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二級建築士 学科「横断計算・法令集引き演習」の一問一答

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📖 二級建築士 学科「横断計算・法令集引き演習」の全75問と解説(一覧)

二級建築士 学科の横断計算・法令集引き演習に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.住宅の居室の採光に必要な有効採光面積は、原則としてその居室の床面積に対して1/5以上を確保しなければならない(建築基準法28条)。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは住宅の居室の採光有効開口部は床面積の『1/7以上』が原則です(建築基準法28条1項)。1/5は学校の教室等に適用される値で、用途により1/5〜1/10と異なります。床面積20m²の住宅居室なら20÷7≒2.86m²以上が必要です。

    根拠:建築基準法 第28条 (出典: e-Gov法令検索)

  2. 問2.採光補正係数は、用途地域に関わらず一律で算定し、住居系・工業系・商業系の区別なく同じ値となる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。採光補正係数は用途地域区分(住居系・工業系・商業系)ごとに算定式の係数や定数が異なります。住居系はD/H×6−1.4、工業系は×8−1、商業系は×10−1で計算し、地域により有利・不利が生じます。

  3. 問3.換気回数1回/hの室で容積が100m³のとき、必要換気量は50m³/hである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは必要換気量Q=換気回数n×室容積V=1×100=100m³/hです。50m³/hではありません。換気回数は室容積に対し1時間で何回分の空気が入れ替わるかを表し、シックハウス対策では住宅居室で0.5回/h以上が必要です。

  4. 問4.居室のシックハウス対策として、住宅等の居室に必要な機械換気の換気回数は0.5回/h以上、それ以外の居室は0.3回/h以上と定められている。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。建築基準法施行令20条の8により、住宅等の居室は0.5回/h以上、それ以外の居室は0.3回/h以上の常時換気が必要です。ホルムアルデヒド発散建材の使用面積制限(F☆☆☆☆等)と併せて規定され、24時間換気設備の設置が原則として義務づけられています。

    根拠:建築基準法施行令 第20条の8 (出典: e-Gov法令検索)

  5. 問5.内部結露は室内側表面で発生する結露であり、断熱材の室外側に防湿層を設けることで防止できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。室内側表面で起こるのは表面結露です。内部結露は壁体内部で生じる結露で、防湿層は断熱材の『室内側(高温側)』に設けて水蒸気の壁体内侵入を防ぎます。室外側に設けると水蒸気が滞留して逆効果となり結露を助長します。室外側には通気層を設けるのが原則です。

  6. 問6.熱貫流率(U値)が小さいほど断熱性能が高く、同じ温度差・面積でも熱の損失(熱負荷)は小さくなる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。熱損失Q=U×A×Δtで表され、熱貫流率U(W/m²K)が小さいほど熱の通しにくさが増します。U=2.0の壁とU=1.0の壁では、同じ面積・温度差の条件で後者の熱損失は半分になり、暖冷房負荷が軽減されます。断熱強化や複層ガラスはU値を下げる代表手法です。

  7. 問7.外壁面積30m²、熱貫流率U=2.0W/m²K、室内外温度差20℃のとき、この外壁を通過する熱損失は600Wである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。Q=U×A×Δt=2.0×30×20=1,200Wです。600Wではありません。熱貫流による損失計算は『熱貫流率×面積×温度差』で求め、各部位の合計が暖房負荷の基礎となります。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  8. 問8.均時差や緯度を考慮しない簡易計算でも、夏至の南面より東西面のほうが日射受熱量が大きくなる傾向がある。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。夏至は太陽高度が高く南面は受熱が減る一方、朝夕に低い高度で当たる東西面は受熱量が大きくなります。冷房負荷では東西面のガラス開口の日射遮蔽が重要で、庇は南面に有効でも東西面では効きにくい特性があります。

  9. 問9.等分布荷重w、スパンℓの単純梁の最大曲げモーメントは中央でM=wℓ²/4となる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは単純梁の等分布荷重による最大曲げモーメントは中央でM=wℓ²/8です。wℓ²/4ではありません。最大せん断力は支点でwℓ/2です。たとえばw=10kN/m、ℓ=4mならM=10×16/8=20kN·mとなります。

  10. 問10.スパン中央に集中荷重Pを受ける単純梁の最大曲げモーメントはM=Pℓ/8である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。中央集中荷重の単純梁の最大曲げモーメントは中央でM=Pℓ/4です。Pℓ/8ではありません。等分布荷重の場合がwℓ²/8であり、集中荷重と混同しないよう注意が必要です。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  11. 問11.両端固定梁に等分布荷重が作用する場合、端部の曲げモーメントはwℓ²/12、中央はwℓ²/24となる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。両端固定梁の等分布荷重では端部モーメントがwℓ²/12(負)、中央がwℓ²/24(正)です。単純梁のwℓ²/8よりピーク値が小さく、固定端により応力が分散されるため部材が有利になります。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  12. 問12.片持ち梁の先端に集中荷重Pが作用するとき、固定端の曲げモーメントはM=Pℓ、たわみはδ=Pℓ³/3EIである。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。片持ち梁先端集中荷重では固定端モーメントM=Pℓ(最大)、先端たわみδ=Pℓ³/3EIです。たわみはスパンの3乗に比例するため、片持ち長さの増大はたわみを急増させます。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  13. 問13.梁のたわみは断面二次モーメントIに比例するため、Iが大きいほどたわみは大きくなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。たわみはEIに反比例します(δ∝1/EI)。断面二次モーメントIが大きいほど剛性が高くたわみは『小さく』なります。比例ではなく反比例である点が要注意です。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  14. 問14.オイラーの座屈荷重はPcr=π²EI/ℓk²で表され、座屈長さℓkが2倍になると座屈荷重は1/4になる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。オイラー座屈荷重Pcr=π²EI/ℓk²で、座屈長さℓkの2乗に反比例します。ℓkが2倍なら座屈荷重は1/2²=1/4に低下します。支持条件で座屈長さ係数が変わる点も計算上重要です。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  15. 問15.地震層せん断力係数Ciは、建物の上層ほど大きくなる傾向があり、Ci=Z·Rt·Ai·C0で算定される。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。地震層せん断力係数Ci=Z(地域係数)·Rt(振動特性係数)·Ai(高さ分布係数)·C0(標準せん断力係数)で、Aiは上層ほど大きいため、上層の層せん断力係数が増大します。1次設計はC0=0.2以上です。

  16. 問16.標準せん断力係数C0は、許容応力度計算(1次設計)では0.2以上、保有水平耐力計算(2次設計)では1.0以上とする。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。C0は1次設計(中地震)で0.2以上、2次設計(大地震・保有水平耐力)で1.0以上とします。地域係数Zや軟弱地盤の割増と組み合わせ、建物に作用する地震力の大きさを決定します。地震力・風荷重の算定は係数の意味と比例関係(2乗比例など)を理解しておくと、数値を変えた応用問題にも対応できます。法令集の該当条文の位置も確認しておきましょう。

  17. 問17.風圧力は速度圧qと風力係数Cfの積で求め、速度圧qは基準風速の1乗に比例する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。風圧力P=q×Cfですが、速度圧q=0.6·E·Vo²で基準風速Voの『2乗』に比例します。1乗ではありません。風速が2倍になると速度圧は4倍となり、風荷重が急増します。地震力・風荷重の算定は係数の意味と比例関係(2乗比例など)を理解しておくと、数値を変えた応用問題にも対応できます。法令集の該当条文の位置も確認しておきましょう。

  18. 問18.建物の固有周期が長くなると、一般に地震時の応答加速度は小さくなる傾向があり、免震構造はこの原理を利用している。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。固有周期を長くすると地震動の卓越周期から外れ、応答加速度が低減します。免震構造は積層ゴム等で周期を伸ばし、建物への入力地震力を抑制する仕組みで、この長周期化が基本原理です。地震力・風荷重の算定は係数の意味と比例関係(2乗比例など)を理解しておくと、数値を変えた応用問題にも対応できます。法令集の該当条文の位置も確認しておきましょう。

  19. 問19.筋かいの水平力分担を計算する際、引張筋かいと圧縮筋かいでは座屈の影響により耐力評価が異なる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。圧縮筋かいは座屈により耐力が低下するため、引張筋かいとは別評価が必要です。木造の壁倍率や鉄骨ブレースの設計では、圧縮側の座屈耐力を考慮し、引張・圧縮で異なる耐力を見込みます。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  20. 問20.高置水槽方式で最上階器具に70kPaの圧力が必要なとき、水柱換算で約3.5mの高低差を確保すればよい。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは水圧1mあたり約9.8kPaなので、70kPa÷9.8≒7.1mの高低差が必要です。約3.5mでは不足します。高置水槽は最上階器具からこの水頭以上を確保する高さに設置し、重力で所要圧を供給します。

  21. 問21.瞬間最大給水量は、器具給水負荷単位の合計から流量線図により求め、設計流量や配管口径の決定に用いる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。各器具の給水負荷単位を合計し、ハンター曲線(流量線図)で同時使用を考慮した瞬間最大流量を求めます。これにより給水管径やポンプ能力を決定します。負荷単位の単純合計ではない点が重要です。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  22. 問22.照明の必要灯数は、所要照度×床面積を、ランプ光束×照明率×保守率で割って求める(光束法)。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。光束法ではN=(E×A)÷(F×U×M)で灯数を算定します。E=所要照度(lx)、A=面積(m²)、F=ランプ光束(lm)、U=照明率、M=保守率です。保守率は経年劣化を見込むため分母に置きます。

  23. 問23.空調の冷房負荷計算では、外気負荷・日射負荷・人体負荷・照明負荷などを合算するが、人体負荷は顕熱のみを計上する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。人体負荷は顕熱と潜熱(発汗等による水蒸気)の両方を計上します。潜熱を無視すると除湿能力不足になります。冷房負荷は顕熱・潜熱を分けて積算し、室の温湿度を保つ必要があります。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  24. 問24.電気設備の幹線サイズ決定では、負荷の合計電流に需要率・不等率を考慮した設計電流を用いる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。すべての負荷が同時に最大使用されるわけではないため、需要率(最大需要電力÷設備容量)や不等率を乗じて設計電流を求めます。これにより過大な幹線・変圧器容量を避け、経済的な設計とします。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  25. 問25.排水管の管径は、器具排水負荷単位の合計と勾配から決定し、横引き管は管径が大きいほど必要勾配を緩くできる。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。排水負荷単位の合計で管径を決め、横引き管の最小勾配は管径が大きいほど緩くできます(例:65mm以下は1/50、100mmは1/100等)。流速を0.6〜1.5m/s程度に保ち自浄作用を確保します。

  26. 問26.変圧器の容量(kVA)は、皮相電力で表され、力率が低いほど同じ有効電力(kW)に対して必要容量は小さくなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。皮相電力(kVA)=有効電力(kW)÷力率です。力率が低いほど同じkWに対し必要なkVAは『大きく』なります。力率改善(進相コンデンサ)により変圧器容量を抑えられます。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  27. 問27.建蔽率は『延べ面積÷敷地面積』、容積率は『建築面積÷敷地面積』で算定する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは逆で、建蔽率=建築面積(水平投影)÷敷地面積、容積率=延べ面積(各階床面積合計)÷敷地面積です。建蔽率は平面的な建て詰まり、容積率は立体的なボリュームを規制する別概念で、定義を取り違えないことが重要です。

  28. 問28.前面道路の幅員が12m未満の場合、容積率は指定容積率と『前面道路幅員×法定乗数』のいずれか小さいほうが適用される。

    正解:○(正しい)

    解説:正しい。前面道路幅員12m未満の敷地では、指定容積率と『道路幅員(m)×乗数(住居系4/10、その他6/10等)』の小さいほうが上限となります。たとえば住居系で幅員4mなら4×4/10=160%が上限の一つです。

  29. 問29.北側斜線制限における低層住居専用地域・田園住居地域の立上り高さは10mである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。正しくは低層住居専用地域・田園住居地域の北側斜線の立上りは『5m』+勾配1.25です。10mは中高層住居専用地域の立上りです。北側斜線は北側隣地の日照確保を目的とし、適用区域・立上り高さを取り違えないよう注意します。

  30. 問30.接道義務は、敷地が幅員4m以上の道路に1m以上接していれば満たされる(建築基準法43条)。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。建築基準法43条の接道義務は、幅員4m以上の道路に『2m以上』接することが必要です。1mでは不足します。旗竿地でも路地状部分の幅2m確保が要件で、これを満たさない敷地は原則として建築できません。

    根拠:建築基準法 第43条 (出典: e-Gov法令検索)

  31. 問31.床面積28m²の住宅の居室で、採光に必要な有効採光面積(原則1/7以上)の最小値として最も近いものはどれか。

    • ア.約2.8m²
    • イ.約2.0m²
    • ウ.約4.0m²
    • エ.約5.6m²

    正解:ウ.約4.0m²

    解説:28÷7=4.0m²。建築基準法28条の住宅居室の採光は床面積の1/7以上が原則です。28m²×1/7=4.0m²が必要有効採光面積となり、開口部面積×採光補正係数の合計でこれを満たす必要があります。

    根拠:建築基準法 第28条 (出典: e-Gov法令検索)

  32. 問32.室容積200m³の室で換気回数を0.5回/hとするとき、必要換気量として正しいものはどれか。

    • ア.50m³/h
    • イ.400m³/h
    • ウ.200m³/h
    • エ.100m³/h

    正解:エ.100m³/h

    解説:必要換気量Q=換気回数n×室容積V=0.5×200=100m³/h。シックハウス対策で住宅居室に求められる0.5回/hを満たす計算です。換気回数は容積に対する1時間の空気入替割合を表します。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  33. 問33.外壁面積25m²、熱貫流率U=1.6W/m²K、室内外温度差15℃のとき、この外壁の熱損失として正しいものはどれか。

    • ア.600W
    • イ.1,000W
    • ウ.375W
    • エ.1,200W

    正解:ア.600W

    解説:Q=U×A×Δt=1.6×25×15=600W。熱貫流による損失は熱貫流率×面積×温度差で求めます。各部位の熱損失を合算し、暖房負荷の基礎とします。U値が小さいほど損失は小さくなります。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  34. 問34.二重サッシや複層ガラスにより熱貫流率を半分にした場合、同じ面積・温度差での熱損失はどう変化するか。

    • ア.変わらない
    • イ.1/2になる
    • ウ.2倍になる
    • エ.1/4になる

    正解:イ.1/2になる

    解説:熱損失Q=U×A×Δtで、AとΔtが一定ならQはUに比例します。U値が1/2になれば熱損失も1/2になります。複層ガラスや二重サッシは熱貫流率を下げ、暖冷房負荷の低減と結露防止に有効です。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  35. 問35.内部結露を防ぐための防湿層の設置位置として最も適切なものはどれか。

    • ア.断熱材の中央
    • イ.断熱材の室外側
    • ウ.断熱材の室内側(高温側)
    • エ.設置位置は問わない

    正解:ウ.断熱材の室内側(高温側)

    解説:防湿層は断熱材の室内側(高温・高湿側)に設けて水蒸気の壁体内侵入を防ぎます。室外側に設けると水蒸気が滞留し内部結露を助長します。冬季の温暖側に防湿、寒冷側に通気層が原則です。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  36. 問36.採光補正係数の算定で住居系地域に用いる式として正しいものはどれか(Dは水平距離、Hは垂直距離)。

    • ア.D/H×8−1
    • イ.D/H×5
    • ウ.D/H×10−1
    • エ.D/H×6−1.4

    正解:エ.D/H×6−1.4

    解説:住居系地域はD/H×6−1.4で算定します。工業系は×8−1、商業系は×10−1です。用途地域により係数・定数が異なり、商業系ほど補正が有利になります。算定値が3を超える場合は3を上限とします。二級建築士学科試験では数値と適用条件を正確に押さえることが重要で、関連条文や算定式を法令集・テキストで確認しながら反復学習することが確実な得点につながります。

  37. 問37.冷房負荷計算で『顕熱と潜熱の両方』を考慮すべき負荷として最も適切なものはどれか。

    • ア.人体負荷・外気導入負荷
    • イ.外壁からの貫流熱負荷
    • ウ.照明負荷
    • エ.ガラスの日射負荷

    正解:ア.人体負荷・外気導入負荷

    解説:人体負荷(発汗)や外気導入負荷は温度(顕熱)と湿度(潜熱)の両方を伴います。照明・貫流・日射は主に顕熱です。潜熱を見込まないと除湿不足になるため、冷房負荷は顕熱・潜熱を分けて積算します。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  38. 問38.日射遮蔽の観点から、夏季に最も日射受熱量が大きく庇が効きにくい方位はどれか。

    • ア.南面
    • イ.東西面
    • ウ.天空面
    • エ.北面

    正解:イ.東西面

    解説:夏至は太陽高度が高いため南面は庇が有効ですが、朝夕に低い高度で当たる東西面は受熱が大きく庇が効きにくいです。東西面の開口はルーバーや外付けブラインド等の縦型遮蔽が有効となります。二級建築士学科試験では数値と適用条件を正確に押さえることが重要で、関連条文や算定式を法令集・テキストで確認しながら反復学習することが確実な得点につながります。

  39. 問39.スパン6m、等分布荷重w=8kN/mの単純梁の最大曲げモーメント(中央)として正しいものはどれか。

    • ア.48kN·m
    • イ.24kN·m
    • ウ.36kN·m
    • エ.72kN·m

    正解:ウ.36kN·m

    解説:M=wℓ²/8=8×6²/8=8×36/8=36kN·m。単純梁の等分布荷重では中央で最大曲げモーメントwℓ²/8、支点で最大せん断力wℓ/2=24kNとなります。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  40. 問40.スパン4m、中央集中荷重P=20kNの単純梁の最大曲げモーメントとして正しいものはどれか。

    • ア.10kN·m
    • イ.80kN·m
    • ウ.40kN·m
    • エ.20kN·m

    正解:エ.20kN·m

    解説:M=Pℓ/4=20×4/4=20kN·m。中央集中荷重の単純梁は中央でPℓ/4が最大です。等分布のwℓ²/8と混同しないこと。せん断力は支点でP/2=10kNです。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  41. 問41.片持ち梁(長さ3m)の先端に集中荷重P=15kNが作用するとき、固定端の曲げモーメントとして正しいものはどれか。

    • ア.45kN·m
    • イ.30kN·m
    • ウ.15kN·m
    • エ.60kN·m

    正解:ア.45kN·m

    解説:M=Pℓ=15×3=45kN·m。片持ち梁先端集中荷重では固定端で最大モーメントPℓが生じます。先端たわみはδ=Pℓ³/3EIで、スパンの3乗に比例して増大します。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  42. 問42.両端固定梁に等分布荷重wが作用するとき、端部の曲げモーメントとして正しいものはどれか(スパンℓ)。

    • ア.wℓ²/8
    • イ.wℓ²/12
    • ウ.wℓ²/24
    • エ.wℓ²/16

    正解:イ.wℓ²/12

    解説:両端固定梁の端部モーメントはwℓ²/12、中央はwℓ²/24です。単純梁のwℓ²/8よりピーク値が小さく、固定端で応力が分散されるため断面設計上有利になります。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  43. 問43.断面二次モーメントが2倍の梁に交換した場合、他条件が同じならたわみはどう変化するか。

    • ア.変わらない
    • イ.2倍になる
    • ウ.1/2になる
    • エ.1/4になる

    正解:ウ.1/2になる

    解説:たわみはEIに反比例します(δ∝1/I)。断面二次モーメントが2倍なら、たわみは1/2になります。剛性を高めることでたわみを抑制でき、梁せいを増す(Iは梁せいの3乗に比例)のが効果的です。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  44. 問44.オイラーの座屈荷重Pcr=π²EI/ℓk²において、座屈長さℓkが2倍になったときの座屈荷重の変化として正しいものはどれか。

    • ア.2倍
    • イ.変わらない
    • ウ.1/2
    • エ.1/4

    正解:エ.1/4

    解説:座屈荷重は座屈長さの2乗に反比例します。ℓkが2倍ならPcrは1/2²=1/4に低下します。細長比が大きいほど座屈しやすく、支持条件で座屈長さ係数(両端ピン1.0、両端固定0.5等)が変わります。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  45. 問45.地震層せん断力係数Ci=Z·Rt·Ai·C0において、上層ほど大きくなる係数はどれか。

    • ア.高さ方向分布係数Ai
    • イ.振動特性係数Rt
    • ウ.地域係数Z
    • エ.標準せん断力係数C0

    正解:ア.高さ方向分布係数Ai

    解説:高さ方向分布係数Aiは上層ほど大きくなり、上層の層せん断力係数Ciを増大させます。Zは地域、Rtは地盤・周期、C0は1次設計で0.2以上の定数です。Aiにより地震力の高さ分布を表現します。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  46. 問46.基準風速Voが2倍になったとき、速度圧q=0.6·E·Vo²の変化として正しいものはどれか。

    • ア.変わらない
    • イ.4倍
    • ウ.1/2
    • エ.2倍

    正解:イ.4倍

    解説:速度圧は基準風速の2乗に比例するため、Voが2倍なら速度圧は2²=4倍になります。風圧力P=q×Cfで、強風地域では風荷重が地震荷重を上回ることもあり、外装材設計で重要です。地震力・風荷重の算定は係数の意味と比例関係(2乗比例など)を理解しておくと、数値を変えた応用問題にも対応できます。法令集の該当条文の位置も確認しておきましょう。

  47. 問47.許容応力度計算(1次設計)における標準せん断力係数C0の最小値として正しいものはどれか。

    • ア.0.3
    • イ.0.1
    • ウ.0.2
    • エ.1.0

    正解:ウ.0.2

    解説:1次設計(中地震・許容応力度計算)ではC0=0.2以上とします。2次設計(大地震・保有水平耐力計算)ではC0=1.0以上です。軟弱地盤や地域係数による割増と組み合わせ地震力を算定します。地震力・風荷重の算定は係数の意味と比例関係(2乗比例など)を理解しておくと、数値を変えた応用問題にも対応できます。法令集の該当条文の位置も確認しておきましょう。

  48. 問48.免震構造が地震力を低減できる主な原理として最も適切なものはどれか。

    • ア.建物質量を増やす
    • イ.減衰をゼロにする
    • ウ.固有周期を短くする
    • エ.固有周期を長くする

    正解:エ.固有周期を長くする

    解説:免震は積層ゴム等で固有周期を長くし、地震動の卓越周期から外して応答加速度を低減します。周期を伸ばすことが基本原理で、ダンパーによる減衰付加と併用して変位も抑制します。地震力・風荷重の算定は係数の意味と比例関係(2乗比例など)を理解しておくと、数値を変えた応用問題にも対応できます。法令集の該当条文の位置も確認しておきましょう。

  49. 問49.等分布荷重w=6kN/m、スパン4mの単純梁の支点反力(片側)として正しいものはどれか。

    • ア.12kN
    • イ.24kN
    • ウ.6kN
    • エ.48kN

    正解:ア.12kN

    解説:全荷重W=w×ℓ=6×4=24kN。対称なので片側反力=24÷2=12kN。単純梁等分布の支点反力はwℓ/2=最大せん断力でもあり、中央モーメントwℓ²/8=12kN·mと併せて押さえます。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  50. 問50.圧縮材として用いる筋かいの耐力が引張筋かいより低く評価される主な理由はどれか。

    • ア.引張降伏
    • イ.座屈
    • ウ.疲労
    • エ.クリープ

    正解:イ.座屈

    解説:圧縮筋かいは座屈により耐力が低下するため、引張筋かいより低く評価します。木造の壁倍率や鉄骨ブレース設計では圧縮側の座屈耐力を考慮し、引張・圧縮で異なる耐力を見込む必要があります。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。

  51. 問51.光束法でN=(E×A)÷(F×U×M)を用いるとき、保守率Mが配置される位置として正しいものはどれか。

    • ア.係数なし
    • イ.分子
    • ウ.分母
    • エ.指数部

    正解:ウ.分母

    解説:保守率Mは分母に置きます。N=(所要照度E×面積A)÷(ランプ光束F×照明率U×保守率M)。経年でランプ光束や反射率が低下するため、Mで割って初期に余裕を持たせ、設計照度を維持します。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  52. 問52.所要照度500lx、床面積50m²、ランプ光束5,000lm、照明率0.5、保守率0.8のとき必要灯数として最も近いものはどれか。

    • ア.約9灯
    • イ.約25灯
    • ウ.約20灯
    • エ.約13灯

    正解:エ.約13灯

    解説:N=(500×50)÷(5000×0.5×0.8)=25000÷2000=12.5≒13灯。光束法で算定します。保守率0.8により経年劣化を見込むため、初期照度には余裕が生じます。端数は切り上げて13灯とします。

  53. 問53.給水の高置水槽方式で、最上階器具に約70kPaの圧力が必要なとき、水柱換算でおおむね必要な高低差として正しいものはどれか。

    • ア.約7.1m
    • イ.約14m
    • ウ.約3.5m
    • エ.約70m

    正解:ア.約7.1m

    解説:70kPa÷9.8≒7.1m。水圧1mあたり約9.8kPaなので、70kPaは約7.1mの水頭に相当します。高置水槽は最上階器具からこの高さ以上を確保する位置に設置し、重力で所要圧を供給します。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  54. 問54.変圧器容量(皮相電力kVA)と有効電力(kW)・力率の関係として正しいものはどれか。

    • ア.kVA=kW×力率
    • イ.kVA=kW÷力率
    • ウ.kVA=kW(力率と無関係)
    • エ.kVA=kW+力率

    正解:イ.kVA=kW÷力率

    解説:皮相電力kVA=有効電力kW÷力率です。力率が低いほど同じkWに対し必要なkVAが大きくなります。進相コンデンサで力率を改善すると変圧器・幹線容量を抑えられ、電力損失も減少します。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  55. 問55.幹線の設計電流を求める際、すべての負荷が同時に最大使用されない実態を反映する係数はどれか。

    • ア.効率
    • イ.力率
    • ウ.需要率
    • エ.波形率

    正解:ウ.需要率

    解説:需要率(=最大需要電力÷設備容量、1以下)を乗じて設計電流を求めます。さらに不等率も考慮し、過大な幹線・変圧器容量を避けます。需要率を無視すると経済性を欠く過大設計になります。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  56. 問56.排水横引き管で、管径100mmの一般的な最小勾配として最も適切なものはどれか。

    • ア.1/25
    • イ.1/200
    • ウ.1/50
    • エ.1/100

    正解:エ.1/100

    解説:管径100mmの横引き排水管は最小勾配1/100が一般的です。65mm以下は1/50など、管径が大きいほど緩い勾配でも流速を確保できます。流速0.6〜1.5m/sで自浄作用を保ち、固形物の堆積を防ぎます。

  57. 問57.空調の冷房負荷で、室内に導入する外気が持ち込む負荷の名称として正しいものはどれか。

    • ア.外気負荷
    • イ.蓄熱負荷
    • ウ.貫流負荷
    • エ.ポンプ負荷

    正解:ア.外気負荷

    解説:外気導入に伴う温度・湿度差による負荷を外気負荷といい、顕熱・潜熱の両方を含みます。換気量に比例して増大するため、全熱交換器で排気から熱回収し、外気負荷を低減するのが省エネ手法です。環境工学計算は単位(W/m²K・回/h等)をそろえて立式するのが基本で、二級建築士では数値を変えた類題が繰り返し出題されるため計算手順を体得しておくことが重要です。

  58. 問58.給排水で瞬間最大流量を求める際に用いる、各器具の使用頻度・流量を統合する単位はどれか。

    • ア.騒音レベル
    • イ.器具給水負荷単位
    • ウ.電流密度
    • エ.比熱

    正解:イ.器具給水負荷単位

    解説:器具給水負荷単位を合計し、流量線図(ハンター曲線)で同時使用率を考慮して瞬間最大流量を求めます。単純合計ではなく、確率的同時使用を反映するため、配管径やポンプ能力を経済的に決められます。建築設備計算は各負荷・容量の定義式を正確に押さえることが要点で、二級建築士では設備分野の数値計算が安定得点源になるため、定義と単位を確実に整理しておきましょう。

  59. 問59.建築面積60m²、敷地面積150m²のときの建蔽率として正しいものはどれか。

    • ア.60%
    • イ.25%
    • ウ.40%
    • エ.90%

    正解:ウ.40%

    解説:建蔽率=建築面積÷敷地面積=60÷150=0.40=40%。建蔽率は水平投影面積による平面的な建て詰まりを規制します。指定建蔽率や角地緩和・防火地域耐火建築の緩和と照合して適否を判断します。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  60. 問60.延べ面積360m²、敷地面積150m²のときの容積率として正しいものはどれか。

    • ア.120%
    • イ.300%
    • ウ.180%
    • エ.240%

    正解:エ.240%

    解説:容積率=延べ面積÷敷地面積=360÷150=2.4=240%。各階床面積の合計で算定する立体的なボリューム規制です。指定容積率や前面道路幅員による低減(道路幅員×乗数)と比べ、小さいほうが適用されます。

  61. 問61.住居系地域で前面道路幅員が6mのとき、道路幅員による容積率の上限(乗数4/10)として正しいものはどれか。

    • ア.240%
    • イ.180%
    • ウ.120%
    • エ.300%

    正解:ア.240%

    解説:道路幅員6m×4/10=2.4=240%。前面道路が12m未満の場合、指定容積率とこの値の小さいほうが上限です。住居系の乗数は4/10、その他の地域は原則6/10で、道路が狭いほど容積率が制限されます。

  62. 問62.敷地が建築基準法上の道路に接しなければならない最小の長さ(接道義務)として正しいものはどれか。

    • ア.1m以上
    • イ.2m以上
    • ウ.6m以上
    • エ.4m以上

    正解:イ.2m以上

    解説:建築基準法43条により、敷地は幅員4m以上の道路に2m以上接しなければなりません(接道義務)。これを満たさない敷地は原則建築不可で、旗竿地では路地状部分の幅2m確保が要件となります。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

    根拠:建築基準法 第43条 (出典: e-Gov法令検索)

  63. 問63.法42条2項道路(みなし道路)で、原則的に道路中心線から後退(セットバック)すべき距離として正しいものはどれか。

    • ア.2m
    • イ.1m
    • ウ.中心から2m(幅員4m確保)
    • エ.後退不要

    正解:ウ.中心から2m(幅員4m確保)

    解説:2項道路は幅員4m未満でも道路とみなされ、原則道路中心線から2m後退して幅員4mを確保します(セットバック)。後退部分は敷地面積に算入されず、建蔽率・容積率の算定対象外となります。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  64. 問64.北側斜線制限で、第一種低層住居専用地域の立上り高さと勾配の組合せとして正しいものはどれか。

    • ア.立上り10m+勾配1.25
    • イ.立上り10m+勾配0.6
    • ウ.立上り5m+勾配0.6
    • エ.立上り5m+勾配1.25

    正解:エ.立上り5m+勾配1.25

    解説:低層住専・田園住居は立上り5m+勾配1.25、中高層住専は立上り10m+勾配1.25です。北側隣地の日照を確保する規制で、真北方向の隣地境界線(または道路)からの斜線で建物高さを制限します。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  65. 問65.道路斜線制限で、住居系地域における原則的な斜線勾配として正しいものはどれか。

    • ア.1.25
    • イ.1.5
    • ウ.1.0
    • エ.2.0

    正解:ア.1.25

    解説:住居系地域の道路斜線勾配は原則1.25、商業・工業系は1.5です。前面道路の反対側境界線から立ち上げた斜線で建物高さを制限し、適用距離(容積率に応じ20〜50m等)や天空率による緩和があります。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  66. 問66.日影規制において、規制対象となる時間の測定に用いる基準の面の高さとして一般的なものはどれか。

    • ア.地盤面
    • イ.平均地盤面から1.5mまたは4m等の水平面
    • ウ.最高高さ
    • エ.軒高

    正解:イ.平均地盤面から1.5mまたは4m等の水平面

    解説:日影規制は平均地盤面からの一定高さ(住専系は1.5m、その他は4m等、自治体条例で指定)の水平面で日影時間を測定します。冬至日を基準に、敷地境界線から5m・10mのラインで規制時間を超えないよう制限します。

  67. 問67.容積率算定上、駐車場部分の床面積を延べ面積に算入しない上限(緩和)として正しいものはどれか。

    • ア.延べ面積の1/2まで
    • イ.延べ面積の1/5まで
    • ウ.延べ面積の1/3まで
    • エ.全部算入する

    正解:ウ.延べ面積の1/3まで

    解説:建築物の駐車場・駐輪場部分は、延べ面積の1/5を限度に容積率算定上の床面積から不算入とできます(施行令2条3項)。共同住宅の共用廊下・階段、地階住宅部分(1/3)等にも別の緩和があります。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  68. 問68.第一種低層住居専用地域における建築物の高さの限度(絶対高さ制限)として一般的なものはどれか。

    • ア.20m
    • イ.制限なし
    • ウ.31m
    • エ.10mまたは12m

    正解:エ.10mまたは12m

    解説:低層住居専用地域・田園住居地域では絶対高さ制限が10mまたは12m(都市計画で指定)です。良好な低層住宅地の環境を保つための規制で、北側斜線・道路斜線などの各種斜線制限と併せて適用されます。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  69. 問69.建築基準法上、居室の天井の高さ(一般の居室)の最低基準として正しいものはどれか。

    • ア.2.1m以上
    • イ.2.4m以上
    • ウ.2.0m以上
    • エ.2.5m以上

    正解:ア.2.1m以上

    解説:施行令21条により居室の天井高さは2.1m以上が必要です。1室で天井高さが異なる場合は平均の高さで算定します。階段の蹴上げ・踏面や廊下幅とともに、寸法系の頻出条文として押さえます。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  70. 問70.確認申請等で参照する際、構造計算の方法やかぶり厚さ等の技術基準が定められている法令はどれか。

    • ア.建築基準法(本法)
    • イ.建築基準法施行令
    • ウ.消防法
    • エ.都市計画法

    正解:イ.建築基準法施行令

    解説:かぶり厚さ(令79条)や構造強度(令3章)などの具体的技術基準は建築基準法施行令に定められます。本法は基本方針、施行令は数値基準、告示はさらに詳細な算定式という階層を理解し法令集を引きます。建築法規の数値・斜線制限は法令集をすばやく引けるかが合否を分けます。条文の位置と数値の組合せを反復して、本試験で確実に参照できるよう準備しておきましょう。

  71. 問71.コンクリート1m³に対する材料の概算で、生コン打設量が80m³必要なとき、ロス率5%を見込んだ発注量として最も近いものはどれか。

    • ア.80m³
    • イ.76m³
    • ウ.84m³
    • エ.88m³

    正解:ウ.84m³

    解説:発注量=設計数量×(1+ロス率)=80×1.05=84m³。打設時のこぼれや型枠への充填余裕を見込むためロス率を加算します。逆にロスを見込まないと数量不足となり、打継ぎ不良の原因になります。二級建築士学科試験では数値と適用条件を正確に押さえることが重要で、関連条文や算定式を法令集・テキストで確認しながら反復学習することが確実な得点につながります。

  72. 問72.ある作業の歩掛が0.5人·日/m²のとき、面積100m²を2人で施工した場合の所要日数として正しいものはどれか。

    • ア.10日
    • イ.100日
    • ウ.50日
    • エ.25日

    正解:エ.25日

    解説:必要総人工=0.5×100=50人·日。2人で割ると50÷2=25日。歩掛は単位数量あたりの所要人工を表し、工程計画や労務費積算の基礎です。作業員数を増やせば日数は短縮しますが歩掛自体は変わりません。

  73. 問73.壁面積120m²にモルタル(塗厚20mm)を施工する場合の概算モルタル量(ロス無視)として正しいものはどれか。

    • ア.2.4m³
    • イ.12m³
    • ウ.1.2m³
    • エ.24m³

    正解:ア.2.4m³

    解説:数量=面積×厚さ=120m²×0.02m=2.4m³。塗厚はmをそろえて計算します(20mm=0.02m)。実際はロス率を加算して発注します。材料数量算出は単位の換算ミスが頻出するため、m単位への統一が重要です。

  74. 問74.工程管理で、各作業の最早開始時刻と最遅開始時刻が一致し、遅れると全体工期に影響する経路を何というか。

    • ア.フロート
    • イ.クリティカルパス
    • ウ.マイルストーン
    • エ.ダミー

    正解:イ.クリティカルパス

    解説:クリティカルパス(最長経路)は余裕(フロート)がゼロの作業の連なりで、ここが遅れると全体工期が延びます。ネットワーク工程表で所要日数の最大経路を求め、重点管理対象として工期短縮の検討に用います。二級建築士学科試験では数値と適用条件を正確に押さえることが重要で、関連条文や算定式を法令集・テキストで確認しながら反復学習することが確実な得点につながります。

  75. 問75.型枠の所要数量を求める際の基本的な考え方として正しいものはどれか。

    • ア.コンクリートの体積で算出
    • イ.鉄筋の質量で算出
    • ウ.コンクリートに接する面積で算出
    • エ.建築面積で算出

    正解:ウ.コンクリートに接する面積で算出

    解説:型枠数量はコンクリートに接する側面・底面などの『面積(m²)』で算出します。体積ではありません。柱・梁・スラブごとに接触面を拾い出し、転用回数を考慮して必要枚数や労務を積算します。二級建築士の構造力学では公式の適用条件(荷重種別・支持条件)を取り違えやすいため、単純梁・固定梁・片持ち梁それぞれの最大値の位置と式を整理して覚えることが得点の鍵です。