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2級管工事施工管理技士(第一次検定)「機械工学等の基礎」の一問一答

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📖 2級管工事施工管理技士(第一次検定)「機械工学等の基礎」の全75問と解説(一覧)

2級管工事施工管理技士(第一次検定)の機械工学等の基礎に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.熱貫流(熱通過)とは、壁などを隔てた一方の流体から壁体を通じて他方の流体へ熱が伝わる現象である。

    正解:○(正しい)

    解説:熱貫流は、対流+伝導+対流の一連の熱移動で、熱貫流率(K値)が小さいほど断熱性能が高いことを示します。

  2. 問2.鉄筋コンクリート造において、コンクリートのかぶり厚さは小さいほど鉄筋の防錆・耐火に有利である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはかぶり厚さは適切に大きく確保するほど鉄筋の防錆・耐火・付着に有利です。最小かぶり厚さが規定されています。

  3. 問3.一様な太さの水平管を水が流れるとき、流れの方向に進むにつれて生じる管摩擦損失により、圧力はどのように変化するか。

    • ア.流れの方向に低下する
    • イ.流れの方向に上昇する
    • ウ.変化せず一定である
    • エ.途中で最大となる

    正解:ア.流れの方向に低下する

    解説:管摩擦損失はエネルギーの損失であり、水平管では位置水頭・速度水頭が一定のため、その分だけ圧力(圧力水頭)が低下します。

  4. 問4.レイノルズ数を求める際に用いられない物理量はどれか。

    • ア.流速
    • イ.比熱
    • ウ.管の内径
    • エ.流体の動粘度

    正解:イ.比熱

    解説:レイノルズ数は流速・代表長さ(管径)・動粘度(または密度と粘度)から求めます。比熱は熱工学の量で関係しません。

  5. 問5.比熱とは、物質1kgの温度を1K(1℃)上昇させるのに必要な熱量である。

    正解:○(正しい)

    解説:比熱は物質1kgを1K上げるのに要する熱量[kJ/(kg・K)]で、水の比熱は約4.19kJ/(kg・K)と大きい値です。

  6. 問6.直列に接続した抵抗の合成抵抗は、各抵抗の値の和より小さくなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは直列接続の合成抵抗は各抵抗の和になります。和より小さくなるのは並列接続の合成抵抗です。

  7. 問7.ベルヌーイの定理が成り立つ前提条件として、最も適切なものはどれか。

    • ア.粘性が大きい乱流
    • イ.圧縮性の脈動流れ
    • ウ.損失のない非圧縮性の定常流れ
    • エ.管内が満水でない流れ

    正解:ウ.損失のない非圧縮性の定常流れ

    解説:ベルヌーイの定理は、粘性による損失のない非圧縮・定常流れの理想流体について、同一流線上で全水頭一定が成り立ちます。

  8. 問8.ウォーターハンマーの防止対策として、適切でないものはどれか。

    • ア.弁の開閉をゆるやかに行う
    • イ.エアチャンバーを設ける
    • ウ.管内流速を小さく設計する
    • エ.管内流速を速くする

    正解:エ.管内流速を速くする

    解説:ウォーターハンマーは流速の急変が原因です。流速を上げると衝撃が増大するため逆効果で、流速は遅くするのが対策です。

  9. 問9.対流による熱の移動は、流体が静止しているときに最も活発になる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは対流熱伝達は流体の移動によって生じ、流体が流動し乱流であるほど活発になります。静止時は伝導が主体です。

  10. 問10.燃料の発熱量には高発熱量と低発熱量があり、低発熱量は燃焼で生じた水蒸気の潜熱を含んだ値である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは高発熱量が水蒸気の潜熱を含み、低発熱量はその潜熱を差し引いた値です。総発熱量と真発熱量とも呼ばれます。

  11. 問11.非圧縮性流体が流れる管で、内径が2倍になると平均流速はどうなるか。

    • ア.1/4になる
    • イ.1/2になる
    • ウ.2倍になる
    • エ.4倍になる

    正解:ア.1/4になる

    解説:連続の式より流量A×v一定。断面積は内径の2乗に比例し2倍で4倍となるため、平均流速は1/4に減少します。

  12. 問12.標準大気圧101.3kPaを水柱の高さで表したとき、最も近い値はどれか。

    • ア.約1.0m
    • イ.約10.3m
    • ウ.約76m
    • エ.約103m

    正解:イ.約10.3m

    解説:標準大気圧101.3kPaは水柱に換算すると約10.33m(水銀柱では760mm)に相当し、ポンプ吸込み限界の目安となります。

  13. 問13.0℃の氷を0℃の水に変えるために必要な熱は潜熱であり、その間は温度が変化しない。

    正解:○(正しい)

    解説:氷の融解に要する熱は融解潜熱(約334kJ/kg)で、相変化中は加えた熱が状態変化に使われ温度は0℃のまま一定です。

  14. 問14.水の密度は4℃付近で最大となり、それより温度が高くても低くても密度は小さくなる。

    正解:○(正しい)

    解説:水は4℃で密度が最大(約1,000kg/m3)となり、これより高温でも低温(氷を含む)でも密度は小さくなる特異な性質を持ちます。

  15. 問15.水の密度が最大となる温度として、最も適切なものはどれか。

    • ア.約0℃
    • イ.約25℃
    • ウ.約4℃
    • エ.約100℃

    正解:ウ.約4℃

    解説:水は約4℃で密度が最大(約1,000kg/m3)となり、これより高温でも低温でも密度が小さくなる特異な性質を持ちます。

  16. 問16.管路の摩擦損失水頭に関する記述のうち、ダルシー・ワイスバッハの式に照らして正しいものはどれか。

    • ア.流速に反比例する
    • イ.管長に反比例する
    • ウ.管内径に比例する
    • エ.流速の2乗に比例する

    正解:エ.流速の2乗に比例する

    解説:ダルシー・ワイスバッハの式より摩擦損失水頭は流速の2乗、管長に比例し、管内径に反比例します。

  17. 問17.顕熱は物体の温度を変化させずに状態変化に使われる熱で、潜熱は温度変化を伴う熱である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは顕熱が温度変化を伴う熱、潜熱が温度を変えず状態変化(蒸発・凝縮など)に使われる熱です。説明が逆です。

  18. 問18.LPガス(プロパン)は空気より軽いため、漏えい時には天井付近に滞留する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはLPガス(プロパン)は空気より重く、漏えい時は床付近の低所に滞留します。検知器は床面付近に設置します。

  19. 問19.体積流量を表す単位として適切なものはどれか。

    • ア.m3/s
    • イ.m/s
    • ウ.Pa
    • エ.kg

    正解:ア.m3/s

    解説:体積流量は単位時間あたりの体積を表し、m3/s(または m3/h、L/min など)の単位で表されます。

  20. 問20.円管内流れが層流から乱流へ遷移する目安となる臨界レイノルズ数として、最も近い値はどれか。

    • ア.約100
    • イ.約2,300
    • ウ.約230
    • エ.約23,000

    正解:イ.約2,300

    解説:円管内流れでは一般にレイノルズ数約2,300を境に、それ以下が層流、それ以上で乱流へと遷移します。

  21. 問21.乾球温度と湿球温度の差が大きいほど、空気の相対湿度は高い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは乾球温度と湿球温度の差が大きいほど相対湿度は低くなります。両者が等しいとき相対湿度は100%です。

  22. 問22.標準大気圧は約101.3kPaであり、これは水柱に換算すると約10.33mに相当する。

    正解:○(正しい)

    解説:標準大気圧101.3kPaは水柱約10.33m、水銀柱760mmに相当します。ポンプの吸込み揚程の限界に関わる重要な値です。

  23. 問23.熱の移動形態のうち、媒体(物質)がなくても熱が伝わるものはどれか。

    • ア.伝導
    • イ.対流
    • ウ.放射
    • エ.貫流

    正解:ウ.放射

    解説:放射(ふく射)は電磁波として熱が伝わるため真空中でも伝達できます。伝導・対流は媒体となる物質を必要とします。

  24. 問24.物質の状態を変えずに温度を変化させるために出入りする熱を何というか。

    • ア.潜熱
    • イ.貫流熱
    • ウ.放射熱
    • エ.顕熱

    正解:エ.顕熱

    解説:顕熱は物質の温度変化に使われる熱です。潜熱は温度を変えず蒸発・凝縮など状態変化に使われる熱を指します。

  25. 問25.熱の移動には伝導・対流・放射の3形態があり、放射は熱を伝える媒体がなくても伝わる。

    正解:○(正しい)

    解説:熱伝導は固体内、対流は流体の移動を伴い、放射(ふく射)は電磁波として真空中でも伝わります。3形態の特徴の理解が重要です。

  26. 問26.管路内を流れる流体の流速が大きくなると、その点の静圧は高くなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはベルヌーイの定理により、流速が大きくなると速度水頭が増すため静圧(圧力水頭)は低くなります。

  27. 問27.標準大気圧・100℃における水の蒸発潜熱として、最も近い値はどれか。

    • ア.約2,257kJ/kg
    • イ.約334kJ/kg
    • ウ.約4.19kJ/kg
    • エ.約100kJ/kg

    正解:ア.約2,257kJ/kg

    解説:100℃・標準大気圧における水の蒸発潜熱は約2,257kJ/kgで、融解潜熱(約334kJ/kg)よりはるかに大きい値です。

  28. 問28.壁体の熱貫流率(K値)に関する記述のうち、断熱性能の観点から正しいものはどれか。

    • ア.K値が大きいほど断熱性能が高い
    • イ.K値が小さいほど断熱性能が高い
    • ウ.K値は断熱性能と無関係である
    • エ.K値は流量で決まる

    正解:イ.K値が小さいほど断熱性能が高い

    解説:熱貫流率K値は壁体の熱の通しやすさを表し、値が小さいほど熱を伝えにくく、断熱性能が高いことを意味します。

  29. 問29.ウォーターハンマー(水撃作用)は、管内流れの弁を急閉鎖したときなどに圧力が急変して衝撃や騒音・振動を生じる現象である。

    正解:○(正しい)

    解説:ウォーターハンマーは弁の急開閉やポンプの急停止で流速が急変し、圧力が急上昇・急降下して衝撃音や振動、配管破損を招く現象です。

  30. 問30.熱は常に低温の物体から高温の物体へ自然に移動する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは熱は高温の物体から低温の物体へ自然に移動します。逆向きの移動には外部の仕事が必要です。

  31. 問31.次の材料のうち、一般に熱伝導率が最も小さく断熱材として用いられるものはどれか。

    • ア.銅
    • イ.鋼
    • ウ.グラスウール
    • エ.アルミニウム

    正解:ウ.グラスウール

    解説:グラスウールは内部に多くの空気を含み熱伝導率が小さく断熱材に適します。金属類は熱伝導率が大きい材料です。

  32. 問32.水の比熱として、最も近い値はどれか。

    • ア.約0.42kJ/(kg・K)
    • イ.約41.9kJ/(kg・K)
    • ウ.約1.0kJ/(kg・K)
    • エ.約4.19kJ/(kg・K)

    正解:エ.約4.19kJ/(kg・K)

    解説:水の比熱は約4.19kJ/(kg・K)で、他の物質に比べて大きく、温度が変わりにくい性質(蓄熱性)を持ちます。

  33. 問33.レイノルズ数が大きいほど流れは層流になりやすく、小さいほど乱流になりやすい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはレイノルズ数が小さいほど層流、大きいほど乱流になります。一般に約2,300以下が層流、それ以上で乱流へ遷移します。

  34. 問34.毛細管現象は、液体の粘性が大きいほど顕著に現れる現象である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。毛細管現象は液体の表面張力と管壁との付着力によって生じる現象で、粘性ではなく表面張力が主因です。

  35. 問35.固体表面と接する流体との間の熱の伝わりやすさを表す量は、流速が大きくなるとどうなるか。

    • ア.大きくなる
    • イ.小さくなる
    • ウ.変化しない
    • エ.ゼロになる

    正解:ア.大きくなる

    解説:熱伝達率は対流熱伝達の程度を表し、流速が大きいほど、また流れが乱流であるほど大きくなります。

  36. 問36.湿り空気を加熱したとき、絶対湿度を一定に保つと相対湿度はどうなるか。

    • ア.上昇する
    • イ.低下する
    • ウ.変化しない
    • エ.100%になる

    正解:イ.低下する

    解説:加熱で飽和水蒸気量が増えるため、絶対湿度が一定なら相対湿度は低下します。冬季暖房で乾燥を感じる理由です。

  37. 問37.湿り空気を加熱しても絶対湿度を変えなければ、相対湿度は低下する。

    正解:○(正しい)

    解説:加熱すると飽和水蒸気量が増えるため、絶対湿度が一定なら相対湿度は低下します。冬季の暖房時に乾燥を感じる理由です。

  38. 問38.並列に接続した抵抗の合成抵抗は、最も小さい抵抗値より大きくなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは並列接続の合成抵抗は、接続した抵抗のうち最も小さい抵抗値よりさらに小さくなります。

  39. 問39.湿り空気を冷却していったとき、含まれる水蒸気が飽和して結露し始める温度を何というか。

    • ア.湿球温度
    • イ.乾球温度
    • ウ.露点温度
    • エ.有効温度

    正解:ウ.露点温度

    解説:露点温度は、絶対湿度一定で冷却したとき相対湿度が100%となる温度で、これ以下に表面温度が下がると結露します。

  40. 問40.乾球温度と湿球温度が等しいとき、その湿り空気の相対湿度はいくらか。

    • ア.0%
    • イ.50%
    • ウ.75%
    • エ.100%

    正解:エ.100%

    解説:湿球温度は蒸発による冷却で下がりますが、相対湿度100%の飽和空気では蒸発が起こらず、乾球温度と等しくなります。

  41. 問41.三相誘導電動機は、固定子に直流電流を流すことで回転磁界を発生させ回転する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは三相誘導電動機は固定子に三相交流を流して回転磁界を発生させ、回転子に誘導電流を生じて回転します。

  42. 問42.熱伝導率の大きい材料ほど熱を伝えにくく、断熱材として適している。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは熱伝導率が小さい材料ほど熱を伝えにくく断熱材に適します。グラスウール等は熱伝導率が小さい材料です。

  43. 問43.湿り空気線図から直接読み取ることができない項目はどれか。

    • ア.風速
    • イ.相対湿度
    • ウ.絶対湿度
    • エ.比エンタルピー

    正解:ア.風速

    解説:湿り空気線図は乾球温度・湿球温度・相対湿度・絶対湿度・露点・比エンタルピーを読み取れますが、風速は読み取れません。

  44. 問44.燃料の発熱量に関する記述のうち、高発熱量と低発熱量の大小関係として正しいものはどれか。

    • ア.高発熱量は低発熱量より小さい
    • イ.高発熱量は低発熱量より大きい
    • ウ.両者は常に等しい
    • エ.発熱量に2種類はない

    正解:イ.高発熱量は低発熱量より大きい

    解説:高発熱量は燃焼で生じた水蒸気の凝縮潜熱を含む値、低発熱量はその潜熱を差し引いた値で、高発熱量の方が大きくなります。

  45. 問45.パスカルの原理によれば、密閉容器内の静止流体の一部に加えた圧力は、強さを変えずに流体のすべての部分に等しく伝わる。

    正解:○(正しい)

    解説:パスカルの原理は、密閉した静止流体に加えた圧力が大きさを保ったまま全方向へ等しく伝わるという原理で、油圧ジャッキ等に応用されます。

  46. 問46.管内流速を大きくすると、管摩擦損失水頭は流速に正比例して増加する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは管摩擦損失水頭は流速の2乗に比例して増加します。流速に単純比例するわけではありません。

  47. 問47.漏えい時に床付近の低い場所に滞留しやすいガスはどれか。

    • ア.都市ガス13A
    • イ.水素
    • ウ.LPガス(プロパン)
    • エ.ヘリウム

    正解:ウ.LPガス(プロパン)

    解説:LPガス(プロパン)は空気より重いため漏えい時は床付近に滞留します。都市ガス13Aは空気より軽く天井付近に滞留します。

  48. 問48.燃料を完全燃焼させるのに理論上必要な最小限の空気量を何というか。

    • ア.過剰空気量
    • イ.実際空気量
    • ウ.理論燃焼ガス量
    • エ.理論空気量

    正解:エ.理論空気量

    解説:理論空気量は燃料を過不足なく完全燃焼させるのに必要な空気量で、実際は空気比を掛けた過剰空気が供給されます。

  49. 問49.熱伝達率は、固体表面と接する流体との間の熱の伝わりやすさを表し、流速が大きいほど大きくなる。

    正解:○(正しい)

    解説:熱伝達率は固体表面と流体間の対流熱伝達の程度を表し、流速が大きいほど、また流れが乱流であるほど大きくなります。

  50. 問50.理論空気量とは、燃料を完全燃焼させるために理論上必要な最小限の空気量である。

    正解:○(正しい)

    解説:理論空気量は燃料を過不足なく完全燃焼させるのに必要な空気量で、実際の燃焼では空気比を掛けた過剰空気を供給します。

  51. 問51.燃焼における空気比に関する記述のうち、適切でないものはどれか。

    • ア.空気比を大きくするほど燃焼効率が上がる
    • イ.空気比は実際空気量を理論空気量で除した値である
    • ウ.空気比が大きすぎると排ガス熱損失が増える
    • エ.空気比が小さすぎると不完全燃焼を生じやすい

    正解:ア.空気比を大きくするほど燃焼効率が上がる

    解説:空気比が過大だと過剰空気を加熱・排出する熱損失が増えます。空気比を大きくするほど燃焼効率が上がるという記述は誤りです。

  52. 問52.オームの法則で、電圧10V・抵抗5Ωのとき、流れる電流の値はどれか。

    • ア.0.5A
    • イ.2A
    • ウ.50A
    • エ.15A

    正解:イ.2A

    解説:オームの法則I=V/Rより、I=10V÷5Ω=2Aとなります。電流は電圧に比例し抵抗に反比例します。

  53. 問53.連続の式によれば、非圧縮性流体が断面積の変化する管を流れるとき、断面積と平均流速の積(体積流量)は各断面で一定である。

    正解:○(正しい)

    解説:連続の式は質量保存則に基づき、非圧縮性流体では断面積A×平均流速v=一定となります。断面積が小さいほど流速は大きくなります。

  54. 問54.三相誘導電動機の同期速度は、電源周波数を上げると遅くなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは同期速度は電源周波数に比例するため、周波数を上げると回転速度は速くなります。

  55. 問55.交流回路の力率に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.力率は大きいほど効率が悪い
    • イ.力率は皮相電力そのものである
    • ウ.力率は1に近いほど効率がよい
    • エ.力率は常に1である

    正解:ウ.力率は1に近いほど効率がよい

    解説:力率=有効電力/皮相電力で、1に近いほど無効電力が少なく電力を有効利用できます。1のとき最も効率がよくなります。

  56. 問56.三相誘導電動機の回転原理として、正しいものはどれか。

    • ア.固定子に直流を流して回転する
    • イ.永久磁石のみで回転する
    • ウ.回転子に外部電源を直接接続する
    • エ.固定子の三相交流で回転磁界を発生させる

    正解:エ.固定子の三相交流で回転磁界を発生させる

    解説:三相誘導電動機は固定子の三相交流により回転磁界を発生させ、回転子に誘導電流が流れて回転トルクを生じます。

  57. 問57.相対湿度とは、湿り空気中に含まれる乾き空気1kgあたりの水蒸気の質量で表される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。それは絶対湿度の定義です。正しくは相対湿度は、その温度の飽和水蒸気量に対する実際の水蒸気量の割合(%)です。

  58. 問58.ゲージ圧力は、絶対圧力に大気圧を加えた圧力である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはゲージ圧力=絶対圧力-大気圧です。絶対圧力はゲージ圧力に大気圧を加えた値となります。

  59. 問59.電気設備における接地(アース)の主な目的として、適切でないものはどれか。

    • ア.消費電力を増加させる
    • イ.機器の損傷を防止する
    • ウ.電位を安定させる
    • エ.漏電時の感電を防止する

    正解:ア.消費電力を増加させる

    解説:接地は漏電時の感電防止・機器保護・電位安定が目的です。消費電力の増加は目的ではなく、接地はそれをもたらしません。

  60. 問60.直流回路における消費電力を求める式として、正しいものはどれか。

    • ア.電圧÷電流
    • イ.電圧×電流
    • ウ.電圧+電流
    • エ.電圧-電流

    正解:イ.電圧×電流

    解説:直流回路の電力はP=V×I[W]で表されます。交流回路では力率を考慮しP=V×I×cosθとなります。

  61. 問61.管摩擦損失水頭は、管の長さに反比例し、管内径に比例する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはダルシー・ワイスバッハの式より、管摩擦損失水頭は管長に比例し、管内径に反比例し、流速の2乗に比例します。

  62. 問62.層流は流体の各層が秩序正しく平行に流れる状態で、乱流は流体が不規則に混合しながら流れる状態である。

    正解:○(正しい)

    解説:層流は流線が乱れず層状に整然と流れる状態、乱流は渦を伴い不規則に混合する流れで、レイノルズ数で判別されます。

  63. 問63.鉄筋コンクリート構造において、コンクリートと鉄筋の役割の組合せとして正しいものはどれか。

    • ア.コンクリートが引張、鉄筋が圧縮を負担
    • イ.両方ともコンクリートが負担
    • ウ.コンクリートが圧縮、鉄筋が引張を負担
    • エ.両方とも鉄筋が負担

    正解:ウ.コンクリートが圧縮、鉄筋が引張を負担

    解説:コンクリートは圧縮に強く引張に弱いため圧縮力を、鉄筋は引張に強いため引張力を負担する合理的な組合せです。

  64. 問64.室内空気環境の汚染度を示す総合的な指標として、一般に用いられるものはどれか。

    • ア.窒素濃度
    • イ.アルゴン濃度
    • ウ.オゾン濃度
    • エ.二酸化炭素濃度

    正解:エ.二酸化炭素濃度

    解説:二酸化炭素(CO2)濃度は在室者の呼気で増加し空気汚染の総合指標とされ、建築物衛生法では1,000ppm以下が基準です。

  65. 問65.オリフィスやベンチュリ管は、断面積の変化による流速・圧力の変化を利用して流量を測定する装置である。

    正解:○(正しい)

    解説:オリフィス・ベンチュリ管は絞りによる差圧を測定し、ベルヌーイの定理と連続の式から流量を求める差圧式流量計です。

  66. 問66.露点温度とは、湿り空気を冷却していったときに、含まれる水蒸気が飽和して結露し始める温度である。

    正解:○(正しい)

    解説:露点温度は絶対湿度を一定に保って冷却したとき相対湿度が100%となる温度で、これ以下に表面温度が下がると結露します。

  67. 問67.コンクリートの中性化が進行したときに生じる現象として、最も適切なものはどれか。

    • ア.鉄筋が錆びやすくなる
    • イ.コンクリート強度が必ず増す
    • ウ.かぶり厚さが増加する
    • エ.鉄筋の防錆性が高まる

    正解:ア.鉄筋が錆びやすくなる

    解説:中性化が進むとコンクリートのアルカリ性が失われ、鉄筋表面の不動態被膜が破壊されて鉄筋が錆びやすくなります。

  68. 問68.建築物の居室における換気に関する記述のうち、適切なものはどれか。

    • ア.換気は室内の二酸化炭素濃度を高めるために行う
    • イ.自然換気は室内外の温度差や風力を利用する
    • ウ.居室には換気のための措置は不要である
    • エ.機械換気は風力のみで作動する

    正解:イ.自然換気は室内外の温度差や風力を利用する

    解説:自然換気は室内外の温度差や風力を利用する方式で、建築基準法では居室に一定の換気のための開口部等が必要とされます。

  69. 問69.結露は、空気に接する物体の表面温度がその空気の露点温度より低いときに発生する。

    正解:○(正しい)

    解説:表面結露は、物体表面温度が周囲空気の露点温度以下になると、空気中の水蒸気が凝縮して水滴となり発生します。

  70. 問70.湿り空気線図(空気線図)からは、乾球温度・相対湿度・絶対湿度・露点・エンタルピーなどを読み取ることができる。

    正解:○(正しい)

    解説:湿り空気線図は乾球温度・湿球温度・相対湿度・絶対湿度・露点・比エンタルピー・比容積を相互に読み取れる便利な線図です。

  71. 問71.管内を流れる流体に関する用語の説明のうち、誤っているものはどれか。

    • ア.層流は流線が乱れず層状に流れる状態である
    • イ.乱流は渦を伴い不規則に混合する流れである
    • ウ.キャビテーションは流体が固化する現象である
    • エ.ベルヌーイの定理はエネルギー保存に基づく

    正解:ウ.キャビテーションは流体が固化する現象である

    解説:キャビテーションは局所圧力が飽和蒸気圧以下となり気泡が発生・消滅する現象です。流体が固化する現象という説明は誤りです。

  72. 問72.鉄筋コンクリート造の鉄筋に対するかぶり厚さを確保する主な目的として、適切でないものはどれか。

    • ア.鉄筋の発錆を防止する
    • イ.火災時に鉄筋を保護する
    • ウ.コンクリートと鉄筋の付着を確保する
    • エ.使用する鉄筋量を減らす

    正解:エ.使用する鉄筋量を減らす

    解説:かぶり厚さは鉄筋の防錆・耐火・コンクリートとの付着確保が目的です。鉄筋量を減らすこと自体は目的ではありません。

  73. 問73.ベルヌーイの定理によれば、流れる流体において位置水頭・圧力水頭・速度水頭の和は一定に保たれる。

    正解:○(正しい)

    解説:ベルヌーイの定理は、損失のない理想流体で位置水頭・圧力水頭・速度水頭の総和(全水頭)が一定であることを示し、エネルギー保存則の一形態です。

  74. 問74.流体の粘性は、一般に液体では温度が上がると小さくなり、気体では温度が上がると大きくなる。

    正解:○(正しい)

    解説:液体は分子間力が温度上昇で弱まり粘性が低下し、気体は分子運動が活発になり粘性が増加します。両者で温度依存性が逆になります。

  75. 問75.水の三態変化に伴う熱に関する記述のうち、正しいものはどれか。

    • ア.相変化の間は温度が一定に保たれる
    • イ.相変化の間は温度が必ず上昇する
    • ウ.蒸発潜熱は融解潜熱より小さい
    • エ.潜熱は温度計で直接測定できる

    正解:ア.相変化の間は温度が一定に保たれる

    解説:氷が水に変わる融解や水が水蒸気に変わる蒸発では、加えた熱が状態変化に使われ温度は一定に保たれます。これが潜熱です。