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危険物取扱者 丙種「燃焼及び消火に関する基礎知識」の一問一答

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📖 危険物取扱者 丙種「燃焼及び消火に関する基礎知識」の全76問と解説(一覧)

危険物取扱者 丙種の燃焼及び消火に関する基礎知識に関する一問一答(全76問)の正解と解説の一覧です。上の一問一答で実際に解いてから、ここで復習・確認できます。

  1. 問1.燃焼の三要素とは、可燃物・水・点火源である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。燃焼の三要素は「可燃物・酸素供給源・点火源」(水ではない)。

  2. 問2.引火点とは、可燃性液体が燃焼を開始する温度のことである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。引火点は、可燃性液体の液面から発生する蒸気が点火源により引火するのに十分な濃度になる最低液温のことです。燃焼を継続する温度は燃焼点です。

  3. 問3.発火点とは、可燃物を空気中で加熱したとき、点火源なしに自ら発火する最低温度である。

    正解:○(正しい)

    解説:発火点(自然発火温度)は、外部の点火源がなくても可燃物が自ら燃え始める最低温度です。

  4. 問4.引火性液体の蒸気は、一般に空気より軽い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第4類危険物の蒸気比重はすべて1より大きく、空気より重いため、低所にたまりやすい性質があります。

  5. 問5.燃焼範囲(爆発範囲)とは、可燃性蒸気が単独で燃焼できる温度の範囲である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。燃焼範囲は「可燃性蒸気と空気の混合気体が燃焼できる濃度範囲」(vol%で表す)。温度ではなく濃度。

  6. 問6.燃焼範囲の下限値が高いほど、引火の危険性は高い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。下限値が「低い」ほど少量蒸気で引火可能で危険性が高い(高いほど安全側)。

  7. 問7.静電気の火花は、引火性液体の点火源となりうる。

    正解:○(正しい)

    解説:静電気放電による火花は、引火性蒸気に引火するのに十分なエネルギーを持ち、引火原因となります。

  8. 問8.窒息消火とは、燃焼物の温度を下げて消火する方法である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。窒息消火は「酸素供給を断って消火」する方法。温度を下げるのは冷却消火。

  9. 問9.冷却消火とは、燃焼物の温度を発火点以下に下げて消火する方法である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。冷却消火は「引火点以下」に下げる方法(発火点以下では燃焼継続困難の場合もあるが基準は引火点)。

  10. 問10.負触媒消火(抑制消火)とは、燃焼物への酸素供給を遮断する消火方法である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。負触媒消火は「燃焼の連鎖反応を化学的に抑制」する方法。酸素遮断は窒息消火。

  11. 問11.液体の燃焼は、液面から蒸発した蒸気が空気と混合して燃焼する蒸発燃焼である。

    正解:○(正しい)

    解説:引火性液体は液体そのものが燃えるのではなく、液面から蒸発した可燃性蒸気が空気と混合して燃焼します。

  12. 問12.泡消火剤は、油火災に対して窒息効果と冷却効果がある。

    正解:○(正しい)

    解説:泡消火剤は油面を泡で覆い酸素を遮断(窒息効果)するとともに、水分による冷却効果もあります。

  13. 問13.二酸化炭素消火剤は、電気火災には使用できない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。CO2消火剤は「電気火災(C火災)にも使用可」(不導性で電気を通さない)。

  14. 問14.粉末消火剤は、油火災に対して冷却効果のみを持つ。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。粉末消火剤は油火災に対し「負触媒効果(抑制効果)」が主(冷却効果は微小)。

  15. 問15.水は、すべての危険物の消火に使用できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。水は油火災に棒状で放射すると油が飛散して火災が拡大する恐れがあり、すべての危険物に適するわけではありません。

  16. 問16.引火点が高い液体ほど、引火の危険性が高い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。引火点が「低い」ほど常温で引火しやすく危険。高いほど安全側(加熱しないと引火しない)。

  17. 問17.可燃性蒸気が燃焼範囲の上限値を超えても、なお激しく燃焼する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。上限値を超えると「酸素不足で燃焼しなくなる」。下限未満(希薄)でも燃焼しない。

  18. 問18.自然発火とは、外部からの点火源を与えて発火させることである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。自然発火は「外部点火源なしに自ら発熱して発火」する現象。点火源を与えるのは強制発火。

  19. 問19.燃焼速度は、可燃物の表面積が大きいほど遅くなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。可燃物の表面積が大きいほど酸素との接触面積が増えるため、燃焼速度は速くなります。

  20. 問20.消火器の使用時には、風下から消火するのが基本である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。消火器は「風上から」消火するのが基本(風下からだと火炎・熱が直撃して危険)。

  21. 問21.油火災に霧状の水を放射することは、冷却効果が期待できる。

    正解:○(正しい)

    解説:霧状の水は微細な水滴が蒸発する際に熱を奪い、冷却効果があります。棒状放射と異なり油の飛散も少なくなります。

  22. 問22.完全燃焼すると一酸化炭素が発生する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。完全燃焼では二酸化炭素と水が生成されます。一酸化炭素は不完全燃焼のときに発生する有毒ガスです。

  23. 問23.有機物の燃焼では、一般に二酸化炭素と水が生成される。

    正解:○(正しい)

    解説:有機物(炭素・水素を含む物質)の完全燃焼では、炭素がCO2に、水素がH2Oになります。

  24. 問24.熱の伝わり方には、伝導・対流・放射(輻射)の3種類がある。

    正解:○(正しい)

    解説:伝導は物質内部を熱が移動、対流は液体や気体の流動で伝わる方法、放射は電磁波により伝わる方法です。

  25. 問25.燃焼の三要素のうち一つでも除去すれば、消火することができる。

    正解:○(正しい)

    解説:燃焼は可燃物・酸素供給源・点火源の三要素がそろって継続するため、いずれか一つを除去すれば消火できます。

  26. 問26.引火点と発火点は同じ意味である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。引火点は点火源により引火する最低液温、発火点は点火源なしに自然発火する最低温度であり、全く異なる概念です。

  27. 問27.液体の蒸気比重が大きいほど、低所に蒸気が滞留しやすい。

    正解:○(正しい)

    解説:蒸気比重が大きい(空気より重い)と、蒸気は下方に沈み、くぼみや溝などの低所にたまりやすくなります。

  28. 問28.燃焼範囲が広い物質ほど、引火・爆発の危険性が高い。

    正解:○(正しい)

    解説:燃焼範囲が広いほど、幅広い蒸気濃度で着火できるため、引火・爆発の危険性が増します。

  29. 問29.酸素濃度が高いほど、燃焼速度は一般に速くなる。

    正解:○(正しい)

    解説:酸素は燃焼の支燃物であり、酸素濃度が高まると燃焼反応が促進され、燃焼速度が速くなります。

  30. 問30.粉じん爆発は、可燃性の粉じんが空気中に浮遊した状態で起こりうる。

    正解:○(正しい)

    解説:微細な可燃性粉じんが空気中に浮遊し、点火源があると急激に燃焼して爆発(粉じん爆発)が起こります。

  31. 問31.消火剤は、燃焼の三要素のうち複数を同時に除去する効果を持つ場合がある。

    正解:○(正しい)

    解説:例えば泡消火剤は窒息効果と冷却効果を、粉末消火剤は窒息効果と抑制効果を併せ持ちます。

  32. 問32.強化液消火剤は、霧状に放射することで油火災にも使用できる。

    正解:○(正しい)

    解説:強化液消火剤を霧状に放射すると、冷却効果と負触媒効果により油火災にも対応できます。棒状放射は不適です。

  33. 問33.乾燥砂は、小規模な油火災の消火に使用できる。

    正解:○(正しい)

    解説:乾燥砂は油面を覆い酸素を遮断する窒息効果があり、少量の油火災に対して有効です。

  34. 問34.可燃性蒸気の濃度が燃焼範囲の下限値より低ければ、引火の危険はない。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。下限値以下では直ちに引火しませんが、蒸気が滞留すると濃度が上昇して燃焼範囲に入る可能性があるため、完全に安全とは言えません。

  35. 問35.蒸発燃焼とは、液体が蒸発して可燃性蒸気が空気と混合し燃焼することである。

    正解:○(正しい)

    解説:蒸発燃焼は引火性液体に特有の燃焼形態で、液面から発生した蒸気が空気と混合して燃焼する現象です。

  36. 問36.不完全燃焼では、すすや一酸化炭素が発生しやすい。

    正解:○(正しい)

    解説:酸素が不足した状態での不完全燃焼では、炭素が完全に酸化されず、すす(炭素微粒子)や有毒な一酸化炭素が発生します。

  37. 問37.放射(輻射)による熱の伝達は、真空中でも起こる。

    正解:○(正しい)

    解説:放射(輻射)は電磁波による熱の伝達であるため、物質がなくても(真空中でも)熱が伝わります。太陽熱が好例です。

  38. 問38.対流による熱の移動は、固体中で活発に起こる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。対流は「液体・気体」(流体)で起こる熱移動。固体中では起こりません(固体は伝導が主)。

  39. 問39.水は蒸発するときに大量の熱を吸収するため、冷却消火に適している。

    正解:○(正しい)

    解説:水の蒸発潜熱は非常に大きく(約2,260kJ/kg)、蒸発時に燃焼物から大量の熱を奪い、効果的に冷却します。

  40. 問40.電気火災に棒状の水を放射すると、感電の危険がある。

    正解:○(正しい)

    解説:水は電気の良導体であるため、通電中の電気設備に棒状の水を放射すると、水を伝って感電する危険があります。

  41. 問41.二酸化炭素消火剤は、密閉された空間で使用すると窒息の危険がある。

    正解:○(正しい)

    解説:二酸化炭素消火剤は酸素を押し出す窒息消火であるため、密閉空間では人が酸欠状態になる危険があります。

  42. 問42.可燃物の形状が細かいほど、燃えやすくなる。

    正解:○(正しい)

    解説:可燃物が細かいほど空気との接触面積が増え、酸化反応が起こりやすくなるため燃えやすくなります。

  43. 問43.次のうち、窒息消火の方法として正しいものはどれか。

    • ア.燃焼物に水をかける
    • イ.可燃物を取り除く
    • ウ.消火粉末を燃焼物に投げ入れる
    • エ.容器にふたをして空気を遮断する

    正解:エ.容器にふたをして空気を遮断する

    解説:容器にふたをして空気(酸素)の供給を遮断するのが窒息消火です。水による消火は冷却消火にあたります。

  44. 問44.燃焼の三要素に該当しないものはどれか。

    • ア.湿度
    • イ.酸素供給源
    • ウ.可燃物
    • エ.点火源

    正解:ア.湿度

    解説:燃焼の三要素は可燃物・酸素供給源・点火源です。湿度は燃焼のしやすさに影響しますが、三要素には含まれません。

  45. 問45.油火災に最も適した消火方法はどれか。

    • ア.棒状の水で冷却する
    • イ.泡消火剤で覆う
    • ウ.風を送って可燃物を飛ばす
    • エ.酸素を供給して完全燃焼させる

    正解:イ.泡消火剤で覆う

    解説:油火災には泡消火剤で油面を覆い、酸素を遮断する窒息消火が最も効果的です。棒状の水は油を飛散させ危険です。

  46. 問46.引火点の説明として正しいものはどれか。

    • ア.可燃物が空気中で自然に発火する温度
    • イ.燃焼が継続するために必要な最低温度
    • ウ.可燃性蒸気が点火源により引火する最低液温
    • エ.消火に必要な冷却温度

    正解:ウ.可燃性蒸気が点火源により引火する最低液温

    解説:引火点は、液体の表面から発生する可燃性蒸気が、点火源により引火するのに十分な濃度になる最低の液温です。

  47. 問47.静電気による火災を防止する方法として最も適切なものはどれか。

    • ア.作業場の湿度を下げる
    • イ.作業速度を上げる
    • ウ.化学繊維の衣服を着用する
    • エ.設備や容器に接地(アース)を施す

    正解:エ.設備や容器に接地(アース)を施す

    解説:接地(アース)により静電気を大地に逃がすことが最も効果的な防止方法です。湿度を上げる、天然繊維の衣服、ゆっくり作業も有効です。

  48. 問48.次のうち、点火源に該当しないものはどれか。

    • ア.窒素ガス
    • イ.静電気の放電火花
    • ウ.摩擦熱
    • エ.裸火

    正解:ア.窒素ガス

    解説:窒素ガスは不活性ガスであり点火源にはなりません。裸火・静電気放電・摩擦熱はいずれも点火源となります。

  49. 問49.消火効果のうち、ハロゲン化物消火剤の主な効果はどれか。

    • ア.冷却効果
    • イ.負触媒効果(抑制効果)
    • ウ.除去効果
    • エ.窒息効果

    正解:イ.負触媒効果(抑制効果)

    解説:ハロゲン化物消火剤の主な消火効果は、燃焼の化学的連鎖反応を断ち切る負触媒効果(抑制効果)です。

  50. 問50.燃焼の四要素とは、可燃物・酸素供給源・点火源・水分のことである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。燃焼の四要素は「可燃物・酸素供給源・点火源・連鎖反応」(水分ではない)。

  51. 問51.表面燃焼とは、木炭やコークスのように固体表面で直接燃焼する現象である。

    正解:○(正しい)

    解説:表面燃焼は、可燃性ガスの発生を伴わず、固体表面で酸素と直接反応して燃焼する形態です。木炭・コークスが該当します。

  52. 問52.分解燃焼とは、木材やプラスチックなどが熱分解して可燃性ガスを発生し燃焼する現象である。

    正解:○(正しい)

    解説:分解燃焼は固体が加熱により熱分解し、発生した可燃性ガスが燃焼する形態です。木材・紙・プラスチック等が該当します。

  53. 問53.比熱が大きい物質ほど、温度を上げるのに多くの熱量を必要とする。

    正解:○(正しい)

    解説:比熱は物質1gの温度を1℃上げるのに必要な熱量です。比熱が大きいほど加熱しにくく冷めにくい性質を持ちます。

  54. 問54.引火性液体の発火点は、一般に引火点よりも低い温度である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。発火点は引火点より「高い」温度(点火源なしで発火するには高温が必要)。

  55. 問55.酸素濃度がおおむね30%以下になると、一般に燃焼は継続できなくなる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。酸素濃度約「14〜15%以下」で燃焼継続不可(30%ではない)。

  56. 問56.蒸気圧が高い液体ほど、蒸発しやすく引火の危険性が高い。

    正解:○(正しい)

    解説:蒸気圧が高い液体は常温でも多量の蒸気を発生しやすく、燃焼範囲の濃度に達しやすいため引火の危険性が高くなります。

  57. 問57.粉末消火剤のうち、第1種粉末(炭酸水素ナトリウム)はA火災・B火災・C火災のすべてに適応する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第1種粉末(炭酸水素ナトリウム)は「B・C火災のみ」(A火災には不適)。A・B・C全対応は第3種粉末。

  58. 問58.第3種粉末消火剤(リン酸アンモニウム)はB・C火災のみに適応する。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。第3種粉末(リン酸アンモニウム=ABC粉末)は「A・B・C全ての火災に適応」(万能型)。

  59. 問59.泡消火剤は電気火災にも安全に使用できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。泡消火剤は導電性のため「電気火災には使用不可」(感電・短絡の危険)。

  60. 問60.強化液消火剤の主成分は炭酸カリウム水溶液である。

    正解:○(正しい)

    解説:強化液消火剤は炭酸カリウム水溶液を主成分とし、凍結温度が低く、冷却効果に加えて負触媒効果もあります。

  61. 問61.熱伝導率が大きい物質ほど、熱が伝わりやすい。

    正解:○(正しい)

    解説:熱伝導率は物質内部の熱の伝わりやすさを示す値で、金属は一般に熱伝導率が大きく熱が伝わりやすいです。

  62. 問62.燃焼点とは、引火後に燃焼が30秒以上継続する最低の液温のことである。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。燃焼点は「5秒以上」継続する最低液温。30秒ではない。

  63. 問63.混合危険とは、2種類以上の物質が混合することで発火・爆発する危険のことである。

    正解:○(正しい)

    解説:混合危険は、酸化性物質と可燃物など相互に反応する物質が混触することで発火や爆発を起こす危険をいいます。

  64. 問64.乾燥砂による消火は、主に冷却効果による消火である。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。乾燥砂は「窒息効果」(覆って酸素遮断)が主(冷却効果は微小)。

  65. 問65.膨張ひる石(バーミキュライト)は、少量の危険物の流出時に使用できる。

    正解:○(正しい)

    解説:膨張ひる石は吸油性があり、少量流出した危険物を吸着して拡大を防ぎ、窒息効果による消火にも使えます。

  66. 問66.水蒸気は蒸発潜熱を吸収して生じるため、消火時に大きな冷却効果を発揮する。

    正解:○(正しい)

    解説:水が蒸発する際に約2,260kJ/kgの潜熱を吸収し、この大きなエネルギー吸収が冷却消火の効果を高めます。

  67. 問67.燃焼範囲の上限値と下限値の差が大きい物質ほど危険性が低い。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。燃焼範囲の幅が広い物質ほど、広範囲の蒸気濃度で引火・燃焼するため、危険性は高くなります。

  68. 問68.金属火災にも、安全に水を使用できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。金属火災に水は「使用禁止」(金属が水と反応して水素発生・激しい反応)。乾燥砂等を使う。

  69. 問69.霧状の水は油火災に使用できず、棒状の水のみが安全に使用できる。

    正解:×(誤り)

    解説:誤り。霧状の水は油火災に「使用可(冷却+蒸気被覆効果)」、棒状は油を撥ねて拡大するため「使用不可」(記述が逆)。

  70. 問70.次のうち、消火効果と消火方法の組合せとして正しいものはどれか。

    • ア.窒息効果――鍋にふたをして消火する
    • イ.冷却効果――ろうそくの炎を吹き消す
    • ウ.除去効果――粉末消火剤で消火する
    • エ.抑制効果――水で消火する

    正解:ア.窒息効果――鍋にふたをして消火する

    解説:鍋にふたをして酸素を遮断するのは窒息消火です。吹き消すのは除去(酸素除去)、粉末は抑制、水は冷却が主効果です。

  71. 問71.水の消火能力が高い理由として最も適切なものはどれか。

    • ア.比重が1で安定しているから
    • イ.蒸発潜熱と比熱がともに大きいから
    • ウ.化学反応で酸素を吸収するから
    • エ.不燃性ガスを発生するから

    正解:イ.蒸発潜熱と比熱がともに大きいから

    解説:水は蒸発潜熱(約2,260kJ/kg)と比熱(約4.2J/g·℃)がともに大きいため、多量の熱を吸収して優れた冷却消火効果を発揮します。

  72. 問72.電気火災に使用できない消火剤はどれか。

    • ア.粉末消火剤
    • イ.二酸化炭素消火剤
    • ウ.棒状の水
    • エ.ハロゲン化物消火剤

    正解:ウ.棒状の水

    解説:棒状の水は電気の良導体であるため、通電中の電気設備に使用すると感電の危険があり、電気火災には使用できません。

  73. 問73.伝導・対流・放射のうち、真空中でも熱が伝わる方法はどれか。

    • ア.伝導のみ
    • イ.対流のみ
    • ウ.伝導と対流
    • エ.放射(輻射)のみ

    正解:エ.放射(輻射)のみ

    解説:放射(輻射)は電磁波による熱の伝達であり、物質がない真空中でも熱が伝わります。伝導と対流には物質が必要です。

  74. 問74.粉末消火剤の種類と適応火災の組合せとして正しいものはどれか。

    • ア.第3種粉末(リン酸アンモニウム)――A・B・C火災
    • イ.第2種粉末(炭酸水素カリウム)――A・B火災
    • ウ.第1種粉末(炭酸水素ナトリウム)――A・B・C火災
    • エ.第4種粉末(炭酸水素カリウムと尿素の反応生成物)――A火災のみ

    正解:ア.第3種粉末(リン酸アンモニウム)――A・B・C火災

    解説:第3種粉末(リン酸アンモニウム=ABC粉末)はA・B・C全ての火災に適応します。第1種・第2種はB・C火災のみです。

  75. 問75.次のうち、引火性液体の燃焼の説明として正しいものはどれか。

    • ア.液体そのものが直接燃焼する
    • イ.液面から発生した蒸気が燃焼する
    • ウ.液体が分解して燃焼する
    • エ.液体内部から気泡が発生して燃焼する

    正解:イ.液面から発生した蒸気が燃焼する

    解説:引火性液体は液体そのものが燃えるのではなく、液面から蒸発した可燃性蒸気が空気と混合して燃焼(蒸発燃焼)します。

  76. 問76.消火剤と使用上の注意の組合せとして正しいものはどれか。

    • ア.泡消火剤――密閉空間での酸欠に注意
    • イ.粉末消火剤――凍傷に注意
    • ウ.二酸化炭素消火剤――密閉空間での酸欠に注意
    • エ.強化液消火剤――再燃防止効果がないため注意

    正解:ウ.二酸化炭素消火剤――密閉空間での酸欠に注意

    解説:二酸化炭素消火剤は密閉空間で使用すると酸素を置換して酸欠状態となる危険があります。