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中小企業診断士 1次試験「経営情報システム」の一問一答

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📖 中小企業診断士 1次試験「経営情報システム」の全84問と解説(一覧)

中小企業診断士 1次試験の経営情報システムに関する一問一答(全84問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.STP戦略は『Sales・Targeting・Promotion』の3段階である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。STP=『Segmentation・Targeting・Positioning』。

  2. 問2.個人情報保護法は個人情報の適正な取扱いを義務付ける法律である。

    正解:○(正しい)

    解説:2003年に成立し、個人情報の有用性に配慮しつつ個人の権利利益を保護することを目的とする。利用目的の特定、目的外利用の制限、安全管理措置、第三者提供時の同意取得などを事業者に義務づけ、2022年4月には官民の規律を一本化する改正法が全面施行された。個人情報保護委員会が監督にあたる。

  3. 問3.コンピュータの5大装置は入力・出力・記憶・演算・制御装置である。

    正解:○(正しい)

    解説:ノイマン型コンピュータの基本構成は5装置:制御装置・演算装置・記憶装置・入力装置・出力装置。プログラム内蔵方式が特徴。

  4. 問4.RAMは揮発性メモリで電源を切るとデータが消える。

    正解:○(正しい)

    解説:RAMは電源を切ると記憶内容が失われる揮発性メモリで、CPUが直接読み書きする主記憶に使われる。常に電気的にリフレッシュが必要な安価大容量のDRAMと、高速だが高価なSRAM(キャッシュ用)がある。電源を切っても内容が残る不揮発性メモリはROMやフラッシュメモリ。

  5. 問5.HDDは磁気ディスク、SSDは半導体メモリを使う補助記憶装置である。

    正解:○(正しい)

    解説:HDDは磁気を帯びた円盤を回転させ磁気ヘッドで読み書きするため、容量あたりの単価が安く大容量化しやすい一方、機械的な駆動部を持つので衝撃に弱く速度も遅い。SSDはフラッシュメモリを使い駆動部がないため高速・静音・耐衝撃だが、容量単価は高くなる。

  6. 問6.TCP/IPはインターネット通信の標準プロトコルスイートである。

    正解:○(正しい)

    解説:Transmission Control Protocol/Internet Protocol。4層構造。

  7. 問7.HTTPはWebページ通信、HTTPSは暗号化通信のプロトコルである。

    正解:○(正しい)

    解説:HyperText Transfer Protocol。HTTPSはSSL/TLS暗号化。

  8. 問8.DNSはドメイン名をIPアドレスに変換するシステムである。

    正解:○(正しい)

    解説:人間が扱いやすいドメイン名と、通信に必要なIPアドレスとを対応づけて相互に変換する仕組み。世界中のDNSサーバが階層的に分担して名前を解決するため、電話帳にたとえられる。DNSが停止すると、サーバ自体が動いていてもドメイン名でアクセスできなくなる。

  9. 問9.クラウドコンピューティングはインターネット経由でITリソースを利用するサービスである。

    正解:○(正しい)

    解説:自前で設備を持たず、インターネット経由で必要なときに必要な量のITリソースを利用する形態。提供範囲によりインフラのみのIaaS、OS・ミドルウェアまでのPaaS、アプリケーションまでのSaaSに分かれる。初期投資を抑え需要変動に応じて増減できる反面、事業者への依存や可用性の管理が課題になる。

  10. 問10.SaaSはソフトウェアをインターネット経由で提供するサービスである。

    正解:○(正しい)

    解説:Software as a Service。Office 365・Salesforce等。

  11. 問11.AI・機械学習はデータからパターンを学習しタスクを自動化する技術である。

    正解:○(正しい)

    解説:人が明示的に手順を書くのではなく、大量のデータから規則性を学習させて判断や予測を行わせる技術。正解ラベル付きデータから学ぶ教師あり学習、ラベルなしデータの構造を見つける教師なし学習、試行錯誤で報酬を最大化する強化学習に大別される。学習に使うデータの質と量が性能を大きく左右する。

  12. 問12.DXはDigital Transformationの略で、デジタル技術による事業変革を指す。

    正解:○(正しい)

    解説:単なるIT化・デジタル化にとどまらず、デジタル技術とデータを活用して製品・サービス、ビジネスモデル、業務プロセス、組織や企業文化まで変革し、競争優位を確立することを指す。経済産業省のDXレポートは、老朽化した既存システムが変革の足かせになる問題を指摘している。

  13. 問13.情報セキュリティの3要素はCIA(機密性・完全性・可用性)である。

    正解:○(正しい)

    解説:Confidentiality・Integrity・Availability。情報セキュリティマネジメントの基本。

  14. 問14.フィッシング詐欺は偽サイト等で個人情報・パスワードを盗む詐欺である。

    正解:○(正しい)

    解説:実在する銀行やサービスを装ったメールやSMSで偽サイトへ誘導し、ID・パスワード・クレジットカード番号などを入力させて盗み取る手口。技術的な侵入ではなく人の心理をつく攻撃なので、送信元やURLを確認する習慣と、盗まれても悪用されにくくする多要素認証が有効な対策になる。

  15. 問15.ランサムウェアはデータを暗号化し身代金を要求するマルウェアである。

    正解:○(正しい)

    解説:侵入先のファイルを暗号化して使えなくし、復号鍵と引き換えに金銭を要求するマルウェア。近年はデータを盗んだうえで公開すると脅す二重恐喝も増えている。身代金を払っても復旧の保証はないため、隔離した場所へのバックアップ、脆弱性の修正、侵入経路となるVPN機器等の管理が重要になる。

  16. 問16.RAMは不揮発性メモリで電源を切ってもデータが残る。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。RAMは電源を切ると記憶内容が失われる揮発性メモリで、主記憶として使われる。電源を切っても内容が残る不揮発性メモリはROMやフラッシュメモリ(SSD・USBメモリなど)のほうである。

  17. 問17.HTTPはセキュアな暗号化通信プロトコルである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。HTTPは通信内容がそのまま流れる平文の通信で、盗聴・改ざんの危険がある。SSL/TLSによって暗号化とサーバの真正性確認を行うのがHTTPSで、現在は常時HTTPS化が標準になっている。

  18. 問18.DNSはIPアドレスをドメイン名に変換するシステムである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。DNSは『ドメイン名→IPアドレス』に変換。逆方向は逆引きDNSという別機能。

  19. 問19.SaaSはハードウェアを提供するサービスである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。SaaS=Software as a Serviceで『ソフトウェア』提供。ハードウェアはIaaS。

  20. 問20.DXはDataXtensionの略である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。DX=Digital Transformationの略。デジタル技術による事業変革。

  21. 問21.情報セキュリティの3要素にスピードが含まれる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。情報セキュリティの3要素は機密性(Confidentiality)・完全性(Integrity)・可用性(Availability)の頭文字をとったCIA。スピードは含まれない。近年はこれに真正性・責任追跡性・否認防止・信頼性を加えて7要素とすることもある。

  22. 問22.フィッシング詐欺はマルウェアの一種である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。フィッシングは偽のサイトやメールで利用者を欺き自ら情報を入力させる、人をだます手口(ソーシャルエンジニアリング)。不正なプログラムそのものであるマルウェア(ウイルス・ワーム・ランサムウェアなど)とは別の類型である。

  23. 問23.ランサムウェアはデータを暗号化せず単に削除するマルウェアである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。ランサムウェアはファイルを暗号化して使えなくし、復号と引き換えに身代金(ransom)を要求するマルウェア。単に削除するのではなく「人質」を取る点が特徴で、近年は盗んだデータの公開をちらつかせる二重恐喝も増えている。

  24. 問24.クラウドコンピューティングは内部サーバーのみで運用される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。クラウドは『インターネット経由』でITリソース利用。内部サーバーはオンプレミス。

  25. 問25.AI・機械学習は予めプログラムされたルールのみで動作する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。AI/機械学習は『データからパターンを学習』して動作。ルールベースのみとは異なる。

  26. 問26.コンピュータの5大装置に通信装置は含まれる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。コンピュータの5大装置は入力・出力・記憶・演算・制御。演算装置と制御装置がCPUにあたり、この5つで処理の流れが完結する。通信装置は外部とやりとりするための周辺機能であって、5大装置には含まれない。

  27. 問27.TCP/IPは1つの単一プロトコルである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。TCP/IPは『プロトコル群(スイート)』。4層構造の複数プロトコルから構成。

  28. 問28.個人情報保護法は事業者間取引のみを対象とする。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。個人情報保護法は、事業者による個人情報の取扱い全般を対象とする。2022年4月施行の改正で民間・行政機関・独立行政法人の規律が一本化され、個人情報保護委員会が一元的に監督する体制になった。事業者間の不正競争を扱うのは不正競争防止法である。

  29. 問29.コンピュータの5大装置に該当しないものはどれか。

    • ア.入力装置
    • イ.出力装置
    • ウ.通信装置
    • エ.記憶装置

    正解:ウ.通信装置

    解説:5大装置は入力・出力・記憶・演算・制御で、演算装置と制御装置がCPUにあたる。通信装置は外部とやりとりするための周辺機能であり、コンピュータの基本構成としての5大装置には含まれない。

  30. 問30.RAMの特徴として正しいのはどれか。

    • ア.不揮発性
    • イ.光ディスク
    • ウ.読み込み専用
    • エ.揮発性(電源を切ると消える)

    正解:エ.揮発性(電源を切ると消える)

    解説:RAM=Random Access Memoryは揮発性メモリ。電源を切るとデータ消失。

  31. 問31.TCP/IPの説明として正しいのはどれか。

    • ア.インターネット通信のプロトコル群(スイート)
    • イ.クラウドサービス
    • ウ.データベース
    • エ.単一プロトコル

    正解:ア.インターネット通信のプロトコル群(スイート)

    解説:TCP/IPは単一の規約ではなく、IP・TCP・UDP・HTTP・DNSなど多数のプロトコルからなる集合体(プロトコルスイート)。ネットワークインタフェース層・インターネット層・トランスポート層・アプリケーション層の4層で構成され、インターネットの事実上の標準として使われている。

  32. 問32.DNSの機能として正しいのはどれか。

    • ア.IPアドレス→ドメイン名変換のみ
    • イ.ドメイン名→IPアドレス変換
    • ウ.データ圧縮
    • エ.暗号化

    正解:イ.ドメイン名→IPアドレス変換

    解説:DNS=Domain Name Systemはドメイン名→IPアドレス変換(インターネットの電話帳)。

  33. 問33.クラウドサービスの3層として該当しないものはどれか。

    • ア.IaaS(インフラ)
    • イ.PaaS(プラットフォーム)
    • ウ.DaaS(データのみ)
    • エ.SaaS(ソフトウェア)

    正解:ウ.DaaS(データのみ)

    解説:クラウドの3層=IaaS・PaaS・SaaS。DaaSは別概念(Desktop as a Service等)。

  34. 問34.SaaSの例として正しいものはどれか。

    • ア.Amazon EC2
    • イ.Microsoft Azure
    • ウ.内部サーバー
    • エ.Office 365・Salesforce

    正解:エ.Office 365・Salesforce

    解説:SaaS=Software as a Service。Office 365・Salesforce・Slack等。IaaSはEC2等。

  35. 問35.DXの正式名称として正しいのはどれか。

    • ア.Digital Transformation
    • イ.Data eXtension
    • ウ.Database eXtension
    • エ.Distribution X

    正解:ア.Digital Transformation

    解説:DX=Digital Transformation(デジタル技術による事業変革)。

  36. 問36.情報セキュリティの3要素(CIA)として正しい組合せはどれか。

    • ア.コスト・効率・速度
    • イ.機密性・完全性・可用性
    • ウ.計画・実行・評価
    • エ.制御・統合・分析

    正解:イ.機密性・完全性・可用性

    解説:CIA=Confidentiality(機密性)・Integrity(完全性)・Availability(可用性)。

  37. 問37.フィッシング詐欺の特徴として正しいのはどれか。

    • ア.物理的盗難
    • イ.コンピュータウイルス
    • ウ.偽サイト等で個人情報を盗む詐欺
    • エ.DoS攻撃

    正解:ウ.偽サイト等で個人情報を盗む詐欺

    解説:フィッシング詐欺=偽サイト・偽メール等で個人情報・パスワードを盗む詐欺。なりすまし攻撃。

  38. 問38.ランサムウェアの特徴として正しいのはどれか。

    • ア.データを単に削除
    • イ.データを増幅
    • ウ.データを公開
    • エ.データを暗号化して身代金要求

    正解:エ.データを暗号化して身代金要求

    解説:ランサムウェア=データを暗号化し復号と引き換えに身代金を要求するマルウェア。近年急増中。

  39. 問39.HDDとSSDの違いとして正しいのはどれか。

    • ア.HDD=磁気ディスク・SSD=半導体メモリ
    • イ.両方とも光ディスク
    • ウ.両方とも磁気ディスク
    • エ.HDD=半導体・SSD=磁気

    正解:ア.HDD=磁気ディスク・SSD=半導体メモリ

    解説:HDD=磁気ディスク(大容量・低コスト)、SSD=半導体メモリ(高速・耐衝撃)。

  40. 問40.AI・機械学習の特徴として正しいのはどれか。

    • ア.ルールベースのみ
    • イ.データからパターンを学習し自動化
    • ウ.完全に人間並みの汎用知能
    • エ.記号操作のみ

    正解:イ.データからパターンを学習し自動化

    解説:AI/機械学習=データからパターンを学習しタスクを自動化。教師あり/なし/強化学習。

  41. 問41.HTTPとHTTPSの違いとして正しいのはどれか。

    • ア.両方とも暗号化
    • イ.両方とも平文
    • ウ.HTTP=平文・HTTPS=暗号化(SSL/TLS)
    • エ.HTTP=暗号化・HTTPS=平文

    正解:ウ.HTTP=平文・HTTPS=暗号化(SSL/TLS)

    解説:HTTPは通信内容がそのまま流れる平文通信で盗聴・改ざんの危険がある。HTTPSはSSL/TLSにより通信を暗号化し、あわせてサーバ証明書で接続先の真正性も確認できる。現在は個人情報を扱わないページも含め常時HTTPS化が標準になっている。

  42. 問42.個人情報保護法の対象として正しいのはどれか。

    • ア.事業者間取引のみ
    • イ.海外取引のみ
    • ウ.公的機関のみ
    • エ.個人情報の取扱い全般

    正解:エ.個人情報の取扱い全般

    解説:個人情報保護法は事業者による個人情報の取扱い全般を対象とし、2022年4月施行の改正で民間・行政機関・独立行政法人の規律が一本化された。特定の取引形態や国内外の別によって適用範囲が限られるものではなく、個人情報保護委員会が一元的に監督する。

  43. 問43.IT導入補助金は中小企業のIT化を支援する補助金である。

    正解:○(正しい)

    解説:中小企業・小規模事業者が業務効率化や売上向上のためにITツールを導入する費用の一部を補助する制度。あらかじめ登録されたIT導入支援事業者とITツールの中から選んで申請する仕組みで、単なる機器購入ではなく生産性向上につながる導入を後押しすることが目的になっている。

  44. 問44.DX推進は中小企業政策の重点課題で、各種補助金・支援制度が整備されている。

    正解:○(正しい)

    解説:中小企業は人材・資金の制約からデジタル化が遅れやすく、放置すると取引や採用の面で不利になる。そこでIT導入補助金やものづくり補助金、専門家派遣、情報処理支援機関(スマートSMEサポーター)の認定など、導入費用と知見の両面を支える施策が整えられている。

  45. 問45.中小企業政策にDX推進は含まれない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。中小企業のデジタル化の遅れは生産性の課題に直結するため、DX推進は中小企業政策の重点課題に位置づけられている。IT導入補助金やものづくり補助金、専門家派遣などの支援策が用意されている。

  46. 問46.IT導入補助金の目的として正しいのはどれか。

    • ア.IT制限
    • イ.個人IT利用
    • ウ.大企業のIT化
    • エ.中小企業のIT化・DX推進

    正解:エ.中小企業のIT化・DX推進

    解説:中小企業・小規模事業者がITツールを導入する費用の一部を補助し、業務効率化や売上向上につなげることを目的とする制度。大企業や個人の私的なIT利用は対象外で、IT活用を制限するものでもない。登録されたIT導入支援事業者とツールの中から選んで申請する。

  47. 問47.SECIモデルの4プロセスとして該当しないものはどれか。

    • ア.共同化(Socialization)
    • イ.選別化(Selection)
    • ウ.連結化(Combination)
    • エ.表出化(Externalization)

    正解:イ.選別化(Selection)

    解説:正しい4要素はSocialization・Externalization・Combination・Internalization。

  48. 問48.データベースの第3正規形は推移的関数従属を排除した状態であり、すべての非キー属性が主キーに直接従属する。

    正解:○(正しい)

    解説:第3正規形では、非キー属性が別の非キー属性を介して主キーに従属する状態(推移的関数従属)を排除し、すべての非キー属性が主キーに直接従属するようにする。これにより同じ情報が複数行に重複せず、更新・挿入・削除の際に矛盾が生じる更新時異常を防げる。

  49. 問49.トランザクションのACID特性とは原子性・一貫性・独立性(隔離性)・耐久性の4要素を指す。

    正解:○(正しい)

    解説:Atomicity・Consistency・Isolation・Durability。DBMS信頼性の基本概念。

  50. 問50.OSI参照モデルは物理・データリンク・ネットワーク・トランスポート・セッション・プレゼンテーション・アプリケーションの7層構造である。

    正解:○(正しい)

    解説:通信機能を役割ごとに7つの層に分け、各層が下の層のサービスを利用して上の層にサービスを提供する参照モデル。層を分けることで、ある層の実装を変えても他の層に影響しない。実際の通信では、これを整理した4層のTCP/IPモデルが広く使われている。

  51. 問51.公開鍵暗号方式では送信者は受信者の公開鍵で暗号化し、受信者は自身の秘密鍵で復号する。

    正解:○(正しい)

    解説:RSA等。鍵配送問題を解決。電子署名では用途が逆(秘密鍵で署名・公開鍵で検証)。

  52. 問52.電子署名は送信者の秘密鍵で署名し、受信者は送信者の公開鍵で検証することで真正性と非改ざんを確認する。

    正解:○(正しい)

    解説:送信者は自分だけが持つ秘密鍵で署名を作り、受信者は公開されている送信者の公開鍵で検証する。秘密鍵を持つ本人しか作れない署名なので本人性を確認でき、内容が1文字でも変わると検証に失敗するため改ざんも検知できる。公開鍵が本人のものだと保証する仕組みがPKI(公開鍵基盤)である。

  53. 問53.アジャイル開発のスクラムでは、スプリントと呼ばれる短期間(通常2-4週間)の反復で機能を段階的に開発する。

    正解:○(正しい)

    解説:最初にすべてを決めきらず、2〜4週間程度のスプリントごとに動くソフトウェアを作って評価と軌道修正を繰り返す。プロダクトオーナーが優先順位を決め、スクラムマスターが進行の障害を取り除き、開発チームが自律的に作業する役割分担を取る。要求の変化が前提の開発に向く。

  54. 問54.システムの稼働率はMTBF/(MTBF+MTTR)で計算され、MTBFが大きくMTTRが小さいほど高くなる。

    正解:○(正しい)

    解説:MTBF=平均故障間隔、MTTR=平均修復時間。直列接続では各装置の稼働率の積。

  55. 問55.IaaSはサーバ・ストレージ・ネットワーク等のインフラを提供するクラウドサービスで、AWS EC2が代表例である。

    正解:○(正しい)

    解説:サーバ・ストレージ・ネットワークといった基盤だけを提供し、その上のOS・ミドルウェア・アプリケーションは利用者が導入・管理する形態。自由度が高い反面、OS以上の運用と脆弱性対応は利用者の責任になる(責任共有モデル)。AWSのEC2が代表例。

  56. 問56.教師あり学習はラベル付きデータから入力と出力の関係を学習する手法で、回帰や分類に用いられる。

    正解:○(正しい)

    解説:入力と正解(ラベル)の組を大量に与えて、その対応関係を学習させる手法。出力が連続値なら回帰、カテゴリなら分類と呼ぶ。正解データを用意するコストがかかる点が課題で、ラベルなしデータから構造を見つける教師なし学習や、試行錯誤で報酬を最大化する強化学習と対比される。

  57. 問57.ISMSのISO/IEC 27001はPDCAサイクルに基づく情報セキュリティマネジメント体系の国際規格である。

    正解:○(正しい)

    解説:情報セキュリティマネジメントシステムの国際規格で、技術的な対策だけでなく、方針の策定・リスクアセスメント・実施・監査・見直しというPDCAサイクルを組織として回すことを求める。認証を取得することで、取引先に対して管理体制を客観的に示せる点にも意味がある。

  58. 問58.データレイクは構造化・半構造化・非構造化データを生データのまま大量蓄積する基盤で、活用時にスキーマを定義する(スキーマオンリード)。

    正解:○(正しい)

    解説:あらかじめ構造を決めずに、ログ・画像・音声などを含む多様なデータを生のまま蓄積しておき、利用するときに目的に応じて構造を与える(スキーマオンリード)。用途を先に決めて整形してから格納するデータウェアハウス(スキーマオンライト)と対照的で、柔軟な反面、整理を怠ると使えないデータの沼になりやすい。

  59. 問59.データベースの第1正規形は推移的関数従属を排除した状態である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは第1正規形は繰返し項目の排除(原子性)。推移的関数従属の排除は第3正規形。

  60. 問60.トランザクションのACID特性のAは「Atomicity(原子性)」ではなくAvailability(可用性)である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはAtomicity(原子性)。Availability(可用性)は情報セキュリティCIAの要素。

  61. 問61.OSI参照モデルは物理層からアプリケーション層までの5層構造で構成される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。OSI参照モデルは物理・データリンク・ネットワーク・トランスポート・セッション・プレゼンテーション・アプリケーションの7層。5層ではない。実際の通信で広く使われているTCP/IPモデルのほうが4層構造である。

  62. 問62.公開鍵暗号方式では送信者は自分の秘密鍵で暗号化し、受信者が送信者の公開鍵で復号する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは暗号化は受信者の公開鍵で行い、復号は受信者の秘密鍵で行う。設問は電子署名の手順。

  63. 問63.IPv4アドレスは128ビットで構成される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。IPv4アドレスは32ビットで、約43億個しか表現できずアドレス枯渇が問題になった。これを解決するために128ビットに拡張されたのがIPv6で、事実上枯渇しない数のアドレスを確保している。

  64. 問64.ウォーターフォール開発は要件確定後に並行して全工程を進める手法である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはウォーターフォールは上流から下流へ順次進める直列型開発。並行進行はアジャイル等。

  65. 問65.システムの稼働率はMTTR/(MTBF+MTTR)で計算される。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)。設問式は故障率に近い概念。

  66. 問66.PaaSはアプリケーションそのものを提供するクラウドサービスである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはPaaSはアプリ開発・実行基盤(OS+ミドルウェア)を提供。アプリ提供はSaaS。

  67. 問67.教師なし学習は正解ラベル付きデータから入力と出力の関係を学習する手法である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは教師なし学習はラベルなしデータからパターン抽出(クラスタリング等)。ラベル付き学習は教師あり学習。

  68. 問68.ISMSのISO/IEC 27001はPDCAサイクルを採用していない一回限りの認証制度である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはPDCA(Plan-Do-Check-Act)に基づく継続的改善を要求する。

  69. 問69.データウェアハウスは生データをそのまま蓄積しスキーマオンリードで活用する基盤である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはDWHはスキーマオンライト(事前定義)。生データ蓄積はデータレイク。

  70. 問70.個人情報保護法における要配慮個人情報は本人同意なく取得できるのが原則である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。要配慮個人情報(人種・病歴等)は、原則としてあらかじめ本人の同意を得ないで取得してはならない(個人情報保護法20条2項)。「本人同意なく取得できるのが原則」は誤り。なお2022年の3法統合で条番号が振り直され、旧17条2項は現行20条2項に、17条は「利用目的の特定」に変更された。

    根拠:個人情報の保護に関する法律 第20条 (出典: e-Gov法令検索)

  71. 問71.エッジコンピューティングはすべてのデータ処理をクラウドの中央サーバに集約する方式である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくはエッジコンピューティングは端末近くで分散処理する方式。中央集約はクラウド単独。

  72. 問72.データベースの正規化に関する記述として正しいのはどれか。

    • ア.第1正規形は推移的関数従属の排除
    • イ.第4正規形は更新異常の発生
    • ウ.第3正規形は繰返し項目の排除
    • エ.第2正規形は完全関数従属(部分関数従属の排除)

    正解:エ.第2正規形は完全関数従属(部分関数従属の排除)

    解説:正規化は、第1正規形で繰返し項目を排除し、第2正規形で複合主キーの一部にだけ従属する部分関数従属を排除(完全関数従属にする)、第3正規形で非キー属性を介した推移的関数従属を排除する、という順に進む。目的は重複をなくして更新時異常を防ぎ、データの整合性を保つことにある。

  73. 問73.SQLでテーブルからデータを抽出する命令はどれか。

    • ア.SELECT
    • イ.UPDATE
    • ウ.INSERT
    • エ.DELETE

    正解:ア.SELECT

    解説:SELECTはデータ問合せ(DML)。UPDATEは更新、INSERTは挿入、DELETEは削除。

  74. 問74.OSI参照モデルでルータが動作する層はどれか。

    • ア.第1層(物理層)
    • イ.第3層(ネットワーク層)
    • ウ.第2層(データリンク層)
    • エ.第4層(トランスポート層)

    正解:イ.第3層(ネットワーク層)

    解説:ルータはIPアドレスでルーティングするためネットワーク層。スイッチは第2層、ハブは第1層。

  75. 問75.IPv6アドレスのビット長として正しいのはどれか。

    • ア.32ビット
    • イ.64ビット
    • ウ.128ビット
    • エ.256ビット

    正解:ウ.128ビット

    解説:IPv6アドレスは128ビットで、32ビットのIPv4に比べて桁違いに多いアドレスを表現できる。IPv4が約43億個で枯渇したことへの対策として策定されたもので、アドレス自動設定やIPsecへの対応なども併せて盛り込まれている。

  76. 問76.公開鍵暗号方式(RSA等)の特徴として正しいのはどれか。

    • ア.送受信者で同じ鍵を使用
    • イ.鍵配送問題が生じる
    • ウ.処理速度が共通鍵より高速
    • エ.暗号化は受信者の公開鍵、復号は受信者の秘密鍵

    正解:エ.暗号化は受信者の公開鍵、復号は受信者の秘密鍵

    解説:公開鍵暗号では、受信者の公開鍵で暗号化し、対応する受信者の秘密鍵でしか復号できない。鍵を事前に安全に配る必要がないので共通鍵暗号の鍵配送問題を解決できる一方、演算が重く処理速度は共通鍵より遅い。そのため実務では鍵交換だけ公開鍵暗号で行い、本体の暗号化は共通鍵で行うハイブリッド方式が使われる。

  77. 問77.アジャイル開発のスクラムにおける役割でないものはどれか。

    • ア.プロジェクトマネージャ
    • イ.スクラムマスター
    • ウ.開発チーム
    • エ.プロダクトオーナー

    正解:ア.プロジェクトマネージャ

    解説:スクラムの3役割はPO・SM・開発チーム。PMはウォーターフォール等の伝統的役割。

  78. 問78.稼働率0.9と0.8の装置を直列に接続した場合のシステム稼働率はいくらか。

    • ア.0.85
    • イ.0.72
    • ウ.0.98
    • エ.1.70

    正解:イ.0.72

    解説:直列接続は各稼働率の積。0.9×0.8=0.72。並列なら1-(1-0.9)(1-0.8)=0.98。

  79. 問79.クラウドサービスのうちOS・ミドルウェア層までを提供するのはどれか。

    • ア.SaaS
    • イ.IaaS
    • ウ.PaaS
    • エ.DaaS

    正解:ウ.PaaS

    解説:IaaSはサーバ・ストレージなどのインフラのみ、PaaSはその上のOS・ミドルウェア・実行環境まで、SaaSはアプリケーションまでを提供する。したがってOS・ミドルウェア層まで提供するのはPaaSで、利用者はアプリケーション開発に専念できる。DaaSはデスクトップ環境を提供する別の形態。

  80. 問80.機械学習の手法のうち、報酬を最大化する行動を試行錯誤で学習するのはどれか。

    • ア.教師あり学習
    • イ.教師なし学習
    • ウ.転移学習
    • エ.強化学習

    正解:エ.強化学習

    解説:強化学習はエージェントが環境との相互作用で報酬最大化を学ぶ。AlphaGo等で活用。

  81. 問81.情報セキュリティCIAの「I(Integrity)」が指す要素はどれか。

    • ア.完全性
    • イ.可用性
    • ウ.機密性
    • エ.信頼性

    正解:ア.完全性

    解説:CIAのIはIntegrity=完全性で、情報が正確かつ完全で、権限のない改ざんや破壊がされていないことを指す。Cは機密性(許可された者だけがアクセスできる)、Aは可用性(必要なときに利用できる)。信頼性は3要素に加えて挙げられることのある別の要素である。

  82. 問82.個人情報保護法における要配慮個人情報に該当しないものはどれか。

    • ア.人種
    • イ.勤務先名
    • ウ.犯罪歴
    • エ.病歴

    正解:イ.勤務先名

    解説:要配慮個人情報は、人種・信条・社会的身分・病歴・犯罪の経歴・犯罪により害を被った事実など、不当な差別や偏見が生じないよう特に配慮を要する情報を指す。取得には原則として本人の同意が必要で、オプトアウトによる第三者提供もできない。勤務先名は通常の個人情報にとどまる。

  83. 問83.経済産業省「DX推進指標」で示されるDXの定義に該当するものはどれか。

    • ア.単なるIT化・デジタル化
    • イ.業務効率化のみを目的とする活動
    • ウ.デジタル技術を活用したビジネスモデル・組織の変革
    • エ.紙書類の電子化

    正解:ウ.デジタル技術を活用したビジネスモデル・組織の変革

    解説:経済産業省の定義では、DXはデータとデジタル技術を活用して製品・サービス・ビジネスモデルを変革し、さらに業務・組織・プロセス・企業文化まで変革して競争上の優位性を確立することを指す。紙の電子化や単なる業務効率化はデジタイゼーション・デジタライゼーションの段階であって、DXそのものではない。

  84. 問84.BCP(事業継続計画)と密接に関連する情報システム指標はどれか。

    • ア.MIPS
    • イ.FLOPS
    • ウ.SLOC
    • エ.RPO/RTO

    正解:エ.RPO/RTO

    解説:RPO=目標復旧時点、RTO=目標復旧時間。BCP/DR計画で重要。MIPS/FLOPSは性能指標。