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ITパスポート試験 2025年度(令和7年度) 公開問題

100問 ・ 目安 正答率60%

ITパスポートの2025年度(令和7年度) 公開問題で実際に出題された全100問を、1問ずつその場で答え合わせしながら演習できます。合否の目安は正答率60%(演習の目安)。各問に正解と、なぜその選択肢になるのかの解説を付けています。

本試験の合格基準:総合評価点600点以上かつ分野別評価点(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)がそれぞれ300点以上で合格(各1,000点満点・IRT方式)。

この回:基準は同じ(総合600点以上・分野別各300点以上/1,000点満点・IRT)。評価点はIRTで算出され、正答率60%と同じではない。本試験では100問中、総合評価は92問で行い、残り8問は今後の出題のための評価用(採点対象外)。

出典:iパス(ITパスポート試験)試験内容・出題範囲。このページの「目安 正答率60%」は演習の目安で、本試験の採点方法とは異なります。

この回は 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) が公開する本試験問題を、当サイトがその場で答え合わせできる一問一答形式に再編し、公式には付いていない「正解の根拠・各選択肢の解き方」の解説を追記したものです。原題の出典は各問に明記しています。

過去問の解答結果は学習記録・段位には反映されません。過去問は出題当時の法令・制度にもとづく問題を含むため、段位は継続して最新化している一問一答・模擬試験だけで判定しています。過去問を解かなくても段位で不利になることはありませんので、実力試しとして気軽にお使いください。

問 1
A社がB社に作業の一部を請負契約で委託している。作業形態a〜cのうち,いわゆる偽装請負とみなされる状態だけを全て挙げたものはどれか。 a B社の従業員が,A社内において,A社の責任者の指揮命令の下で,請負契約で取り決めた作業を行っている。 b B社の従業員が,A社内において,B社の責任者の指揮命令の下で,請負契約で取り決めた作業を行っている。 c B社の従業員が,B社内において,A社の責任者の指揮命令の下で,請負契約で取り決めた作業を行っている。
正解:ウ
請負契約では、受託側B社の従業員を指揮命令できるのはB社のみで、発注側A社が直接指揮命令すると、作業場所を問わず「偽装請負(実態は労働者派遣)」とみなされる。a(A社内でA社の指揮)とc(B社内でA社の指揮)はいずれもA社が指揮命令しており偽装請負、b(A社内でもB社の指揮)は正常な請負。よってa,cのウが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問1
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問 2
従来の情報セキュリティマネジメントシステム規格を基礎に追加で制定されたもので,クラウドサービスに対応した情報セキュリティ管理体制を構築するためのガイドライン規格として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
ISO/IEC 27017は、ISMS規格ISO/IEC 27001/27002を基礎に、クラウドサービス固有の情報セキュリティ管理策を追加したガイドライン規格で正解。ア ISO 14001は環境マネジメント、イ JIS Q 15001は個人情報保護マネジメント(Pマーク基準)、エ ISO 9001は品質マネジメントの規格。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問2
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問 3
政府は,官民データ活用推進基本法に定められた“官民データ活用推進基本計画”を策定し,官民データの公開や活用の促進に取り組んでいる。次の組織体のうち,官民データを所有しているものだけを全て挙げたものはどれか。 a 県庁 b 大学 c 電力事業者 d 独立行政法人
正解:イ
官民データ活用推進基本法における「官民データ」は、国・地方公共団体・独立行政法人・事業者等が事務・事業で管理する電磁的記録を広く指す。a県庁(行政)、d独立行政法人はもちろん、b大学(研究・学務データ)、c電力事業者(民間事業者の利用者データ等)もすべて官民データを所有する。よってa,b,c,dのイが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問3
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問 4
投資の優先度などの経営の戦略を策定するために,経済価値,希少性,模倣困難性及び組織の四つの要素で評価することによって,自社のもつ資源を分析する手法として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
VRIO分析は、経済価値(Value)・希少性(Rarity)・模倣困難性(Imitability)・組織(Organization)の4要素で自社の経営資源を評価し、競争優位の源泉を分析する手法で正解。ア 4Pはマーケティングミックス、イ PPMは事業ポートフォリオ分析、ウ SWOT分析は強み・弱み・機会・脅威の分析。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問4
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問 5
A社ではB商品の仕入れと販売を行っている。ある期のB商品の仕入単価は期首から上昇し続け,期末が最も高くなった。当該期の売上原価を“期首棚卸高+当期商品仕入高-期末棚卸高”で計算するとき,期末棚卸高の計算に期末の仕入単価を用いると,B商品の期末棚卸高及び売上原価は,期中の仕入単価の平均値を用いる場合に比べてどのようになるか。
正解:ウ
仕入単価が期首から上昇し期末が最高なので、期末棚卸高を「期末の仕入単価」で評価すると、期中平均単価で評価する場合より単価が高く、期末棚卸高は上がる。売上原価=期首棚卸高+当期仕入高-期末棚卸高なので、控除する期末棚卸高が上がれば売上原価は下がる。よってウが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問5
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問 6
特定電子メール法は,電子メールによる一方的な広告宣伝メールの送信を規制する法律である。企業担当者が行った次の電子メールの送信事例のうち,特定電子メール法の規制対象となり得るものはどれか。
正解:イ
特定電子メール法は広告宣伝メールにオプトイン(事前同意)を原則とする。イは、事前同意を得ず「拒否通知が来たら以後止めればよい」というオプトアウト的発想で送信しており、原則に反するため規制対象となり得る。ア・エは公表された企業アドレスや既存取引先への送信でオプトインの例外に該当、ウは事務連絡・料金請求で広告宣伝目的でなく規制対象外。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問6
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問 7
新しい概念やアイディアの実証を目的とした,開発の前段階における検証を表す用語はどれか。
正解:イ
PoC(Proof of Concept、概念実証)は、新しい概念やアイディアが実現可能かを開発の前段階で検証することで正解。ア CRMは顧客関係管理、ウ RASは信頼性・可用性・保守性、エ SLAはサービス品質に関する合意書。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問7
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問 8
AIの機械学習で利用するデータの取扱いに関する記述のうち,バイアスの低減やデータの品質を確保するために考えられる対策として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 学習の目的に適したデータであることを確認する。 b データの入手元・作成来歴を確認する。 c データへのアノテーションの付与は学習目的に合わせて実施する。 d 人間の目でも同定が困難と考えられる画像認識用のデータは除外する。
正解:イ
a(学習目的への適合確認)、b(入手元・作成来歴の確認)、c(学習目的に合わせたアノテーション付与)、d(人間でも同定困難なデータの除外)は、いずれもデータのバイアス低減・品質確保に有効な対策である。よってa,b,c,dすべてのイが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問8
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 9
ハッカソンに関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
ハッカソン(Hack+Marathon)は、プログラマーやデザイナー等のチームが与えられたテーマのプロトタイプを短期間で作成し成果を競い合うイベントで正解。ア はディベート、イ はセキュリティキャンプ等の合宿、エ はゲーミフィケーションの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問9
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 10
生成AIにおいて,もっともらしいが事実とは異なる内容が出力されることを表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
ハルシネーション(幻覚)は、生成AIがもっともらしいが事実と異なる内容を出力する現象で正解。ア エコーチェンバーは同じ意見が増幅される現象、イ シンギュラリティは技術的特異点、ウ ディープフェイクはAIによる偽の合成映像・音声。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問10
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 11
スマートファクトリーにおいても使用されている,FMS (Flexible Manufacturing System) に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
FMS(Flexible Manufacturing System、フレキシブル生産システム)は、複数の工作機械や産業用ロボットを有機的に結合し、生産プロセス全体を統括的に制御・管理して多品種少量生産に柔軟対応する仕組みで正解。ア はMOT、イ はSCM/ロジスティクス、ウ はJIT(ジャストインタイム)の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問11
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 12
商標法におけるサービスマークを説明したものはどれか。
正解:エ
サービスマークは、輸送・金融などの役務(サービス)を他社の役務と区別するために表示する商標で、エが正解。ア は企業自体を示すハウスマーク、イ は商品を区別する(狭義の)商品商標、ウ はプライベートブランドの説明。日本の商標法は商品商標に加え役務商標(サービスマーク)を保護対象とする。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問12
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 13
新しいITソリューションの活用の是非を判断するために,そのITソリューションの提供者に,活用事例や技術情報などの提供を依頼する文書として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
RFI(Request for Information、情報提供依頼書)は、ITソリューション導入の是非を判断するため、提供者に活用事例や技術情報の提供を依頼する文書で正解。ア EDIは電子データ交換、イ KPIは重要業績評価指標、エ RFP(提案依頼書)はベンダーに具体的な提案・見積りを依頼する文書。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問13
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 14
事業,経営情報に知財情報を組み込んで分析し,現状の俯瞰や将来展望などの分析結果を事業責任者,経営者と共有し,事業戦略又は経営戦略に反映させることを表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
IPランドスケープは、事業・経営情報に知財(特許等)情報を組み込んで分析し、現状俯瞰や将来展望を経営層と共有して事業・経営戦略に反映させる活動で正解。ア CVCは事業会社によるベンチャー投資、ウ MOTは技術経営、エ SWOT分析は強み・弱み・機会・脅威の分析。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問14
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問 15
事業運営における意思決定の迅速化,組織の独立採算の推進を目的とし,一つの企業の中に事業領域ごとに独立した組織を設置する組織形態はどれか。
正解:ア
カンパニー制組織は、一つの企業内に事業領域ごとの独立した組織(社内カンパニー)を設け、独立採算と権限委譲により意思決定の迅速化を図る組織形態で正解。イ 機能別組織は職能別、ウ プロジェクト組織は特定目的の一時的組織、エ マトリックス組織は機能軸と事業軸を組み合わせた組織。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問15
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 16
他人の電子メールの利用者IDとパスワードの取扱いに関する記述のうち,不正アクセス禁止法で規制されている行為だけを全て挙げたものはどれか。 a 正当な理由なく本人に無断で第三者に提供する。 b 他人の電子メールの利用者IDとパスワードを無効にするマルウェアを作成する。 c 本人に無断で使用して,メールサーバ上の電子メールを閲覧する。
正解:イ
不正アクセス禁止法は、a(正当な理由なく本人に無断で他人のID・パスワードを第三者に提供する=不正アクセス助長行為)と、c(本人に無断で使用してアクセスする=不正アクセス行為)を規制する。bのマルウェア作成は同法ではなく刑法の不正指令電磁的記録作成罪の対象。よってa,cのイが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問16
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 17
プロセスマイニングに関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
プロセスマイニングは、実際の業務システムの操作ログ等を収集し、現行業務プロセスを可視化・分析・モニタリングして課題を特定・改善する手法やツールで正解。イ はBPR、ウ はテキストマイニング、エ は暗号資産のマイニングの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問17
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 18
ITにおけるアクセシビリティに関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
アクセシビリティは、高齢者や障害者を含む多様な能力・特性をもつ幅広い人が等しく利用できるよう配慮した設計で、アが正解。イ はCRM、ウ はUX(ユーザーエクスペリエンス)、エ はアクセス制御(認可)の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問18
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 19
仮想環境を用いた技術であるAR又はVRの活用事例のうち,VRの活用事例として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
VR(仮想現実)はゴーグルで完全な仮想空間に没入する技術で、火災や地震の映像を見て避難を体験する防災訓練のアが該当する。イ(部屋に家具を試し置き)、ウ(史跡に昔の建物を重ねる)、エ(図鑑に動画を重ねる)は、いずれも現実の風景に情報を重ねるAR(拡張現実)の事例。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問19
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 20
ソフトウェアライフサイクルを企画プロセス,要件定義プロセス,開発プロセス,保守プロセスに分けたとき,企画プロセスのシステム化構想の立案時にベンダー企業から収集する情報として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
企画プロセスのシステム化構想立案時は、まず対象業務分野の情報技術動向をベンダー企業から収集して構想の方向性を検討するため、イが正解。ア の開発コスト見積りはシステム化計画確定後、ウ の発注元企業の役割は自社側で整理する事項、エ のベンダー技術者の保有資格は構想立案に不要な情報。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問20
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 21
基本的な機能やサービスは無償で提供し,追加の機能やサービスを有償で提供することで利益を上げるビジネスモデルを表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
「フリーミアム」はFree(無料)+Premium(割増)の造語で、基本機能を無償提供し、高度な追加機能を有償にして収益化するモデル。正解はイ。アのフリーウェアは無償配布ソフトそのもの、ウのフリーライドは「ただ乗り」、エのフリーランスは個人事業の働き方を指し、いずれもビジネスモデル名ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問21
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 22
営業部のAさんは,営業担当者10人の営業成績が一目で分かるように,各営業担当者が提出する営業見込みと実績を毎月集約してグラフ化したいと考えている。この問題を解決するために適用する技術やツールとして,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
営業担当10人分の見込みと実績を毎月集約してグラフ化するだけなら、表計算ソフトなどのオフィスツールで入力データを加工・可視化すれば十分であり、最も適切なのはウ。ア(AI)、イ(IoT)、エ(データサイエンス)は少人数の定型的な集計・作図には過剰で、目的に見合わない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問22
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 23
コーポレートガバナンスの強化に有効な施策だけを全て挙げたものはどれか。 a 株式公開買付けによる企業の買収 b 執行役員制度の導入による経営と執行の分離 c 独立性の高い社外取締役の選任
正解:ウ
コーポレートガバナンス(企業統治)は経営を監督・けん制する仕組みの強化を指す。b(執行役員制度で経営と執行を分離)と c(独立性の高い社外取締役の選任)はいずれも監督機能を高めるので有効であり、正解はウ。a の株式公開買付け(TOB)による買収は自社統治の強化策ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問23
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 24
RPAに関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
RPA(Robotic Process Automation)は、ホワイトカラーの定型的な事務作業をソフトウェアのロボットに代替させて自動化・効率化する技術で、正解はエ。アはBPO(業務のアウトソーシング)、イは工場の産業用ロボットによるFA、ウはEUC(利用者主体のシステム運用)の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問24
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 25
ブロックチェーンを適用した事例として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
ブロックチェーンは分散台帳により取引記録の改ざんや不整合を防ぐ技術で、デジタル社債の発行(ア)が適例。イは応答時間の高速化(処理性能の話)、ウは予約変更サービス、エは画像・音声のデータベース検索であり、いずれもブロックチェーンの特性とは無関係。正解はア。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問25
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 26
4月1日から5月31日までに,取引①から取引⑤があった。各取引の受注,売上計上,現金回収の状況が表のとおりであるとき,この取引先に対する5月31日時点の売掛金は何万円か。ここで,4月1日時点で売掛金残高はないものとする。
問26の図
正解:ウ
売掛金は「売上計上済みだが未回収」の金額で、受注だけでは計上されず、現金回収で消える。取引①(売上800・回収800)と②(売上500・回収500)は残高0。取引③(売上1,300・未回収)で+1,300、取引④(売上1,000・未回収)で+1,000、取引⑤は受注のみで売上計上なし=0。よって5月31日時点の売掛金=1,300+1,000=2,300万円で、正解はウ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問26
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 27
業務と情報システムを最適にすることを目的として,業務と情報システムの現状の把握と目標とする理想像の設定から現状と理想との乖離を明確にし,目標に向けた改善活動を移行計画として定義したい。このときに用いられる手法として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
EA(Enterprise Architecture)は、業務と情報システムの現状(As-Is)と理想像(To-Be)を把握して両者の乖離を明確化し、目標に向けた移行計画を定義する手法で、正解はイ。アのBIは蓄積データの分析・意思決定支援、ウのMOTは技術経営、エのSOAはサービス部品を組み合わせるシステム設計思想で、いずれも移行計画策定の手法ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問27
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 28
生成 AI に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
生成AIは、自然言語などの指示に従い、事前に学習した大量データを基に新しいコンテンツ(文章・画像等)を生成する技術で、正解はエ。アの「一切の学習を必要とせず」は誤りで大量学習が前提。イは回帰などの予測モデル、ウはRPAの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問28
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 29
企業経営の中核となる考え方を,ミッション,ビジョン,バリューの三つに分けて示す場合,ビジョンとして示すものとして,最も適切なものはどれか。
正解:イ
ミッション・ビジョン・バリューのうち、ビジョンは「使命(ミッション)をふまえて到達したい、ある時点でのありたい姿」を示すもので、正解はイ。アの存在意義・使命はミッション、ウの業績管理指標はKPI、エの重要成功要因はCSF(KFS)に当たる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問29
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 30
著作権に関して,次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。  a は著作権法による保護の対象になるが, b は対象にならない。
問30の図
正解:エ
著作権法はプログラム(表現)を保護対象とするが、アルゴリズムやプログラム言語・規約(プロトコル)は同法10条3項で保護対象外とされる。よってa=ソースプログラム(保護対象○)、b=通信プロトコル(対象外○)の組合せが正しく、正解はエ。アルゴリズムは保護されないためa不適、操作マニュアルは言語の著作物として保護されうるためb不適となる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問30
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 31
ERP システムの説明として,適切なものはどれか。
正解:イ
ERP(Enterprise Resource Planning)は、経理・人事・生産・販売などの基幹業務と関連情報を一元管理し、経営資源を最適に配分して効率的な経営を支援するシステムで、正解はイ。アはSFA/ナレッジ管理、ウはSCM、エはCRMの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問31
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 32
公共交通機関での移動履歴,Web サイトでの商品検索履歴,SNS やブログで発信したデータなど,個人の活動を記録する技術,又は記録そのものを表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
ライフログは、移動履歴・検索履歴・SNS投稿など個人の活動を記録する技術やその記録そのものを指す用語で、正解はウ。アのアクティビティ、イのトランザクション、エのレコードキーピングは、この意味を表す一般的用語ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問32
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 33
自動運転の水準は,一般的に“レベル1”から“レベル5”に分けられている。“条件付運転自動化”と呼ばれる“レベル3”が示す自動運転の水準に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
自動運転レベル3(条件付運転自動化)は、限定条件下で運転の主体がシステムに移るが、システムが継続困難となった場合はドライバーが運転を引き継がなければならない水準で、正解はア。イはレベル4/5(限定領域での完全自動化)、ウはレベル2(ハンドルと加減速の複合支援)、エはレベル1(自動ブレーキ等の一部支援)に相当する。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問33
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 34
ある商品を5,000個販売したところ,売上げが6,000万円,利益が400万円となった。商品1個当たりの変動費が7,000円であるとき,利益を1,000万円以上にするためには,少なくともあと何個販売すればよいか。
正解:イ
1個当たり販売価格=6,000万円÷5,000個=12,000円。限界利益=12,000−7,000(変動費)=5,000円/個。固定費=売上6,000万−変動費3,500万(7,000×5,000)−利益400万=2,100万円。追加販売数をxとすると、5,000×(5,000+x)−2,100万≧1,000万 → 5,000x≧6,000,000 → x≧1,200。よって少なくともあと1,200個で、正解はイ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問34
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 35
マーケティング戦略の策定プロセスのうち,自社製品の差別化ポイントを明確化するものはどれか。
正解:エ
マーケティングのSTP戦略のうち、自社製品の差別化ポイントを明確にして市場での位置づけを決めるのはポジショニングで、正解はエ。アのセグメンテーションは市場の細分化、イのターゲティングは狙う市場の選定、ウのプロモーションは販売促進活動を指す。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問35
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 36
合意したサービス提供時間帯のうち,実際に顧客が IT サービスを利用できた時間の割合で表されるものはどれか。
正解:ア
合意したサービス提供時間帯のうち、実際に顧客が利用できた時間の割合で表されるのは可用性(Availability)で、正解はア。イの機能性、ウの効率性、エの使用性はいずれもサービス・製品の品質特性だが、稼働時間の割合を表す指標ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問36
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 37
IT サービスマネジメントに関して,次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。  a はサービス提供者と顧客との間で合意されたサービス品質に関する合意書である。 a の遵守状況を確認し,IT サービスの品質を維持・改善させるための活動が b である。
問37の図
正解:エ
SLA(Service Level Agreement)は提供者と顧客が合意したサービス品質の合意書、SLM(Service Level Management)はSLAの遵守状況を確認し品質を維持・改善する活動で、a=SLA、b=SLMの組合せが正しく正解はエ。NDAは秘密保持契約、SCMはサプライチェーン管理で無関係。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問37
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 38
情報セキュリティ監査の説明として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
情報セキュリティ監査は、組織の情報資産に関わるリスクマネジメントが効果的に実施されているかを検証・評価する活動で、正解はエ。アはより広義のシステム監査/ITガバナンス保証、ウはIT戦略・方針の策定(ITガバナンス)、イは物理的な盗難防止ツールの説明で、いずれも情報セキュリティ監査そのものではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問38
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 39
ソフトウェア開発モデルであるアジャイルモデルの特徴に関して,次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。 アジャイルモデルとは,要件を確定してから開発を実施するウォーターフォールモデルの a する形で提唱された, b できるようにソフトウェアを開発するための手法の総称である。
問39の図
正解:ア
アジャイルは、要件を確定してから順に開発するウォーターフォールの課題(変更に弱い点)を改善する形で提唱され、開発工程で生じる種々の変更に迅速に対応できるようにする手法の総称。よってa=課題を改善、b=変更に迅速に対応の組合せが正しく、正解はア。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問39
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 40
変更管理委員会が設置されているプロジェクトで変更要求が発生した場合の記述として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
変更管理委員会(CCB)は変更要求のコストやスケジュールへの影響を評価し、コスト増や期日延期を理由に却下してよいので、正解はイ。アは審議するのは第三者でなくステークホルダー、ウはスコープ変更を含む要求も審議対象、エは全てをPM承認後に回すという順序が不適切で、いずれも誤り。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問40
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 41
システム開発プロジェクトで使用される技法のうち,スケジュール作成に用いる技法として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a DFD (Data Flow Diagram) b 回帰分析 c クリティカルパス法 d プレシデンスダイアグラム法
正解:エ
スケジュール作成に用いるのは、作業の最長経路(所要日数)を求めるc.クリティカルパス法と、作業の順序関係をノードと矢印で表しスケジュールを組むd.プレシデンスダイアグラム法。a.DFDはデータの流れを図示する構造化分析手法、b.回帰分析は変数間の関係を求める統計手法で、いずれもスケジュール作成用ではない。よって正解はエ(c, d)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問41
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 42
床下にネットワーク配線などのために一定の高さの空間をとり,容易に取り外しが可能なパネルを床板として並べたものはどれか。
正解:ア
フリーアクセスフロア(二重床、OAフロア)は、床板を一定の高さで浮かせて床下に配線用の空間を作り、取り外し可能なパネルを並べたもの。イのフリーアドレスは固定席を持たない座席運用、ウのフリースペースは共用空間、エのフリースポットは公衆無線LANのアクセスポイントを指し、いずれも床構造ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問42
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 43
営業部門の営業員が出張する際の出張旅費の手続に関して,組織間でけん制を日常的に実施している状況の記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
組織間のけん制(相互牽制)とは、一つの取引を複数の異なる立場の者が分担・チェックし合う仕組み。アは、営業員が精算書類を提出→別部門の経理担当者が審査→経理課長が承認、と作成・審査・承認が分離されており、組織間けん制が日常的に機能している。イは経理が内容を確認せず支払うだけ、ウは事前手配の流れ、エは事後の監査であり、いずれも日常のけん制とは言えない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問43
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 44
システム開発の早い段階で,目に見える形で利用者の要求が確認できるように確認用のソフトウェアを作成するソフトウェア開発モデルとして,最も適切なものはどれか。
正解:エ
プロトタイピングは、開発の早い段階で試作品(プロトタイプ)を作り、利用者に目に見える形で要求を確認してもらう開発モデル。イのウォーターフォールは工程を後戻りせず順に進める方式、ウのスパイラルは試作と評価を繰り返して段階的に開発する方式、アのアジャイルは短い反復で変化に対応する総称で、試作による要求確認そのものを指す語はプロトタイピング。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問44
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 45
計画時の予算が2,000万円で,40日間で100本のプログラムを作成するプロジェクトがある。プロジェクトが20日経過した時点で全体の40%である40本のプログラムが完成し,1,000万円のコストが掛かった。プロジェクトの指標を次の評価式で算出する場合,プロジェクトの指標として適切な組合せはどれか。ここで,各プログラムの作成に必要な日数及びコストは全て同一で,プロジェクト期間中は常に同じ量の作業が実施されるものとする。〔評価式〕スケジュール(%):(完成したプログラム本数÷評価時点での完成見込みプログラム本数)×100 コスト(%):(完成したプログラムに掛かったコスト÷完成したプログラム分として計画したコスト)×100
問45の図
正解:ア
評価時点(20日経過)での完成見込み本数は、40日で100本のペースから 20÷40×100=50本。スケジュール=実績40本÷見込み50本×100=80%。完成した40本分の計画コストは 40本×(2,000万円÷100本)=800万円で、コスト=実コスト1,000万円÷計画800万円×100=125%。よって正解はア(スケジュール80、コスト125)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問45
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 46
開発が完了したソフトウェアを本番環境にインストールする手順を明確にし,それを実施する工程として,適切なものはどれか。
正解:イ
完成したソフトウェアを本番環境にインストールする手順を定め実施する工程は、ソフトウェア導入。アのソフトウェア統合(結合)はモジュールを組み合わせる工程、ウの妥当性確認は要求を満たすかの検証、エの利用者教育は操作習得の支援であり、本番環境への導入作業とは別の工程。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問46
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 47
利用者が銀行の ATM のパネルを操作して入金処理を行う。この操作の要件を定義するときに,ソフトウェア開発の品質特性である使用性を考慮すべきインタフェースとして,最も適切なものはどれか。
正解:エ
使用性(ユーザビリティ)は、利用者がシステムをどれだけ使いやすいかを表す品質特性。ATMを操作するのは人間なので、使用性を考慮すべきなのはエの利用者とパネル(画面)のインタフェース。ア・イ・ウはOSやハードウェア、ソフトウェア同士の内部インタフェースで、人が直接操作しないため使用性の主対象ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問47
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 48
顧客から委託されたシステム開発プロジェクトのスコープの対象として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a プロジェクトで作成する成果物 b プロジェクトで使用する市販のスケジュール管理ツール c プロジェクトの要求事項を顧客が記載した文書
正解:ア
プロジェクトのスコープの対象は、そのプロジェクトで生み出す成果物である a のみ。b の市販スケジュール管理ツールは作業に使う道具であって成果物ではなく、c の顧客が記載した要求事項文書はスコープを定義する入力であって作成する成果物ではない。よって正解はア(a)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問48
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 49
クラウドサービスを提供するA社では,操作に関する質問に対して,サービスデスクのオペレーターが電話で対応するだけでなく,ホームページ上にFAQを公開している。サービスデスクの受付時間は午前9時から午後6時までである。このたびサービスデスクのサービスレベルを向上させるために,顧客向けのチャットボットを導入することにした。チャットボット導入の効果として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
チャットボットはソフトウェアが自動で応答するため、有人の受付時間(午前9時〜午後6時)に縛られず24時間対応が可能になる。よって正解はウ(問合せの受付時間を拡大できる)。ア・イはオペレーターのスキル、エはFAQの充実で、いずれもチャットボット導入の直接効果ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問49
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 50
チャットボットの説明として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
チャットボットは、利用者の質問に対してソフトウェアがリアルタイムで自動応答する仕組み(ア)。イはIoT、ウは物理的なロボット、エはRPA(ルール化された定型操作の自動化)の説明であり、いずれもチャットボットではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問50
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 51
社内で開発及び運用を行っている経理システムの内部監査を実施するとき,システム監査人として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
システム監査人には被監査部門からの独立性が求められる。エの経営者直轄組織に属し経理とITの知識をもつ従業員は、開発・運用・利用の当事者から独立しており適切。ア(運用担当者)、イ(開発を担った委託会社の従業員)、ウ(利用者である経理担当者)はいずれも監査対象の当事者で、独立性を欠くため不適切。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問51
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 52
A社は会計システムの再構築のプロジェクトを立ち上げ,システム開発をB社に外部委託している。B社から納品される成果物の検収において,プロジェクトの品質管理に係る手続を遵守しているかどうかのシステム監査を行う監査人として,適切な者は誰か。
正解:ア
検収における品質管理手続の遵守状況を監査するには、そのプロジェクトから独立した立場が必要。アの会計システム再構築に関与しないA社管理部門のリーダーは独立性を満たし適切。イ(A社のプロジェクトマネージャ)は当事者、ウ・エ(受託側B社の担当者)は被監査側であり、いずれも独立性を欠く。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問52
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 53
内部統制の基本的要素の一つである“ITへの対応”に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
内部統制の「ITへの対応」は、ITを目的化せず組織目標達成の観点から適切に活用することを求める。イのとおり、既存ITの利用拡大や使い方変更で目標を達成できるなら、新規導入や更新を必ずしも強いるものではない。アの「不注意ミスを全て防止」、ウの「全業務プロセスをITで自動化」、エの「IT依存で内部統制目的の達成が難しくなる」はいずれも言い過ぎで不適切。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問53
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 54
あるコールセンターでは,顧客からの電話による問合せに対応するオペレーターを支援するシステムに,顧客とオペレーターの会話の音声を認識し,顧客の問合せに対する回答の候補をオペレーターの PC の画面に表示する AI を導入した。1日の対応件数は1,000件であり,問合せ内容によって二つのグループ A,B に分けた。AI 導入前後の各グループの対応件数,対応時間が表のとおりであるとき,AI 導入後に,1,000件の問合せに対応する時間は何%短縮できたか。
問54の図
正解:ア
導入前の全体対応時間を100とすると、グループAが60、グループBが40。導入後はAが50%短縮で60→30、Bは変わらず40のまま。合計は30+40=70。短縮率は (100−70)÷100×100=30%。よって正解はア(30)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問54
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 55
システム開発プロジェクトの開始に当たり,人的資源に関する計画書を作成することにした。この計画において,要員を適切に配置し,より良いパフォーマンスを得るために考慮すべき事項として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。a プロジェクトに必要なスキルが要員に不足している場合は,トレーニングを計画する。b プロジェクトに必要なスキルよりも,要員の確保を常に優先するように計画する。c 要員をフレキシブルに配置するために,要員の役割と責任は,プロジェクトの計画段階では明確にせず,プロジェクトの開始後に定める。
正解:ア
人的資源計画では、a のとおりスキル不足の要員にはトレーニングを計画するのが適切。b は必要なスキルを軽視して確保を常に優先するもので不適切、c は要員の役割と責任を計画段階で明確にせず開始後に定めるもので、責任の曖昧さを招くため不適切。よって正解はア(a)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問55
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 56
Bluetoothに追加された仕様の一つであり,省電力性に優れているので,IoTシステムを長期間運用でき,送受信デバイス間の距離を知ることにも使われているものはどれか。
正解:ア
BLE(Bluetooth Low Energy)は、Bluetooth 4.0で追加された省電力仕様で、IoT機器を長期間運用でき、電波強度からデバイス間の距離推定にも利用される。イのIrDAは赤外線通信、ウのNFCは十数cmの近距離無線、エのPLCは電力線通信であり、いずれもBluetoothの省電力仕様ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問56
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 57
HTTPプロキシサーバの機能に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:イ
HTTPプロキシサーバは、PCとWebサーバの間に立ち、PCからの接続要求を代理で受けてWebサーバに接続し、送受信データを中継する(イ)。アはDHCP(IPアドレス割当て)、ウはDNS(名前解決)、エはSEOを狙った不正なコンテンツ書換えの説明であり、いずれもHTTPプロキシの機能ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問57
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 58
DNSの説明として,適切なものはどれか。
正解:ウ
DNS(Domain Name System)は、ホスト名やドメイン名とIPアドレスを対応付ける仕組み(ウ)。アはDHCP、イはHTTPS(SSL/TLS)、エはARP(IPアドレスとMACアドレスの対応付け)の説明であり、いずれもDNSではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問58
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 59
ISMSにおける内部監査に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ア
ISMSの内部監査では、JIS Q 27001の要求事項および組織自身が定めた要求事項への「適合性」だけでなく、ISMS活動が組織にとって「有効」に機能しているかも判定する(ア)。イは組織独自の要求事項だけを基準とする点、ウは前回結果を考慮しない点、エは不定期・抜き打ちを原則とする点でいずれも誤り(監査は計画に基づき実施する)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問59
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 60
TCP/IPネットワークで用いられるプロトコルであるFTPの役割として,適切なものはどれか。
正解:エ
FTP(File Transfer Protocol)は、TCP/IPネットワークでファイルをコンピュータ間で転送するプロトコル(エ)。アはNTP(時刻同期)、イはSMTP(電子メール転送)、ウはDHCP(IPアドレス自動割当て)の役割であり、いずれもFTPではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問60
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 61
DBMSのトランザクションに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:ウ
トランザクションとは、データベースに対する一連の処理を「全て成功したら確定(コミット)し、途中で失敗したら処理前の状態に戻す(ロールバック)」ことで矛盾を防ぐ処理単位であり、ウが正解。アはレプリケーション、イはログ(ジャーナル)の記録、エはインデックスの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問61
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 62
OS の仮想記憶方式に関する次の記述中の a〜c に入れる字句の適切な組合せはどれか。 プログラムの実行時に,コンピュータの[ a ]装置の[ b ]な容量に制約されない,[ c ]なアドレス空間を提供する。
問62の図
正解:ア
仮想記憶は、実行時にコンピュータの主記憶(=a)装置の物理的(=b)な容量に制約されない、論理的(=c)なアドレス空間をプログラムに提供する方式。補助記憶を退避先に使うことで、実際の主記憶容量を超えた大きなアドレス空間を扱える。よってアが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問62
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 63
データの尺度を名義尺度,順序尺度,間隔尺度,比例尺度の四つに分類したとき,間隔尺度に該当するものはどれか。
正解:ウ
間隔尺度は目盛りの間隔が等しく意味を持つが、原点(0)が絶対的でなく比に意味がない尺度で、時刻がこれに該当(ウ)。学年は順序尺度、血液型は名義尺度、睡眠時間は0が絶対原点で比が意味を持つ比例尺度。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問63
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 64
WebサイトなどでRSSの表記を見かけることがある。このRSSの説明として,適切なものはどれか。
正解:イ
RSSはWebページの見出し・リンク・要約などを定められた形式で記述し、更新情報の配信に用いるフォーマットで、イが正解。アはCSS、ウはソーシャルブックマーク、エはSSL/TLSの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問64
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 65
DBMSにおいて,データの検索を高速に行う目的で,必要に応じて設定して利用する情報はどれか。
正解:ア
インデックス(索引)は、DBMSで検索を高速化するために列に対して必要に応じて設定する情報で、アが正解。外部キー・主キーは整合性を保つ制約、スキーマはデータベースの構造定義であり、検索高速化を目的とした情報ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問65
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 66
関係データベースで管理している次の“ログイン記録”表及び“部署”表において,ログイン結果が失敗となったことのある,又は,2022年4月10日09:00:00以前にログイン結果が成功となったことのある従業員が所属する部署名だけを全て挙げたものはどれか。
問66の図
正解:イ
条件は「失敗経験あり」または「09:00:00以前に成功経験あり」。失敗経験者は10004(人事003)・10005(人事003)・10011(営業001)。09:00:00以前の成功は10004(08:53、人事003)と10002(08:55、システム002)。該当部署は営業部・システム部・人事部の全てとなり、イが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問66
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 67
3次元画像処理の高速化や,動画をなめらかにするなどの機能をもつ,描画処理のためのハードウェアはどれか。
正解:イ
GPUは3次元画像処理や動画描画を高速化する描画処理専用のハードウェアで、イが正解。CGIはWebサーバで外部プログラムを動かす仕組み、GUIは画面操作方式、UPSは無停電電源装置。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問67
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 68
CSIRTとして行う活動の例として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
CSIRTはセキュリティインシデント対応の専門組織で、事故発生時に影響範囲を調査し被害拡大防止の対策実施を支援する(ウ)。アは通常のパッチ運用、イはBCP策定、エはセキュリティ監査で、いずれもCSIRTの中心活動ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問68
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 69
バイオメトリクス認証の他人受入率と本人拒否率に関する次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。 バイオメトリクス認証の認証精度において,他人受入率を低く抑えようとすると[ a ]が高くなり,本人拒否率を低く抑えようとすると[ b ]が高くなる。
問69の図
正解:イ
他人受入率(FAR)を低く抑えると他人を厳しく排除するため安全性(=a)が高まり、本人拒否率(FRR)を低く抑えると本人が拒否されにくくなり利便性(=b)が高まる。両者はトレードオフの関係にあり、イが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問69
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 70
情報セキュリティにおける脅威のうち,脆弱性を是正するセキュリティパッチをソフトウェアに適用することが最も有効な対策になるものはどれか。
正解:エ
バッファオーバーフローはソフトウェアの脆弱性そのものを突く攻撃なので、脆弱性を修正するセキュリティパッチの適用が最も有効な対策となり、エが正解。総当たり・パスワードリストはパスワード管理の問題、ソーシャルエンジニアリングは人的対策で対応する。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問70
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 71
携帯電話で用いられる電波に関する次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。 電波には,周波数が [a] ほど回り込みやすくなり障害物の裏にも届きやすいという性質がある。日本国内の携帯電話で使用される周波数のうち,700 [b] 帯〜900 [b] 帯の周波数帯域はこの性質をもちつながりやすいことなどから,プラチナバンドと呼ばれている。
問71の図
正解:エ
電波は周波数が低い(=a)ほど回り込みやすく障害物の裏に届きやすい。700MHz帯~900MHz帯(=b はMHz)はこの性質でつながりやすく、プラチナバンドと呼ばれる。よってエが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問71
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 72
見る人に意図が伝わりやすいデザインにするための四つの原則に関する次の記述中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。 〔四つの原則〕 近接:互いに関連する要素は近づけてグループにする。 [a]:要素を意図したルールに基づき配置する。 反復:要素ごとにデザインルールを繰り返す。 [b]:要素ごとの大小や強弱などの違いを明確にする。
問72の図
正解:イ
デザインの四原則は「近接・整列(=a)・反復・対比(=b)」。整列は要素をルールに基づいて配置すること、対比は大小や強弱の違いを明確にすることを指し、イが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問72
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 73
Web サービスを狙った攻撃に関する記述と攻撃の名称の適切な組合せはどれか。 a Web サービスが利用しているソフトウェアに脆弱性の存在が判明したとき,その修正プログラムが提供される前に,この脆弱性を突いて攻撃する。 b 複数のコンピュータから大量のパケットを一斉に送り付けることによって,Web サービスを正常に提供できなくさせる。 c 理論的にあり得るパスワードのパターンを順次試すことによって,正しいパスワードを見つけ,攻撃対象の Web サービスに侵入する。
問73の図
正解:ウ
aは修正プログラム提供前に脆弱性を突くゼロデイ攻撃、bは複数コンピュータから大量パケットを送るDDoS攻撃、cはパスワードのパターンを順に試すブルートフォース攻撃。組合せはウが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問73
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 74
デジタルフォレンジックスの説明として,適切なものはどれか。
正解:ア
デジタルフォレンジックスは、犯罪や法的紛争の際にコンピュータから削除データ(電子メール等)を復元するなどして証拠を収集・保全する技術で、アが正解。イはペネトレーションテスト、ウはVPN、エはデジタル署名の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問74
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 75
次の記憶媒体のうち,記憶素子として半導体メモリを用いているものだけを全て挙げたものはどれか。 a CD-ROM b DVD-RAM c RAM d SSD e USB メモリ
正解:ウ
半導体メモリを記憶素子とするのはc(RAM)・d(SSD)・e(USBメモリ)で、ウが正解。CD-ROMとDVD-RAMはレーザーで読み書きする光ディスクであり、半導体メモリではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問75
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 76
商品の税込価格を計算する表計算のワークシートがある。セル B1には消費税率が入力されており,セル B4〜B6には税抜価格が入力されている。セル C4〜C6に税込価格を表示するために,セル C4に式を入力し,セル C5,C6に複写する。セル C4に入力する式はどれか。ここで,セル B1は,パーセント形式で表示している。
問76の図
正解:ウ
税込価格=税抜価格×(1+消費税率)。消費税率のB1は複写しても常に同じセルを指す必要があるため行を絶対参照(B$1)とし、税抜価格はC5・C6でB5・B6へずれるよう相対参照(B4)とする。よってB4*(1+B$1)のウが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問76
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 77
ネットワークやホストを監視することによって,不正アクセスや不審な通信を発見し,報告する仕組みはどれか。
正解:イ
IDS(Intrusion Detection System)はネットワークやホストを監視して不正アクセスや不審な通信を検知・報告する仕組みで、イが正解。DMZは緩衝ネットワーク領域、アンチパスバックは入退室の共連れ防止、ボットは遠隔操作されるマルウェア。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問77
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 78
手続 calcMod3を呼び出したときの出力はどれか。
問78の図
正解:エ
i を1から7まで動かし、i÷3の余りが0(=3の倍数)のときだけ totalValue に加算する。該当するのは i=3 と i=6 で、3+6=9。よってエが正解。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問78
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 79
サムネイルの説明として,適切なものはどれか。
正解:ア
サムネイルは、画像や文書ファイルの内容を縮小して一覧表示したもので、アが正解。イはアイコン、ウはアバター、エはアーカイブファイルの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問79
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 80
AI において,広範囲かつ大量のデータで訓練されたものであり,ファインチューニングなどによって文章生成 AI のような様々な用途に適応できる特徴をもつものを何というか。
正解:ウ
基盤モデル(Foundation Model)は広範囲かつ大量のデータで訓練され、ファインチューニングにより文章生成AIなど様々な用途へ適応できるモデルで、ウが正解。アノテーションはデータへのラベル付け、エキスパートシステムは知識ルール型AI、畳み込みニューラルネットワークは画像認識向けの構造。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問80
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 81
イメージスキャナーで読み取った紙の書類の画像から,印刷文字や手書きの文字を読み取り,テキストデータに変換する技術を何と呼ぶか。
正解:エ
正解はエ。OCR(Optical Character Recognition=光学文字認識)は、スキャナーで読み取った画像中の印刷文字や手書き文字を認識し、編集可能なテキストデータに変換する技術。CCDは光を電気信号に変える撮像素子、DVIは映像出力用のデジタルインタフェース、GPUは画像描画処理用の演算装置で、いずれも文字認識技術ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問81
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 82
あるコンピュータのデータベースの内容を他のコンピュータのデータベースに複製して,両者の内容が一致するように同期させる DBMS の機能はどれか。
正解:ウ
正解はウ。レプリケーションは、あるデータベースの内容を別のコンピュータのデータベースに複製し、両者の内容を継続的に同期させて一致させるDBMSの機能。アーカイブはデータの長期保存、バックアップは復旧用の複製取得(自動同期はしない)、ロールバックは処理を失敗前の状態へ戻す機能を指す。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問82
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 83
ISMS の運用に PDCA モデルを採用している組織において,サーバ監視に関する次の作業を実施する。各作業と PDCA モデルの各フェーズの組合せとして,適切なものはどれか。 〔作業〕 (1)サーバ監視の具体的な目的及び手順を定める。 (2)サーバ監視の作業内容を第三者が客観的に評価する。 (3)定められている手順に従ってサーバを監視する。 (4)発見された問題点の是正処置として,サーバの監視方法を変更する。
問83の図
正解:ウ
正解はウ。PDCAに当てはめると、(1)目的・手順を定めるは計画=P、(3)定めた手順に従い監視するは実行=D、(2)第三者が客観的に評価するは点検=C、(4)問題点の是正として監視方法を変更するは改善=A。よってP:(1)、D:(3)、C:(2)、A:(4)の組合せが正しい。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問83
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 84
ISMS における情報セキュリティ方針に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:イ
正解はイ。情報セキュリティ方針は、対策を一度で終わらせず継続的に改善していくというトップの意思表明(コミットメント)を含める必要がある。方針は全従業員へ周知すべきもので伝達範囲を限定するのは不適切(ア)、組織全体で統一して定めるべき(ウ)、経営層が承認するトップダウンが原則(エ)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問84
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 85
問題を解いて解答群の中から正解を選ぶ,ある AI システムがある。このシステムは,1回の学習の過程を経るごとに,学習の過程の前後の比較において,誤り率が5%低下する(前回の誤り率の95%になる)。現在の正解率が30%であるとき,正解率が35%を超えるためには,少なくともあと何回の学習の過程が必要か。
正解:イ
正解はイ。現在の正解率30%は誤り率70%を意味し、正解率35%超は誤り率65%未満と同じ。1回で70×0.95=66.5%(正解率33.5%で未達)、2回で66.5×0.95=63.175%(正解率36.8%で35%超)となる。よって少なくとも2回の学習が必要。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問85
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 86
動物が写っている大量の画像から犬や猫などの特徴を自動的に抽出して,動物の種類を識別できるようにする AI の技術はどれか。
正解:エ
正解はエ。ディープラーニング(深層学習)は多層ニューラルネットワークにより、画像などから識別に有効な特徴を人手を介さず自動的に抽出・学習する技術。e-ラーニングは電子教材による学習、アクティブラーニングは学習者が能動的に参加する学習法、アダプティブラーニングは個々に最適化した学習法で、いずれも人間の学習方法を指す。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問86
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 87
PKI において,ある条件に当てはまるデジタル証明書の情報が公開されているリストとして CRL がある。このリストに掲載される条件として,適切なものはどれか。
正解:ウ
正解はウ。CRL(Certificate Revocation List=証明書失効リスト)は、有効期間内であるにもかかわらず、秘密鍵の漏えいなどの理由で失効させられたデジタル証明書のリスト。有効期間の満了(ア)は失効とは別であり、期間満了の証明書はCRLに載せる必要がない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問87
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 88
情報セキュリティ対策を,“技術的セキュリティ対策”,“人的セキュリティ対策”及び“物理的セキュリティ対策”に分類したとき,“物理的セキュリティ対策”の例として,適切なものはどれか。
正解:イ
正解はイ。ICカードによる入退室管理は、サーバ室などへの物理的な侵入を防ぐ物理的セキュリティ対策。アはアクセスログ取得・通信遮断で技術的対策、ウは守秘義務契約や教育で人的対策、エは退職時のアカウント削除で技術的対策に分類される。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問88
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 89
A さんは,B さんから次の4種類のメッセージを受け取った。A さんが,受け取ったメッセージを復号して読むことができるものだけを全て挙げたものはどれか。 a A さんと B さんとの共通鍵で暗号化したメッセージ b A さんの公開鍵で暗号化したメッセージ c B さんの公開鍵で暗号化したメッセージ d B さんの秘密鍵で暗号化したメッセージ
正解:ア
正解はア。Aさんが復号できるのは、(a)自分も持つ共通鍵で暗号化されたもの、(b)自分の公開鍵で暗号化され自分の秘密鍵で開けるもの、(d)Bさんの秘密鍵で暗号化されBさんの公開鍵で開けるもの。(c)はBさんの公開鍵で暗号化されておりBさんの秘密鍵がないと開けないためAさんは復号できない。よってa, b, d。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問89
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 90
無線 LAN のセキュリティ対策に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:エ
正解はエ。WPA2はWEPの脆弱性を克服した、より信頼性の高い無線通信の暗号化方式。アの複数APをグループ化するIDはESS-IDに関する説明でAPIは無関係、イのアクセスポイントのステルス化はSSIDステルスでSSHではない、ウの登録MACアドレス以外を拒否する機能はMACアドレスフィルタリングでVPNではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問90
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 91
情報セキュリティのリスクマネジメントにおけるリスク対応を,リスク移転,リスク回避,リスク低減及びリスク保有の四つに分けて実施することにしたとき,これらに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:エ
正解はエ。リスク移転・回避・低減・保有は実施順序ではなくリスク対応の選択肢であり(ア・イは誤り)、ノートPCの持出しを厳重に管理して紛失・盗難の発生可能性や影響を抑えるのはリスク低減に該当する。保険を掛けて損失を第三者に移すのはリスク移転であり、リスク回避ではない(ウは誤り)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問91
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問 92
従業員が使用するPCがランサムウェアに感染した場合の損害を軽減する対策例として,適切なものはどれか。
正解:ア
正解はア。ランサムウェアはファイルを暗号化して復旧を妨げるため、バックアップを定期取得し、感染が波及しないようネットワークから切り離して保管すれば、暗号化されても復元でき損害を軽減できる。多要素認証・HDD暗号化・ログインのアカウントロックは、感染後のデータ暗号化被害の軽減には直接寄与しない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問92
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問 93
情報セキュリティにおける脅威の説明として,適切なものはどれか。
正解:ウ
正解はウ。脅威とは、情報資産に損害を与える原因となるもの(不正アクセス・マルウェア・災害など)。アの弱点は脆弱性、イの被害確率と規模の組合せはリスク、エの弱点を突かれ被害を受ける可能性もリスクの説明であり、脅威とは区別される。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問93
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問 94
稼働率0.9の装置で並列システムを構成したい。このシステムの稼働率を0.999とするためには,最低何台の装置で並列システムを構成する必要があるか。ここで,並列システムを構成したときに,少なくとも1台の装置が稼働していればシステムは正常に稼働しているものとする。
正解:イ
正解はイ。1台の稼働率0.9なので故障率は0.1。n台並列では全台が同時に故障する確率が0.1のn乗となり、システム稼働率は1−0.1のn乗。これを0.999以上にするには0.1のn乗≦0.001、すなわち10のマイナスn乗≦10のマイナス3乗よりn≧3。したがって最低3台。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問94
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問 95
データベース設計におけるデータ分析で行うこととして,適切なものはどれか。
正解:ウ
正解はウ。データベース設計のデータ分析では、業務で扱う必要なデータ項目を洗い出し、項目間の関連(リレーションシップ)を整理してデータ構造を明らかにする。アはデータマートの抽出、イはSQLの選択(行の絞り込み)、エはデータマイニングの説明で、設計段階のデータ分析とは異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問95
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問 96
OSS (Open Source Software) に関する次の記述のうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a 個人だけではなく,企業や団体が開発したソフトウェアもある。 b 著作権が放棄されている。 c 入手したソフトウェアは,自由に再配布してもよい。
正解:ウ
正解はウ。OSSは企業・団体が開発したものも多数存在し(a正)、ライセンスに従えば自由に再配布できる(c正)。一方、OSSは著作権を放棄しているわけではなく、著作者が権利を保持したままライセンスで利用・改変・再配布を許諾する形態であるため、bは誤り。よってa, c。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問96
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問 97
情報セキュリティにおいて,可用性が損なわれた事象だけを全て挙げたものはどれか。 a 関連取引先との電子決済システムがDoS攻撃を受け,処理ができなくなった。 b 顧客情報管理システムの顧客情報が誤った内容のまま運用されていた。 c 社内のサーバに不正侵入されて,社外秘の情報が漏えいした。
正解:ア
正解はア。可用性は必要なときに情報資産を利用できる性質で、(a)DoS攻撃で決済システムが処理不能になるのは可用性の侵害。(b)顧客情報が誤った内容のまま運用されるのは完全性、(c)社外秘情報の漏えいは機密性の侵害であり可用性ではない。よってaのみ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問97
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問 98
4個の要素から成るデータの並びを,次の手順を繰り返して昇順に整列するとき,整列が終了するまでに(1)から(3)の一連の手順は,何回実行されるか。ここで,最初はデータの並び全体を整列対象とする。 データの並び:[27, 42, 33, 12] 〔手順〕 (1) 整列対象中の要素の最大の値を選び,最後の要素と入れ替える。 (2) 最後の要素を整列対象から外す。 (3) 整列対象に要素が1個以上残っていれば,(1)から(3)の一連の手順を実行する。残っていなければ,整列完了なので終了する。
正解:ウ
正解はウ。これは選択ソート。手順(3)は要素が1個以上残っていれば繰り返すため、対象要素数が4→3→2→1と減る各段階で(1)〜(3)を実行する。1回目で最大42を末尾へ、2回目で33を、3回目で27を、4回目で残り1個の12を処理して対象が0個になり終了。よって計4回実行される。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問98
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問 99
関数 calculateAmountOfPrize は,業務改善の効果における改善額と短縮期間を,それぞれ improvement と period で受け取り,賞金額を戻り値とする。改善額が20万円で短縮期間が3日の業務改善と,改善額が5万円で短縮期間が14日の業務改善があった。この二つの賞金額の合計は何円か。ここで,改善額と短縮期間の値はそれぞれ0以上とする。
問99の図
正解:ウ
正解はウ。1件目(改善額20万円、短縮3日)は improvement<100000 が偽で else へ進み、period<7 が真なので prize=2000。2件目(改善額5万円、短縮14日)は improvement<100000 が真、period<7 が偽なので else で prize=1000。合計は2000+1000=3,000円。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問99
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問 100
個人の認証に用いる要素を,知識,所有物及びバイオメトリクスの三つに分類したとき,所有物を要素として用いた認証の例はどれか。
正解:ア
正解はア。所有物認証は本人が持つ物を使う方式で、SMSはスマートフォンという所有物に送られるワンタイムコードを用いるため所有物認証に該当する。虹彩(イ)や筆跡・筆圧(ウ)は身体・行動的特徴を使うバイオメトリクス認証、秘密の質問と答え(エ)は本人だけが知る知識による認証。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和7年度 問100
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