英検準2級プラスの難易度【準2級と2級のどこに位置するか】
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英検準2級プラスは2025年度に新設された級で、準2級と2級のちょうど間にあたります。合格率は現時点で公表されていません。新しい級なので、他の級のように「例年◯%」と語れるだけのデータがまだ積み上がっていないからです。この記事では、数字を推測して並べる代わりに、準2級・2級と何がどう違うのかを出題内容の側から具体的に示します。自分が今どのあたりにいるかを判断する材料にしてください。
※合格率・合格基準スコアなど公式が公表していない数値は、当サイトでは推測して掲載しません。最新情報は日本英語検定協会の公式ページでご確認ください。
難易度の位置づけ
| 級 | 推奨目安 | 扱う話題 |
|---|---|---|
| 3級 | 中学卒業程度 | 身近な英語 |
| 準2級 | 高校中級程度 | 日常生活に必要な英語 |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | 身近な社会的な話題 |
| 2級 | 高校卒業程度 | 社会生活に必要な英語 |
| 準1級 | 大学中級程度 | 社会性の高い幅広い話題 |
準2級と2級の間には、従来から大きな段差があるとよく言われてきました。準2級が日常生活の話題を中心にするのに対し、2級では社会的なテーマの長文と、それに対する意見を書く英作文が求められるためです。準2級プラスは、この段差の途中に足場を置く級だと理解すると分かりやすいでしょう。
準2級から上がる3つのポイント
① 語彙が抽象語に寄る
いちばん体感しやすいのが語彙です。準2級では目に見えるものを表す語が多いのに対し、準2級プラスでは consequence(結果)・circumstance(状況)・awareness(意識)・commitment(献身) のように、抽象的な概念を表す名詞が増えます。これらは長文で論の流れを示すはたらきをするので、知らないと文章全体の筋が追えなくなります。
② 語法(形)が問われる
意味を知っているだけでは選べない問題が増えます。たとえば be committed to の to は前置詞なので、あとには動名詞が来ます(be committed to reducing)。同じ to でも be bound to do は不定詞です。こうした「どの形で使うか」は、日本語訳を覚えるだけでは身につきません。
③ 詳細に伝えることが求められる
ライティングと二次面接では、結論だけでなく理由や具体例を添えて詳しく述べることが評価されます。準2級では短く答えれば足りた場面でも、準2級プラスでは一歩踏み込んだ説明が要ります。
2級との差はどこにあるか
準2級プラスと2級は、一次試験の筆記時間がどちらも85分で、形式もよく似ています。差が出るのは主に次の2点です。
- 話題の広がり:準2級プラスが「身近な社会的な話題」であるのに対し、2級は「社会生活に必要な英語」で、扱う範囲がより広くなります。
- 語彙の量:2級では抽象語に加えて、専門的な話題に関わる語も増えます。
したがって、2級の過去問を解いて「話題は追えるが単語が分からない」なら準2級プラスがちょうどよく、「文の構造そのものが取れない」なら準2級の復習に戻るのが目安になります。
自分のレベルを判定する簡単な方法
- 準2級の過去問(リーディング)を解き、8割以上取れるか確認する
- 取れないなら、まず準2級の語彙・文法を固める
- 取れるなら、2級の過去問を解いてみる
- 2級で5〜6割程度なら準2級プラスがちょうどよい段階
- 2級で7割以上取れるなら、準2級プラスを飛ばして2級に挑戦してよい
つまずきやすいところ
形が似ていて意味が違う語
considerable(かなりの)と considerate(思いやりのある)、efficient(効率がよい)と effective(効果がある)、literal(文字どおりの)と literary(文学の)など、見た目が近い語が誤答として並びます。まとめて対比で覚えるのが有効です。
熟語の前置詞
be capable of doing、be eligible for、comply with、dispose of のように、前置詞まで含めて1つの形です。前置詞だけを空所にする問題も出るので、熟語は必ず形ごと覚えてください。
会話の応答が選べない
Would you mind ~? に Yes と答えると断りになる、といったやりとりの決まりを知らないと落とします。会話表現は場面ごと、応答のペアで覚えるのが確実です。
合格までの学習時間の目安
準2級に合格した直後の方で、おおむね2〜4か月が一つの目安です。ただしこれは学習開始時点の実力に大きく左右されます。準2級の内容が固まっていない場合はもっとかかりますし、2級の学習をすでに始めている方であれば短くなります。期間で区切るより、語彙・熟語・文法・会話の4分野それぞれで安定して正解できるかを基準に進めてください。
まとめ
- 準2級プラスの合格率は公表されていない(新設級のためデータが蓄積されていない)
- 準2級との差は抽象語の語彙・語法(形)・詳細に伝える力の3点
- 2級との差は話題の広がりと語彙の量。形式そのものはよく似ている
- 2級の過去問で5〜6割なら準2級プラスがちょうどよい段階。7割取れるなら2級へ
- 期間ではなく、4分野それぞれの到達度で判断する
英検準2級プラス 一問一答306問 →