二級建築士 学科「建築構造」の一問一答
📖 二級建築士 学科「建築構造」の全75問と解説(一覧)
二級建築士 学科の建築構造に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
-
問1.応力とは材料に作用する力(外力)に対して材料内部に生じる単位面積当たりの力をいう。
正解:○(正しい)
解説:σ=P/A。N/㎟(MPa)等で表現。引張・圧縮・せん断が代表。
-
問2.フックの法則は『弾性範囲内では応力σは歪εに比例する(σ=Eε)』である。
正解:○(正しい)
解説:E=ヤング係数(弾性係数)。鋼材E=205kN/㎟、コンクリートE=20-40kN/㎟。
-
問3.梁の最大たわみは荷重・スパン・断面性能から計算され、両端固定梁は単純梁より小さい。
正解:○(正しい)
解説:両端固定>片持>単純梁の順でたわみ大。スパンの3乗・4乗に比例。
-
問4.柱の座屈荷重はオイラーの式で計算され、座屈長さの2乗に反比例する。
正解:○(正しい)
解説:Pcr=π²EI/L²(両端ピン)。L=座屈長さ。長柱で座屈支配。
-
問5.RC造(鉄筋コンクリート造)は引張に強い鉄筋と圧縮に強いコンクリートを組合せた構造である。
正解:○(正しい)
解説:コンクリ圧縮Fc=21-30N/㎟、鉄筋引張Fy=295-490N/㎟。
-
問6.RC造の柱の主筋は4本以上とし、帯筋と緊結しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:正しい。建築基準法施行令77条は柱の主筋を4本以上とし(1号)、帯筋と緊結すること(2号)等を定めます。なお主筋の径の下限は令77条には規定がなく、実務で最小径として用いるD13(直径13mm)は日本建築学会のRC規準等に基づく目安です。
根拠: 建築基準法施行令 第77条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問7.RC造の梁・柱には『せん断補強筋(あばら筋・帯筋)』を一定間隔で配置する。
正解:○(正しい)
解説:あばら筋(梁)・帯筋(柱)。地震時のせん断破壊防止。
-
問8.レディーミクストコンクリートの呼び強度は、一般に、設計基準強度(Fc)に構造体強度補正値(3または6N/㎟)を加えた値以上とする。
正解:○(正しい)
解説:正しい。構造体コンクリートが設計基準強度を確保できるよう、標準養生供試体の強度と構造体の強度の差を見込んだ構造体強度補正値(3または6N/㎟)をFcに加えて調合管理強度とし、呼び強度はそれ以上とする。したがってFcは呼び強度より低い。
-
問9.S造(鉄骨造)はRC造より軽量で大スパン構造が可能、施工速度も速い。
正解:○(正しい)
解説:高層建築・体育館・倉庫等で多用。靭性に富む。
-
問10.S造のラーメン構造は柱と梁の剛接合で水平力に抵抗する構造である。
正解:○(正しい)
解説:ピン接合のブレース構造とは異なる。剛接合で曲げで抵抗。
-
問11.S造の柱と梁の接合は『高力ボルト摩擦接合』が一般的で、引張力ではなく摩擦力で力を伝達する。
正解:○(正しい)
解説:F10T等の高力ボルト。引張・せん断接合より高耐久。
-
問12.木造軸組工法(在来工法)は柱・梁を主要構造部材として接合する伝統的工法である。
正解:○(正しい)
解説:戸建住宅の主流。木造の80%以上。土台・柱・梁・小屋組で構成。
-
問13.木造2x4工法(枠組壁工法)は壁を構造体として箱型に構成する工法である。
正解:○(正しい)
解説:北米由来。耐震性・気密性に優れる。在来工法と異なる発想。
-
問14.木造耐力壁は『筋かい』『面材(構造用合板等)』で構成され、地震・風に抵抗する。
正解:○(正しい)
解説:正しい。木造の耐力壁は筋かいや構造用合板等の面材を用いた軸組で、倍率(0.5〜、併用時の上限7倍)で評価し、壁量計算で地震・風に対する必要壁量を満たすよう配置する。
-
問15.2025年4月施行の告示1100号改正により、面材を柱・間柱のみにくぎ打ちした準耐力壁や、開口部まわりの垂れ壁・腰壁も、一定の基準を満たせば倍率を与えて存在壁量に算入できるようになった。
正解:○(正しい)
解説:正しい。改正前は耐力要素として見込んでいなかった準耐力壁等(面材・木ずり等を柱・間柱のみにくぎ打ちした準耐力壁、垂れ壁・腰壁)に倍率を設定し、存在壁量に算入できるようにした(告示1100号第1・別表第10)。準耐力壁は幅90cm以上・高さが横架材間内法寸法の80%以上、垂れ壁・腰壁は幅90cm以上2m以下・高さ36cm以上で両側に耐力壁又は準耐力壁があることなどが条件である。
-
問16.長期荷重には固定荷重(自重)・積載荷重(人・家具)の合計が含まれる。
正解:○(正しい)
解説:建築基準法施行令85条。常時作用する荷重。
根拠: 建築基準法施行令 第85条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問17.短期荷重には地震・風・積雪荷重が含まれ、長期+短期で安全性を確認する。
正解:○(正しい)
解説:建築基準法施行令87条等で短期荷重は地震・風・積雪。一時的に作用する。長期荷重との和で建築物の安全性検証。
根拠: 建築基準法施行令 第87条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問18.地震荷重は建築物の重量と地震層せん断力係数(Ci)で計算される。
正解:○(正しい)
解説:Ci=Z・Rt・Ai・Co、Co=0.2(一次設計)or 1.0(二次設計)。
-
問19.風荷重は建築物の見付面積と風圧力で計算され、高さ・地形・周辺状況で変動する。
正解:○(正しい)
解説:速度圧q=0.6・Vo²・E。Eは地表面粗度区分による値。
-
問20.積雪荷重は地域別の単位荷重(積雪1cm当たり20N/㎡以上)と垂直積雪量から計算される。
正解:○(正しい)
解説:豪雪地帯では3-4mの積雪も。屋根勾配補正係数あり。
-
問21.コンクリートのスランプ値は流動性の指標で、スランプ8-21cmが一般的。
正解:○(正しい)
解説:JIS A 1101でスランプ試験。値大ほど流動性高い。施工性向上。
-
問22.鉄筋のかぶり厚さは火災・腐食防止のため最小値が規定される(30mm以上等)。
正解:○(正しい)
解説:施行令79条。柱・梁30mm、基礎60mm等。
根拠: 建築基準法施行令 第79条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問23.木材の含水率15%が建築用木材の標準で、KD材(人工乾燥材)が推奨される。
正解:○(正しい)
解説:含水率が下がると寸法安定性向上、腐朽菌の繁殖抑制。
-
問24.免震構造は建築物と基礎の間に積層ゴム等を入れて地震動を絶縁する構造である。
正解:○(正しい)
解説:高層・重要施設で採用。応答加速度を1/3〜1/5に低減。
-
問25.制震構造は建築物にダンパーを設置して地震エネルギーを吸収する構造である。
正解:○(正しい)
解説:粘弾性ダンパー・オイルダンパー等。中層〜高層で多用。
-
問26.フックの法則によれば、応力は歪に反比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。フックの法則は『応力σは歪εに比例(σ=Eε)』。反比例ではない。
-
問27.梁のたわみは両端固定が最大で、単純梁が最小である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。単純梁が最大、両端固定が最小(拘束多いほどたわみ小)。
-
問28.柱の座屈荷重は座屈長さの2乗に比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。座屈長さの2乗に『反比例』。長柱ほど座屈しやすい(Pcr=π²EI/L²)。
-
問29.RC造はコンクリートが引張を、鉄筋が圧縮を主に負担する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。逆。鉄筋が引張、コンクリートが圧縮を主に負担。材料特性の組合せ。
-
問30.RC造の柱の主筋は2本以上で十分である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。施行令77条で主筋は4本以上(隅部各1本)が原則。
根拠: 建築基準法施行令 第77条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問31.コンクリートの設計基準強度は呼び強度より低い値である。
正解:○(正しい)
解説:正しい。呼び強度=設計基準強度Fc+構造体強度補正値(3〜6N/㎟)で、設計基準強度は常に呼び強度より低い。
-
問32.S造はRC造より重量が大きく、大スパン構造には不向きである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。S造は軽量で大スパン可能。RC造より軽量・施工速度速い。
-
問33.S造のラーメン構造はピン接合で水平力に抵抗する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ラーメンは『剛接合』。ピン接合のブレース構造とは異なる。
-
問34.高力ボルト摩擦接合は引張力で力を伝達する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。摩擦接合は『摩擦力』で伝達。引張は別形式(引張接合)。
-
問35.木造2x4工法は柱・梁を主要部材とする工法である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。それは在来軸組工法。2x4は『壁』を主要構造体とする枠組壁工法。
-
問36.木造の構造用合板の壁倍率は最大10倍である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。構造用合板を片面に張った軸組の倍率は仕様により2.5程度で、両面張りなど軸組を併用した場合も倍率の上限は7倍(2025年4月施行の告示1100号改正後。改正前は5倍)である。10倍にはならない。
-
問37.地震荷重は短期荷重ではなく長期荷重に含まれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。地震荷重は『短期荷重』。常時作用しない一時的荷重。
-
問38.積雪荷重は地域に関係なく一律1m積雪で計算する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。地域別に垂直積雪量を規定(豪雪地帯3-4m、太平洋側0.5m等)。
-
問39.木造建築物の構造耐力上主要な部分である柱の有効細長比は、200以下としなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。令43条6項により、構造耐力上主要な部分である柱の有効細長比(断面の最小二次率半径に対する座屈長さの比)は150以下としなければならない。
-
問40.鉄筋のかぶり厚さは0mmで構わない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。施行令79条で柱・梁30mm、基礎60mm等の最小値あり。火災・腐食防止。
根拠: 建築基準法施行令 第79条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問41.建築用木材の標準含水率は50%である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。建築用木材は含水率15%程度が標準。KD材(人工乾燥)で寸法安定。
-
問42.免震構造は建築物の上層階に装置を入れる構造である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。免震は『基礎部』に積層ゴム等を入れて地震動を絶縁。上層階に入れるのは制震。
-
問43.地階を除く階数が2を超える木造建築物の1階の構造耐力上主要な部分である柱の小径は、原則として12cm以上あればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。建築基準法施行令43条2項により、地階を除く階数が2を超える建築物の1階の構造耐力上主要な部分である柱の小径は、原則として13.5cmを下回ってはならないので、12cmでは足りない。ただし、柱と土台又は基礎、柱とはり・桁などの横架材をボルト締などで緊結し、国土交通大臣が定める基準に従った構造計算で構造耐力上安全であることが確かめられた場合は、この限りでない。
根拠: 建築基準法施行令 第43条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問44.長期荷重には地震・風荷重が含まれる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。地震・風・積雪は『短期荷重』。長期荷重は固定+積載のみ。
-
問45.コンクリートの圧縮強度は鉄筋の引張強度より大きい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。鉄筋引張強度(295-490N/㎟)はコンクリート圧縮強度(21-30N/㎟)の10倍以上大。
-
問46.S造の柱と梁の接合に最も一般的なのは溶接接合のみである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高力ボルト摩擦接合が最も一般的。溶接接合も使うが、両者を組合せた接合が標準。
-
問47.木造耐力壁は地震・風に対して『縦方向』のみ抵抗する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。耐力壁は『水平力(地震・風)』に対して『面内変形抵抗』。縦のみは誤り。
-
問48.風荷重は建築物の高さに関係なく一定である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。高さで風速圧変動(高層ほど風圧大)。地形・周辺状況(地表面粗度)でも変動。
-
問49.RC造の主筋とは『せん断補強筋』のことである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。主筋=軸方向(柱・梁の長手方向)。せん断補強筋は別(あばら筋・帯筋)。
-
問50.木造軸組工法では筋かいや構造用合板は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。耐力壁として筋かい・面材(構造用合板等)が必須。壁量計算で必要量確保。
-
問51.フックの法則の表式として正しいものはどれか。
- ア.σ=Eε
- イ.σ=ε/E
- ウ.σ=E/ε
- エ.σ=ε²/E
正解:ア.σ=Eε
解説:応力σ=ヤング係数E×歪ε(線形弾性)。
-
問52.柱の座屈荷重Pcr(両端ピン)の式はどれか。
- ア.Pcr=π²EI/L
- イ.Pcr=π²EI/L²
- ウ.Pcr=π²EI/L³
- エ.Pcr=EI/L
正解:イ.Pcr=π²EI/L²
解説:オイラーの式 Pcr=π²EI/L²。Lは座屈長さ。
-
問53.RC造の柱の主筋本数の原則最小はどれか。
- ア.2本
- イ.3本
- ウ.4本
- エ.6本
正解:ウ.4本
解説:建築基準法施行令77条でRC造の柱の主筋は原則4本以上(隅部各1本+四角形各辺中央等)。径も径16mm以上が標準。
根拠: 建築基準法施行令 第77条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問54.コンクリートのヤング係数の概算値はどれか。
- ア.2-4 kN/㎟
- イ.2,000-4,000 kN/㎟
- ウ.200-400 kN/㎟
- エ.20-40 kN/㎟
正解:エ.20-40 kN/㎟
解説:コンクリ E=20-40 kN/㎟。鋼材は約205 kN/㎟。
-
問55.S造の柱と梁の最も一般的な接合方法はどれか。
- ア.高力ボルト摩擦接合
- イ.ピン接合
- ウ.釘接合
- エ.木組接合
正解:ア.高力ボルト摩擦接合
解説:S造の柱梁接合はモーメント抵抗接合として高力ボルト摩擦接合(F10T)が標準。溶接接合・併用接合もある。
-
問56.木造軸組の耐力壁で、筋かいや面材の軸組を併用した場合の倍率の上限値はどれか(2025年4月施行の告示改正後)。
- ア.2倍
- イ.7倍
- ウ.10倍
- エ.3倍
正解:イ.7倍
解説:2025年4月施行の改正で、施行令46条4項の軸組の表は告示1100号に移され、軸組を併用した場合の倍率の上限は5倍から7倍に引き上げられた(告示1100号第2)。なお9cm角以上の筋かいのたすき掛けの倍率は従来どおり5倍である。
根拠: 建築基準法施行令 第46条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問57.地震荷重の建築物層せん断力係数Coの一次設計値はどれか。
- ア.0.05
- イ.0.10
- ウ.0.20
- エ.1.00
正解:ウ.0.20
解説:Co=0.2(一次設計、稀地震)、1.0(二次設計、極稀地震)。
-
問58.積雪荷重の単位荷重(1cm当たり)の最小値はどれか。
- ア.10 N/㎡
- イ.100 N/㎡
- ウ.50 N/㎡
- エ.20 N/㎡
正解:エ.20 N/㎡
解説:施行令86条。一般地域で20 N/㎡以上、豪雪地帯では30 N/㎡。
根拠: 建築基準法施行令 第86条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問59.コンクリートのスランプ試験で測定するものはどれか。
- ア.流動性
- イ.耐久性
- ウ.強度
- エ.重量
正解:ア.流動性
解説:スランプ値8-21cmが一般。値大ほど流動性高い。
-
問60.鉄筋のかぶり厚さの基礎(土に接する部分)の最小値はどれか。
- ア.30 mm
- イ.60 mm
- ウ.100 mm
- エ.40 mm
正解:イ.60 mm
解説:施行令79条。基礎は60mm以上、柱・梁30mm以上。
根拠: 建築基準法施行令 第79条 (出典: e-Gov法令検索)
-
問61.建築用木材の標準含水率はどれか。
- ア.30%
- イ.5%
- ウ.15%
- エ.50%
正解:ウ.15%
解説:KD材(人工乾燥)で15%。寸法安定性確保。
-
問62.免震構造の主な装置はどれか。
- ア.ダンパー(上層階)
- イ.補強筋
- ウ.制震フレーム
- エ.積層ゴム(基礎)
正解:エ.積層ゴム(基礎)
解説:積層ゴム・滑り支承を基礎部に。地震動を絶縁。
-
問63.制震構造の主な装置はどれか。
- ア.ダンパー(粘弾性・オイル等)
- イ.免震ピット
- ウ.積層ゴム
- エ.構造用合板
正解:ア.ダンパー(粘弾性・オイル等)
解説:制震構造はダンパー(粘性・粘弾性・履歴系等)で地震エネルギーを吸収。免震との違いは免震が絶縁・制震が吸収。
-
問64.RC造の梁・柱のせん断補強筋の名称はどれか。
- ア.主筋
- イ.あばら筋(梁)・帯筋(柱)
- ウ.スターラップ
- エ.コラム筋
正解:イ.あばら筋(梁)・帯筋(柱)
解説:あばら筋=梁、帯筋=柱の呼称。せん断破壊防止。
-
問65.木造軸組工法の主要構造材はどれか。
- ア.床版
- イ.壁
- ウ.柱・梁
- エ.土間
正解:ウ.柱・梁
解説:在来工法は柱・梁を主要部材として接合。壁を主要にするのは2x4工法。
-
問66.木造2x4工法の主要構造体はどれか。
- ア.柱
- イ.屋根
- ウ.梁
- エ.壁
正解:エ.壁
解説:木造2x4工法(枠組壁工法)は壁を構造体として箱型に構成。耐力壁面積で構造性能を確保する点でラーメン構造と異なる。
-
問67.長期荷重に含まれるものはどれか。
- ア.固定荷重+積載荷重
- イ.風荷重
- ウ.地震荷重
- エ.積雪荷重
正解:ア.固定荷重+積載荷重
解説:長期=固定+積載。地震・風・積雪は短期。
-
問68.短期荷重に該当しないものはどれか。
- ア.地震荷重
- イ.固定荷重
- ウ.積雪荷重
- エ.風荷重
正解:イ.固定荷重
解説:固定荷重・積載荷重は長期荷重、地震・風・積雪は短期荷重。固定荷重は建物自重で常時作用する。
-
問69.鉄筋コンクリート造で、耐力壁以外の壁又は床の鉄筋に対するかぶり厚さとして、建築基準法施行令79条が定める最小値はどれか。
- ア.1cm
- イ.1.5cm
- ウ.2cm
- エ.2.5cm
正解:ウ.2cm
解説:令79条1項により、耐力壁以外の壁又は床は2cm以上、耐力壁・柱・はりは3cm以上、直接土に接する壁・柱・床・はり・布基礎の立上り部分は4cm以上、基礎(捨コンクリートの部分を除く)は6cm以上。屋内・屋外による区別はない。
-
問70.コンクリートの設計基準強度の一般範囲はどれか。
- ア.5-10 N/㎟
- イ.500 N/㎟以上
- ウ.100-200 N/㎟
- エ.21-36 N/㎟
正解:エ.21-36 N/㎟
解説:21〜36 N/㎟が一般。高強度は60 N/㎟超もあり。
-
問71.梁のたわみで最も大きくなる支持条件はどれか。
- ア.片端固定他端自由(片持)
- イ.単純梁(両端ピン)
- ウ.両端固定
- エ.連続梁
正解:ア.片端固定他端自由(片持)
解説:同一スパン・荷重で片持梁が最大たわみ、両端固定梁が最小たわみ。境界条件で剛性が大きく変わる。
-
問72.風荷重計算で考慮しない要素はどれか。
- ア.速度圧
- イ.コンクリート強度
- ウ.地表面粗度
- エ.見付面積
正解:イ.コンクリート強度
解説:コンクリート強度は構造耐力。風荷重には速度圧・見付面積・粗度区分。
-
問73.木造建築物の壁量計算で、地震力に対する必要壁量を求めるときに数値を乗じる面積はどれか。
- ア.建物の建築面積
- イ.その階の見付面積
- ウ.その階の床面積
- エ.建物の延べ面積
正解:ウ.その階の床面積
解説:地震力に対する必要壁量は、その階の床面積(小屋裏などに物置等を設けるときはその面積を加える)に、単位面積当たりの必要壁量を乗じて求める。2025年4月の改正で、この数値は屋根の「軽い・重い」の区分による表から、建物の荷重の実態に応じた算定式で求める方法に変わった。見付面積(張り間方向又は桁行方向の鉛直投影面積)は、風圧力に対する必要壁量に使う面積で、床面から1.35m以下の部分を除いて数値(一般の区域で50cm/㎡)を乗じる。地震力には使わない。建築面積や延べ面積に数値を乗じるのでもなく、延べ面積は壁量の規定がかかる規模(階数2以上又は延べ面積50㎡超)の判定に使われる。
根拠: 建築基準法施行令 第46条 / 国土交通省告示第447号(令和6年5月31日)建築基準法施行令第四十六条第四項表一(一)項から(七)項までに掲げる軸組と同等以上の耐力を有する軸組及び当該軸組に係る倍率の数値を定める件等の一部を改正する告示 昭和56年建設省告示第1100号 第三(新設)第一号(当該階の床面積に単位面積当たりの必要壁量を乗じる)・第二号(当該階〔上の階を含む〕の見付面積〔張り間方向又は桁行方向の鉛直投影面積〕から床面からの高さ1.35m以下の部分の見付面積を減じたものに、表の数値〔一般の区域は50、特定行政庁が指定する区域は50を超え75以下〕を乗じる)。PDF p.9〜10 / 国土交通省告示第215号(令和7年3月27日)木造の建築物の軸組の構造方法及び設置の基準を定める件(昭和56年建設省告示第1100号)等の一部を改正する告示 第三第一号(当該階の床面積(小屋裏等に物置等を設ける場合は小屋裏面積を加えた面積)に、算定式による単位面積当たりの必要壁量を乗じて得た数値)。第二号は「(略)」で改正なし / 国土交通省 住宅局「木造建築物における省エネ化等による建築物の重量化に対応するための必要な壁量等の基準(案)の概要」補足資料(令和5年12月11日) p.1〜3(「軽い屋根」「重い屋根」の区分による必要壁量を、荷重の実態に応じた算定式による床面積あたりの必要壁量に見直し、早見表・表計算ツールを整備。令和7年4月施行予定) (出典: e-Gov法令検索)
-
問74.S造の主な利点はどれか。
- ア.重い・小スパン
- イ.コスト極小
- ウ.施工遅・耐火性高
- エ.軽量・大スパン可・施工早
正解:エ.軽量・大スパン可・施工早
解説:S造はRC造より軽量で大スパン可能、工期短縮できる。耐火被覆と耐震性能の確保が課題となる。
-
問75.コンクリートの鉄筋に対する圧縮強度比(コンクリ/鉄筋)の概算はどれか。
- ア.1:10
- イ.1:100
- ウ.1:1
- エ.10:1
正解:ア.1:10
解説:コンクリ約30 N/㎟、鉄筋約300 N/㎟で1:10程度。