危険物取扱者 乙種第6類「危険物の性質・火災予防・消火」の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種第6類「危険物の性質・火災予防・消火」の全44問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種第6類の危険物の性質・火災予防・消火に関する一問一答(全44問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.第6類危険物(酸化性液体)の最も本質的な特徴として正しいものはどれか。
- ア.それ自身は不燃性だが他の可燃物の燃焼を著しく促進する
- イ.分子内に酸素を含み外部酸素がなくても自己燃焼する
- ウ.水と激しく反応して可燃性ガス(水素等)を発生する
- エ.常温で容易に揮発し引火点が極めて低い
正解:ア.それ自身は不燃性だが他の可燃物の燃焼を著しく促進する
解説:第6類は酸化性液体。自身は不燃性物質だが、強力な酸化力により可燃物に酸素を供給し燃焼を著しく促進する。指定数量は一律300kg(全品共通)で第5類(自己反応性)とは対照的な性質。
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問2.第6類危険物の指定数量は、品名にかかわらず一律300kgである。
正解:○(正しい)
解説:危政令別表第3で第6類酸化性液体は過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物すべて指定数量300kg。第1〜5類のように品名別区分はない。
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問3.第6類危険物は不燃性であるため、火災予防上、可燃物と接触させても危険性はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第6類自体は不燃性だが、正しくは強酸化性により有機物・木材・紙・繊維等の可燃物と接触すると発火・爆発の危険があるため厳重に隔離する必要がある。
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問4.過塩素酸(HClO4)は無色の発煙性液体で、強酸性かつ強力な酸化剤である。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸HClO4は無色で空気中で発煙する強酸性液体。比重約1.77、加熱や有機物との接触で爆発的に分解(4HClO4→2Cl2+7O2+2H2O)する強酸化剤。
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問5.過塩素酸を木材・紙・布・アルコール等の有機物と接触させると、発火・爆発する危険がある。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸HClO4は有機物に対し強力な脱水・酸化作用を示し、紙・木片・エタノール等と接触すると瞬時に発火または爆発する。隔離貯蔵が必須。
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問6.過塩素酸は安定な物質で、長期間貯蔵しても全く分解しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過塩素酸HClO4は不安定で、常温でも徐々に分解し黄〜褐色に変色する。光・熱で分解が促進され、加熱では4HClO4→2Cl2+7O2+2H2Oと爆発的に分解する。
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問7.過塩素酸が皮膚に触れると、強酸性のため激しい薬傷(化学やけど)を起こす。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸HClO4はpH<0の超強酸で、皮膚・粘膜に触れると深い薬傷を生じる。蒸気を吸入すると気道粘膜を侵すため、保護具(耐酸手袋・ゴーグル・防護衣)必須。
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問8.過酸化水素(H2O2)は純粋なものは無色透明の粘性液体で、比重は水より大きい。
正解:○(正しい)
解説:純粋な過酸化水素H2O2は無色粘性のある液体で比重約1.44(水より大)。市販品は30%・35%水溶液(オキシドール3%は医薬品)で危険物該当は濃度36wt%以上。
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問9.過酸化水素H2O2の分解反応式 2H2O2→2H2O+O2 において、二酸化マンガン(MnO2)等の金属化合物は触媒となり分解を促進する。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素は2H2O2→2H2O+O2と分解し、MnO2・Pt・Fe3+・Cu2+等の触媒で激しく加速する。分解で発生する酸素により容器が破裂する危険があるため通気栓が必要。
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問10.過酸化水素の貯蔵容器は、内圧上昇による破裂を防ぐため密栓してはならず、通気のための穴を開けた栓(ガス抜き栓)を用いる。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2は分解で酸素を発生するため密栓すると破裂する。穴あき栓(通気栓・ガス抜き栓)で貯蔵し、冷暗所保管。第6類で密栓しないのは過酸化水素のみ。
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問11.過酸化水素の安定剤として、リン酸(H3PO4)や尿素(CO(NH2)2)等が用いられる。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2はリン酸・尿素・アセトアニリド・スズ酸ナトリウム等を分解抑制剤として添加し安定化する。アルカリ性で分解が促進されるため弱酸性で貯蔵。
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問12.過酸化水素は還元性のみを示し、酸化性は全く持たない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素H2O2は酸化性・還元性の両方を示す(中間酸化状態)。通常は強酸化剤として作用(H2O2+2H++2e-→2H2O)し、第6類酸化性液体に分類される。
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問13.過酸化水素は濃度3wt%以上含まれる水溶液であれば危険物第6類に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素H2O2は濃度36wt%以上が危険物第6類に該当。3%はオキシドール(医薬品扱い)で消防法上の危険物ではない。
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問14.硝酸(HNO3)を貯蔵する容器として、SUS304等のステンレス鋼は腐食されないため最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは濃硝酸HNO3はSUS304等のステンレスを徐々に腐食する。ガラス・陶器・耐酸性樹脂が標準で、アルミニウム・鉄は不動態化するため濃硝酸の容器として使われる。
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問15.発煙硝酸は、濃硝酸(約86%以上)に二酸化窒素(NO2)を加圧溶解させた赤褐色の液体で、普通硝酸より酸化力が強い。
正解:○(正しい)
解説:発煙硝酸は濃硝酸HNO3にNO2を溶解した赤褐色液体(赤煙硝酸)で、空気中で激しく発煙する。普通硝酸(濃度約60〜70%)より酸化力が強く、ロケット推進剤等に使用。
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問16.硝酸は加熱や光で分解し、二酸化窒素(NO2)と酸素を生じる。反応式は 4HNO3→4NO2+O2+2H2O である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3は熱・光で4HNO3→4NO2+O2+2H2Oと分解し、有毒な赤褐色の二酸化窒素NO2と酸素を発生する。このため褐色ビン・冷暗所保管が必須。
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問17.硝酸が皮膚に触れると、タンパク質を黄色に変色させる「キサントプロテイン反応」を起こす。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3はタンパク質中の芳香族アミノ酸(チロシン・トリプトファン)をニトロ化し黄色に変色させる。皮膚・粘膜・眼に重篤な薬傷を生じ、蒸気吸入は肺水腫の危険。
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問18.硝酸は二硫化炭素・アミン類・ヒドラジン等と接触すると、発火・爆発する危険がある。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3は強酸化剤のため、二硫化炭素CS2・アミン類・ヒドラジンN2H4・アセトン・アルコール等の還元性物質と激しく反応し発火・爆発する。隔離貯蔵必須。
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問19.ハロゲン間化合物(BrF3・BrF5・IF5)は、いずれも水と激しく反応し発熱する。
正解:○(正しい)
解説:三フッ化臭素BrF3・五フッ化臭素BrF5・五フッ化ヨウ素IF5は水と激しく反応し有毒なフッ化水素HFと酸素を発生(例: BrF3+2H2O→3HF+HBrO2)。注水厳禁。
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問20.ハロゲン間化合物の火災では、注水消火が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはハロゲン間化合物BrF3等は水と激しく反応するため注水厳禁。粉末消火剤(リン酸塩類)・乾燥砂・乾燥した粉末で消火する。第6類で唯一注水不可。
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問21.三フッ化臭素(BrF3)は無色の発煙性液体で、ガラス容器に貯蔵することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは三フッ化臭素BrF3はガラス・石英を激しく侵すためガラス容器は使用不可。ステンレス・モネル・ニッケル等の金属容器を使用する。フッ化水素HFも発生。
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問22.五フッ化ヨウ素(IF5)は、ハロゲン間化合物の中では比較的安定だが、水・有機物と激しく反応する。
正解:○(正しい)
解説:五フッ化ヨウ素IF5は無色液体で融点約9.4℃・沸点約100℃。ハロゲン間化合物の中では取扱いやすいが、水・有機物・金属と激しく反応しHF・I2等を生じる。
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問23.第6類危険物の火災予防として、直射日光を避け、冷暗所に貯蔵する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸・過酸化水素・硝酸はいずれも光・熱で分解促進されるため、直射日光を避け冷暗所(褐色ビン使用)で貯蔵。温度上昇による分解・容器破裂を防ぐ。
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問24.第6類危険物の運搬容器には、収納口を上に向けて積載し、品名と「可燃物接触注意」の表示が必要である。
正解:○(正しい)
解説:第6類は危則第44条で運搬容器の収納口を上向き、外部表示「危険物の品名・危険等級I・化学名・数量・可燃物接触注意」が必要。第1類と同じ表示。
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問25.第6類危険物の火災では、ハロゲン間化合物を除き、大量の水による希釈・冷却消火が原則である。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸・過酸化水素・硝酸は水溶性のため大量の水で希釈・冷却消火する。ハロゲン間化合物(BrF3等)のみ水と反応するため粉末・乾燥砂を使用。
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問26.第5類危険物が自己反応性物質(自身で燃焼)であるのに対し、第6類危険物は酸化性液体(他の可燃物の燃焼を促進)である。
正解:○(正しい)
解説:第5類は分子内酸素で自己燃焼(指定数量10/100kg)、第6類は不燃性だが強酸化力で他可燃物の燃焼促進(指定数量一律300kg)。性質は対照的。
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問27.過酸化水素・硝酸・過塩素酸はいずれも水によく溶け、水溶液は酸性を示す。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2(弱酸)・硝酸HNO3(強酸)・過塩素酸HClO4(超強酸)はいずれも水と任意の割合で混和し酸性。火災時の大量注水による希釈消火が可能。
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問28.硝酸の濃度が90%以上のものは「発煙硝酸」と呼ばれ、消防法上は第6類危険物に該当しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硝酸HNO3は比重1.40以上(おおむね濃度65%以上)のものが第6類危険物に該当する。発煙硝酸(赤煙硝酸)も品名「硝酸」に含まれ第6類危険物である。
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問29.過塩素酸は、加熱や衝撃を加えなくても、室温で水と接触するだけで激しく爆発反応する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過塩素酸HClO4は水と任意の割合で混和し希釈されるが爆発はしない。希釈時には多量の溶解熱を発するため、水に過塩素酸を少量ずつ加える方法をとる。
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問30.第6類危険物の保護液として、過酸化水素には灯油、過塩素酸には水が一般に用いられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類危険物には保護液は使用しない(過酸化水素は通気栓・他は密栓貯蔵)。保護液は第3類カリウム・ナトリウム(灯油)や黄リン(水)等の自然発火性物質で使用。
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問31.硝酸は銅(Cu)・銀(Ag)・水銀(Hg)等の金属と反応し、有毒な一酸化窒素や二酸化窒素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3は銅・銀・水銀を激しく腐食し有毒NO・NO2を生じる(Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2NO2+2H2O)。これらの金属容器は使用不可で、ガラス・陶器を用いる。
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問32.過酸化水素は鉄製容器に貯蔵することで、鉄イオンによる安定化作用が得られる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは鉄イオンFe3+は過酸化水素H2O2の分解触媒で激しく分解促進する。鉄製容器は厳禁で、ポリエチレン・アルミニウム製容器(通気栓)を用いる。
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問33.第6類危険物すべてに共通する性質として「分子内に多量の酸素を含み、衝撃で爆発する」ことが挙げられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは「分子内酸素で自己反応・衝撃爆発」は第5類の特徴。第6類は酸化性液体で、他の可燃物に酸素を供給して燃焼促進する不燃性液体である。
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問34.ハロゲン間化合物は、ほとんどの金属・非金属を酸化・フッ化する強力なフッ素化剤である。
正解:○(正しい)
解説:BrF3・BrF5・IF5はフッ素の電気陰性度が高く、ほぼ全ての元素を酸化・フッ化する。可燃物と接触すれば発火、水と反応してHF発生、ガラス容器も侵す。
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問35.硫酸(H2SO4、濃度98%の濃硫酸)は強酸性かつ吸湿性が高いため、消防法上の第6類危険物に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硫酸H2SO4は強酸だが酸化力が弱く第6類に非該当(消防法上の危険物ではない)。第6類は過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物等に限る。
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問36.第6類危険物の貯蔵において、過酸化水素のみ通気栓を用い、過塩素酸・硝酸・ハロゲン間化合物は密栓で貯蔵する。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2は分解でO2発生のため通気栓(穴あき栓)必須。他は密栓貯蔵。第6類で密栓ルールに例外があるのは過酸化水素のみが頻出論点。
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問37.過酸化水素の火災・分解事故への対応として、最も適切な処置はどれか。
- ア.二酸化炭素消火器で窒息消火する
- イ.大量の水で希釈・冷却する
- ウ.ハロゲン化物消火剤で抑制消火する
- エ.乾燥砂で覆って空気を遮断する
正解:イ.大量の水で希釈・冷却する
解説:過酸化水素H2O2は水溶性のため大量の水で希釈・冷却が最適。分解で発生するO2は他の可燃物の燃焼を促進するため、周囲の可燃物を排除しつつ多量注水で濃度を下げる。
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問38.硝酸を貯蔵する容器材料として最も不適切なものはどれか。
- ア.ガラス容器
- イ.陶器(陶磁器)
- ウ.銅(Cu)製容器
- エ.アルミニウム容器(濃硝酸用)
正解:ウ.銅(Cu)製容器
解説:誤りは銅。硝酸HNO3は銅・銀・水銀等の金属を激しく腐食し、有毒なNO・NO2を発生する(Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2NO2+2H2O)。アルミニウム・鉄は不動態化のため濃硝酸に耐性。
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問39.三フッ化臭素(BrF3)の火災に対し、絶対に使用してはならない消火剤はどれか。
- ア.乾燥砂
- イ.膨張ひる石・膨張真珠岩
- ウ.りん酸塩類粉末消火剤
- エ.水(注水・霧状水)
正解:エ.水(注水・霧状水)
解説:BrF3は水と激しく反応しHF・酸素を生じる(BrF3+2H2O→3HF+HBrO2)ため注水厳禁。粉末・乾燥砂・膨張ひる石等の窒息系を使用。第6類で唯一水が使えない品名。
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問40.第6類危険物すべてに共通する性質として正しいものはどれか。
- ア.不燃性の液体で強い酸化力を持つ
- イ.それ自身が燃焼する可燃性液体である
- ウ.水と反応して可燃性ガスを発生する
- エ.常温常圧で固体である
正解:ア.不燃性の液体で強い酸化力を持つ
解説:第6類酸化性液体に共通するのは「不燃性の液体」かつ「強い酸化力」。指定数量は一律300kg。可燃性液体は第4類、可燃性固体は第2類で全く別物。
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問41.過塩素酸(HClO4)の取扱いについて、誤っているものはどれか。
- ア.可燃物(紙・木片・アルコール)と隔離する
- イ.鉄製ふた付き容器に貯蔵する
- ウ.直射日光を避け冷暗所に保管する
- エ.保護具(耐酸手袋・ゴーグル)を着用して取扱う
正解:イ.鉄製ふた付き容器に貯蔵する
解説:誤りは鉄製ふた付き容器。過塩素酸HClO4は鉄等の金属を腐食するためガラス・陶器・耐酸性樹脂容器を使用。有機物(パッキン含む)の混入も避ける。
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問42.過酸化水素(H2O2)の分解を促進する物質として、最も該当しないものはどれか。
- ア.二酸化マンガン(MnO2)
- イ.白金(Pt)
- ウ.リン酸(H3PO4)・尿素
- エ.鉄イオン(Fe3+)・銅イオン(Cu2+)
正解:ウ.リン酸(H3PO4)・尿素
解説:リン酸H3PO4・尿素CO(NH2)2は過酸化水素の安定剤(分解抑制剤)で分解を遅らせる。MnO2・Pt・Fe3+・Cu2+は触媒として分解を促進する。
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問43.硝酸(HNO3)について、正しい記述はどれか。
- ア.比重1.0未満で水より軽い
- イ.光・熱で分解すると無害な水と窒素になる
- ウ.蒸気は無臭で人体への影響はない
- エ.アルミニウム・鉄は濃硝酸により不動態化し腐食されにくい
正解:エ.アルミニウム・鉄は濃硝酸により不動態化し腐食されにくい
解説:アルミニウム・鉄・クロムは濃硝酸により表面に酸化被膜(不動態膜)を形成し腐食されにくい。分解は4HNO3→4NO2+O2+2H2O(有毒NO2発生)、比重は約1.5(水より重い)。
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問44.ハロゲン間化合物について、正しい記述はどれか。
- ア.ほとんどの金属・非金属を酸化・フッ化する強酸化剤である
- イ.ガラス容器に貯蔵するのが標準である
- ウ.水と接触させても無反応で安定である
- エ.可燃物との接触では発火しない
正解:ア.ほとんどの金属・非金属を酸化・フッ化する強酸化剤である
解説:BrF3・BrF5・IF5はほとんどの元素を酸化・フッ化する強力なフッ素化剤。水と激しく反応しHF発生、ガラス・石英を侵すためステンレス容器使用、可燃物接触で発火爆発。