資格道場
📊 ログイン 無料登録

電験二種の用語集|試験頻出61語を読み方付きで完全解説

電験二種(第二種電気主任技術者)試験で頻出する重要用語60語以上を、読み方(ふりがな)付きで完全解説しました。理論・電力・機械・法規の4科目を横断的に網羅。試験直前の総チェック・暗記カード作成に最適です。

※受験料・試験日程・合格基準等は改定される場合があります。最新情報は必ず電気技術者試験センターの公式情報でご確認ください。

この用語集の使い方
  • 4科目(理論・電力・機械・法規)の用語を横断整理
  • 読み方(ふりがな)付きで音読暗記にも対応
  • 試験前日の総チェックに最適
  • 二次試験の論述対策の基礎固めにも活用可能

電験二種 重要用語集(60語)

電気事業法(でんきじぎょうほう)
電気事業の運営、電気工作物の保安、電気主任技術者の選任義務などを定める日本の法律。電験試験の法規科目で最も重要な法令で、目的・定義条文が頻出します。
電気主任技術者(でんきしゅにんぎじゅつしゃ)
事業用電気工作物の工事・維持・運用に関する保安監督を行う国家資格者。第一種・第二種・第三種があり、扱える電圧上限が異なります(二種は17万V未満)。
保安規程(ほあんきてい)
事業用電気工作物の設置者が保安確保のために定め、経済産業大臣に届け出る規程。電気主任技術者が中心となって作成・遵守する文書です。
電気工作物(でんきこうさくぶつ)
発電・変電・送電・配電・電気使用のために設置する機械・器具・ダム・水路・貯水池・電線路その他の工作物の総称。一般用と事業用に区分されます。
特別高圧(とくべつこうあつ)
交流7,000V超または直流7,000V超の電圧。電験二種が扱える範囲は17万V未満で、大規模工場・特高受電ビル等が該当します。
テブナンの定理(てぶなんのていり)
能動素子を含む線形回路を、開放電圧V0と内部抵抗R0からなる等価電圧源で置き換えられるとする定理。複雑な回路網の解析を簡単化する強力なツール。
キルヒホッフの法則(きるひほっふのほうそく)
電流則(任意の分岐点で流入電流の総和は流出電流の総和に等しい)と電圧則(任意の閉路で起電力の総和は電圧降下の総和に等しい)。回路解析の基本原理。
対称三相(たいしょうさんそう)
大きさが等しく位相が120°ずつずれた3つの正弦波交流。電力系統で標準的に使われる方式で、Y結線とΔ結線があります。
対称座標法(たいしょうざひょうほう)
不平衡三相電圧・電流を正相・逆相・零相の3対称分に分解して解析する手法。電験二種固有の重要テーマで、地絡・短絡計算で活躍します。
変圧器(へんあつき)
電磁誘導を利用して交流電圧を変換する静止機器。一次・二次巻線の巻数比で電圧比が決まり、鉄損(無負荷損)と銅損(負荷損)が損失の主成分です。
短絡比(たんらくひ)
同期発電機の定格電流に対する短絡電流の比。同期インピーダンスの逆数に近い値で、短絡比が大きいほど電圧変動が小さく安定です。
同期電動機(どうきでんどうき)
回転磁界と同じ速度(同期速度)で回転する交流電動機。力率調整能力があり、大容量機械や力率改善用途で使われます。
誘導電動機(ゆうどうでんどうき)
固定子の回転磁界が回転子に電流を誘導することで回転する電動機。最も普及した動力源で、すべりを持って回転します。
すべり(すべり)
誘導電動機の同期速度Nsと回転速度Nの差の同期速度に対する比 s=(Ns-N)/Ns。定格運転時は3〜5%程度。トルク・効率計算の基本量。
励磁(れいじ)
同期発電機や直流機の界磁巻線に電流を流して磁束を発生させること。励磁電流の調整により出力電圧や力率を制御できます。
整流回路(せいりゅうかいろ)
交流を直流に変換する電子回路。単相半波・単相全波・三相全波などがあり、ダイオードやサイリスタが用いられます。
PWM(ぴーだぶりゅーえむ)
パルス幅変調。パルスの幅を変えて等価的に電圧・電流を制御する方式。インバータ・スイッチング電源・モータ制御で広く使われます。
インバータ(いんばーた)
直流を交流に変換する装置。周波数と電圧を自在に制御でき、誘導電動機の可変速駆動・太陽光発電の系統連系等に必須です。
ボード線図(ぼーどせんず)
制御系の周波数特性をゲイン(dB)と位相(度)で対数表示するグラフ。安定性解析・ループゲイン設計に用いる古典制御の定番ツール。
ナイキスト線図(ないきすとせんず)
開ループ伝達関数を複素平面上で周波数掃引して描く軌跡。閉ループ系の安定判別(ナイキスト安定判別法)に用います。
PID制御(ぴーあいでぃーせいぎょ)
比例(P)・積分(I)・微分(D)の3動作を組み合わせたフィードバック制御。プロセス制御の標準で、各ゲインの調整が設計のポイント。
伝達関数(でんたつかんすう)
線形時不変システムの入力と出力の関係をラプラス変換で表した関数 G(s)=Y(s)/U(s)。制御系設計の中核概念です。
フィードバック(ふぃーどばっく)
出力の一部を入力側に戻して目標値との偏差で制御する方式。負帰還により外乱抑制・特性改善が可能です。
需要率(じゅようりつ)
最大需要電力÷設備容量で表される指標。需要家の設備利用度を示し、変圧器容量決定の基礎となります。
負荷率(ふかりつ)
ある期間の平均需要電力÷最大需要電力。負荷率が高いほど設備が有効活用されています。
不等率(ふとうりつ)
個別最大需要電力の総和÷合成最大需要電力。1以上の値となり、不等率が大きいほど設備の共用効果が高いことを意味します。
力率改善(りきりつかいぜん)
進相コンデンサで無効電力を減らし、力率を1に近づける対策。送電損失の低減・電圧降下の改善・基本料金の削減効果があります。
コンデンサ(こんでんさ)
電荷を蓄える受動素子。電力系統では進相用コンデンサとして力率改善に、回路では平滑・結合・フィルタ用途で使われます。
リアクトル(りあくとる)
インダクタンスを利用した受動素子。限流リアクトル・分路リアクトル・直列リアクトル等があり、短絡電流抑制や高調波対策に用います。
避雷器(ひらいき)
雷サージ等の異常電圧から電気設備を保護する機器。常時は絶縁を保ち、過電圧時のみ放電して機器を保護します。
遮断器(しゃだんき)
負荷電流や事故電流(短絡電流)を遮断できる開閉装置。真空遮断器(VCB)・ガス遮断器(GCB)等の種類があります。
断路器(だんろき)
無電流または微小電流状態で回路を開閉する機器。負荷電流の遮断能力は無く、保守時の電路区分に使われます。
調相設備(ちょうそうせつび)
電力系統の無効電力を調整して電圧を維持する設備。同期調相機・電力用コンデンサ・分路リアクトル等が含まれます。
コロナ放電(ころなほうでん)
高電圧導体の表面で局部的に電界が空気の絶縁耐力を超えて放電する現象。送電線では電力損失・通信障害・雑音の原因となります。
誘導障害(ゆうどうしょうがい)
送電線の電磁誘導・静電誘導により近接する通信線や制御線に異常電圧・電流が誘起される現象。対策に遮へい線・架空地線が使われます。
地絡(ちらく)
電路が大地と電気的に接続する事故。1線地絡・2線地絡・3線地絡があり、地絡電流による感電・火災を防ぐため地絡継電器で検出します。
短絡(たんらく)
電位の異なる2点が電気的に直接接続する事故。大電流が流れて機器損傷・火災の原因となり、遮断器で速やかに遮断する必要があります。
CVケーブル(しーぶいけーぶる)
架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル。高圧・特高の送配電で主流となっている地中ケーブルで、絶縁性能・耐熱性に優れます。
絶縁協調(ぜつえんきょうちょう)
系統内の各機器の絶縁強度を経済的・合理的に調整して全体の絶縁性能を最適化する設計思想。避雷器の制限電圧を基準に決定します。
接地工事(せっちこうじ)
電気機器の金属部分や中性線を大地に接続する工事。感電防止・地絡電流の確実な検出・異常電圧の抑制を目的とします。
A種接地(えーしゅせっち)
高圧・特別高圧機器の鉄台等に施す接地工事。接地抵抗値10Ω以下が原則で、保安上最も厳しい基準が課されます。
B種接地(びーしゅせっち)
高圧電路と低圧電路を結合する変圧器の低圧側中性点に施す接地工事。混触時の低圧側電圧上昇を抑制する目的です。
C種接地(しーしゅせっち)
300V超の低圧用電気機器の鉄台等に施す接地工事。接地抵抗値10Ω以下(地絡時0.5秒以内遮断なら500Ω以下)が基準です。
D種接地(でぃーしゅせっち)
300V以下の低圧用電気機器の鉄台等に施す接地工事。接地抵抗値100Ω以下(地絡時0.5秒以内遮断なら500Ω以下)が基準です。
絶縁抵抗(ぜつえんていこう)
電路や電気機器の充電部と大地・他相間の絶縁の良否を示す抵抗値。絶縁抵抗計(メガー)で測定し、電技で電圧区分ごとに最低値が定められています。
絶縁耐力(ぜつえんたいりょく)
電気機器が正常に絶縁を保てる最大電圧。試験電圧を一定時間印加して耐えることを確認する絶縁耐力試験で評価します。
高調波(こうちょうは)
基本波の整数倍の周波数を持つ正弦波成分。整流器・インバータ等の非線形負荷から発生し、機器の過熱・誤動作の原因となります。
突入電流(とつにゅうでんりゅう)
変圧器・電動機・コンデンサ等を投入した瞬間に流れる過渡的な大電流。定常電流の数倍〜数十倍に達し、保護協調設計で考慮が必要です。
皮相電力(ひそうでんりょく)
電圧実効値×電流実効値で表される見かけの電力 S=VI [VA]。有効電力と無効電力のベクトル和となります。
有効電力(ゆうこうでんりょく)
実際に仕事をする電力 P=VIcosθ [W]。電熱・動力等に変換される電力で、電力料金の課金対象です。
無効電力(むこうでんりょく)
電源と負荷の間で往復するだけで仕事をしない電力 Q=VIsinθ [var]。コイルやコンデンサで発生し、力率低下の原因となります。
波形率(はけいりつ)
実効値÷平均値の比。正弦波では π/(2√2)≒1.11。波形の歪み具合を示す指標で、整流回路の解析等で使います。
波高率(はこうりつ)
最大値÷実効値の比。正弦波では√2≒1.41。波形のピーク性を示す指標で、絶縁設計や測定器の選定で参照します。
内部抵抗(ないぶていこう)
電源や電池の内部に存在する見かけの抵抗。負荷電流が増えると端子電圧が降下する原因となり、最大電力供給定理にも関係します。
最大電力供給(さいだいでんりょくきょうきゅう)
電源から負荷に供給される電力が最大となる条件。負荷抵抗が電源の内部抵抗と等しいとき達成され、効率は50%です。
ホール効果(ほーるこうか)
磁界中の導体に電流を流すと電流・磁界の両方に直交する方向に電位差が生じる現象。磁界センサ・電流センサ等に応用されます。
表皮効果(ひょうひこうか)
高周波電流が導体表面付近に集中して流れる現象。実効断面積が減少し、交流抵抗が直流抵抗より大きくなります。送電線の交流抵抗増加の主因。
相互インダクタンス(そうごいんだくたんす)
2つのコイル間の磁気的結合の強さを表す量 M [H]。一方の電流変化が他方に誘導起電力を生じさせる係数で、変圧器の動作原理です。
リアクタンス(りあくたんす)
交流回路で電流を妨げる作用のうち、コイルやコンデンサが示す成分。誘導性 X_L=ωL、容量性 X_C=1/(ωC) で、抵抗とは異なる位相をもちます。
共振(きょうしん)
RLC回路で誘導性リアクタンスと容量性リアクタンスが等しくなり、インピーダンスが純抵抗となる現象。直列共振では電流最大、並列共振では電流最小となります。
フィルタ(ふぃるた)
特定の周波数成分のみを通す回路。ローパス・ハイパス・バンドパス・バンドエリミネートがあり、高調波除去・ノイズ除去に使われます。

用語学習のコツ

関連記事

今すぐ問題演習を始めよう!
第二種電気主任技術者(一次) 一問一答 →

この資格の関連記事

電験二種一次の勉強法とおすすめ参考書【独学合格・科目合格制度活用】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験に独学合格するための勉強法・参考書・学習スケジュールを徹底解説。理論・電力・機械・法規の4科目対策と科目合格制度(3年有効)を活用した2年計画の独学ロードマップを公開します。
電験二種の難易度と合格率【電験三種との比較】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験の合格率(平均28.7%)・難易度を電験三種・電験一種・1級電気工事施工管理技士と比較。一次合格しても二次が高難度で、科目合格制度を活用した戦略的な学習が合格の鍵です。
電験二種一次の申込方法と受験の流れ【完全ガイド】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験の申込から合格までを完全解説。受験料13,800円(ネット)/14,200円(書面)、年1回8月実施、4科目(理論90分・電力90分・機械90分・法規65分)多肢選択方式、科目合格制度3年有効を網羅。
電験二種一次のよくある質問15選|受験料・難易度・科目合格制度まとめ
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験のよくある疑問15問を解決。受験資格・受験料・合格率・電験三種との難易度差・科目合格制度・学習時間・二次試験の難易度・電気工事士との違い・キャリアまで完全網羅します。
電験二種一次の合格体験記【独学2年で4科目合格】
ビル管理職から電験三種取得後、電験二種一次に独学で挑戦した受験体験記。約600時間・科目合格制度を活用した2年計画、4科目それぞれのつまずきと克服法、二次試験への準備の方向性を実例で紹介します。
電験二種一次の試験日程・申込スケジュール【2026年版】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験は年1回・8月下旬実施(2026年は8月30日)。申込期間5月中旬〜6月上旬、受験料13,800円(ネット)/14,200円(書面)。申込から受験までの逆算スケジュールと一次合格後の二次試験までの計画を解説します。
電験二種一次の過去問の傾向と対策【4科目別頻出パターン】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験の過去問から見る理論・電力・機械・法規の4科目別の出題傾向と頻出パターンを分析。短絡電流・電圧降下・力率改善・テブナンの定理・誘導電動機すべりなど頻出計算問題の対策法を紹介します。
電験二種を活かせる職種と年収【就職・転職ガイド】
第二種電気主任技術者(電験二種)を取得して活躍できる職種(大規模ビル・工場・発電所・電力会社・電気保安協会)の想定年収750〜900万円・キャリアパスを紹介。17万V未満の特別高圧設備まで保安監督できる上位資格の市場価値を解説します。
電験二種一次のおすすめ参考書ランキング【2026年最新版】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験の独学合格に最適な参考書をランキング形式で紹介。電気書院・オーム社・TAC出版等の定番テキスト・問題集・過去問題集を比較し、用途別・科目別のおすすめを解説します。
電験二種のおすすめ通信講座比較【料金・特徴・合格実績】
第二種電気主任技術者(電験二種)の通信講座を料金・教材・サポート・合格実績で徹底比較。TAC・翔泳社アカデミー・JTEX・SATを一般情報として紹介し、独学が不安な方や短期合格を目指す方向けに講座選びのポイントを解説します。
電験二種「理論」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験「理論」の頻出論点を解説。電気回路(テブナン・三相)・電磁気・電子回路・過渡現象・電気計測の各テーマを体系的に整理し、電験三種との難易度差にも触れます。
電験二種「電力」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験「電力」の頻出論点を解説。水力/火力/原子力/再生可能発電・変電(変圧器・遮断器・避雷器・調相)・送電(架空/地中・中性点接地)・配電・電気材料を体系的に整理します。
電験二種「機械」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験「機械」の頻出論点を解説。直流機/誘導機/同期機の特性・変圧器・パワーエレクトロニクス(PWM・チョッパ)・自動制御(ボード線図・PID)・照明/電熱/情報処理を体系的に整理します。
電験二種「法規」の出題ポイント解説【頻出テーマ総まとめ】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験「法規」の頻出論点を解説。電気事業法・電気主任技術者制度・保安規程・電気設備技術基準(電技)と電技解釈・電気施設管理の計算問題・関連法令を体系的に整理します。
電験二種「計算問題」の頻出パターン解説【4科目横断】
第二種電気主任技術者(電験二種)一次試験の4科目横断の計算問題対策。テブナン・三相電力・短絡電流・対称座標法・誘導機すべり・変圧器電圧変動率・チョッパ/PWM・需要率/負荷率/不等率・B種接地など頻出計算パターンを徹底解説します。
「わかりやすい!電験二種一次試験重要問題集」徹底レビュー【弘文社】
弘文社「わかりやすい!電験二種一次試験重要問題集」(若月輝彦著)を徹底レビュー。電験二種一次の4科目を分野別に整理した独学者向け定番問題集の特徴・強み・他書との比較・効果的な使い方を解説します。
無料登録で学習データを永続保存
今の記録はこの端末限定。無料の会員登録で、どの端末でもデータを引き継げます。
無料登録

他の資格にも挑戦しよう

🧯
消防設備士 乙種6類
300問 合格率38.5%
🌊
潜水士
340問 合格率80%
💥
危険物取扱者 丙種
314問 合格率50%
🔥
二級ボイラー技士
319問 合格率55%
第二種電気工事士
500問 合格率60%
💻
ITパスポート
500問 合格率50%