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ITパスポート試験 2024年度(令和6年度) 公開問題
100問 ・ 目安 正答率60%
ITパスポートの2024年度(令和6年度) 公開問題で実際に出題された全100問を、1問ずつその場で答え合わせしながら演習できます。合否の目安は正答率60%(演習の目安)。各問に正解と、なぜその選択肢になるのかの解説を付けています。
本試験の合格基準:総合評価点600点以上かつ分野別評価点(ストラテジ系・マネジメント系・テクノロジ系)がそれぞれ300点以上で合格(各1,000点満点・IRT方式)。
この回:基準は同じ(総合600点以上・分野別各300点以上/1,000点満点・IRT)。評価点はIRTで算出され、正答率60%と同じではない。本試験では100問中、総合評価は92問で行い、残り8問は今後の出題のための評価用(採点対象外)。
出典:iパス(ITパスポート試験)試験内容・出題範囲。このページの「目安 正答率60%」は演習の目安で、本試験の採点方法とは異なります。
この回は 独立行政法人 情報処理推進機構(IPA) が公開する本試験問題を、当サイトがその場で答え合わせできる一問一答形式に再編し、公式には付いていない「正解の根拠・各選択肢の解き方」の解説を追記したものです。原題の出典は各問に明記しています。
過去問の解答結果は学習記録・段位には反映されません。過去問は出題当時の法令・制度にもとづく問題を含むため、段位は継続して最新化している一問一答・模擬試験だけで判定しています。過去問を解かなくても段位で不利になることはありませんので、実力試しとして気軽にお使いください。
問 1
マーケティングオートメーション(MA)に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
マーケティングオートメーション(MA)は、見込み顧客(リード)の抽出・獲得・育成といった営業・マーケティング活動を、ツールにより自動化・効率化する仕組みで、エが正しい。アはBI(データ分析による経営活用)、イはPOSシステム(販売時点の商品単位情報の収集分析)、ウはRPA(定型業務のソフトウェアロボット代行)の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問1
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 2
情報システムに不正に侵入し,サービスを停止させて社会的混乱を生じさせるような行為に対して,国全体で体系的に防御施策を講じるための基本理念を定め,国の責務などを明らかにした法律はどれか。
正解:イ
サイバーセキュリティ基本法は、サイバー攻撃への防御施策を国全体で体系的に講じるための基本理念や国の責務を定めた法律で、イが正しい。ア公益通報者保護法は内部告発者の保護、ウ不正アクセス禁止法は不正ログイン等の行為の禁止、エプロバイダ責任制限法は権利侵害情報に関するプロバイダの責任範囲や発信者情報開示を定めるもので目的が異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問2
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 3
未来のある時点に目標を設定し,そこを起点に現在を振り返り,目標実現のために現在すべきことを考える方法を表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
バックキャスティングは、未来のありたい目標を先に設定し、そこを起点に現在を振り返って今すべきことを考える発想法で、ウが正しい。エのフォアキャスティングは逆に、現在の延長線上で将来を予測する手法。アPoCは概念実証、イPoVは価値実証を指す。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問3
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 4
従来の金融情報システムは堅ろう性が高い一方,柔軟性に欠け,モバイル技術などの情報革新に追従したサービスの迅速な提供が難しかった。これを踏まえて,インターネット関連技術の取込みやそれらを活用するベンチャー企業と組むなどして,新たな価値や革新的なサービスを提供していく潮流を表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
フィンテック(FinTech)は金融(Finance)と技術(Technology)を組み合わせた造語で、IT・ベンチャー企業の技術を取り込み革新的な金融サービスを生む潮流を表し、イが正しい。アオムニチャネルは複数販売経路の統合、ウブロックチェーンは分散型台帳技術、エワントゥワンマーケティングは顧客個別対応の販促手法。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問4
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問 5
ベンチャーキャピタルに関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
ベンチャーキャピタル(VC)は、株式売却による利益(キャピタルゲイン)獲得などを目的に、新製品・サービスで市場参入する企業へ出資する投資会社で、イが正しい。アは合弁会社(ジョイントベンチャー)、ウはオープンイノベーション、エはタスクフォース(プロジェクトチーム)の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問5
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 6
技術戦略の策定や技術開発の推進といった技術経営に直接の責任をもつ役職はどれか。
正解:エ
CTO(Chief Technology Officer、最高技術責任者)は、技術戦略の策定や技術開発の推進など技術経営に直接責任をもつ役職で、エが正しい。アCEOは最高経営責任者、イCFOは最高財務責任者、ウCOOは最高執行責任者(業務執行の統括)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問6
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 7
システム開発の上流工程において,業務プロセスのモデリングを行う目的として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
上流工程で業務プロセスをモデリング(図式化)する目的は、業務を可視化してシステム設計のベースとなる情報を整備し、関係者間で解釈を共有できるようにすることで、イが正しい。アはデータマイニング、ウはナレッジマネジメント、エは体制・チーム編成に関する記述で目的が異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問7
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 8
表は A 社の期末の損益計算書から抜粋した資料である。当期純利益が800百万円であるとき,販売費及び一般管理費は何百万円か。
正解:ウ
損益計算書を上から順に計算する。売上総利益=売上高8,000-売上原価6,000=2,000。販管費をXとすると、税引前当期純利益=2,000-X+(営業外収益150-営業外費用50)+(特別利益60-特別損失10)=2,150-X。当期純利益=2,150-X-法人税等350=1,800-X=800より、X=1,000。ウが正しい。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問8
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 9
企業の戦略立案やマーケティングなどで使用されるフェルミ推定に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
フェルミ推定は、正確な算出が困難な数量を、把握している情報と論理的な思考プロセスを積み上げて概数で求める手法で、アが正しい。イはエスノグラフィ(参与観察)、ウは回帰分析等の統計的推定、エはデルファイ法(専門家への反復アンケートによる予測)の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問9
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 10
不正競争防止法で規定されている限定提供データに関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
不正競争防止法の限定提供データは、特定の第三者に提供する目的で電磁的方法により相当量蓄積・管理される技術上・営業上の情報(秘密管理される営業秘密は除く)で、イが正しい。アの「1回限定」やウの「金庫等の物理的管理」は電磁的蓄積の要件を満たさず、エの営業秘密は秘密管理性がある点で限定提供データとは区別される。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問10
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 11
品質に関する組織やプロセスの運営管理を標準化し,マネジメントの質や効率の向上を目的とした方策として,適切なものはどれか。
正解:イ
ISO 9001は品質マネジメントシステム(QMS)の国際規格で、組織やプロセスの運営管理を標準化しマネジメントの質・効率向上を図る方策として適切で、イが正しい。アISMSは情報セキュリティ、ウITILはITサービス管理のベストプラクティス、エプライバシーマークは個人情報保護体制の認証で目的が異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問11
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 12
AI に関するガイドラインの一つである“人間中心の AI 社会原則”に定められている七つの“AI 社会原則”のうち,“イノベーションの原則”に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
人間中心のAI社会原則の「イノベーションの原則」は、AIの発展とともに人も進化するよう、国際化・多様化の推進や産学官の連携、柔軟な人材移動を促すもので、アが正しい。イは公平性・説明責任・透明性の原則(責任分担)、ウは透明性・説明に関する原則、エは教育・リテラシーの原則の記述。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問12
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 13
金融機関では,同一の顧客で複数の口座をもつ個人や法人について,氏名又は法人名,生年月日又は設立年月日,電話番号,住所又は所在地などを手掛かりに集約し,顧客ごとの預金の総額を正確に把握する作業が行われる。このように顧客がもつ複数の口座を,顧客ごとに取りまとめて一元管理する手続を表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
名寄せは、氏名・生年月日・住所などを手掛かりに、同一顧客が複数もつ口座を顧客単位で取りまとめ一元管理する手続で、エが正しい。アアカウントアグリゲーションは複数の金融機関口座の残高情報等を一画面に集約表示するサービスを指し、口座を集約する作業そのものとは異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問13
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 14
ある商品の販売量と気温の関係が一次式で近似できるとき,予測した気温から商品の販売量を推定する手法として,適切なものはどれか。
正解:ア
回帰分析は、販売量と気温のように変数間の関係を一次式(回帰式)などで近似し、説明変数(気温)から目的変数(販売量)を推定する手法で、アが正しい。イ線形計画法は制約下での最適化、ウデルファイ法は専門家アンケートによる予測、エパレート分析は重点項目の抽出手法。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問14
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 15
必要な時期に必要な量の原材料や部品を調達することによって,工程間の在庫をできるだけもたないようにする生産方式はどれか。
正解:ウ
JIT(Just In Time、ジャストインタイム)は、必要な時期に必要な量だけ原材料・部品を調達し、工程間の在庫を極力もたない生産方式で、ウが正しい。アBPOは業務プロセスの外部委託、イCIMはコンピュータ統合生産、エOEMは相手先ブランドによる製造。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問15
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 16
RPA が適用できる業務として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
RPAは、定型的なPC操作を自動化するのに適し、交通機関の区間情報と領収書データから精算伝票を作成する事務業務が該当し、イが正しい。アはプログラムの自動改善(AI寄り)、ウは産業用ロボットによる物理的製造、エはデータマイニング(法則発見)で、いずれもRPAの適用対象とは異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問16
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 17
技術開発戦略において作成されるロードマップを説明しているものはどれか。
正解:エ
技術ロードマップは、横軸に時間、縦軸に市場・商品・技術などを示し、研究開発成果の商品化・事業化の方向性を要素間の関係で表す図で、エが正しい。アは技術ポートフォリオ的な分析、イは技術のS字カーブ的な表現、ウは開発テーマの評価マトリックスで、時間軸に沿った計画表であるロードマップとは異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問17
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 18
コーポレートガバナンスを強化した事例として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
コーポレートガバナンス(企業統治)の強化とは、経営の監督・けん制機能を高めることで、独立性の高い社外取締役の人数を増やす施策が該当し、ウが正しい。アは働き方改革、イはM&Aによる事業拡大、エは事業ポートフォリオの見直しであり、経営監視体制の強化とは目的が異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問18
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 19
ある銀行では,システムの接続仕様を外部に公開し,あらかじめ契約を結んだ外部事業者のアクセスを認めることによって,利便性の高い,高度なサービスを展開しやすくしている。このような取組を表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
オープンAPIは、システムの接続仕様(API)を外部に公開し、契約した外部事業者からのアクセスを認めることで、利便性の高い高度なサービス連携を実現する取組で、ウが正しい。アBPOは業務の外部委託、イRPAは定型作業の自動化、エ技術経営(MOT)は技術を軸とした経営手法。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問19
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 20
A 社では,1千万円を投資して営業支援システムを再構築することを検討している。現状の営業支援システムの運用費が5百万円/年,再構築後の営業支援システムの運用費が4百万円/年,再構築による新たな利益の増加が2百万円/年であるとき,この投資の回収期間は何年か。ここで,これら以外の効果,費用などは考慮しないものとし,計算結果は小数点以下第2位を四捨五入するものとする。
正解:イ
投資回収期間は、投資額を年間の効果額で割って求める。投資額は1千万円=10百万円。年間効果=運用費削減(5-4=1百万円)+利益増加2百万円=3百万円/年。回収期間=10÷3=3.33…→小数第2位四捨五入で3.3年となり、イが正しい。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問20
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 21
あるソフトウェアは,定額の料金や一定の期間での利用ができる形態で提供されている。この利用形態を表す用語として,適切なものはどれか。
正解:ウ
定額料金や一定期間での利用を前提に提供される利用形態はサブスクリプション。アのアクティベーションは使用権を有効化する認証手続、イのアドウェアは広告表示型ソフト、エのボリュームライセンスは複数ライセンスを一括購入する契約形態。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問21
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 22
インターネットを介して個人や企業が保有する住宅などの遊休資産の貸出しを仲介するサービスや仕組みを表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
個人や企業が保有する住宅などの遊休資産の貸出しをインターネットで仲介する仕組みはシェアリングエコノミー。アのシェアードサービスはグループ企業の間接業務を集約する経営手法、イのシェアウェアは試用後に代金を払う配布形態のソフト、エのワークシェアリングは仕事を分け合って雇用を維持する取組。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問22
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 23
A 社は RPA ソフトウェアを初めて導入するに当たり,計画策定フェーズ,先行導入フェーズ,本格導入フェーズの3段階で進めようと考えている。次のうち,計画策定フェーズで実施する作業として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a RPA ソフトウェアの適用可能性を見極めるための概念検証を実施する。 b RPA ソフトウェアを全社展開するための導入と運用の手順書を作成する。 c 部門,業務を絞り込んで RPA ソフトウェアを導入し,効果を実測する。
正解:ア
計画策定フェーズは全社的な導入方針や適用範囲を見極める段階で、a概念検証(PoC)による適用可能性の見極めが該当する。b全社展開用の手順書作成は本格導入フェーズ、c部門を絞った試行導入と効果実測は先行導入フェーズの作業なので該当しない。よってaのみ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問23
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 24
式は定期発注方式で原料の発注量を求める計算式である。a〜c に入れる字句の適切な組合せはどれか。
正解:ウ
定期発注方式の発注量=(発注間隔+調達期間)×毎日の使用予定量+安全在庫量-現在の在庫量-現在の発注残。a=発注間隔、b=安全在庫量、c=現在の発注残となる。現在の発注残(発注済み未入荷分)は既に手当済みのため差し引く。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問24
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 25
史跡などにスマートフォンを向けると,昔あった建物の画像や説明情報を現実の風景と重ねるように表示して,観光案内をできるようにした。ここで活用した仕組みを表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
現実の風景に昔の建物画像や説明情報を重ねて表示する技術は拡張現実(AR)。ウのVRは仮想空間を体感させる技術、エのメタバースはネット上の仮想3D空間、イのGUIは画面上の操作インタフェース。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問25
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 26
データサイエンティストの役割に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
データサイエンティストは機械学習や統計などの手法でビッグデータを解析し、ビジネスに活用する新たな知見を獲得する職種。イはデータベース基盤の構築・運用者、ウは監査的にリスクを調査する役割、エはセキュリティ専門人材の説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問26
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 27
個人情報保護法では,あらかじめ本人の同意を得ていなくても個人データの提供が許される行為を規定している。この行為に該当するものだけを,全て挙げたものはどれか。 a 事故で意識不明の人がもっていた本人の社員証を見て,搬送先の病院が本人の会社に電話してきたので,総務の担当者が本人の自宅電話番号を教えた。 b 新規加入者を勧誘したいと保険会社の従業員に頼まれたので,総務の担当者が新入社員の名前と所属部門のリストを渡した。 c 不正送金等の金融犯罪被害者に関する個人情報を,類似犯罪の防止対策を進める捜査機関からの法令に基づく要請に応じて,総務の担当者が提供した。
正解:イ
本人同意なしでも提供が許されるのは、a人の生命・身体の保護に必要で本人同意の取得が困難な場合(意識不明者の緊急連絡)と、c法令に基づく捜査機関の要請に応じる場合。bの勧誘目的で名簿を渡す行為は本人同意が必要で該当しない。よってa,c。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問27
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 28
次の事例のうち,AI を導入することによって業務の作業効率が向上したものだけを全て挙げたものはどれか。 a 食品専門商社の A 社が,取引先ごとに様式が異なる手書きの請求書に記載された文字を自動で読み取ってデータ化することによって,事務作業時間を削減した。 b 繊維製造会社の B 社が,原材料を取引先に発注する定型的な PC の操作を自動化するツールを導入し,事務部門の人員を削減した。 c 損害保険会社の C 社が,自社のコールセンターへの問合せに対して,オペレーターにつなげる前に音声チャットボットでヒアリングを行うことによって,オペレーターの対応時間を短縮した。 d 物流会社の D 社が,配送荷物に電子タグを装着して出荷時に配送先を電子タグに書き込み,配送時にそれを確認することによって,誤配送を削減した。
正解:ア
AI導入で作業効率が向上した例は、a手書き請求書をAI-OCRで自動読取り・データ化した例と、c音声チャットボット(AI)で事前ヒアリングして対応時間を短縮した例。bは定型PC操作を自動化するRPA、dは電子タグ(RFID)の活用でありAIではない。よってa,c。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問28
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 29
ある企業が,顧客を引き付ける優れた UX(User Experience)やビジネスモデルをデジタル技術によって創出し,業界における従来のサービスを駆逐してしまうことによって,その業界の既存の構造が破壊されるような現象を表す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
デジタル技術で優れたUXやビジネスモデルを創出し、既存業界の構造を破壊する現象はデジタルディスラプション。エのDX(デジタルトランスフォーメーション)は業務・組織の変革全般、アのデジタルサイネージは電子看板、ウのデジタルディバイドは情報格差。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問29
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 30
上司から自社の当期の損益計算書を渡され,“我が社の収益性分析をしなさい”と言われた。経営に関する指標のうち,この損益計算書だけから計算できるものだけを全て挙げたものはどれか。
a 売上高増加率 b 売上高利益率 c 自己資本利益率
正解:エ
損益計算書だけで計算できるのはb売上高利益率(利益÷売上高)のみ。a売上高増加率は前期の売上高、c自己資本利益率(ROE)は貸借対照表上の自己資本が必要で、当期の損益計算書だけからは計算できない。よってb。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問30
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 31
顧客との個々のつながりを意識して情報を頻繁に更新する SNS などのシステムとは異なり,会計システムのように高い信頼性と安定稼働が要求される社内情報を扱うシステムの概念を示す用語として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
会計システムのように高い信頼性と安定稼働が要求される記録重視の社内システムの概念はSoR(Systems of Record)。ウのSoE(Systems of Engagement)はSNSなど顧客接点重視のシステム、イのPoCは概念実証、アのIoTはモノのインターネット。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問31
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 32
労働者派遣における派遣労働者の雇用関係に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:イ
労働者派遣では、雇用関係は派遣元との間にのみ成立し、派遣先との間には指揮命令関係だけで雇用関係はない。したがって「派遣元との間に雇用関係があり、派遣先との間には存在しない」が正しい。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問32
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 33
次の記述のうち,業務要件定義が曖昧なことが原因で起こり得る問題だけを全て挙げたものはどれか。
a 企画プロセスでシステム化構想がまとまらず,システム化の承認を得られない。
b コーディングのミスによって,システムが意図したものと違う動作をする。
c システムの開発中に仕様変更による手戻りが頻発する。
d システムを受け入れるための適切な受入れテストを設計できない。
正解:エ
業務要件定義が曖昧だと、c開発中に仕様変更による手戻りが頻発し、d適切な受入れテストを設計できない問題が起こり得る。aはシステム化構想がまとまらない企画段階の問題、bはコーディングミスが原因で要件定義の曖昧さとは無関係。よってc,d。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問33
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 34
顧客の特徴に応じたきめ細かい対応を行うことによって,顧客と長期的に良好な関係を築き,顧客満足度の向上や取引関係の継続につなげる仕組みを構築したい。その仕組みの構成要素の一つとして,営業活動で入手した顧客に関する属性情報や顧客との交渉履歴などを蓄積し,社内で共有できるシステムを導入することにした。この目的を達成できるシステムとして,最も適切なものはどれか。
正解:エ
営業活動で入手した顧客の属性情報や交渉履歴を蓄積・社内共有して営業を支援するシステムはSFA(Sales Force Automation)。設問全体はCRM的な仕組みだが選択肢にCRMはなく、その構成要素として該当するのはSFA。アのCAEは設計解析、イのMRPは資材所要量計画、ウのSCMは供給連鎖管理。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問34
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 35
実用新案に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
実用新案は物品の形状・構造・組合せに関する考案を保護し、エの複数物品を組み合わせて考案した新製品が対象となる。アの製造方法は方法の発明で特許の対象、イの「高度なもの」は特許(発明)の定義、ウは実用新案が無審査登録制のため新規性審査への合格は登録要件ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問35
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 36
プロジェクトに該当する事例として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 会社合併に伴う新組織への移行
b 社内システムの問合せや不具合を受け付けるサービスデスクの運用
c 新規の経理システム導入に向けたプログラム開発
d 毎年度末に実施する会計処理
正解:ア
プロジェクトは有期性と独自性をもつ活動で、a会社合併に伴う新組織への移行とc新規経理システム導入のプログラム開発が該当する。bサービスデスクの運用やd毎年度末の会計処理は反復的な定常業務でプロジェクトではない。よってa,c。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問36
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 37
システム開発プロジェクトを終結する時に,プロジェクト統合マネジメントで実施する活動として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
プロジェクト終結時にプロジェクト統合マネジメントで行うのは、得られた知識や教訓を組織の資産(教訓文書)として登録すること。ア進捗差異分析・ウ費用差異分析は監視コントロール、イ成果物一覧の確認は検収に近く、いずれも終結の中心活動ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問37
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 38
あるシステムの運用において,利用者との間で SLA を交わし,利用可能日を月曜日から金曜日,1日の利用可能時間を7時から22時まで,稼働率を98%以上で合意した。1週間の運用において,障害などでシステムの停止を許容できる時間は最大何時間か。
正解:イ
1週間の利用可能時間=5日×(22時-7時)=5×15=75時間。稼働率98%以上を満たすため、停止を許容できる時間は最大75×(1-0.98)=75×0.02=1.5時間。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問38
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 39
サービスデスクを評価するためには適切な KPI を定めて評価する必要がある。顧客満足度を高めるために値が小さい方が良い KPI として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a SLA で合意された目標時間内に対応が完了したインシデント件数の割合
b 1回の問合せで解決ができたインシデント件数の割合
c 二次担当へエスカレーションされたインシデント件数の割合
d 利用者がサービスデスクの担当者につながるまでに費やした時間
正解:エ
顧客満足度を高めるうえで値が小さいほど良いのは、cエスカレーション率(自己解決できず二次担当へ回す割合)とd利用者が担当者につながるまでの待ち時間。aSLA目標時間内の対応完了率とb一次解決率は大きいほど良い。よってc,d。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問39
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 40
アジャイル開発に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
アジャイル開発は、開発する機能を小さい単位に分割し、優先度の高いものから短期間で開発とリリースを繰り返す手法。ウはウォーターフォール、イは共通フレームの適用、エはプロトタイピングの説明。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問40
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 41
あるプロジェクトの作業間の関係と所要時間がアローダイアグラムで示されている。このアローダイアグラムのBからEの四つの結合点のうち,工程全体の完了時間に影響を与えることなく,その結合点から始まる全ての作業の開始を最も遅らせることができるものはどれか。ここで,各結合点から始まる作業はその結合点に至る作業が全て完了するまで開始できず,作業から次の作業への段取り時間は考えないものとする。
正解:イ
正解はイ(C)。「完了時間に影響を与えず開始を最も遅らせられる結合点」とは、余裕(トータルフロート=最遅結合点時刻−最早結合点時刻)が最大の結合点を指す。判定手順は、始点から順路の所要時間を足し上げて各結合点の「最早開始時刻」を、終点から逆算して「最遅開始時刻」を求め、B〜Eそれぞれで両者の差(余裕)を比べる。クリティカルパス上の結合点は余裕ゼロで遅らせられず、本問ではCの余裕が最も大きいためCが答えとなる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問41
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 42
システム監査人の役割として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a 監査手続の種類,実施時期,適用範囲などについて,監査計画を立案する。
b 監査の目的に応じた監査報告書を作成し,社内に公開する。
c 監査報告書にある改善提案に基づく改善の実施を監査対象部門に指示する。
d 監査報告書にある改善提案に基づく改善の実施状況をモニタリングする。
正解:イ
正解はイ(a, d)。システム監査人は独立・客観の立場で、監査計画の立案(a)と改善提案後のフォローアップとしての改善実施状況のモニタリング(d)を担う。bは「監査報告書を社内に公開する」が不適切で、報告書は監査依頼者(経営者等)へ提出するもので一般公開はしない。cは改善の「実施を指示する」点が誤りで、実施責任は被監査部門にあり、監査人は助言・提案までで指示権限をもたない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問42
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 43
情報システムに関する施設や設備を維持・保全するために行うリスク対策のうち,ファシリティマネジメントの観点から行う対策として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a コンピュータ室への入室を,認可した者だけに限定する。
b コンピュータの設置場所を示す標識を掲示しない。
c 利用者の PC にマルウェア対策ソフトを導入する。
正解:イ
正解はイ(a, b)。ファシリティマネジメントは施設・設備という物理的環境の維持・保全を対象とする。aのコンピュータ室への入室制限(物理的な入退室管理)とbの設置場所を示す標識の非掲示(所在の秘匿)はいずれも施設・設備面の対策で該当する。cの利用者PCへのマルウェア対策ソフト導入はソフトウェア(論理面)の情報セキュリティ対策であり、ファシリティマネジメントの観点ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問43
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 44
提供している IT システムが事業のニーズを満たせるように,人材,プロセス,情報技術を適切に組み合わせ,継続的に改善して管理する活動として,最も適切なものはどれか。
正解:ア
正解はア(ITサービスマネジメント)。ITサービスマネジメントは、事業ニーズを満たすように人材・プロセス・情報技術を組み合わせ、継続的に改善しながらITサービスを管理する活動である。イのシステム監査は独立の立場での評価活動、ウのヒューマンリソースマネジメントは人的資源の管理、エのファシリティマネジメントは施設・設備の管理であり、いずれも問いの定義とは異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問44
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 45
本番稼働後の業務遂行のために,業務別にサービス利用方法の手順を示した文書として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
正解はエ(利用者マニュアル)。利用者マニュアルは、本番稼働後に利用者が業務別にシステムをどう操作・利用するかの手順を示した文書である。アのFAQはよくある質問と回答集、イのサービスレベル合意書(SLA)はサービス品質水準の合意文書、ウのシステム要件定義書は開発前に要求事項を定義する文書であり、いずれも利用手順書ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問45
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 46
ITサービスマネジメントの管理プロセスに関する記述a〜cと用語の適切な組合せはどれか。 a ITサービスの変更を実装するためのプロセス b インシデントの根本原因を突き止めて解決策を提供するためのプロセス c 組織が所有しているIT資産を把握するためのプロセス
正解:エ
正解はエ(a:リリース及び展開管理,b:問題管理,c:構成管理)。aの「変更を実装する」プロセスはリリース及び展開管理、bの「根本原因を突き止めて解決策を提供する」プロセスは問題管理、cの「所有するIT資産を把握する」プロセスは構成管理に対応する。なお、根本原因ではなくサービスの早期復旧を図るのはインシデント管理で、問題管理と区別する点が要注意である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問46
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 47
ソフトウェアの開発における DevOps に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:ウ
正解はウ。DevOpsは開発側(Dev)と運用側(Ops)が密接に連携し、自動化ツールなどを活用して機能の導入や更新を迅速に進める考え方・手法である。アはプロトタイピングによる妥当性評価、イは工程を順に進めるウォーターフォール型開発、エは固定した短期サイクルを繰り返すアジャイル(反復型)開発の説明であり、いずれもDevOpsそのものではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問47
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 48
システム監査で用いる判断尺度の選定方法に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
正解はイ。システム監査の判断尺度(監査で良否を判断する基準)は、監査のテーマに応じてシステム管理基準以外の基準を用いてもよく、柔軟に選定できる。アの「全項目をそのまま使用しなければならない」、ウの「テーマによらず他基準は使用すべきでない」、エの「アジャイル開発では使用すべきでない」はいずれも過度に限定的で誤りである。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問48
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 49
ソフトウェア開発プロジェクトにおける,コストの見積手法には,積み上げ法,ファンクションポイント法,類推見積法などがある。見積りで使用した手法とその特徴に関する記述a〜cの適切な組合せはどれか。 a プロジェクトに必要な個々の作業を洗い出し,その作業ごとの工数を見積もって集計する。 b プロジェクトの初期段階で使用する手法で,過去の事例を活用してコストを見積もる。 c データ入出力や機能に着目して,ソフトウェア規模を見積もり,係数を乗ずるなどしてコストを見積もる。
正解:ア
正解はア(積み上げ法:a,ファンクションポイント法:c,類推見積法:b)。積み上げ法は個々の作業を洗い出して作業ごとの工数を見積もり集計する手法(a)、ファンクションポイント法はデータの入出力や機能に着目して規模を測り係数を乗じる手法(c)、類推見積法はプロジェクト初期に過去の類似事例を活用して見積もる手法(b)である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問49
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 50
ソフトウェア製品の品質特性を,移植性,機能適合性,互換性,使用性,信頼性,性能効率性,セキュリティ,保守性に分類したとき,RPA ソフトウェアの使用性に関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
正解はエ。使用性(ユーザビリティ)は使いやすさ・習得のしやすさを表す品質特性で、「利用したことがない人でも簡単な教育だけで利用可能になる」が該当する。アのOSが変わっても動作するは移植性、イの指定条件で適切に処理が実行されるは機能適合性、ウのアプリのバージョンアップに簡単な設定変更で対応できるは互換性・保守性に関する記述である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問50
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 51
システム開発プロジェクトにおいて,テスト中に発見された不具合の再発防止のために不具合分析を行うことにした。テスト結果及び不具合の内容を表に記入し,不具合ごとに根本原因を突き止めた後に,根本原因ごとに集計を行い発生頻度の多い順に並べ,主要な根本原因の特定を行った。ここで利用した図表のうち,根本原因を集計し,発生頻度順に並べて棒グラフで示し,累積値を折れ線グラフで重ねて示したものはどれか。
正解:エ
正解はエ(パレート図)。パレート図は、項目(ここでは根本原因)を発生頻度の多い順に棒グラフで並べ、累積比率を折れ線グラフで重ねて示す図で、主要因の特定に用いる。アの散布図は2変数の相関、イのチェックシートはデータの記録・集計用紙、ウの特性要因図(フィッシュボーン図)は原因を魚の骨状に整理する図であり、頻度順+累積線という特徴に合致するのはパレート図である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問51
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 52
システム開発プロジェクトにおいて,新機能の追加要求が変更管理委員会で認可された後にプロジェクトスコープマネジメントで実施する活動として,適切なものはどれか。
正解:ア
正解はア。プロジェクトスコープマネジメントは成果物と作業範囲(WBS)を管理する領域で、新機能追加が認可された後は、WBSを変更してコストの詳細見積りのための情報を提供する活動が該当する。イはプロジェクト資源(要員能力向上)、ウはスケジュール(タイム)マネジメント、エは資源・調達(要員充足・外注検討)に属する活動であり、スコープマネジメントではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問52
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 53
IT ガバナンスに関する次の記述中の a に入れる字句として,最も適切なものはどれか。
経営者は, a の事業の目的を支援する観点で,効果的,効率的かつ受容可能な a の IT の利用について評価する。
正解:ウ
正解はウ(現在と将来)。ITガバナンスの枠組み(JIS Q 38500)では、経営者は「現在と将来」の事業目的を支援する観点で、効果的・効率的かつ受容可能な「現在と将来」のIT利用を評価する、とされる。現時点だけでなく将来のITの利活用まで見据えて評価・指示・モニタリングする点が要点である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問53
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 54
事業活動に関わる法令の遵守などを目的の一つとして,統制環境,リスクの評価と対応,統制活動,情報と伝達,モニタリング,IT への対応から構成される取組はどれか。
正解:ウ
正解はウ(内部統制)。内部統制は、法令遵守(コンプライアンス)などを目的とし、統制環境・リスクの評価と対応・統制活動・情報と伝達・モニタリング・ITへの対応の六つの基本的要素から構成される取組である。アのCMMIは能力成熟度モデル、イのITILはITサービスマネジメントのベストプラクティス集、エのリスク管理はリスクへの対処活動であり、六要素で構成されるのは内部統制である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問54
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問 55
システム監査の目的に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:ウ
正解はウ。システム監査の目的は、情報システムに係るリスクに適切に対応しているかを独立の立場で評価し、組織体の目標達成に寄与することにある。アは要件定義、イはファシリティマネジメント(施設・環境の企画管理)、エはプロジェクトマネジメントの説明であり、リスク対応の評価を通じて組織目標に寄与するのがシステム監査である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問55
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 56
PC において,電力供給を断つと記憶内容が失われるメモリ又は記憶媒体はどれか。
正解:イ
正解はイ(DRAM)。電力供給を断つと記憶内容が失われるのは揮発性メモリで、主記憶に使われるDRAMがこれに該当する。アのDVD-RAM、ウのROM、エのフラッシュメモリはいずれも電源を切っても内容が保持される不揮発性の記憶媒体・メモリである。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問56
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 57
暗号化方式の特徴について記した表において,表中の a〜d に入れる字句の適切な組合せはどれか。
正解:ウ
正解はウ(a:公開鍵暗号方式,b:共通鍵暗号方式,c:遅い,d:速い)。表の読み取り手順は次のとおり。aは「暗号化鍵と復号鍵が異なる」ため公開鍵暗号方式で、公開鍵を公開して配布できるので鍵配布は容易、処理速度は相対的に遅い(c=遅い)。bは「暗号化鍵と復号鍵が同一」ため共通鍵暗号方式で、同じ鍵を秘密に渡す必要があり配布は難しい、処理速度は相対的に速い(d=速い)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問57
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 58
文書作成ソフトや表計算ソフトなどにおいて,一連の操作手順をあらかじめ定義しておき,実行する機能はどれか。
正解:エ
正解はエ(マクロ)。マクロは、文書作成ソフトや表計算ソフトで一連の操作手順をあらかじめ定義(記録)しておき、まとめて実行する機能である。アのオートコンプリートは入力補完、イのソースコードはプログラムの原文、ウのプラグアンドプレイは周辺機器を接続すると自動認識・設定する仕組みであり、操作手順の自動実行機能はマクロである。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問58
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 59
OCR の役割として,適切なものはどれか。
正解:イ
正解はイ(OCR)。OCR(光学文字認識)は、印刷文字や手書き文字を光学的に読み取って認識し、編集可能なテキストデータに変換する技術である。アは10cm程度の近距離無線通信(NFC)、ウはデジタル信号処理で音声を作り出す音声合成、エはタッチパネルの接触位置検出の説明であり、文字のテキスト化がOCRの役割である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問59
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 60
関係データベースを構成する要素の関係を表す図において,図中の a 〜 c に入れる字句の適切な組合せはどれか。
正解:イ
正解はイ(a:表,b:レコード,c:フィールド)。関係データベースの構成要素は入れ子(包含)の階層関係で表され、図の外側から内側へ読み取る。最も大きな枠aが「表(テーブル)」、その中の1行が「レコード(b)」、レコードを構成する個々の項目(列の値)が「フィールド(c)」である。つまり表がレコードを含み、レコードがフィールドを含む関係を文章化するとイの組合せになる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問60
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 61
cookie を説明したものはどれか。
正解:ア
cookieは、Webサイトがサーバからの指示でWebブラウザを通じて訪問者のPCに小さなデータを書き込み、次回以降のアクセス時に読み戻す仕組み(またはそのデータ)で、ログイン状態の保持などに使われる。したがって正解はア。イはブラウザキャッシュ、ウはバナーなどの画像、エはブログのトラックバックの説明で、いずれもcookieとは別物である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問61
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問 62
関数 convert は,整数型の配列を一定のルールで文字列に変換するプログラムである。関数 convert を convert(arrayInput)として呼び出したときの戻り値が"AABAB"になる引数 arrayInput の値はどれか。ここで,arrayInput の要素数は1以上とし,配列の要素番号は1から始まる。
正解:エ
関数convertは配列を先頭から順にたどり、要素が1なら"A"、それ以外なら"B"を末尾に連結する。戻り値"AABAB"は各要素が順に「1,1,1以外,1,1以外」であればよい。各選択肢を変換するとア{0,0,1,2,1}→"BBABA"、イ{0,1,2,1,1}→"BABAA"、ウ{1,0,1,2,0}→"ABABB"、エ{1,1,2,1,0}→"AABAB"となり、条件を満たすのはエだけである。よって正解はエ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問62
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 63
SSD の全てのデータを消去し,復元できなくする方法として用いられているものはどれか。
正解:ア
Secure EraseはSSDやHDDの記憶領域全体を初期化し、データを復元不能にするATA規格のコマンドで、SSDの全消去に用いられる。よって正解はア。磁気消去はHDDなど磁気記録媒体向けでフラッシュメモリのSSDには効果がなく、セキュアブートは起動時の改ざん検知、データクレンジングはデータの重複・誤りを整える品質向上作業であり、いずれも消去手段ではない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問63
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 64
情報セキュリティのリスクマネジメントにおけるリスクへの対応を,リスク共有,リスク回避,リスク保有及びリスク低減の四つに分類するとき,リスク共有の例として,適切なものはどれか。
正解:イ
リスク共有(リスク移転)は、損失の一部または全部を保険や外部委託によって第三者に肩代わりさせる対応で、サイバー保険への加入がその典型例である。よって正解はイ。ア(遠隔地バックアップ)、ウ(送信の上司承認)、エ(HDD暗号化)はいずれも損害の発生確率や被害規模を下げるリスク低減の例である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問64
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 65
AI における機械学習の学習方法に関する次の記述中の a~c に入れる字句の適切な組合せはどれか。
教師あり学習は,正解を付けた学習データを入力することによって, a と呼ばれる手法で未知のデータを複数のクラスに分けたり, b と呼ばれる手法でデータの関係性を見つけたりすることができるようになる学習方法である。教師なし学習は,正解を付けない学習データを入力することによって, c と呼ばれる手法などで次第にデータを正しくグループ分けできるようになる学習方法である。
正解:ウ
教師あり学習は正解ラベル付きデータを学習し、データを既定のクラスに振り分ける「分類(a)」や、数値の関係性から連続値を予測する「回帰(b)」を行えるようになる。教師なし学習は正解のないデータから似たもの同士をまとめる「クラスタリング(c)」などを行う。したがってa:分類、b:回帰、c:クラスタリングの組合せが正しく、正解はウ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問65
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 66
PKI における CA (Certificate Authority) の役割に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:エ
PKIにおけるCA(認証局)は、利用者の公開鍵に対して公開鍵証明書を発行・失効させ、その公開鍵が本人のものであるという正当性を保証する役割をもつ。よって正解はエ。アはプロキシサーバ、イはファイアウォール、ウはDNSサーバの説明である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問66
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 67
図に示す2台の Web サーバと1台のデータベースサーバから成る Web システムがある。Web サーバの稼働率はともに0.8とし,データベースサーバの稼働率は0.9とすると,このシステムの小数第3位を四捨五入した稼働率は幾らか。ここで,2台の Web サーバのうち少なくとも1台が稼働していて,かつ,データベースサーバが稼働していれば,システムとしては稼働しているとみなす。また,それぞれのサーバはランダムに故障が起こるものとする。
正解:ウ
Webサーバ2台は並列(少なくとも1台稼働でよい)なので、その稼働率は1−(1−0.8)×(1−0.8)=1−0.2×0.2=1−0.04=0.96。これにDBサーバ0.9が直列に接続されるので、システム全体は0.96×0.9=0.864となり、小数第3位を四捨五入して0.86。よって正解はウ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問67
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 68
情報デザインで用いられる概念であり,部屋のドアノブの形で開閉の仕方を示唆するというような,人間の適切な行動を誘発する知覚可能な手掛かりのことを何と呼ぶか。
正解:ウ
シグニファイアは、ドアノブの形が押す・引く・回すといった操作方法を暗示するように、人間に適切な行動を促す知覚可能な手掛かりを指す情報デザインの概念である。よって正解はウ。NUIは自然な動作で操作するインタフェース、ウィザードは対話形式の操作手順案内、マルチタッチは複数点の同時タッチ操作で、いずれも異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問68
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 69
障害に備えるために,4台の HDD を使い,1台分の容量をパリティ情報の記録に使用する RAID5を構成する。1台の HDD の容量が1T バイトのとき,実効データ容量はおよそ何バイトか。
正解:イ
RAID5は全体からパリティ1台分の容量を差し引いた残りが実効データ容量となる。HDDは4台で各1Tバイトなので、実効データ容量=(4−1)×1T=3Tバイト。よって正解はイ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問69
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 70
ESSID をステルス化することによって得られる効果として,適切なものはどれか。
正解:ウ
ESSID(無線LANのネットワーク名)のステルス化は、アクセスポイントがビーコンでESSIDを発信しないようにする設定で、第三者にネットワークの存在を気付かれにくくし、不正接続のリスクを低減する効果がある。よって正解はウ。通信の暗号化(WPA等)、端末認証、端末同士の直接通信(アドホック)はいずれもESSIDステルス化とは別の機能である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問70
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 71
インターネットで使用されているドメイン名の説明として,適切なものはどれか。
正解:イ
ドメイン名は、インターネット上のコンピュータやネットワークを人間が扱いやすい文字列で識別するための名前で、DNSによってIPアドレスと対応付けられる。よって正解はイ。アはプロトコル、ウはポート番号、エはメールアドレスに関する説明である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問71
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 72
次の記述のうち,バイオメトリクス認証の例だけを全て挙げたものはどれか。
a Web ページに歪(ゆが)んだ文字の列から成る画像を表示し,読み取った文字列を利用者に入力させることによって,認証を行う。
b キーボードで特定文字列を入力させ,そのときの打鍵の速度やタイミングの変化によって,認証を行う。
c タッチパネルに手書きで氏名を入力させ,そのときの筆跡,筆圧,運筆速度などによって,認証を行う。
d タッチパネルに表示された複数の点をあらかじめ決められた順になぞらせることによって,認証を行う。
正解:ウ
バイオメトリクス認証は、身体的または行動的な特徴を用いる本人認証である。bのキーストローク(打鍵の速度・タイミング)とcの手書き署名(筆跡・筆圧・運筆速度)は行動的特徴を用いるバイオメトリクス認証に該当する。よって正解はウ。aはCAPTCHA(人間か否かの判定)、dはパターン認証(本人が覚えた知識による認証)で、生体的特徴を用いていない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問72
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 73
IoT 機器のセキュリティ対策のうち,ソーシャルエンジニアリング対策として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
ソーシャルエンジニアリングは、技術ではなく人の心理や物理的行動の隙を突いて情報を盗む手口で、廃棄機器のゴミ漁り(スキャベンジング)もこれに含まれる。廃棄時に記憶装置を物理的に破壊すれば残存情報の読み取りを防げるため、正解はエ。ア(暗号化通信)は盗聴対策、イ(ファーム更新)は脆弱性対策、ウ(マルウェア対策ソフト)はマルウェア感染対策である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問73
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 74
トランザクション処理に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:エ
ログは、データベースの更新前後の内容など更新履歴を記録したファイルで、障害時のロールバックやロールフォワードに用いられる。よって正解はエ。アはロールバック、イはコミット、ウは排他制御の説明であり、それぞれの用語(コミット・排他制御・ロールバック)の定義と入れ替わっているため誤り。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問74
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 75
情報セキュリティの3要素である機密性,完全性及び可用性と,それらを確保するための対策の例a〜cの適切な組合せはどれか。
a アクセス制御
b デジタル署名
c ディスクの二重化
正解:エ
情報セキュリティの3要素のうち、aのアクセス制御は許可された者だけに情報を見せる「機密性」、bのデジタル署名は改ざんの有無を検証する「完全性」、cのディスクの二重化は障害時も利用を継続させる「可用性」の対策である。したがってa:機密性、b:完全性、c:可用性となり、正解はエ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問75
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 76
スマートフォンなどのタッチパネルで広く採用されている方式であり,指がタッチパネルの表面に近づいたときに,その位置を検出する方式はどれか。
正解:ウ
静電容量方式は、指が画面表面に近づくと生じる静電容量の変化を検出して位置を特定する方式で、スマートフォンなどのタッチパネルで広く採用されている。よって正解はウ。感圧式は押す圧力、光学式は光の遮断、電磁誘導方式は専用ペンの磁界を検出する方式で、指の近接検出には該当しない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問76
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 77
出所が不明のプログラムファイルの使用を避けるために,その発行元を調べたい。このときに確認する情報として,適切なものはどれか。
正解:ウ
プログラムファイルの発行元(作成者)を確かめるには、コード署名として付与されたデジタル署名を確認し、署名に含まれる証明書の発行者を検証すればよい。よって正解はウ。ハッシュ値はファイルの改ざん有無を確認できるが発行元は判別できず、アクセス権や所有者情報はOS上での権限・管理者を示すだけで発行元の証明にはならない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問77
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 78
利用者がスマートスピーカーに向けて話し掛けた内容に対して,スマートスピーカーから音声で応答するための処理手順が(1)〜(4)のとおりであるとき,音声認識に該当する処理はどれか。
(1)利用者の音声をテキストデータに変換する。
(2)テキストデータを解析して,その意味を理解する。
(3)応答する内容を決定して,テキストデータを生成する。
(4)生成したテキストデータを読み上げる。
正解:ア
音声認識は、入力された人間の音声を解析して文字列(テキストデータ)に変換する処理で、手順(1)がこれに該当する。よって正解はア。(2)は自然言語処理による意味理解、(3)は応答生成、(4)は音声合成であり、音声認識とは異なる工程である。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問78
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 79
企業などの内部ネットワークとインターネットとの間にあって,セキュリティを確保するために内部ネットワークのPCに代わって,インターネット上のWebサーバにアクセスするものはどれか。
正解:エ
プロキシサーバは、内部ネットワークのPCに代わってインターネット上のWebサーバへアクセスし、内部の情報隠蔽やアクセス制御・キャッシュなどでセキュリティと効率を確保するものである。よって正解はエ。DNSサーバは名前解決、NTPサーバは時刻同期、ストリーミングサーバは音声・映像の配信を担う。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問79
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 80
OSS(Open Source Software)に関する記述として,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
a OSSを利用して作成したソフトウェアを販売することができる。
b ソースコードが公開されたソフトウェアは全てOSSである。
c 著作権が放棄されているソフトウェアである。
正解:ア
OSSはライセンス条件の範囲で自由に利用・改変・再頒布でき、有償で販売することも認められている(a:正しい)。よって正解はア。bはソースコードが公開されていてもOSSの定義を満たすライセンスでなければOSSとはいえないため誤り、cはOSSは著作権を保持したままライセンスで利用を許諾する形態であり著作権放棄ではないため誤り。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問80
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 81
一つの表で管理されていた受注データを,受注に関する情報と商品に関する情報に分割して,正規化を行った上で関係データベースの表で管理する。正規化を行った結果の表の組合せとして,最も適切なものはどれか。ここで,同一商品で単価が異なるときは商品番号も異なるものとする。また,発注者名には同姓同名はいないものとする。
正解:エ
正規化では、繰り返しや部分従属を排除し、各項目を「何に一意に決まるか(関数従属)」で振り分ける。「同一商品で単価が異なるときは商品番号も異なる」ため商品名と単価は商品番号に従属し商品表へ、個数は受注ごとに変わる値なので受注表に残す(発注者名は受注番号に従属し同姓同名もない)。よって表1{受注番号,発注者名,商品番号,個数}/表2{商品番号,商品名,単価}の組合せが正しく、正解はエ。他の肢は個数を商品表へ移す(ウ・イ)など従属関係を誤っており不適。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問81
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 82
ISMSクラウドセキュリティ認証に関する記述として,適切なものはどれか。
正解:イ
ISMSクラウドセキュリティ認証は、通常のISMS(ISO/IEC 27001)に加え、クラウド固有の管理策(ISO/IEC 27017ベース)が実施されていることを認証する制度なので、正解はイ。アは一度の認証で複数サービスを使えるシングルサインオン、ウはプライバシーマーク(クラウド向け個人情報保護)、エはログイン状況からリスクを判断するリスクベース認証の説明で、いずれも別概念。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問82
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 83
1から6までの六つの目をもつサイコロを3回投げたとき,1回も1の目が出ない確率は幾らか。
正解:エ
サイコロ1回で1以外の目が出る確率は6分の5。3回とも1が出ない事象は各回独立なので確率を掛け合わせ、(5/6)×(5/6)×(5/6)=125/216となる。よって正解はエ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問83
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 84
IoTエリアネットワークでも利用され,IoTデバイスからの無線通信をほかのIoTデバイスが中継することを繰り返し,リレー方式で通信をすることによって,広範囲の通信を実現する技術はどれか。
正解:エ
マルチホップは、電波の届く近隣のIoTデバイスが通信を次々に中継(リレー)することで、直接届かない遠方まで通信範囲を広げる技術であり、正解はエ。アのGPSは測位、イのMIMOは複数アンテナで通信を高速化する技術、ウのキャリアアグリゲーションは複数の周波数帯を束ねて高速化する技術で、いずれも中継とは無関係。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問84
報告ありがとうございました。内容を確認します。
問 85
関数 binaryToInteger は,1桁以上の符号なし2進数を文字列で表した値を引数 binaryStr で受け取り,その値を整数に変換した結果を戻り値とする。例えば,引数として“100”を受け取ると,4を返す。プログラム中の a,b に入れる字句の適切な組合せはどれか。
正解:エ
2進数は各桁に「2の(桁位置)乗」の重みを掛けて足す。末尾からi番目の桁の重みは2の(i-1)乗なので a は「2の(i−1)乗」、変換した桁値digitNumに重みexponentを掛けて足し込むので b は「integerNum + digitNum × exponent」。実際に"100"で追うと、i=1で0×2⁰=0、i=2で0×2¹=0、i=3で1×2²=4、合計4となり例と一致するため、正解はエ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問85
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問 86
PDCAモデルに基づいてISMSを運用している組織において,C(Check)で実施することの例として,適切なものはどれか。
正解:ウ
PDCAのC(Check)は、計画(P)に沿って運用(D)した結果を点検・評価する段階である。「サーバ管理者の業務内容を第三者が客観的に評価する」は評価・点検に当たるため正解はウ。アは評価後の是正処置なのでA(Act)、イは資産の洗い出しでP(Plan)、エは手順に従った監視でD(Do)に当たる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問86
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問 87
通常の検索エンジンでは検索されず匿名性が高いので,サイバー攻撃や違法商品の取引などにも利用されることがあり,アクセスするには特殊なソフトウェアが必要になることもあるインターネット上のコンテンツの総称を何と呼ぶか。
正解:エ
ダークウェブは、通常の検索エンジンにはヒットせず、Torなどの特殊なソフトウェアがないとアクセスできない匿名性の高いネット領域で、違法取引やサイバー攻撃の温床にもなるため、正解はエ。アのRSSは更新情報の配信規格、イのSEOは検索順位最適化、ウのクロスサイトスクリプティングはWebの攻撃手法で、いずれも別概念。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問87
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問 88
JavaScriptに関する記述として,適切なものはどれか。
正解:ア
JavaScriptはWebブラウザ上で動作し、ページに動的な振る舞い(表示の変化や入力チェックなど)を組み込めるクライアントサイドのスクリプト言語なので、正解はア。イはサーバ上でも(Node.js等)動くので誤り、ウはコンパイル不要のインタプリタ型言語なので誤り、エは名称が似るだけでJavaとは別言語なので誤り。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問88
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問 89
システムの利用者認証に関する記述のうち,適切なものはどれか。
正解:ウ
PIN(Personal Identification Number)は、本人確認に用いる数字列から成る暗証番号のことなので、正解はウ。アの「1回の認証で複数へログイン」はシングルサインオン、イの身体的特徴による認証はバイオメトリクス認証、エの表内の位置を覚える方式はマトリクス認証で、いずれも記述と用語が食い違っている。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問89
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問 90
セキュリティ対策として使用されるWAFの説明として,適切なものはどれか。
正解:ア
WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションの脆弱性を突いた攻撃(SQLインジェクション等)を防御し、不審なアクセスパターンを検知する仕組みなので、正解はア。イはVPN、ウはDLP(データ漏えい防止)、エはDMZ(緩衝領域)の説明で別の対策。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問90
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問 91
職場で不要になったPCを廃棄する場合の情報漏えい対策として,最も適切なものはどれか。
正解:エ
記憶装置は削除やフォーマットをしても実データが残り復元される恐れがあるため、専用ソフトでランダムデータを規定回数上書きして内容を消去する方法が最も適切で、正解はエ。アのファイル削除機能やウの論理フォーマットは管理情報を消すだけでデータは復元可能、イのアンインストールはデータファイルが残るため、いずれも不十分。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問91
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問 92
インターネットに接続されているサーバが,1台でメール送受信機能とWebアクセス機能の両方を提供しているとき,端末のアプリケーションプログラムがそのどちらの機能を利用するかをサーバに指定するために用いるものはどれか。
正解:ウ
1台のサーバが複数の機能を提供する場合、どのアプリケーション(サービス)宛かはポート番号で指定する(例:Web=80/443、メール=25/110/143など)ため、正解はウ。アのIPアドレスやエのホスト名、イのドメインはサーバ(機器)自体を識別するもので、サーバ内のサービスの区別には使わない。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問92
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問 93
関係データベースで管理している“従業員”表から,氏名が‘%葉_’に該当する従業員を抽出した。抽出された従業員は何名か。ここで,“_”は任意の1文字を表し,“%”は0文字以上の任意の文字列を表すものとする。
正解:イ
パターン'%葉_'は「(0文字以上の任意文字列)+葉+(任意の1文字)」なので、末尾から2文字目が「葉」で末尾に1文字続く氏名が該当する。千葉翔(葉+翔)と鈴木葉子(葉+子)が一致し、佐藤乙葉・秋葉彩葉は末尾が「葉」でその後に1文字がなく不一致、葉山花子・稲葉小春も末尾から2文字目が葉でないため不一致。よって該当は2名で正解はイ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問93
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問 94
企業において情報セキュリティポリシー策定で行う作業のうち,次の作業の実施順序として,適切なものはどれか。
a 策定する責任者や担当者を決定する。
b 情報セキュリティ対策の基本方針を策定する。
c 保有する情報資産を洗い出し,分類する。
d リスクを分析する。
正解:ア
情報セキュリティポリシー策定は、まずa策定の責任者・担当者を決め、b組織としての基本方針を定めてから、c守るべき情報資産を洗い出して分類し、dそれらのリスクを分析する、という順で進める。よってa→b→c→dとなり正解はア。方針を定める前提として体制作りが先、リスク分析は対象(資産)を特定した後になる点がポイント。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問94
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問 95
AI の関連技術であるディープラーニングに用いられる技術として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
ディープラーニング(深層学習)は、人間の脳の神経回路を模したニューラルネットワークを多層に重ねて特徴を自動抽出する技術なので、正解はイ。アのソーシャルネットワークは人的つながり、ウのフィージビリティスタディは実現可能性調査、エのフォールトトレラントは耐障害設計で、いずれも別分野の用語。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問95
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問 96
A さんは次のように宛先を指定して電子メールを送信した。この電子メールの受信者に関する記述のうち,適切なものだけを全て挙げたものはどれか。
〔宛先〕
To:B さんのメールアドレス
Cc:C さんのメールアドレス
Bcc:D さんのメールアドレス,E さんのメールアドレス
(1) C さんは D さんのメールアドレスを知ることができる。
(2) D さんは C さんのメールアドレスを知ることができる。
(3) E さんは D さんのメールアドレスを知ることができる。
正解:ウ
To・Ccのアドレスは全受信者に表示されるが、Bccのアドレスは他の受信者からは見えない。DとEはBcc宛なので、(1)Cから見たD(Bcc)は不可、(3)Eから見たD(互いにBcc)も不可、(2)DはCcのCを見られるので可。よって適切なのは(2)のみで正解はウ。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問96
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問 97
次の OS のうち,OSS(Open Source Software)として提供されるものだけを全て挙げたものはどれか。
a Android b FreeBSD c iOS d Linux
正解:イ
OSSはソースコードが公開され自由な利用・改変・再配布が認められるソフトで、a Android(AOSP)・b FreeBSD・d LinuxはいずれもOSSに該当する。c iOSはApple独自のプロプライエタリなOSでソースは非公開のため該当せず、正解はイ(a,b,d)。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問97
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問 98
ランサムウェアに関する記述として,最も適切なものはどれか。
正解:イ
ランサムウェアは、PC内のファイルを勝手に暗号化して使用不能にし、復号のためのキー提供などと引き換えに金銭(身代金)を要求するマルウェアなので、正解はイ。アはバックドア、ウはMITB(マンインザブラウザ)攻撃、エはワームの説明で、いずれも別のマルウェア・攻撃。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問98
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問 99
GPS の電波を捕捉しにくいビルの谷間や狭い路地などでも位置を計測することができるように,特定の地域の上空に比較的長く留まる軌道をとり,GPS と併用することによって,より高い測位精度を実現するものはどれか。
正解:ウ
準天頂衛星(みちびき)は、特定地域の上空に長く留まる軌道をとり、ビルの谷間や路地でもGPSと併用して測位精度・可用性を高める衛星測位システムなので、正解はウ。アのアシストGPSは基地局情報で測位を補助する技術、イのジャイロセンサーは角速度検出、エのプローブカーは走行データを収集する車両で、いずれも別物。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問99
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問 100
正しい URL を指定してインターネット上の Web サイトへアクセスしようとした利用者が,偽装された Web サイトに接続されてしまうようになった。原因を調べたところ,ドメイン名と IP アドレスの対応付けを管理するサーバに脆弱性があり,攻撃者によって,ドメイン名と IP アドレスを対応付ける情報が書き換えられていた。このサーバが受けた攻撃はどれか。
正解:イ
ドメイン名とIPアドレスの対応情報を管理するDNSサーバの脆弱性を突き、対応付けを偽の情報に書き換えて利用者を偽サイトへ誘導する攻撃はDNSキャッシュポイズニングなので、正解はイ。アのDDoSは大量通信によるサービス妨害、ウのソーシャルエンジニアリングは人をだます手口、エのドライブバイダウンロードはサイト閲覧だけで不正プログラムを送り込む攻撃で、いずれも本設問の書き換えとは異なる。
出典:IPA ITパスポート試験 公開問題 令和6年度 問100
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