危険物取扱者 乙種第6類「第6類危険物 発展問題」の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種第6類「第6類危険物 発展問題」の全75問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種第6類の第6類危険物 発展問題に関する一問一答(全75問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.第5類(自己反応性物質)と第6類(酸化性液体)の性質を比較した記述として最も適切なものはどれか。
- ア.両類とも自己燃焼性を持ち外部酸素なしで燃焼継続する
- イ.第5類は分子内に酸素を含み自己燃焼し、第6類は不燃性だが他の可燃物の燃焼を促進する
- ウ.第5類は酸化性液体で、第6類は自己反応性物質である
- エ.両類とも液体に限定され固体は含まれない
正解:イ.第5類は分子内に酸素を含み自己燃焼し、第6類は不燃性だが他の可燃物の燃焼を促進する
解説:第5類は自己反応性物質で分子内酸素により自己燃焼するのに対し、第6類は酸化性液体でそれ自体は不燃性だが酸素を供給して可燃物の燃焼を著しく促進する点が本質的に異なる。
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問2.第1類(酸化性固体)と第6類(酸化性液体)はいずれもそれ自体が不燃性であり、可燃物・有機物との接触で激しい燃焼や爆発を起こす危険性を持つ。
正解:○(正しい)
解説:両類は状態(固体/液体)が異なるが、酸素供給源として可燃物の燃焼を著しく促進する強酸化剤である点で共通する。可燃物との隔離が共通の貯蔵原則となる。
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問3.第1類と第6類は混載が禁止されている(運搬上の混載制限による)。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第1類と第6類は混載可能である。危規則別表第4の混載可否表で両類は同じ酸化性として混載が認められる。混載禁止は第6類と第2・3・4・5類の組合せ。
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問4.過酸化水素60%水溶液を金属容器に長期保存しても、容器表面の酸化皮膜により分解は起こらない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素は金属(鉄・銅・マンガン等)と接触すると分解触媒として作用し、急激な分解で酸素放出・容器破裂事故を起こす。保管は安定剤入りでガラス・ポリエチレン容器を用いる。
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問5.濃硝酸は鉄・アルミニウム・クロムを不動態化させるため、これらの金属製容器での貯蔵・輸送が可能である。
正解:○(正しい)
解説:濃硝酸(おおむね60%以上)は鉄・Al・Crの表面に緻密な酸化皮膜(不動態)を形成し、内部腐食が進行しない。このためステンレス・アルミタンクで輸送される。希硝酸では不動態化せず激しく腐食。
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問6.ハロゲン間化合物(三フッ化臭素・五フッ化臭素・五フッ化ヨウ素)と水との接触時に起こる現象として最も適切なものはどれか。
- ア.水に溶解して中性の安定な水溶液となる
- イ.水と反応して可燃性の水素ガスを発生する
- ウ.激しく反応してフッ化水素酸やハロゲン酸素酸を生成し発熱する
- エ.水と層を成すが反応せず分離する
正解:ウ.激しく反応してフッ化水素酸やハロゲン酸素酸を生成し発熱する
解説:ハロゲン間化合物は水と激しく反応し、フッ化水素・ハロゲン酸素酸(次亜臭素酸等)を生成しつつ多量の熱を放出する。このため絶対に水系消火剤を使ってはならず、乾燥砂・粉末(炭酸水素塩類)で対応する。
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問7.硝酸の指定数量は300kgであり、過酸化水素・ハロゲン間化合物も同じ300kgの指定数量が定められている。
正解:○(正しい)
解説:第6類危険物の指定数量は全品目一律300kg(危政令別表第3)。第1種から第3種までの細分化はない。重量基準で運用される点が他類と異なる特徴。
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問8.硝酸200kgと過酸化水素100kgを同一事業所で貯蔵する場合の指定数量の倍数を計算した値として正しいものはどれか。
- ア.0.5倍
- イ.2.0倍
- ウ.1.5倍
- エ.1.0倍
正解:エ.1.0倍
解説:第6類は全品目指定数量300kg。硝酸200/300=2/3、過酸化水素100/300=1/3、合計=1.0倍。1倍以上で消防法上の危険物施設(少量危険物の上限を超え本格規制対象)となる。
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問9.過酸化水素は濃度が36重量%以上のものが消防法上の危険物(第6類)に該当する。
正解:○(正しい)
解説:過酸化水素は濃度36重量%以上のものが第6類危険物に該当(危政令別表第三 備考)。市販オキシドール(3%)は危険物非該当、工業用60%品等は規制対象。
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問10.硝酸は濃度に関わらずすべての水溶液が第6類危険物に該当する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸は比重1.40以上のものが第6類に該当する。希硝酸でも比重1.40未満は危険物非該当。比重による線引きがある。
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問11.発煙硝酸は濃硝酸に二酸化窒素を加圧溶解させたもので、空気中で赤褐色の有毒蒸気を発生する。
正解:○(正しい)
解説:発煙硝酸は86%以上の濃硝酸にNO2を溶かしたもので、空気中で赤褐色のNO2ガス(強い毒性・刺激性)を発生。ロケット推進剤の酸化剤としても用いられる極めて危険な酸化剤。
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問12.硝酸蒸気を吸入したときの主な健康被害として最も適切なものはどれか。
- ア.肺水腫・気道粘膜の損傷(数時間後に遅発性に発症することがある)
- イ.中枢神経系の抑制による意識消失
- ウ.造血機能障害による貧血
- エ.皮膚色素脱失
正解:ア.肺水腫・気道粘膜の損傷(数時間後に遅発性に発症することがある)
解説:硝酸蒸気(NO2を含む)の吸入は気道粘膜を強く損傷し肺水腫を引き起こす。特徴的なのは曝露直後は軽症に見えて数時間後に遅発性肺水腫を発症する点で、救急対応上の重要論点。
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問13.60%過酸化水素水溶液100Lを希釈して6%水溶液を作るのに必要な水の量(同温・体積で近似計算)として最も近い値はどれか。
- ア.約400L
- イ.約900L
- ウ.約600L
- エ.約1500L
正解:イ.約900L
解説:C1V1=C2V2より60×100=6×V2、V2=1000L。元の100Lに対し加水量は1000-100=900L。希釈で6%となれば消防法上の危険物から外れる(規制対象外)扱いとなる。
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問14.第6類危険物の運搬容器外部に表示する注意事項として最も適切なものはどれか。
- ア.火気厳禁
- イ.衝撃注意
- ウ.可燃物接触注意
- エ.水濡れ厳禁
正解:ウ.可燃物接触注意
解説:第6類運搬容器には「可燃物接触注意」の表示が必要(危規則第44条)。第6類自体は不燃だが可燃物との接触で激しい燃焼を促進するため。火気厳禁は第4類等、衝撃注意は第5類等。
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問15.車両で第6類危険物を指定数量以上運搬する際に掲げる標識は、地が黒・文字が黄色の反射塗料で「危」と表示した一辺0.3mの正方形である。
正解:○(正しい)
解説:危規則第47条により、地が黒色・文字が黄色の反射塗料・一辺0.3m以上0.4m以下の正方形に「危」と表示。第6類だけでなく全類共通の運搬標識の規定。
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問16.第6類危険物の運搬容器の材質として、過酸化水素はアルミニウム製容器が最も適している。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素はアルミニウム等の金属と接触すると分解を促進するため、ステンレス(純度高)・ポリエチレン・ガラス容器を用いる。安定剤(リン酸・尿素等)を添加して保存する。
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問17.ハロゲン間化合物の運搬・貯蔵容器にはガラス容器が最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはハロゲン間化合物(特にBrF3・BrF5)はガラス(SiO2)と反応してフッ化ケイ素を生成するため使用不可。ニッケル・モネル・テフロン等のフッ素耐性容器を用いる。
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問18.第6類危険物の火災に対する消火方法として一般的に適しないものはどれか。
- ア.大量の水による希釈・冷却(ハロゲン間化合物を除く)
- イ.乾燥砂による被覆
- ウ.リン酸塩類の粉末消火剤
- エ.棒状の強化液による直接放射
正解:エ.棒状の強化液による直接放射
解説:棒状放射は飛散・周辺可燃物への延焼拡大を招くため不適。第6類の消火は水(霧状)・乾燥砂・粉末(リン酸塩類)が原則。ハロゲン間化合物のみ水系不可で乾燥砂・粉末のみ。
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問19.過酸化水素水の火災では強アルカリ性の消火薬剤を多量に放射するのが最も効果的である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素はアルカリ性で分解が著しく促進されるため、強アルカリ薬剤は危険。大量の水(霧状注水)で希釈冷却するのが原則。リン酸塩系は安定化に寄与し有効。
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問20.硝酸が皮膚に付着した場合の応急処置として、患部を中和するため濃いアンモニア水を直接かけるのが正しい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは硝酸付着時は中和ではなく多量の流水で15分以上洗浄が原則。中和剤の直接使用は反応熱で二次的な熱傷を生む。流水洗浄後に医療機関へ。
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問21.硝酸とアルミニウムが反応する条件として最も適切なものはどれか。
- ア.希硝酸とは反応するが濃硝酸では不動態を形成し反応が抑制される
- イ.濃硝酸とは激しく反応するが希硝酸とは反応しない
- ウ.濃度に関係なく等しく反応する
- エ.濃度に関係なく全く反応しない
正解:ア.希硝酸とは反応するが濃硝酸では不動態を形成し反応が抑制される
解説:アルミニウムは濃硝酸では表面に緻密な酸化皮膜(不動態)を生じ反応が抑制されるが、希硝酸では不動態化せず溶解する。濃硝酸タンクをアルミで製作できるのはこの不動態のため。
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問22.過酸化水素は紫外線・熱・重金属イオン(鉄・銅・マンガン)の影響を受けて分解し、水と酸素を生成する。
正解:○(正しい)
解説:2H2O2 → 2H2O + O2 の分解反応が、光・熱・触媒(重金属イオン)で促進される。発生酸素が密閉容器内に蓄積すると圧力上昇・破裂事故の原因となるため、通気栓付き容器で冷暗所保管。
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問23.半導体製造ラインの洗浄工程で使用される過酸化水素水は通常30〜35%濃度であり、第6類危険物として規制対象となる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。第6類危険物の過酸化水素は濃度36重量%以上のものが該当する(危政令別表第三備考)。半導体洗浄(SC1・SC2液)で用いる過酸化水素は約31〜35%で36%未満のため、消防法上の危険物には該当しない。
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問24.三フッ化臭素(BrF3)の性質として最も適切なものはどれか。
- ア.無色透明で常温で気体である
- イ.淡黄色の液体で水・有機物と激しく反応する
- ウ.黒色固体で安定性が高い
- エ.可燃性で着火しやすい
正解:イ.淡黄色の液体で水・有機物と激しく反応する
解説:三フッ化臭素は淡黄色〜麦わら色の発煙性液体(比重約2.8)。水・有機物・金属酸化物と激しく反応し、強力なフッ素化剤として作用する。ガラスとも反応するため取扱い容器の選定が重要。
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問25.第6類危険物を取り扱う製造所等には「禁水」の掲示板を設けることが消防法令で義務付けられている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは「禁水」掲示は第1類のアルカリ金属の過酸化物・第3類の禁水性物質に必要。第6類には「可燃物接触注意」の掲示が必要(危規則第18条)。ハロゲン間化合物のみ実務上注水を避ける。
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問26.甲種危険物取扱者の受験資格として「乙種危険物取扱者免状を有する者で、4種類以上の乙種免状を所持する者」がある。乙6取得は甲種受験資格の一部となる。
正解:○(正しい)
解説:甲種受験資格に「乙種4種類以上所持」がある(消防法施行令第32条の4)。具体的には第1・2・3・5・6類のうちいずれかを含む3類+もう1類+αの組合せ等で4種以上。乙6は通過点として取得される。
根拠:消防法施行令 第32条の4 (出典: e-Gov法令検索)
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問27.次のうち乙種第6類危険物取扱者が立会いなしに単独で取り扱うことができる危険物の組合せとして正しいものはどれか。
- ア.硝酸・過塩素酸カリウム・ジエチルエーテル
- イ.硝酸・過酸化水素・ガソリン
- ウ.硝酸・過酸化水素・ハロゲン間化合物
- エ.硝酸・赤りん・トリニトロトルエン
正解:ウ.硝酸・過酸化水素・ハロゲン間化合物
解説:乙種免状所持者は取得した類の危険物のみ単独取扱い・立会いが可能。乙6は第6類(硝酸・過酸化水素・過塩素酸・ハロゲン間化合物・三フッ化臭素等)のみ。他類は別途免状必要。
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問28.過酸化水素60%水溶液の密度を約1.24g/cm3とすると、1Lに含まれる過酸化水素のモル数として最も近い値はどれか(H2O2分子量34)。
- ア.約11mol
- イ.約44mol
- ウ.約33mol
- エ.約22mol
正解:エ.約22mol
解説:1Lの質量=1000×1.24=1240g、うちH2O2は1240×0.60=744g、モル数=744/34≒21.9mol≒22mol。高濃度過酸化水素は単位体積あたり酸素供給量が大きく激しい酸化剤として作用。
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問29.硝酸は鉄・銅・銀と反応するが、白金・金とは常温では反応しない。
正解:○(正しい)
解説:硝酸はイオン化傾向のCu・Ag・Hgでも酸化作用で溶解させる強い酸化力を持つが、Au・Ptとは単独では反応しない。これらは王水(濃硝酸:濃塩酸=1:3)で初めて溶ける貴金属。
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問30.硝酸と銅の反応では、濃硝酸では水素ガスが、希硝酸では二酸化窒素ガスが発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは濃硝酸+Cu→赤褐色のNO2、希硝酸+Cu→無色のNOが発生する(空気中で赤褐色に変化)。硝酸は強酸化剤として作用するため通常の酸金属反応のH2は発生しない。
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問31.次の過酸化水素の分解事故事例の説明として最も適切なものはどれか。
- ア.金属粉や塵埃の混入・容器の汚染・温度上昇で急激に分解し容器破裂
- イ.屋外日陰の冷暗所通気栓付き容器でゆっくり分解が進む
- ウ.純度の高いガラス容器では絶対に分解しない
- エ.アルカリ性条件で分解が抑制される
正解:ア.金属粉や塵埃の混入・容器の汚染・温度上昇で急激に分解し容器破裂
解説:過酸化水素の事故は金属イオン・有機物混入による触媒分解の暴走・密閉容器内圧上昇による破裂が典型。アルカリ性では逆に分解が促進される。冷暗所・通気栓・安定剤添加が原則。
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問32.第6類危険物の屋内貯蔵所では、可燃物と同一の貯蔵室内に集中管理することで監視を容易にすべきである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類は可燃物(特に有機物・木材・紙等)と完全に分離して貯蔵する。混在貯蔵は接触時の激しい燃焼を招く。隔壁・別室・距離による隔離が原則。
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問33.硝酸タンクから硝酸が漏洩した場合の応急処置として、消石灰・ソーダ灰等で中和してから流水で洗い流すのが原則である。
正解:○(正しい)
解説:硝酸漏洩時は乾燥砂で拡大防止後、消石灰Ca(OH)2やソーダ灰Na2CO3で徐々に中和。発生NOxガスは防毒マスクで対応。下水・河川への直接流出は厳禁(環境汚染・他物質との反応)。
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問34.過酸化水素水の貯蔵容器に通気栓(ベント)を設ける主目的として最も適切なものはどれか。
- ア.湿気を吸収して水分量を一定に保つため
- イ.分解で発生する酸素を逃がし内圧上昇による破裂を防ぐため
- ウ.外気の二酸化炭素を取り込んで安定化させるため
- エ.塵埃を流入させて分解を促進するため
正解:イ.分解で発生する酸素を逃がし内圧上昇による破裂を防ぐため
解説:過酸化水素は徐々に分解し酸素を放出する。密閉容器では酸素蓄積で内圧が上昇し破裂事故を起こすため、通気栓で酸素を逃がす設計が必須。完全密閉は厳禁。
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問35.硝酸とエタノール・グリセリン等の有機物が接触すると、酸化反応で発熱し発火・爆発する危険性がある。
正解:○(正しい)
解説:硝酸は強酸化剤としてエタノール・グリセリン・木屑・紙等の有機物と接触すると激しい酸化反応で発熱し発火に至る。実験室事故の典型例。可燃物との混触厳禁。
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問36.ハロゲン間化合物は硫黄・りん・木炭等の可燃物と接触しても発火することはない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくはハロゲン間化合物は極めて強力なフッ素化剤・酸化剤で、硫黄・りん・木炭・有機物すべてと接触で発火する。アスベスト・乾燥砂等の不活性材料でしか取扱えない。
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問37.次のうち第6類危険物に該当しないものはどれか。
- ア.比重1.40以上の硝酸水溶液
- イ.濃度36%以上の過酸化水素水
- ウ.比重0.9のメチルアルコール
- エ.三フッ化臭素
正解:ウ.比重0.9のメチルアルコール
解説:メタノール(メチルアルコール)は第4類アルコール類(指定数量400L)。第6類は酸化性液体(硝酸・過酸化水素・過塩素酸・ハロゲン間化合物等)で、状態と酸化性で区別される。
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問38.過塩素酸(HClO4)は第6類危険物に該当し、無色の発煙性液体である。
正解:○(正しい)
解説:過塩素酸は第6類酸化性液体で無色の発煙性液体。極めて強い酸化力を持ち、加熱・衝撃・有機物接触で爆発的に反応する。常温でも徐々に分解するため不安定で取扱い注意。
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問39.過塩素酸を蒸留・濃縮する作業は通常の実験室で常温・密閉条件下で安全に実施できる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過塩素酸の濃縮は減圧蒸留かつ低温で行い、密閉や有機物混入は爆発を招く。72%を超える濃度の濃過塩素酸は極めて不安定で実験室事故の典型物質。
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問40.第6類危険物の指定数量を判定するうえで、複数品目を貯蔵する場合の倍数の計算方法として正しいものはどれか。
- ア.最も貯蔵量の多い1品目だけで計算する
- イ.品目ごとに独立判定し合算しない
- ウ.全品目の合計重量を300kgで除す
- エ.各品目の貯蔵量を指定数量で除し合計する
正解:エ.各品目の貯蔵量を指定数量で除し合計する
解説:指定数量の倍数は各品目「貯蔵量÷指定数量」の総和(消防法第10条・危政令第15条)。第6類は全品目300kgで同一だが、計算原則は他類混在時にも適用する基本ルール。
根拠:消防法 第10条 (出典: e-Gov法令検索)
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問41.化学プラントで濃硝酸を移送するための配管材質として、銅・黄銅(真鍮)は耐食性が高く最適である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは銅・黄銅は硝酸で激しく腐食しNO/NO2を発生する。濃硝酸用配管はステンレス(SUS304L以上)・アルミニウム合金・四フッ化エチレン(PTFE)ライニングが用いられる。
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問42.硝酸の蒸気は空気より重く、低所に滞留しやすい性質を持つ。
正解:○(正しい)
解説:硝酸蒸気(NO2を含む)は分子量46程度で空気(平均約29)より重く、漏洩時はピット・地下室・床面付近に滞留する。換気は床面付近からの排気が必須となる。
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問43.過酸化水素は水と任意の割合で混合する。これは水素結合性の極性分子であるためである。
正解:○(正しい)
解説:H2O2はH2Oと類似した極性分子で水素結合により水と任意割合で混和する。エーテル・アルコールにも溶けるが、ベンゼン等の非極性溶媒には溶けにくい性質を持つ。
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問44.硝酸を貯蔵するタンクの保護設備として誤っているものはどれか。
- ア.可燃物(木製パレット等)の周囲集積による緩衝
- イ.万一の漏洩に備えた防液堤設置
- ウ.蒸気吸収のためのスクラバー設置
- エ.金属容器のステンレス製選定
正解:ア.可燃物(木製パレット等)の周囲集積による緩衝
解説:可燃物の周囲集積は接触時の発火・延焼リスクを高め厳禁。第6類タンクは可燃物との隔離・防液堤・腐食対策ステンレス・蒸気スクラバーが基本設備。木製パレットの使用も避ける。
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問45.第6類危険物の運搬では、容器を積み重ねる場合の高さは原則3m以下に制限されている。
正解:○(正しい)
解説:危規則第46条で運搬容器の積み重ね高さは原則3m以下と定められる。崩落による破損・漏洩防止のため。第6類のみならず全類共通の運搬基準の一つ。
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問46.ハロゲン間化合物の輸送時に厳守すべき事項として最も適切なものはどれか。
- ア.水と一緒に積載し冷却効果を期待する
- イ.可燃物・水分・有機物との完全分離と専用容器使用
- ウ.他類の酸化剤と混載して効率化する
- エ.高温下で気化させて圧送する
正解:イ.可燃物・水分・有機物との完全分離と専用容器使用
解説:ハロゲン間化合物は水・有機物・可燃物すべてと激しく反応するため、専用のフッ素耐性容器(モネル・ニッケル・PTFE)に密閉し他物質との完全分離が必須。輸送事故事例も実在。
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問47.硝酸は熱・光・空気との接触によって徐々に分解し、二酸化窒素・酸素・水を生じる。
正解:○(正しい)
解説:4HNO3 → 4NO2 + O2 + 2H2O の分解反応が光・熱で進行。分解で黄褐色化し性能が劣化するため、褐色瓶・冷暗所保管が原則。長期保管品は色を確認して品質判定する。
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問48.次のうち過酸化水素の安定剤として一般に添加される物質はどれか。
- ア.塩化第二鉄・硫酸銅
- イ.水酸化ナトリウム・炭酸ナトリウム
- ウ.リン酸・尿素・ピロリン酸ナトリウム
- エ.二酸化マンガン・酸化銀
正解:ウ.リン酸・尿素・ピロリン酸ナトリウム
解説:過酸化水素の安定剤としてリン酸・尿素・ピロリン酸塩・スズ酸塩等の弱酸性物質や金属イオン捕捉剤が用いられる。アルカリは分解促進、Fe・Cu・Mn・Agは触媒分解の原因となる。
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問49.第6類危険物施設の位置・構造・設備基準において、保安距離・保有空地の規定は適用されない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類も他類同様に製造所等の区分に応じて保安距離・保有空地の規定が適用される(危政令第9条等)。指定数量の倍数で必要空地幅が決定される。
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問50.比重1.49の濃硝酸のおおむねの濃度として最も近いものはどれか。
- ア.約30%
- イ.約50%
- ウ.約70%
- エ.約90%
正解:エ.約90%
解説:比重1.49の硝酸はおおむね濃度90%である。なお第6類危険物の該当境界は比重1.40(おおむね濃度65%)以上で、1.49はそれよりかなり高濃度側にあたる。比重と濃度はほぼ単調増加し、1.40で約65%、1.49で約90%が目安。
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問51.実験室で第6類危険物を使用する際の保護具として、ゴム手袋(耐酸性)・保護メガネ・防毒マスク・耐薬品エプロンの着用が推奨される。
正解:○(正しい)
解説:硝酸・過酸化水素は皮膚・粘膜への腐食性が強く、蒸気も有毒。耐酸ゴム手袋・ゴーグル・防毒マスク(酸性ガス用吸収缶)・耐薬品エプロンの完全装備が必須。素手取扱いは禁止。
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問52.第6類危険物の貯蔵タンクの通気管に引火防止網(金網)を設置するのは、内部の引火性蒸気の外部火源への引火を防ぐためである。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類は不燃性で引火性蒸気を発生しないため引火防止網の主目的は適用しにくい。引火防止網は第4類引火性液体タンクの規定。第6類は可燃物接触防止が主眼。
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問53.硝酸とニトログリセリン製造工程の関係について最も適切なものはどれか。
- ア.濃硝酸と濃硫酸の混酸でグリセリンをニトロ化してニトログリセリンを生成する
- イ.硝酸はニトロ化反応の触媒として作用するのみで反応には消費されない
- ウ.希硝酸を加熱するだけでグリセリンから自動生成される
- エ.硝酸とニトログリセリンは無関係な物質である
正解:ア.濃硝酸と濃硫酸の混酸でグリセリンをニトロ化してニトログリセリンを生成する
解説:ニトログリセリン(第5類硝酸エステル類)は濃硝酸+濃硫酸の混酸でグリセリンをニトロ化して製造。硝酸は第6類だが、第5類爆薬の重要原料として化学工業上重要な関係を持つ。
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問54.第6類危険物施設で発生した火災通報時、消防隊への重要情報として「物質名・濃度・貯蔵量・水使用可否」を伝達することが望ましい。
正解:○(正しい)
解説:特にハロゲン間化合物は水系消火不可・有毒ガス発生のため、第一報での物質特定が消防活動を左右する。MSDS・容器ラベル情報の即時伝達体制を施設の自衛消防計画に組み込む。
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問55.過酸化水素水と二酸化マンガン(MnO2)を接触させたとき発生する気体はどれか。
- ア.水素
- イ.酸素
- ウ.塩素
- エ.二酸化炭素
正解:イ.酸素
解説:MnO2は過酸化水素分解の典型触媒。2H2O2→2H2O+O2の反応で酸素を発生する。実験室の酸素発生法として知られ、過酸化水素貯蔵時の重金属触媒回避の理由でもある。
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問56.第6類危険物の屋外貯蔵所での貯蔵は、すべての品目について消防法令上認められている。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは屋外貯蔵所で貯蔵できる第6類は限定されており、過酸化水素・ハロゲン間化合物・三フッ化臭素等は屋内貯蔵所が原則。屋外貯蔵所貯蔵可能危険物は危政令第16条で限定列挙。
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問57.硝酸の貯蔵タンクと過酸化水素のタンクは、同一防油堤内に隣接設置しても問題ない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは異なる第6類同士でも漏洩時に混合すると激しい酸化還元反応や分解促進を起こすため、別防液堤・離隔距離をとるのが原則。同類でも品目別管理が安全。
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問58.次のうち第6類危険物の共通する性質として誤っているものはどれか。
- ア.それ自体は不燃性である
- イ.強い酸化性で可燃物の燃焼を著しく促進する
- ウ.可燃性蒸気を発生し引火点を持つ
- エ.常温で液体である
正解:ウ.可燃性蒸気を発生し引火点を持つ
解説:第6類は不燃性のため引火点は存在しない(第4類引火性液体との根本的相違)。常温液体・不燃性・強酸化性・他物質との接触で激しい反応、が共通性質。引火点概念は適用外。
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問59.硝酸製造工程(オストワルト法)では、アンモニアの触媒酸化により一酸化窒素を生成し、これを酸化・吸収して硝酸を得る。
正解:○(正しい)
解説:オストワルト法:4NH3+5O2→4NO+6H2O(Pt-Rh触媒)、2NO+O2→2NO2、3NO2+H2O→2HNO3+NO。現代の工業的硝酸製造の主流プロセス。乙6取扱物の原料工程として理解必要。
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問60.甲種危険物取扱者免状で取扱える危険物の範囲として正しいものはどれか。
- ア.事業所が指定した1類のみ
- イ.第1類・第2類・第3類のみ
- ウ.第4類・第5類・第6類のみ
- エ.第1類から第6類までの全危険物
正解:エ.第1類から第6類までの全危険物
解説:甲種は第1類〜第6類すべての危険物の取扱い・立会いが可能(最上位資格)。乙種は取得類のみ、丙種は第4類の指定品目(ガソリン・灯油・軽油・重油等)のみ。
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問61.次の第6類危険物の貯蔵・取扱いに関する記述のうち誤っているものはどれか。
- ア.湿気を遮断するため完全密閉容器に保管する
- イ.容器は耐酸性・耐酸化性材質を選定する
- ウ.通風換気を良くし蒸気の滞留を防ぐ
- エ.可燃物・有機物・還元剤との接触を避ける
正解:ア.湿気を遮断するため完全密閉容器に保管する
解説:誤りは完全密閉。特に過酸化水素は分解で酸素発生し内圧上昇するため通気栓必須。ハロゲン間化合物は密閉が原則だが、過酸化水素・硝酸は分解ガス逃がしの通気構造が必要。
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問62.硝酸の物理的性質として、純粋な無水硝酸の融点は約-42℃、沸点は約83℃である。
正解:○(正しい)
解説:無水硝酸(100%HNO3)の融点-42℃・沸点83℃・比重1.50(20℃)。常温では分解しながら蒸気を発生する。市販品は68%(共沸組成)の濃硝酸が一般的で、沸点120℃。
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問63.過酸化水素水を高温に加熱しても分解は起こらず安定である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは過酸化水素は温度上昇に伴い分解速度が指数関数的に増大する(温度10℃上昇で約2倍)。150℃以上で激しく分解、密閉系では爆発に至る。低温保管が原則。
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問64.次の第6類危険物のうち、水と接触すると最も激しい反応を起こすものはどれか。
- ア.希硝酸
- イ.五フッ化臭素(BrF5)
- ウ.60%過酸化水素水
- エ.濃硝酸
正解:イ.五フッ化臭素(BrF5)
解説:ハロゲン間化合物(特にBrF5)は水と爆発的に反応しHF・HBrO3等を生成。硝酸・過酸化水素は水と任意割合で混和するのみで激しい反応はしない。水系消火の可否を分ける論点。
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問65.第6類危険物取扱施設の自動火災報知設備の設置基準は、危険物の数量・施設形態に関わらず一律に省略可能である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは指定数量の倍数や施設区分(製造所・屋内貯蔵所等)に応じて自動火災報知設備の設置義務がある(危規則第38条)。第6類でも他類同様の警報設備基準が適用される。
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問66.硝酸タンク車(タンクローリー)の積載タンクには、内圧上昇に備えた安全弁・破裂板の設置が義務付けられている。
正解:○(正しい)
解説:硝酸の分解で発生するNO2等のガスによる内圧上昇に備え、移動タンク貯蔵所には安全装置(安全弁・破裂板)・防波板等の設置が義務付けられる(危政令第15条・危規則第24条等)。
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問67.第6類危険物の事故事例における共通の教訓として最も適切なものはどれか。
- ア.金属容器の選定ミスは事故に直結しない
- イ.電気火花による引火が最も多い
- ウ.可燃物との混在・水分管理不備・通気不足が三大原因
- エ.希釈濃度では事故は発生しない
正解:ウ.可燃物との混在・水分管理不備・通気不足が三大原因
解説:第6類事故の典型は可燃物混入による発火、ハロゲン間化合物への水侵入、過酸化水素の通気不足による破裂。引火性ではなく酸化性ゆえの事故パターンを理解することが対策の核心。
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問68.過酸化水素水のモル濃度を求める計算で、35%(密度1.13g/cm3)水溶液1Lの過酸化水素モル数として最も近い値はどれか(分子量34)。
- ア.約8mol
- イ.約23mol
- ウ.約17mol
- エ.約12mol
正解:エ.約12mol
解説:1L=1130g、H2O2質量=1130×0.35=395.5g、モル数=395.5/34≒11.6≒12mol。半導体洗浄液(31〜35%)の典型計算で、化学プラントの保管量管理に直結する重要計算。
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問69.第6類危険物は引火性蒸気を発生しないため、第4類危険物施設と同一区画で貯蔵しても消防法上の問題はない。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは第6類(酸化剤)と第4類(可燃性液体)の混在は接触時の激しい燃焼を招き厳禁。運搬の混載も禁止(危規則別表第4)。同一区画貯蔵は事故拡大要因となる。
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問70.第6類危険物を貯蔵する屋内貯蔵所の床は、危険物の浸透しない構造とし、適当な傾斜と貯留設備(ためます)を設けることが規定されている。
正解:○(正しい)
解説:危政令第10条で液状危険物の屋内貯蔵所床は浸透性のない構造・傾斜・ためます設置が義務。漏洩時の拡散防止・回収容易化のため。第6類はすべて液体のため当該規定の対象。
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問71.ハロゲン間化合物の火災で乾燥砂のほかに有効な消火剤として最も適切なものはどれか。
- ア.炭酸水素塩類の粉末消火剤
- イ.強化液(霧状)
- ウ.二酸化炭素消火剤
- エ.ハロゲン化物消火剤
正解:ア.炭酸水素塩類の粉末消火剤
解説:ハロゲン間化合物には水系(強化液含む)不可・CO2不可・ハロン不可(フッ素化反応の懸念)。乾燥砂・乾燥粉末(炭酸水素塩類)が有効。リン酸塩系よりも炭酸水素塩類が推奨される。
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問72.硝酸の比重1.40以上が危険物該当条件であるのに対し、過酸化水素は重量パーセント濃度(36重量%以上)が条件となっており、判定基準が異なる。
正解:○(正しい)
解説:第6類の危険物該当性は品目ごとに基準が異なる。硝酸は比重1.40以上、過酸化水素は濃度36重量%以上、過塩素酸・ハロゲン間化合物は組成名のみで該当。基準値の暗記は出題頻出。
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問73.実験室の硝酸試薬瓶を冷蔵庫で4℃保管することは、揮発防止と分解抑制の観点から有効な保管方法である。
正解:○(正しい)
解説:低温保管は分解速度低下・蒸気圧低減・劣化抑制に有効。ただし他試薬との隔離(可燃物・有機物との分離・他類危険物との別保管)が前提。専用冷蔵庫(耐酸性)が望ましい。
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問74.発煙硝酸の取扱い上、最も警戒すべき特徴として適切なものはどれか。
- ア.水と接触すると爆発的に反応する
- イ.空気中で赤褐色のNO2有毒ガスを発煙する高酸化性
- ウ.可燃性蒸気を発生し低引火点を持つ
- エ.金属と全く反応しない不活性
正解:イ.空気中で赤褐色のNO2有毒ガスを発煙する高酸化性
解説:発煙硝酸はNO2溶解で空気曝露時にNO2を発生する。NO2は強い毒性(許容濃度3ppm)・刺激性で粘膜傷害・遅発性肺水腫を引き起こす。換気・防毒マスク必須・少量取扱い厳守。
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問75.第6類危険物取扱者乙種の免状を取得した後も、危険物取扱者は10年に1度の保安講習の受講義務がある(危険物取扱作業に従事する場合)。
正解:×(誤り)
解説:誤り。正しくは保安講習は危険物取扱作業従事者に対し従事開始後1年以内・以後3年以内ごと(消防法第13条の23)。非従事者は受講義務なし。免状更新は10年だが保安講習とは別制度。
根拠:消防法 第13条の23 (出典: e-Gov法令検索)