英検準2級プラスの難易度【準2級と2級のどこに位置するか】
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英検準2級プラスは2025年度に新設された級で、準2級と2級のちょうど間にあたります。合格率は現時点で公表されていません。新しい級なので、他の級のように「例年◯%」と語れるだけのデータがまだ積み上がっていないからです。この記事では、数字を推測して並べる代わりに、準2級・2級と何がどう違うのかを出題内容の側から具体的に示します。自分が今どのあたりにいるかを判断する材料にしてください。
※合格率など公式が公表していない数値は、当サイトでは推測して掲載しません(合格基準スコアは公表されており、準2級プラスは一次試験1402点・二次試験427点です)。最新情報は日本英語検定協会の公式ページでご確認ください。
難易度の位置づけ
| 級 | 推奨目安 | 扱う話題 |
|---|---|---|
| 3級 | 中学卒業程度 | 身近な英語 |
| 準2級 | 高校中級程度 | 日常生活に必要な英語 |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | 身近な社会的な話題 |
| 2級 | 高校卒業程度 | 社会生活に必要な英語 |
| 準1級 | 大学中級程度 | 社会性の高い幅広い話題 |
準2級と2級の間には、従来から大きな段差があるとよく言われてきました。準2級が日常生活の話題を中心にするのに対し、2級では社会的なテーマの長文と、それに対する意見を書く英作文が求められるためです。準2級プラスは、この段差の途中に足場を置く級だと理解すると分かりやすいでしょう。
準2級から上がる3つのポイント
① 語彙が抽象語に寄る
いちばん体感しやすいのが語彙です。準2級では目に見えるものを表す語が多いのに対し、準2級プラスでは consequence(結果)・circumstance(状況)・awareness(意識)・commitment(献身) のように、抽象的な概念を表す名詞が増えます。これらは長文で論の流れを示すはたらきをするので、知らないと文章全体の筋が追えなくなります。
② 語法(形)が問われる
意味を知っているだけでは選べない問題が増えます。たとえば be committed to の to は前置詞なので、あとには動名詞が来ます(be committed to reducing)。同じ to でも be bound to do は不定詞です。こうした「どの形で使うか」は、日本語訳を覚えるだけでは身につきません。
③ 詳細に伝えることが求められる
ライティングと二次面接では、結論だけでなく理由や具体例を添えて詳しく述べることが評価されます。準2級では短く答えれば足りた場面でも、準2級プラスでは一歩踏み込んだ説明が要ります。
2級との差はどこにあるか
準2級プラスと2級は、一次試験の筆記時間がどちらも85分で、形式もよく似ています。差が出るのは主に次の2点です。
- 話題の広がり:準2級プラスが「身近な社会的な話題」であるのに対し、2級は「社会生活に必要な英語」で、扱う範囲がより広くなります。
- 語彙の量:2級では抽象語に加えて、専門的な話題に関わる語も増えます。
したがって、2級の過去問を解いて「話題は追えるが単語が分からない」なら準2級プラスがちょうどよく、「文の構造そのものが取れない」なら準2級の復習に戻るのが目安になります。
自分のレベルを判定する簡単な方法
- 準2級の過去問(リーディング)を解き、8割以上取れるか確認する
- 取れないなら、まず準2級の語彙・文法を固める
- 取れるなら、2級の過去問を解いてみる
- 2級で5〜6割程度なら準2級プラスがちょうどよい段階
- 2級で7割以上取れるなら、準2級プラスを飛ばして2級に挑戦してよい
つまずきやすいところ
形が似ていて意味が違う語
considerable(かなりの)と considerate(思いやりのある)、efficient(効率がよい)と effective(効果がある)、literal(文字どおりの)と literary(文学の)など、見た目が近い語が誤答として並びます。まとめて対比で覚えるのが有効です。
熟語の前置詞
be capable of doing、be eligible for、comply with、dispose of のように、前置詞まで含めて1つの形です。前置詞だけを空所にする問題も出るので、熟語は必ず形ごと覚えてください。
会話の応答が選べない
Would you mind ~? に Yes と答えると断りになる、といったやりとりの決まりを知らないと落とします。会話表現は場面ごと、応答のペアで覚えるのが確実です。
合格までの学習時間の目安
準2級に合格した直後の方で、おおむね2〜4か月が一つの目安です。ただしこれは学習開始時点の実力に大きく左右されます。準2級の内容が固まっていない場合はもっとかかりますし、2級の学習をすでに始めている方であれば短くなります。期間で区切るより、語彙・熟語・文法・会話の4分野それぞれで安定して正解できるかを基準に進めてください。
まとめ
- 準2級プラスの合格率は公表されていない(新設級のためデータが蓄積されていない)
- 準2級との差は抽象語の語彙・語法(形)・詳細に伝える力の3点
- 2級との差は話題の広がりと語彙の量。形式そのものはよく似ている
- 2級の過去問で5〜6割なら準2級プラスがちょうどよい段階。7割取れるなら2級へ
- 期間ではなく、4分野それぞれの到達度で判断する
英検準2級プラス 一問一答 →
📊 同カテゴリ資格との難易度比較【語学・教育】
「英検準2級プラス(実用英語技能検定 準2級プラス)」を同じ語学・教育の資格と難易度・学習時間・コスパで横並び比較しました(難易度が低い順)。自分に合った受験順や次に狙う資格の検討にお使いください。
| 資格 | 難易度 | 学習時間目安 | 国の統計で見る年収 | コスパ |
|---|---|---|---|---|
| 英検7級 | Lv1・入門 | 10〜20時間 | — | ◎ |
| 日本語検定6級 | Lv1・入門 | 10〜25時間 | — | ◎ |
| 日本語検定7級 | Lv1・入門 | 10〜20時間 | — | ◎ |
| 英検6級 | Lv1・入門 | 15〜30時間 | — | ◎ |
| 日本語検定5級 | Lv1・入門 | 15〜30時間 | — | ◎ |
| 色彩検定UC級 | Lv1・入門 | 20〜40時間 | — | ◎ |
| 英検5級 | Lv1・入門 | 20〜40時間 | — | ◎ |
| 漢検5級 | Lv1・入門 | 20〜40時間 | — | ◎ |
| 数検5級 | Lv1・入門 | 20〜40時間 | — | ◎ |
| 日本語検定4級 | Lv1・入門 | 20〜40時間 | — | ◎ |
| 色彩検定3級 | Lv1・入門 | 30〜60時間 | — | ◎ |
| 英検4級 | Lv1・入門 | 30〜60時間 | — | ◎ |
| 漢検4級 | Lv1・入門 | 30〜60時間 | — | ◎ |
| 数検4級 | Lv1・入門 | 30〜60時間 | — | ◎ |
| 日本語検定3級 | Lv2・やさしめ | 30〜60時間 | — | ◎ |
| 漢検3級 | Lv2・やさしめ | 40〜80時間 | — | ◎ |
| 数検3級 | Lv2・やさしめ | 40〜80時間 | — | ◎ |
| 英検3級 | Lv2・やさしめ | 50〜100時間 | — | ◎ |
| 漢検準2級 | Lv2・やさしめ | 50〜100時間 | — | ◎ |
| 色彩検定2級 | Lv2・やさしめ | 60〜120時間 | — | ○ |
| 数検準2級 | Lv2・やさしめ | 60〜120時間 | — | ◎ |
| 英検準2級 | Lv2・やさしめ | 80〜150時間 | — | ○ |
| 英検準2級プラス ◀ この資格 | Lv2・やさしめ | 100〜200時間 | — | ○ |
| 日本語検定2級 | Lv3・標準 | 60〜120時間 | — | ○ |
| 漢検2級 | Lv3・標準 | 80〜150時間 | — | ○ |
| 数検2級 | Lv3・標準 | 80〜150時間 | — | ○ |
| 英検2級 | Lv3・標準 | 150〜300時間 | — | ○ |
| 登録日本語教員 | Lv3・標準 | 200〜400時間 | 約491万円(その他の教育,学習支援業(O82)で働く人全体) | ○ |
| 色彩検定1級 | Lv4・難関 | 150〜250時間 | — | △ |
| 漢検準1級 | Lv4・難関 | 150〜300時間 | — | △ |
| 数検準1級 | Lv4・難関 | 150〜300時間 | — | △ |
| 英検準1級 | Lv4・難関 | 300〜500時間 | — | ○ |
| 日本語検定1級 | Lv5・最難関 | 150〜300時間 | — | △ |
| 漢検1級 | Lv5・最難関 | 300〜600時間 | — | △ |
| 数検1級 | Lv5・最難関 | 300〜600時間 | — | △ |
| 英検1級 | Lv5・最難関 | 500時間以上 | — | △ |
※年収は、厚生労働省「賃金構造基本統計調査」令和7年の職種別・産業別の値から、毎月の給与×12+年間賞与で当サイトが計算した推定値です。資格を持っていない人も含む職種(または業種)全体の値で、資格ごとの年収ではありません。「—」は対応する公的な統計が無いものです。 難易度Lv・学習時間・コスパは目安です。資格の組合せ・コスパ全体像は資格コスパ比較ランキングもご覧ください。