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日本語検定4級「言葉の意味」の出題ポイント【中学卒業程度・やさしく解説】

日本語検定4級は中学校卒業程度のレベルで、「言葉の意味」では、語句のおおまかな意味を知っているか、文の流れに合う言葉を選べるかを問われます。むずかしい専門語ではなく、日常生活や学校・家庭でよく使う身近な言葉が中心です。この記事では、語句の意味のとらえ方、文脈に合う語の選び方、やさしい多義語、身近な慣用表現の意味を、例題つきで一つずつていねいに整理します。

※出題範囲は変わる場合があります。最新情報は必ず日本語検定委員会 公式情報でご確認ください。

「言葉の意味」領域の全体像

4級の「言葉の意味」は、言葉をたくさん暗記しているかよりも、その言葉がどんな意味かをだいたい正しくつかめているかを見る領域です。出てくる言葉は、中学生までに教科書や会話でふれる身近なものがほとんどなので、特別な勉強がなくても解ける問題もあります。ただし、似た意味の言葉や、字面とちがう意味の言葉では迷いやすいので、ポイントをおさえておくと安心です。出題のタイプは大きく次の4つに分けられます。

出題タイプ問われる力
語句の意味を選ぶある言葉の意味として正しいものを選ぶ
文脈に合う語を選ぶ文の空欄に、流れに合う言葉を入れる
やさしい多義語同じ言葉が文によってどの意味になるかを判断する
身近な慣用表現体の一部などを使った言い回しの意味を知る

1. 語句の意味を正しくつかむ

まずは、一つの言葉が「どんな意味か」をそのまま問われるタイプです。たとえば「いさましい」の意味としては「勇気があって、おそれずに立ち向かうようす」が正しく、「やさしい」「のんびりしている」などは別の意味です。その言葉を自分の知っている言葉で言いかえられるかを考えると、意味が思い出しやすくなります。

意味を覚えるときは、言葉だけでなく使う場面とセットで覚えるのがコツです。たとえば「あやふや」なら「あやふやな返事=はっきりしない返事」、「めざましい」なら「めざましい成長=目を見はるほどすばらしい成長」のように、よく使う言い回しごと覚えると意味がぶれません。

例題:語句の意味

たくみな手さばき」の「たくみな」の意味として正しいのはどれでしょう。

選択肢に「上手な/下手な/いそがしい/めずらしい」とあった場合、正解は「上手な」です。「たくみ(巧み)」は、わざや技術がすぐれていて上手なことを表します。言葉を実際の場面に当てはめて意味を確かめると、まちがいにくくなります。

2. 文脈に合う語を選ぶ

空欄に言葉を入れるタイプでは、文の前と後ろがどうつながっているかを読み取ることが大切です。「だから(順接)」「でも・しかし(逆接)」のような流れに気をつけると、入る言葉の方向が見えてきます。

たとえば「練習をがんばったので、本番では(  )成功した」という文では、空欄には良い結果に合う「みごとに」「うまく」が入ります。一方「練習をがんばったのに、本番では(  )失敗した」なら、ざんねんな気持ちに合う「あっさり」「あえなく」が合います。文末がよい結果か悪い結果かを先に見て、それに合う言葉を選ぶとよいでしょう。

例題:文脈判断

「弟は約束を(  )守る、しっかり者だ」

選択肢に「きちんと/うっかり/たまに/いやいや」とあった場合、「しっかり者だ」という良い評価に合うのは「きちんと」です。「うっかり」「たまに」「いやいや」を入れると、後ろの「しっかり者だ」と意味が合いません。空欄の言葉が文全体の感じと合っているかを必ず確かめましょう。

3. やさしい多義語を読み分ける

一つの言葉がいくつかの意味を持つものを「多義語」といいます。4級では、日常でよく使うやさしい多義語が出ます。その文ではどの意味で使われているかを、前後の言葉から判断します。

言葉文によってかわる意味
とる本をとる(手にする)/写真をとる(撮影する)/メモをとる(書きとめる)
かける電話をかける/こえをかける/時間をかける/いすにかける(すわる)
あがる気温があがる(上がる)/きんちょうしてあがる(落ち着きをなくす)
みるテレビをみる(見る)/妹のめんどうをみる(世話をする)

多義語の問題では、下線の引かれた言葉と同じ意味で使われている文を選ぶ形がよく出ます。下線の言葉を別の言葉に言いかえてみて、同じ言いかえができる文を探すと、正解が見つけやすくなります。

4. 身近な慣用表現の意味

体の一部や身近なものを使った言い回し(慣用表現)は、字面からは意味が想像しにくいものがあります。4級ではよく耳にするやさしいものが中心です。意味を一つずつ確認しておきましょう。

慣用表現意味
耳が痛い自分の弱点を言われてつらい
手をかす手伝う、力になる
口が軽いすぐにしゃべってしまう、秘密を守れない
足をはこぶわざわざ出かけていく
頭をひねるあれこれ考えて工夫する
水に流す過去のことをなかったことにする

慣用表現は、言葉そのものの意味(耳・手・口など)ではなく、言い回し全体で一つの意味になるのがポイントです。たとえば「耳が痛い」は本当に耳が痛いのではなく、「弱点を言われてつらい」という気持ちを表します。意味を取りちがえないよう、まとめて覚えてしまいましょう。

得点を伸ばす学習のコツ

漢字の意味や読みは漢字の章、送り仮名やかなづかいは表記の章で補強できます。全体の進め方は勉強法ガイドを参照してください。

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