える移動及びその処分の規制に関する条約はどれか。
- ア.ラムサール条約
- イ.ワシントン条約
- ウ.ウィーン条約
- エ.バーゼル条約
正解:エ.バーゼル条約
解説:バーゼル条約は有害廃棄物の越境移動を規制する条約である。
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問123.環境マネジメントシステムの国際規格として正しいものはどれか。
- ア.ISO14001
- イ.ISO22000
- ウ.ISO9001
- エ.ISO27001
正解:ア.ISO14001
解説:ISO14001が環境マネジメントシステムの国際規格である。ISO9001は品質マネジメントの規格である。
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問124.汚染者負担の原則を表す略語はどれか。
- ア.BAT
- イ.PPP
- ウ.PRTR
- エ.BAU
正解:イ.PPP
解説:PPP(Polluter Pays Principle)は汚染者負担の原則を表す。
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問125.環境基準に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.違反者に直ちに罰則を科す排出基準である
- イ.事業者が守るべき技術基準である
- ウ.維持されることが望ましい行政上の目標である
- エ.製品の品質基準である
正解:ウ.維持されることが望ましい行政上の目標である
解説:環境基準は維持されることが望ましい行政上の目標であり、達成努力義務がある。
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問126.PRTR制度に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.廃棄物の不法投棄を取り締まる制度
- イ.温室効果ガスの排出量取引制度
- ウ.環境ラベルの認証制度
- エ.化学物質の排出量・移動量を届け出る制度
正解:エ.化学物質の排出量・移動量を届け出る制度
解説:PRTR制度は対象化学物質の環境への排出量・移動量を把握し国に届け出る制度である。
-
問127.環境影響評価法の手続で、調査・予測・評価の手法を示す文書はどれか。
- ア.方法書
- イ.準備書
- ウ.評価書
- エ.報告書
正解:ア.方法書
解説:方法書は環境アセスメントで実施する調査・予測・評価の手法を示す文書である。
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問128.地球温暖化に伴って生じる現象として最も適切なものはどれか。
- ア.オゾンホールの拡大
- イ.海面の上昇
- ウ.光化学スモッグ
- エ.酸性雨の発生
正解:イ.海面の上昇
解説:海面上昇は地球温暖化により海水の膨張や氷河融解で生じる。オゾンホールは別の問題である。
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問129.循環型社会形成推進基本法で定める対策の優先順位として、リサイクルより優先されるものはどれか。
- ア.熱回収
- イ.適正処分
- ウ.リユース
- エ.埋立処分
正解:ウ.リユース
解説:リユース(再使用)はリサイクルより優先される。発生抑制→再使用→再生利用の順である。
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問130.水質汚濁に係る環境基準のうち、健康項目に該当するものはどれか。
- ア.BOD
- イ.COD
- ウ.SS
- エ.カドミウム
正解:エ.カドミウム
解説:カドミウムは健康項目に該当する。BODやCODは生活環境項目である。
-
問131.先進国に温室効果ガス排出量の数値目標を課した1997年採択の国際的枠組みはどれか。
- ア.京都議定書
- イ.パリ協定
- ウ.リオ宣言
- エ.アジェンダ21
正解:ア.京都議定書
解説:京都議定書は1997年採択で、先進国に法的拘束力のある削減目標を課した。
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問132.公害防止統括者の役割として最も適切なものはどれか。
- ア.ばい煙の測定を直接行う
- イ.公害防止業務を統括管理する
- ウ.環境基準を設定する
- エ.環境アセスメントを実施する
正解:イ.公害防止業務を統括管理する
解説:公害防止統括者は特定工場の公害防止業務を統括管理する責任者である。
-
問133.環境基本法の基本理念に含まれないものはどれか。
- ア.環境の恵沢の享受と継承
- イ.持続的発展が可能な社会の構築
- ウ.経済成長の最優先
- エ.国際的協調による地球環境保全
正解:ウ.経済成長の最優先
解説:経済成長の最優先は基本理念ではない。環境恵沢の享受と継承、持続可能な社会の構築等が理念である。
-
問134.酸性雨の主な原因物質はどれか。
- ア.フロン類
- イ.メタン
- ウ.二酸化炭素
- エ.硫黄酸化物と窒素酸化物
正解:エ.硫黄酸化物と窒素酸化物
解説:硫黄酸化物と窒素酸化物が大気中で硫酸・硝酸となり酸性雨を引き起こす。
-
問135.環境ラベルに関する記述として正しいものはどれか。
- ア.製品の環境情報を消費者に伝える表示
- イ.廃棄物処理の許可証
- ウ.温室効果ガスの排出枠
- エ.有害物質の排出を許可する証明書
正解:ア.製品の環境情報を消費者に伝える表示
解説:環境ラベルは製品の環境負荷情報を消費者に伝え、環境配慮製品の選択を促す表示である。
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問136.化管法が定める2つの制度の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.ISO制度と環境ラベル制度
- イ.PRTR制度とSDS制度
- ウ.環境基準と排出基準
- エ.アセスメントとモニタリング
正解:イ.PRTR制度とSDS制度
解説:化管法はPRTR制度とSDS制度の2本柱からなる。
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問137.我が国の大気環境基準のうち、近年も達成率が著しく低い項目はどれか。
- ア.二酸化硫黄
- イ.一酸化炭素
- ウ.光化学オキシダント
- エ.二酸化窒素
正解:ウ.光化学オキシダント
解説:光化学オキシダントは達成率が著しく低く、改善が進まない項目である。
-
問138.生物多様性条約の目的に含まれないものはどれか。
- ア.生物多様性の保全
- イ.生物資源の持続可能な利用
- ウ.遺伝資源の利益配分
- エ.温室効果ガスの削減
正解:エ.温室効果ガスの削減
解説:温室効果ガスの削減は生物多様性条約の目的ではない。保全・持続可能な利用・利益配分が目的である。
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問139.環境基本法上の公害の定義に該当するものはどれか。
- ア.事業活動等に伴う相当範囲の大気汚染等による被害
- イ.自然災害による被害
- ウ.個人間の騒音トラブル
- エ.製品の欠陥による被害
正解:ア.事業活動等に伴う相当範囲の大気汚染等による被害
解説:事業活動等に伴い相当範囲にわたる大気汚染等で健康や生活環境に被害が生じることが公害である。
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問140.公害防止管理者の主な職務に該当するものはどれか。
- ア.環境基準の設定
- イ.ばい煙や排出水の測定の管理
- ウ.環境影響評価法の制定
- エ.廃棄物処理計画の策定
正解:イ.ばい煙や排出水の測定の管理
解説:公害防止管理者はばい煙や排出水の測定の管理等の技術的業務を行う。
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問141.持続可能な開発目標(SDGs)の達成期限とされる年はどれか。
- ア.2025年
- イ.2040年
- ウ.2030年
- エ.2050年
正解:ウ.2030年
解説:SDGsは2015年採択で、2030年を達成期限とする17の目標である。
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問142.環境基本法の前身となった、公害対策を目的とした法律はどれか。
- ア.大気汚染防止法
- イ.自然公園法
- ウ.廃棄物処理法
- エ.公害対策基本法
正解:エ.公害対策基本法
解説:公害対策基本法が環境基本法の前身であり、発展的に解消された。
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問143.行政・事業者・住民が環境リスクに関する情報を共有し相互理解を図る取組はどれか。
- ア.リスクコミュニケーション
- イ.環境アセスメント
- ウ.環境会計
- エ.環境監査
正解:ア.リスクコミュニケーション
解説:リスクコミュニケーションは関係者間でリスク情報を共有し相互理解を図る取組である。
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問144.環境マネジメントシステムにおけるPDCAサイクルの「C」が表すものはどれか。
- ア.計画
- イ.点検
- ウ.実施
- エ.見直し
正解:イ.点検
解説:PDCAのCはCheck(点検・評価)を表す。Pは計画、Dは実施、Aは見直しである。
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問145.四日市ぜんそくの主な原因とされる大気汚染物質はどれか。
- ア.二酸化炭素
- イ.フロン類
- ウ.硫黄酸化物
- エ.オゾン
正解:ウ.硫黄酸化物
解説:四日市ぜんそくは石油コンビナートから排出された硫黄酸化物が主な原因である。
-
問146.カーボンニュートラルの意味として正しいものはどれか。
- ア.排出量を増やし続けること
- イ.炭素税を導入すること
- ウ.炭素を全く排出しないこと
- エ.排出量と吸収量を均衡させ実質ゼロにすること
正解:エ.排出量と吸収量を均衡させ実質ゼロにすること
解説:カーボンニュートラルは温室効果ガスの排出量と吸収・除去量を均衡させ実質ゼロにすることである。
-
問147.公害防止管理者を選任すべき事由が生じてから選任・届出を行うべき期間として正しいものはどれか。
- ア.30日以内
- イ.14日以内
- ウ.7日以内
- エ.60日以内
正解:エ.60日以内
解説:公害防止管理者の選任は事由発生から60日以内、届出は選任後30日以内(公害防止統括者は選任も30日以内)。よって選任に要する最長期間は60日以内。
-
問148.環境基準が定められている分野として適切でないものはどれか。
- ア.大気の汚染
- イ.悪臭
- ウ.騒音
- エ.水質の汚濁
正解:イ.悪臭
解説:悪臭については環境基準は定められていない。大気・水質・騒音・土壌は環境基準が定められている。
-
問149.地球温暖化対策の推進に関する法律(温対法)に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.オゾン層保護を目的とする
- イ.有害廃棄物の越境移動を規制する
- ウ.温室効果ガスの排出抑制等を促進する
- エ.化学物質の排出量届出を求める
正解:ウ.温室効果ガスの排出抑制等を促進する
解説:温対法は温室効果ガスの排出抑制等を促進するため各主体の取組を定めた法律である。
-
問150.特定工場に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.すべての業種のすべての工場が対象である
- イ.農業施設のみが対象である
- ウ.公務員の職場のみが対象である
- エ.政令で定める業種の一定規模以上の工場が対象である
正解:エ.政令で定める業種の一定規模以上の工場が対象である
解説:特定工場は政令で定める業種に属し、ばい煙発生施設等を設置する一定規模の工場である。
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問151.大気汚染防止法の目的には、大気の汚染に関し国民の健康を保護するとともに生活環境を保全することが含まれている。
正解:○(正しい)
解説:大気汚染防止法第1条は、国民の健康保護と生活環境の保全、被害者の保護を目的として掲げている。
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問152.二酸化炭素は、地球温暖化の原因物質であるため大気汚染防止法のばい煙に係る有害物質として規制されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。二酸化炭素は大気汚染防止法のばい煙の有害物質には指定されておらず、規制対象ではない。
-
問153.大気汚染防止法における「ばい煙」には、燃料その他の物の燃焼に伴い発生するいおう酸化物が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:ばい煙はいおう酸化物、ばいじん、有害物質の3区分からなり、いおう酸化物はその代表である。
-
問154.いおう酸化物のK値規制では、K値が小さい地域ほど排出が緩やかに許容される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。K値が小さいほど許容排出量が少なくなり、規制はより厳しくなる。
-
問155.大気汚染防止法上、ばいじんとは物の燃焼や電気の使用等に伴い発生するすすやその他の固体粒子状物質をいう。
正解:○(正しい)
解説:ばいじんは燃焼や熱源としての電気の使用に伴い発生する固体粒子状物質であり、いわゆるすす等を指す。
-
問156.窒素酸化物の総量規制制度は導入が法律上一切認められておらず、対象とすることができない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。総量規制はいおう酸化物と窒素酸化物が対象となりうるが、現在主に実施されているのはいおう酸化物である。
-
問157.大気汚染防止法のばい煙に係る有害物質には、カドミウム、塩素、ふっ素、鉛、窒素酸化物などが定められている。
正解:○(正しい)
解説:有害物質として5物質群(カドミウム及び化合物、塩素・塩化水素、ふっ素化合物、鉛及び化合物、窒素酸化物)が定められている。
-
問158.上乗せ排出基準は、都道府県が条例により国の排出基準より緩い基準を定める制度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。上乗せ排出基準は国の基準では不十分な地域で、より厳しい基準を条例で定める制度である。
-
問159.いおう酸化物の排出基準は、地域の区分ごとに定めるK値を用いた式により煙突高さに応じて許容排出量が算出される。
正解:○(正しい)
解説:いおう酸化物はK値規制が採用され、地域ごとのK値と補正された有効煙突高から許容排出量を算定する。
-
問160.揮発性有機化合物(VOC)排出施設は、すべての排出規模が一律に法規制の対象とされている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。VOC規制は一定規模以上の施設のみが法規制の対象で、それ以外は自主的取組に委ねられる。
-
問161.いおう酸化物の許容排出量は、有効煙突高の2乗に比例して大きくなる関係にある。
正解:○(正しい)
解説:許容排出量q=K×10⁻³×He²で表され、有効煙突高Heの2乗に比例する。
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問162.燃料使用基準は、いおう酸化物による大気汚染が著しい地域で燃料中の窒素分の上限を定めるものである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。燃料使用基準は燃料中の硫黄分の上限を定めるもので、窒素分ではない。
-
問163.総量規制は、工場・事業場が集合し排出基準のみでは環境基準の確保が困難な指定地域に対して導入される。
正解:○(正しい)
解説:総量規制は工場が集合する指定地域で、施設ごとの基準では大気環境基準の達成が困難な場合に適用される。
-
問164.ばい煙発生施設を設置しようとする者は、設置工事の着手後に都道府県知事に届け出ればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ばい煙発生施設の設置届は工事着手前に行う必要があり、所定の期間は工事に着手できない。
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問165.揮発性有機化合物(VOC)は、浮遊粒子状物質および光化学オキシダントの生成原因物質の一つである。
正解:○(正しい)
解説:VOCは大気中で光化学反応によりSPMやオキシダントを生成する原因物質とされ規制対象となった。
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問166.光化学オキシダントの環境基準達成率は、近年ほぼ100%で安定して推移している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。光化学オキシダントは環境基準達成率が極めて低い状態が続いており、ほとんど達成されていない。
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問167.揮発性有機化合物(VOC)の排出規制は、法規制と事業者の自主的取組とを組み合わせたベストミックスの考え方で行われている。
正解:○(正しい)
解説:VOC対策は法規制と事業者の自主的取組を組み合わせるベストミックスの方式で進められている。
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問168.浮遊粒子状物質(SPM)とは、粒径100μmを超える大きな降下ばいじんのことをいう。
正解:×(誤り)
解説:誤り。SPMは粒径10μm以下の浮遊粒子であり、粗大な降下ばいじんとは区別される。
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問169.一般粉じんとは、特定粉じん(石綿)以外の粉じんで、堆積場・破砕機・コンベア等から発生するものをいう。
正解:○(正しい)
解説:一般粉じんは石綿以外の粉じんで、鉱物の堆積場やベルトコンベア、破砕機などの発生施設が定められている。
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問170.PM2.5は粒径が大きいため、鼻腔や気管で捕捉され肺の奥まで到達することはほとんどない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。PM2.5は微小であるため肺胞など呼吸器の深部にまで到達しやすく、健康影響が大きい。
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問171.特定粉じんとは石綿(アスベスト)を指し、人の健康に被害を生ずるおそれのある粉じんとして規制されている。
正解:○(正しい)
解説:特定粉じんは石綿のことであり、健康被害のおそれがあるため特定粉じん発生施設等が規制される。
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問172.窒素酸化物の生成のうち、燃料中の窒素分の酸化により生じるものをサーマルNOxという。
正解:×(誤り)
解説:誤り。燃料中窒素由来はフューエルNOxで、高温下の空気中窒素の酸化によるものがサーマルNOxである。
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問173.水銀等の排出規制は、水俣条約を踏まえて大気汚染防止法に導入され、水銀排出施設が規制対象とされている。
正解:○(正しい)
解説:水銀に関する水俣条約を受けて、石炭火力ボイラーやセメント焼成炉等の水銀排出施設が規制対象に加えられた。
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問174.沈降逆転層は、低気圧圏内で空気塊が上昇し断熱冷却することにより形成される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。沈降逆転は高気圧圏内で空気が下降し断熱昇温することにより上空に形成される。
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問175.緊急時の措置とは、大気汚染が著しくなり人の健康等に被害が生ずるおそれがある場合に、知事がばい煙排出量の減少等を協力要請・命令できる制度である。
正解:○(正しい)
解説:気象条件等で汚染が著しくなった緊急時には、都道府県知事が排出量削減の協力要請や命令を行える。
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問176.乾燥断熱減率より実際の気温減率が大きい状態は、大気が安定で対流が起こりにくいことを意味する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。気温減率が乾燥断熱減率より大きい過断熱状態は不安定で、対流が起こりやすい。
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問177.事故時の措置として、ばい煙発生施設等で事故が発生した場合、設置者は応急措置を講じ、速やかに知事に通報しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:事故により大気汚染物質が多量に排出された場合、設置者は応急措置と都道府県知事への通報義務を負う。
-
問178.フュミゲーションとは、降雨により大気中の汚染物質が地表へ洗い流される浄化現象のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。フュミゲーションは逆転層が下から崩れ、上層の汚染物質が地表へ降下し高濃度をもたらす現象である。
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問179.我が国の二酸化硫黄(SO2)の大気中濃度は、排煙脱硫装置の普及等により長期的に大幅に低下した。
正解:○(正しい)
解説:SO2は燃料の低硫黄化や排煙脱硫の普及により大きく改善し、環境基準もほぼ達成されている。
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問180.いおう酸化物による植物影響では、葉が緑色を保ったまま生育が促進されるのが特徴である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。SO2など大気汚染物質は葉に斑点や白化、落葉等の障害をもたらし、生育を阻害する。
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問181.微小粒子状物質(PM2.5)とは、大気中に浮遊する粒径2.5μm以下の小さな粒子のことである。
正解:○(正しい)
解説:PM2.5は粒径2.5μm以下の微小粒子で、肺の深部に達しやすく健康影響が懸念される。
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問182.逆転層は大気を不安定にするため、汚染物質を上空へ素早く拡散させる働きをもつ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆転層は大気を安定させ鉛直拡散を妨げるため、汚染物質は滞留し高濃度になりやすい。
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問183.自動車・船舶・航空機などは大気汚染物質の移動発生源に分類される。
正解:○(正しい)
解説:移動発生源は自動車、船舶、航空機など移動しながら排出する発生源をいう。
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問184.ばいじんは気体状の物質であり、大気中に固体粒子として存在することはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ばいじんは燃焼等に伴い発生する固体粒子状物質であり、いわゆるすす等を指す。
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問185.接地逆転層は、夜間の地表面の放射冷却により地表付近の気温が低下して形成される。
正解:○(正しい)
解説:接地逆転は晴れた風の弱い夜間に放射冷却で地表付近が冷え、地面付近に形成される逆転層である。
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問186.ダウンドラフトとは、煙突の排煙が高温のため真上へまっすぐ上昇する現象のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ダウンドラフトは建物の風下にできる下降渦に排煙が巻き込まれ地表へ降下する現象である。
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問187.ダウンウォッシュとは、煙突から出た排煙が煙突背後の渦に巻き込まれ地表付近に降下する現象である。
正解:○(正しい)
解説:ダウンウォッシュは煙突の風下にできる渦に排煙が引き込まれ、地表近くに降りる現象である。
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問188.混合層では大気が安定しているため、汚染物質はほとんど拡散せず地表に滞留し続ける。
正解:×(誤り)
解説:誤り。混合層は対流による乱流が発達し、汚染物質が比較的均一に混合・拡散される層である。
-
問189.大気汚染防止法に基づき、ばい煙発生施設の設置者に課されるものはどれか。
- ア.排出基準に適合しないばい煙を排出してはならない義務
- イ.排出基準を緩和する権利
- ウ.基準超過排出を認められる権利
- エ.届出を省略できる特例
正解:ア.排出基準に適合しないばい煙を排出してはならない義務
解説:設置者には排出基準の遵守義務があり、適合しないばい煙の排出は禁止される。
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問190.いおう酸化物の排出基準(K値規制)において、許容排出量を表す式として正しいものはどれか。
- ア.q=K×10⁻³×He
- イ.q=K×10⁻³×He²
- ウ.q=K×He³
- エ.q=K÷He²
正解:イ.q=K×10⁻³×He²
解説:いおう酸化物の許容排出量はq=K×10⁻³×He²で表され、有効煙突高Heの2乗に比例する。
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問191.大気汚染防止法のばい煙に係る有害物質に該当しないものはどれか。
- ア.塩素及び塩化水素
- イ.カドミウム及びその化合物
- ウ.二酸化炭素
- エ.窒素酸化物
正解:ウ.二酸化炭素
解説:カドミウム、塩素、ふっ素、鉛、窒素酸化物が有害物質であり、二酸化炭素は含まれない。
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問192.大気汚染防止法上、ばい煙の3つの区分に含まれないものはどれか。
- ア.有害物質
- イ.いおう酸化物
- ウ.ばいじん
- エ.粉じん
正解:エ.粉じん
解説:ばい煙はいおう酸化物・ばいじん・有害物質の3区分で、粉じんは別の規制体系である。
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問193.いおう酸化物のK値規制について正しい記述はどれか。
- ア.K値が小さい地域ほど許容排出量が少なく規制が厳しい
- イ.K値は全国一律に定められている
- ウ.K値が大きいほど規制が厳しい
- エ.K値は煙突直径によって決まる
正解:ア.K値が小さい地域ほど許容排出量が少なく規制が厳しい
解説:K値は地域ごとに定められ、値が小さいほど許容排出量が少なく規制が厳しい。
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問194.総量規制制度に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.全国すべての工場に一律適用される
- イ.工場が集合する指定地域で環境基準確保のために導入される
- ウ.排出基準より緩やかな規制である
- エ.個々の施設の濃度のみを規制する制度である
正解:イ.工場が集合する指定地域で環境基準確保のために導入される
解説:総量規制は工場が集合し排出基準のみでは環境基準確保が困難な指定地域に適用される。
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問195.上乗せ排出基準に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.国が全国一律に定める追加基準である
- イ.国の基準を緩和する制度である
- ウ.国の基準では不十分な地域で条例によりさらに厳しい基準を定める
- エ.事業者が任意に設定する基準である
正解:ウ.国の基準では不十分な地域で条例によりさらに厳しい基準を定める
解説:上乗せ排出基準は、国の基準では不十分な地域で都道府県が条例によりより厳しい基準を定めるものである。
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問196.揮発性有機化合物(VOC)の規制に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.届出が不要な排出規制である
- イ.すべての排出施設が一律に法規制対象となる
- ウ.規制対象外であり完全に自主管理に委ねられている
- エ.法規制と自主的取組を組み合わせたベストミックスで進められる
正解:エ.法規制と自主的取組を組み合わせたベストミックスで進められる
解説:VOC対策は法規制と事業者の自主的取組を組み合わせるベストミックス方式で進められている。
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問197.接地逆転層が形成されやすい気象条件として最も適切なものはどれか。
- ア.晴れて風の弱い夜間
- イ.曇りで風の強い昼間
- ウ.強風を伴う雨天時
- エ.日射の強い夏の正午
正解:ア.晴れて風の弱い夜間
解説:接地逆転は晴れて風が弱い夜間に放射冷却が進むことで地表付近に形成される。
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問198.高気圧圏内で空気が下降し断熱昇温して上空に形成される逆転層はどれか。
- ア.接地逆転層
- イ.沈降逆転層
- ウ.前線性逆転層
- エ.移流逆転層
正解:イ.沈降逆転層
解説:沈降逆転は高気圧下の下降気流が断熱昇温することで上層に形成される逆転層である。
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問199.いおう酸化物の許容排出量を算定する際、煙突高さに関して用いられる量はどれか。
- ア.地表からの実測距離
- イ.煙突直径
- ウ.有効煙突高(He)
- エ.煙突の建設年数
正解:ウ.有効煙突高(He)
解説:K値規制では実煙突高に排煙上昇分を加味した有効煙突高Heを用いて許容排出量を算定する。
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問200.次の大気汚染物質のうち、環境基準の達成率が特に低い状況が続いているものはどれか。
- ア.二酸化硫黄
- イ.二酸化窒素
- ウ.一酸化炭素
- エ.光化学オキシダント
正解:エ.光化学オキシダント
解説:光化学オキシダントは環境基準達成率が極めて低い状態が長期間続いている。
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問201.浮遊粒子状物質(SPM)の定義として正しいものはどれか。
- ア.粒径10μm以下の浮遊粒子
- イ.粒径2.5μm以下の粒子
- ウ.粒径20μm以上の降下ばいじん
- エ.気体状の有害物質
正解:ア.粒径10μm以下の浮遊粒子
解説:SPMは大気中に浮遊する粒径10μm以下の粒子状物質と定義されている。
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問202.VOC排出規制の対象となる施設に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.すべての規模の施設が法規制対象となる
- イ.一定規模以上の施設が法規制対象となる
- ウ.規制対象施設は存在しない
- エ.屋外の施設のみが対象となる
正解:イ.一定規模以上の施設が法規制対象となる
解説:VOC排出規制は一定規模以上の塗装施設や印刷施設等を法規制対象とし、それ以外は自主的取組に委ねる。
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問203.気温の鉛直分布と大気安定度に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.逆転層では汚染物質が活発に拡散する
- イ.逆転層は大気を常に不安定にする
- ウ.逆転層では大気が安定し汚染物質が滞留しやすい
- エ.逆転層では対流が促進される
正解:ウ.逆転層では大気が安定し汚染物質が滞留しやすい
解説:上空ほど気温が高い逆転層では大気が安定し、汚染物質が拡散しにくく滞留する。
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問204.燃料使用基準に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.燃料中の窒素分の上限を定める
- イ.燃料の価格を規制する
- ウ.燃料の使用量を増やすことを義務付ける
- エ.燃料中の硫黄分の上限を定める
正解:エ.燃料中の硫黄分の上限を定める
解説:燃料使用基準は大気汚染が著しい地域で燃料中の硫黄分の上限を定め、SOx排出を抑制する。
-
問205.建物の風下に生じる下降渦に排煙が巻き込まれ降下する現象はどれか。
- ア.ダウンドラフト
- イ.フュミゲーション
- ウ.ロフティング
- エ.ファニング
正解:ア.ダウンドラフト
解説:ダウンドラフトは建造物の風下にできる下降渦に排煙が巻き込まれ地表に降下する現象である。
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問206.対流により大気がよく混合され汚染物質が拡散しやすい層を何というか。
- ア.逆転層
- イ.混合層
- ウ.成層圏
- エ.境界面層
正解:イ.混合層
解説:混合層は対流による乱流が発達し、汚染物質が比較的均一に混合・拡散される層である。
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問207.ばい煙発生施設の設置の届出に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.工事着手後に届け出ればよい
- イ.届出は任意である
- ウ.工事着手前に届け出る必要がある
- エ.運転開始後に届け出る
正解:ウ.工事着手前に届け出る必要がある
解説:ばい煙発生施設の設置届は工事着手前に行い、所定期間は工事に着手できない。
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問208.光化学オキシダントの生成に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.燃焼から直接排出される一次汚染物質である
- イ.酸性雨を直接的に中和する物質である
- ウ.夜間に最も濃度が高くなる
- エ.NOxとVOCが日射下で反応して生成する二次汚染物質である
正解:エ.NOxとVOCが日射下で反応して生成する二次汚染物質である
解説:光化学オキシダントは窒素酸化物とVOCが日射のもとで光化学反応を起こして生成する二次汚染物質である。
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問209.特定粉じん(石綿)に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.健康被害のおそれがあり特定粉じんとして規制される
- イ.一般粉じんと同じ扱いである
- ウ.人体に無害であり規制対象外である
- エ.液体として規制されている
正解:ア.健康被害のおそれがあり特定粉じんとして規制される
解説:石綿は健康被害のおそれがあり、特定粉じん発生施設や解体作業等が規制対象となっている。
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問210.沈降逆転層の形成に最も関係する気象条件はどれか。
- ア.低気圧の接近
- イ.高気圧圏内の下降気流
- ウ.前線の通過
- エ.強い上昇気流
正解:イ.高気圧圏内の下降気流
解説:沈降逆転は高気圧圏内の下降気流が断熱昇温して上層に形成される逆転層である。
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問211.大気汚染物質の固定発生源に該当するものはどれか。
- ア.航空機
- イ.船舶
- ウ.工場の加熱炉
- エ.自動車
正解:ウ.工場の加熱炉
解説:工場の加熱炉は位置が固定された固定発生源であり、自動車等の移動発生源と区別される。
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問212.二酸化窒素(NO2)の環境基準達成状況に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.全測定局で全く達成されていない
- イ.年々悪化を続けている
- ウ.測定自体が行われていない
- エ.近年はおおむね良好な達成状況にある
正解:エ.近年はおおむね良好な達成状況にある
解説:NO2は対策の進展により近年は一般局・自排局ともおおむね良好な達成状況にある。
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問213.揮発性有機化合物(VOC)の性質に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.SPMや光化学オキシダントの生成原因物質である
- イ.オゾン層を直接破壊する物質である
- ウ.地球温暖化のみに関係する物質である
- エ.水質汚濁の指標物質である
正解:ア.SPMや光化学オキシダントの生成原因物質である
解説:VOCは大気中で光化学反応によりSPMやオキシダントを生成する原因物質である。
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問214.水銀排出施設に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.水銀排出施設は規制対象ではない
- イ.石炭火力ボイラー等が規制対象である
- ウ.家庭の暖房器具が主な対象である
- エ.自動車が主な対象である
正解:イ.石炭火力ボイラー等が規制対象である
解説:石炭火力ボイラーやセメント焼成炉等の水銀排出施設が大気汚染防止法の規制対象とされている。
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問215.大気汚染による植物への影響に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.植物の生育を一律に促進する
- イ.植物には全く影響しない
- ウ.葉に斑点や白化などの障害を生じさせる
- エ.根の発達のみを促す
正解:ウ.葉に斑点や白化などの障害を生じさせる
解説:SO2やオキシダント等は葉に斑点や白化、落葉などの可視障害を生じさせ生育を阻害する。
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問216.緊急時の措置に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.平常時の汚染対策を定めた制度である
- イ.事業者は何の義務も負わない
- ウ.環境大臣のみが対応する制度である
- エ.知事がばい煙排出量の減少等を要請・命令できる
正解:エ.知事がばい煙排出量の減少等を要請・命令できる
解説:大気汚染が著しく健康被害のおそれがある緊急時に、知事は排出量削減の協力要請や命令を行える。
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問217.大気汚染の気象に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.風速が大きいほど汚染物質が希釈され地上濃度は低くなる
- イ.風は汚染物質の拡散に無関係である
- ウ.気温の鉛直分布は拡散に影響しない
- エ.風速が大きいほど地上濃度は高くなる
正解:ア.風速が大きいほど汚染物質が希釈され地上濃度は低くなる
解説:風速が大きいほど汚染物質は希釈・拡散され、地上濃度は一般に低くなる。
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問218.いおう酸化物の総量規制制度に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.全国一律に適用される
- イ.指定地域で排出総量を規制する制度である
- ウ.濃度のみを規制する制度である
- エ.移動発生源を主対象とする
正解:イ.指定地域で排出総量を規制する制度である
解説:総量規制は施設ごとの濃度規制では環境基準確保が困難な指定地域で、排出総量を規制する制度である。
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問219.大気安定度が「不安定」の状態に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.鉛直方向の運動が抑えられる
- イ.逆転層が必ず存在する
- ウ.対流が活発で煙が大きく波打つ
- エ.煙は水平に細長く伸びる
正解:ウ.対流が活発で煙が大きく波打つ
解説:不安定な大気では対流が活発で乱流が発達し、煙は大きく波打つループ型となりやすい。
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問220.揮発性有機化合物(VOC)規制の導入目的として正しいものはどれか。
- ア.地球温暖化対策のため
- イ.オゾン層保護のため
- ウ.酸性雨防止のため
- エ.SPMと光化学オキシダントの生成抑制のため
正解:エ.SPMと光化学オキシダントの生成抑制のため
解説:VOC規制はSPMおよび光化学オキシダントの生成抑制を目的に導入された。
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問221.ばい煙に係る有害物質に該当するものはどれか。
- ア.窒素酸化物
- イ.メタン
- ウ.水蒸気
- エ.二酸化炭素
正解:ア.窒素酸化物
解説:カドミウム、塩素、ふっ素、鉛、窒素酸化物が有害物質に該当し、窒素酸化物はその一つである。
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問222.逆転層の種類として正しい組み合わせはどれか。
- ア.対流逆転と上昇逆転
- イ.接地逆転と沈降逆転
- ウ.降雨逆転と乾燥逆転
- エ.蒸発逆転と凝結逆転
正解:イ.接地逆転と沈降逆転
解説:逆転層には放射冷却による接地逆転と、高気圧下の下降気流による沈降逆転などがある。
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問223.大気汚染物質の発生源の分類に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.発生源はすべて固定発生源である
- イ.発生源はすべて移動発生源である
- ウ.固定発生源と移動発生源に大別される
- エ.発生源は自然由来のみである
正解:ウ.固定発生源と移動発生源に大別される
解説:発生源は位置が固定された固定発生源と、自動車等の移動発生源に大別される。
-
問224.PM2.5の健康影響に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.大きすぎて肺に届かない
- イ.健康影響は全くない
- ウ.皮膚障害のみを起こす
- エ.肺の深部に達しやすく呼吸器系等に影響する
正解:エ.肺の深部に達しやすく呼吸器系等に影響する
解説:PM2.5は微小で肺の深部に到達しやすく、呼吸器系・循環器系への影響が懸念される。
-
問225.いおう酸化物(SO2)の大気中濃度の長期的推移として正しいものはどれか。
- ア.対策の進展で大幅に低下した
- イ.変化していない
- ウ.環境基準を超え続けている
- エ.近年急増している
正解:ア.対策の進展で大幅に低下した
解説:SO2は燃料の低硫黄化や排煙脱硫装置の普及により長期的に大幅に低下した。
-
問226.固体燃料である石炭は、液体燃料や気体燃料と比べて灰分や水分が多く、燃焼後に多量の灰を生じる。
正解:○(正しい)
解説:石炭は固体燃料の代表で、灰分・水分を多く含むため燃焼後に多量の灰(クリンカや飛灰)を生じる。
-
問227.重油は窒素と酸素を主成分とする液体燃料で、燃焼させても発熱しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは重油は炭素と水素を主成分とする液体燃料で、燃焼により大きな発熱量を生じる。
-
問228.気体燃料は固体燃料に比べて空気との混合が悪く、不完全燃焼を起こしやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは気体燃料は空気との混合が容易で、完全燃焼させやすく、すす(ばいじん)の発生も少ない。
-
問229.燃料の発熱量には、生成水蒸気の凝縮潜熱を含む高発熱量と、含まない低発熱量がある。
正解:○(正しい)
解説:高発熱量(総発熱量)は水蒸気の凝縮潜熱を含み、低発熱量(真発熱量)はこれを差し引いた値である。
-
問230.低発熱量は高発熱量に水蒸気の凝縮潜熱を加えた値であり、高発熱量より大きい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは低発熱量は高発熱量から凝縮潜熱を差し引いた値で、高発熱量より小さい。
-
問231.空気比(過剰空気率)とは、実際に供給した空気量を理論空気量で除した値である。
正解:○(正しい)
解説:空気比mは実空気量÷理論空気量で定義され、完全燃焼には通常m>1の過剰空気が必要となる。
-
問232.空気比が1より大きいほど排ガス量が減少し、排ガスによる熱損失も小さくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは空気比が大きいほど過剰空気で排ガス量が増え、排ガスによる熱損失は大きくなる。
-
問233.理論空気量とは、燃料を完全燃焼させるのに理論上必要な最小の空気量のことである。
正解:○(正しい)
解説:理論空気量は燃料中の可燃成分を過不足なく完全燃焼させるのに必要な最小限の空気量を指す。
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問234.不完全燃焼が起こると、排ガス中の一酸化炭素やすす(未燃分)はかえって減少する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは不完全燃焼では酸素不足や混合不良により、一酸化炭素・未燃炭化水素・すすが増加する。
-
問235.空気比を過度に小さくしても、燃料はすべて完全燃焼するため一酸化炭素は発生しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは空気比を過度に小さくすると酸素不足となり、不完全燃焼で一酸化炭素やすすが発生する。
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問236.流動層燃焼は、砂などの粒子層に下方から空気を送り、層を流動化させた状態で燃料を燃焼させる方式である。
正解:○(正しい)
解説:流動層燃焼は高温の流動媒体(砂など)中で燃焼させ、低品位燃料も燃やせ、層内脱硫も可能である。
-
問237.流動層燃焼では石灰石を層内に添加しても、いおう酸化物を炉内で除去することはできない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは流動層に石灰石を投入すると、SO2が反応して炉内脱硫が可能となる。
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問238.流動層燃焼は燃焼温度が約1500℃と高いため、サーマルNOxの生成が多いという欠点がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは流動層燃焼は燃焼温度が約800〜900℃と低く、サーマルNOxの生成は抑えられる。
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問239.微粉炭燃焼は、石炭を細かく粉砕してバーナーから空気とともに吹き込んで燃焼させる方式である。
正解:○(正しい)
解説:微粉炭燃焼は石炭を微粉砕して気流とともに炉内へ噴出させ、浮遊状態で燃焼させる方式である。
-
問240.二段燃焼法では、燃焼用空気を分割して供給することで燃焼温度のピークを下げ、NOxを低減する。
正解:○(正しい)
解説:二段燃焼はバーナー部を空気不足とし残りを後段で供給することで、ピーク温度と酸素濃度を下げNOxを抑える。
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問241.排ガス再循環法は、燃焼用空気に排ガスの一部を混合して燃焼温度を高め、NOxを増加させる方法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは排ガス再循環は排ガス混合で酸素濃度と燃焼温度を下げ、NOxを低減する方法である。
-
問242.低NOxバーナーは、燃料と空気の混合や火炎形状を工夫して燃焼過程でのNOx生成を抑える。
正解:○(正しい)
解説:低NOxバーナーは緩慢燃焼や段階的混合により局所高温と高酸素を避け、NOx生成を抑制する。
-
問243.サーマルNOxは、燃料中に含まれる窒素分が酸化されて生成する窒素酸化物である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはサーマルNOxは空気中の窒素が高温で酸化して生成し、燃料中窒素由来はフューエルNOxである。
-
問244.フューエルNOxは、燃料中に含まれる窒素化合物が燃焼により酸化されて生成する。
正解:○(正しい)
解説:フューエルNOxは燃料中の有機窒素化合物が燃焼で酸化されて生じ、石炭や重油で問題となる。
-
問245.サーマルNOxの生成量は、燃焼温度が高いほど、また酸素濃度が高いほど増加する。
正解:○(正しい)
解説:サーマルNOxは高温・高酸素・滞留時間長で生成が促進されるため、これらを抑える対策が有効である。
-
問246.プロンプトNOxは、燃料を完全に燃焼させた後の低温の排ガス中でゆっくり生成する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはプロンプトNOxは火炎帯で炭化水素ラジカルが窒素と反応し、速やかに生成する。
-
問247.アンモニア接触還元法(選択的触媒還元法、SCR)は、触媒の存在下でアンモニアによりNOxを窒素と水に還元する。
正解:○(正しい)
解説:SCRは触媒上でアンモニアを還元剤としてNOxをN2とH2Oに分解する、代表的な排煙脱硝技術である。
-
問248.無触媒還元法(SNCR)は、触媒を用いてNOxを室温で還元する排煙脱硝法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはSNCRは触媒を用いず、約800〜1000℃の高温域で還元剤を噴霧してNOxを還元する方法である。
-
問249.選択的触媒還元法に用いられる触媒は、一般に酸化チタンを担体とし、酸化バナジウムなどを活性成分とする。
正解:○(正しい)
解説:SCR触媒は酸化チタン(TiO2)系担体に酸化バナジウム(V2O5)等を担持したものが広く使われる。
-
問250.湿式石灰石膏法は、石灰石スラリーで排ガス中のいおう酸化物を吸収し、最終的に石こうを副生する。
正解:○(正しい)
解説:湿式石灰石膏法は石灰石(CaCO3)スラリーでSO2を吸収し、酸化して石こう(CaSO4・2H2O)を得る。
-
問251.排煙脱硫における脱硫率とは、入口SO2濃度に対する出口SO2濃度の比をそのまま百分率で表したものである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは脱硫率は除去されたSO2量の割合で、(入口-出口)÷入口×100で表される。
-
問252.活性炭法(活性コークス法)は、活性炭にいおう酸化物を吸着させて排ガスから除去する乾式の脱硫法である。
正解:○(正しい)
解説:活性炭法は活性炭にSO2を吸着・酸化させて硫酸として回収する乾式脱硫法で、脱硝も同時に行える。
-
問253.電気集じん装置は、ばいじんではなく排ガス中のいおう酸化物の除去を主目的とする装置である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは電気集じん装置はばいじん(粒子状物質)の除去装置であり、いおう酸化物の除去装置ではない。
-
問254.ガス状汚染物質を液体に溶解させて除去する処理法を吸収法という。
正解:○(正しい)
解説:吸収法はガス成分を液体(吸収液)に溶け込ませて除去する方法で、充塡塔やスプレー塔が用いられる。
-
問255.吸着法では、ガス状物質を高温で分解して無害化するため多孔質固体は一切用いない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは吸着法は活性炭等の多孔質固体表面にガス分子を付着させて除去する方法である。
-
問256.吸着法で用いる活性炭の物理吸着能力は、温度が高くなるほど一般に大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは物理吸着は発熱反応であり、温度が高いほど吸着量は減少する傾向にある。
-
問257.排ガス中の酸素濃度の連続測定には、磁気式(磁気風方式など)の酸素計が利用される。
正解:○(正しい)
解説:酸素は常磁性が強いため、磁気式酸素計(磁気風・磁気力方式)が酸素濃度連続測定に用いられる。
-
問258.排ガス中の窒素酸化物の自動計測には、化学発光法(ケミルミネッセンス法)が広く用いられる。
正解:○(正しい)
解説:化学発光法はNOがオゾンと反応する際の発光強度からNOx濃度を測定する自動計測法である。
-
問259.非分散形赤外線分析計は、対象ガスが特定波長の赤外線を吸収する性質を利用して濃度を測定する。
正解:○(正しい)
解説:非分散赤外線分析計(NDIR)はガス固有の赤外線吸収を利用し、SO2やCO等の濃度を測定する。
-
問260.排ガスのサンプリングでは、ダストや水分の影響を除くため、採取後そのまま分析計に直接導入するのが原則である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは採取ガスは除湿・除じん等の前処理を行ってから分析計に導入するのが原則である。
-
問261.溶液導電率法は、排ガス中のいおう酸化物を過酸化水素溶液に吸収させ、導電率の変化から濃度を求める。
正解:○(正しい)
解説:溶液導電率法はSO2を過酸化水素水に吸収させて硫酸を生成させ、導電率変化から濃度を測定する。
-
問262.完全燃焼の三要素(三つのT)とは、温度・時間・混合ではなく、価格・重量・色の三つを指す。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは三つのTはTemperature・Time・Turbulence、すなわち温度・時間・混合を指す。
-
問263.いおう酸化物(SOx)は、空気中の窒素が高温で酸化されることにより生成する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはいおう酸化物は燃料中の硫黄分が燃焼により酸化されて生成する物質である。
-
問264.燃料を完全燃焼させる際、空気との混合が容易で最も小さい空気比で燃焼できる燃料はどれか。
- ア.微粉炭
- イ.気体燃料
- ウ.塊炭
- エ.固体燃料一般
正解:イ.気体燃料
解説:気体燃料は空気と均一に混合しやすいため空気比1.05〜1.2程度の小さい空気比で完全燃焼でき、固体燃料ほど大きな空気比を要する。
-
問265.燃料の発熱量のうち、生成した水蒸気の凝縮潜熱を含むものはどれか。
- ア.低発熱量
- イ.真発熱量
- ウ.高発熱量
- エ.正味発熱量
正解:ウ.高発熱量
解説:高発熱量(総発熱量)は燃焼で生じた水蒸気の凝縮潜熱を含む発熱量である。低発熱量はこれを差し引いた値。
-
問266.空気比mの定義として正しいものはどれか。
- ア.理論空気量÷実空気量
- イ.排ガス量÷理論空気量
- ウ.実空気量÷排ガス量
- エ.実空気量÷理論空気量
正解:エ.実空気量÷理論空気量
解説:空気比は実際に供給した空気量を理論空気量で除した値で、m=実空気量÷理論空気量と定義される。
-
問267.理論空気量が10m3N/kgの燃料を空気比1.3で燃焼させたときの実際の供給空気量はいくらか。
- ア.13m3N/kg
- イ.11.3m3N/kg
- ウ.7.7m3N/kg
- エ.23m3N/kg
正解:ア.13m3N/kg
解説:実空気量=理論空気量×空気比=10×1.3=13m3N/kgとなる。
-
問268.空気比を大きくしすぎた場合に生じる現象として正しいものはどれか。
- ア.排ガス量が減少する
- イ.排ガスによる熱損失が増大する
- ウ.炉内温度が上昇する
- エ.一酸化炭素が著しく増加する
正解:イ.排ガスによる熱損失が増大する
解説:空気比過大では過剰空気により排ガス量が増え、排ガスとして持ち去られる熱損失が増大し効率が低下する。
-
問269.不完全燃焼を示す代表的な排ガス成分はどれか。
- ア.二酸化炭素
- イ.水蒸気
- ウ.一酸化炭素
- エ.窒素
正解:ウ.一酸化炭素
解説:一酸化炭素(CO)は酸素不足や混合不良による不完全燃焼の指標となる代表的成分である。
-
問270.流動層燃焼の特徴として誤っているものはどれか。
- ア.低品位燃料も燃焼できる
- イ.炉内脱硫が可能である
- ウ.燃焼温度が比較的低い
- エ.燃焼温度が高くサーマルNOxが多い
正解:エ.燃焼温度が高くサーマルNOxが多い
解説:流動層燃焼は燃焼温度が約800〜900℃と低いのが特徴であり、「燃焼温度が高い」は誤りである。
-
問271.流動層燃焼において炉内脱硫に用いられる添加剤はどれか。
- ア.石灰石
- イ.アンモニア
- ウ.酸化チタン
- エ.活性炭
正解:ア.石灰石
解説:流動層に石灰石(CaCO3)を添加すると、生成したSO2と反応して硫酸カルシウムとなり炉内脱硫ができる。
-
問272.空気中の窒素が高温で酸化されて生成する窒素酸化物はどれか。
- ア.フューエルNOx
- イ.サーマルNOx
- ウ.プロンプトNOx
- エ.リサイクルNOx
正解:イ.サーマルNOx
解説:サーマルNOxは燃焼用空気中の窒素が高温下で酸素と反応して生成するNOxである。
-
問273.燃料中に含まれる窒素化合物が燃焼により酸化されて生じる窒素酸化物はどれか。
- ア.サーマルNOx
- イ.プロンプトNOx
- ウ.フューエルNOx
- エ.サブNOx
正解:ウ.フューエルNOx
解説:フューエルNOxは燃料中の有機窒素化合物が燃焼で酸化されて生成し、石炭・重油で重要となる。
-
問274.サーマルNOxの生成を抑制する対策として誤っているものはどれか。
- ア.燃焼温度を下げる
- イ.酸素濃度を下げる
- ウ.高温域での滞留時間を短くする
- エ.燃焼温度を高める
正解:エ.燃焼温度を高める
解説:燃焼温度を高めることはサーマルNOxを増加させる。抑制には燃焼温度低下・酸素濃度低下が有効である。
-
問275.火炎中で炭化水素ラジカルと空気中の窒素が反応して速やかに生成するNOxはどれか。
- ア.プロンプトNOx
- イ.サーマルNOx
- ウ.フューエルNOx
- エ.エクストラNOx
正解:ア.プロンプトNOx
解説:プロンプトNOxは火炎帯で炭化水素ラジカルが空気中窒素と反応し、瞬時に生成するNOxである。
-
問276.排ガス再循環法によるNOx低減の主な作用機構はどれか。
- ア.燃焼温度を高める
- イ.酸素濃度と燃焼温度を下げる
- ウ.触媒で還元する
- エ.燃料を増量する
正解:イ.酸素濃度と燃焼温度を下げる
解説:排ガス再循環は不活性な排ガスを混合して酸素濃度と燃焼温度を低下させ、サーマルNOxを抑制する。
-
問277.二段燃焼法によるNOx低減の説明として正しいものはどれか。
- ア.アンモニアを噴霧する
- イ.触媒でNOxを還元する
- ウ.燃焼用空気を分割供給しピーク温度を下げる
- エ.排ガスを冷却して凝縮させる
正解:ウ.燃焼用空気を分割供給しピーク温度を下げる
解説:二段燃焼はバーナー部を空気不足とし残空気を後段で供給することで、ピーク温度と酸素濃度を下げNOxを抑える。
-
問278.選択的触媒還元法(SCR)でNOxの還元剤として用いられるものはどれか。
- ア.塩素
- イ.オゾン
- ウ.二酸化硫黄
- エ.アンモニア
正解:エ.アンモニア
解説:SCRはアンモニア(NH3)を還元剤とし、触媒上でNOxを窒素と水に還元する代表的脱硝法である。
-
問279.選択的触媒還元法(SCR)の触媒として一般に用いられる成分の組合せはどれか。
- ア.酸化チタンと酸化バナジウム
- イ.活性炭とゼオライト
- ウ.白金とパラジウム
- エ.酸化鉄と酸化銅
正解:ア.酸化チタンと酸化バナジウム
解説:SCR触媒は酸化チタン(TiO2)を担体とし、酸化バナジウム(V2O5)などを活性成分とするものが代表的である。
-
問280.無触媒還元法(SNCR)に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.触媒を用い低温で還元する
- イ.触媒なしで高温域に還元剤を噴霧する
- ウ.電気集じんで除去する
- エ.排ガスを水で洗浄する
正解:イ.触媒なしで高温域に還元剤を噴霧する
解説:SNCRは触媒を用いず、約800〜1000℃の高温域でアンモニアや尿素を噴霧してNOxを還元する方法である。
-
問281.湿式石灰石膏法の排煙脱硫で副生される物質はどれか。
- ア.硫黄
- イ.硫酸アンモニウム
- ウ.石こう
- エ.炭酸ナトリウム
正解:ウ.石こう
解説:湿式石灰石膏法は石灰石でSO2を吸収・酸化し、最終的に石こう(CaSO4・2H2O)を副生する。
-
問282.排煙脱硫で入口SO2濃度500ppm、出口SO2濃度50ppmのときの脱硫率はいくらか。
- ア.10%
- イ.50%
- ウ.95%
- エ.90%
正解:エ.90%
解説:脱硫率=(入口-出口)÷入口×100=(500-50)÷500×100=90%となる。
-
問283.湿式石灰石膏法に関する記述として誤っているものはどれか。
- ア.排水処理が不要である
- イ.高い脱硫率が得られる
- ウ.石灰石スラリーを吸収剤とする
- エ.副生物として石こうが得られる
正解:ア.排水処理が不要である
解説:湿式石灰石膏法は石灰石スラリーを用い高い脱硫率が得られるが、排水処理を要する。「排水処理が不要」は誤り。
-
問284.活性炭法(活性コークス法)による排煙処理の特徴として正しいものはどれか。
- ア.排水を多量に生じる湿式法である
- イ.乾式でSO2を吸着除去しNOxも除去できる
- ウ.石こうを副生する
- エ.触媒に白金を用いる
正解:イ.乾式でSO2を吸着除去しNOxも除去できる
解説:活性炭法は活性炭にSO2を吸着・酸化させて除去する乾式法で、同時にNOxも除去できる。
-
問285.ガス状汚染物質を液体に溶解させて除去する処理法はどれか。
- ア.電気集じん法
- イ.ろ過法
- ウ.吸収法
- エ.遠心分離法
正解:ウ.吸収法
解説:吸収法はガス状汚染物質を吸収液に溶解させて除去する方法で、充塡塔やスプレー塔が用いられる。
-
問286.吸着法に用いる吸着剤として一般的なものはどれか。
- ア.石灰石
- イ.炭酸カルシウム
- ウ.酸化チタン
- エ.活性炭
正解:エ.活性炭
解説:活性炭は多孔質で表面積が大きく、ガス状物質を吸着除去する吸着剤として一般的に用いられる。
-
問287.物理吸着の吸着量と温度の関係として正しいものはどれか。
- ア.温度が低いほど吸着量が大きい
- イ.温度が高いほど吸着量が大きい
- ウ.温度に関係なく一定
- エ.圧力に関係なく一定
正解:ア.温度が低いほど吸着量が大きい
解説:物理吸着は発熱反応であるため、温度が低いほど吸着量は大きく、温度が高くなると吸着量は減少する。
-
問288.排ガス中の酸素濃度の連続測定に主に利用される計測器はどれか。
- ア.化学発光分析計
- イ.磁気式酸素計
- ウ.ガスクロマトグラフ
- エ.炎光光度計
正解:イ.磁気式酸素計
解説:酸素は常磁性が強いため、磁気式酸素計(磁気風方式・磁気力方式)が酸素濃度測定に広く用いられる。
-
問289.排ガス中の窒素酸化物の自動計測に広く用いられる方法はどれか。
- ア.重量法
- イ.磁気式
- ウ.化学発光法
- エ.沈殿滴定法
正解:ウ.化学発光法
解説:化学発光法(ケミルミネッセンス法)はNOとオゾンの反応による発光からNOx濃度を測定する自動計測法である。
-
問290.非分散形赤外線分析計(NDIR)の測定原理として正しいものはどれか。
- ア.磁気の強さを利用
- イ.紫外線の発光を利用
- ウ.電気伝導度の変化を利用
- エ.赤外線の特定波長の吸収を利用
正解:エ.赤外線の特定波長の吸収を利用
解説:NDIRは対象ガスが特定波長の赤外線を吸収する性質を利用して、その吸収量から濃度を測定する。
-
問291.排ガスサンプリングにおける前処理として一般に行われないものはどれか。
- ア.燃料の追加燃焼
- イ.除じん
- ウ.流量調整
- エ.除湿
正解:ア.燃料の追加燃焼
解説:採取した排ガスは除湿・除じん・流量調整等の前処理を行う。燃料の追加燃焼は前処理ではない。
-
問292.溶液導電率法でいおう酸化物を吸収させる吸収液として用いられるものはどれか。
- ア.希塩酸
- イ.過酸化水素溶液
- ウ.水酸化ナトリウム溶液
- エ.アンモニア水
正解:イ.過酸化水素溶液
解説:溶液導電率法ではSO2を過酸化水素水に吸収させて硫酸を生成させ、導電率の変化から濃度を測定する。
-
問293.完全燃焼に必要とされる三つのT(3T)に含まれないものはどれか。
- ア.温度
- イ.滞留時間
- ウ.圧力
- エ.混合(乱れ)
正解:ウ.圧力
解説:完全燃焼の3TはTemperature(温度)・Time(時間)・Turbulence(混合・乱れ)で、圧力は含まれない。
-
問294.低NOxバーナーがNOxを低減する主な原理として正しいものはどれか。
- ア.アンモニアを噴霧する
- イ.触媒でNOxを分解する
- ウ.排ガスを水で洗浄する
- エ.燃料と空気の混合を制御し高温域を抑える
正解:エ.燃料と空気の混合を制御し高温域を抑える
解説:低NOxバーナーは燃料と空気の混合を制御し局所的な高温・高酸素域を避けることでNOx生成を抑える。
-
問295.いおう酸化物(SOx)の生成についての記述として正しいものはどれか。
- ア.燃料中の硫黄分の酸化により生成
- イ.空気中の窒素の酸化により生成
- ウ.炭素の不完全燃焼により生成
- エ.水分の分解により生成
正解:ア.燃料中の硫黄分の酸化により生成
解説:いおう酸化物は燃料中に含まれる硫黄分が燃焼により酸化されて生成する。空気中窒素由来ではない。
-
問296.重油中の硫黄分を低減するために実施される処理はどれか。
- ア.重油への加水
- イ.重油の脱硫処理
- ウ.重油の冷却
- エ.重油への着色
正解:イ.重油の脱硫処理
解説:重油は脱硫処理(直接脱硫・間接脱硫)により硫黄分を低減でき、低硫黄重油としていおう酸化物排出を抑える。
-
問297.バーナー燃焼で液体燃料を燃焼させる際に重要となる操作はどれか。
- ア.燃料の冷却
- イ.燃料の固化
- ウ.燃料の微粒化(噴霧)
- エ.燃料の希釈
正解:ウ.燃料の微粒化(噴霧)
解説:液体燃料は微粒化(噴霧)して表面積を増やすことで空気との混合を促し、効率よく燃焼させる。
-
問298.理論排ガス量に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.燃料の発熱量に等しい
- イ.空気比に関係なく実排ガス量と等しい
- ウ.常に理論空気量より小さい
- エ.理論空気量で完全燃焼させたときの排ガス量
正解:エ.理論空気量で完全燃焼させたときの排ガス量
解説:理論排ガス量は理論空気量で完全燃焼させたときに生じる排ガス量で、空気比が大きいほど実排ガス量は増える。
-
問299.排煙脱硝技術のうち、触媒を用いず高温域で還元剤を噴霧する方法はどれか。
- ア.無触媒還元法(SNCR)
- イ.選択的触媒還元法(SCR)
- ウ.湿式石灰石膏法
- エ.活性炭吸着法
正解:ア.無触媒還元法(SNCR)
解説:無触媒還元法(SNCR)は触媒を使わず高温域でアンモニアや尿素を噴霧してNOxを還元する。
-
問300.低NOx燃焼技術に該当しないものはどれか。
- ア.二段燃焼法
- イ.電気集じん法
- ウ.低NOxバーナー
- エ.排ガス再循環法
正解:イ.電気集じん法
解説:二段燃焼・排ガス再循環・低NOxバーナーは低NOx燃焼技術。電気集じんはばいじん除去技術で脱硝技術ではない。
-
問301.カドミウム及びその化合物は、大気汚染防止法において有害物質として指定されている。
正解:○(正しい)
解説:カドミウム及びその化合物は、大気汚染防止法施行令で定める有害物質の一つとして規制対象となっている。
-
問302.塩素は常温で無色の気体であり、刺激臭をもたない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素は常温で黄緑色の気体であり、強い刺激臭をもつ。空気より重く、粘膜を刺激する。
-
問303.塩化水素は水に非常によく溶け、その水溶液は塩酸となる。
正解:○(正しい)
解説:塩化水素は水に極めて溶けやすく、水溶液は強酸性の塩酸となる。吸収法による処理に適する。
-
問304.ふっ化水素はガラスを侵さないため、ガラス製容器での長期保存に適している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ふっ化水素はガラス(二酸化けい素)を侵すため、ガラス容器での保存には適さない。
-
問305.鉛及びその化合物は、大気汚染防止法上の有害物質に含まれる。
正解:○(正しい)
解説:鉛及びその化合物は大気汚染防止法の有害物質に指定されており、神経系などへの健康影響がある。
-
問306.窒素酸化物は、大気汚染防止法において有害物質として規制されている。
正解:○(正しい)
解説:窒素酸化物は大気汚染防止法上、有害物質に位置づけられ、排出基準が定められている。
-
問307.カドミウムは揮発性が低い金属であり、高温の燃焼・精錬工程で蒸気として大気中に放出されることはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。カドミウムは比較的揮発性が高く、高温工程で容易に蒸気化し冷却後に微粒子として排出される。
-
問308.ふっ素を含む排ガスの処理では、消石灰などのカルシウム化合物による吸収でふっ化カルシウムとして固定する方法が用いられる。
正解:○(正しい)
解説:ふっ素化合物はカルシウム化合物と反応し難溶性のふっ化カルシウムを生成するため、消石灰吸収が有効である。
-
問309.塩化水素を含む排ガスは、アルカリ水溶液による吸収法では除去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩化水素は水酸化ナトリウムなどアルカリ水溶液によく吸収され、中和されて効率よく除去できる。
-
問310.鉛精錬所では、焼結・溶鉱工程などから鉛を含むばいじんが発生する。
正解:○(正しい)
解説:鉛の精錬では焼結炉や溶鉱炉から鉛を含む粉じん・ヒュームが発生し、集じん装置による捕集が必要となる。
-
問311.吸着法では、活性炭などの吸着剤の表面に有害物質を保持して除去する。
正解:○(正しい)
解説:吸着法は活性炭等の多孔質吸着剤の表面に汚染物質を吸着させて分離・除去する処理技術である。
-
問312.吸収法は、気体の有害物質を液体に溶解または反応させて除去する方法であり、ガス吸収塔などが用いられる。
正解:○(正しい)
解説:吸収法は有害ガスを吸収液に溶解・反応させる方法で、充塡塔やスプレー塔などの吸収装置が使われる。
-
問313.カドミウムによる慢性的な健康影響として、腎臓障害や骨の障害が知られている。
正解:○(正しい)
解説:カドミウムの慢性曝露は腎尿細管障害や骨軟化症などを引き起こすことが知られている。
-
問314.塩素ガスは人体に対して無害であり、高濃度でも呼吸器に影響を与えない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素ガスは強い刺激性をもち、高濃度では肺水腫など重篤な呼吸器障害を引き起こす。
-
問315.ふっ化水素は皮膚や粘膜に対して腐食性をもち、人体に有害である。
正解:○(正しい)
解説:ふっ化水素は強い腐食性と毒性をもち、皮膚や粘膜を侵し、植物にも被害を与える有害物質である。
-
問316.特定物質とは、事故時の措置の対象として大気汚染防止法で定められた物質である。
正解:○(正しい)
解説:特定物質は事故時に著しい被害を生じるおそれがある物質として、事故時措置の対象に定められている。
-
問317.アンモニアは大気汚染防止法上の特定物質には含まれていない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。アンモニアは大気汚染防止法の特定物質に含まれており、事故時措置の対象である。
-
問318.湿式洗浄(スクラバ)は、水や薬液で排ガスを洗浄し、ガス状物質や粒子状物質を除去できる。
正解:○(正しい)
解説:湿式洗浄は洗浄液との接触によりガス状有害物質や粒子を捕集でき、ガスと粒子の同時除去に適する。
-
問319.鉛は揮発性が全くないため、燃焼工程では一切大気中に放出されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鉛は高温で揮発し、燃焼・精錬工程からヒュームとして大気中に放出されることがある。
-
問320.窒素酸化物は、高温燃焼時に空気中の窒素と酸素が反応して生成するサーマルNOxを含む。
正解:○(正しい)
解説:高温燃焼では空気中の窒素と酸素が反応してサーマルNOxが生成し、燃焼温度が高いほど増加する。
-
問321.塩素は水に全く溶けないため、水やアルカリ水溶液による吸収処理は不可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩素は水にある程度溶け、特にアルカリ水溶液には反応してよく吸収されるため処理可能である。
-
問322.金属元素の定量に広く用いられる分析方法として最も適切なものはどれか。
- ア.重量を直接量る方法のみ
- イ.騒音計による測定
- ウ.目視による色判定
- エ.原子吸光分析法
正解:エ.原子吸光分析法
解説:原子吸光分析法は試料を原子化し特定波長の光の吸収量から金属元素を定量する代表的な分析法である。
-
問323.排ガス中の粒子状物質の試料採取では、ダクト内流速に合わせた等速吸引は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。粒子状物質の試料採取では、ダクト内流速に合わせた等速吸引を行わないと正確な値が得られない。
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問324.塩化水素の排ガス中濃度の測定には、イオンクロマトグラフ法や中和滴定法は適用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは排ガス中の塩化水素は吸収液に捕集後、イオンクロマトグラフ法や中和滴定法で定量される。
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問325.活性炭吸着では、被吸着物質の沸点が低いほど一般に吸着されやすい傾向がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは沸点の高い物質ほど活性炭表面に吸着保持されやすく、低沸点物質ほど吸着されにくい。
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問326.鉛中毒の症状には、貧血や神経系の障害が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:鉛の慢性曝露はヘモグロビン合成阻害による貧血や、中枢・末梢神経障害を引き起こす。
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問327.吸着法における破過とは、吸着剤が吸着能力を失い出口濃度が上昇し始める現象をいう。
正解:○(正しい)
解説:破過は吸着剤が飽和に近づき、処理ガス出口の汚染物質濃度が上昇し始める現象を指す。
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問328.カドミウムを含むばいじんは、捕集が困難なため電気集じん装置やバグフィルタでは除去できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。カドミウムは冷却後に微粒子となるため、電気集じん装置やバグフィルタなどで捕集処理できる。
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問329.特定物質による事故が発生した場合、事業者は応急措置を講じ都道府県知事へ通報する義務はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。特定物質の事故時には、事業者は応急措置を講じ、速やかに都道府県知事へ通報する義務がある。
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問330.塩素を含む排ガスは、苛性ソーダ水溶液による吸収で次亜塩素酸塩などとして除去できる。
正解:○(正しい)
解説:塩素は苛性ソーダ水溶液と反応し次亜塩素酸塩や塩化物として吸収除去することができる。
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問331.ICP発光分光分析法は、低温の炎で試料を励起し発光スペクトルから元素を定量する分析法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはICP発光分光分析法は高温のプラズマで原子を励起し発光強度から元素を定量する。
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問332.ふっ素化合物の排出源には、アルミニウム精錬やガラス・りん酸肥料の製造工程が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:ふっ素化合物はアルミニウム精錬、ガラス工業、りん酸肥料製造などの工程から排出される。
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問333.二酸化窒素などの窒素酸化物は人体に無害であり、呼吸器への影響は一切ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。二酸化窒素などの窒素酸化物は呼吸器を刺激し、高濃度では肺機能に悪影響を及ぼす。
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問334.塩化水素を多量に含む排ガスをそのまま大気放出しても、設備の腐食問題は生じない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。塩化水素は強い腐食性をもち、排ガス処理設備や煙突などの金属を腐食させる問題を生じる。
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問335.窒素酸化物の選択的接触還元法(SCR)では、還元剤として塩素ガスが用いられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは選択的接触還元法では触媒上でアンモニアを還元剤としてNOxを窒素と水に分解する。
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問336.ふっ化水素はガラス工業からは排出されず、半導体工場特有の物質である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ふっ化水素はガラス工業やアルミニウム精錬、りん酸肥料製造など幅広い工程から排出される。
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問337.高煙突による排ガスの上空放出は、地上の最大着地濃度を低減する効果がある。
正解:○(正しい)
解説:高煙突は排ガスを高所で放出し拡散させるため、地上の最大着地濃度を低減する効果がある。
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問338.煙上昇高さ(プルームライズ)は、排ガスの運動量と浮力によって生じる。
正解:○(正しい)
解説:プルームライズは排ガスの噴出による運動量と、排ガス温度差による浮力によって生じる上昇である。
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問339.風速が大きくなると、煙上昇高さ(プルームライズ)は大きくなる傾向がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは風速が大きいほど煙は風で押し流され、煙上昇高さは小さくなる傾向がある。
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問340.正規分布型プルームモデルにおいて、煙の濃度分布は風下方向の断面でどのような形状と仮定されるか。
- ア.正規(ガウス)分布
- イ.矩形分布
- ウ.一様分布
- エ.三角分布
正解:ア.正規(ガウス)分布
解説:正規分布型プルームモデルでは、煙の濃度分布は鉛直・水平方向に正規(ガウス)分布すると仮定する。
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問341.有効煙突高さは、次のうちどの和で表されるか。
- ア.実煙突高さ+建物高さ
- イ.実煙突高さ+煙上昇高さ
- ウ.実煙突高さ−煙上昇高さ
- エ.煙上昇高さ−実煙突高さ
正解:イ.実煙突高さ+煙上昇高さ
解説:有効煙突高さは実煙突高さに煙上昇高さ(プルームライズ)を加えた値で表される。
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問342.煙上昇高さ(プルームライズ)に最も寄与する要因の組合せとして適切なものはどれか。
- ア.煙突の色と材質
- イ.周辺の人口密度
- ウ.排ガスの運動量と浮力
- エ.煙突の建設年
正解:ウ.排ガスの運動量と浮力
解説:プルームライズは排ガスの運動量(噴出速度)と浮力(排ガス温度差による)によって生じる。
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問343.高い煙突を用いる主な目的として最も適切なものはどれか。
- ア.排ガスを地上に早く落とす
- イ.排出量そのものを増やす
- ウ.煙の色を目立たせる
- エ.地上の最大着地濃度を低減する
正解:エ.地上の最大着地濃度を低減する
解説:高煙突は排ガスを高所で放出して拡散させ、地上の最大着地濃度を低減することを目的とする。
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問344.ダウンウォッシュとは、どのような現象を指すか。
- ア.排出速度不足で煙が煙突背後に巻き込まれる現象
- イ.煙が真上に上昇し続ける現象
- ウ.煙が左右に均等に広がる現象
- エ.煙突内で煙が逆流する現象
正解:ア.排出速度不足で煙が煙突背後に巻き込まれる現象
解説:ダウンウォッシュは、煙突出口での排出速度が不足し風によって煙が煙突背後に巻き込まれる現象である。
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問345.ダウンドラフトとは、煙が建物などの影響でどのようになる現象か。
- ア.煙が雲を形成する
- イ.建物周辺の気流の乱れで煙が地表近くに引き下げられる
- ウ.煙が真上に上昇する
- エ.煙が完全に消失する
正解:イ.建物周辺の気流の乱れで煙が地表近くに引き下げられる
解説:ダウンドラフトは煙突周辺の建物がつくる気流の乱れにより、煙が地表近くに引き下げられる現象である。
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問346.ダウンウォッシュを防止するため、煙突出口の排出速度は一般にどうすることが望ましいか。
- ア.できるだけ小さくする
- イ.ゼロにする
- ウ.風速に対して十分大きくする
- エ.風速と無関係に固定する
正解:ウ.風速に対して十分大きくする
解説:ダウンウォッシュ防止には、煙突出口の排出速度を風速に対して十分大きくすることが望ましい。
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問347.プルームモデルにおける拡散幅(拡散パラメータ)は、主に何によって変化するか。
- ア.煙突の色
- イ.作業員の人数
- ウ.排ガスの価格
- エ.大気安定度と風下距離
正解:エ.大気安定度と風下距離
解説:拡散幅は大気安定度や風下距離によって変化し、不安定なほど、また遠方ほど大きくなる。
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問348.CONCAWE式は、主に何を推定するための式か。
- ア.煙上昇高さ(プルームライズ)
- イ.排ガス中の硫黄濃度
- ウ.煙突の建設費用
- エ.集じん装置の効率
正解:ア.煙上昇高さ(プルームライズ)
解説:CONCAWE式は煙上昇高さ(プルームライズ)を推定するために用いられる経験式の一つである。
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問349.逆転層(接地逆転や上空逆転)が存在するとき、煙の上方向への拡散は一般にどうなるか。
- ア.逆転層が拡散を促進する
- イ.逆転層が拡散を抑制し煙を閉じ込める
- ウ.逆転層は拡散に無関係である
- エ.煙が逆転層を必ず突き抜ける
正解:イ.逆転層が拡散を抑制し煙を閉じ込める
解説:逆転層は安定な層であり、煙の上方向への拡散を抑制し、煙を閉じ込める作用をもつ。
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問350.地上における汚染物質濃度が最大となる地点について、有効煙突高さを高くすると一般にどうなるか。
- ア.最大着地濃度地点は煙突直下になる
- イ.最大着地濃度は上昇し地点は近づく
- ウ.最大着地濃度は低下し地点は遠ざかる
- エ.最大着地濃度は変化しない
正解:ウ.最大着地濃度は低下し地点は遠ざかる
解説:有効煙突高さを高くすると最大着地濃度は低下し、その出現地点は煙突から遠ざかる。
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問351.ボサンケの式は、煙上昇高さの計算において主にどの要素を考慮するか。
- ア.煙突の設置年度
- イ.周辺の道路状況
- ウ.煙突の塗装色
- エ.排ガスの運動量と浮力
正解:エ.排ガスの運動量と浮力
解説:ボサンケの式は排ガスの運動量と浮力の両方を考慮して煙上昇高さを求める式である。
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問352.大規模発生源の大気環境影響予測において、広く用いられる手法はどれか。
- ア.拡散モデルによる濃度予測
- イ.煙突の重量測定
- ウ.抽選による予測
- エ.作業員へのアンケートのみ
正解:ア.拡散モデルによる濃度予測
解説:大気環境影響予測では、正規分布型プルームモデルなどの拡散モデルによる濃度予測が広く用いられる。
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問353.環境アセスメント(環境影響評価)における大気質予測の主な目的として適切なものはどれか。
- ア.従業員数を決定する
- イ.施設稼働による周辺大気環境への影響を事前評価する
- ウ.施設の建設費を算出する
- エ.煙突の色を選定する
正解:イ.施設稼働による周辺大気環境への影響を事前評価する
解説:大気質予測は、施設稼働により周辺大気環境に与える影響を事前に評価することを目的とする。
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問354.点煙源からの連続放出を扱うプルームモデルに対し、瞬間的な放出を扱うモデルを何というか。
- ア.回帰モデル
- イ.ボックスモデル
- ウ.パフモデル
- エ.プルームモデル
正解:ウ.パフモデル
解説:パフモデルは瞬間的・断続的な放出を扱い、煙塊(パフ)の移動と拡散を計算するモデルである。
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問355.地上濃度の計算において、排出量が2倍になると、他の条件が同じ場合、地上濃度は理論上どうなるか。
- ア.変化しない
- イ.半分になる
- ウ.4倍になる
- エ.2倍になる
正解:エ.2倍になる
解説:プルームモデルでは地上濃度は排出量に比例するため、排出量が2倍になれば地上濃度も2倍になる。
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問356.風速が大きくなると、プルームモデルにおける地上濃度は一般にどうなる傾向があるか。
- ア.風速が大きいほど低下する
- イ.風速が大きいほど上昇する
- ウ.風速がゼロで最小になる
- エ.風速と無関係
正解:ア.風速が大きいほど低下する
解説:地上濃度は風速に反比例する項を含むため、風速が大きいほど希釈が進み濃度は低下する傾向がある。
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問357.煙の長距離輸送・拡散に伴い問題となる現象として、最も関連が深いものはどれか。
- ア.煙突の腐食のみ
- イ.酸性雨などの広域汚染
- ウ.室内の結露
- エ.海面の上昇
正解:イ.酸性雨などの広域汚染
解説:硫黄酸化物などが長距離輸送される過程で酸性物質に変化し、酸性雨などの広域汚染を生じる。
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問358.安定な大気中で煙が水平方向に細長く帯状に伸びる煙型を何というか。
- ア.ルーピング型
- イ.ロフティング型
- ウ.ファンニング型
- エ.コーニング型
正解:ウ.ファンニング型
解説:ファンニング型は安定大気で上下拡散が抑えられ、煙が扇状・帯状に細長く伸びる煙型である。
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問359.大気が著しく不安定で、煙が大きく波打つように上下動する煙型を何というか。
- ア.ファンニング型
- イ.ロフティング型
- ウ.コーニング型
- エ.ルーピング型
正解:エ.ルーピング型
解説:ルーピング型は強い不安定状態で乱流が大きく、煙が波打って上下に大きく揺動する煙型である。
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問360.カドミウム化合物を含む排ガスの処理として、適切なものはどれか。
- ア.バグフィルタや電気集じん装置で捕集する
- イ.加熱して気化させ放出する
- ウ.希釈してそのまま放出する
- エ.処理は不要である
正解:ア.バグフィルタや電気集じん装置で捕集する
解説:カドミウムは微粒子・ヒュームとして存在するため、バグフィルタや電気集じん装置による捕集が適する。
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問361.窒素酸化物(NOx)の排煙処理として代表的な方法はどれか。
- ア.加熱濃縮法
- イ.アンモニアを用いる選択的接触還元法(SCR)
- ウ.電気分解法
- エ.真空蒸留法
正解:イ.アンモニアを用いる選択的接触還元法(SCR)
解説:アンモニアを還元剤とする選択的接触還元法(SCR)は、NOxを窒素と水に分解する代表的処理法である。
-
問362.事故時の措置の対象となる特定物質について、正しい説明はどれか。
- ア.常に無害な物質
- イ.水質汚濁のみに関係する物質
- ウ.事故時に多量排出されると健康等に被害を及ぼすおそれのある物質
- エ.騒音に関する物質
正解:ウ.事故時に多量排出されると健康等に被害を及ぼすおそれのある物質
解説:特定物質は事故により大気中に多量に排出されると人の健康・生活環境に被害を生じるおそれのある物質である。
-
問363.原子吸光分析法において、試料中の目的元素を測定する原理として正しいものはどれか。
- ア.元素の重さを直接量る
- イ.元素の色を目視判定する
- ウ.元素の音を聞く
- エ.原子化した元素が特定波長の光を吸収する量を測定する
正解:エ.原子化した元素が特定波長の光を吸収する量を測定する
解説:原子吸光法は原子化した試料が特定波長の光を吸収する量を測定して元素を定量する原理である。
-
問364.地表付近が安定で煙源より上空が不安定なとき、煙が上方へは拡散するが下方へは拡散しにくい煙型を何というか。
- ア.ロフティング型
- イ.ファンニング型
- ウ.コーニング型
- エ.フュミゲーション型
正解:ア.ロフティング型
解説:ロフティング型は煙源より上が不安定、下が安定なときに上方へ拡散し地上濃度が低くなる煙型である。
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問365.煙突から出た直後の煙が、強風時にほとんど上昇せず水平に流れる煙型を何というか。
- ア.フュミゲーション型
- イ.コーニング型などの煙型
- ウ.ルーピング型
- エ.ロフティング型
正解:イ.コーニング型などの煙型
解説:強風時には浮力・運動量による上昇が抑えられ、煙が水平に流れるコーニング型などの煙型となる。
-
問366.大規模発生源の拡散予測では、地形や建物の影響を考慮する場合がある。その理由として適切なものはどれか。
- ア.煙突の塗装のため
- イ.建物の数を数えるため
- ウ.地形や建物が気流を変え拡散や着地濃度に影響するため
- エ.地形は拡散に全く影響しないため
正解:ウ.地形や建物が気流を変え拡散や着地濃度に影響するため
解説:地形や建物は気流を変化させ煙の拡散や着地濃度に影響するため、予測ではこれらを考慮する。
-
問367.高煙突を用いる大規模発生源において、地上の最大着地濃度地点はどこに現れる傾向があるか。
- ア.煙突の直下
- イ.煙突の真上
- ウ.施設の屋内
- エ.煙突から風下に離れた地点
正解:エ.煙突から風下に離れた地点
解説:高煙突を用いる大規模発生源では、最大着地濃度地点は煙突直下ではなく風下のある程度離れた地点に現れる。
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問368.塩素・塩化水素を含む酸性ガスの吸収処理に用いる吸収液として適切なものはどれか。
- ア.苛性ソーダなどのアルカリ水溶液
- イ.純水のみで常に十分
- ウ.油類
- エ.塩酸水溶液
正解:ア.苛性ソーダなどのアルカリ水溶液
解説:塩素・塩化水素は酸性ガスであり、苛性ソーダなどのアルカリ水溶液で中和吸収するのが適切である。
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問369.ふっ化水素を含む排ガスを湿式で処理する際、生成する難溶性塩を利用する代表的な吸収剤はどれか。
- ア.食塩
- イ.消石灰(カルシウム化合物)
- ウ.エタノール
- エ.砂糖
正解:イ.消石灰(カルシウム化合物)
解説:消石灰などのカルシウム化合物はふっ素と反応し難溶性のふっ化カルシウムを生成し、固定除去できる。
-
問370.有害物質である鉛を含む排ガス・ばいじんの主な発生源として適切なものはどれか。
- ア.一般家庭の換気
- イ.公園の樹木
- ウ.非鉄金属精錬所などの工程
- エ.海面
正解:ウ.非鉄金属精錬所などの工程
解説:鉛は非鉄金属精錬所や鉛使用工程などで焼結・溶解時にヒュームやばいじんとして発生する。
-
問371.排ガス中の有害金属の粒子状物質を試料採取する際、一般に用いられるものはどれか。
- ア.温度計のみ
- イ.風速計のみ
- ウ.気圧計のみ
- エ.ろ紙(フィルタ)
正解:エ.ろ紙(フィルタ)
解説:粒子状の有害金属はろ紙(フィルタ)を用いて等速吸引で捕集し、その後分析に供する。
-
問372.ICP発光分光分析法は、試料をどのように励起して元素を定量する分析法か。
- ア.高温のプラズマで励起する
- イ.紫外線ランプのみで励起する
- ウ.電気抵抗で励起する
- エ.低温の冷却ガスで励起する
正解:ア.高温のプラズマで励起する
解説:ICP発光分光分析法は高温プラズマで原子を励起し、その発光強度から元素濃度を求める分析法である。
-
問373.塩化水素を多量に含む排ガスを処理せず大気放出した場合に生じる問題として適切なものはどれか。
- ア.設備や煙突に全く影響しない
- イ.設備や煙突の腐食を生じる
- ウ.排ガスが浄化される
- エ.環境に有益な効果がある
正解:イ.設備や煙突の腐食を生じる
解説:塩化水素は強い腐食性をもち、未処理で放出すると設備や煙突の腐食、周辺環境への悪影響を生じる。
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問374.カドミウムによる慢性的な健康影響として最も適切なものはどれか。
- ア.視力の急激な向上
- イ.聴力の改善
- ウ.腎臓障害や骨の障害
- エ.皮膚の保湿
正解:ウ.腎臓障害や骨の障害
解説:カドミウムの慢性曝露は腎尿細管障害や骨軟化症など、腎臓や骨に対する健康影響を生じる。
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問375.高温燃焼時に空気中の窒素と酸素が反応して生成する窒素酸化物を何というか。
- ア.フューエルNOx
- イ.プロンプトNOx
- ウ.オゾン
- エ.サーマルNOx
正解:エ.サーマルNOx
解説:サーマルNOxは高温燃焼下で空気中の窒素と酸素が反応して生成し、燃焼温度が高いほど増加する。