公害防止管理者(大気関係第1種)「ばいじん・粉じん特論」の一問一答
📖 公害防止管理者(大気関係第1種)「ばいじん・粉じん特論」の全75問と解説(一覧)
公害防止管理者(大気関係第1種)のばいじん・粉じん特論に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.粒子の空気力学径とは、その粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³(1000kg/m³)の球の直径をいう。
正解:○(正しい)
解説:空気力学径は対象粒子と同一の終末沈降速度を示す密度1g/cm³の球相当径として定義され、慣性や沈降を扱う集じん理論で広く用いられます。
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問2.ストークス径とは、対象粒子と同じ密度・同じ沈降速度をもつ球の直径のことである。
正解:○(正しい)
解説:ストークス径は対象粒子と同一密度かつ同一沈降速度を示す球の直径で、空気力学径とは密度の扱いが異なります。
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問3.レイノルズ数が小さい層流域では、球形粒子に働く抗力はストークスの法則で表され、抗力は速度の2乗に比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ストークス域では抗力は速度の1乗に比例します。速度の2乗に比例するのは慣性抵抗が支配的なニュートン域です。
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問4.粒径分布を対数正規分布で表すとき、幾何標準偏差が1に近いほど粒径のばらつきが小さい単分散に近い。
正解:○(正しい)
解説:幾何標準偏差σgは粒径分布の広がりを示し、σg=1で完全な単分散、値が大きいほど多分散になります。
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問5.個数基準の粒径分布を質量基準に換算すると、一般に平均粒径は小さい側に移動する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは大きい側に移動します。質量は径の3乗に比例し大粒子の寄与が強調されるため、質量基準は大粒径側に偏ります。
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問6.粉じんの安息角が大きい粉体ほど流動性が良く、ホッパーから排出されやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。安息角が大きい粉体は付着性が強く流動性が悪いため、ホッパーから排出されにくくなります。
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問7.重力沈降室は、ガス流速を低くして粒子を重力で沈降分離する装置で、構造が簡単だが微小粒子の捕集には適さない。
正解:○(正しい)
解説:重力沈降室は数十µm以上の粗大粒子向けで、構造が単純で圧力損失が小さい一方、微小粒子の捕集効率は低いです。
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問8.重力沈降室の捕集効率は、装置の床面積を大きくし処理ガス量を増やすほど向上する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。処理ガス量を増やすと効率は低下します。効率は沈降面積に比例し処理ガス量に反比例します。
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問9.慣性力集じん装置は、含じんガスの流れの方向を急変させ、粒子の慣性によって気流から分離する装置である。
正解:○(正しい)
解説:慣性力集じん装置は障害物や流路の急激な方向転換で粒子を慣性により気流から離脱させ捕集します。
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問10.サイクロン(遠心力集じん装置)では、入口ガス流速を大きくすると遠心力が増し、分離径が小さくなる。
正解:○(正しい)
解説:入口流速が大きいほど遠心力(旋回速度の2乗に比例)が増大し、より小さな粒子まで捕集できるため分離径が小さくなります。
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問11.サイクロンの分離径(限界粒径)は、装置本体の直径を小さくすると大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。本体径を小さくすると旋回半径が小さくなり遠心力が増すため、分離径は小さくなります。
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問12.サイクロンの圧力損失は、入口ガス流速に反比例して減少する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはサイクロンの圧力損失は入口ガス流速のほぼ2乗に比例して増大します。
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問13.マルチサイクロンは大型サイクロンを1基用いることで、小型サイクロンを多数並列にしたものより分離径を小さくできる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。マルチサイクロンは小型サイクロンを多数並列に組み合わせた装置で、小径化により分離径を小さくします。
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問14.ベンチュリスクラバーは、のど部で高速の気流に水を噴霧し、液滴と粒子を慣性衝突させて捕集する洗浄集じん装置である。
正解:○(正しい)
解説:ベンチュリスクラバーはのど部の高速気流に噴霧液滴を分散させ、慣性衝突で微小粒子を捕集する高性能スクラバーです。
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問15.洗浄集じん装置は、捕集後の汚水処理が不要で、可燃性・爆発性ガスを含む含じんガスの処理には不向きである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。洗浄集じん装置は捕集後に汚水(スラリー)処理が必要ですが、湿式のため可燃性・爆発性粉じんの処理にはむしろ適します。
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問16.ベンチュリスクラバーは集じん効率が高いほど圧力損失が大きくなり、所要動力が増す傾向がある。
正解:○(正しい)
解説:ベンチュリスクラバーはのど部速度を上げるほど効率が向上しますが、圧力損失と所要動力も増大します。
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問17.ろ過集じん装置(バグフィルター)では、運転初期よりも一次付着層(ダスト層)が形成された後の方が微小粒子の捕集効率が高い。
正解:○(正しい)
解説:ろ布表面に形成された一次付着層(ダストケーキ)自体がろ材として働くため、付着層形成後の方が捕集効率が高くなります。
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問18.バグフィルターのろ過速度(見かけろ過速度)を大きくすると、圧力損失は小さくなり払い落とし頻度を減らせる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ろ過速度を大きくすると圧力損失が増大し、払い落とし頻度を増やす必要があります。
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問19.パルスジェット式バグフィルターは、ろ布の外側に粉じんを捕集し、内側から圧縮空気を瞬間的に噴射して払い落とす方式である。
正解:○(正しい)
解説:パルスジェット式は外面ろ過で、圧縮空気を内側へパルス噴射してろ布を瞬時に膨らませ付着層を払い落とします。
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問20.ガラス繊維製のろ布は耐熱性に劣り、150℃以上のガスには使用できない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはガラス繊維ろ布は耐熱性に優れ、約250〜300℃の高温ガスにも適用できます。
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問21.電気集じん装置(ESP)は、コロナ放電によって粒子を荷電し、電界中で集じん極に粒子を移動・捕集する装置である。
正解:○(正しい)
解説:ESPは放電極のコロナ放電で粒子を荷電し、電界によって集じん極へ移動させて捕集する装置です。
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問22.電気集じん装置のデウチ(Deutsch)の式によれば、集じん率は見かけ移動速度と集じん面積に対し指数関数的に変化する。
正解:○(正しい)
解説:デウチの式 η=1−exp(−A·w/Q) により、集じん率は見かけ移動速度wと集じん面積Aの積に対し指数関数的に増加します。
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問23.電気集じん装置では、ダストの電気抵抗率が低すぎても高すぎても集じん性能が低下する。
正解:○(正しい)
解説:電気抵抗率が低いと再飛散、高いと逆電離が起こり、いずれも性能低下を招きます。適正範囲は約10^4〜10^11Ω·cmです。
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問24.ダストの電気抵抗率が高すぎる場合に集じん極で起こる異常現象を逆電離(逆コロナ)という。
正解:○(正しい)
解説:高抵抗ダストでは堆積層内の電位勾配が過大となり、層内で局所放電(逆電離・逆コロナ)が発生し集じん性能が低下します。
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問25.電気抵抗率が低すぎるダストでは、集じん極に到達した粒子が電荷を失って再飛散しやすくなる。
正解:○(正しい)
解説:低抵抗ダストは集じん極で速やかに電荷を失い、極板から離脱・再飛散しやすくなって捕集効率が低下します。
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問26.電気集じん装置の見かけ移動速度を大きくすると、同じ集じん率を得るのに必要な集じん面積は大きくなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。見かけ移動速度が大きいほど必要な集じん面積は小さくて済みます。デウチの式から面積は移動速度に反比例します。
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問27.湿式電気集じん装置は、集じん極を水膜で洗い流すため、逆電離が起こりやすく高抵抗ダストの処理には不向きである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。湿式ESPは水洗で付着層が薄く保たれるため逆電離が起こりにくく、高抵抗ダストの処理に適します。
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問28.総括集じん率は、各部分集じん率を粒径分布で重み付けして合成した装置全体の集じん率である。
正解:○(正しい)
解説:総括集じん率は粒径ごとの部分集じん率を入口の粒径分布で加重平均したもので、装置全体の性能を表します。
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問29.部分集じん率は粒径によらず一定であり、どの集じん装置でも粗大粒子と微小粒子の捕集効率は等しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。部分集じん率は粒径に強く依存し、一般に微小粒子ほど捕集が難しく効率が低下します。
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問30.二つの集じん装置を直列に設置した場合、全体の集じん率は各装置の集じん率の積で表される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは全体の通過率(=1−集じん率)が各装置の通過率の積で表されます。
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問31.重力集じん装置は一般に、サイクロンやバグフィルターよりも圧力損失が大きい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。重力集じん装置はガスをゆるやかに通すため圧力損失が小さく、サイクロンやバグフィルターより低圧損です。
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問32.バグフィルターは高温・腐食性ガスにも無条件で適用でき、ろ布材質の選定は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。バグフィルターはガス温度や腐食性に応じてろ布材質(ガラス繊維・フッ素樹脂等)を慎重に選定する必要があります。
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問33.等速吸引とは、ダクト内のガス流速と吸引ノズル入口のガス流速を等しくして試料を採取する方法である。
正解:○(正しい)
解説:等速吸引はノズル入口流速をダクト内流速と一致させ、粒子の慣性による偏りを防いで代表性ある試料を採取する手法です。
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問34.ダスト試料採取で吸引速度がダクト内流速より速い場合、慣性の大きい粗大粒子が過大に採取される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。吸引速度が速いとガスは周囲から引き込まれますが粗大粒子は慣性で追従できず、粗大粒子は過小に採取されます。
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問35.煙道排ガス中のダスト濃度測定では、ダクト断面の中心1点のみで測定すれば代表値が得られる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはダクト断面内の流速・濃度分布が不均一なため、断面を区分し多点測定を行います。
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問36.石綿(アスベスト)は特定粉じんに該当し、その発生施設には特定粉じん発生施設としての規制が適用される。
正解:○(正しい)
解説:石綿は大気汚染防止法上の特定粉じんで、製造・加工施設は特定粉じん発生施設として敷地境界基準等の規制対象です。
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問37.一般粉じん発生施設には、コークス炉、鉱物等の堆積場、ベルトコンベヤ、破砕機などが含まれる。
正解:○(正しい)
解説:コークス炉、鉱物等の堆積場、ベルトコンベヤ、破砕・摩砕機などは大気汚染防止法上の一般粉じん発生施設に該当します。
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問38.乾式の慣性力集じん装置は、サイクロンよりも微小粒子の捕集効率が高く、サブミクロン粒子も高効率で除去できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。慣性力集じん装置はサイクロンより捕集径が大きく、サブミクロン粒子の捕集には適しません。
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問39.重力沈降室における粒子の終末沈降速度は、ストークス域では粒子径とどのような関係にあるか。
- ア.粒子径の1/2乗に比例する
- イ.粒子径の1乗に比例する
- ウ.粒子径の2乗に比例する
- エ.粒子径に反比例する
正解:ウ.粒子径の2乗に比例する
解説:ストークスの法則による終末沈降速度は vt=(ρp−ρ)g·dp²/(18µ) で表され、粒子径dpの2乗に比例します。
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問40.電気集じん装置で、ダストの電気抵抗率が高すぎる場合に集じん極の堆積層内で起こる異常現象はどれか。
- ア.再飛散
- イ.スパークオーバー
- ウ.コロナ電流の停止
- エ.逆電離(逆コロナ)
正解:エ.逆電離(逆コロナ)
解説:高抵抗ダストでは堆積層内の電位勾配が過大になり局所放電が生じます。これを逆電離(逆コロナ)といいます。
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問41.次のうち、一般に最も微小な粒子(サブミクロン領域)まで高効率で捕集できる集じん装置はどれか。
- ア.バグフィルター
- イ.重力沈降室
- ウ.単段サイクロン
- エ.慣性力集じん装置
正解:ア.バグフィルター
解説:バグフィルターはサブミクロン粒子も高効率で捕集できますが、重力沈降室や慣性力集じん装置は粗大粒子向けです。
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問42.デウチ(Deutsch)の式 η=1−exp(−A·w/Q) において、wが表す量はどれか。
- ア.ガス入口流速
- イ.見かけ移動速度
- ウ.コロナ放電電圧
- エ.集じん極の面積
正解:イ.見かけ移動速度
解説:wは粒子の見かけ移動速度(集じん極へ向かう実効的な移動速度)を表し、ESPの集じん性能を決める重要なパラメータです。
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問43.サイクロンの圧力損失は、入口ガス流速に対しておおむねどのように変化するか。
- ア.流速に反比例する
- イ.流速の1乗に比例する
- ウ.流速の2乗に比例する
- エ.流速によらず一定
正解:ウ.流速の2乗に比例する
解説:サイクロンの圧力損失は速度ヘッドに比例するため、入口ガス流速のほぼ2乗に比例して増大します。
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問44.バグフィルターのろ布払い落とし方式として用いられないものはどれか。
- ア.パルスジェット式
- イ.機械振動式
- ウ.逆気流式
- エ.コロナ放電式
正解:エ.コロナ放電式
解説:パルスジェット式、機械振動式、逆気流式が代表的な払い落とし方式です。コロナ放電式はESPに関する用語で払い落とし方式ではありません。
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問45.ダスト試料採取において、吸引速度がダクト内流速より遅い場合に生じる現象はどれか。
- ア.粗大粒子が過大に採取される
- イ.全粒径で過小採取となる
- ウ.微小粒子が過大に採取される
- エ.粒径によらず正確に採取される
正解:ア.粗大粒子が過大に採取される
解説:吸引速度が遅いと一部のガスがノズルを迂回しますが、粗大粒子は慣性でノズルに入り込むため粗大粒子が過大に採取されます。
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問46.次のうち、洗浄集じん装置(湿式集じん装置)の特徴として正しいものはどれか。
- ア.捕集後の汚水処理が不要である
- イ.捕集後に汚水(スラリー)処理が必要となる
- ウ.可燃性粉じんの処理には使用できない
- エ.ガスの冷却・加湿は一切起こらない
正解:イ.捕集後に汚水(スラリー)処理が必要となる
解説:湿式集じん装置は捕集後に汚水(スラリー)処理が必要となる点が大きな特徴で、可燃性粉じんの処理にも適します。
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問47.粒子の沈降速度に関するレイノルズ数が非常に小さい領域の名称はどれか。
- ア.ニュートン域
- イ.アレン域
- ウ.ストークス域
- エ.遷移域
正解:ウ.ストークス域
解説:レイノルズ数が非常に小さく粘性抵抗が支配的な層流域をストークス域といい、抗力は速度の1乗に比例します。
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問48.電気集じん装置でダストの電気抵抗率が低すぎる場合に起こりやすい現象はどれか。
- ア.逆電離
- イ.コロナ放電の停止
- ウ.絶縁破壊
- エ.再飛散
正解:エ.再飛散
解説:低抵抗ダストは集じん極で速やかに電荷を失い、極板から離脱して気流中へ戻る再飛散が起こりやすくなります。
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問49.重力沈降室の捕集効率を高める方法として最も適切なものはどれか。
- ア.沈降面積を大きくする
- イ.室内ガス流速を高める
- ウ.室の高さを高くする
- エ.処理ガス量を増やす
正解:ア.沈降面積を大きくする
解説:重力沈降室の効率は沈降面積に比例し処理ガス量に反比例するため、沈降面積を増やす(棚段を設ける等)と効率が向上します。
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問50.次のうち、サイクロンの分離径(限界粒径)を小さくする操作として正しいものはどれか。
- ア.本体直径を大きくする
- イ.本体直径を小さくする
- ウ.処理ガス温度を上げる
- エ.入口ガス流速を下げる
正解:イ.本体直径を小さくする
解説:サイクロン本体の直径を小さくすると旋回半径が小さくなって遠心力が増大し、より小さい粒子まで捕集でき分離径が小さくなります。
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問51.電気集じん装置の構成要素として、コロナ放電を発生させる電極の名称はどれか。
- ア.集じん極
- イ.接地極
- ウ.放電極
- エ.補助極
正解:ウ.放電極
解説:放電極(コロナ電極)に高電圧を印加してコロナ放電を発生させ、粒子を荷電します。集じん極は荷電粒子を捕集する平板極です。
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問52.ガラス繊維製ろ布が一般に適用できるガス温度の上限の目安はどれか。
- ア.約80℃
- イ.約600℃
- ウ.約150℃
- エ.約250〜300℃
正解:エ.約250〜300℃
解説:ガラス繊維ろ布は耐熱性に優れ、おおむね250〜300℃程度の高温ガスに適用できます。
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問53.二つの集じん装置を直列に設置し、それぞれの集じん率が90%と80%のとき、全体の集じん率はおよそいくらか。
- ア.98%
- イ.85%
- ウ.94%
- エ.99.5%
正解:ア.98%
解説:全体通過率=0.10×0.20=0.02。よって全体集じん率=1−0.02=0.98、すなわち98%となります。
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問54.ベンチュリスクラバーで集じん効率を高める主な操作はどれか。
- ア.噴霧水を止める
- イ.のど部のガス速度を高める
- ウ.のど部のガス速度を下げる
- エ.ガスを冷却して流速を落とす
正解:イ.のど部のガス速度を高める
解説:のど部のガス速度を高めると気液の相対速度が増し慣性衝突が促進されて効率が向上しますが、圧力損失も増大します。
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問55.電気集じん装置の見かけ移動速度を2倍にしたとき、デウチの式によれば必要な集じん面積はどう変わるか(同一集じん率の場合)。
- ア.2倍になる
- イ.変わらない
- ウ.1/2になる
- エ.4倍になる
正解:ウ.1/2になる
解説:デウチの式から集じん面積A=−Q·ln(1−η)/wであり、wに反比例します。wを2倍にすると必要面積は1/2になります。
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問56.慣性力集じん装置の捕集原理として正しいものはどれか。
- ア.静電気力で粒子を集める
- イ.重力でゆるやかに沈降させる
- ウ.水膜に粒子を吸収させる
- エ.気流の方向を急変させ慣性で粒子を分離する
正解:エ.気流の方向を急変させ慣性で粒子を分離する
解説:慣性力集じん装置は気流の方向を急変させ、慣性により気流に追従できない粒子を分離・捕集します。
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問57.ダスト試料採取で代表性のある試料を得るために必須となる条件はどれか。
- ア.等速吸引
- イ.できるだけ遅い吸引
- ウ.間欠的な吸引
- エ.できるだけ速い吸引
正解:ア.等速吸引
解説:等速吸引(ノズル入口流速=ダクト内流速)が代表性確保の必須条件で、慣性による粒子の偏り採取を防ぎます。
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問58.質量基準の粒径分布は、個数基準の粒径分布と比べて一般にどうなるか。
- ア.小粒径側に偏る
- イ.大粒径側に偏る
- ウ.完全に一致する
- エ.分布の形が逆転する
正解:イ.大粒径側に偏る
解説:質量は粒径の3乗に比例するため大粒子の寄与が強調され、質量基準の分布は個数基準より大粒径側に偏ります。
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問59.湿式電気集じん装置が乾式に比べて有利な点として正しいものはどれか。
- ア.汚水処理が不要である
- イ.消費電力が必ず小さい
- ウ.高抵抗ダストでも逆電離が起こりにくい
- エ.可動部が一切ない
正解:ウ.高抵抗ダストでも逆電離が起こりにくい
解説:湿式ESPは集じん極を水で洗うため付着層が薄く保たれ、高抵抗ダストでも逆電離が起こりにくい利点があります。
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問60.ろ過集じん装置で一次付着層(ダストケーキ)が果たす役割として正しいものはどれか。
- ア.ガス温度を下げる
- イ.圧力損失を小さくする
- ウ.ろ布の寿命を縮める
- エ.ろ材として微小粒子の捕集効率を高める
正解:エ.ろ材として微小粒子の捕集効率を高める
解説:ろ布表面の一次付着層自体がろ材として機能し、ろ布単独より微小粒子の捕集効率を高めます。
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問61.煙道内ダスト濃度測定で多点測定を行う主な理由はどれか。
- ア.断面内の流速・濃度分布が不均一だから
- イ.ノズルの摩耗を防ぐため
- ウ.吸引ポンプの能力が小さいから
- エ.測定時間を短縮するため
正解:ア.断面内の流速・濃度分布が不均一だから
解説:ダクト断面内では流速や濃度の分布が不均一なため、断面を区分し多点で測定して代表値を求めます。
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問62.安息角の大きい粉体に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.流動性が良くホッパーから排出されやすい
- イ.付着性が強く流動性が悪い
- ウ.電気抵抗率が必ず低い
- エ.必ず粗大粒子のみからなる
正解:イ.付着性が強く流動性が悪い
解説:安息角が大きい粉体は付着性・凝集性が強く流動性が悪いため、ホッパーやシュートで詰まりやすくなります。
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問63.電気集じん装置で粒子に電荷を与える主な物理現象はどれか。
- ア.熱泳動
- イ.重力沈降
- ウ.コロナ放電によるイオン付着
- エ.遠心分離
正解:ウ.コロナ放電によるイオン付着
解説:放電極でのコロナ放電により生じたイオンが粒子に付着し、粒子を荷電(帯電)させます。
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問64.次のうち、大気汚染防止法上の特定粉じんに該当するものはどれか。
- ア.石炭粉
- イ.セメント粉
- ウ.鉄鉱石粉
- エ.石綿(アスベスト)
正解:エ.石綿(アスベスト)
解説:大気汚染防止法上の特定粉じんは石綿(アスベスト)であり、人の健康被害との関連から特別な規制が設けられています。
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問65.電気集じん装置で良好な集じん性能が得られるダストの電気抵抗率の適正範囲はおよそどれか。
- ア.10^4〜10^11Ω·cm
- イ.抵抗率は性能に無関係
- ウ.10^14〜10^18Ω·cm
- エ.10^-2〜10^0Ω·cm
正解:ア.10^4〜10^11Ω·cm
解説:電気抵抗率がおおむね10^4〜10^11Ω·cmの範囲で良好な集じんが得られ、これより低いと再飛散、高いと逆電離が起こります。
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問66.パルスジェット式バグフィルターの払い落としに用いられるものはどれか。
- ア.機械振動
- イ.圧縮空気の瞬間噴射
- ウ.超音波
- エ.逆方向の気流
正解:イ.圧縮空気の瞬間噴射
解説:パルスジェット式は圧縮空気を瞬間的にろ布内側へ噴射し、ろ布を急膨張させて付着ダスト層を払い落とします。
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問67.次のうち、一般粉じん発生施設に該当しないものはどれか。
- ア.コークス炉
- イ.鉱物等の堆積場
- ウ.石綿の製造・加工施設
- エ.ベルトコンベヤ
正解:ウ.石綿の製造・加工施設
解説:コークス炉、鉱物等の堆積場、ベルトコンベヤは一般粉じん発生施設ですが、石綿の製造・加工施設は特定粉じん発生施設です。
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問68.集じん装置の選定にあたり、サブミクロン粒子を高効率で捕集しつつ高温ガスにも対応したい場合に適する装置はどれか。
- ア.単段サイクロン
- イ.重力沈降室
- ウ.慣性力集じん装置
- エ.電気集じん装置
正解:エ.電気集じん装置
解説:電気集じん装置は微小粒子を高効率で捕集でき、耐熱構造とすれば高温ガスにも対応できます。重力沈降室や慣性力集じん装置は微小粒子に不向きです。
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問69.総括集じん率に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.部分集じん率を入口粒径分布で加重平均した値である
- イ.粒径によらず一定の値である
- ウ.最大粒径の部分集じん率に等しい
- エ.常に100%である
正解:ア.部分集じん率を入口粒径分布で加重平均した値である
解説:総括集じん率は粒径ごとの部分集じん率を入口の粒径分布で加重平均した装置全体の集じん率です。
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問70.ベンチュリスクラバーののど部における集じん作用の主な機構はどれか。
- ア.静電気力による吸着
- イ.液滴と粒子の慣性衝突
- ウ.重力沈降
- エ.熱泳動
正解:イ.液滴と粒子の慣性衝突
解説:のど部で高速気流に分散された噴霧液滴と粒子が慣性衝突することで微小粒子が捕集されます。
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問71.次のうち、空気力学径の定義として正しいものはどれか。
- ア.対象粒子と同じ体積をもつ球の直径
- イ.対象粒子と同じ表面積をもつ球の直径
- ウ.対象粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³の球の直径
- エ.対象粒子と同じ質量をもつ球の直径
正解:ウ.対象粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³の球の直径
解説:空気力学径は対象粒子と同じ沈降速度をもつ密度1g/cm³の球の直径として定義されます。
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問72.重力沈降室の特徴として正しいものはどれか。
- ア.微小粒子を高効率で捕集できる
- イ.可動部が多く故障しやすい
- ウ.圧力損失が非常に大きい
- エ.構造が簡単で圧力損失が小さい
正解:エ.構造が簡単で圧力損失が小さい
解説:重力沈降室は構造が簡単で圧力損失が小さい一方、微小粒子の捕集効率が低く粗大粒子向けの一次除じんに用いられます。
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問73.ばいじんの処理・処分に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.重金属を含むばいじんは性状に応じた適正処理が必要である
- イ.集じんしたばいじんはすべて大気へ再放出してよい
- ウ.ばいじんは必ず焼却処分しなければならない
- エ.ばいじんの処分には法的規制が一切ない
正解:ア.重金属を含むばいじんは性状に応じた適正処理が必要である
解説:集じんしたばいじんは性状に応じて再利用または埋立処分され、重金属など有害物質を含む場合は適正処理が求められます。
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問74.煙道排ガス中のダスト濃度測定でダクト断面を区分する際の分け方として適切なものはどれか。
- ア.断面の中心1点のみ
- イ.等面積に区分した複数点
- ウ.入口に近い側だけ
- エ.ダクト壁面のみ
正解:イ.等面積に区分した複数点
解説:流速・濃度分布の不均一に対応するため、ダクト断面を等面積に区分し各区画の代表点で測定します。
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問75.サイクロンの性能に関する記述として正しいものはどれか。
- ア.入口流速を上げると圧力損失が小さくなる
- イ.入口流速を上げると分離径が大きくなる
- ウ.入口流速を上げると分離径が小さくなる
- エ.入口流速は性能に無関係である
正解:ウ.入口流速を上げると分離径が小さくなる
解説:入口ガス流速を上げると遠心力が増して分離径は小さくなりますが、圧力損失は流速の2乗で増大します。