危険物取扱者 乙種第6類 全分野の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種第6類「全分野」の全208問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種第6類の全分野に関する一問一答(全208問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.物質が固体から直接気体に変化する状態変化を昇華といい、ヨウ素やドライアイス(固体二酸化炭素)が代表例である。
正解:○(正しい)
解説:昇華とは固体↔気体の相変化で液相を経ない。ヨウ素・ドライアイス・ナフタレン・樟脳が代表例。逆向き(気体→固体)も昇華と呼ぶ場合がある。
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問2.液体が気体に変化する状態変化を融解といい、このとき周囲から融解熱を吸収する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは液体→気体の変化は蒸発(または気化)であり、吸収する熱は蒸発熱(気化熱)。融解は固体→液体の変化で融解熱を吸収する。
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問3.比熱とは物質1gの温度を1K(1℃)上昇させるのに必要な熱量であり、水の比熱は約4.19J/(g・K)で物質中でも特に大きい。
正解:○(正しい)
解説:水の比熱4.19J/(g・K)は固体・液体中で極めて大きく、冷却剤として優れる理由。熱量Q=m・c・ΔTで計算する。
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問4.20℃の水500gを80℃まで加熱するのに必要な熱量は、水の比熱を4.2J/(g・K)とすると約63kJである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはQ=m・c・ΔT=500×4.2×(80-20)=126,000J=126kJ。約63kJではなく約126kJが正解。
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問5.密度とは単位体積あたりの質量(g/cm³またはkg/m³)であり、比重は4℃の水の密度を基準とした相対的な値で無次元量である。
正解:○(正しい)
解説:比重=物質の密度÷標準物質(通常4℃水=1.000g/cm³)の密度。無次元量。危険物では比重1未満→水に浮く、1超→沈むの判断に使う。
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問6.ボイルの法則は「一定温度で気体の体積は圧力に比例する」と表現され、PV=一定の関係は誤りである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはボイルの法則は「一定温度で気体の体積は圧力に反比例」しPV=一定。圧力が2倍になれば体積は1/2になる。
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問7.シャルルの法則によれば、圧力一定のとき気体の体積は絶対温度に比例し、V/T=一定の関係が成り立つ。
正解:○(正しい)
解説:シャルルの法則: P一定でV/T=一定(Tは絶対温度K)。0℃で体積V0の気体は温度上昇1℃ごとに(1/273)V0増加する。
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問8.オームの法則は電圧V・電流I・抵抗Rの関係を V=IR で表し、抵抗が一定なら電流は電圧に反比例する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはV=IRより I=V/R で、抵抗R一定なら電流Iは電圧Vに比例する。反比例ではなく比例関係。
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問9.静電気は2種類の絶縁性物質を摩擦したときに発生しやすく、湿度が低い乾燥環境ほど蓄積されやすい。
正解:○(正しい)
解説:静電気は摩擦帯電で生じ、湿度が高いと空気中水分を通じてリークするため蓄積しにくい。冬季・乾燥地で危険物移送時の着火源となる。
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問10.静電気の蓄積を防ぐため、危険物を取扱う容器・配管はすべて絶縁体(プラスチック)で覆うことが推奨される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは静電気を逃がすため金属容器・配管を接地(アース)し導電性を確保する。絶縁体は電荷が蓄積して放電火花を生じる原因となる。
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問11.酸化とは物質が酸素と化合する、水素を失う、または電子を失う反応であり、同時に相手物質は還元される。
正解:○(正しい)
解説:酸化と還元は同時進行(酸化還元反応)。酸化=酸素獲得/水素喪失/電子喪失。酸化剤は相手を酸化し自身は還元される。
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問12.酸化還元反応において、酸化される物質を酸化剤、還元される物質を還元剤と呼ぶ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは「相手を酸化する=自身は還元される物質」を酸化剤、「相手を還元する=自身は酸化される物質」を還元剤と呼ぶ。逆である。
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問13.pHは水素イオン濃度の常用対数の符号を反転した値で、pH=-log[H+]で定義され、pH7が中性、pH<7が酸性、pH>7が塩基性である。
正解:○(正しい)
解説:pH=-log10[H+]。25℃水のH+濃度=10⁻⁷mol/LでpH=7(中性)。pHが1減るとH+濃度は10倍になる対数尺度。
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問14.中和滴定では「酸の価数×酸のモル濃度×酸の体積=塩基の価数×塩基のモル濃度×塩基の体積」が成立する。
正解:○(正しい)
解説:中和の量的関係: a・Ca・Va = b・Cb・Vb (a,bは価数)。例えば0.1mol/L HCl 20mLと0.1mol/L NaOH 20mLで完全中和(共に1価)。
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問15.質量パーセント濃度10%の食塩水200g中には、食塩が10g溶けている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは質量%濃度=溶質質量÷溶液質量×100より、200g×10/100=20g。10gではなく20gが正解。
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問16.モル濃度(mol/L)は溶液1Lあたりに溶けている溶質のモル数を表し、溶質モル数÷溶液体積(L)で求められる。
正解:○(正しい)
解説:モル濃度C=n(mol)/V(L)。例えばNaOH 40g(=1mol)を水に溶かし全体1Lにすれば1mol/L溶液となる。
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問17.金属の単体のうち、ナトリウム・カリウム・カルシウムなどのアルカリ金属・アルカリ土類金属は水と激しく反応して酸素を発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはアルカリ金属・アルカリ土類金属は水と反応して水素を発生する(2Na+2H2O→2NaOH+H2)。酸素ではない。第3類危険物の禁水性物質。
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問18.二酸化炭素(CO2)は無色・有臭の気体で、空気より軽く水に溶けにくい性質をもつ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはCO2は無色・無臭の気体で、空気より重く(分子量44>空気29)、水にはやや溶け炭酸となる。窒息消火に有効。
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問19.有機化合物は炭素を骨格とする化合物で、一般に融点・沸点が高く、水によく溶け不燃性のものが多い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは有機化合物は一般に融点・沸点が低く、水に溶けにくく可燃性のものが多い。逆の記述。第4類危険物の大半が該当する性質。
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問20.メタン(CH4)・エタン(C2H6)・プロパン(C3H8)はいずれも分子内に二重結合をもつ不飽和炭化水素である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはこれらは単結合のみのアルカン(飽和炭化水素・一般式CnH2n+2)。二重結合をもつのはアルケン(CnH2n、エチレンなど)。
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問21.燃焼の3要素は「可燃物・窒素・点火源」であり、このうちいずれか1つを除去すれば燃焼は停止する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは燃焼の3要素は「可燃物・酸素供給体(支燃物)・点火源」。窒素は不活性ガスで燃焼に関与しない(むしろ窒息消火に利用)。
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問22.ろうそくやガソリンの燃焼は固体表面が直接酸素と反応する表面燃焼に分類される。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはろうそく・ガソリンは液体(または融解液体)が蒸発した蒸気が燃える蒸発燃焼。表面燃焼はコークス・木炭など固体表面の反応。
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問23.木材・紙・石炭などは加熱により可燃性ガスを発生し、そのガスが燃える分解燃焼に分類される。
正解:○(正しい)
解説:分解燃焼: 固体が熱分解で可燃ガスを生じそれが燃える。木材・紙・石炭・プラスチックが該当。蒸発燃焼(硫黄・ナフタレン)と区別。
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問24.拡散燃焼とは可燃性気体と空気をあらかじめ混合してから燃やす燃焼形式で、ブンゼンバーナーが代表例である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは可燃ガスと空気を予め混合するのは予混合燃焼(ブンゼンバーナー)。拡散燃焼は可燃ガスが空気中に拡散しながら燃える(ろうそく炎・ガス漏れ火災)。
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問25.引火点とは可燃性液体の表面に点火源を近づけたとき引火するのに十分な濃度の蒸気を発生する最低液温をいう。
正解:○(正しい)
解説:引火点では蒸気濃度=燃焼下限界に達する。ガソリン-40℃以下、灯油40〜60℃、軽油45℃以上。第4類危険物の品名分類基準。
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問26.発火点とは外部の点火源なしに物質が空気中で自然に発火する最低温度であり、一般に引火点よりも低い値となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは発火点は引火点より高い(ガソリン引火点-40℃以下/発火点約300℃)。点火源なしで燃え出すには高温が必要。
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問27.燃焼範囲(爆発範囲)とは可燃性蒸気と空気の混合気が燃焼可能な蒸気濃度の範囲であり、下限値と上限値は容量パーセント(vol%)で表される。
正解:○(正しい)
解説:燃焼範囲(vol%): ガソリン1.4〜7.6、灯油1.1〜6.0、アセチレン2.5〜81。下限以下は希薄・上限以上は過濃で燃えない。
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問28.燃焼範囲が広く下限値が低い物質ほど引火危険性は低くなる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは燃焼範囲が広く下限が低いほど引火しやすく危険性は高い。アセチレン(2.5〜81)は範囲が広く極めて危険。
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問29.除去消火とは可燃物そのものを取り除いて燃焼を停止させる方法で、ガス栓を閉める、ろうそくを吹き消すなどが該当する。
正解:○(正しい)
解説:除去消火: 燃焼3要素のうち可燃物を取り除く。ガス栓閉鎖・延焼防止のための除去・ろうそくの吹消(可燃蒸気の吹き飛ばし)。
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問30.窒息消火とは空気中の酸素濃度を約14〜15%以下に下げて燃焼を停止させる方法で、二酸化炭素消火器や泡消火器が該当する。
正解:○(正しい)
解説:窒息消火: 酸素濃度を約15%以下に低下。CO2消火器(不活性ガス)・泡消火器(泡で被覆)・乾燥砂・不燃性シートが該当。
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問31.冷却消火は燃焼物から熱を奪い温度を引火点未満に下げる方法で、水消火器による注水消火が代表例である。
正解:○(正しい)
解説:冷却消火: 水の高い気化熱(約2257J/g)を利用し温度を引火点以下に低下。普通火災(A火災)に有効、油火災(B火災)には不適。
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問32.抑制(負触媒)消火は燃焼の連鎖反応を物理的に切断する方法で、強化液消火器とハロゲン化物消火器が代表例である。
正解:○(正しい)
解説:抑制消火: ラジカル反応を負触媒(ハロゲン)で停止。ハロゲン化物消火器・粉末消火器(リン酸塩・炭酸水素塩)が該当。
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問33.次のうち、状態変化と熱の関係として誤っているものはどれか。
- ア.融解(固→液)では融解熱を吸収する
- イ.凝固(液→固)では凝固熱を放出する
- ウ.凝縮(気→液)では凝縮熱を放出する
- エ.蒸発(液→気)では蒸発熱を放出する
正解:エ.蒸発(液→気)では蒸発熱を放出する
解説:蒸発は液体が気体になる際に周囲から蒸発熱を吸収する(吸熱反応)。放出ではない。汗の蒸発で体温が下がるのもこの原理。他3つは正しい。
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問34.10℃の水200gに50℃のお湯400gを混ぜたとき、熱の損失がないとすれば最終温度は何℃になるか(水の比熱は同一とする)。
- ア.約36.7℃
- イ.約30℃
- ウ.約40℃
- エ.約45℃
正解:ア.約36.7℃
解説:熱量保存則: 200×(T-10)=400×(50-T) → 200T-2000=20000-400T → 600T=22000 → T≒36.7℃。質量加重平均で求める。
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問35.ある気体が27℃・1.0×10⁵Paで体積2.0Lを占めている。これを127℃・2.0×10⁵Paに変えたときの体積として正しいものはどれか。
- ア.約0.75L
- イ.約1.33L
- ウ.約2.67L
- エ.約4.00L
正解:イ.約1.33L
解説:ボイル・シャルルの法則 P1V1/T1=P2V2/T2。1.0×10⁵×2.0/300 = 2.0×10⁵×V2/400 → V2=(1.0×2.0×400)/(2.0×300)≒1.33L。温度はK換算(27℃=300K、127℃=400K)。
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問36.比重0.75のガソリン200Lの質量はおよそ何kgか。
- ア.100kg
- イ.200kg
- ウ.150kg
- エ.267kg
正解:ウ.150kg
解説:質量=体積×密度=200L×0.75kg/L=150kg。比重0.75とは水(1kg/L)に対し0.75kg/Lの意。第4類危険物は比重1未満で水に浮く。
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問37.電圧100V、抵抗20Ωの回路に流れる電流の値として正しいものはどれか。
- ア.0.2A
- イ.2A
- ウ.20A
- エ.5A
正解:エ.5A
解説:オームの法則 I=V/R=100/20=5A。電力P=VI=100×5=500W=0.5kWも合わせて押さえる。
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問38.静電気による着火を防止する方法として、最も適切でないものはどれか。
- ア.湿度を低く保ち乾燥状態を維持する
- イ.金属容器・配管を接地(アース)する
- ウ.流速を遅くしてゆっくり注入する
- エ.導電性のある材料・添加剤を使用する
正解:ア.湿度を低く保ち乾燥状態を維持する
解説:湿度を低く保つのは誤り。湿度を高くする(70%以上推奨)と水分を介して電荷がリークし蓄積防止。他3つは静電気対策の基本。
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問39.0.1mol/Lの塩酸(HCl)20mLを完全中和するのに必要な0.05mol/L水酸化ナトリウム(NaOH)の体積として正しいものはどれか。
- ア.10mL
- イ.40mL
- ウ.30mL
- エ.20mL
正解:イ.40mL
解説:中和の量的関係 a・Ca・Va=b・Cb・Vb。1×0.1×20=1×0.05×Vb → Vb=2/0.05=40mL。共に1価酸塩基。
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問40.次の物質の組合せのうち、両方とも酸化剤として作用するものはどれか。
- ア.水素・ナトリウム
- イ.硫化水素・ヨウ化カリウム
- ウ.過マンガン酸カリウム・過酸化水素
- エ.アンモニア・一酸化炭素
正解:ウ.過マンガン酸カリウム・過酸化水素
解説:過マンガン酸カリウム(KMnO4)・過酸化水素(H2O2)はともに酸化剤(相手から電子を奪う)。①②④は還元剤として作用する物質。
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問41.次のうち燃焼形態の分類として誤っているものはどれか。
- ア.硫黄・ナフタレン → 蒸発燃焼
- イ.木材・紙 → 分解燃焼
- ウ.木炭・コークス → 表面燃焼
- エ.ガソリン → 内部(自己)燃焼
正解:エ.ガソリン → 内部(自己)燃焼
解説:ガソリンは蒸発燃焼(蒸気が燃える)が正しい。内部(自己)燃焼はニトロセルロース・セルロイド等、分子内酸素で燃える第5類危険物が該当。
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問42.可燃性液体の引火危険性が最も高いものはどれか。
- ア.引火点-40℃、燃焼範囲1.4〜7.6vol%
- イ.引火点40℃、燃焼範囲1.1〜6.0vol%
- ウ.引火点70℃、燃焼範囲0.7〜5.0vol%
- エ.引火点250℃、燃焼範囲0.6〜6.5vol%
正解:ア.引火点-40℃、燃焼範囲1.4〜7.6vol%
解説:引火点が低いほど常温で蒸気を発生しやすく危険性が高い。①はガソリン相当(引火点-40℃)で最も危険。④はギヤ油等で常温では引火しない。
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問43.二酸化炭素消火器が消火に利用する原理として最も主要なものはどれか。
- ア.除去消火
- イ.窒息消火
- ウ.冷却消火
- エ.抑制消火
正解:イ.窒息消火
解説:CO2消火器は不活性ガスで燃焼面を覆い酸素濃度を低下させる窒息消火が主作用。気化時の冷却効果も副次的にあるが主は窒息。
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問44.次の油火災(B火災)の消火方法のうち、最も不適切なものはどれか。
- ア.泡消火器による窒息消火
- イ.粉末消火器による抑制消火
- ウ.棒状注水による冷却消火
- エ.二酸化炭素消火器による窒息消火
正解:ウ.棒状注水による冷却消火
解説:油火災に棒状注水は厳禁。水より軽い油が水面に広がり延焼拡大、また水蒸気爆発の危険。泡・粉末・CO2が適切。
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問45.消火の3要素(除去・窒息・冷却)に加えた第4の消火作用として正しいものはどれか。
- ア.断熱作用
- イ.希釈作用
- ウ.放射作用
- エ.抑制(負触媒)作用
正解:エ.抑制(負触媒)作用
解説:燃焼の連鎖反応(ラジカル反応)を負触媒で停止させる抑制作用が第4の消火法。ハロゲン化物・粉末消火剤が該当する。
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問46.消防法上の危険物とは、消防法別表第一の品名欄に掲げる物品で、同表に定める区分に応じ同表の性質欄に掲げる性状を有するものをいう。
正解:○(正しい)
解説:消防法第2条第7項により、危険物は別表第一の品名欄掲記の物品で同表性質欄の性状を有するものと定義されます。第6類は酸化性液体に区分されます。
根拠:消防法 第2条 (出典: e-Gov法令検索)
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問47.第6類危険物の過酸化水素は、濃度が36重量パーセント未満のものでも消防法上の危険物に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素は濃度36重量パーセント以上のものが消防法上の危険物(第6類)に該当します(危政令別表第三備考)。それ未満は危険物に該当しません。
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問48.硝酸は比重が1.82以上のものが消防法上の第6類危険物に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸は比重が1.40以上のもの(おおむね濃度65%以上)が第6類危険物に該当します。1.82は発煙硝酸でも到達しない比重で要件として不正確です。
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問49.第6類危険物の指定数量はすべて300キログラムである。
正解:○(正しい)
解説:危険物の規制に関する政令別表第三により、第6類危険物(過塩素酸・過酸化水素・硝酸・その他のもので政令で定めるもの・ハロゲン間化合物)の指定数量は一律300kgです。
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問50.危険物を貯蔵し又は取り扱う場合、指定数量以上の場合は危険物施設の許可が必要だが、指定数量未満は市町村条例の規制を受ける。
正解:○(正しい)
解説:消防法第9条の4により、指定数量未満の危険物(少量危険物)の貯蔵・取扱基準は市町村条例で定められます。指定数量以上は同法第10条で許可制となります。
根拠:消防法 第9条の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問51.製造所等を設置しようとする者は、消防庁長官の許可を受けなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは製造所等の設置許可権者は、消防本部及び消防署を置く市町村の区域では市町村長、その他の区域では都道府県知事です(消防法第11条)。消防庁長官ではありません。
根拠:消防法 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問52.屋外タンク貯蔵所のうち容量が1,000キロリットル以上のものは、特定屋外タンク貯蔵所として規制される。
正解:○(正しい)
解説:危政令第8条の2の3により、容量1,000kL以上の屋外タンク貯蔵所は特定屋外タンク貯蔵所とされ、基礎・地盤・タンク本体に厳格な技術基準が適用されます。
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問53.製造所等の位置・構造・設備を変更しようとするときは、変更工事に着手した後に市町村長等に届け出ればよい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは位置・構造・設備の変更は工事着手前に市町村長等の許可を受ける必要があります(消防法第11条第1項)。事後届出ではなく事前許可制です。
根拠:消防法 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問54.製造所等を設置し、変更工事を完了したときは、市町村長等の完成検査を受け、技術基準に適合していると認められた後でなければ使用してはならない。
正解:○(正しい)
解説:消防法第11条第5項により、完成検査を受け技術基準適合と認められて初めて使用を開始できます。違反すると使用停止命令や許可取消の対象となります。
根拠:消防法 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問55.危険物の品名・指定数量の倍数を変更する場合、変更しようとする日の7日前までに市町村長等に届け出る必要がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは消防法第11条の4により、品名・数量・指定数量の倍数の変更は変更しようとする日の10日前までに市町村長等に届け出ることが必要です。7日前ではなく10日前です。
根拠:消防法 第11条の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問56.製造所等の所有者・管理者・占有者は、危険物保安監督者を選任したときは、遅滞なく市町村長等に届け出なければならない。
正解:○(正しい)
解説:消防法第13条第2項により、危険物保安監督者の選任・解任時は遅滞なく市町村長等に届け出る義務があります。届出を怠ると30万円以下の罰金です。
根拠:消防法 第13条 (出典: e-Gov法令検索)
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問57.危険物保安監督者は、甲種または乙種危険物取扱者で、製造所等において1年以上の危険物取扱実務経験を有する者から選任する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは危政令第31条の2により、保安監督者は甲種または乙種危険物取扱者で6か月以上の実務経験を有する者から選任します。1年ではなく6か月以上です。丙種は対象外です。
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問58.丙種危険物取扱者は、第6類危険物の取扱作業に立ち会うことができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは丙種危険物取扱者は第4類のうち特定品目(ガソリン・灯油・軽油・重油等)のみ取扱可能で、立会いはできません。第6類は乙種第6類または甲種が必要です。
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問59.甲種危険物取扱者は、すべての類の危険物について、自ら取扱い及び立会いができる。
正解:○(正しい)
解説:消防法第13条の2により、甲種危険物取扱者は第1類から第6類まですべての危険物について取扱い及び無資格者の立会いができます。
根拠:消防法 第13条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問60.乙種第6類危険物取扱者は、過酸化水素のほか、硝酸・過塩素酸・ハロゲン間化合物も取り扱うことができる。
正解:○(正しい)
解説:乙種第6類は第6類(酸化性液体)全般を取り扱える資格で、過塩素酸・過酸化水素・硝酸・その他のもので政令で定めるもの(ハロゲン間化合物)すべてに対応します。
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問61.危険物取扱者免状は、これを取得した都道府県内でのみ有効である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは危険物取扱者免状は全国で有効です(消防法第13条の2第3項)。交付地に関係なく日本全国どの製造所等でも使用できます。
根拠:消防法 第13条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問62.危険物取扱者は、免状の記載事項に変更が生じたときは、当該免状を交付した都道府県知事又は居住地若しくは勤務地を管轄する都道府県知事に書換えを申請する。
正解:○(正しい)
解説:危則第51条により、氏名・本籍地等の変更時は交付都道府県知事または居住地・勤務地の都道府県知事に書換え申請を行います。遅滞なく行う必要があります。
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問63.危険物取扱者免状を亡失して再交付を受けた者が、亡失した免状を発見した場合、これを30日以内に再交付を受けた都道府県知事に提出する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは亡失免状を発見した場合は10日以内に再交付を受けた都道府県知事に提出します(危則第51条の3)。30日ではなく10日です。
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問64.危険物保安監督者を定めなければならない製造所等として、給油取扱所はその貯蔵量にかかわらず該当する。
正解:○(正しい)
解説:危政令第31条の2により、給油取扱所・移送取扱所は貯蔵・取扱う危険物の種類・数量にかかわらず保安監督者の選任が必要です。
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問65.危険物保安統括管理者は、第4類危険物を指定数量の3,000倍以上取り扱う製造所・一般取扱所、又は移送取扱所を有する事業所に選任する。
正解:○(正しい)
解説:消防法第12条の7・危政令第30条の3により、第4類危険物を指定数量3,000倍以上取り扱う事業所等に保安統括管理者の選任が義務付けられます。資格要件はありません。
根拠:消防法 第12条の7 (出典: e-Gov法令検索)
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問66.予防規程は、製造所等の所有者・管理者・占有者が定め、市町村長等の認可を受ける必要がある。
正解:○(正しい)
解説:消防法第14条の2により、予防規程は所有者等が定め、市町村長等の認可を受けなければなりません。変更時も認可が必要です。
根拠:消防法 第14条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問67.予防規程は、すべての製造所等において必ず作成しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは予防規程の作成義務は危政令第37条で定められた一定規模以上の製造所等(指定数量倍数の閾値あり)に限られます。すべての施設に義務があるわけではありません。
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問68.定期点検は、原則として1年に1回以上行い、点検記録を5年間保存しなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは危則第62条の4・第62条の7により、定期点検は1年に1回以上実施し、点検記録は3年間保存します。5年間ではなく3年間です。地下タンク等は別途漏れの点検も必要です。
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問69.地下タンクを有する製造所等の漏れの点検は、原則として5年に1回以上行わなければならない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは地下貯蔵タンク等の漏れの点検は原則として1年に1回以上行います(危則第62条の5の2)。5年に1回ではありません。
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問70.定期点検は、危険物取扱者又は危険物施設保安員が行うほか、危険物取扱者の立会いがあれば資格のない者でも実施できる。
正解:○(正しい)
解説:危則第62条の6により、定期点検は危険物取扱者・危険物施設保安員が行うほか、危険物取扱者の立会いの下であれば他の者も実施可能です。
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問71.保安検査は、特定屋外タンク貯蔵所及び移送取扱所のうち一定規模以上のものについて、市町村長等が行う。
正解:○(正しい)
解説:消防法第14条の3により、特定屋外タンク貯蔵所及び一定の移送取扱所は定期保安検査の対象となり、市町村長等が実施します。
根拠:消防法 第14条の3 (出典: e-Gov法令検索)
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問72.製造所等で危険物の流出その他の事故が発生したとき、応急措置を講じた者は事故の状況を直ちに消防署又は警察署に通報すればよく、市町村長等への届出は不要である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは事故発見者は直ちに応急措置をし、消防署・警察署等に通報するとともに、所有者等は事故概要を市町村長等にも届け出る必要があります(消防法第16条の3)。
根拠:消防法 第16条の3 (出典: e-Gov法令検索)
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問73.危険物を運搬する場合、運搬容器の外部には「危険等級」「品名」「化学名」「数量」「注意事項」等を表示しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:危政令第29条・危則第44条により、運搬容器の外部表示として品名・危険等級・化学名・水溶性(第4類のみ)・数量・注意事項の表示が義務付けられます。
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問74.第6類危険物の運搬容器の外部に表示する注意事項は「火気・衝撃注意」「可燃物接触注意」「禁水」である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類危険物の運搬容器の注意事項表示は「可燃物接触注意」のみです(危則第44条)。「火気・衝撃注意」「禁水」は第1類無機過酸化物等の表示で、第6類とは異なります。
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問75.第6類危険物と第1類危険物は、運搬時の混載が禁止されている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類と第1類は運搬時の混載が認められています(危則別表第四)。第6類が混載禁止となるのは第2類・第3類・第4類・第5類です。
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問76.指定数量の10分の1以下の危険物を運搬する場合、運搬容器の外部表示や混載基準の制限は適用されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは指定数量10分の1以下でも運搬容器・積載方法・運搬方法の基準は適用されます。混載禁止規制のみが10分の1以下で適用除外です(危則第46条)。
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問77.危険物を移送する移動タンク貯蔵所には、当該危険物を取り扱える危険物取扱者が乗車し、免状を携帯しなければならない。
正解:○(正しい)
解説:消防法第16条の2により、移動タンク貯蔵所による危険物移送には対応する危険物取扱者の乗車と免状携帯が義務です。違反は罰則の対象となります。
根拠:消防法 第16条の2 (出典: e-Gov法令検索)
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問78.次のうち、消防法上の第6類危険物に該当しないものはどれか。
- ア.発煙硫酸
- イ.過酸化水素(濃度50%)
- ウ.硝酸(比重1.50)
- エ.過塩素酸
正解:ア.発煙硫酸
解説:発煙硫酸は消防法上の危険物ではありません。第6類は過塩素酸・過酸化水素(36%以上)・硝酸(比重1.40以上)・ハロゲン間化合物等です。
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問79.危険物保安監督者を必ず選任しなければならない製造所等はどれか。
- ア.移動タンク貯蔵所
- イ.給油取扱所
- ウ.屋内貯蔵所(指定数量10倍未満)
- エ.屋外貯蔵所(指定数量5倍未満)
正解:イ.給油取扱所
解説:給油取扱所と移送取扱所は貯蔵・取扱量にかかわらず必ず保安監督者を選任します(危政令第31条の2)。移動タンク貯蔵所は選任義務がありません。
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問80.製造所等の許可申請等の権限について正しいものはどれか。
- ア.消防本部・消防署を置く市町村区域では市町村長が許可権者となる
- イ.すべての製造所等の許可は都道府県知事が行う
- ウ.移送取扱所は常に消防庁長官が許可する
- エ.完成検査前検査は警察署長が実施する
正解:ア.消防本部・消防署を置く市町村区域では市町村長が許可権者となる
解説:消防法第11条により、消防本部・消防署設置市町村区域では市町村長、それ以外は都道府県知事が許可権者です。2以上の市町村にまたがる移送取扱所は都道府県知事または総務大臣が許可します。
根拠:消防法 第11条 (出典: e-Gov法令検索)
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問81.予防規程に定めるべき事項として、適切でないものはどれか。
- ア.従業員の給与体系に関する事項
- イ.保安教育に関する事項
- ウ.危険物の保安に関する業務分掌・組織
- エ.災害発生時の応急措置に関する事項
正解:ア.従業員の給与体系に関する事項
解説:従業員の給与体系は予防規程の記載事項ではありません。危則第60条の2により、業務分掌・保安教育・点検・運転・応急措置・記録の保存等の保安に関する事項を定めます。
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問82.危険物取扱者免状の保安講習について、正しい記述はどれか。
- ア.受講地は免状交付都道府県に限られる
- イ.現に危険物取扱作業に従事している者が受講対象である
- ウ.受講しなかった場合、直ちに免状が失効する
- エ.免状の交付を受けたすべての者は3年に1回受講義務がある
正解:イ.現に危険物取扱作業に従事している者が受講対象である
解説:消防法第13条の23により、現に危険物取扱作業に従事する危険物取扱者が保安講習の受講対象です。原則3年以内ごとに受講し、未受講は免状返納命令の対象となります。
根拠:消防法 第13条の23 (出典: e-Gov法令検索)
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問83.次の運搬時の混載組合せのうち、認められているものはどれか(指定数量10分の1超)。
- ア.第6類と第2類
- イ.第6類と第3類
- ウ.第6類と第1類
- エ.第6類と第5類
正解:ウ.第6類と第1類
解説:危則別表第四により、第6類と混載できるのは第1類のみです。第2類・第3類・第4類・第5類との混載は禁止されています(指定数量10分の1以下を除く)。
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問84.屋外タンク貯蔵所の保安距離として、住居(同一敷地外)に対し確保すべき距離はどれか。
- ア.10m以上
- イ.3m以上
- ウ.20m以上
- エ.30m以上
正解:ア.10m以上
解説:危政令第11条により、屋外タンク貯蔵所の保安距離は住居(同一敷地外)に対し10m以上です。学校・病院は30m以上、重要文化財は50m以上等と対象により異なります。
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問85.次のうち、定期点検を実施しなければならない製造所等として正しい組合せはどれか。
- ア.販売取扱所(第一種)・第二種販売取扱所
- イ.地下タンクを有する給油取扱所・移動タンク貯蔵所
- ウ.屋内タンク貯蔵所・簡易タンク貯蔵所
- エ.屋外貯蔵所(指定数量5倍以下)・簡易タンク貯蔵所
正解:イ.地下タンクを有する給油取扱所・移動タンク貯蔵所
解説:危政令第8条の5により、地下タンクを有する製造所・給油取扱所・移動タンク貯蔵所・移送取扱所等が定期点検義務の対象です。販売取扱所・簡易タンク貯蔵所等は対象外です。
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問86.次の事故事例の対応として、不適切なものはどれか。
- ア.復旧作業終了まで消防機関への通報は留保する
- イ.事故概要を所有者等が市町村長等に届け出る
- ウ.応急措置として土のう等による拡散防止を行う
- エ.流出事故発見者は直ちに応急措置を講じる
正解:ア.復旧作業終了まで消防機関への通報は留保する
解説:消防法第16条の3により、事故発見者は直ちに応急措置を講じるとともに、消防署・警察署等に通報する必要があります。通報を留保することは認められません。
根拠:消防法 第16条の3 (出典: e-Gov法令検索)
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問87.危険物施設に対する両罰規定について、正しい記述はどれか。
- ア.違反行為者個人のみが処罰される
- イ.違反行為者と法人等の双方が処罰対象となる
- ウ.市町村長等の命令違反は刑事罰の対象外である
- エ.法人の代表者は両罰規定の対象外である
正解:イ.違反行為者と法人等の双方が処罰対象となる
解説:消防法第45条の両罰規定により、法人の代表者・代理人・使用人等が業務に関し違反したとき、行為者の処罰に加え法人にも罰金刑が科されます。
根拠:消防法 第45条 (出典: e-Gov法令検索)
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問88.指定数量の倍数計算について、過酸化水素300kgと硝酸600kgを同一施設で貯蔵する場合の倍数はどれか。
- ア.2.0倍
- イ.1.0倍
- ウ.3.0倍
- エ.4.5倍
正解:ウ.3.0倍
解説:第6類の指定数量はいずれも300kg。倍数は各物品の貯蔵量÷指定数量の合計=300/300+600/300=1+2=3倍となります(危政令第1条の11)。
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問89.市町村長等が製造所等の所有者等に対して行うことができる処分として、正しいものはどれか。
- ア.完成検査前の使用は無条件に許される
- イ.技術基準維持命令・使用停止命令・許可の取消しを行える
- ウ.危険物保安監督者の解任命令を行うことはできない
- エ.予防規程の変更命令は都道府県知事のみが行える
正解:イ.技術基準維持命令・使用停止命令・許可の取消しを行える
解説:消防法第12条・第12条の2により、市町村長等は基準維持命令・使用停止命令・許可取消し・危険物保安監督者の解任命令等を行えます。違反時の重要な行政処分権限です。
根拠:消防法 第12条 (出典: e-Gov法令検索)
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問90.第5類(自己反応性物質)と第6類(酸化性液体)の性質を比較した記述として最も適切なものはどれか。
- ア.両類とも自己燃焼性を持ち外部酸素なしで燃焼継続する
- イ.第5類は分子内に酸素を含み自己燃焼し、第6類は不燃性だが他の可燃物の燃焼を促進する
- ウ.第5類は酸化性液体で、第6類は自己反応性物質である
- エ.両類とも液体に限定され固体は含まれない
正解:イ.第5類は分子内に酸素を含み自己燃焼し、第6類は不燃性だが他の可燃物の燃焼を促進する
解説:第5類は自己反応性物質で分子内酸素により自己燃焼するのに対し、第6類は酸化性液体でそれ自体は不燃性だが酸素を供給して可燃物の燃焼を著しく促進する点が本質的に異なる。
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問91.第1類(酸化性固体)と第6類(酸化性液体)はいずれもそれ自体が不燃性であり、可燃物・有機物との接触で激しい燃焼や爆発を起こす危険性を持つ。
正解:○(正しい)
解説:両類は状態(固体/液体)が異なるが、酸素供給源として可燃物の燃焼を著しく促進する強酸化剤である点で共通する。可燃物との隔離が共通の貯蔵原則となる。
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問92.第1類と第6類は混載が禁止されている(運搬上の混載制限による)。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第1類と第6類は混載可能である。危規則別表第4の混載可否表で両類は同じ酸化性として混載が認められる。混載禁止は第6類と第2・3・4・5類の組合せ。
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問93.過酸化水素60%水溶液を金属容器に長期保存しても、容器表面の酸化皮膜により分解は起こらない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素は金属(鉄・銅・マンガン等)と接触すると分解触媒として作用し、急激な分解で酸素放出・容器破裂事故を起こす。保管は安定剤入りでガラス・ポリエチレン容器を用いる。
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問94.濃硝酸は鉄・アルミニウム・クロムを不動態化させるため、これらの金属製容器での貯蔵・輸送が可能である。
正解:○(正しい)
解説:濃硝酸(おおむね60%以上)は鉄・Al・Crの表面に緻密な酸化皮膜(不動態)を形成し、内部腐食が進行しない。このためステンレス・アルミタンクで輸送される。希硝酸では不動態化せず激しく腐食。
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問95.ハロゲン間化合物(三フッ化臭素・五フッ化臭素・五フッ化ヨウ素)と水との接触時に起こる現象として最も適切なものはどれか。
- ア.水に溶解して中性の安定な水溶液となる
- イ.水と反応して可燃性の水素ガスを発生する
- ウ.激しく反応してフッ化水素酸やハロゲン酸素酸を生成し発熱する
- エ.水と層を成すが反応せず分離する
正解:ウ.激しく反応してフッ化水素酸やハロゲン酸素酸を生成し発熱する
解説:ハロゲン間化合物は水と激しく反応し、フッ化水素・ハロゲン酸素酸(次亜臭素酸等)を生成しつつ多量の熱を放出する。このため絶対に水系消火剤を使ってはならず、乾燥砂・粉末(炭酸水素塩類)で対応する。
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問96.硝酸の指定数量は300kgであり、過酸化水素・ハロゲン間化合物も同じ300kgの指定数量が定められている。
正解:○(正しい)
解説:第6類危険物の指定数量は全品目一律300kg(危政令別表第3)。第1種から第3種までの細分化はない。重量基準で運用される点が他類と異なる特徴。
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問97.硝酸200kgと過酸化水素100kgを同一事業所で貯蔵する場合の指定数量の倍数を計算した値として正しいものはどれか。
- ア.0.5倍
- イ.2.0倍
- ウ.1.5倍
- エ.1.0倍
正解:エ.1.0倍
解説:第6類は全品目指定数量300kg。硝酸200/300=2/3、過酸化水素100/300=1/3、合計=1.0倍。1倍以上で消防法上の危険物施設(少量危険物の上限を超え本格規制対象)となる。
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問98.過酸化水素は濃度が36重量%以上のものが消防法上の危険物(第6類)に該当する。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素は濃度36重量%以上のものが第6類危険物に該当(危政令別表第三 備考)。市販オキシドール(3%)は危険物非該当、工業用60%品等は規制対象。
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問99.硝酸は濃度に関わらずすべての水溶液が第6類危険物に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸は比重1.40以上のものが第6類に該当する。希硝酸でも比重1.40未満は危険物非該当。比重による線引きがある。
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問100.発煙硝酸は濃硝酸に二酸化窒素を加圧溶解させたもので、空気中で赤褐色の有毒蒸気を発生する。
正解:○(正しい)
解説:発煙硝酸は86%以上の濃硝酸にNO2を溶かしたもので、空気中で赤褐色のNO2ガス(強い毒性・刺激性)を発生。ロケット推進剤の酸化剤としても用いられる極めて危険な酸化剤。
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問101.硝酸蒸気を吸入したときの主な健康被害として最も適切なものはどれか。
- ア.肺水腫・気道粘膜の損傷(数時間後に遅発性に発症することがある)
- イ.中枢神経系の抑制による意識消失
- ウ.造血機能障害による貧血
- エ.皮膚色素脱失
正解:ア.肺水腫・気道粘膜の損傷(数時間後に遅発性に発症することがある)
解説:硝酸蒸気(NO2を含む)の吸入は気道粘膜を強く損傷し肺水腫を引き起こす。特徴的なのは曝露直後は軽症に見えて数時間後に遅発性肺水腫を発症する点で、救急対応上の重要論点。
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問102.60%過酸化水素水溶液100Lを希釈して6%水溶液を作るのに必要な水の量(同温・体積で近似計算)として最も近い値はどれか。
- ア.約400L
- イ.約900L
- ウ.約600L
- エ.約1500L
正解:イ.約900L
解説:C1V1=C2V2より60×100=6×V2、V2=1000L。元の100Lに対し加水量は1000-100=900L。希釈で6%となれば消防法上の危険物から外れる(規制対象外)扱いとなる。
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問103.第6類危険物の運搬容器外部に表示する注意事項として最も適切なものはどれか。
- ア.火気厳禁
- イ.衝撃注意
- ウ.可燃物接触注意
- エ.水濡れ厳禁
正解:ウ.可燃物接触注意
解説:第6類運搬容器には「可燃物接触注意」の表示が必要(危規則第44条)。第6類自体は不燃だが可燃物との接触で激しい燃焼を促進するため。火気厳禁は第4類等、衝撃注意は第5類等。
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問104.車両で第6類危険物を指定数量以上運搬する際に掲げる標識は、地が黒・文字が黄色の反射塗料で「危」と表示した一辺0.3mの正方形である。
正解:○(正しい)
解説:危規則第47条により、地が黒色・文字が黄色の反射塗料・一辺0.3m以上0.4m以下の正方形に「危」と表示。第6類だけでなく全類共通の運搬標識の規定。
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問105.第6類危険物の運搬容器の材質として、過酸化水素はアルミニウム製容器が最も適している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素はアルミニウム等の金属と接触すると分解を促進するため、ステンレス(純度高)・ポリエチレン・ガラス容器を用いる。安定剤(リン酸・尿素等)を添加して保存する。
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問106.ハロゲン間化合物の運搬・貯蔵容器にはガラス容器が最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはハロゲン間化合物(特にBrF3・BrF5)はガラス(SiO2)と反応してフッ化ケイ素を生成するため使用不可。ニッケル・モネル・テフロン等のフッ素耐性容器を用いる。
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問107.第6類危険物の火災に対する消火方法として一般的に適しないものはどれか。
- ア.大量の水による希釈・冷却(ハロゲン間化合物を除く)
- イ.乾燥砂による被覆
- ウ.リン酸塩類の粉末消火剤
- エ.棒状の強化液による直接放射
正解:エ.棒状の強化液による直接放射
解説:棒状放射は飛散・周辺可燃物への延焼拡大を招くため不適。第6類の消火は水(霧状)・乾燥砂・粉末(リン酸塩類)が原則。ハロゲン間化合物のみ水系不可で乾燥砂・粉末のみ。
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問108.過酸化水素水の火災では強アルカリ性の消火薬剤を多量に放射するのが最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素はアルカリ性で分解が著しく促進されるため、強アルカリ薬剤は危険。大量の水(霧状注水)で希釈冷却するのが原則。リン酸塩系は安定化に寄与し有効。
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問109.硝酸が皮膚に付着した場合の応急処置として、患部を中和するため濃いアンモニア水を直接かけるのが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸付着時は中和ではなく多量の流水で15分以上洗浄が原則。中和剤の直接使用は反応熱で二次的な熱傷を生む。流水洗浄後に医療機関へ。
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問110.硝酸とアルミニウムが反応する条件として最も適切なものはどれか。
- ア.希硝酸とは反応するが濃硝酸では不動態を形成し反応が抑制される
- イ.濃硝酸とは激しく反応するが希硝酸とは反応しない
- ウ.濃度に関係なく等しく反応する
- エ.濃度に関係なく全く反応しない
正解:ア.希硝酸とは反応するが濃硝酸では不動態を形成し反応が抑制される
解説:アルミニウムは濃硝酸では表面に緻密な酸化皮膜(不動態)を生じ反応が抑制されるが、希硝酸では不動態化せず溶解する。濃硝酸タンクをアルミで製作できるのはこの不動態のため。
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問111.過酸化水素は紫外線・熱・重金属イオン(鉄・銅・マンガン)の影響を受けて分解し、水と酸素を生成する。
正解:○(正しい)
解説:2H2O2 → 2H2O + O2 の分解反応が、光・熱・触媒(重金属イオン)で促進される。発生酸素が密閉容器内に蓄積すると圧力上昇・破裂事故の原因となるため、通気栓付き容器で冷暗所保管。
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問112.半導体製造ラインの洗浄工程で使用される過酸化水素水は通常30〜35%濃度であり、第6類危険物として規制対象となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第6類危険物の過酸化水素は濃度36重量%以上のものが該当する(危政令別表第三備考)。半導体洗浄(SC1・SC2液)で用いる過酸化水素は約31〜35%で36%未満のため、消防法上の危険物には該当しない。
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問113.三フッ化臭素(BrF3)の性質として最も適切なものはどれか。
- ア.無色透明で常温で気体である
- イ.淡黄色の液体で水・有機物と激しく反応する
- ウ.黒色固体で安定性が高い
- エ.可燃性で着火しやすい
正解:イ.淡黄色の液体で水・有機物と激しく反応する
解説:三フッ化臭素は淡黄色〜麦わら色の発煙性液体(比重約2.8)。水・有機物・金属酸化物と激しく反応し、強力なフッ素化剤として作用する。ガラスとも反応するため取扱い容器の選定が重要。
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問114.第6類危険物を取り扱う製造所等には「禁水」の掲示板を設けることが消防法令で義務付けられている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは「禁水」掲示は第1類のアルカリ金属の過酸化物・第3類の禁水性物質に必要。第6類には「可燃物接触注意」の掲示が必要(危規則第18条)。ハロゲン間化合物のみ実務上注水を避ける。
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問115.甲種危険物取扱者の受験資格として「乙種危険物取扱者免状を有する者で、4種類以上の乙種免状を所持する者」がある。乙6取得は甲種受験資格の一部となる。
正解:○(正しい)
解説:甲種受験資格に「乙種4種類以上所持」がある(消防法施行令第32条の4)。具体的には第1・2・3・5・6類のうちいずれかを含む3類+もう1類+αの組合せ等で4種以上。乙6は通過点として取得される。
根拠:消防法施行令 第32条の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問116.次のうち乙種第6類危険物取扱者が立会いなしに単独で取り扱うことができる危険物の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.硝酸・過塩素酸カリウム・ジエチルエーテル
- イ.硝酸・過酸化水素・ガソリン
- ウ.硝酸・過酸化水素・ハロゲン間化合物
- エ.硝酸・赤りん・トリニトロトルエン
正解:ウ.硝酸・過酸化水素・ハロゲン間化合物
解説:乙種免状所持者は取得した類の危険物のみ単独取扱い・立会いが可能。乙6は第6類(硝酸・過酸化水素・過塩素酸・ハロゲン間化合物・三フッ化臭素等)のみ。他類は別途免状必要。
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問117.過酸化水素60%水溶液の密度を約1.24g/cm3とすると、1Lに含まれる過酸化水素のモル数として最も近い値はどれか(H2O2分子量34)。
- ア.約11mol
- イ.約44mol
- ウ.約33mol
- エ.約22mol
正解:エ.約22mol
解説:1Lの質量=1000×1.24=1240g、うちH2O2は1240×0.60=744g、モル数=744/34≒21.9mol≒22mol。高濃度過酸化水素は単位体積あたり酸素供給量が大きく激しい酸化剤として作用。
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問118.硝酸は鉄・銅・銀と反応するが、白金・金とは常温では反応しない。
正解:○(正しい)
解説:硝酸はイオン化傾向のCu・Ag・Hgでも酸化作用で溶解させる強い酸化力を持つが、Au・Ptとは単独では反応しない。これらは王水(濃硝酸:濃塩酸=1:3)で初めて溶ける貴金属。
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問119.硝酸と銅の反応では、濃硝酸では水素ガスが、希硝酸では二酸化窒素ガスが発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは濃硝酸+Cu→赤褐色のNO2、希硝酸+Cu→無色のNOが発生する(空気中で赤褐色に変化)。硝酸は強酸化剤として作用するため通常の酸金属反応のH2は発生しない。
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問120.次の過酸化水素の分解事故事例の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.金属粉や塵埃の混入・容器の汚染・温度上昇で急激に分解し容器破裂
- イ.屋外日陰の冷暗所通気栓付き容器でゆっくり分解が進む
- ウ.純度の高いガラス容器では絶対に分解しない
- エ.アルカリ性条件で分解が抑制される
正解:ア.金属粉や塵埃の混入・容器の汚染・温度上昇で急激に分解し容器破裂
解説:過酸化水素の事故は金属イオン・有機物混入による触媒分解の暴走・密閉容器内圧上昇による破裂が典型。アルカリ性では逆に分解が促進される。冷暗所・通気栓・安定剤添加が原則。
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問121.第6類危険物の屋内貯蔵所では、可燃物と同一の貯蔵室内に集中管理することで監視を容易にすべきである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類は可燃物(特に有機物・木材・紙等)と完全に分離して貯蔵する。混在貯蔵は接触時の激しい燃焼を招く。隔壁・別室・距離による隔離が原則。
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問122.硝酸タンクから硝酸が漏洩した場合の応急処置として、消石灰・ソーダ灰等で中和してから流水で洗い流すのが原則である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸漏洩時は乾燥砂で拡大防止後、消石灰Ca(OH)2やソーダ灰Na2CO3で徐々に中和。発生NOxガスは防毒マスクで対応。下水・河川への直接流出は厳禁(環境汚染・他物質との反応)。
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問123.過酸化水素水の貯蔵容器に通気栓(ベント)を設ける主目的として最も適切なものはどれか。
- ア.湿気を吸収して水分量を一定に保つため
- イ.分解で発生する酸素を逃がし内圧上昇による破裂を防ぐため
- ウ.外気の二酸化炭素を取り込んで安定化させるため
- エ.塵埃を流入させて分解を促進するため
正解:イ.分解で発生する酸素を逃がし内圧上昇による破裂を防ぐため
解説:過酸化水素は徐々に分解し酸素を放出する。密閉容器では酸素蓄積で内圧が上昇し破裂事故を起こすため、通気栓で酸素を逃がす設計が必須。完全密閉は厳禁。
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問124.硝酸とエタノール・グリセリン等の有機物が接触すると、酸化反応で発熱し発火・爆発する危険性がある。
正解:○(正しい)
解説:硝酸は強酸化剤としてエタノール・グリセリン・木屑・紙等の有機物と接触すると激しい酸化反応で発熱し発火に至る。実験室事故の典型例。可燃物との混触厳禁。
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問125.ハロゲン間化合物は硫黄・りん・木炭等の可燃物と接触しても発火することはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはハロゲン間化合物は極めて強力なフッ素化剤・酸化剤で、硫黄・りん・木炭・有機物すべてと接触で発火する。アスベスト・乾燥砂等の不活性材料でしか取扱えない。
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問126.次のうち第6類危険物に該当しないものはどれか。
- ア.比重1.40以上の硝酸水溶液
- イ.濃度36%以上の過酸化水素水
- ウ.比重0.9のメチルアルコール
- エ.三フッ化臭素
正解:ウ.比重0.9のメチルアルコール
解説:メタノール(メチルアルコール)は第4類アルコール類(指定数量400L)。第6類は酸化性液体(硝酸・過酸化水素・過塩素酸・ハロゲン間化合物等)で、状態と酸化性で区別される。
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問127.過塩素酸(HClO4)は第6類危険物に該当し、無色の発煙性液体である。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸は第6類酸化性液体で無色の発煙性液体。極めて強い酸化力を持ち、加熱・衝撃・有機物接触で爆発的に反応する。常温でも徐々に分解するため不安定で取扱い注意。
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問128.過塩素酸を蒸留・濃縮する作業は通常の実験室で常温・密閉条件下で安全に実施できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過塩素酸の濃縮は減圧蒸留かつ低温で行い、密閉や有機物混入は爆発を招く。72%を超える濃度の濃過塩素酸は極めて不安定で実験室事故の典型物質。
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問129.第6類危険物の指定数量を判定するうえで、複数品目を貯蔵する場合の倍数の計算方法として正しいものはどれか。
- ア.最も貯蔵量の多い1品目だけで計算する
- イ.品目ごとに独立判定し合算しない
- ウ.全品目の合計重量を300kgで除す
- エ.各品目の貯蔵量を指定数量で除し合計する
正解:エ.各品目の貯蔵量を指定数量で除し合計する
解説:指定数量の倍数は各品目「貯蔵量÷指定数量」の総和(消防法第10条・危政令第15条)。第6類は全品目300kgで同一だが、計算原則は他類混在時にも適用する基本ルール。
根拠:消防法 第10条 (出典: e-Gov法令検索)
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問130.化学プラントで濃硝酸を移送するための配管材質として、銅・黄銅(真鍮)は耐食性が高く最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは銅・黄銅は硝酸で激しく腐食しNO/NO2を発生する。濃硝酸用配管はステンレス(SUS304L以上)・アルミニウム合金・四フッ化エチレン(PTFE)ライニングが用いられる。
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問131.硝酸の蒸気は空気より重く、低所に滞留しやすい性質を持つ。
正解:○(正しい)
解説:硝酸蒸気(NO2を含む)は分子量46程度で空気(平均約29)より重く、漏洩時はピット・地下室・床面付近に滞留する。換気は床面付近からの排気が必須となる。
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問132.過酸化水素は水と任意の割合で混合する。これは水素結合性の極性分子であるためである。
正解:○(正しい)
解説:H2O2はH2Oと類似した極性分子で水素結合により水と任意割合で混和する。エーテル・アルコールにも溶けるが、ベンゼン等の非極性溶媒には溶けにくい性質を持つ。
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問133.硝酸を貯蔵するタンクの保護設備として誤っているものはどれか。
- ア.可燃物(木製パレット等)の周囲集積による緩衝
- イ.万一の漏洩に備えた防液堤設置
- ウ.蒸気吸収のためのスクラバー設置
- エ.金属容器のステンレス製選定
正解:ア.可燃物(木製パレット等)の周囲集積による緩衝
解説:可燃物の周囲集積は接触時の発火・延焼リスクを高め厳禁。第6類タンクは可燃物との隔離・防液堤・腐食対策ステンレス・蒸気スクラバーが基本設備。木製パレットの使用も避ける。
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問134.第6類危険物の運搬では、容器を積み重ねる場合の高さは原則3m以下に制限されている。
正解:○(正しい)
解説:危規則第46条で運搬容器の積み重ね高さは原則3m以下と定められる。崩落による破損・漏洩防止のため。第6類のみならず全類共通の運搬基準の一つ。
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問135.ハロゲン間化合物の輸送時に厳守すべき事項として最も適切なものはどれか。
- ア.水と一緒に積載し冷却効果を期待する
- イ.可燃物・水分・有機物との完全分離と専用容器使用
- ウ.他類の酸化剤と混載して効率化する
- エ.高温下で気化させて圧送する
正解:イ.可燃物・水分・有機物との完全分離と専用容器使用
解説:ハロゲン間化合物は水・有機物・可燃物すべてと激しく反応するため、専用のフッ素耐性容器(モネル・ニッケル・PTFE)に密閉し他物質との完全分離が必須。輸送事故事例も実在。
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問136.硝酸は熱・光・空気との接触によって徐々に分解し、二酸化窒素・酸素・水を生じる。
正解:○(正しい)
解説:4HNO3 → 4NO2 + O2 + 2H2O の分解反応が光・熱で進行。分解で黄褐色化し性能が劣化するため、褐色瓶・冷暗所保管が原則。長期保管品は色を確認して品質判定する。
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問137.次のうち過酸化水素の安定剤として一般に添加される物質はどれか。
- ア.塩化第二鉄・硫酸銅
- イ.水酸化ナトリウム・炭酸ナトリウム
- ウ.リン酸・尿素・ピロリン酸ナトリウム
- エ.二酸化マンガン・酸化銀
正解:ウ.リン酸・尿素・ピロリン酸ナトリウム
解説:過酸化水素の安定剤としてリン酸・尿素・ピロリン酸塩・スズ酸塩等の弱酸性物質や金属イオン捕捉剤が用いられる。アルカリは分解促進、Fe・Cu・Mn・Agは触媒分解の原因となる。
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問138.第6類危険物施設の位置・構造・設備基準において、保安距離・保有空地の規定は適用されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類も他類同様に製造所等の区分に応じて保安距離・保有空地の規定が適用される(危政令第9条等)。指定数量の倍数で必要空地幅が決定される。
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問139.比重1.49の濃硝酸のおおむねの濃度として最も近いものはどれか。
- ア.約30%
- イ.約50%
- ウ.約70%
- エ.約90%
正解:エ.約90%
解説:比重1.49の硝酸はおおむね濃度90%である。なお第6類危険物の該当境界は比重1.40(おおむね濃度65%)以上で、1.49はそれよりかなり高濃度側にあたる。比重と濃度はほぼ単調増加し、1.40で約65%、1.49で約90%が目安。
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問140.実験室で第6類危険物を使用する際の保護具として、ゴム手袋(耐酸性)・保護メガネ・防毒マスク・耐薬品エプロンの着用が推奨される。
正解:○(正しい)
解説:硝酸・過酸化水素は皮膚・粘膜への腐食性が強く、蒸気も有毒。耐酸ゴム手袋・ゴーグル・防毒マスク(酸性ガス用吸収缶)・耐薬品エプロンの完全装備が必須。素手取扱いは禁止。
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問141.第6類危険物の貯蔵タンクの通気管に引火防止網(金網)を設置するのは、内部の引火性蒸気の外部火源への引火を防ぐためである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類は不燃性で引火性蒸気を発生しないため引火防止網の主目的は適用しにくい。引火防止網は第4類引火性液体タンクの規定。第6類は可燃物接触防止が主眼。
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問142.硝酸とニトログリセリン製造工程の関係について最も適切なものはどれか。
- ア.濃硝酸と濃硫酸の混酸でグリセリンをニトロ化してニトログリセリンを生成する
- イ.硝酸はニトロ化反応の触媒として作用するのみで反応には消費されない
- ウ.希硝酸を加熱するだけでグリセリンから自動生成される
- エ.硝酸とニトログリセリンは無関係な物質である
正解:ア.濃硝酸と濃硫酸の混酸でグリセリンをニトロ化してニトログリセリンを生成する
解説:ニトログリセリン(第5類硝酸エステル類)は濃硝酸+濃硫酸の混酸でグリセリンをニトロ化して製造。硝酸は第6類だが、第5類爆薬の重要原料として化学工業上重要な関係を持つ。
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問143.第6類危険物施設で発生した火災通報時、消防隊への重要情報として「物質名・濃度・貯蔵量・水使用可否」を伝達することが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:特にハロゲン間化合物は水系消火不可・有毒ガス発生のため、第一報での物質特定が消防活動を左右する。MSDS・容器ラベル情報の即時伝達体制を施設の自衛消防計画に組み込む。
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問144.過酸化水素水と二酸化マンガン(MnO2)を接触させたとき発生する気体はどれか。
- ア.水素
- イ.酸素
- ウ.塩素
- エ.二酸化炭素
正解:イ.酸素
解説:MnO2は過酸化水素分解の典型触媒。2H2O2→2H2O+O2の反応で酸素を発生する。実験室の酸素発生法として知られ、過酸化水素貯蔵時の重金属触媒回避の理由でもある。
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問145.第6類危険物の屋外貯蔵所での貯蔵は、すべての品目について消防法令上認められている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは屋外貯蔵所で貯蔵できる第6類は限定されており、過酸化水素・ハロゲン間化合物・三フッ化臭素等は屋内貯蔵所が原則。屋外貯蔵所貯蔵可能危険物は危政令第16条で限定列挙。
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問146.硝酸の貯蔵タンクと過酸化水素のタンクは、同一防油堤内に隣接設置しても問題ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは異なる第6類同士でも漏洩時に混合すると激しい酸化還元反応や分解促進を起こすため、別防液堤・離隔距離をとるのが原則。同類でも品目別管理が安全。
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問147.次のうち第6類危険物の共通する性質として誤っているものはどれか。
- ア.それ自体は不燃性である
- イ.強い酸化性で可燃物の燃焼を著しく促進する
- ウ.可燃性蒸気を発生し引火点を持つ
- エ.常温で液体である
正解:ウ.可燃性蒸気を発生し引火点を持つ
解説:第6類は不燃性のため引火点は存在しない(第4類引火性液体との根本的相違)。常温液体・不燃性・強酸化性・他物質との接触で激しい反応、が共通性質。引火点概念は適用外。
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問148.硝酸製造工程(オストワルト法)では、アンモニアの触媒酸化により一酸化窒素を生成し、これを酸化・吸収して硝酸を得る。
正解:○(正しい)
解説:オストワルト法:4NH3+5O2→4NO+6H2O(Pt-Rh触媒)、2NO+O2→2NO2、3NO2+H2O→2HNO3+NO。現代の工業的硝酸製造の主流プロセス。乙6取扱物の原料工程として理解必要。
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問149.甲種危険物取扱者免状で取扱える危険物の範囲として正しいものはどれか。
- ア.事業所が指定した1類のみ
- イ.第1類・第2類・第3類のみ
- ウ.第4類・第5類・第6類のみ
- エ.第1類から第6類までの全危険物
正解:エ.第1類から第6類までの全危険物
解説:甲種は第1類〜第6類すべての危険物の取扱い・立会いが可能(最上位資格)。乙種は取得類のみ、丙種は第4類の指定品目(ガソリン・灯油・軽油・重油等)のみ。
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問150.次の第6類危険物の貯蔵・取扱いに関する記述のうち誤っているものはどれか。
- ア.湿気を遮断するため完全密閉容器に保管する
- イ.容器は耐酸性・耐酸化性材質を選定する
- ウ.通風換気を良くし蒸気の滞留を防ぐ
- エ.可燃物・有機物・還元剤との接触を避ける
正解:ア.湿気を遮断するため完全密閉容器に保管する
解説:誤りは完全密閉。特に過酸化水素は分解で酸素発生し内圧上昇するため通気栓必須。ハロゲン間化合物は密閉が原則だが、過酸化水素・硝酸は分解ガス逃がしの通気構造が必要。
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問151.硝酸の物理的性質として、純粋な無水硝酸の融点は約-42℃、沸点は約83℃である。
正解:○(正しい)
解説:無水硝酸(100%HNO3)の融点-42℃・沸点83℃・比重1.50(20℃)。常温では分解しながら蒸気を発生する。市販品は68%(共沸組成)の濃硝酸が一般的で、沸点120℃。
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問152.過酸化水素水を高温に加熱しても分解は起こらず安定である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素は温度上昇に伴い分解速度が指数関数的に増大する(温度10℃上昇で約2倍)。150℃以上で激しく分解、密閉系では爆発に至る。低温保管が原則。
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問153.次の第6類危険物のうち、水と接触すると最も激しい反応を起こすものはどれか。
- ア.希硝酸
- イ.五フッ化臭素(BrF5)
- ウ.60%過酸化水素水
- エ.濃硝酸
正解:イ.五フッ化臭素(BrF5)
解説:ハロゲン間化合物(特にBrF5)は水と爆発的に反応しHF・HBrO3等を生成。硝酸・過酸化水素は水と任意割合で混和するのみで激しい反応はしない。水系消火の可否を分ける論点。
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問154.第6類危険物取扱施設の自動火災報知設備の設置基準は、危険物の数量・施設形態に関わらず一律に省略可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは指定数量の倍数や施設区分(製造所・屋内貯蔵所等)に応じて自動火災報知設備の設置義務がある(危規則第38条)。第6類でも他類同様の警報設備基準が適用される。
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問155.硝酸タンク車(タンクローリー)の積載タンクには、内圧上昇に備えた安全弁・破裂板の設置が義務付けられている。
正解:○(正しい)
解説:硝酸の分解で発生するNO2等のガスによる内圧上昇に備え、移動タンク貯蔵所には安全装置(安全弁・破裂板)・防波板等の設置が義務付けられる(危政令第15条・危規則第24条等)。
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問156.第6類危険物の事故事例における共通の教訓として最も適切なものはどれか。
- ア.金属容器の選定ミスは事故に直結しない
- イ.電気火花による引火が最も多い
- ウ.可燃物との混在・水分管理不備・通気不足が三大原因
- エ.希釈濃度では事故は発生しない
正解:ウ.可燃物との混在・水分管理不備・通気不足が三大原因
解説:第6類事故の典型は可燃物混入による発火、ハロゲン間化合物への水侵入、過酸化水素の通気不足による破裂。引火性ではなく酸化性ゆえの事故パターンを理解することが対策の核心。
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問157.過酸化水素水のモル濃度を求める計算で、35%(密度1.13g/cm3)水溶液1Lの過酸化水素モル数として最も近い値はどれか(分子量34)。
- ア.約8mol
- イ.約23mol
- ウ.約17mol
- エ.約12mol
正解:エ.約12mol
解説:1L=1130g、H2O2質量=1130×0.35=395.5g、モル数=395.5/34≒11.6≒12mol。半導体洗浄液(31〜35%)の典型計算で、化学プラントの保管量管理に直結する重要計算。
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問158.第6類危険物は引火性蒸気を発生しないため、第4類危険物施設と同一区画で貯蔵しても消防法上の問題はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類(酸化剤)と第4類(可燃性液体)の混在は接触時の激しい燃焼を招き厳禁。運搬の混載も禁止(危規則別表第4)。同一区画貯蔵は事故拡大要因となる。
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問159.第6類危険物を貯蔵する屋内貯蔵所の床は、危険物の浸透しない構造とし、適当な傾斜と貯留設備(ためます)を設けることが規定されている。
正解:○(正しい)
解説:危政令第10条で液状危険物の屋内貯蔵所床は浸透性のない構造・傾斜・ためます設置が義務。漏洩時の拡散防止・回収容易化のため。第6類はすべて液体のため当該規定の対象。
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問160.ハロゲン間化合物の火災で乾燥砂のほかに有効な消火剤として最も適切なものはどれか。
- ア.炭酸水素塩類の粉末消火剤
- イ.強化液(霧状)
- ウ.二酸化炭素消火剤
- エ.ハロゲン化物消火剤
正解:ア.炭酸水素塩類の粉末消火剤
解説:ハロゲン間化合物には水系(強化液含む)不可・CO2不可・ハロン不可(フッ素化反応の懸念)。乾燥砂・乾燥粉末(炭酸水素塩類)が有効。リン酸塩系よりも炭酸水素塩類が推奨される。
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問161.硝酸の比重1.40以上が危険物該当条件であるのに対し、過酸化水素は重量パーセント濃度(36重量%以上)が条件となっており、判定基準が異なる。
正解:○(正しい)
解説:第6類の危険物該当性は品目ごとに基準が異なる。硝酸は比重1.40以上、過酸化水素は濃度36重量%以上、過塩素酸・ハロゲン間化合物は組成名のみで該当。基準値の暗記は出題頻出。
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問162.実験室の硝酸試薬瓶を冷蔵庫で4℃保管することは、揮発防止と分解抑制の観点から有効な保管方法である。
正解:○(正しい)
解説:低温保管は分解速度低下・蒸気圧低減・劣化抑制に有効。ただし他試薬との隔離(可燃物・有機物との分離・他類危険物との別保管)が前提。専用冷蔵庫(耐酸性)が望ましい。
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問163.発煙硝酸の取扱い上、最も警戒すべき特徴として適切なものはどれか。
- ア.水と接触すると爆発的に反応する
- イ.空気中で赤褐色のNO2有毒ガスを発煙する高酸化性
- ウ.可燃性蒸気を発生し低引火点を持つ
- エ.金属と全く反応しない不活性
正解:イ.空気中で赤褐色のNO2有毒ガスを発煙する高酸化性
解説:発煙硝酸はNO2溶解で空気曝露時にNO2を発生する。NO2は強い毒性(許容濃度3ppm)・刺激性で粘膜傷害・遅発性肺水腫を引き起こす。換気・防毒マスク必須・少量取扱い厳守。
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問164.第6類危険物取扱者乙種の免状を取得した後も、危険物取扱者は10年に1度の保安講習の受講義務がある(危険物取扱作業に従事する場合)。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは保安講習は危険物取扱作業従事者に対し従事開始後1年以内・以後3年以内ごと(消防法第13条の23)。非従事者は受講義務なし。免状更新は10年だが保安講習とは別制度。
根拠:消防法 第13条の23 (出典: e-Gov法令検索)
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問165.第6類危険物(酸化性液体)の最も本質的な特徴として正しいものはどれか。
- ア.それ自身は不燃性だが他の可燃物の燃焼を著しく促進する
- イ.分子内に酸素を含み外部酸素がなくても自己燃焼する
- ウ.水と激しく反応して可燃性ガス(水素等)を発生する
- エ.常温で容易に揮発し引火点が極めて低い
正解:ア.それ自身は不燃性だが他の可燃物の燃焼を著しく促進する
解説:第6類は酸化性液体。自身は不燃性物質だが、強力な酸化力により可燃物に酸素を供給し燃焼を著しく促進する。指定数量は一律300kg(全品共通)で第5類(自己反応性)とは対照的な性質。
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問166.第6類危険物の指定数量は、品名にかかわらず一律300kgである。
正解:○(正しい)
解説:危政令別表第3で第6類酸化性液体は過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物すべて指定数量300kg。第1〜5類のように品名別区分はない。
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問167.第6類危険物は不燃性であるため、火災予防上、可燃物と接触させても危険性はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第6類自体は不燃性だが、正しくは強酸化性により有機物・木材・紙・繊維等の可燃物と接触すると発火・爆発の危険があるため厳重に隔離する必要がある。
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問168.過塩素酸(HClO4)は無色の発煙性液体で、強酸性かつ強力な酸化剤である。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸HClO4は無色で空気中で発煙する強酸性液体。比重約1.77、加熱や有機物との接触で爆発的に分解(4HClO4→2Cl2+7O2+2H2O)する強酸化剤。
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問169.過塩素酸を木材・紙・布・アルコール等の有機物と接触させると、発火・爆発する危険がある。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸HClO4は有機物に対し強力な脱水・酸化作用を示し、紙・木片・エタノール等と接触すると瞬時に発火または爆発する。隔離貯蔵が必須。
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問170.過塩素酸は安定な物質で、長期間貯蔵しても全く分解しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過塩素酸HClO4は不安定で、常温でも徐々に分解し黄〜褐色に変色する。光・熱で分解が促進され、加熱では4HClO4→2Cl2+7O2+2H2Oと爆発的に分解する。
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問171.過塩素酸が皮膚に触れると、強酸性のため激しい薬傷(化学やけど)を起こす。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸HClO4はpH<0の超強酸で、皮膚・粘膜に触れると深い薬傷を生じる。蒸気を吸入すると気道粘膜を侵すため、保護具(耐酸手袋・ゴーグル・防護衣)必須。
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問172.過酸化水素(H2O2)は純粋なものは無色透明の粘性液体で、比重は水より大きい。
正解:○(正しい)
解説:純粋な過酸化水素H2O2は無色粘性のある液体で比重約1.44(水より大)。市販品は30%・35%水溶液(オキシドール3%は医薬品)で危険物該当は濃度36wt%以上。
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問173.過酸化水素H2O2の分解反応式 2H2O2→2H2O+O2 において、二酸化マンガン(MnO2)等の金属化合物は触媒となり分解を促進する。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素は2H2O2→2H2O+O2と分解し、MnO2・Pt・Fe3+・Cu2+等の触媒で激しく加速する。分解で発生する酸素により容器が破裂する危険があるため通気栓が必要。
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問174.過酸化水素の貯蔵容器は、内圧上昇による破裂を防ぐため密栓してはならず、通気のための穴を開けた栓(ガス抜き栓)を用いる。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2は分解で酸素を発生するため密栓すると破裂する。穴あき栓(通気栓・ガス抜き栓)で貯蔵し、冷暗所保管。第6類で密栓しないのは過酸化水素のみ。
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問175.過酸化水素の安定剤として、リン酸(H3PO4)や尿素(CO(NH2)2)等が用いられる。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2はリン酸・尿素・アセトアニリド・スズ酸ナトリウム等を分解抑制剤として添加し安定化する。アルカリ性で分解が促進されるため弱酸性で貯蔵。
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問176.過酸化水素は還元性のみを示し、酸化性は全く持たない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素H2O2は酸化性・還元性の両方を示す(中間酸化状態)。通常は強酸化剤として作用(H2O2+2H++2e-→2H2O)し、第6類酸化性液体に分類される。
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問177.過酸化水素は濃度3wt%以上含まれる水溶液であれば危険物第6類に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素H2O2は濃度36wt%以上が危険物第6類に該当。3%はオキシドール(医薬品扱い)で消防法上の危険物ではない。
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問178.硝酸(HNO3)を貯蔵する容器として、SUS304等のステンレス鋼は腐食されないため最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは濃硝酸HNO3はSUS304等のステンレスを徐々に腐食する。ガラス・陶器・耐酸性樹脂が標準で、アルミニウム・鉄は不動態化するため濃硝酸の容器として使われる。
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問179.発煙硝酸は、濃硝酸(約86%以上)に二酸化窒素(NO2)を加圧溶解させた赤褐色の液体で、普通硝酸より酸化力が強い。
正解:○(正しい)
解説:発煙硝酸は濃硝酸HNO3にNO2を溶解した赤褐色液体(赤煙硝酸)で、空気中で激しく発煙する。普通硝酸(濃度約60〜70%)より酸化力が強く、ロケット推進剤等に使用。
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問180.硝酸は加熱や光で分解し、二酸化窒素(NO2)と酸素を生じる。反応式は 4HNO3→4NO2+O2+2H2O である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3は熱・光で4HNO3→4NO2+O2+2H2Oと分解し、有毒な赤褐色の二酸化窒素NO2と酸素を発生する。このため褐色ビン・冷暗所保管が必須。
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問181.硝酸が皮膚に触れると、タンパク質を黄色に変色させる「キサントプロテイン反応」を起こす。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3はタンパク質中の芳香族アミノ酸(チロシン・トリプトファン)をニトロ化し黄色に変色させる。皮膚・粘膜・眼に重篤な薬傷を生じ、蒸気吸入は肺水腫の危険。
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問182.硝酸は二硫化炭素・アミン類・ヒドラジン等と接触すると、発火・爆発する危険がある。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3は強酸化剤のため、二硫化炭素CS2・アミン類・ヒドラジンN2H4・アセトン・アルコール等の還元性物質と激しく反応し発火・爆発する。隔離貯蔵必須。
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問183.ハロゲン間化合物(BrF3・BrF5・IF5)は、いずれも水と激しく反応し発熱する。
正解:○(正しい)
解説:三フッ化臭素BrF3・五フッ化臭素BrF5・五フッ化ヨウ素IF5は水と激しく反応し有毒なフッ化水素HFと酸素を発生(例: BrF3+2H2O→3HF+HBrO2)。注水厳禁。
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問184.ハロゲン間化合物の火災では、注水消火が最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはハロゲン間化合物BrF3等は水と激しく反応するため注水厳禁。粉末消火剤(リン酸塩類)・乾燥砂・乾燥した粉末で消火する。第6類で唯一注水不可。
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問185.三フッ化臭素(BrF3)は無色の発煙性液体で、ガラス容器に貯蔵することができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは三フッ化臭素BrF3はガラス・石英を激しく侵すためガラス容器は使用不可。ステンレス・モネル・ニッケル等の金属容器を使用する。フッ化水素HFも発生。
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問186.五フッ化ヨウ素(IF5)は、ハロゲン間化合物の中では比較的安定だが、水・有機物と激しく反応する。
正解:○(正しい)
解説:五フッ化ヨウ素IF5は無色液体で融点約9.4℃・沸点約100℃。ハロゲン間化合物の中では取扱いやすいが、水・有機物・金属と激しく反応しHF・I2等を生じる。
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問187.第6類危険物の火災予防として、直射日光を避け、冷暗所に貯蔵する必要がある。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸・過酸化水素・硝酸はいずれも光・熱で分解促進されるため、直射日光を避け冷暗所(褐色ビン使用)で貯蔵。温度上昇による分解・容器破裂を防ぐ。
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問188.第6類危険物の運搬容器には、収納口を上に向けて積載し、品名と「可燃物接触注意」の表示が必要である。
正解:○(正しい)
解説:第6類は危則第44条で運搬容器の収納口を上向き、外部表示「危険物の品名・危険等級I・化学名・数量・可燃物接触注意」が必要。第1類と同じ表示。
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問189.第6類危険物の火災では、ハロゲン間化合物を除き、大量の水による希釈・冷却消火が原則である。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸・過酸化水素・硝酸は水溶性のため大量の水で希釈・冷却消火する。ハロゲン間化合物(BrF3等)のみ水と反応するため粉末・乾燥砂を使用。
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問190.第5類危険物が自己反応性物質(自身で燃焼)であるのに対し、第6類危険物は酸化性液体(他の可燃物の燃焼を促進)である。
正解:○(正しい)
解説:第5類は分子内酸素で自己燃焼(指定数量10/100kg)、第6類は不燃性だが強酸化力で他可燃物の燃焼促進(指定数量一律300kg)。性質は対照的。
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問191.過酸化水素・硝酸・過塩素酸はいずれも水によく溶け、水溶液は酸性を示す。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2(弱酸)・硝酸HNO3(強酸)・過塩素酸HClO4(超強酸)はいずれも水と任意の割合で混和し酸性。火災時の大量注水による希釈消火が可能。
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問192.硝酸の濃度が90%以上のものは「発煙硝酸」と呼ばれ、消防法上は第6類危険物に該当しない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。硝酸HNO3は比重1.40以上(おおむね濃度65%以上)のものが第6類危険物に該当する。発煙硝酸(赤煙硝酸)も品名「硝酸」に含まれ第6類危険物である。
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問193.過塩素酸は、加熱や衝撃を加えなくても、室温で水と接触するだけで激しく爆発反応する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過塩素酸HClO4は水と任意の割合で混和し希釈されるが爆発はしない。希釈時には多量の溶解熱を発するため、水に過塩素酸を少量ずつ加える方法をとる。
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問194.第6類危険物の保護液として、過酸化水素には灯油、過塩素酸には水が一般に用いられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類危険物には保護液は使用しない(過酸化水素は通気栓・他は密栓貯蔵)。保護液は第3類カリウム・ナトリウム(灯油)や黄リン(水)等の自然発火性物質で使用。
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問195.硝酸は銅(Cu)・銀(Ag)・水銀(Hg)等の金属と反応し、有毒な一酸化窒素や二酸化窒素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:硝酸HNO3は銅・銀・水銀を激しく腐食し有毒NO・NO2を生じる(Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2NO2+2H2O)。これらの金属容器は使用不可で、ガラス・陶器を用いる。
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問196.過酸化水素は鉄製容器に貯蔵することで、鉄イオンによる安定化作用が得られる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは鉄イオンFe3+は過酸化水素H2O2の分解触媒で激しく分解促進する。鉄製容器は厳禁で、ポリエチレン・アルミニウム製容器(通気栓)を用いる。
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問197.第6類危険物すべてに共通する性質として「分子内に多量の酸素を含み、衝撃で爆発する」ことが挙げられる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは「分子内酸素で自己反応・衝撃爆発」は第5類の特徴。第6類は酸化性液体で、他の可燃物に酸素を供給して燃焼促進する不燃性液体である。
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問198.ハロゲン間化合物は、ほとんどの金属・非金属を酸化・フッ化する強力なフッ素化剤である。
正解:○(正しい)
解説:BrF3・BrF5・IF5はフッ素の電気陰性度が高く、ほぼ全ての元素を酸化・フッ化する。可燃物と接触すれば発火、水と反応してHF発生、ガラス容器も侵す。
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問199.硫酸(H2SO4、濃度98%の濃硫酸)は強酸性かつ吸湿性が高いため、消防法上の第6類危険物に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硫酸H2SO4は強酸だが酸化力が弱く第6類に非該当(消防法上の危険物ではない)。第6類は過塩素酸・過酸化水素・硝酸・ハロゲン間化合物等に限る。
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問200.第6類危険物の貯蔵において、過酸化水素のみ通気栓を用い、過塩素酸・硝酸・ハロゲン間化合物は密栓で貯蔵する。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素H2O2は分解でO2発生のため通気栓(穴あき栓)必須。他は密栓貯蔵。第6類で密栓ルールに例外があるのは過酸化水素のみが頻出論点。
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問201.過酸化水素の火災・分解事故への対応として、最も適切な処置はどれか。
- ア.二酸化炭素消火器で窒息消火する
- イ.大量の水で希釈・冷却する
- ウ.ハロゲン化物消火剤で抑制消火する
- エ.乾燥砂で覆って空気を遮断する
正解:イ.大量の水で希釈・冷却する
解説:過酸化水素H2O2は水溶性のため大量の水で希釈・冷却が最適。分解で発生するO2は他の可燃物の燃焼を促進するため、周囲の可燃物を排除しつつ多量注水で濃度を下げる。
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問202.硝酸を貯蔵する容器材料として最も不適切なものはどれか。
- ア.ガラス容器
- イ.陶器(陶磁器)
- ウ.銅(Cu)製容器
- エ.アルミニウム容器(濃硝酸用)
正解:ウ.銅(Cu)製容器
解説:誤りは銅。硝酸HNO3は銅・銀・水銀等の金属を激しく腐食し、有毒なNO・NO2を発生する(Cu+4HNO3→Cu(NO3)2+2NO2+2H2O)。アルミニウム・鉄は不動態化のため濃硝酸に耐性。
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問203.三フッ化臭素(BrF3)の火災に対し、絶対に使用してはならない消火剤はどれか。
- ア.乾燥砂
- イ.膨張ひる石・膨張真珠岩
- ウ.りん酸塩類粉末消火剤
- エ.水(注水・霧状水)
正解:エ.水(注水・霧状水)
解説:BrF3は水と激しく反応しHF・酸素を生じる(BrF3+2H2O→3HF+HBrO2)ため注水厳禁。粉末・乾燥砂・膨張ひる石等の窒息系を使用。第6類で唯一水が使えない品名。
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問204.第6類危険物すべてに共通する性質として正しいものはどれか。
- ア.不燃性の液体で強い酸化力を持つ
- イ.それ自身が燃焼する可燃性液体である
- ウ.水と反応して可燃性ガスを発生する
- エ.常温常圧で固体である
正解:ア.不燃性の液体で強い酸化力を持つ
解説:第6類酸化性液体に共通するのは「不燃性の液体」かつ「強い酸化力」。指定数量は一律300kg。可燃性液体は第4類、可燃性固体は第2類で全く別物。
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問205.過塩素酸(HClO4)の取扱いについて、誤っているものはどれか。
- ア.可燃物(紙・木片・アルコール)と隔離する
- イ.鉄製ふた付き容器に貯蔵する
- ウ.直射日光を避け冷暗所に保管する
- エ.保護具(耐酸手袋・ゴーグル)を着用して取扱う
正解:イ.鉄製ふた付き容器に貯蔵する
解説:誤りは鉄製ふた付き容器。過塩素酸HClO4は鉄等の金属を腐食するためガラス・陶器・耐酸性樹脂容器を使用。有機物(パッキン含む)の混入も避ける。
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問206.過酸化水素(H2O2)の分解を促進する物質として、最も該当しないものはどれか。
- ア.二酸化マンガン(MnO2)
- イ.白金(Pt)
- ウ.リン酸(H3PO4)・尿素
- エ.鉄イオン(Fe3+)・銅イオン(Cu2+)
正解:ウ.リン酸(H3PO4)・尿素
解説:リン酸H3PO4・尿素CO(NH2)2は過酸化水素の安定剤(分解抑制剤)で分解を遅らせる。MnO2・Pt・Fe3+・Cu2+は触媒として分解を促進する。
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問207.硝酸(HNO3)について、正しい記述はどれか。
- ア.比重1.0未満で水より軽い
- イ.光・熱で分解すると無害な水と窒素になる
- ウ.蒸気は無臭で人体への影響はない
- エ.アルミニウム・鉄は濃硝酸により不動態化し腐食されにくい
正解:エ.アルミニウム・鉄は濃硝酸により不動態化し腐食されにくい
解説:アルミニウム・鉄・クロムは濃硝酸により表面に酸化被膜(不動態膜)を形成し腐食されにくい。分解は4HNO3→4NO2+O2+2H2O(有毒NO2発生)、比重は約1.5(水より重い)。
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問208.ハロゲン間化合物について、正しい記述はどれか。
- ア.ほとんどの金属・非金属を酸化・フッ化する強酸化剤である
- イ.ガラス容器に貯蔵するのが標準である
- ウ.水と接触させても無反応で安定である
- エ.可燃物との接触では発火しない
正解:ア.ほとんどの金属・非金属を酸化・フッ化する強酸化剤である
解説:BrF3・BrF5・IF5はほとんどの元素を酸化・フッ化する強力なフッ素化剤。水と激しく反応しHF発生、ガラス・石英を侵すためステンレス容器使用、可燃物接触で発火爆発。