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日本語検定5級「漢字」の出題ポイント

日本語検定5級の「漢字」は、小学校で習う教育漢字(小学校1〜6年で学ぶ1026字)の読みと書きが中心です。むずかしい漢字は出ないので、学校で習った漢字をていねいに見直せば、しっかり得点できる領域です。この章では、読み書き・送り仮名・同訓異字・熟語の読みを、やさしい例といっしょに整理します。

※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本語検定委員会 公式情報でご確認ください。

「漢字」で問われること

5級の漢字は、おもに次の4つのタイプから出ます。タイプごとに練習すると、おぼえやすくなります。

漢字の読み書き

読みには、漢語の音でよむ「音読み」と、日本語の意味にあてはめてよむ「訓読み」があります。どちらも教育漢字の中から出ます。

漢字・熟語読み使い方の例
幸せしあわ(せ)幸せな毎日
健康けんこう健康に気をつける
努力どりょく努力をかさねる
季節きせつ季節が変わる
覚えるおぼ(える)名前を覚える

書き取りでは、形のにた漢字に注意します。「右」と「石」、「日」と「目」のように、一画のちがいで別の字になるものは、ていねいに書きましょう。読みの問題では、音読みと訓読みのどちらが問われているかを、文の様子から読み取ることも大切です。同じ漢字でも、熟語の中では音読み、ひらがなの送り仮名が付くときは訓読みになることが多いので、見分ける手がかりになります。

送り仮名をふくむ漢字

動詞や形容詞には、漢字のあとにひらがな(送り仮名)が付きます。どこから送るかをまちがえやすいので、形ごとおぼえましょう。

言葉正しい送り仮名気をつける点
あたらしい新しい「新らしい」と書かない
たのしい楽しい「楽い」と書かない
あらわす表す「表わす」と書かない
うごく動く変化に合わせて「動かす」とも
みじかい短い「短かい」と書かない

送り仮名のくわしいルールは表記の章でもくわしく練習できます。

やさしい同訓異字

読みは同じでも、意味によって使う漢字がちがうものを「同訓異字(どうくんいじ)」といいます。文の意味から、正しい漢字を選びましょう。

読み漢字と意味
あける明ける=夜がおわり朝になる/開ける=とびらや窓をひらく
はかる計る=時間を計る/量る=重さを量る
あつい暑い=気温が高い/厚い=厚みがある
かえる帰る=家にもどる/返る=もとにもどる

同訓異字は、その漢字が表すもとの意味を思い出すと、正しく選べます。たとえば「明ける」は明るくなること、「開ける」は何かをひらくこと、と意味でおぼえましょう。文の中で何をしているのかを考えると、どの漢字を使えばよいかが見えてきます。「年が明ける」なら時が進むこと、「箱を開ける」ならふたをひらくこと、というように、前後の言葉が大きなヒントになります。読みが同じでも意味がちがうことをいつも意識しておくと、書き取りのときにまよわなくなります。

熟語の読み

漢字が二つ以上組み合わさった言葉が「熟語」です。5級では、教科書や生活でよく見る熟語が出ます。

熟語読み意味
毎日まいにち来る日も来る日も
運動うんどう体を動かすこと
図書としょ本やしりょう
水分すいぶんものにふくまれる水
明朝みょうちょうあすの朝

「明日」「今朝」のように、一字ずつでは読めない特別な読みの熟語もあります。これは数が決まっているので、丸ごとおぼえるのが近道です。

音読みと訓読みを見分ける

同じ漢字でも、音読みと訓読みでまったくちがう読みになります。見分け方のコツは、その読みだけで意味が分かるかどうかです。読みを聞いて日本語の意味がすぐ分かるものが訓読み、漢語らしくて意味が分かりにくいものが音読みです。

漢字音読み訓読み
サン(登山)やま(高い山)
スイ(水分)みず(冷たい水)
コウ(日光)ひかり(光る)
ガク(学校)まな(学ぶ)

たとえば「やま」と聞けばすぐ意味が分かるので訓読み、「サン」だけでは分かりにくいので音読みです。熟語の多くは音読みどうしの組み合わせなので、熟語が出たらまず音読みを思い出すと、読みを当てやすくなります。

形のにた漢字に注意

5級の書き取りでまちがえやすいのが、形のにた漢字です。一画あるかないか、はらいの向きで別の字になります。ならべて見くらべておぼえましょう。

にた漢字ちがい
右・石下が「口」か、「口」の上に横棒があるか
未・末上の横棒が短いか長いか
大・太点があるかないか
土・士下の横棒が長いか、上の横棒が長いか

書くときは一画ずつていねいに、形のちがいを意識すると、書きまちがいがへります。読みの問題でも、にた漢字を見まちがえないように気をつけましょう。

漢字を確実にするコツ

言葉の意味があいまいなときは言葉の意味の章を、学習全体の進め方は勉強法ガイドを参考にしてください。

この章を一問一答で練習!
日本語検定5級(漢字)の一問一答 →

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