危険物取扱者 乙種2類「基礎的な物理学・化学」の一問一答
📖 危険物取扱者 乙種2類「基礎的な物理学・化学」の全44問と解説(一覧)
危険物取扱者 乙種2類の基礎的な物理学・化学に関する一問一答(全44問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。
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問1.可燃性固体は、加熱されると分解または融解して水蒸気のみを発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。可燃性固体は加熱で分解・融解し「可燃性蒸気」を発生(水蒸気のみではない)。
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問2.粉体(粉末状の可燃性固体)は、表面積が大きいため燃焼速度が速い。
正解:○(正しい)
解説:粉体は同質量の塊状品より表面積が大きく、酸素との接触面が増えるため燃焼速度が速くなります。粉塵爆発の原因にもなります。
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問3.粉塵爆発は、可燃性粉体が空気中に浮遊した状態で点火源があると起こる。
正解:○(正しい)
解説:可燃性粉体(金属粉・小麦粉等)が空気中に浮遊・分散して燃焼範囲内になると、点火により急激な燃焼=粉塵爆発が起こります。
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問4.酸化と還元は、別々の反応として独立に進行することが多い。
正解:×(誤り)
解説:誤り。酸化と還元は「必ず同時に起こる」反応です(電子の授受で対)。
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問5.導電体には静電気が蓄積しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。導電体は「静電気が蓄積しにくい」(電気が逃げやすい)。蓄積しやすいのは絶縁体。
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問6.熱伝導率の大きい物質ほど、熱を伝えやすく蓄熱しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。熱伝導率が大きい物質は熱を伝えやすく「蓄熱しにくい」(熱が散逸しやすい)。
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問7.燃焼速度は、可燃物の温度が高いほど速くなる。
正解:○(正しい)
解説:可燃物の温度が高いほど分子運動が活発で、酸化反応が進みやすく燃焼速度は速くなります。
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問8.可燃性蒸気と空気の混合気は、燃焼範囲外でも引火する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。燃焼範囲(爆発範囲)の上下限を外れた混合比では引火・燃焼しません。範囲内のみ引火可能です。
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問9.マグネシウムは水と反応して酸素を発生する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。マグネシウムは水と反応して「水素」を発生(酸素ではない)。Mg+2H2O→Mg(OH)2+H2。
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問10.比重1超の物質は水に浮かぶ。
正解:×(誤り)
解説:誤り。比重1超は水より重く沈みます。第2類の硫黄(比重約2)等は水に沈みます。
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問11.次のうち、粉塵爆発を起こさない物質はどれか。
- ア.アルミニウム粉
- イ.小麦粉
- ウ.岩塩粉
- エ.硫黄粉
正解:ウ.岩塩粉
解説:岩塩(NaCl)は不燃性の無機物で、可燃性粉塵に該当しないため粉塵爆発しません。他はすべて可燃性粉体。
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問12.可燃性固体の燃焼形態として正しい組み合わせはどれか。
- ア.表面燃焼 - ガソリン
- イ.蒸発燃焼 - 木炭
- ウ.内部燃焼 - 酸素ボンベ
- エ.分解燃焼 - 木材
正解:エ.分解燃焼 - 木材
解説:木材は加熱で熱分解しガスを出して燃える「分解燃焼」。木炭は表面燃焼、ガソリンは液体の蒸発燃焼です。
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問13.マグネシウム火災の消火について正しいものはどれか。
- ア.乾燥砂や金属火災用粉末消火剤を使う
- イ.二酸化炭素消火剤を使う
- ウ.注水で冷却消火
- エ.泡消火剤を使う
正解:ア.乾燥砂や金属火災用粉末消火剤を使う
解説:Mgは水・CO2と反応して水素やCを発生するため厳禁。乾燥砂で覆うか金属火災用粉末(NaCl系等)で消火します。
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問14.次のうち、酸化されやすい物質はどれか。
- ア.酸素
- イ.鉄粉
- ウ.窒素
- エ.塩化ナトリウム
正解:イ.鉄粉
解説:鉄粉は容易に酸化されて錆びる(Fe2O3を生成)。表面積が大きいため自然発火の危険もあります。
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問15.可燃物の燃焼速度を遅くする要因はどれか。
- ア.可燃物の温度を上げる
- イ.酸素濃度を上げる
- ウ.熱伝導率の高い金属表面に置く
- エ.可燃物を細かく粉砕する
正解:ウ.熱伝導率の高い金属表面に置く
解説:熱伝導率の高い金属表面は熱を逃がし、可燃物の温度上昇を抑え燃焼速度を下げます。他は逆に燃焼を促進します。
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問16.気体の圧力は温度一定では体積に比例する(ボイルの法則)。
正解:×(誤り)
解説:誤り。ボイルの法則は「圧力と体積が反比例」(PV=一定)。比例ではありません。
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問17.物質が酸素と反応するとき、必ず熱を放出する。
正解:×(誤り)
解説:誤り。酸化反応の多くは発熱反応ですが、すべてではありません。一部の酸化(窒素酸化物の生成等)は吸熱反応です。
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問18.熱エネルギーは温度の高い物体から低い物体へ移動する。
正解:○(正しい)
解説:熱は温度差により高温部から低温部へ自発的に移動します(熱力学第二法則)。
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問19.可燃物の発熱量が大きいほど、火災規模も大きくなる傾向がある。
正解:○(正しい)
解説:発熱量(燃焼熱)が大きい物質は単位質量あたりの放出エネルギーが大きく、火災規模も大きくなります。
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問20.一般に金属粉は粒子が細かいほど反応性が高く、発火しやすい。
正解:○(正しい)
解説:微粉化により表面積が増大し酸化反応が進みやすく、自然発火・粉塵爆発の危険が高まります。
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問21.燃焼の連鎖反応は、正触媒消火剤により断ち切ることができる。
正解:×(誤り)
解説:誤り。連鎖反応の抑制は「負触媒」(抑制剤)消火剤による。正触媒は反応を促進するため逆効果。
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問22.酸化還元反応では、酸化数が増加する物質は酸化剤として働く。
正解:×(誤り)
解説:誤り。酸化数が増加する物質は「還元剤」(電子を放出して酸化される側)。酸化剤は酸化数が減少する側。
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問23.比熱が大きい物質ほど、温度を変化させるのに多くの熱量が必要となる。
正解:○(正しい)
解説:比熱は単位質量を1℃変化させるのに必要な熱量。比熱が大きいほど温度変化に多くの熱量が必要です。
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問24.炎は高温・高エネルギーの状態で、常に放射熱を発する。
正解:○(正しい)
解説:炎は熱輻射(赤外線等の電磁波)を放出。火災の延焼は放射熱が主要因の一つです。
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問25.次の物質のうち、最も比熱が大きいものはどれか。
- ア.鉄
- イ.銅
- ウ.水
- エ.アルミニウム
正解:ウ.水
解説:水の比熱は4.18 J/(g·K)で他の物質より圧倒的に大きく、冷却消火剤として優れた性質を持つ理由です。
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問26.次のうち、可燃性ではないものはどれか。
- ア.水素
- イ.一酸化炭素
- ウ.メタン
- エ.二酸化炭素
正解:エ.二酸化炭素
解説:二酸化炭素は不燃性で、消火剤として使用されます。水素・一酸化炭素・メタンは可燃性ガスです。
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問27.粉塵爆発の発生条件として正しくないものはどれか。
- ア.粉体が湿潤で水分を多く含む
- イ.燃焼範囲内の濃度
- ウ.酸素濃度が十分にある
- エ.可燃性粉体が空気中に浮遊
正解:ア.粉体が湿潤で水分を多く含む
解説:湿潤・水分を含む粉体は粉塵爆発しません。乾燥した可燃性粉体・適切な濃度・酸素・点火源が条件です。
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問28.燃焼の三要素を断つ方法として、除去消火に該当するものはどれか。
- ア.泡消火剤を使う
- イ.ガス元栓を閉じる
- ウ.水で冷却する
- エ.粉末消火剤を使う
正解:イ.ガス元栓を閉じる
解説:ガス元栓を閉じる=可燃物の供給を断つ→除去消火。泡は窒息、水は冷却、粉末は抑制(負触媒)消火です。
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問29.物質の状態変化のうち、液体から気体への変化はどれか。
- ア.融解
- イ.凝固
- ウ.蒸発(気化)
- エ.昇華
正解:ウ.蒸発(気化)
解説:液体→気体は蒸発(気化)。融解は固体→液体、凝固はその逆、昇華は固体↔気体です。
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問30.硫黄の燃焼で生成する二酸化硫黄(SO2)は、水に溶けて亜硫酸を生じる。
正解:○(正しい)
解説:SO2 + H2O → H2SO3(亜硫酸)。SO2は刺激臭の有毒ガスで、酸性雨の原因物質でもあります。
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問31.金属の酸化反応では、金属がイオン化して電子を放出する。
正解:○(正しい)
解説:金属の酸化は M → M^n+ + ne- の形で電子を放出(酸化されて陽イオンになる)。
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問32.マグネシウムが燃焼すると、酸化マグネシウム(MgO)が生成される。
正解:○(正しい)
解説:2Mg + O2 → 2MgO。Mgの燃焼は強い白色光を伴い、フラッシュ撮影等でも利用されました。
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問33.粉塵爆発の発生にかかる時間は数秒〜数十秒の遅延がある。
正解:×(誤り)
解説:誤り。粉塵爆発は瞬時(ミリ秒〜数百ミリ秒)に進行します。粉体が浮遊して点火源があれば、ほぼ瞬時に爆発します。
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問34.アルミニウム粉は水・酸と反応して水素を発生する。
正解:○(正しい)
解説:2Al + 6H2O → 2Al(OH)3 + 3H2、2Al + 6HCl → 2AlCl3 + 3H2 等で水素発生。粉末状で表面積が大きいほど反応が速い。
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問35.物質の比重が1未満であれば、必ず水に浮く(液体・固体問わず)。
正解:○(正しい)
解説:比重1未満(密度<1g/cm³)の物質は水より軽いため水面に浮きます。混ざりにくい液体でも同様です。
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問36.燃焼の連鎖反応は、燃焼の四要素のうちの一つである。
正解:○(正しい)
解説:燃焼の三要素(可燃物・酸素・点火源)に「連鎖反応」を加えて四要素とする考え方もあります。負触媒消火は連鎖反応を断つ消火法。
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問37.発火点は引火点よりも常に低い温度である。
正解:×(誤り)
解説:誤り。発火点は通常引火点より「高い」温度です。引火点で蒸気が引火、より高温の発火点で点火源なしに自然発火します。
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問38.熱伝導率の大きい金属表面は、可燃物の発火・燃焼を促進しやすい。
正解:×(誤り)
解説:誤り。熱伝導率の大きい金属は熱を周囲に逃がすため、可燃物の温度上昇を抑制し、発火・燃焼を抑える方向に働きます。
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問39.炎は固体・液体・気体のいずれでもないプラズマ状態を含む。
正解:○(正しい)
解説:炎の高温部分はイオン化したプラズマ状態を含みます。可燃性蒸気の急激な酸化反応が炎の本体です。
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問40.次のうち、燃焼の種類と例の組み合わせとして正しいものはどれか。
- ア.表面燃焼 - 木炭
- イ.蒸発燃焼 - 木材
- ウ.分解燃焼 - ガソリン
- エ.内部燃焼 - 鉄
正解:ア.表面燃焼 - 木炭
解説:木炭は表面で直接酸素と反応する表面燃焼。木材は分解燃焼、ガソリンは蒸発燃焼、鉄は燃えにくく標準的な分類対象外。
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問41.次のうち、可燃性の粉塵爆発を起こさないものはどれか。
- ア.アルミニウム粉
- イ.岩塩
- ウ.マグネシウム粉
- エ.小麦粉
正解:イ.岩塩
解説:岩塩(NaCl)は不燃性の無機物で、可燃性粉塵に該当せず粉塵爆発しません。他は可燃性粉体です。
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問42.燃焼速度が最も速くなる条件はどれか。
- ア.可燃物の温度が低く、酸素濃度も低い
- イ.可燃物が液状で常温
- ウ.可燃物の温度が高く、酸素濃度が高い
- エ.可燃物の表面積が小さい
正解:ウ.可燃物の温度が高く、酸素濃度が高い
解説:温度高 + 酸素濃度高 + 表面積大の組合せで燃焼速度は最大になります。
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問43.次のうち、不活性ガスに該当するものはどれか。
- ア.酸素
- イ.水素
- ウ.塩素
- エ.窒素
正解:エ.窒素
解説:窒素は反応性が低い不活性ガス。酸素は支燃性、水素は可燃性、塩素は反応性高で支燃性。
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問44.熱化学反応で吸熱反応の例はどれか。
- ア.水の蒸発
- イ.水の凝固
- ウ.水素の燃焼
- エ.メタンの燃焼
正解:ア.水の蒸発
解説:水の蒸発(液→気)は吸熱反応(気化熱を吸収)。凝固・燃焼は発熱反応です。