日本語検定5級「語彙」の出題ポイント
日本語検定5級の語彙(ごい)は、言葉をたくさん覚えるだけでなく、「意味を正しく知っているか」「正しく使えるか」をやさしくたしかめる領域です。にた意味・反対の意味の言葉、身近な慣用句やことわざ、よく使う四字熟語、生活の中のカタカナ語が中心です。小学校で習う言葉が出るので、ふだんの言葉づかいを思い出しながら覚えましょう。
※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本語検定委員会 公式情報でご確認ください。
1. にた意味の言葉(類義語)
意味がにている言葉を「類義語(るいぎご)」といいます。言いかえができる言葉を知っておくと、文を読む力がのびます。
| 言葉 | にた意味の言葉 |
|---|---|
| うれしい | たのしい・よろこばしい |
| 大きい | でかい・巨大(きょだい)な |
| すぐに | さっそく・ただちに |
| たくさん | 大量・いっぱい |
| みんな | 全員・ぜんぶ |
2. 反対の意味の言葉(対義語)
意味が反対になる言葉を「対義語(たいぎご)」といいます。ペアで覚えるとわすれにくくなります。
| 言葉 | 反対の言葉 | 言葉 | 反対の言葉 |
|---|---|---|---|
| 大きい | 小さい | 高い | 低い・安い |
| 多い | 少ない | 明るい | 暗い |
| 暑い | 寒い | はやい | おそい |
| 強い | 弱い | 近い | 遠い |
「高い」は「ねだんが高い」なら反対は「安い」、「せが高い」なら反対は「低い」のように、場面で反対の言葉がかわることもあります。文の意味から考えましょう。
3. 身近な慣用句
いくつかの言葉が合わさって、もとの意味とちがう特別な意味をあらわす言いまわしを「慣用句(かんようく)」といいます。とくに、体の部分を使った慣用句が出やすいです。
| 慣用句 | 意味 |
|---|---|
| 手をかす | 手つだう |
| 目を丸くする | とてもおどろく |
| 耳をかたむける | 注意してよく聞く |
| 口が軽い | すぐ人に話してしまう |
| 足が出る | お金が予定よりかかる |
| 頭をひねる | いっしょうけんめい考える |
慣用句は、言葉そのままの意味ではなく、決まった意味があることに気をつけましょう。「手をかす」は本当に手をわたすのではなく「手つだう」という意味です。
4. 身近なことわざ
むかしから言いつたえられてきた、生活の知えや教えをみじかくまとめた言葉が「ことわざ」です。よく知られたやさしいものを覚えましょう。
| ことわざ | 意味 |
|---|---|
| ちりも積もれば山となる | 小さなことでも続ければ大きくなる |
| さるも木から落ちる | じょうずな人でも失敗することがある |
| 急がば回れ | 急ぐときほど安全な道を行くほうがよい |
| ねこに小ばん | よい物でも分からない人には役に立たない |
| 石の上にも三年 | がまん強く続ければいつかうまくいく |
5. やさしい四字熟語
漢字四文字でできた言葉を「四字熟語(よじじゅくご)」といいます。5級では、意味の分かりやすいものが出ます。
| 四字熟語 | 意味 |
|---|---|
| 一石二鳥(いっせきにちょう) | 一つのことで二つの得をすること |
| 十人十色(じゅうにんといろ) | 人それぞれ考えや好みがちがうこと |
| 一日千秋(いちじつせんしゅう) | とても待ち遠しいこと |
| 三日坊主(みっかぼうず) | あきっぽくて長く続かないこと |
| 自由自在(じゆうじざい) | 思いどおりにできること |
6. 生活の中のカタカナ語
外国から入ってきて、ふだんよく使う言葉を「カタカナ語」(外来語)といいます。意味と、日本語での言いかえを知っておきましょう。
| カタカナ語 | 意味・言いかえ |
|---|---|
| ルール | きまり |
| スピード | 速さ |
| プレゼント | おくり物 |
| チャレンジ | ちょうせん |
| グループ | 仲間・組 |
例題で考え方を確認
問 「弟は目を丸くしてびっくりした。」の「目を丸くする」の意味に近いものはどれ?
- とてもおどろく
- とてもねむくなる
- とてもおこる
考え方 「目を丸くする」は、おどろいて目を大きく開くようすからできた慣用句で、「とてもおどろく」という意味です。後ろの「びっくりした」もヒントになります。正解は1。慣用句は決まった意味があることを思い出しましょう。
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