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日商簿記3級「勘定科目と取引」の一問一答

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📖 日商簿記3級「勘定科目と取引」の全125問と解説(一覧)

日商簿記3級の勘定科目と取引に関する一問一答(全125問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.現金過不足が生じた場合、原因が判明するまで「現金過不足」勘定で処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:帳簿残高と実際有高に差額がある場合、原因が判明するまで現金過不足勘定(仮勘定)で一時的に処理します。

  2. 問2.決算時に現金過不足の原因が判明しなかった場合、その金額は現金で精算する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。原因不明の現金過不足は「雑益または雑損」として処理(現金で精算ではない)。

  3. 問3.小口現金制度では、用度係に毎日全額を現金で前渡しする。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。小口現金は「一定額」を前渡しし日常少額支払に充てる定額資金前渡制度(毎日全額ではない)。

  4. 問4.当座預金の残高が不足すると、預金は引き出せず取引が中止される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。当座借越契約があれば「銀行が自動的に融資」(引出可能)。中止ではない。

  5. 問5.売掛金とは、商品を掛けで販売した場合に生じる債権であり、資産に分類される。

    正解:○(正しい)

    解説:売掛金は商品の掛売りにより発生する営業上の債権で、代金を後日受け取る権利として資産に分類されます。

  6. 問6.買掛金とは、商品を掛けで仕入れた場合に生じる債務であり、負債に分類される。

    正解:○(正しい)

    解説:買掛金は商品の掛仕入により発生する営業上の債務で、代金を後日支払う義務として負債に分類されます。

  7. 問7.クレジット売掛金は、顧客が現金で支払った場合に使用する勘定科目である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。クレジット売掛金は「クレジットカード支払い時」の信販会社への債権(現金時は売上)。

  8. 問8.約束手形の振出人は、手形代金を支払う義務を負う。

    正解:○(正しい)

    解説:約束手形の振出人は手形代金の支払義務者です。振出人は支払手形(負債)、受取人は受取手形(資産)として処理します。

  9. 問9.事務所の電気料金やガス料金を支払ったときは、通信費として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:電気・ガス・水道の料金は水道光熱費(費用)で処理する。通信費は電話料金や郵便切手代などに用いる(出題区分表 第二20)。

  10. 問10.固定資産の取得原価には、購入代価のほか付随費用(据付費・運送費等)も含まれる。

    正解:○(正しい)

    解説:固定資産の取得原価=購入代価+付随費用(引取運賃、据付費、試運転費など)です。

  11. 問11.建物や備品などの有形固定資産は、使用や時の経過により価値が減少する。

    正解:○(正しい)

    解説:有形固定資産(建物・備品・車両運搬具など)は、使用や時の経過により価値が減少します。この価値の減少を費用として配分する手続きが減価償却です。

  12. 問12.土地は減価償却の対象となる有形固定資産である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。土地は使用や時の経過により価値が減少しないため、減価償却の対象外です。非償却資産と呼ばれます。

  13. 問13.給料支払時に源泉徴収した所得税は「未払金」で処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。源泉所得税は「預り金(負債)」で処理(後日税務署納付までの一時預かり)。未払金は別概念。

  14. 問14.租税公課には、固定資産税や印紙税などの公租公課が含まれる。

    正解:○(正しい)

    解説:租税公課(費用)には、固定資産税、印紙税(収入印紙代)、自動車税などの税金や、商工会議所の会費などの公的負担金が含まれます。

  15. 問15.法人税、住民税及び事業税は、租税公課として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。法人税、住民税及び事業税は「法人税、住民税及び事業税」(法人税等)として処理し、租税公課とは区別します。租税公課は事業に関する税金・公的負担金です。

  16. 問16.前払金は、商品仕入後に代金を前払いした場合の資産勘定である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。前払金は「仕入に先立って代金前払い」(仕入後ではない、内金・手付金)。

  17. 問17.前受金は、商品販売後に代金を前受けした場合の資産勘定である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。前受金は「販売に先立って代金前受け」(販売後ではない)、かつ「負債」(資産ではない)。

  18. 問18.未収入金は、商品の販売による掛代金回収勘定である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。未収入金は「商品以外の資産売却の代金後日受取」(商品の掛代金は売掛金)。

  19. 問19.未払金とは、商品以外の資産を購入し、代金を後日支払う場合に使用する勘定科目である。

    正解:○(正しい)

    解説:未払金は、商品以外のもの(備品、消耗品など)を購入して代金が未払いの場合に使用する負債の勘定科目です。商品の掛仕入は買掛金です。

  20. 問20.立替金は、自社の経費を一時的に立替払いした場合の負債勘定である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。立替金は「他者(取引先・従業員)負担分を立替」した場合の「資産」(負債ではない)。

  21. 問21.預り金は、従業員の源泉所得税や社会保険料など、一時的に預かった金額を処理する負債の勘定科目である。

    正解:○(正しい)

    解説:預り金は、他者から一時的に預かった金銭を処理する負債の勘定科目です。源泉所得税や社会保険料の従業員負担分などが該当します。

  22. 問22.受取商品券は、商品券を受け取った場合に使用する資産の勘定科目である。

    正解:○(正しい)

    解説:他店商品券や全国百貨店共通商品券などを受け取った場合、受取商品券(資産)として処理し、後日発行元に精算請求します。

  23. 問23.商品を掛けで売り上げ、先方負担の発送運賃を当社が現金で立て替えて支払った場合、その運賃は発送費として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:得意先が負担すべき運賃を立て替えたときは、立替金(資産)で処理するか売掛金に含めて処理する。発送費は当社負担の運賃に用いる費用の勘定である(出題区分表 第二4.オ)。

  24. 問24.貸倒引当金は、売掛金などの債権が回収不能になるリスクに備えて設定する負債の勘定科目である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。貸倒引当金は資産のマイナスを表す評価勘定(資産の控除項目)であり、負債ではありません。貸借対照表では売掛金などの資産から控除する形で表示します。

  25. 問25.貸倒引当金の設定(繰入)時は、貸倒引当金繰入を貸方に記入する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。貸倒引当金繰入(費用)は「借方」記入(費用の発生)。

  26. 問26.前期以前に発生した売掛金が貸倒れた場合、まず貸倒引当金を取り崩して処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:前期以前に発生した売掛金が貸倒れた場合、設定済みの貸倒引当金を取り崩して処理します。引当金の残高を超える部分は貸倒損失(費用)で処理します。

  27. 問27.当期に発生した売掛金が当期中に貸倒れた場合、貸倒引当金で処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。当期発生・当期貸倒れは「貸倒損失(費用)」で処理(前期発生分のみ貸倒引当金)。

  28. 問28.電子記録債権の発生記録がされた場合、売掛金から電子記録債権に振り替える。

    正解:○(正しい)

    解説:売掛金を電子記録債権に切り替える場合、仕訳は「(借方)電子記録債権 ×× /(貸方)売掛金 ××」となります。

  29. 問29.固定資産を売却して損失が出た場合、「固定資産売却損」(費用)で処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:固定資産の売却価額が帳簿価額(取得原価-減価償却累計額)を下回る場合、差額を固定資産売却損(費用)として処理します。

  30. 問30.有形固定資産の改良や修繕は、すべて修繕費(費用)として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。資産価値を高める「改良」は資本的支出として「資産計上」(費用処理ではない)。

  31. 問31.仮払消費税は、商品売上時に受取った消費税を処理する勘定科目である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。仮払消費税は「仕入時に支払った消費税」(売上時に受取は仮受消費税)。

  32. 問32.新聞に広告を掲載するために支払った代金は、支払手数料として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:広告のための支出は広告宣伝費(費用、許容:広告費、広告料、宣伝費)で処理する。支払手数料は仲介手数料や振込手数料などに用いる(出題区分表 第二20)。

  33. 問33.英米式決算法では、収益・費用の各勘定を、次期繰越・前期繰越と記入して締め切る。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。次期繰越・前期繰越と記入して締め切るのは、資産・負債・純資産(資本)の各勘定です。収益・費用の各勘定は損益勘定へ振り替えて締め切ります。損益勘定で計算された当期純利益は、そのあと繰越利益剰余金へ振り替えます。

  34. 問34.所有する土地を駐車場として貸し、地代を受け取った場合は、受取地代(収益)として処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:土地の賃貸料の受取りは受取地代(収益)、建物の賃貸料の受取りは受取家賃(収益)で処理する(出題区分表 第二20)。

  35. 問35.訂正仕訳とは、誤った仕訳を正しい仕訳に修正するために行う仕訳のことである。

    正解:○(正しい)

    解説:訂正仕訳は、誤った仕訳の逆仕訳を行って取り消し、正しい仕訳を行うことで修正します。実務では逆仕訳と正しい仕訳をまとめた仕訳を切ります。

  36. 問36.商品80,000円を売り上げ、代金のうち30,000円は現金で受け取り、残額は掛けとした。正しい仕訳はどれか。

    • ア.(借方)現金30,000・売掛金50,000 /(貸方)売上80,000
    • イ.(借方)現金80,000 /(貸方)売上80,000
    • ウ.(借方)現金30,000・買掛金50,000 /(貸方)売上80,000
    • エ.(借方)売上80,000 /(貸方)現金30,000・売掛金50,000

    正解:ア.(借方)現金30,000・売掛金50,000 /(貸方)売上80,000

    解説:現金30,000円の受取と売掛金50,000円の発生を借方に、売上80,000円を貸方に記入します。

  37. 問37.売掛金の回収として、得意先振出しの小切手50,000円を受け取った。正しい仕訳はどれか。

    • ア.(借方)当座預金50,000 /(貸方)売掛金50,000
    • イ.(借方)現金50,000 /(貸方)売掛金50,000
    • ウ.(借方)受取手形50,000 /(貸方)売掛金50,000
    • エ.(借方)小切手50,000 /(貸方)売掛金50,000

    正解:イ.(借方)現金50,000 /(貸方)売掛金50,000

    解説:他人振出小切手は簿記上「現金」として処理します。したがって現金(資産)の増加を借方に、売掛金(資産)の減少を貸方に記入します。

  38. 問38.給料の支払時に従業員から預かっていた社会保険料15,000円に、同額の会社負担分を加えて、普通預金口座から納付した。仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)社会保険料預り金 15,000・租税公課 15,000 /(貸方)普通預金 30,000
    • イ.(借方)給料 15,000・法定福利費 15,000 /(貸方)普通預金 30,000
    • ウ.(借方)社会保険料預り金 15,000・法定福利費 15,000 /(貸方)普通預金 30,000
    • エ.(借方)給料 15,000・租税公課 15,000 /(貸方)普通預金 30,000

    正解:ウ.(借方)社会保険料預り金 15,000・法定福利費 15,000 /(貸方)普通預金 30,000

    解説:従業員負担分15,000円は、給料の支払時に社会保険料預り金(負債)として預かっているので、納付時は借方に記入して取り崩す。会社負担分15,000円は会社の費用なので法定福利費とする。給料の勘定は、従業員負担分を含めて給料を支払ったときにすでに計上しているので、納付時に給料を計上すると費用が二重になる。社会保険料は税金ではないので租税公課も誤りで、租税公課は固定資産税や印紙税などに使う勘定である。

    根拠: 日本商工会議所「商業簿記 標準・許容勘定科目表」(2022年度適用) 負債 3級:社会保険料預り金(許容:預り金)、費用 3級:給料・法定福利費(許容:社会保険料)・租税公課(許容:公租公課、固定資産税、印紙税) / 日本商工会議所「商工会議所簿記検定試験 出題区分表」(商業簿記) 3級 第三 20.収益と費用(給料、法定福利費など)

  39. 問39.決算時に売掛金残高500,000円に対して2%の貸倒引当金を設定する(差額補充法)。貸倒引当金の残高が3,000円ある場合、繰入額はいくらか。

    • ア.10,000円
    • イ.13,000円
    • ウ.3,000円
    • エ.7,000円

    正解:エ.7,000円

    解説:貸倒引当金の設定額=500,000円×2%=10,000円。差額補充法では既存残高3,000円を差し引き、繰入額=10,000円-3,000円=7,000円です。

  40. 問40.備品を300,000円で購入し、代金は普通預金から振り込んだ。このとき借方に記入する勘定科目はどれか。

    • ア.備品
    • イ.消耗品費
    • ウ.未払金
    • エ.仕入

    正解:ア.備品

    解説:備品(有形固定資産)を購入した場合、備品(資産)の増加を借方に記入します。消耗品費は少額の消耗品に使い、仕入は商品に使います。

  41. 問41.事務所の家賃120,000円を普通預金から振り込んだ。このとき借方に記入する勘定科目はどれか。

    • ア.受取家賃
    • イ.支払家賃
    • ウ.差入保証金
    • エ.前払家賃

    正解:イ.支払家賃

    解説:事務所の家賃の支払は費用の発生です。支払家賃(費用)を借方に記入し、普通預金(資産)の減少を貸方に記入します。

  42. 問42.商品をクレジットカード払いで販売した場合に、売上計上時に借方に記入する勘定科目はどれか。

    • ア.売掛金
    • イ.前受金
    • ウ.クレジット売掛金
    • エ.未収入金

    正解:ウ.クレジット売掛金

    解説:クレジットカードでの販売では、クレジット売掛金(資産)を借方に記入します。通常の掛売りの売掛金とは区別します。なお、信販会社への手数料は支払手数料で処理します。

  43. 問43.出張中の従業員から、仮払金の精算の連絡があった。旅費交通費25,000円、宿泊費15,000円を使い、仮払金50,000円との差額は現金で受け取る。このとき貸方に記入される勘定科目の組合せはどれか。

    • ア.旅費交通費25,000・宿泊費15,000
    • イ.旅費交通費25,000・宿泊費15,000・現金10,000
    • ウ.仮払金40,000・現金10,000
    • エ.仮払金50,000

    正解:エ.仮払金50,000

    解説:仕訳は「(借方)旅費交通費25,000・宿泊費15,000・現金10,000 /(貸方)仮払金50,000」です。仮払金の全額を貸方で精算し、実費を借方に、余剰分の現金も借方に記入します。

  44. 問44.固定資産税30,000円を現金で納付した。正しい仕訳の借方の勘定科目はどれか。

    • ア.租税公課
    • イ.法人税等
    • ウ.支払手数料
    • エ.未払金

    正解:ア.租税公課

    解説:固定資産税は租税公課(費用)で処理します。法人税等は法人税・住民税・事業税に使います。

  45. 問45.商品50,000円(税抜)を仕入れ、消費税5,000円とともに現金で支払った(税抜方式)。正しい仕訳はどれか。

    • ア.(借方)仕入55,000 /(貸方)現金55,000
    • イ.(借方)仕入50,000・仮払消費税5,000 /(貸方)現金55,000
    • ウ.(借方)仕入50,000・仮受消費税5,000 /(貸方)現金55,000
    • エ.(借方)仕入50,000 /(貸方)現金50,000

    正解:イ.(借方)仕入50,000・仮払消費税5,000 /(貸方)現金55,000

    解説:税抜方式では、仕入の本体価額50,000円を仕入(費用)、支払った消費税5,000円を仮払消費税(資産)として処理します。

  46. 問46.備品(取得原価300,000円、減価償却累計額180,000円)を100,000円で売却し、代金は現金で受け取った。このときの損益として正しいものはどれか。

    • ア.固定資産売却益20,000円
    • イ.固定資産売却益100,000円
    • ウ.固定資産売却損20,000円
    • エ.固定資産売却損120,000円

    正解:ウ.固定資産売却損20,000円

    解説:帳簿価額は取得原価300,000円-減価償却累計額180,000円=120,000円です。売却価額100,000円が帳簿価額を下回るので、差額20,000円が固定資産売却損(費用)になります。仕訳は(借方)現金100,000・備品減価償却累計額180,000・固定資産売却損20,000/(貸方)備品300,000です。

  47. 問47.得意先が倒産し、前期に発生した売掛金100,000円が回収不能となった。貸倒引当金の残高が80,000円ある場合の仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)貸倒損失100,000 /(貸方)売掛金100,000
    • イ.(借方)貸倒損失80,000・貸倒引当金20,000 /(貸方)売掛金100,000
    • ウ.(借方)貸倒引当金100,000 /(貸方)売掛金100,000
    • エ.(借方)貸倒引当金80,000・貸倒損失20,000 /(貸方)売掛金100,000

    正解:エ.(借方)貸倒引当金80,000・貸倒損失20,000 /(貸方)売掛金100,000

    解説:前期発生の売掛金の貸倒れは、まず貸倒引当金80,000円を取り崩し、不足分20,000円を貸倒損失(費用)で処理します。

  48. 問48.クレジットカード払いで販売した商品の代金について、信販会社から手数料差引後の96,000円が普通預金口座に振り込まれた。仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)普通預金 96,000 /(貸方)売掛金 96,000
    • イ.(借方)クレジット売掛金 96,000 /(貸方)普通預金 96,000
    • ウ.(借方)普通預金 96,000 /(貸方)クレジット売掛金 96,000
    • エ.(借方)普通預金 96,000 /(貸方)売上 96,000

    正解:ウ.(借方)普通預金 96,000 /(貸方)クレジット売掛金 96,000

    解説:販売時に手数料を差し引いた額でクレジット売掛金(資産)を計上しているので、入金時はクレジット売掛金を貸方に記入して減少させる(出題区分表 第二6.ア)。

  49. 問49.前期に貸倒処理した売掛金50,000円が当期に回収された場合に使用する勘定科目はどれか。

    • ア.売掛金
    • イ.償却債権取立益
    • ウ.貸倒引当金戻入
    • エ.雑益

    正解:イ.償却債権取立益

    解説:前期以前に貸倒処理した債権を当期に回収した場合は、償却債権取立益(収益)で処理します。仕訳は「(借方)現金等 ×× /(貸方)償却債権取立益 ××」です。

  50. 問50.得意先へ掛けで販売した商品について、10,000円分が品違いを理由に送り返されてきた。当社の仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)売掛金 10,000 /(貸方)売上 10,000
    • イ.(借方)仕入 10,000 /(貸方)売掛金 10,000
    • ウ.(借方)売上 10,000 /(貸方)買掛金 10,000
    • エ.(借方)売上 10,000 /(貸方)売掛金 10,000

    正解:エ.(借方)売上 10,000 /(貸方)売掛金 10,000

    解説:売上の返品(売上戻り)は販売時の仕訳の逆仕訳となり、売上を借方に、売掛金を貸方に記入する(出題区分表 第二9.エ)。

  51. 問51.未払金は、商品を仕入れて代金を後日支払う場合の負債勘定である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。商品仕入の後日払いは「買掛金」(未払金は商品以外)。

  52. 問52.商品売買の仲介をして受け取った手数料は、売上として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:仲介などの役務の対価として受け取った手数料は受取手数料(収益)で処理する。売上は商品を販売したときに用いる勘定である(出題区分表 第二20)。

  53. 問53.前払金は、商品の仕入れに先立って手付金を支払った場合に使用する資産の勘定科目である。

    正解:○(正しい)

    解説:前払金(前渡金)は商品の引渡しを受ける前に内金や手付金を支払った場合に使用する資産の勘定科目です。商品を受け取った時点で仕入に振り替えます。

  54. 問54.前払金と前払費用は同じ性質の勘定科目である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。前払金は商品の手付金など「まだ受け取っていない物やサービスの代金」、前払費用は「継続的なサービスの対価で未経過分」です。前払金は一時的な前渡し、前払費用は期間按分の経過勘定項目であり、性質が異なります。

  55. 問55.借入金を返済する際に元金とあわせて支払った利息は、借入金勘定の借方に含めて処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:利息は借入金の減少ではなく支払利息(費用)で処理し、(借方)借入金・支払利息/(貸方)現金などと仕訳する(出題区分表 第二4.ア・20)。

  56. 問56.税抜方式では、商品を売り上げた際に受け取った消費税額を仮受消費税として処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:税抜方式では、売上時に受け取った消費税額を仮受消費税(負債)として売上とは区別して処理します。仮受消費税は預かっている消費税であるため負債です。

  57. 問57.決算時に仮受消費税が仮払消費税を上回る場合、差額は還付されるため未収消費税として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。上回る場合は「未払消費税(負債)」(納付義務、未収ではない)。下回る場合に未収(還付)。

  58. 問58.貸付金の利息を計算する際、利息=元本×利率×期間(月数/12)で計算する。

    正解:○(正しい)

    解説:利息の計算は「元本×年利率×貸付期間(月数÷12)」で行います。日割り計算の場合は「元本×年利率×日数÷365」となります。

  59. 問59.借入金の利息支払時、支払利息は貸方に記入する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。支払利息は費用「借方」記入(貸方は収益等)。

  60. 問60.期中に取得した固定資産の減価償却費は、取得日から期末までの月数で月割計算する。

    正解:○(正しい)

    解説:期中取得の固定資産は、取得月から期末までの月数に基づいて減価償却費を月割計算します。1年分の減価償却費×使用月数÷12で算定します。

  61. 問61.期中取得した固定資産の減価償却で、取得月は計算に含めない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。取得月は「1か月として含めて」月割計算(含めない月は売却月にもよる)。

  62. 問62.従業員の社会保険料のうち会社が負担する分は、給料から差し引いて預り金として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。会社が負担する分は法定福利費(費用)として処理します。給料から差し引いて預り金(負債)とするのは、従業員本人が負担する分です。納付するときは、預り金と法定福利費を合わせて支払います。

  63. 問63.店舗の賃借にあたって支払った敷金は、差入保証金として資産に計上する。

    正解:○(正しい)

    解説:敷金や保証金は、契約が終わったときに返還される部分があるため、支払った時点では費用ではなく差入保証金(資産)として処理します。返還されないことが確定した部分は、そのときに費用として処理します。

  64. 問64.銀行から借り入れる際に利息を差し引かれて入金された場合、借入金は実際に入金された金額で記入する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。借入金は借り入れた元金の全額で記入し、差し引かれた利息は支払利息(費用)として借方に記入する。

  65. 問65.増資により株式を発行した場合、払込金額は資本金の増加として貸方に記入する。

    正解:○(正しい)

    解説:増資による株式の発行では、払込金額(全額を資本金とする場合)は資本金(純資産)の増加として貸方に記入します。仕訳は「(借方)当座預金等 /(貸方)資本金」です。

  66. 問66.法人税等の中間納付額は、損益計算書の費用として直ちに計上する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。中間納付は「仮払法人税等(資産)」で計上(費用は決算で確定額)。

  67. 問67.決算において法人税等が確定した場合、中間納付額との差額を未払法人税等として負債に計上する。

    正解:○(正しい)

    解説:決算で確定した法人税等の額から中間納付額(仮払法人税等)を差し引いた残額を未払法人税等(負債)として計上します。仕訳は「(借方)法人税等 /(貸方)仮払法人税等・未払法人税等」の形になります。

  68. 問68.未払法人税等を納付した場合、法人税、住民税及び事業税を借方に記入する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。決算で計上した未払法人税等(負債)を納付したときは、未払法人税等を借方に記入して減らす。費用の法人税、住民税及び事業税は決算で計上済みである。

  69. 問69.買掛金を普通預金口座から振り込んで支払い、振込手数料を当社が負担した場合、振込手数料は買掛金の減少額に含めて処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。当社が負担する振込手数料は支払手数料(費用)として処理し、買掛金は支払った代金の額だけ減らす。

  70. 問70.仮払消費税と仮受消費税は、決算時にも相殺せず別々に表示する。

    正解:×(誤り)

    解説:決算時に「相殺して精算」(差額が未払または未収消費税)。別々表示は誤り。

  71. 問71.固定資産の期中売却時の減価償却費は、期首から売却月までの月割りで計算する。

    正解:○(正しい)

    解説:期中に固定資産を売却する場合、期首から売却時点(売却した月)までの減価償却費を月割計算で計上し、その後に売却の仕訳を行います。

  72. 問72.営業用の配送トラックを購入した(代金は普通預金から支払済み)。このトラックを処理する勘定科目として正しいものはどれか。

    • ア.車両運搬具
    • イ.備品
    • ウ.仕入
    • エ.建物

    正解:ア.車両運搬具

    解説:営業用のトラックや乗用車は車両運搬具(有形固定資産、許容:車両、運搬具)で処理する。仕入は販売目的の商品を購入したときに用いる(出題区分表 第二12.ア)。

  73. 問73.税抜方式による消費税の処理に関する記述として、誤っているものはどれか。

    • ア.仮払消費税は負債の勘定科目である
    • イ.売上時に受け取った消費税は仮受消費税として処理する
    • ウ.決算時に仮受消費税と仮払消費税を相殺する
    • エ.仕入時に支払った消費税は仮払消費税として処理する

    正解:ア.仮払消費税は負債の勘定科目である

    解説:仮払消費税は資産の勘定科目です。仕入時等に支払った消費税を一時的に記録するもので、後日還付を受ける可能性がある権利であるため資産に分類されます。

  74. 問74.貸付金100,000円を年利率3%、貸付期間8か月で貸し付けた場合の利息はいくらか。

    • ア.1,000円
    • イ.2,000円
    • ウ.2,400円
    • エ.3,000円

    正解:イ.2,000円

    解説:利息=100,000円×3%×8か月÷12か月=2,000円です。年利率を月割りで計算します。

  75. 問75.備品(取得原価600,000円、残存価額ゼロ、耐用年数5年、定額法)を7月1日に取得した場合(決算日3月31日)、当期の減価償却費はいくらか。

    • ア.120,000円
    • イ.100,000円
    • ウ.90,000円
    • エ.60,000円

    正解:ウ.90,000円

    解説:年間の減価償却費=600,000円÷5年=120,000円。7月1日取得で3月31日決算のため使用期間は9か月。120,000円×9÷12=90,000円が当期の減価償却費です。

  76. 問76.内容不明の入金50,000円を仮受金として処理していたが、得意先からの売掛金の回収であることが判明した。このときの仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)売掛金 50,000 /(貸方)仮受金 50,000
    • イ.(借方)現金 50,000 /(貸方)売掛金 50,000
    • ウ.(借方)仮受金 50,000 /(貸方)現金 50,000
    • エ.(借方)仮受金 50,000 /(貸方)売掛金 50,000

    正解:エ.(借方)仮受金 50,000 /(貸方)売掛金 50,000

    解説:入金時に計上した仮受金(負債)を取り崩し、あわせて売掛金(資産)を減少させます。仮受金は内容が分かるまで一時的に使う勘定なので、判明した時点で正しい勘定へ振り替えます。

  77. 問77.株主総会で決議した配当金300,000円を、普通預金口座から株主に支払った。仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)未払配当金 300,000 /(貸方)普通預金 300,000
    • イ.(借方)繰越利益剰余金 300,000 /(貸方)普通預金 300,000
    • ウ.(借方)利益準備金 300,000 /(貸方)普通預金 300,000
    • エ.(借方)未払配当金 300,000 /(貸方)繰越利益剰余金 300,000

    正解:ア.(借方)未払配当金 300,000 /(貸方)普通預金 300,000

    解説:配当は株主総会の決議時に(借方)繰越利益剰余金 /(貸方)未払配当金・利益準備金 と仕訳済みなので、支払時は負債の未払配当金を減らして(借方)未払配当金 /(貸方)普通預金 とする。

  78. 問78.従業員に、1年後に利息とともに返済を受ける約束で現金100,000円を渡した。この取引の借方の勘定科目として最も適切なものはどれか。

    • ア.従業員立替金
    • イ.従業員貸付金
    • ウ.仮払金
    • エ.前払金

    正解:イ.従業員貸付金

    解説:返済を受ける約束で金銭を渡すのは貸付けであり、相手が従業員なら従業員貸付金(資産。許容勘定は貸付金)で処理する。従業員立替金は、従業員が負担すべき支払いを会社が一時的に立て替えたときの勘定で、返済の約束をして金銭を貸す取引とは区別する。仮払金は、支払いはしたが使いみちの勘定科目や金額がまだ決まっていない支出を一時的に記録する勘定である。前払金(前渡金)は、商品などを購入する前に代金を前もって支払ったときの勘定である。どちらも金銭の貸付けには使わない。

    根拠: 日本商工会議所 商業簿記 標準・許容勘定科目表(2022年度適用) 3級欄:従業員貸付金(許容:貸付金)・従業員立替金(許容:立替金)・仮払金・前払金(許容:前渡金) / 財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則 第15条 / コトバンク「仮払金」(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典) 現金の支払いは行われたが適切な勘定科目または金額が未定の場合に一時的に収容する仮勘定 / コトバンク「立替金」(精選版 日本国語大辞典) 他人のために立て替えた金銭 (出典: e-Gov法令検索)

  79. 問79.前払金と前払費用の違いに関する記述として、正しいものはどれか。

    • ア.前払金は継続的なサービスの未経過分であり、前払費用は商品の手付金である
    • イ.前払金も前払費用も経過勘定項目である
    • ウ.前払金は商品の手付金であり、前払費用は継続的なサービスの未経過分である
    • エ.前払金も前払費用も同じ処理方法である

    正解:ウ.前払金は商品の手付金であり、前払費用は継続的なサービスの未経過分である

    解説:前払金は商品の注文時に支払う手付金や内金であり、前払費用は保険料や家賃など継続的サービスの未経過分(経過勘定項目)です。性質も処理方法も異なります。

  80. 問80.固定資産の期中取得における減価償却に関する記述として、正しいものはどれか。

    • ア.期中取得でも1年分の減価償却費を計上する
    • イ.取得月は月割計算に含めない
    • ウ.期中取得の場合は減価償却を行わない
    • エ.取得月から期末までの月数で月割計算する

    正解:エ.取得月から期末までの月数で月割計算する

    解説:期中に取得した固定資産の減価償却費は、取得した月から期末までの月数で月割計算します。取得月は1か月に含めて計算するのが一般的です。

  81. 問81.クレジット売掛金は、信販会社への債務であり負債に分類される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。クレジット売掛金は「信販会社からの債権」で「資産」(負債ではない)。

  82. 問82.クレジットカードによる商品販売で信販会社に支払う手数料は、支払手数料(費用)として処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:信販会社へのカード手数料は支払手数料(費用)として借方に計上します。一般に売上計上時に手数料も同時に認識します。

  83. 問83.クレジット売掛金の手数料は、売上金額から差し引かれた後の金額が入金される。

    正解:○(正しい)

    解説:信販会社からの入金は、売上金額から手数料が控除された金額となります。仕訳では、売上計上時に支払手数料を借方計上するか、入金時に計上します。

  84. 問84.商品の注文を受けて手付金を受け取ったときは、その時点で売上を計上する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。手付金を受け取った時点ではまだ商品を引き渡していないので、売上は計上せず前受金(負債)として処理します。商品を引き渡したときに前受金を取り崩し、売上を計上します。

  85. 問85.電子記録債務が支払期日に決済され、当座預金口座から支払われた場合、(借方)電子記録債務 /(貸方)当座預金 と仕訳する。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。電子記録債務(負債)は支払期日の決済によって消滅するので借方に記入し、支払った当座預金(資産)の減少を貸方に記入します。発生時の仕訳は「(借方)買掛金 /(貸方)電子記録債務」です。

  86. 問86.売掛金について電子記録債権の発生記録が行われた場合、債権者は電子記録債務(負債)を貸方に記入する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。債権者は売掛金を電子記録債権(資産)に振り替え、「(借方)電子記録債権 /(貸方)売掛金」と仕訳します。電子記録債務(負債)を計上するのは債務者の側で、「(借方)買掛金 /(貸方)電子記録債務」となります。

  87. 問87.受取手形を決済した場合、当座預金等の増加と受取手形の減少を仕訳する。

    正解:○(正しい)

    解説:満期日に手形が決済されて当座預金に入金された場合、「(借方)当座預金 /(貸方)受取手形」と仕訳します。

  88. 問88.支払手形を決済した場合、当座預金等の減少と支払手形の減少を仕訳する。

    正解:○(正しい)

    解説:満期日に支払手形が決済された場合、「(借方)支払手形 /(貸方)当座預金」と仕訳します。支払手形(負債)と当座預金(資産)がともに減少します。

  89. 問89.前期以前に貸倒れとして処理した売掛金を当期に回収した場合、その金額は償却債権取立益として収益に計上する。

    正解:○(正しい)

    解説:前期以前に貸倒処理した債権は、すでに帳簿から消してあります。そのため回収できても貸倒引当金を元に戻すのではなく、償却債権取立益(収益)として計上します。なお、当期に発生した売掛金が当期のうちに貸倒れた場合は、貸倒引当金を取り崩さず貸倒損失(費用)で処理します。

  90. 問90.貸倒引当金を設定する際の繰入率は、法令で一律に定められている。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。貸倒引当金の繰入率は、過去の貸倒実績率や債権の回収可能性に基づいて各社で設定します。法令で一律に定められているわけではありません。

  91. 問91.貸倒引当金の見積方法は差額補充法のみである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。貸倒引当金は「差額補充法と洗替法」の2方法(補充法のみではない)。

  92. 問92.貸倒引当金の残高が必要額を上回る場合、超過分を貸倒引当金戻入として処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:既存の貸倒引当金残高が新たな必要額を上回る場合、超過額を貸倒引当金戻入(収益)として処理します。

  93. 問93.受取商品券を発行元に買い取ってもらった場合、現金等の増加と受取商品券の減少として仕訳する。

    正解:○(正しい)

    解説:受取商品券の精算時は「(借方)現金等 /(貸方)受取商品券」と仕訳します。発行元から現金等で精算を受け、受取商品券(資産)を消去します。

  94. 問94.商品券を受け取って商品販売した場合、受取商品券(資産)を貸方に記入する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。受取商品券(資産)の増加は「借方」記入(貸方ではない)。

  95. 問95.建物を取得した際の購入手数料や登記費用は、建物の取得原価に含めず費用処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。固定資産の取得に伴う付随費用(登記費用、不動産取得税、仲介手数料等)は取得原価に含めて資産計上します。ただし税法上は費用処理する場合もあります。3級では取得原価に含めるのが原則です。

  96. 問96.従業員が業務で利用した電車賃やタクシー代を会社が負担したときは、給料として処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:業務のための交通費は旅費交通費(費用、許容:旅費、交通費)で処理する。給料は従業員の労働の対価として支払うものに用いる(出題区分表 第二20)。

  97. 問97.建物の改良による支出は、資本的支出として建物の取得原価に加算する。

    正解:○(正しい)

    解説:建物の価値を高めたり耐用年数を延長する改良費は資本的支出として、建物(固定資産)の帳簿価額に加算します。

  98. 問98.不用になった備品を売却し、代金は月末に受け取ることにした場合、その代金は未収入金として借方に記入する。

    正解:○(正しい)

    解説:商品以外の物品を売却して代金を後日受け取る場合の債権は未収入金(資産、許容:未収金)で処理する。商品の掛売りで生じる売掛金とは区別する(出題区分表 第二4.イ)。

  99. 問99.商品を仕入れ、代金として約束手形を振り出して渡した場合、支払手形(負債)を貸方に記入する。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。約束手形を振り出すと、期日に手形代金を支払う義務(負債)を負うので、(借方)仕入 /(貸方)支払手形 と仕訳する。

  100. 問100.前期末に計上した未払消費税を普通預金口座から納付した場合、未払消費税を借方に記入する。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。決算で計上した未払消費税(負債)を納付したときは、(借方)未払消費税 /(貸方)普通預金 と仕訳して負債を減らす。

  101. 問101.仮払消費税の期末残高は、貸借対照表上、流動資産として表示する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。決算時に仮受消費税と相殺されて消滅するため、通常は期末に仮払消費税残高として計上されません。相殺後の未払消費税(負債)または未収還付消費税(資産)が計上されます。

  102. 問102.税抜方式では、備品を購入したときに支払った消費税は、備品の取得原価に含めて処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。日商簿記3級の消費税は税抜方式で出題される。税抜方式では、商品の仕入れに限らず、備品などを購入したときに支払った消費税も取得原価に含めず、仮払消費税勘定(資産)で処理する。決算では仮払消費税と仮受消費税を相殺し、仮受消費税のほうが多い場合は差額を未払消費税とする。消費税を区分せず税込金額のまま記帳する処理は出題区分表に無く、3級の範囲外である。

    根拠: 日本商工会議所「商工会議所簿記検定試験 出題区分表」(商業簿記・2022年度適用) 第二 21.税金 ウ.消費税(税抜方式) / 日本商工会議所「商業簿記標準・許容勘定科目表」(2022年度適用) 資産 仮払消費税/負債 仮受消費税・未払消費税 / 日本商工会議所「商工会議所簿記検定試験出題区分表などの改定について」(平成30年4月2日) p.10 第二 21.税金(消費税(税抜方式)を2級から3級へ移行・3級では税抜方式に限定・課税事業者を前提)

  103. 問103.法人税等は、損益計算書の末尾付近に表示される。

    正解:○(正しい)

    解説:法人税、住民税及び事業税は、税引前当期純利益の下に表示され、差し引いて当期純利益を算定します。損益計算書の末尾付近に位置する項目です。

  104. 問104.給料支払時に天引きする住民税は、預り金として処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:給料から天引きする住民税(特別徴収)は会社が一時的に預かる形になるため、預り金(負債)として処理します。後日市区町村に納付します。

  105. 問105.社会保険料の会社負担分は、給料に含めて費用処理する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。会社負担分は「法定福利費(費用)」として別計上(給料には含めない)。

  106. 問106.普通預金口座に預金利息が入金された場合、受取利息(収益)を貸方に記入する。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。預金利息の入金は、(借方)普通預金 /(貸方)受取利息 と仕訳する。

  107. 問107.得意先から受け取った他人振出しの小切手を、ただちに当座預金口座に預け入れた場合は、当座預金の増加として処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。受け取った他人振出小切手は通常は現金として扱うが、ただちに当座預金に預け入れたときは、現金を経由せず(借方)当座預金 で処理する。

  108. 問108.固定資産台帳は、所有する固定資産の取得日・取得原価・減価償却の状況などを、資産ごとに記録する補助簿である。

    正解:○(正しい)

    解説:固定資産台帳は補助簿の一つで、固定資産を1つずつ管理するために、取得年月日・取得原価・耐用年数・当期の減価償却費・期末の帳簿価額などを記録します。総勘定元帳の建物勘定や備品勘定では金額の合計しか分からないため、資産ごとの内訳は台帳で押さえます。

  109. 問109.手形を振り出して金銭を借り入れた場合、手形借入金(負債)を貸方に記入する。

    正解:○(正しい)

    解説:金融手形として約束手形を振り出した借入れは手形借入金(負債)で処理します。「(借方)当座預金等 /(貸方)手形借入金」と仕訳します。

  110. 問110.商品を保管するために倉庫会社へ支払った倉庫料は、保管費(費用)として処理する。

    正解:○(正しい)

    解説:商品の保管にかかる倉庫料などは保管費(費用、許容:保管料、倉庫料)で処理する(標準・許容勘定科目表 3級)。

  111. 問111.商品を引き渡した際に、以前受け取っていた手付金を代金の一部に充てた場合は、前受金を借方に記入して減少させる。

    正解:○(正しい)

    解説:販売前に受け取った手付金は前受金(負債)で処理しておき、商品を引き渡して売上を計上するときに借方に記入して取り崩す(出題区分表 第二4.ウ)。

  112. 問112.商品の販売に先立って手付金を受け取った場合、前受金(負債)を貸方に記入する。

    正解:○(正しい)

    解説:商品引渡前の手付金受取は前受金(負債)として貸方に計上します。「(借方)現金等 /(貸方)前受金」と仕訳します。

  113. 問113.商品80,000円をクレジットカードで販売した。信販会社への手数料は売上代金の4%(販売時に計上)である。売上計上時の仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)クレジット売掛金 80,000 /(貸方)売上 80,000
    • イ.(借方)売掛金 80,000 /(貸方)売上 76,800・支払手数料 3,200
    • ウ.(借方)クレジット売掛金 76,800・支払手数料 3,200 /(貸方)売上 80,000
    • エ.(借方)クレジット売掛金 80,000 /(貸方)売上 76,800・受取手数料 3,200

    正解:ウ.(借方)クレジット売掛金 76,800・支払手数料 3,200 /(貸方)売上 80,000

    解説:手数料=80,000×4%=3,200円。売上は総額80,000円で計上し、支払手数料3,200円を借方、信販会社への債権76,800円をクレジット売掛金として借方に計上します。

  114. 問114.12月1日に向こう6か月分の家賃180,000円を現金で支払い、全額を支払家賃として処理した。決算日(3月31日)に必要な決算整理仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)支払家賃 60,000 /(貸方)前払家賃 60,000
    • イ.(借方)前払家賃 120,000 /(貸方)支払家賃 120,000
    • ウ.(借方)支払家賃 120,000 /(貸方)前払家賃 120,000
    • エ.(借方)前払家賃 60,000 /(貸方)支払家賃 60,000

    正解:エ.(借方)前払家賃 60,000 /(貸方)支払家賃 60,000

    解説:1か月分は180,000円÷6か月=30,000円です。12月1日から3月31日までの4か月分120,000円が当期の費用で、4月・5月の2か月分60,000円は次期の分なので前払家賃(資産)へ振り替えます。翌期首には再振替仕訳を行って、支払家賃に戻します。

  115. 問115.取引先に貸し付けていた100,000円の返済を受け、利息3,000円とともに当座預金口座に入金された。仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)当座預金 103,000 /(貸方)貸付金 100,000・受取利息 3,000
    • イ.(借方)当座預金 103,000 /(貸方)貸付金 103,000
    • ウ.(借方)当座預金 100,000・支払利息 3,000 /(貸方)貸付金 103,000
    • エ.(借方)貸付金 100,000・受取利息 3,000 /(貸方)当座預金 103,000

    正解:ア.(借方)当座預金 103,000 /(貸方)貸付金 100,000・受取利息 3,000

    解説:貸付金(資産)の回収により貸付金が減少するので貸方に100,000円、受け取った利息は受取利息(収益)として貸方に3,000円、入金額103,000円は当座預金(資産)の増加として借方に記入します。「(借方)当座預金103,000 /(貸方)貸付金100,000・受取利息3,000」です。利息を貸付金に含めたり、支払利息(費用)としたりするのは誤りです。

  116. 問116.決算時に売掛金500,000円・受取手形300,000円の合計に対して2%の貸倒引当金を差額補充法で設定する。貸倒引当金の残高が10,000円の場合、繰入額はいくらか。

    • ア.10,000円
    • イ.6,000円
    • ウ.16,000円
    • エ.26,000円

    正解:イ.6,000円

    解説:必要額=(500,000+300,000)×2%=16,000円。差額補充法では16,000-10,000=6,000円を繰り入れます。

  117. 問117.当座預金の残高が不足し、銀行との当座借越契約の範囲内で小切手を振り出した。決算日に当座預金が貸方残高となっている場合の処理として正しいものはどれか。

    • ア.貸方残高をそのまま当座預金に残しておく
    • イ.貸方残高を現金勘定へ振り替える
    • ウ.貸方残高を当座借越または借入金として負債に振り替える
    • エ.貸方残高を売掛金と相殺する

    正解:ウ.貸方残高を当座借越または借入金として負債に振り替える

    解説:当座預金が貸方残高になっているのは、銀行から一時的に借りている状態です。決算にあたっては、その貸方残高を当座借越(または借入金)として負債に振り替えます。翌期首には再振替仕訳を行い、当座預金に戻します。

  118. 問118.商品券10,000円分で商品を販売した場合の仕訳として正しいものはどれか(他店発行の商品券)。

    • ア.(借方)現金 10,000 /(貸方)売上 10,000
    • イ.(借方)売掛金 10,000 /(貸方)売上 10,000
    • ウ.(借方)発行商品券 10,000 /(貸方)売上 10,000
    • エ.(借方)受取商品券 10,000 /(貸方)売上 10,000

    正解:エ.(借方)受取商品券 10,000 /(貸方)売上 10,000

    解説:他店発行の商品券を受け取った場合、受取商品券(資産)を借方に計上します。後日、発行元に精算を請求します。

  119. 問119.建物を5,000,000円で購入し、仲介手数料150,000円、登記費用50,000円を加え、合計額を当座預金から支払った場合の建物の取得原価はいくらか。

    • ア.5,200,000円
    • イ.5,150,000円
    • ウ.5,000,000円
    • エ.5,050,000円

    正解:ア.5,200,000円

    解説:固定資産の取得原価=購入代価+付随費用。5,000,000+150,000+50,000=5,200,000円です。

  120. 問120.建物の修繕のため500,000円を支払った。うち300,000円は耐用年数を延長する改良(資本的支出)であり、残額は通常の修繕である。仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)修繕費 500,000 /(貸方)現金 500,000
    • イ.(借方)建物 300,000・修繕費 200,000 /(貸方)現金 500,000
    • ウ.(借方)建物 500,000 /(貸方)現金 500,000
    • エ.(借方)修繕費 300,000・建物 200,000 /(貸方)現金 500,000

    正解:イ.(借方)建物 300,000・修繕費 200,000 /(貸方)現金 500,000

    解説:資本的支出300,000円は建物(資産)に加算、収益的支出200,000円は修繕費(費用)として処理します。

  121. 問121.給料300,000円のうち、所得税10,000円、住民税8,000円、社会保険料15,000円を差し引いて残額を現金で支給した。仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)給料 300,000 /(貸方)現金 300,000
    • イ.(借方)給料 267,000 /(貸方)現金 267,000
    • ウ.(借方)給料 300,000 /(貸方)現金 267,000・預り金 33,000
    • エ.(借方)給料 300,000・預り金 33,000 /(貸方)現金 333,000

    正解:ウ.(借方)給料 300,000 /(貸方)現金 267,000・預り金 33,000

    解説:給料の総額300,000円を借方に計上し、天引き分合計33,000円を預り金(負債)として貸方、差引支給額267,000円を現金として貸方に記入します。

  122. 問122.商品の販売代金として先方が振り出した約束手形70,000円を受け取った場合の仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)売掛金 70,000 /(貸方)受取手形 70,000
    • イ.(借方)支払手形 70,000 /(貸方)売上 70,000
    • ウ.(借方)売上 70,000 /(貸方)受取手形 70,000
    • エ.(借方)受取手形 70,000 /(貸方)売上 70,000

    正解:エ.(借方)受取手形 70,000 /(貸方)売上 70,000

    解説:他人振出の約束手形を受け取った場合、受取手形(資産)の増加として借方、売上(収益)の発生として貸方に記入します。

  123. 問123.法人税の中間納付として250,000円を普通預金から支払った場合の仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)仮払法人税等 250,000 /(貸方)普通預金 250,000
    • イ.(借方)法人税等 250,000 /(貸方)普通預金 250,000
    • ウ.(借方)未払法人税等 250,000 /(貸方)普通預金 250,000
    • エ.(借方)租税公課 250,000 /(貸方)普通預金 250,000

    正解:ア.(借方)仮払法人税等 250,000 /(貸方)普通預金 250,000

    解説:法人税等の中間納付は仮払法人税等(資産)として処理します。決算時に確定した法人税等と相殺します。

  124. 問124.決算時に確定した法人税等が800,000円、中間納付額(仮払法人税等)が350,000円の場合の決算整理仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)法人税等 450,000 /(貸方)未払法人税等 450,000
    • イ.(借方)法人税等 800,000 /(貸方)仮払法人税等 350,000・未払法人税等 450,000
    • ウ.(借方)法人税等 800,000 /(貸方)現金 800,000
    • エ.(借方)仮払法人税等 350,000・未払法人税等 450,000 /(貸方)法人税等 800,000

    正解:イ.(借方)法人税等 800,000 /(貸方)仮払法人税等 350,000・未払法人税等 450,000

    解説:確定税額800,000円を借方に計上し、既に払い込んだ仮払法人税等350,000円を貸方で消去、残額450,000円を未払法人税等(負債)として貸方に計上します。

  125. 問125.前払金30,000円を支払っていた商品100,000円を仕入れ、残額70,000円は掛けとした場合の仕訳として正しいものはどれか。

    • ア.(借方)前払金 30,000・買掛金 70,000 /(貸方)仕入 100,000
    • イ.(借方)仕入 100,000 /(貸方)現金 30,000・買掛金 70,000
    • ウ.(借方)仕入 100,000 /(貸方)前払金 30,000・買掛金 70,000
    • エ.(借方)仕入 70,000・前払金 30,000 /(貸方)買掛金 100,000

    正解:ウ.(借方)仕入 100,000 /(貸方)前払金 30,000・買掛金 70,000

    解説:商品受領時に前払金30,000円(資産)を減少させ、残額70,000円を買掛金(負債)として貸方に計上。仕入100,000円を借方に計上します。