基本情報技術者の難易度と合格率【他の資格と比較】
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基本情報技術者試験(FE)は、IT系国家資格の登竜門として位置づけられる資格です。この記事では、基本情報技術者の難易度・合格率を他の資格と比較しながら詳しく解説します。
- 基本情報技術者の合格率の推移
- 試験の難易度レベル
- 他のIT系・人気資格との難易度比較
- 合格するためのポイント
基本情報技術者試験とは?
基本情報技術者試験は、IPA(情報処理推進機構)が実施する情報処理技術者試験のレベル2に位置する国家試験です。ITエンジニアとしての基礎知識(科目A)とアルゴリズム・情報セキュリティの実践力(科目B)の両方を問う試験で、IT業界で広く認知されています。
| 試験名 | 基本情報技術者試験(FE) |
|---|---|
| 試験形式 | CBT方式(通年)/科目A+科目B |
| 合格基準 | 科目A・科目B ともに1,000点中600点以上 |
| 受験料 | 7,500円 |
| 受験資格 | なし(誰でも受験可能) |
| 試験日 | 通年(CBT会場で随時受験可能。2026年12月28日以降は試験の休止を予定) |
| 実施機関 | 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) |
従来の「午前試験/午後試験」から「科目A/科目B」へ変更され、通年CBT方式・試験時間短縮・科目B大幅縮小が実施されました。プログラミング言語選択は廃止され、すべて疑似言語での出題になっています。
基本情報技術者の合格率の推移
基本情報技術者試験の合格率は、2023年4月の制度改訂を境に大きく変化しました。
| 年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
|---|---|---|---|
| 令和2年度(2020年) | 52,993 | 25,499 | 48.1%(CBT初年度・特殊) |
| 令和3年度(2021年) | 85,428 | 34,734 | 40.7% |
| 令和4年度(2022年) | 101,620 | 38,033 | 37.4% |
| 令和5年度(2023年・新制度) | 121,611 | 57,278 | 47.1% |
| 令和6年度(2024年) | 133,732 | 54,501 | 40.8% |
| 令和7年度(2025年) | 147,186 | 56,370 | 38.3% |
2023年度の新制度以降、合格率は47.1%→40.8%→38.3%と40%前後で推移しており、かつての「難関」イメージは薄らいでいます。とはいえ半数近くは不合格であり、科目B(アルゴリズム)で躓く受験者が多いのが実情です。
難易度を他の資格と比較
基本情報技術者の難易度を、他のIT資格・人気資格と比較してみましょう。
| 資格名 | 合格率 | 難易度 | 学習時間の目安 |
|---|---|---|---|
| 基本情報技術者 | 約40% | 普通 | 約150〜200時間 |
| ITパスポート | 約50% | やや易しい | 60〜100時間 |
| 情報セキュリティマネジメント | 約70% | やや易しい | 100〜150時間 |
| 応用情報技術者 | 約22〜25% | やや難 | 300〜500時間(基本情報合格者) |
| 高度情報処理技術者(各区分) | 約10〜15% | 難関 | 500〜800時間 |
| CCNA | 約30%(非公開) | 普通 | 160〜240時間 |
| AWS認定 SAA | 約70%(目安) | 普通 | 80〜120時間 |
ITパスポートとの比較
ITパスポートは「ITを利用する全ての社会人」向けの入門資格。基本情報技術者は「ITで仕事をする人」向けで、アルゴリズム・プログラミングまで踏み込む点が大きな違い。学習量は基本情報技術者の方が2〜3倍必要です。
応用情報技術者との比較
応用情報技術者(AP)はレベル3で、記述式の科目B(旧午後)が加わります。基本情報技術者の上位互換で、合格率は22〜25%と難関。基本情報技術者合格後に挑戦する受験者が多く、学習量は2倍以上必要です。
情報セキュリティマネジメント(SG)との比較
情報セキュリティマネジメントはレベル2で、情報セキュリティに特化した試験。基本情報技術者より範囲が狭く、プログラミングも問われないため易しめです。セキュリティ重視職の人はSG、IT全般ならFEがおすすめ。
合格するためのポイント
1. 科目Aはテクノロジ系を優先
科目A 60問のうち、テクノロジ系が約半分を占めます。コンピュータシステム・データベース・ネットワーク・セキュリティが重要分野。計算問題も頻出なので、過去問で公式適用に慣れましょう。
2. 科目Bは疑似言語トレースが最重要
科目Bの合否を分けるのは疑似言語の読解力。IPA公開のサンプル問題と市販の科目B対策問題集を繰り返し解いて、配列・繰返し・再帰・データ構造のパターンに慣れましょう。
3. 過去問道場を活用
無料Webサイト「基本情報技術者試験ドットコム 過去問道場」は、全過去問を無料で演習可能。スマホアプリ感覚で隙間時間の学習に最適。正答率記録・分野別抽出機能も便利。
よくある質問
Q. 基本情報技術者の合格率はどれくらいですか?
IPAの統計では、令和5年度47.1%、令和6年度40.8%、令和7年度38.3%で、科目A・科目Bの形式になった2023年度以降は40%前後で推移しています。
Q. 基本情報技術者は難しいですか?
IPAの試験要綱では、共通キャリア・スキルフレームワークのレベル2に相当する試験で、レベル3の応用情報技術者試験の一つ手前に位置づけられています。令和7年度の合格率は38.3%で、ITパスポートより出題範囲が広く、科目Bでプログラムを読み解く力も問われます。
Q. 基本情報技術者とITパスポートはどちらが難しいですか?
基本情報技術者のほうが上位の試験です。ITパスポートはITの基礎知識を問う試験ですが、基本情報技術者は科目Bで擬似言語のプログラムを読み解く問題(20問中16問)や情報セキュリティの問題も出るため、その分の対策が必要です。
Q. 基本情報技術者の受験者数は年間どれくらいですか?
IPAの統計では、令和7年度(2025年度)の受験者数は147,186人、合格者数は56,370人でした。受験者数は令和5年度121,611人、令和6年度133,732人から増えています。
基本情報技術者 の問題を解く →
4. シラバス改訂で追加された項目に注意
2023年12月に公表されたシラバスVer.9.0(CBT方式は2024年10月の試験から適用)で、生成AIを含むAIの利活用やDXに関する項目が追加され、その後もVer.9.1・Ver.9.2と改訂されています(2026年9月時点)。古いテキストには新しい項目が載っていないことがあるので、受験する年度の版のテキストを選びましょう。
まとめ
基本情報技術者の難易度と合格率について、ポイントをまとめます。
- 合格率は約40%(2025年度38.3%)
- 難易度は「普通」。IT未経験でも200時間で合格可能
- 科目A・科目B ともに600点以上が合格基準
- ITパスポートより難しく、応用情報技術者より易しい
- 通年CBT化で受験機会が豊富(2026年12月28日以降は休止予定)
- 科目B(疑似言語)対策が合否を分ける
基本情報技術者はIT業界への第一歩として最適な資格です。まずは問題演習から始めてみましょう。
基本情報技術者 一問一答 →
📊 同カテゴリ資格との難易度比較【IT系】
「基本情報技術者」を同じIT系の資格と難易度・学習時間・コスパで横並び比較しました(難易度が低い順)。自分に合った受験順や次に狙う資格の検討にお使いください。
| 資格 | 難易度 | 学習時間目安 | 国の統計で見る年収 | コスパ |
|---|---|---|---|---|
| 生成AIパスポート | Lv1・入門 | 20〜40時間 | — | ◎ |
| 統計検定 3級 | Lv1・入門 | 20〜40時間 | — | ◎ |
| ITパスポート | Lv1・入門 | 100〜150時間 | — | ◎ |
| G検定 | Lv2・やさしめ | 30〜50時間 | — | ◎ |
| HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル1 | Lv2・やさしめ | 40〜80時間 | — | ○ |
| 情報セキュリティマネジメント | Lv2・やさしめ | 100〜150時間 | — | ○ |
| 基本情報技術者 ◀ この資格 | Lv2・やさしめ | 150〜200時間 | 約578万円(ソフトウェア作成者)/約889万円(システムコンサルタント・設計者) | ◎ |
| 統計検定 2級 | Lv3・標準 | 50〜100時間 | — | ○ |
| HTML5プロフェッショナル認定試験 レベル2 | Lv3・標準 | 80〜150時間 | — | ○ |
| 工事担任者 総合通信 | Lv3・標準 | 100〜200時間 | 約628万円(電気工事従事者) | ○ |
| 応用情報技術者 | Lv3・標準 | 300〜500時間 | 約889万円(システムコンサルタント・設計者)/約578万円(ソフトウェア作成者) | ○ |
| 電気通信主任技術者 (未収録) | Lv4・難関 | 150〜300時間 | — | ○ |
| 電気通信主任技術者(伝送交換) | Lv4・難関 | 300〜400時間 | 約610万円(その他の情報処理・通信技術者) | ○ |
※年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年の職種別・産業別の値から、毎月の給与×12+年間賞与で当サイトが計算した推定値です。資格を持っていない人も含む職種(または業種)全体の値で、資格ごとの年収ではありません。「—」は対応する公的な統計が無いものです。 難易度Lv・学習時間・コスパは目安です。資格の組合せ・コスパ全体像は資格コスパ比較ランキングもご覧ください。